JP7169017B2 - 睡眠環境改善方法 - Google Patents

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Description

特許法第30条第2項適用 平成28年10月12日に自社ウェブサイトに掲載した。平成28年11月11日に株式会社大木に卸した。
本発明は、睡眠前の睡眠準備段階から睡眠中、目覚め直後までの環境を改善する睡眠環境改善方法に関する。
例えば、花粉症患者の場合、花粉を所定量以上吸入することによってアレルギー反応が起こることがある。また、ダニの死骸や糞等もアレルギー反応を引き起こす原因となることが知られている。
例えば特許文献1には、アルミニウム塩と、耐水性を付与するための水溶性高分子を含有する抗アレルゲン組成物が開示されており、この抗アレルゲン組成物を繊維製品に対してスプレー等を使用して噴霧するようにしている。
また、特許文献2には、アレルゲン中和組成物が開示されており、アレルゲン中和組成物に含有されるポリアクリル酸類等の被膜形成ポリマーを布地に噴霧してアレルゲンを含む埃粒子を不動化するようにしている。
特開2008-94906号公報 特表2004-510841号公報
ところで、睡眠の量が十分であったとしても睡眠後に疲れが取れていないといったことを感じる場合があり、このような場合は、睡眠の質が悪いことが考えられる。また、花粉症患者やアレルギー患者の場合、睡眠前の準備段階で鼻水が出たり、くしゃみをすることによって眠りにつきにくいことがあり、また、睡眠中であっても鼻水等の影響によって睡眠が浅くなりがちになることがあり、これらは睡眠の質を低下させる原因になると考えられる。
また、目覚め直後にいきなり連続してくしゃみが出たり、鼻が詰まったり、鼻水が止まらなくなったりする、いわゆるモーニングアタックという症状が現れることがある。その原因は、はっきりとはしていないが、上述したアレルゲンによるが原因の一つと考えられており、例えば就寝時の寝具に付着していた各種アレルゲンが寝起きの動作に伴って寝具から舞い上がり、舞い上がったアレルゲンを人間が吸い込んでしまい、モーニングアタックの症状が発現している可能性がある。さらに、寝具の臭い等も睡眠の質に影響を与えるものと考えられる。
このように、睡眠前の睡眠準備段階から睡眠中、目覚め直後まで、様々な原因によって睡眠環境の悪化を招くことがあり、このような睡眠環境をできるだけ改善したいという要求がある。
そこで、例えば特許文献1、2に開示されているような抗アレルゲン組成物やアレルゲン中和組成物を寝具に噴霧することが考えられる。特許文献2ではポリアクリル酸塩のような凝集剤を使用することによってアレルゲンを凝集することができると考えられるが、アレルゲンを凝集剤で凝集できたとしても、アレルゲンが活性状態にあるとアレルギー反応が起こるので、凝集と共にアレルゲンの失活効果を十分に高めなければ意味のないものとなってしまう。
一方で特許文献1では、アレルゲン不活性化剤としてのアルミニウム塩等と、耐水性付与のための水溶性高分子を含んでいる。しかしながら本願発明者らの検討によれば、アルミニウム塩等によるアレルゲン不活性化効果は、その周囲に水分の存在を必要とする。一方で、就寝時には寝具等が湿っていると不快感があるため、乾燥している必要がある。ところが特許文献1では、乾燥した状態でどの程度アレルギー症状を抑制する効果があるか不明である。従って、仮に特許文献1の組成物を寝具に適用したとしても、モーニングアタックの症状を抑制できるほどの効果が得られるかどうかは不明である。なお特許文献1の組成物は、水溶性高分子を比較的高濃度で含んでいるため粘度が高く、噴霧に不適ないし噴霧不可能であると考えられる。従って、この意味でも寝具等に適用するには現実的では無い。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、睡眠環境を改善して睡眠の質をより一層高めることにある。
上記目的を達成するために、本発明では、舞い上がり防止剤と、タンパク質収斂効果を持つ無機塩類とを含有した液体を寝具に付着させるようにした。
第1の発明は、就寝の15分から60分前に、舞い上がり防止剤とタンパク質収斂効果を持つ無機塩類とアルコールと水とを含有する液体からなる睡眠環境改善剤を、平均粒子径(D50値)が70μm以上150μm以下の粒子として寝具における上半身に対応する部分に噴霧し、当該寝具に付着させることを特徴とする睡眠環境改善方法である。
この構成によれば、睡眠環境改善剤を例えば噴霧器等を使用して寝具に噴霧すると、タンパク質収斂効果を持つ無機塩類がアレルゲンに付着する。主なアレルゲンは、上述したように花粉やダニの死骸及び糞等であり、これらはタンパク質であるため、タンパク質収斂効果を持つ無機塩類がアレルゲンに付着することで、アレルゲンが不活化する。そして、舞い上がり防止剤によってアレルゲンが凝集し、大きな粒子を形成する。これにより、アレルゲンが舞い上がりにくくなる。アレルゲンの全てが不活化していなくても、凝集剤によってアレルゲンが舞い上がりにくくなるので、人間が吸い込むアレルゲンの量が少なくなる。以上より、アレルギー反応が抑制される。特に、寝具にアレルギー抑制組成物を噴霧しておくことで、モーニングアタックの症状を抑制することが可能になる。
また、寝具に付着している埃等も舞い上がり防止剤の凝集効果によって凝集して舞い上がり難くなる。
さらに、タンパク質収斂効果を持つ無機塩類は、寝具に付着している雑菌の殺菌効果を持っているので、寝具の除菌、抗菌、消臭効果も得られる。
第1の発明によれば、睡眠環境改善剤が舞い上がり防止剤と、タンパク質収斂効果を持つ無機塩類とを含有しているので、寝具に噴霧等することにより、睡眠環境を改善して睡眠の質をより一層高めることができる。
本発明の実施形態に係る睡眠環境改善製品の側面図である。 睡眠環境改善製品の使用要領を説明する図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る睡眠環境改善製品1の側面図であり、図2は、睡眠環境改善製品1の使用要領を説明する図である。睡眠環境改善製品1は、舞い上がり防止剤と、タンパク質収斂効果を持つ無機塩類とを含有する液体からなる睡眠環境改善剤と、睡眠環境改善剤を収容する容器2と、容器2に収容されている睡眠環境改善剤を寝具100、101、102(図2に示す)に噴霧するための噴霧器4とを備えている。
容器2は、例えば樹脂製の容器で構成されている。容器2の上部には、例えば樹脂製のキャップ3が取り付けられている。なお、容器2とキャップ3は取り外し可能となっており、例えば容器2内の睡眠環境改善剤が無くなった場合には、新しい容器2と交換することができる。噴霧器4は、操作レバー41と蓄圧部42を備え、当該操作レバー41を操作することで容器2内の睡眠環境改善剤を噴霧するように構成されている。操作レバー41の上部がキャップ3に対して軸支されており、操作レバー41の下部に指等を掛けて操作することによって操作レバー41が揺動するようになっている。操作レバー41の上部には、睡眠環境改善剤を噴霧するための噴霧口41aが形成されている。
噴霧器4は、公知の蓄圧式スプレーとして構成されている。即ち、操作レバー41を操作することによって機械的エネルギーが蓄積されるとともに、当該機械的エネルギーによって睡眠環境改善剤を加圧することにより、当該睡眠環境改善剤を噴霧口41aから噴霧するように構成されている。このような蓄圧式スプレーは、操作レバー41に加えられた操作力を機械的エネルギーとして一旦蓄積してから内容物を加圧するので、安定した噴霧を一定時間持続させることができるという特徴がある。これにより、寝具等に対してまんべんなく噴霧することができるので、睡眠環境改善剤の噴霧器として特にふさわしい。
なお本実施形態の噴霧器4の蓄圧部42は、弾性部材(具体的には金属バネ)による弾性変形によって上記機械的エネルギーを蓄積するように構成されている。金属バネによって機械的エネルギーを蓄積するので、蓄圧部42を小さく効率的に構成できるというメリットがあり、噴霧の持続性と安定性も向上する。図1における符号43は、容器2に収容されている睡眠環境改善剤を蓄圧部42に導くための導管である。操作レバー41の操作によって蓄圧部42内の金属バネに機械的エネルギーが蓄積されるとともに、導管43を介して蓄圧部42に睡眠環境改善剤が導入され、当該睡眠環境改善剤が前記金属バネによって加圧されて噴霧口41aから噴出する。この種の蓄圧部42を備えた噴霧器4は、例えば特表2014-527911号公報に記載されている。
噴霧口41aから噴霧される睡眠環境改善剤の平均粒子径は噴霧口41aの形状や大きさ、噴霧口41aに接続される導管43の下流端部の内径等によって任意に設定することができる。この実施形態では、睡眠環境改善剤の平均粒子径(D50値)が70μm以上150μm以下となるように、噴霧口41aの形状や大きさ等が設定されている。睡眠環境改善剤の平均粒子径を150μm以下としたことで、粒子径が小さくなり、寝具に付着しても表面が濡れた状態になりにくく、使用者が不快感を感じ難くなる。また、睡眠環境改善剤の平均粒子径を150μm以下としたことで、寝具の表面だけでなく、布の繊維間にも睡眠環境改善剤が浸透し易くなる。睡眠環境改善剤の平均粒子径を70μm以上にしているので、粒子径が無用に小さくなって空気中に長時間漂ってしまうことはなく、噴霧した睡眠環境改善剤の大部分を重力によって落下させて寝具に付着させることができる。睡眠環境改善剤の平均粒子径のより好ましい下限値は、80μm以上であり、さらに好ましいのは、85μm以上である。また、睡眠環境改善剤の平均粒子径のより好ましい上限値は、130μm以下であり、さらに好ましいのは、100μm以下である。
上記睡眠環境改善剤の平均粒子径を測定する際には、粒子径測定機として、マイクロトラック・ベル株式会社製 LDSA-SPR-1500Aを使用することができる。平均粒子径は粒子径測定機により測定され、自動演算処理装置により解析されたD50(累積50%)である。具体的には、粒子径測定機のレーザー光照射部より受光部に照射されるレーザービームと、噴射口41aとの距離が20cmとなる位置から、噴射物である睡眠環境改善剤がレーザービームをその照射方向に対して直交する方向に通過するように、睡眠環境改善剤を噴射する。睡眠環境改善剤の噴射中に測定を行い、睡眠環境改善剤の粒度分布を自動演算処理装置により解析することで求めることができる。この手法は従来から周知である。
睡眠環境改善剤を噴射剤と共にエアゾール容器に収容してエアゾール製品とすることもできる。この場合の噴射剤は、例えば液化石油ガスやジメチルエーテル等の各種ガス等を使用することができる。また、睡眠環境改善剤は霧吹きのような容器に収容して使用することもできる。
本発明の実施形態に係る睡眠環境改善剤は、アレルゲンを凝集させる舞い上がり防止剤(凝集剤)と、アレルゲンを失活させる失活剤と、有機媒体と、水とを含有している。睡眠環境改善剤は、アレルゲンとしての花粉、ダニの死骸及び糞等を失活剤によって失活させるとともに、複数のアレルゲンを凝集剤によって凝集させて大きな粒子を形成して舞い上がり難くすることによってアレルギーを抑制し、更に寝具の消臭・抗菌等も行い、ひいては睡眠環境を改善するためのものである。
睡眠環境とは、寝室の環境であり、睡眠前の睡眠準備段階から睡眠中、目覚め直後までの環境である。睡眠環境改善剤は、寝室において睡眠前の睡眠準備段階に使用することで、睡眠準備段階から睡眠中、目覚め直後までの環境を改善することができるものである。具体的な改善効果については後述する。
睡眠環境改善剤は、屋内で噴霧して使用するのが好ましく、例えば図2に示す寝具(掛け布団100、敷き布団101、枕102等を含む)、ソファー、カーテン、絨毯、畳等に付着させて使用することができる。このときに睡眠環境改善剤を付着させる範囲は符号Aで示す一点鎖線で囲まれた範囲にすることができる。すなわち、掛け布団100の上部、敷き布団101の上部及び枕102を含む範囲である。
上記舞い上がり防止剤は、アレルゲンや埃などの粒子を凝集させて舞い散りにくくする作用をもつ高分子であり、例えばポリアクリル酸塩であり、ポリアクリル酸塩としては例えばポリアクリル酸ナトリウムを挙げることができる。ポリアクリル酸ナトリウムとしては、非架橋型のポリアクリル酸ナトリウム(例えば東亜合成株式会社製 アロンビスSX、アロンビスMX等)および架橋型のポリアクリル酸ナトリウム(例えば東亜合成株式会社製 レオジック260H等)の何れでもよく、これらを混合して用いることもできるが、アレルゲンを凝集する効果の面で好ましいのは非架橋型のポリアクリル酸ナトリウムである。
ポリアクリル酸塩の含有量は、0.0001重量%以上0.005重量%以下に設定されている。ポリアクリル酸塩の含有量が0.0001重量%未満になると、アレルゲンの凝集効果が著しく低下してしまうので、ポリアクリル酸塩の含有量の下限値は0.0001重量%以上とするのが好ましく、より好ましくは0.0005重量%以上である。また、凝集剤によって寝具等に付着している埃等も凝集することができる。
一方、ポリアクリル酸塩の含有量が0.005重量%を超えると、製造途中、及び製造後、使用者が使用するまでの間に、ポリアクリル酸塩の自己凝集が進みやすく、安定した状態を維持できなくなるので、ポリアクリル酸塩の含有量の上限は0.005重量%以下が好ましく、より好ましくは、0.003重量%以下である。またポリアクリル酸塩の含有量が多すぎると、睡眠環境改善剤の粘度が高くなり噴霧に適さなくなるという別の問題も生じる。従って、ポリアクリル酸塩の含有量は上記の範囲内とすることが好ましい。
上記失活剤は、タンパク質収斂効果を持つ無機塩類であり、例えばアルミニウム塩である。アルミニウム塩としては、例えば塩化アルミニウム、ミョウバン等を挙げることができる。塩化アルミニウム、ミョウバンは睡眠環境改善剤としたときに安定している。タンパク質収斂効果とは、上記花粉、ダニの死骸及び糞等を失活するまで収斂(変性)させることができる効果である。塩化アルミニウムは、タンパク質収斂効果が高いだけでなく、人間の肌に付着したときの刺激性が低く、しかも布材等に付着したときに着色することはない点で好ましい。またこのような無機塩類は、消臭・抗菌の効果も期待できる。
タンパク質収斂効果を持つ無機塩類の含有量は、例えば0.2重量%以上20重量%以下に設定することができる。タンパク質収斂効果を持つ無機塩類の含有量の下限値が0.2重量%未満になると、失活効果が著しく低下してしまうので、0.2重量%以上が好ましい。タンパク質収斂効果を持つ無機塩類の含有量を増加させるほど失活効果は高まるが、20重量%を超えると、それ以上含有させても失活効果は殆ど変化しなくなるので、タンパク質収斂効果を持つ無機塩類の含有量の上限値は20重量%以下が好ましい。塩化アルミニウムの含有量はポリアクリル酸塩の含有量よりも多く設定されている。
有機溶媒は例えばアルコールであるが、これに限らず様々な有機溶媒が目的に応じて任意に配合され得る。有機溶媒の配合目的としては、例えば睡眠環境改善剤の速乾性を高めて使用感を向上させること等が考えられ、この場合は水よりも蒸発し易い有機溶媒であれば特に限定されないが、例えば低級アルコールを用いることができ、安全性の面からエタノールが特に好ましい。エタノールは、例えば発酵アルコール(95度1級)等を使用することができるが、合成アルコール等であってもよい。
なお、本発明の睡眠環境改善剤では、無機塩類によって十分な消臭・抗菌の効果を得ることができる。しかしながら、必要に応じて更に抗菌剤・消臭剤・香料等を配合しても良い。
抗菌剤は、例えばフェノキシエタノール、パラオキシ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム、安息香酸、塩化ベンザルコニウム等を使用することができる。抗菌剤の含有量は、ポリアクリル酸塩の含有量よりも多く、かつ、タンパク質収斂効果を持つ無機塩類の含有量よりも少なく設定されている。具体的には、抗菌剤の含有量は、0.3重量%以上0.8重量%以下とするのが好ましい。
消臭剤は、例えばエポリオンAS-144(共立製薬株式会社製)、フレッシュE(白井松新薬株式会社製)、パンシルFG-60、FG-70(何れもリリース科学工業社製)、スーパーピュリエールA100-R、スーパーピュリエールA-20TEB、スーパーピュリエールZ-100(何れもパナソニックエコソリューションズ化研株式会社製)等を使用することができる。消臭剤の含有量は、ポリアクリル酸塩の含有量よりも多く、かつ、タンパク質収斂効果を持つ無機塩類の含有量よりも少なく設定されている。具体的には、抗菌剤の含有量は、0.05重量%以上0.5重量%以下とするのが好ましい。
香料は各種天然精油、合成香料等を用いることができる。水は常水を用いることができる。水の含有量は、凝集剤、失活剤、アルコール、抗菌剤、消臭剤及び香料の残部である。尚、アルコール、抗菌剤、消臭剤及び香料のうち、任意の1種または2種以上を含有させなくてもよい。また、舞い上がり防止剤及び失活剤の効果を低減させない範囲で、他の添加剤を加えることもできる。
ところで本願発明者らは、本発明に到る過程において、通常の(塩では無い)ポリアクリル酸に比べて、ポリアクリル酸塩の方がアレルゲンを凝集する効果に優れることを突き止めた。これは、通常のポリアクリル酸に比べて、塩の方が電離しやすいため、電荷を帯びた細かい粒子(アレルゲン等)をより補足し易いためだと考えられている。
そこで本願発明者らは、鋭意検討を重ねる中で、舞い上がり防止剤としてのポリアクリル酸塩に、失活剤としての無機塩類を配合することを着想した。ところがこれを実際に試みたところ、ポリアクリル酸塩が極めて容易に自己凝集を起こし沈殿してしまうという課題に直面した。この原因はおそらく、水中で電離したポリアクリル酸イオンが、同じく水中で電離した上記無機塩類のイオンと結合してしまうことが原因だと考えられる。
そこで本願発明者らは、ポリアクリル酸塩および無機塩類の濃度を調整することで自己凝集を防ぐことができないかと考えたが、例えばポリアクリル酸塩の濃度を下げるとアレルゲン凝集効果が低くなることが予想され、無機塩類の濃度を下げるとアレルゲン失活効果が低くなることが予想されるため、アレルギー抑制効果と自己凝集の防止との両立は不可能と思われた。
ところが本願発明者らが鋭意研究したところ、ポリアクリル酸塩を上記の濃度範囲とすることで、ポリアクリル酸塩の自己凝集が生じず、しかも十分なアレルゲン凝集効果も得られることを突き止め、本発明に到ったのである。上記ポリアクリル酸塩の濃度範囲は極めて低い(0.0001重量%以上0.005重量%以下)が、このように低い濃度でも十分なアレルゲン凝集効果が得られることは全く意外なことであった。
更に本願発明者らは、無機塩類を上記濃度範囲とすることで、十分なアレルゲン失活効果が得られ、しかもポリアクリル酸塩の自己凝集が生じないことも突き止めた。即ち、ポリアクリル酸塩および無機塩類の濃度を上記の範囲内とすることで、自己凝集による沈殿が生じず、しかも高い効果を有するアレルギー抑制組成物を得ることができるのである。しかも上記のようにポリアクリル酸塩の濃度が十分低いことから、睡眠環境改善剤の粘度も低いので、噴霧器4による噴霧に適し、噴霧性状も良く寝具等にまんべんなく噴霧することが可能である点で非常に優れている。
(睡眠環境改善剤の製造方法)
次に、睡眠環境改善剤の製造方法について説明する。睡眠環境改善剤の製造方法は、ポリアクリル酸塩を水に分散させたポリアクリル酸塩分散液を得るポリアクリル酸塩分散液生成工程と、抗菌剤をアルコールに溶解させた抗菌剤溶液を得る抗菌剤溶液生成工程と、ポリアクリル酸塩分散液生成工程で生成されたポリアクリル酸塩分散液にタンパク質収斂効果を持つ無機塩類(この実施形態では塩化アルミニウム)を溶解させる無機塩類溶解工程(塩化アルミニウム溶解工程)とを備えている。
ポリアクリル酸塩分散液生成工程では、水にポリアクリル酸塩を投入して攪拌することによってポリアクリル酸塩を水に分散させる。このとき、アルコールが存在しない状態で攪拌する。これにより、ポリアクリル酸塩の自己凝集が抑制される。また、ポリアクリル酸塩分散液生成工程では、小型のタンクを使用してポリアクリル酸塩を水に分散させるようにするのが好ましい。
抗菌剤溶液生成工程では、アルコールにフェノキシエタノールを投入して攪拌し、フェノキシエタノールをアルコールに溶解させることによって抗菌剤溶液を得る。この抗菌剤溶液生成工程では、アルコールに消臭剤と香料を投入して攪拌し、消臭剤と香料をアルコールに溶解させてもよい。これにより、フェノキシエタノール、消臭剤及び香料が溶解した溶液が得られる。
無機塩類溶解工程では、水に塩化アルミニウムを投入して攪拌し、塩化アルミニウムを水に溶解させることによって塩化アルミニウム溶液を得る。
ポリアクリル酸塩分散液生成工程、抗菌剤溶液生成工程及び塩化アルミニウム溶解工程は、別々のタンクを使用して行う。これら3つの工程は、異なるタイミングで行ってもよいし、並行しておこなってもよい。
そして、ポリアクリル酸塩分散液生成工程で生成されたポリアクリル酸塩分散液を大型のタンクに移し、そのタンクに水を加えて攪拌する工程を複数回行ってポリアクリル酸塩分散液中の水の占める割合を増加させていく。
その後、ポリアクリル酸塩分散液をさらに大型のタンクに移して水を加えた後、塩化アルミニウム溶解工程で生成された塩化アルミニウム溶液をそのタンクに投入して攪拌する。次いで、水を投入して攪拌した後、アルコールを投入して攪拌する。つまり、ポリアクリル酸塩が分散したポリアクリル酸塩分散液にアルコールを加えるので、ポリアクリル酸塩の自己凝集が抑制される。
しかる後、フェノキシエタノール、消臭剤及び香料がアルコールに溶解した溶液を投入して攪拌した後、アルコールを加えて攪拌する。最後に、水を投入して攪拌して睡眠環境改善剤が得られる。
上述したように、ポリアクリル酸塩を水に分散させた後に、タンパク質収斂効果を持つ無機塩類を溶解させるようにしたので、製造途中においてポリアクリル酸塩が自己凝集し難くなるとともに、製造後、使用者が使用するまでの間においてもポリアクリル酸塩の自己凝集が抑制される。これにより、長期間に亘って安定した状態が維持される。
(睡眠環境改善方法)
次に、睡眠環境改善方法について説明する。睡眠環境改善方法は、睡眠環境改善剤を用意し、用意した睡眠環境改善剤を寝具に噴霧する工程を含んでおり、睡眠環境改善剤の使用方法でもある。睡眠環境改善剤は、上記容器2に収容しておいてもよいし、他の構造の容器に収容しておいてもよい。睡眠前の睡眠準備段階で睡眠環境改善剤を寝具に噴霧するのが好ましい。
睡眠環境改善剤を寝具に噴霧すると、タンパク質収斂効果を持つ無機塩類がアレルゲンに付着する。タンパク質収斂効果を持つ無機塩類がアレルゲンに付着することで、アレルゲンが不活化する。そして、ポリアクリル酸塩の凝集効果によってアレルゲンが凝集し、大きな粒子を形成する。これにより、アレルゲンが舞い上がりにくくなる。アレルゲンの全てが不活化していなくても、凝集剤によってアレルゲンが舞い上がりにくくなるので、人間が吸い込んでしまうアレルゲンの量が少なくなる。以上より、アレルギー反応が抑制される。特に、寝具にアレルギー抑制組成物を噴霧しておくことで、モーニングアタックの症状を抑制することが可能になる。
また、寝具に付着している埃等もポリアクリル酸塩の凝集効果によって凝集して舞い上がり難くなる。埃の内部に存在しているアレルゲンには上記無機塩類が接触できず、不活化できない可能性があるが、ポリアクリル酸塩によって舞い上がりを防止できるので、不活性化できていないアレルゲンを吸い込んでしまう量が少なくなる。さらに、タンパク質収斂効果を持つ無機塩類は、寝具に付着している雑菌を死滅させる効果を持っているので、寝具の除菌、抗菌、消臭効果も得られる。
したがって、花粉症患者やアレルギー患者の場合に、睡眠前の準備段階で鼻水が出にくくなるとともに、くしゃみが抑制されて眠りにつき易くなる傾向が見られる。また、睡眠中における鼻水等の影響が低減されて睡眠の質を高めることも可能になる。
(実施形態の作用効果)
以下、睡眠環境改善剤による効果について試験結果に基づいて具体的に説明する。まず、抗菌試験結果について説明する。抗菌試験方法は、JIS1902に準拠した方法である。供試菌は、黄色ブドウ球菌(S. aureus :NBRC12732)である。供試剤は、水道水が68重量%、アロンビスSXが0.001重量%、エタノールが30重量%、塩化アルミニウムが1.000重量%、スーパーピュリエールA100-Rが0.5重量%、ネオロン(フェノキシエタノール)が0.5重量%である供試剤1と、水道水が69重量%、アロンビスSXが0.001重量%、エタノールが30重量%、塩化アルミニウムが1.000重量%の供試剤2とを用意した。供試剤1及び供試剤2のいずれも99.999%の除菌効果が得られた。つまり、フェノキシエタノールのような抗菌剤の有無によらず、塩化アルミニウムによる抗菌作用によって高い抗菌効果を得ることができる。
次に、消臭効果について説明する。まず、消臭試験方法について説明すると、液体の悪臭源を1mL取り、それをガラスシャーレ中のろ紙(ADVANTEC, No5A, 90mm)に塗布する。その後、直ちに下記供試剤3を同じろ紙に1mLだけ塗布する。次いで、上記ろ紙とガラスシャーレを、内容積が18Lのガラスシリンダーの中に移し、ガラスシリンダーにガラス製の蓋をする。蓋をした時点から30分後、1時間後、2時間後、3時間後におけるガラスシリンダー内の悪臭濃度を検知管にて測定した。悪臭源は、アセトアルデヒド水溶液(0.1g/100mL)と、25%アンモニア水溶液(0.15/100mL)の2種類を用意して別々に試験を行った。
供試剤は、水道水が68重量%、アロンビスSXが0.001重量%、エタノールが30重量%、塩化アルミニウムが1.000重量%、エポリオンAS144が0.5重量%、ネオロン(フェノキシエタノール)が0.5重量%である供試剤3を用意した。
試験結果は、2種類の悪臭源ともに、供試剤3を塗布した場合には30分後の悪臭濃度は0ppmになり、消臭率は100%であった。尚、供試剤3を塗布しなかった場合には、3時間後における悪臭濃度は、アセトアルデヒドの場合に20ppm、アンモニアの場合に15ppmであった。
次に、アレルギー症状(花粉症の症状を含む)の抑制効果について説明する。まず、アレルギー症状の抑制効果に関する試験方法について説明する。試験対象者は、アレルギー症状を持った13名とした。期間は花粉飛散時期の2週間とし、試験開始のタイミングは、各試験対象者のアレルギー症状が発症したタイミングとした。
供試剤は、水道水が68.5重量%、アロンビスSXが0.001重量%、エタノールが30重量%、塩化アルミニウムが1.000重量%、スーパーピュリエールA100-Rが0.5重量%である供試剤4を用意した。供試剤4を、実際に試験対象者が普段使用している寝具に付着させる。供試剤4を付着させる範囲は図2に符号Aで示す範囲とした。供試剤4は、毎晩、就寝前の15分から60分前に寝具に付着させるようにした。付着させる量としては、符号Aの範囲をうっすらと湿らせる程度(噴霧量としては5~10ml程度)とした。なおこの供試剤はエタノールを配合して速乾性を高めているので、この程度の付着量であれば15分程度で乾き、就寝時に湿っぽいなどの不快感をあたえることは無い。
各試験対象者には、「水っぱな」、「くしゃみ」、「鼻づまり」、「鼻のかゆみ」、「目のかゆみ」、「涙目」の症状別に、就寝前と、起床直後のそれぞれで症状スコアを付けてもらった。症状スコアは1~4段階とし、アレルギー症状の発症初期に付けた各自の症状スコアが供試剤4の使用によって2週間後にどのように変化したかを得た。
その結果、就寝前の症状スコアでは、「水っぱな」については平均0.3の改善、「くしゃみ」については平均0.1の改善、「鼻づまり」については平均0.4の改善、「鼻のかゆみ」については平均0.18の改善、「目のかゆみ」については平均0.7の改善、「涙目」については平均0.38の改善が見られた。
また、起床直後の症状スコアでは、「水っぱな」については平均0.03の改善、「くしゃみ」については平均0.18の改善、「鼻づまり」については平均0.1の改善、「鼻のかゆみ」については平均0.1の改善、「目のかゆみ」については平均0.6の改善、「涙目」については平均0.43の改善が見られた。
このように、本発明に係る睡眠環境改善剤を使用することで、アレルギー症状を就寝前及び起床直後のそれぞれについて抑制することができる。
なお、無機塩類によるアレルゲン失活効果は周囲に水の存在を必要とする。例えば埃の内部のアレルゲンに作用するためには、当該埃の内部まで湿らせるだけ水分を必要とする。しかしながら一方で、使用感を向上させるという点では、睡眠環境改善剤は速乾性が求められるし、就寝時に寝具が湿っているのは不快感があるので好まれない。従って、無機塩類の水溶液を大量に寝具に吹きかけることはできないので、無機塩類のみで十分なアレルギー症状抑制効果を得ることは現実的ではないと考えられる。
この点、本願発明の睡眠環境失活剤は、舞い散り防止剤を無機塩類と併用することにより、15分程で乾く程度の噴霧量でありながら、就寝前から起床直後までの一晩中アレルギー症状を抑えることができるという従来技術からは全く予想できない優れた特性を有するものである。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明に係る睡眠環境改善剤及び睡眠環境改善方法は、例えば、睡眠前の睡眠準備段階で寝具に噴霧して使用することができる。
1 睡眠環境改善製品
2 容器
3 キャップ
4 噴霧器

Claims (1)

  1. 睡眠前の睡眠準備段階で就寝の15分から60分前に、舞い上がり防止剤とタンパク質収斂効果を持つ無機塩類とアルコールと水とを含有する液体からなる睡眠環境改善剤を、平均粒子径D50値が70μm以上150μm以下の粒子として寝具における上半身に対応する部分に噴霧し、当該寝具に付着させることを特徴とする睡眠環境改善方法。
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