JP7169219B2 - 送風装置 - Google Patents
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Description
このような構成のもと、ファンが回転するとファンブレードによって熱交換器よりも進行方向前方から空気が引き込まれ、熱交換器、ファンの順で風が通る。このように熱交換器に風を通すことにより、熱交換器の冷却が促進される。
図1は、送風装置110が搭載された自動車の車両100を例示する斜視図である。図2は、熱交換器(ラジエータ)120、及び送風装置110の側面図である。なお、図1では説明を分かりやすくするために熱交換器120の図示を省略している。
図1、図2に示すように、送風装置110は、車両100の熱交換器120等を冷却するために用いられる。なお、以下の説明では、車両100の進行方向前方を単に前方(請求項における第1方向に相当)、進行方向後方を単に後方(請求項における第2方向に相当)、重力方向上方を単に上方、重力方向下方を単に下方と称する。以下の説明において、送風装置110における前方、後方、上方、下方は、車両100に送風装置110を取り付けた姿勢での方向を指しているものとする。また、前方を向いて右側を単に右側、左側を単に左側と称する。図2は、車両の左側からみた熱交換器120、及び送風装置110の側面図である。
送風装置110は、駆動源であるモータ111と、モータ111により回転駆動されるファン1と、送風装置110の外郭を形成し、車両100のエンジンルーム101や熱交換器120等に固定されるファンシュラウド2と、を備えている。モータ111としては、例えばブラシ付き直流モータが用いられる。モータ111は、ロータ112を有している。ロータ112の回転軸113は、後方に向かって突出している(図5も併せて参照)。このロータ112の回転軸113に、ファン1が取り付けられる。
なお、以下の説明では、モータ111(回転軸113)の回転軸線Cの方向を単に軸方向、モータ111の回転方向を周方向、回転軸線C、及び周方向に直交する方向を径方向と称する。
図3は、送風装置110を後方からみた平面図である。
図3に示すように、ファン1は、いわゆる軸流ファンである。ファン1は、モータ111によって前方から熱交換器120を介して空気を吸引するように回転される。ファン1は、回転軸線Cと同軸上に位置する略有底筒状のファン本体3を有している。ファン本体3は、開口部3aを熱交換器120側(前方、第1方向)に向けた状態で回転軸113の先端(後方端)に取り付けられている。ファン本体3内に、モータ111が収納されている。
各ファンブレード4の径方向外側端は、略円筒状の連結リング5を介して連結されている。連結リング5は、ファン1の外周部を構成している。
連結リング5には、熱交換器120とは反対側である後方(第2方向)の端部に、径方向の外側に向かって張り出す外フランジ部6が一体成形されている。
図5は、図3のファン1を取り外した状態を示す平面図である。図6は、送風装置110を前方からみた平面図である。
図3~図6に示すように、ファンシュラウド2は、ファン1の連結リング5の周囲を取り囲む略円筒状のリング部(マウス)7と、リング部7の径方向中央に配置された略円板状のファン支持台8と、リング部7の外周面から径方向の外側に延びるシュラウド壁面(一般面)9と、を主構成としている。
20°≦θ≦25° ・・・(1)
を満たすように形成されている。
なお、間隔θは、径方向に沿う直線間の角度である。各リブ16は、径方向に沿って形成されているので、周方向で隣り合うリブ16間の角度が間隔θとなる。
L1/2≦L2≦L1/3 ・・・(2)
を満たすように形成されている。
L3<L4 ・・・(3)
を満たすように形成されている。
さらに、外フランジ部6及びリング部7は、距離L4が
L4≧L1/2 ・・・(4)
を満たすように形成されている。
次に、送風装置110の作用について説明する。
モータ111を駆動させることにより回転軸113を介してファン1が回転する。すると、熱交換器120よりも前方から空気が引き込まれ、熱交換器120、ファン1の順で風が通る。より具体的には、ファンシュラウド2における傾斜面12の前面12dに沿って風がリング部7内へと引き込まれる。その後、ファン1を介して後方に風が流れていく。このように熱交換器120に風を通すことで熱交換器120の冷却が促進される。
ここで、連結リング5及びリング部7は、連結リング5における軸方向の長さL1と、リング部7における軸方向の長さL2とが上記式(2)を満たすように形成されている。このため、送風装置110の風量を確保しつつ、送風装置110に余計な負荷がかかってしまうことを防止できる。
ここで、ファンブレード4に設けられた連結リング5には、外フランジ部6が一体成形されている。外フランジ部6は、軸方向でファンシュラウド2のリング部7(内フランジ部10)と対向配置されている。このため、ファンブレード4が撓み変形しようとすると、ファンシュラウド2のリング部7に連結リング5の外フランジ部6が当接される。つまり、リング部7は、連結リング5の前方への変位を規制するストッパ20として機能する。この結果、ファンブレード4の撓み変形が抑制される。しかも、外フランジ部6及びリング部7は、軸方向における外フランジ部6とリング部7との間の距離L3と、軸方向における連結リング5とステー17との間の距離L4とが、上記式(3)を満たすように形成されている。このため、連結リング5とリング部7とが接触するよりも先に連結リング5とステー17とが接触してしまうことを防止できる。
また、上記のようにファン1とモータ111とを配置すると、結果的に、ファンブレード4の熱交換器120側にファンシュラウド2が位置することになる。しかしながら、上記のようにファンブレード4の撓み変形が抑制されるので、送風装置110や熱交換器120の損傷も防止できる。
例えば、上述の実施形態では、送風装置110は、車両100の熱交換器120等を冷却するために用いられる場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、さまざまな冷却装置として送風装置110を用いることができる。
Claims (4)
- 回転軸線の回りに回転し、前記回転軸線の第1方向から前記第1方向とは反対側の第2方向に向かって風を発生させるファンと、
前記ファンを前記回転軸線の回りに回転自在に支持可能なファンシュラウドと、を備え、
前記ファンは、
前記回転軸線に位置するファン本体と、
前記ファン本体の外周面から前記回転軸線と直交する径方向に沿って延び、前記回転軸線の回りの周方向に並んで配置される複数のファンブレードと、
前記複数のファンブレードにおける前記径方向の最外側端を連結する筒状の連結リングと、
前記連結リングにおける前記第2方向の端部から前記径方向の外側に張り出す外フランジ部と、
を備え、
前記ファンシュラウドは、
前記回転軸線の回りに前記ファンの周囲を取り囲み、前記連結リングと径方向で重なる筒状のリング部と、
前記リング部における前記第2方向の端部から前記径方向の内側に張り出し、前記回転軸線の方向で前記外フランジ部と対向する内フランジ部と、
前記リング部における前記径方向の中央に配置され前記ファンを支持するためのファン支持台と、
前記リング部から前記径方向の外側に延びるシュラウド壁面と、
を備え、
前記ファン支持台における前記第2方向の面に設けられ、前記第2方向に向かって突出する回転軸に前記ファン本体が取り付けられたモータを備え、
前記リング部及び前記内フランジ部は、前記連結リングの前記第1方向への変位を規制するストッパとして機能することを特徴とする送風装置。 - 前記連結リングにおける前記回転軸線の方向の長さをL1とし、前記リング部における前記回転軸線の方向の長さをL2としたとき、前記連結リング及び前記リング部は、長さL1,L2が
L1/2≦L2≦L1/3
を満たすように形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の送風装置。 - 前記シュラウド壁面における前記第1方向の前面に設けられ前記ファン支持台と前記シュラウド壁面とに跨る複数のステーを備え、
前記回転軸線の方向における前記外フランジ部と前記リング部との間の距離をL3とし、前記回転軸線の方向における前記連結リングと前記ステーとの間の距離をL4としたとき、前記外フランジ部、前記リング部及び前記ステーは、距離L3,L4が
L3<L4
を満たすように形成されている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の送風装置。 - 前記外フランジ部、前記リング部及び前記ステーは、距離L4が
L4≧L1/2
を満たすように形成されている
ことを特徴とする請求項3に記載の送風装置。
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JP2020133457A JP2020133457A (ja) | 2020-08-31 |
JP7169219B2 true JP7169219B2 (ja) | 2022-11-10 |
Family
ID=72262591
Family Applications (1)
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JP2019025621A Active JP7169219B2 (ja) | 2019-02-15 | 2019-02-15 | 送風装置 |
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- 2019-02-15 JP JP2019025621A patent/JP7169219B2/ja active Active
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