JP7169782B2 - 位置調整機構および検査装置 - Google Patents

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Description

本開示は、位置調整機構および検査装置に関する。
従来、絶縁体と導電体とを交互に重ねて形成された積層体が知られている。
特開2014-135379号公報
積層体は、複数の板状部品を積層して形成される。そのため、積層方向と直交する方向への寸法誤差が大きくなる傾向にある。絶縁体と導電体とを交互に重ねて形成された積層体における導電体の導通検査を、積層体の積層方向に並べられた複数の検査部品を用いて行う場合、積層体に対してこれら複数の検査部品を適切に位置調整することが要求される。
本開示の目的は、検査対象に対する検査部品の位置調整を適切に行うことである。
本開示の一形態は、位置調整の基準となるシャフト部材と、前記シャフト部材が相対回転可能に挿通され、かつ、前記シャフト部材と同軸の雄ねじ部を有する筒部材と、突出部が設けられたベース部材と、前記ベース部材に対して前記シャフト部材の軸方向と直交する方向に移動可能に、前記ベース部材に載置され、前記雄ねじ部に螺合する雌ねじ部を有するプレート部材と、前記突出部が挿通される貫通孔と、前記筒部材が挿通される貫通孔とを有し、前記突出部の軸回りに回転して前記筒部材を押圧する調整部材と、を備える、位置調整機構である。
また、本開示の他の一形態は、上記位置調整機構と、上記プレート部材が載置されたベース部材に載置され、導電体と絶縁体とが積層されてなる積層体の導通状態を検査する検査部と、を備える、検査装置である。
また、本開示のさらに他の形態は、突出部が設けられたベース部材と、前記ベース部材を貫通し、位置調整の基準となる第一シャフト部材、前記第一シャフト部材が相対回転可能に挿通され、かつ、前記第一シャフト部材と同軸の第一雄ねじ部を有する第一筒部材、および、前記ベース部材に固定され、かつ、前記第一雄ねじ部に螺合する第一雌ねじ部を有する第一プレート部材、を備える第一の位置調整機構と、前記ベース部材を貫通し、位置調整の基準となる第二シャフト部材、前記第二シャフト部材が相対回転可能に挿通され、かつ、前記第二シャフト部材と同軸の第二雄ねじ部を有する第二筒部材、前記ベース部材に載置され、前記ベース部材に対して前記第二シャフト部材の軸方向と直交する方向に移動可能であり、かつ、前記第二雄ねじ部に螺合する第二雌ねじ部を有する第二プレート部材、および、前記突出部が挿通可能な貫通孔と、前記第二筒部材が挿通可能な貫通孔とを有し、前記突出部の軸回りに回転して前記第二筒部材を押圧する調整部材、を備える第二の位置調整機構と、前記ベース部材に載置され、導電体と絶縁体とが積層されてなる積層体の導通状態を検査する検査部と、を有し、前記第一シャフト部材および前記第二シャフト部材は、前記積層体が収納されるケースに固定される、検査装置である。
本開示によれば、検査対象に対する検査部品の位置調整を適切に行うことができる。
実施形態に係る検査装置の一例を模式的に示す平面図 実施形態に係る検査装置の一例を模式的に示す正面図 ベース部の一例を模式的に示す平面図 図1CのA-A断面図 位置調整機構の一例を模式的に示す平面図 図2AのB-B断面図 シャフトの一例を示す正面図 高さ調整ノブの一例を示す断面図 固定ナットの一例を示す断面図 保持プレートの一例を示す平面図 調整プレートの一例を示す平面図 調整プレートの一例を示す正面図 押さえプレートの一例を示す平面図 位置調整が行われた状態を模式的に示す平面図 位置調整が行われた状態を模式的に示す正面図
以下、本開示の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は一例であり、本開示はこの実施形態により限定されるものではない。以下で説明する実施形態の構成要素は適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
図1A、図1B、図1C、図1D、図2A、図2B、図9Aおよび図9Bには、説明の便宜上、X軸、Y軸およびZ軸からなる3次元直交座標系が描かれている。X軸の正方向を+X方向、Y軸の正方向を+Y方向、Z軸の正方向を+Z方向(上方向)とそれぞれ定義する。
図1Aおよび図1Bを参照して、検査装置1について説明する。図1Aは、実施形態に係る検査装置1の一例を模式的に示す平面図である。図1Bは、実施形態に係る検査装置1の一例を模式的に示す正面図である。
図1Aおよび図1Bに示すように、検査装置1は、検査対象である積層体2が収納されたケース3の上に載置されるベース部10と、検査ユニット20と、位置調整機構30とを備える。
図1Cおよび図1Dを参照して、ベース部10について説明する。図1Cは、ベース部10の一例を模式的に示す平面図である。図1Dは、図1CのA-A断面図である。
図1Cおよび図1Dに示すように、ベース部10は、XY平面に延在する例えばアルミ等の金属材料からなる板状部品である。ベース部10は、開口11と、孔12と、孔13と、複数の円柱部品14と、複数の円柱部品15と、を備える。
開口11は、ベース部10の概略中央部に設けられている。開口11は、ベース部10をZ方向に貫通している。開口11には検査ユニット20の検査部品21(後述する。)が配置される。検査部品21は、開口11内を上下に移動する。
孔12は、開口11の-X方向側に設けられている。孔12は、ベース部10をZ方向に貫通している。孔13は、開口11の+X方向側に設けられている。孔13は、ベース部10をZ方向に貫通している。孔12および孔13には、位置調整機構30のシャフト31(後述する。)および高さ調整ノブ32(後述する。)が挿通される。
円柱部品14は、孔12を取り囲むようにして設けられ、ベース部10の上面から+Z方向に延出している。本実施形態では、円柱部品14は等間隔に4個設けられている。それぞれの円柱部品14の先端(+Z端)には、雄ねじ部14aが設けられている。
円柱部品15は、孔13を取り囲むようにして設けられ、ベース部10の上面から+Z方向に延出している。本実施形態では、円柱部品15は等間隔に4個設けられている。それぞれの円柱部品15の先端(+Z端)には、雄ねじ部15aが設けられている。
円柱部品14および円柱部品15には、位置調整機構30の保持プレート34(後述する。)、押さえプレート36(後述する。)等が挿通される。
図1Aおよび図1Bに示すように、検査ユニット20は、複数(本実施形態では5個)の検査部品21と、X方向に並んだ検査部品21をX方向に貫通するシャフト22と、シャフト22の両端を支持する一対の上下動機構部23とを備える。
検査部品21は、例えば樹脂等の絶縁材料からなる部品である。検査部品21には、X方向に貫通する貫通孔(不図示)が設けられている。この貫通孔内には、不図示のブシュが設けられていてもよい。検査部品21は、シャフト22に対して回動可能である。検査部品21同士は、それぞれ、一定間隔で配置されている。
検査部品21の下部(すなわち、-Z側部)には、複数の検査ピン21bが設けられている。検査ピン21bは、導電体である。これらの検査ピン21bをそれぞれ積層体2の導電体2aと接触させることで、積層体2の導電体2aの導通検査が行われる。導通検査の結果は、不図示の信号線により、不図示の検査制御部に送られる。
上下動機構部23は、ベース部10の上面に設けられている。上下動機構部23は、例えば不図示のモータにより、シャフト22を上下方向(Z方向)に移動させる。これにより、検査部品21も上下方向に移動する。
図1Bは、検査部品21が上位置にある状態を示している。検査部品21は、この状態から、上下動機構部23により下方向へ移動される。これにより、検査ピン21bがそれぞれ積層体2の導電体2aと接触する。
位置調整機構30は、積層体2の導電体2aの導通検査に先立ち、積層体2に対する検査部品21の位置調整を行う機能を有する。具体的には、+X側に設けられている位置調整機構30aは、Z方向の位置調整を行う機能を有する。また、-X側に設けられている位置調整機構30bは、Z方向および所定の回転軸(後述する)回りの回転方向の位置調整を行う機能を有する。なお、位置調整機構30は、後述するように、ベース部10に取り付けられるものである。そのため、「位置調整機構」には、ベース部10が含まれる場合がある。
以下、図2A~図8を参照して、位置調整機構30bの構造について詳細に説明する。位置調整機構30aについては、位置調整機構30bから一部の部品を取り除いたものであるため、詳細な説明を省略する。図2Aは、ベース部10に取り付けられた状態の位置調整機構30bを示す平面図(上面図)である。図2Bは、図2AのB-B断面図である。
図2Aおよび図2Bに示すように、位置調整機構30bは、シャフト31と、高さ調整ノブ32と、固定ナット33と、保持プレート34と、調整プレート35と、押さえプレート36とを有する。
図3は、シャフト31の正面図である。シャフト31は、概略円柱状の部品である。シャフト31の一端には、雄ねじ部31aが設けられている。シャフト31の他端には、雄ねじ部31bが設けられている。また、雄ねじ部31bに隣接して、鍔部31cが設けられている。雄ねじ部31aと鍔部31cとの間は、円柱部31dである。シャフト31は、例えばステンレス鋼からなる部品である。
図4は、高さ調整ノブ32の断面図である。高さ調整ノブ32は、軸方向の一端側に雄ねじ部32aが設けられた円筒状の軸部32bと、軸部32bの雄ねじ部32aとは反対側の端部に設けられた円板状のフランジ部32cとを有する。なお、軸部32bのすべてに雄ねじ部32aが形成されていてもよい。高さ調整ノブ32は、保持プレート34と協働して、Z方向の位置調整の機能を担う。
高さ調整ノブ32には、軸方向に貫通する貫通孔32dが設けられている。貫通孔32dの中心軸は、高さ調整ノブ32の中心軸と一致している。貫通孔32dには、シャフト31の円柱部31dが挿通される。貫通孔32dの直径は、円柱部31dの直径よりも僅かに大きい。そのため、高さ調整ノブ32は、シャフト31に対して軸回りに回転可能である。高さ調整ノブ32は、例えばステンレス鋼からなる部品である。
図5は、固定ナット33の断面図である。固定ナット33は、円筒状の軸部33aと、軸部33aの軸方向の端部に設けられた円板状のフランジ部33bとを有する。固定ナット33には、軸方向に貫通する雌ねじ部33cが設けられている。雌ねじ部33cの中心軸は、固定ナット33の中心軸と一致している。雌ねじ部33cは、シャフト31の雄ねじ部31aと螺合する。固定ナット33は、例えばステンレス鋼からなる部品である。
図6は、保持プレート34の平面図である。図6に示すように、保持プレート34は、概略矩形状の板状部品である。保持プレート34は、高さ調整ノブ32と協働して、Z方向の位置調整の機能を担う。保持プレート34には、中央部分を板厚方向に貫通する雌ねじ部34aが設けられている。雌ねじ部34aは、高さ調整ノブ32の雄ねじ部32aと螺合する。
また、雌ねじ部34aを取り囲むように、円形状の複数(本実施形態では4個)の貫通孔34bが等間隔に設けられている。貫通孔34bには、それぞれ、上述の円柱部品14が挿通される。貫通孔34bの直径は、円柱部品14の直径よりも大きい。そのため、各貫通孔34bにベース部10の円柱部品14が挿通された状態で、保持プレート34は、ベース部10に対してX方向およびY方向に移動可能である。保持プレート34は、例えばステンレス鋼からなる部品である。
図7Aおよび図7Bは、調整プレート35の平面図および正面図である。図7Aおよび図7Bに示すように、調整プレート35は、概略矩形状の板状部品である。調整プレート35には、中央部分を板厚方向に貫通する貫通孔35aが設けられている。貫通孔35aは、例えば長円形状である。貫通孔35aの短軸の長さは、高さ調整ノブ32の軸部32bの直径よりも僅かに長い。貫通孔35aには、シャフト31および高さ調整ノブ32が挿通される。
また、貫通孔35aを取り囲むように、貫通孔35b、35c、35dおよび35eが設けられている。貫通孔35bは、円形状である。貫通孔35bの直径は、円柱部品14の直径よりも僅かに大きい。
貫通孔35c、35dおよび35eは、いずれも、貫通孔35bを中心とした円弧形状をなす。貫通孔35b、35c、35dおよび35eには、それぞれ、円柱部品14が挿通される。貫通孔35b、35c、35dおよび35eに円柱部品14が挿通された状態で、調整プレート35は、貫通孔35bを中心に、所定の角度範囲内で回転可能である。
調整プレート35の外縁から、調整ツマミ35fが調整プレート35の延在方向に延出している。さらに、図7Bに示すように、調整ツマミ35fの端部は、板厚方向へ屈曲されている。調整プレート35の外形形状は、調整ツマミ35fの部分を除き、保持プレート34の外形形状と同じである。調整プレート35は、例えばステンレス鋼からなる部品である。
図8は、押さえプレート36の平面図である。図8に示すように、押さえプレート36は、概略矩形状の板状部品である。押さえプレート36の外形形状は、保持プレート34の外形形状と同じである。押さえプレート36には、中央部分を板厚方向に貫通する貫通孔36aが設けられている。貫通孔36aには、シャフト31および高さ調整ノブ32が挿通される。
貫通孔36aの直径は、高さ調整ノブ32の軸部32bの直径よりも大きい。そのため、貫通孔36aに高さ調整ノブ32の軸部32bが挿通された状態で、高さ調整ノブ32は、貫通孔36a内を押さえプレート36の延在方向に移動可能である。
また、貫通孔36aを取り囲むように、円形状の複数(本実施形態では4個)の貫通孔36bが設けられている。貫通孔36bには、それぞれ、円柱部品14が挿通される。貫通孔36bの直径は、円柱部品14の直径よりも僅かに大きい。
そのため、各貫通孔34bに円柱部品14が挿通された状態で、押さえプレート36は、ベース部10に対してX方向およびY方向に移動することができない。押さえプレート36は、例えばステンレス鋼からなる部品である。
位置調整機構30aについて、簡単に説明する。上述のとおり、位置調整機構30aは、位置調整機構30bから一部の部品を取り除いたものである。具体的には、位置調整機構30aは、シャフト31と、高さ調整ノブ32と、固定ナット33と、保持プレート34と、押さえプレート36とを有する。位置調整機構30aは、調整プレート35を有しておらず、Z方向の位置調整のみ可能となっている。
次に、位置調整機構30による位置調整動作について詳細に説明する。なお、以下の工程は、あくまでも一例に過ぎず、以下の工程順序で部品の配置および位置調整動作が行われることは必須ではない。各工程は必要に応じて一度に行われてもよいし、各工程の順番を入れ替えることも可能である。また、一部の工程が省略されてもよいし、以下に説明しない工程を組み込むことも可能である。
[1.積層体側の準備]
積層体2が配置されたケース3に対して、シャフト31が固定される。具体的には、ケース3の上面に設けられた雌ねじ部に、シャフト31の雄ねじ部31bがそれぞれ螺入される。シャフト31は、鍔部31cがケース3の上面に当接するまで、螺入される。
[2.検査装置側の準備]
ベース部10に対して位置調整機構30aおよび30bの構成部品の一部が配置される。具体的には、以下のとおりである。
[2.1.位置調整機構30a]
保持プレート34が、ベース部10の上面に配置される。具体的には、保持プレート34の貫通孔34b(4箇所)にそれぞれ円柱部品15(4箇所)が挿通される。
次いで、押さえプレート36が、保持プレート34の上面に配置される。具体的には、押さえプレート36の貫通孔36a(4箇所)にそれぞれ円柱部品15(4箇所)が挿通される。また、保持プレート34の位置は、押さえプレート36の位置と一致するように調整される。
この状態で、円柱部品15は、押さえプレート36の上面から突出している。円柱部品15の先端には、上述のとおり、雄ねじ部15aが設けられており、この雄ねじ部15aに対してナットが螺入されることで、ベース部10に対して保持プレート34および押さえプレート36が固定される。
次いで、高さ調整ノブ32の雄ねじ部32aが、保持プレート34の雌ねじ部34aに所定量だけ螺入される。
[2.2.位置調整機構30b]
保持プレート34が、ベース部10の上面に配置される。具体的には、保持プレート34の貫通孔34b(4箇所)にそれぞれ円柱部品14(4箇所)が挿通される。
次いで、1枚目の調整プレート35が、保持プレート34の上面に配置される。具体的には、調整プレート35の調整ツマミ35fが-Y側となるように、貫通孔35b、35c、35dおよび35eにそれぞれ円柱部品14(4箇所)が挿通される。すなわち、1枚目の調整プレート35の貫通孔35bには、-X側かつ+Y側に位置する円柱部品14が挿通される。
さらに、2枚目の調整プレート35が、1枚目の調整プレート35の上面に配置される。具体的には、調整プレート35の調整ツマミ35fが+X側となるように、貫通孔35b、35c、35dおよび35eにそれぞれ円柱部品14(4箇所)が挿通される。すなわち、2枚目の調整プレート35の貫通孔35bには、-X側かつ-Y側に位置する円柱部品14が挿通される。
なお、1枚目の調整プレート35と2枚目の調整プレート35は入れ替えてもよい。また、貫通孔35bにいずれの円柱部品14を挿通させるかについても、上述の例にには限定されない。
次いで、押さえプレート36が、2枚目の調整プレート35の上面に配置される。具体的には、押さえプレート36の貫通孔36a(4箇所)にそれぞれ円柱部品14(4箇所)が挿通される。また、保持プレート34および調整プレート35は、+Z側から見て押さえプレート36からはみ出さないように調整される。
この状態で、円柱部品14は、押さえプレート36の上面から突出している。円柱部品14の先端には、上述のとおり、雄ねじ部14aが設けられており、この雄ねじ部14aに対してナットが螺入されることで、ベース部10に対して保持プレート34、2枚の調整プレート35および押さえプレート36が固定される。
次いで、高さ調整ノブ32の雄ねじ部32aが、保持プレート34の雌ねじ部34aに所定量だけ螺入される。
[3.位置調整動作]
位置調整機構30aおよび30bの構成部品の一部が配置されたベース部10を、ケース3に載置する。具体的には、それぞれの高さ調整ノブ32の貫通孔32dに、それぞれ対応するシャフト31が挿通される。高さ調整ノブ32の雄ねじ部32aの先端は、シャフト31の鍔部31cに当接する。
この状態での各検査部品21の各検査ピン21bと積層体2の導電体2aとの位置関係は、図1Aおよび図1Bに示すとおりである。図1Aに示すように、積層体2の積層方向と、検査ユニット20のシャフト22の延在方向とは、一致していない。また、図1Bに示すように、各検査ピン21bから積層体2の導電体2aまでの距離は、同一でない。そのため、この状態で検査部品21を下方向へ移動させても、検査ピン21bのすべてを適切に導電体2aと接触させることができない。
そこで、まず、積層体2に対するベース部10の高さ方向の位置調整を行う。具体的には、位置調整機構30aおよび30bのそれぞれについて、高さ調整ノブ32を用いて、高さ調整を行う。高さ調整ノブ32の下端はシャフト31の鍔部31cに当接している。そのため、高さ調整ノブ32を軸回りに回転させることで、ケース3に対する高さ方向の位置、ひいては、積層体2に対する高さ方向の位置を調整することができる。
次に、ベース部10を、位置調整機構30aのシャフト31回りに回転させて、積層体2に対するベース部10のXY平面における位置調整を行う。この動作には、2枚の調整プレート35を用いる。
上述のとおり、1枚目の調整プレート35は、-X側かつ+Y側の円柱部品14を中心に回動可能である。また、2枚目の調整プレート35は、-X側かつ-Y側の円柱部品14を中心に回動可能である。
これら2枚の調整プレート35をそれぞれ回動することで、調整プレート35の貫通孔35aを形成する壁面が高さ調整ノブ32と当接して高さ調整ノブ32を押圧し、ベース部10を位置調整機構30aのシャフト31回りに回転させることができる。
図9Aおよび図9Bは、位置調整機構30aおよび30bを用いた位置調整が完了した状態を示している。図9Aに示すように、積層体2の積層方向と、検査ユニット20のシャフト22の延在方向とが、略一致している。また、図9Bに示すように、各検査ピン21bから積層体2の導電体2aまでの距離が、それぞれ略同一となっている。位置調整が完了した後、固定ナット33が締結されてシャフト31と高さ調整ノブ32との相対回転が規制され、位置固定が行われる。
そして、この状態で検査部品21を下方向へ移動させることで、検査ピン21bのすべてを適切に導電体2aと接触させることができる。そのため、検査精度を向上させることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る位置調整機構は、位置調整の基準となるシャフト部材と、前記シャフト部材が相対回転可能に挿通され、かつ、前記シャフト部材と同軸の雄ねじ部を有する筒部材と、前記雄ねじ部に螺合する雌ねじ部を有するプレート部材と、を備える、位置調整機構である。
そのため、積層体の導電体に対して、複数の検査部品を適切に当接させることができる。
なお、上述の実施形態では、高さ調整のみを行うことができる位置調整機構30aと高さ調整および所定の軸回りの回転調整を行うことができる位置調整機構30bとをそれぞれ1個ずつ有するものを例に説明を行ったが、これに限定されない。例えば、位置調整機構30aおよび30bを複数設けてもよい。
本開示に係る位置調整機構によれば、検査対象に対する位置調整を行うことができ、産業上の利用可能性は多大である。
1 検査装置
2 積層体
2a 導電体
3 ケース
10 ベース部
11 開口
12、13 孔
14、15 円柱部品
14a、15a 雄ねじ部
20 検査ユニット
21 検査部品
21b 検査ピン
22 シャフト
23 上下動機構部
30、30a、30b 位置調整機構
31 シャフト
31a、31b 雄ねじ部
31c 鍔部
31d 円柱部
32 高さ調整ノブ
32a 雄ねじ部
32b 軸部
32c フランジ部
32d 貫通孔
33 固定ナット
33a 軸部
33b フランジ部
33c 雌ねじ部
34 保持プレート
34a 雌ねじ部
34b 貫通孔
35 調整プレート
35a、35b、35c、35d、35e 貫通孔
35f 調整ツマミ
36 押さえプレート
36a、36b 貫通孔

Claims (6)

  1. 位置調整の基準となるシャフト部材と、
    前記シャフト部材が相対回転可能に挿通され、かつ、前記シャフト部材と同軸の雄ねじ部を有する筒部材と、
    突出部が設けられたベース部材と、
    前記ベース部材に対して前記シャフト部材の軸方向と直交する方向に移動可能に、前記ベース部材に載置され、前記雄ねじ部に螺合する雌ねじ部を有するプレート部材と、
    前記突出部が挿通される貫通孔と、前記筒部材が挿通される貫通孔とを有し、前記突出部の軸回りに回転して前記筒部材を押圧する調整部材と、を備える、
    位置調整機構。
  2. 前記シャフト部材と前記筒部材との相対回転を規制する固定部材をさらに備える、
    請求項1に記載の位置調整機構。
  3. 前記シャフト部材は、導電体と絶縁体とが積層されてなる積層体が収納されるケースに固定される、
    請求項2に記載の位置調整機構。
  4. 前記ベース部材には複数の前記突出部が設けられており、
    前記調整部材は、複数の前記突出部のうち第一の突出部の軸回りに回転可能な第一の調整部材と、複数の前記突出部のうち第二の突出部の軸回りに回転可能な第二の調整部材と、を含む、
    請求項に記載の位置調整機構。
  5. 請求項ないしのいずれか一項に記載の位置調整機構と、前記ベース部材に載置され、導電体と絶縁体とが積層されてなる積層体の導通状態を検査する検査部と、を備える、検査装置。
  6. 突出部が設けられたベース部材と、
    前記ベース部材を貫通し、位置調整の基準となる第一シャフト部材、
    前記第一シャフト部材が相対回転可能に挿通され、かつ、前記第一シャフト部材と同軸の第一雄ねじ部を有する第一筒部材、および、
    前記ベース部材に固定され、かつ、前記第一雄ねじ部に螺合する第一雌ねじ部を有する第一プレート部材、を備える第一の位置調整機構と、
    前記ベース部材を貫通し、位置調整の基準となる第二シャフト部材、
    前記第二シャフト部材が相対回転可能に挿通され、かつ、前記第二シャフト部材と同軸の第二雄ねじ部を有する第二筒部材、
    前記ベース部材に載置され、前記ベース部材に対して前記第二シャフト部材の軸方向と直交する方向に移動可能であり、かつ、前記第二雄ねじ部に螺合する第二雌ねじ部を有する第二プレート部材、および、
    前記突出部が挿通可能な貫通孔と、前記第二筒部材が挿通可能な貫通孔とを有し、前記突出部の軸回りに回転して前記第二筒部材を押圧する調整部材、を備える第二の位置調整機構と、
    前記ベース部材に載置され、導電体と絶縁体とが積層されてなる積層体の導通状態を検査する検査部と、
    を有し、
    前記第一シャフト部材および前記第二シャフト部材は、前記積層体が収納されるケースに固定される、
    検査装置。
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