JP7169395B2 - 現場打設根固め型枠および根固め工法 - Google Patents
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Description
網状部材からなる外枠の中に合成繊維シートで作製した袋体を取り付け一体化させた現場打設根固め型枠であって、
前記袋体は、上布、下布および側面布が箱型に縫製されてなり、
前記袋体の内側に、厚み拘束用布が、該袋体の対向する面を結ぶように縫製により取り付けられており、
前記厚み拘束用布は、前記上布の中心点と前記下布の中心点との間に亘って、前記側面布と同じ高さで取り付けられていることを特徴とする現場打設根固め型枠。
[2]
前記厚み拘束用布の幅は3cm以上である、[1]に記載の現場打設根固め型枠。
[3]
前記厚み拘束用布は、前記上布と前記下布との間に亘って前記側面布と同じ高さで取り付けられており、
前記厚み拘束用布は、前記上布の中心点から該上布の一辺の中点を結ぶ第1の仮想線、および、前記下布の中心点から該下布の一辺の中点を結ぶ第2の仮想線に沿って取り付けられている、[1]または[2]に記載の現場打設根固め型枠。
[4]
前記厚み拘束用布は、前記袋体の中心点から前記側面布の高さの中央を結ぶ第3の仮想線に沿って取り付けられている、[1]~[3]のいずれかに記載の現場打設根固め型枠。
[5]
前記厚み拘束用布は、前記袋体を上面視したときに、中心点に対して点対称になるように配されている、[1]~[4]のいずれかに記載の現場打設根固め型枠。
[6]
前記厚み拘束用布は、前記袋体と同一の合成繊維シートで構成されている、[1]~[5]のいずれかに記載の現場打設根固め型枠。
[7]
厚み拘束用布の合計長さは、該厚み拘束用布に平行な上布および下布の一辺の長さに対し1.5%~85%である、[1]~[6]のいずれかに記載の現場打設根固め型枠。
[8]
[1]~[7]のいずれかに記載の現場打設根固め型枠を用いた根固め工法であり、現場打設根固め型枠を、施工箇所に据え付け、据え付け後、コンクリートを打設することを特徴とする根固め工法。
なお、以下の説明において、「~」で表される数値範囲は、前後の数値を含むものとする。
また、「平行」「中心」「中央」「対称」「同じ」といった概念は、実質的に「平行」「中心」「中央」「対称」「同じ」とみなせるものであればよく、正確なものでなくても構わない。
現場打設根固め型枠1は、網状部材からなる外枠2の中に合成繊維シートで作製した袋体3を取り付け一体化させてなる。袋体3は、上布31、下布32および側面布33が箱型に縫製されてなる。
図2~図6は、本実施形態の現場打設根固め型枠1に使用される袋体3の一構成例を表す斜視図である。なお、図では、後述する注入口4および排出口5の図示は省略している。
なお、厚み拘束用布34の「布」には、広幅のものは勿論のこと、狭幅のいわゆるリボン状、紐状のものも含む。
後述する、厚み拘束用布34の合計長さの、上布31および下布32の一辺の長さに対する割合についても同様である。
これにより、現場打設において、袋体3の内部にコンクリートを注入する際の、袋体3の横方向の膨らみを効果的に抑制することができる。すなわち、袋体3の側面が凸に膨らんでしまうことを効果的に抑制できる。
これにより、現場打設において、袋体3の内部にコンクリートを注入する際の、袋体3の厚み方向の膨らみおよび横方向の膨らみをより効果的に抑制することができる。すなわち、袋体3の側面および上面が凸に膨らんでしまうことをより効果的に抑制できる。
これにより、袋体3の内部にコンクリートを注入する際に、袋体3の内部に偏りなくコンクリートを充填することができるとともに、袋体3の膨らみも偏りなく抑制することができる。すなわち、袋体3の上面がより平らになるように規制することができる。
上述した合成繊維シートは、引張り強さの大きいことと適度な伸びがあることから極めてタフであり高度の耐衝撃性を有する。厚み拘束用布34をこのような合成繊維シートで構成することで、コンクリート打設において、袋体3を内側から十分強力な力で引張ることができ袋体3の膨らみを好適に抑制することができる。
厚み拘束用布34の幅が短いと、袋体3の対向する面同士を内側から引張る力が弱く、袋体3の膨らみを抑制する効果が十分に得られない。厚み拘束用布34の幅を上記範囲とすることで、袋体3の膨らみを効果的に抑制することができる。
厚み拘束用布34の合計長さが短いと、袋体3の対向する布同士を内側から引張る力が弱く、袋体3の膨らみを抑制する効果が十分に得られない。一方、厚み拘束用布34の合計長さが長すぎると、袋体3の内部にコンクリートを注入する際に、袋体3の内部でのコンクリートの移動を阻害してしまい、袋体3の隅々まで均一にコンクリートを充填することが難しくなってしまう。厚み拘束用布34の合計長さを上記範囲とすることで、袋体3の内部に均一にコンクリートを充填することができるとともに、袋体3の膨らみを効果的に抑制することができる。
まず、図2~図4に示す構成の袋体3の場合、上布31と下布32の縫製箇所に、所定厚み(完成後の袋体3の厚み)の厚み拘束用布34A(34)および/または厚み拘束用布34B(34)をミシンにより縫製する。上布31、下布32および厚み拘束用布34を縫製加工の後、側面布33を縫製することにより、袋体3とする。
特に、型枠1を複数、並べたり重ねて打設するような場合において、上面または側面の膨らみが好適に抑えられているので、打設の障害にならず、施工性を向上することができる。
2 外枠
3 袋体
31 上布
32 下布
33 側面布
34 厚み拘束用布
4 注入口
5 排出口
6 コの字パネル
7 平板パネル
8 点溶接箇所
9 穴開ベルト
10 結束ベルト
L1 第1の仮想線
L2 第2の仮想線
L3 第3の仮想線
Claims (5)
- 網状部材からなる外枠の中に合成繊維シートで作製した袋体を取り付け一体化させた現場打設根固め型枠であって、
前記袋体は、上布、下布および側面布が箱型に縫製されてなり、
前記袋体の内側に、厚み拘束用布が、該袋体の対向する面を結ぶように縫製により取り付けられており、
前記厚み拘束用布は、前記上布の中心点と前記下布の中心点との間に亘って、前記側面布と同じ高さで取り付けられており、
前記厚み拘束用布の幅は3cm以上であり、
前記厚み拘束用布は、前記上布と前記下布との間に亘って前記側面布と同じ高さで取り付けられており、
前記厚み拘束用布は、前記上布の中心点から該上布の一辺の中点を結ぶ第1の仮想線、および、前記下布の中心点から該下布の一辺の中点を結ぶ第2の仮想線に沿って取り付けられており、
前記厚み拘束用布の合計長さは、該厚み拘束用布に平行な上布および下布の一辺の長さに対し1.5%~85%であることを特徴とする現場打設根固め型枠。 - 前記厚み拘束用布は、前記袋体の中心点から前記側面布の高さの中央を結ぶ第3の仮想線に沿って取り付けられている、請求項1に記載の現場打設根固め型枠。
- 前記厚み拘束用布は、前記袋体を上面視したときに、中心点に対して点対称になるように配されている、請求項1または2に記載の現場打設根固め型枠。
- 前記厚み拘束用布は、前記袋体と同一の合成繊維シートで構成されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の現場打設根固め型枠。
- 請求項1~4のいずれか1項に記載の現場打設根固め型枠を用いた根固め工法であり、現場打設根固め型枠を、施工箇所に据え付け、据え付け後、コンクリートを打設することを特徴とする根固め工法。
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2021
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