JP7170178B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、運転中に蓋をロックする洗濯機に関する。
従来、この種の洗濯機は、ブレーキ行程において、安全のために、ブレーキがかかってモータが所定回転数以下になってから一定時間後に、蓋のロックを解除する構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図13は、特許文献1に記載された従来の洗濯機の縦断面図、図14は、同洗濯機の脱水制御フローチャートである。
図13において、外箱61の内部には水槽62が防振機構63によって吊り下げて支持されており、水槽62の内部に衣類を収容するための洗濯兼脱水槽64が設けられている。また、水槽62の下部にはモータ67が設けられ、モータ67の筐体の内側にはモータ67の回転数を計測するホールセンサ85が内蔵されている。
脱水行程時には排水モータ87をオンすることでブレーキ機構84は開放状態となり、クラッチ72によって洗濯兼脱水槽64と攪拌翼65とが回転し、洗い行程時またはすすぎ行程時には排水モータ87をオフすることでブレーキ機構84は作動状態となり、クラッチ72および減速機構68によって攪拌翼65のみが回転するようになっている。
蓋ロック機構82は、蓋76をロックするための機構であり、蓋ロックソレノイドと、蓋76の開閉状態を検知する蓋スイッチとを内蔵している。
図14において、脱水行程にて脱水を一時停止すると(ステップS100のYES)、排水モータ87の電源をOFFにする(ステップS102)。これにより、ブレーキ機構84が作動する。ブレーキ機構84が作動すると、クラッチ72は、モータ67の回転が攪拌翼65にのみ伝わるよう動作する。この動作によって、洗濯兼脱水槽64と攪拌翼65との接続が切離された状態となる。
洗濯兼脱水槽64の制動が開始されてから15秒が経過すると(ステップS104のYES)、排水モータ87の電源をオンにする(ステップS106)。これにより、ブレーキ機構84は開放状態となり、排水弁73は開く。そして、クラッチ72は、洗濯兼脱水槽64と攪拌翼65との回転がモータ67に伝わるように動作し、モータ67は回転する。
そして、クラッチ72が動作してから10秒が経過して(ステップS108のYES)、モータ67の回転数が10rpm以下になると(ステップS110のYES)、排水モータ87の電源をOFFにして(ステップS112)、蓋76のロックが解除される(ステップS114)。
特開2007-319251号公報
しかしながら、前記従来の構成では、1つのホールセンサのエッジ幅(ホールセンサが信号の切り替わりを検出した時間間隔)から回転数を演算していた。モータ回転の停止直前は回転数が徐々に減少するため、エッジ幅が長くなるとともに更新間隔も遅くなる。
前記従来の構成では、適切な更新が行われる最小の回転数(特許文献1の場合、10r/min)になってから、回転が停止すると推定される所定時間が経過した後、蓋ロックを解除していた。従って、洗濯兼脱水槽内の洗濯物が重い場合には、推定される所定時間よりも回転停止までの時間が長くなるため、回転が停止する前にロックが解除されるという課題があった。一方、洗濯物が軽い場合には、推定される所定時間よりも回転停止までの時間が短くなるため、回転が既に停止しているにもかかわらず、蓋ロックが解除されるまで長時間待たなければならないという課題があった。
本開示は、ロック解除を長い時間待つことなく、安全に洗濯物の出し入れすることが可能な洗濯機を提供する。
上記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯機は、洗濯機外枠内に弾性支持された水受け槽と、前記水受け槽内に回転自在に配設された洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽の開口を覆う蓋と、前記洗濯兼脱水槽を駆動するモータと、前記モータのロータ回転位置を3つのホールセンサから検知する回転位置検出手段と、前記洗濯兼脱水槽の回転にブレーキをかけるブレーキ手段と、前記蓋を閉状態にてロックする蓋ロック手段と、前記モータ、前記ブレーキ手段、蓋ロック手段を制御し、洗い、すすぎ、脱水の一連の行程を逐次制御する制御手段と、を備える。前記制御手段は、ブレーキ制御中において、前記回転位
置検出手段が検知する3つのホールセンサのエッジ間隔から前記モータの現在回転数を演算して、第1の所定回転数から第2の所定回転数に下がるまでの時間から減速加速度を演算し、前記減速加速度と検知可能な所定の回転数である最低検知回転数とから前記モータが停止するまでの時間である推定停止時間を推定し、前記最低検知回転数に到達後、前記推定停止時間および所定の待ち時間経過後に、前記蓋のロックを解除する。
本発明の洗濯機は、洗濯兼脱水槽回転停止後、すぐに蓋ロックを解除することができるので、蓋ロック解除を長い時間待つことなく、安全に洗濯物の出し入れすることができる。
本発明の第1の実施の形態における洗濯機の断面図 同洗濯機の制御ブロック回路図 同洗濯機の脱水時の動作フローチャート 同洗濯機のブレーキ時の回転位置検出手段のタイミングチャート 本発明の第2の実施の形態における洗濯機の脱水時の動作フローチャート 同洗濯機のブレーキ時の回転位置検出手段のタイミングチャート 本発明の第3の実施の形態における洗濯機の脱水時の動作フローチャート 同洗濯機のブレーキ時の回転位置検出手段のタイミングチャート 同洗濯機のブレーキ時の回転数と蓋ロック解除のタイミングを示すグラフ 本発明の第4の実施の形態における洗濯機の制御手段のベクトル制御についてのブロック図 同洗濯機の脱水時の動作フローチャート 同洗濯機の脱水ブレーキ制御サブルーチンの動作フローチャート 従来の洗濯機の縦断面図 同洗濯機の脱水制御フローチャート
以下、図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によ
って本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における洗濯機の縦断面図、図2は、同洗濯機の制御ブロック回路図である。
図1において、洗濯機外枠9内には水受け槽3が弾性支持されている。水受け槽3内には、洗濯兼脱水槽2が脱水回転自在に配設されている。洗濯兼脱水槽2の内底部には、衣類攪拌用パルセータ1を左右回転自在に配している。
水受け槽3の外底部にはモータ4を配設している。モータ4の回転は、ベルト5および減速機構兼クラッチ(以下、クラッチという)6を介して、パルセータ1または洗濯兼脱水槽2を回転駆動させたり、ブレーキさせたりする。本実施の形態では、ブレーキ方法として、モータ4に逆トルクがかかるように制御する方法のほか、ギヤードモータ7を作動させ、ブレーキベルト8を回転部に接触させることで機械的に洗濯兼脱水槽2を制動させる方法を用いている。
洗濯機外枠9上方に配したパネル部10の上面には開閉自在に蓋11を構成し、パネルの前方内方には、洗濯機行程全般を制御すると共に、使用者が所望の洗濯コース設定や運転開始、一時停止などを操作する入力設定手段29(図2参照)や、LEDやLCD等による発光素子にて行程進捗の表示や各種情報の表示を行う表示手段12を有する制御装置13を配設している。
蓋11の前端部には磁石14を設け、パネル部10に取り付けた感磁素子15に相対するように配置している。感磁素子15は、ホールICなどで構成し、蓋11に設けた磁石14の磁力線により蓋11の開閉を検知するもので、感磁素子15と磁石14とで、蓋開閉検知手段16として機能している。
また、蓋11は、前端部にリング形状をしたロック部17を有しており、蓋11が閉じた状態でリング形状のロック部17にロックピン18をはめ込む蓋ロック手段19を構成し、蓋11を閉じた状態に拘束できるようになっている。
また、蓋ロック手段19は、ソレノイド(図示せず)とハートカム(図示せず)などで構成されており、通電する毎に、蓋ロックとロック解除を切り替えることができ、通電を切ってもその時点の状態を維持することができる。
図2において、制御装置13は、モータ4、排水弁20、給水弁21などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水などの一連の行程を逐次制御するマイクロコンピュータからなる制御手段28等で構成している。
制御手段28は、入力設定手段29からの情報を基に、表示手段12により行程進捗や各種情報を使用者に知らせる。
そして、入力設定手段29により運転開始が設定されると、水位検知手段30、蓋開閉検知手段16等からのデータを入力して、スイッチング制御手段31、およびスイッチング手段22を介して、ギヤードモータ7、蓋ロック手段19、給水弁20、排水弁21などの動作を制御して洗濯運転を行う。このとき、制御手段28は、モータ4のロータの位置を検出する回転位置検出手段23(23a、23b、23c)からの情報に基づいて、モータ電圧制御手段32を介してインバータ回路24を制御することによりモータ4を回転制御するようにしている。
モータ4は、直流ブラシレスモータで、三相巻線を有するステータ(図示せず)と、リング上に2極の永久磁石を配設しているロータ(図示せず)とで構成し、ステータは三相巻線を構成する第1の巻線4a(U相)、第2の巻線4b(V相)、第3の巻線4c(W相)のスロットを設けた鉄心に巻き付けて構成している。
インバータ回路24は、パワートランジスタ(IGBT)と逆導通ダイオードの並列回路からなるスイッチング素子(スイッチング手段)で構成している。第1のスイッチング素子24aと第2のスイッチング素子24bの直列回路と、第3のスイッチング素子24cと第4のスイッチング素子24dの直列回路と、第5のスイッチング素子24eと第6のスイッチング素子24fの直列回路で構成し、各スイッチング素子の直列回路は並列接続している。
ここで、スイッチング素子の直列回路の両端は入力端子で、直流電源を接続し、スイッチング素子の直列回路を構成する2つのスイッチング素子の接続点に、それぞれ出力端子を接続している。出力端子は、三相巻線のU相端子、V相端子、W相端子に接続し、スイッチング素子の直列回路を構成する2つのスイッチング素子のオン・オフの組合せにより、U相端子、V相端子、W相端子をそれぞれ正電圧、零電圧、解放の3状態にする。
スイッチング素子のオン・オフは、ホールセンサ23a、ホールセンサ23b、ホールセンサ23c(ホールIC)からなる回転位置検出手段23からの情報に基づいて、制御手段28により制御される。ホールセンサ23a、ホールセンサ23b、ホールセンサ23cにより、回転位置検出手段23が構成されている。
ホールセンサ23a、ホールセンサ23b、ホールセンサ23cは、電気角で120度の間隔でロータが有する永久磁石に対向するように、ステータに配設されている。ロータが1回転する間に、ホールセンサ23a、ホールセンサ23b、ホールセンサ23cは、それぞれ電気角で120度の間隔でパルスを出力する。
制御手段28は、ホールセンサ23a、ホールセンサ23b、ホールセンサ23cのいずれかの信号の状態が変わったときを検知し、回転位置検出手段23(ホールセンサ23a、ホールセンサ23b、ホールセンサ23c)の信号を基に、モータ電圧制御手段32によりスイッチング素子24a~24fのオン・オフ状態を変えていくことで、U端子、V端子、W端子を正電圧、零電圧、解放の3状態にし、ステータの第1の巻線5a、第2の巻線5b、第3の巻線5cに通電して磁界を作り、ロータを回転させるよう構成している。
また、スイッチング素子24a、24c、24eはそれぞれパルス幅変調(PWM)制御され、例えば、繰り返し周波数10kHzでハイ、ローの通電比を制御することで、ロータの回転数を制御するようにしてあり、制御手段28は、回転位置検出手段23(ホールセンサ23a、ホールセンサ23b、ホールセンサ23c)のいずれかの信号の状態が変わるたびにその周期を検出し、その周期よりロータの回転数を算出して、設定回転数になるようにスイッチング素子24a~24fをPWM制御する。
加速時は回転方向にトルクを持つように、ブレーキ時は回転方向と逆の方向にトルクを持つように、スイッチング素子24a~24fをPWM制御している。これにより、加速とブレーキを自在に制御できるようにしている。
商用電源25は、ダイオードブリッジ26a、平滑用コンデンサ26b、26cからなる直流電源変換装置26を介して、インバータ回路24に接続している。
また、電流検知手段27は、モータ4に流れる相電流(U相電流Iu、V相電流Iv,W相電流Iw)を検知するもので、ホール素子を使った電流検知や抵抗による電流検知などがある。
図3は、本発明の第1の実施の形態における洗濯機の脱水時の動作フローチャート、図4は、同洗濯機の回転位置検出手段のタイミングチャートである。
図3、図4において、制御手段28は、脱水運転が開始(ステップS101)された場合、蓋開閉検知手段16によって、蓋11の開閉を検知し(ステップS102)、閉じるまで待機の制御をする。蓋11が蓋開閉検知手段16により閉状態であることを検知すると(ステップS102のYes)、蓋ロック手段19を駆動して、蓋11が開かないように閉状態にロックし(ステップS103)、脱水行程がスタートして洗濯兼脱水槽2が回転する(ステップS104)。
次に、ステップS105で、洗濯兼脱水槽2の回転が何らかの理由(例えば、行程終了、一時停止、停電などの異常)でブレーキされると、モータ4に逆トルクをかける、またはギヤードモータ7を制御させてブレーキベルト8をブレーキドラム(図示せず)に接触させるブレーキ制御を行う。
ステップS106にて、ブレーキ制御中、図4のように、所定時間(例えば、0.9秒)の間の回転位置検出手段23(23a、23b、23c)のエッジ数が2未満になるのを待って、2未満になったら(ステップS107のYes)、蓋ロック解除待ちに移行し(ステップS107)、所定時間(例えば、0.3秒)経過したら(ステップS107のYes)、蓋ロック手段19を駆動して閉状態のロックを解除する(ステップS108)。これにより、脱水が終了したら、直ちに洗濯兼脱水槽2内の洗濯物を取り出すことができる。
以上のように、本実施の形態1における洗濯機は、洗濯機外枠9内に弾性支持された水受け槽3と、水受け槽3内に回転自在に配設された洗濯兼脱水槽2と、洗濯兼脱水槽2の開口を覆う蓋11と、洗濯兼脱水槽2を駆動するモータ4と、モータ4のロータ回転位置を3つのホールセンサ23a、ホールセンサ23b、ホールセンサ23cから検知する回転位置検出手段23と、洗濯兼脱水槽2の回転にブレーキをかけるギヤードモータ7及びブレーキベルト8と、蓋11を閉状態にてロックする蓋ロック手段19と、モータ4、ギヤードモータ7及びブレーキベルト8、蓋ロック手段19などを制御し、洗い、すすぎ、脱水などの一連の行程を逐次制御する制御装置13とを備える。制御装置13は、ブレーキ制御中において、ホールセンサ23a、ホールセンサ23b、ホールセンサ23cのエッジ数が、第1の所定時間内に2未満になった後、第2の所定時間経過後に蓋11のロックを解除する。
これにより、洗濯兼脱水槽2の回転停止後、すぐに蓋ロックを解除させ、蓋ロック解除を長い時間待つことなく、安全に洗濯物の出し入れすることができる。また、蓋ロック解除の基準を、エッジ幅ではなく所定時間内におけるエッジ数とすることで、より短い間隔で蓋ロック解除を判断できる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の第2の実施の形態における洗濯機の脱水時の動作フローチャート、図6は、同洗濯機のブレーキ時の回転位置検出手段のタイミングチャートである。
なお、洗濯機の構成は実施の形態1と同じであり、また、図5のステップS101~S
105、および、ステップS108は、図3の実施の形態1と同じであり、説明を省略する。
図5、図6において、ステップS105でブレーキ制御を行うと、ステップS206のブレーキ制御中、図6のように、回転位置検出手段23(23a、23b、23c)のエッジ数間隔が所定時間(例えば、0.9秒)を超えるのを待って、超えたら(ステップS206のYes)、蓋ロック解除待ちに移行し(ステップS207)、所定時間(例えば、0.3秒)経過したら(ステップS207のYes)、蓋ロック手段19を駆動して、閉状態のロックを解除する(ステップS108)。これにより、脱水が終了したら、直ちに洗濯兼脱水槽2内の洗濯物を取り出すことができる。
以上のように、本実施の形態2においては、脱水行程のブレーキ制御中において、回転位置検出手段23が検知する3つのホールセンサ23a、ホールセンサ23b、ホールセンサ23cのエッジ間隔が、第3の所定時間未満になってから、第4の所定時間経過後に蓋11のロックを解除する構成とする。
これにより、洗濯兼脱水槽2の回転停止後、すぐに蓋ロックを解除させ、蓋ロック解除を長い時間待つことなく、安全に洗濯物の出し入れすることができる。
(実施の形態3)
図7は、本発明の第3の実施の形態における洗濯機の脱水時の動作フローチャート、図8は、同洗濯機のブレーキ時の回転位置検出手段のタイミングチャート、図9は、同洗濯機のブレーキ時の回転数と蓋ロック解除のタイミングを示すグラフである。
なお、洗濯機の構成は実施の形態1と同じであり、また、図7のステップS101~S105、および、ステップS108は、図3の実施の形態1と同じであり、説明を省略する。
図7、図8、図9において、ステップS105でブレーキ制御を行うと、ステップS306のブレーキ制御中、図8のように、回転位置検出手段23(23a、23b、23c)のエッジ毎にモータ4の現在回転数を演算する。例えば、2極モータでエッジ間隔(電気角60°相当)が0.2秒の場合、50r/minのモータ回転数が計算できる。ここで、電気角60°相当のエッジ間隔X(秒)、モータ極数Y(極)とすると、モータ回転数R(r/min)は、式(1)で算出できる。
R=5×Y÷X ・・・(1)
図9のように、この式(1)を用いて、所定回転数R1(例えば、100r/min)から所定回転数R2(例えば、20r/min)に変化するまでの時間T(秒)を測定する。
次に、ステップS307で、モータ4の回転数が最低検知回転数Rmin(例えば、11.1r/min)以下になるのを待ち、最低検知回転数Rmin以下になったら(ステップS307のYes)、最低検知回転数Rminからの推定停止時間Tet(秒)を式(2)で算出する。
Tet=Rmin÷(R1-R2)×T ・・・(2)
この最低検知回転数Rminは、低い回転数が望ましいが、回転数が低い場合や極数が小さい場合は、図9のように、検知するエッジ間隔が増えて、回転数検知までの時間が長くなるため、これらを考慮した適切な回転数に設定する。
続いて、ステップS308で、最低検知回転数Rmin以下になってから推定停止時間Tet(秒)と待ち時間Tdl(秒)(例えば、0.1s)経過するのを待ち、経過したら(ステップS308のYes)、蓋ロック手段19を駆動して、閉状態のロックを解除する(ステップS108)。これにより、脱水が終了したら、直ちに洗濯兼脱水槽2内の洗濯物を取り出すことができる。
なお、最小限の待ち時間Tdlを設けたのは、推定停止時間Tetのみの場合では、回転数の減速率が変わると、洗濯兼脱水槽2の停止前に蓋ロックが解除される恐れがあるためである。
以上のように、本実施の形態3においては、脱水行程のブレーキ制御中において、回転位置検出手段23が検知する3つのホールセンサ23a、ホールセンサ23b、ホールセンサ23cのエッジ間隔からモータ4の現在回転数を演算して、第1の所定回転数から第2の所定回転数に下がるまでの時間から減速加速度を演算し、最低検知回転数に到達してから回転数が停止するまでの推定停止時間を推定し、その推定停止時間到達後から所定の待ち時間が経過後に、蓋11のロックを解除する構成とする。
これにより、洗濯兼脱水槽2の回転停止後、すぐに蓋ロックを解除させ、蓋ロック解除を長い時間待つことなく、安全に洗濯物の出し入れすることができる。
(実施の形態4)
図10は、第4の実施の形態における洗濯機の制御手段のベクトル制御についてのブロック図、図11は、同洗濯機の脱水時の動作フローチャート、図12は、同洗濯機の脱水ブレーキ制御サブルーチンの動作フローチャートである。
なお、洗濯機の構成は実施の形態1と同じであり、また、図11のステップS101~S104、および、ステップS108は、図3の実施の形態1と同じ、ステップS306~S308は、図7の実施の形態3と同じであり、説明を省略する。
図10において、相電流Iu、Iv、Iwと、回転位置検出手段23(23a、23b、23c)のエッジ幅から演算されたモータ4の回転位相θから、三相二相変換して、モータ4の電流をトルク成分であるq軸電流Iqと磁束成分であるd軸電流Idという直交する2つの電流に変換する。
モータ4のトルクTは式(3)で表されることから、IqとIdを制御すれば、モータ4のトルクTを制御可能である。
T=P/2×(ψa・Iq+(Ld-Lq)IqId) ・・・(3)
尚、Pはモータ4の極数、ψaは磁石による鎖交磁束、Ldはd軸インダクタンス、Lqはq軸インダクタンスを示す。式(3)におけるψa・Iqはマグネットトルクを表しておりモータが発生するトルクの主成分で、(Ld-Lq)IqIdはリランクタンストルクを表しており、回転位相によって変動する。このことから、Id=0とし、式(4)のように、Iqのみでモータ4のトルクTを制御する。
T=P/2×ψa・Iq ・・・(4)
図10に戻り、回転位置検出手段23(23a、23b、23c)のエッジ幅から演算された角速度ωと、洗濯機のシーケンス部から送られた指令回転数から演算された指令角速度ω*を比較して、速度ループの比例ゲインP、積分ゲインIなどを適切に設定することで、モータ4の角速度ωを制御する。
この速度ループの演算結果の指令Iq*とIq、および指令Id*=0とIdを比較して、電流マイナーループの比例ゲインP、積分ゲインIなどを適切に設定することで、モータ4のq軸電流Iq、d軸電流Idを制御する。
この電流マイナーループの演算結果の指令Vq*と指令Vd*と、モータ4の回転位相θを用いて、二相三相変換して、印加電圧Vu、Vv、Vwに変換し、PWMインバータでモータ4に三相電圧を印加して、モータ4の回転数を制御している。
図11、図12において、ステップS104で脱水行程がスタートして洗濯兼脱水槽2が回転を始め、脱水が進んでいくが、ステップS405で、洗濯兼脱水槽2の回転が何らかの理由(例えば、行程終了、一時停止、停電などの異常)でブレーキされると、脱水ブレーキ制御サブルーチン(図12)に移行し、ブレーキ制御を行う。
ステップS501で脱水ブレーキ制御のサブルーチンを開始し、ステップS502で洗濯機のシーケンス部から送られる減速加速度が一定、つまり一定の割合で減り続ける指令回転数から指令角速度ω*を演算する。
ステップS503で回転位置検出手段23(23a、23b、23c)のエッジ幅から角速度ωを演算し、ステップS504で角速度ωが指令角速度ω*より大きいかを確認する。
角速度ωが指令角速度ω*より大きいなら(ステップS504のYES)、ブレーキ制御による減速が足りていないので、ステップS505で指令Iq*を減らし、ブレーキ方向に働くトルクを増やす。
角速度ωが指令角速度ω*より小さいなら(ステップS504のNO)、ブレーキ制御により減速し過ぎているので、ステップS506で指令Iq*を増やし、ブレーキ方向に働くトルクを減らす。
このステップS503~506の速度ループ部を一定周期毎(例えば、10ms毎)に繰返す。
ステップS507で、電流検知手段27により検知した相電流(Iu、Iv、Iw)と回転位置検出手段23(23a、23b、23c)のエッジ幅から演算された回転位相θから、三相二相変換して、q軸電流Iqを演算する。そして、ステップS508でIqが指令Iq*より大きいかを確認する。
q軸電流Iqが指令Iq*より大きいなら(ステップS508のYES)、ステップS509で指令Vq*を減らし、q軸電流Iqが指令Iq*より小さいなら(ステップS508のNO)、ステップS510で指令Vq*を増やす。
d軸電流Idも同様に、ステップS511で、電流検知手段27により検知した相電流(Iu、Iv、Iw)と回転位置検出手段23(23a、23b、23c)のエッジ幅から演算された回転位相θから、三相二相変換して、d軸電流Idを演算する。ステップS512でIdが指令Id*より大きいかを確認する。
d軸電流Idが指令Id*より大きいなら(ステップS512のYES)、ステップS513で指令Vd*を減らし、d軸電流Idが指令Id*より小さいなら(ステップS512のNO)、ステップS514で指令Vd*を増やす。
続いて、ステップS515で、この指令Vq*と指令Vd*と、回転位置検出手段23(23a、23b、23c)のエッジ幅から演算された回転位相θを用いて、二相三相変換し、印加電圧Vu、Vv、Vwを演算し、ステップS516でモータ4に電圧印加する。
この(テップS507~516の電流マイナーループ部を、速度ループ部より速い一定周期毎(例えば、0.1ms毎)に繰返す。
最後に、ステップS517でサブルーチンをリターンする。
ステップS504~514で、ω、Iq、Idを指令と比較して、指令Iq*、指令Vq、指令Vdを出力する比較による制御をしているが、変動要素が大きく制御が安定しないので、平均化などの積分要素を加えたPI制御を行う。
S405にて、図12のサブルーチンを実行した後、図11に戻ると、S306、S307、S308と進み、推定停止時間Tet(秒)と待ち時間Tdl(秒)(例えば、0.1s)が経過したら(S308のYes)、蓋ロック手段19を駆動して、閉状態のロックを解除する(ステップS108)。これにより、脱水が終了したら、直ちに洗濯兼脱水槽2内の洗濯物を取り出すことができる。
なお、本実施の形態4では、ブレーキ制御方法としてベクトル制御を例にとって説明しているが、モータ電圧と電圧位相を制御するVF制御にて、洗濯兼脱水槽2停止直後に蓋ロックを解除させ、ロック解除を長い時間待つことなく安全に洗濯物の出し入れをしてもとよい。
以上のように、本実施の形態4においては、脱水行程のブレーキ制御中において、モータ4に減速トルクを発生させることでモータ4を減速させ、モータ4の減速加速度が一定になるようにモータトルクを制御する構成とする。
これにより、洗濯兼脱水槽2の回転停止後、すぐに蓋ロックを解除させ、蓋ロック解除を長い時間待つことなく、安全に洗濯物の出し入れすることができる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1~4を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されない。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
実施の形態1~4では、洗濯機の一例として縦型洗濯機を説明した。洗濯機は、衣類を洗濯できればよいので、縦型洗濯機に限定されず、ドラム式洗濯機であってもよいし二槽式洗濯機であってもよい。
また、実施の形態1では、第1の所定時間である所定時間(例えば、0.9秒)の間の回転位置検出手段23(23a、23b、23c)のエッジ数が2未満になるのを待って、所定時間(例えば、0.3秒)経過したら(ステップS107のYes)、蓋ロック手段19を駆動して閉状態のロックを解除していた。実施の形態1は、エッジ数が、第1の所定時間内に2未満になった後、蓋のロックを解除すればよい。従って、エッジ数が2未満になってからの所定時間は限定されず、直ちにロックを解除しても構わないし、0.3秒より長い時間としてもよい。
また、実施の形態1~4では、ブレーキの一例として脱水ブレーキを説明したが、ブレーキは攪拌ブレーキであってもよい。
また、実施の形態1~4では、ベルトにより駆動するベルト駆動方式の洗濯機を例にとって説明したが、洗濯槽とモータが同軸となるダイレクトドライブ方式の洗濯機であってもよい。
また、実施の形態1~4では、モータの一例としてDCブラシレスモータで構成した例を説明したが、モータの位置検出を行うものであれば、DCモータやインダクションモータなどであってもよい。
本発明にかかる洗濯機は、運転中に蓋をロックする洗濯機に適用可能である。従って、縦型洗濯機、ドラム式洗濯機、二槽式洗濯機、等に適用可能である。
2 洗濯兼脱水槽
3 水受け槽
4 モータ
7 ギヤードモータ
8 ブレーキベルト
9 洗濯機外枠
11 蓋
16 蓋開閉検知手段
19 蓋ロック手段
23 回転位置検出手段
23a、23b、23c ホールセンサ
27 電流検知手段
28 制御手段

Claims (2)

  1. 洗濯機外枠内に弾性支持された水受け槽と、前記水受け槽内に回転自在に配設された洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽の開口を覆う蓋と、前記洗濯兼脱水槽を駆動するモータと、前記モータのロータ回転位置を3つのホールセンサから検知する回転位置検出手段と、前記洗濯兼脱水槽の回転にブレーキをかけるブレーキ手段と、前記蓋を閉状態にてロックする蓋ロック手段と、前記モータ、前記ブレーキ手段、蓋ロック手段を制御し、洗い、すすぎ、脱水の一連の行程を逐次制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、ブレーキ制御中において、前記回転位置検出手段が検知する3つのホールセンサのエッジ間隔から前記モータの現在回転数を演算して、第1の所定回転数から第2の所定回転数に下がるまでの時間から減速加速度を演算し、前記減速加速度と検知可能な所定の回転数である最低検知回転数とから前記モータが停止するまでの時間である推定停止時間を推定し、前記最低検知回転数に到達後、前記推定停止時間および所定の待ち時間経過後に、前記蓋のロックを解除する洗濯機。
  2. 前記ブレーキ手段は、前記モータに減速トルクを発生させることで前記モータを減速させ、前記制御手段は、前記モータの減速加速度が一定になるようにモータトルクを制御する請求項に記載の洗濯機。
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