JP7168478B2 - 固定治具及び作業対象物の固定方法 - Google Patents
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Description
鋼管フレーム部材は、複数の円筒状の鋼管部材からなり、これら部材を溶接等によって接合することで構成されている。具体的には、長尺の鋼管部材に対して短尺の鋼管部材を枝状に接合する。このような鋼管部材同士の接合は、現場での施工性等を考慮し、できるだけ予め工場等で行われることが一般的である。鋼管部材の接合を行う場合には、通常、長尺の鋼管部材を横置きにした状態で短尺の鋼管部材を上方から取り付ける。
最初に、製造時に固定治具が用いられる捕捉体を備えた堰堤について説明する。
図1に示すように、堰堤1は、その基礎部が地盤に埋設されており、河川を横切るように河川の幅方向に沿って延在するように構築される。堰堤1は、例えば、コンクリート又はソイルセメントによって構築される。
堰堤1は一般に透過型堰堤として知られるものであり、河川の上流から流れてくる流水を通す透過部2と、透過部2に設けられて流水を通すとともに土石及び流木を捕捉する捕捉体3とを備える。
以下に各構成の詳細について説明するが、便宜上、上流側支柱31を本体部31、下流側支柱32を枝部32として説明する。
次に、固定治具の実施の形態について説明する。
図4、図5に示すように、固定治具4は、略矩形状の鋼板から形成されており、本体部31に枝部32を接合する際に、ベースプレート33に取り付けられる。固定治具4は、ベースプレート33に着脱自在に取り付けられる取付部41と、ベースプレート33に取り付けられた状態で接地する接地部42を有する。
図5に示すように、取付部41は、固定治具4の上端側(ベースプレート33に取り付けられた際における上端側)に位置し、円形状に形成された2つの挿通孔41aを有する。挿通孔41aは、ベースプレート33の挿通孔33aの位置に対応するように配置されており、後述する連結具(ボルト)を挿通するために用いられる。すなわち、挿通孔41aの間隔は、固定治具4が取り付けられるベースプレート33の2つの挿通孔33aの間隔と等しくなるように形成されている。
図5に示すように、接地部42は、固定治具4の下端側(ベースプレート33に取り付けられた際における下端側)に位置し、長手方向(ベースプレート33に取り付けられた際における左右方向)の両側に一対の脚部42aを有する。固定治具4は、ベースプレート33に取り付けられた状態において、少なくとも脚部42aがベースプレート33の外縁よりも外側に突出する。このような構成にすることにより、ベースプレート33の接地を回避し、本体部31を安定した姿勢で固定することができる。また、一対の脚部42aは、その先端が同一平面上に位置する。すなわち、固定治具4をベースプレート33に取り付けた状態において、本体部31のベースプレート33側とは反対側の端部に設けられる吊りピース310とともに全ての脚部42aの先端が接地する。
固定治具4の角部は、面取り加工、角落とし加工が施されており、軽量化を図るとともに作業者が鋭利な角部に接触して負傷しないように工夫が施されている。
図6に示すように、固定治具4の取付部41は、連結具43を用いてベースプレート33に取り付けられる。連結具43は、例えば、ボルト43aとナット43bとを有する。取付部41の挿通孔41aとベースプレート33の挿通孔33aの位置を合わせた状態でボルト43aを両挿通孔41a,33aに挿通する。その後、ベースプレート33の反対側からナット43bをボルト43aに締結することにより、固定治具4がベースプレート33に取り付けられる。
固定治具4は、ベースプレート33に予め形成される挿通孔33aを利用して取り付けるので、特別な加工を必要とせず容易に固定治具4をベースプレート33に固定することができる。
また、固定治具4は、ベースプレート33に対して着脱自在に取り付けられるので、溶接作業終了後には容易に本来の状態に戻すことができる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限られるものではない。
例えば、図7(a)に示すように、固定治具4aは、一対の脚部42aの間が脚部42aと同一面を形成することにより、上記切欠42bがない形状であってもよい。
例えば、図7(b)に示すように、固定治具4bは、ベースプレート33に設けられる4つの挿通孔33aに対応する挿通孔41aが形成された取付部41を有していてもよい。
例えば、図7(c)に示すように、固定治具4cは、ベースプレート33に設けられる1つの挿通孔33aに対応する1つの挿通孔41aが形成された取付部41を有し、各挿通孔33aにそれぞれ別個の固定治具4を使用して本体部31を安定した姿勢で固定してもよい。
固定治具5は、本体部31に設けられる吊りピース310に取り付けられる。本体部31及び吊りピース310の構成については、上記と同じであるため、説明を省略する。
取付部53は、円形状に形成された挿通孔53aを有する。挿通孔53aは、本体部31を固定治具5に載置した際に、吊りピース310の挿通孔310aの位置に対向する位置に形成されており、後述する連結具(ボルト)を挿通するために用いられる。なお、取付部53は、固定治具5と一体に形成された例を説明したが、固定治具5と別体、すなわち分割部材として形成されたものであってもよい。例えば、取付部53を分割部材として連結部52上に取り付ける構成であれば、本体部31の吊りピース310の位置や大きさによって、取付部53の取り付け位置を適宜調整することができる。
接地部54は、一対の立設部51のそれぞれの下端側に設けられ、その先端が同一平面上に位置する。
固定治具5が取り付けられた本体部31は、立設部51の上端に接触した状態で固定治具5上に載置され、安定した姿勢で固定される。
また、上記実施の形態においては、固定治具を本体部に取り付ける際に使用する連結具を固定治具と別個に設けた例について説明したが、これに限られない。例えば、固定治具と連結具とが一体に形成されていてもよい。
また、上記実施の形態においては、堰堤の捕捉体(支柱)に用いる管材(円筒状の鋼管)を作業対象物とする例について説明したが、これに限られない。例えば、固定治具は、種々の用途に使用される作業対象物に対して適用することができる。
また、本体部は、3点支持に限らず、4点以上で支持してもよい。
2 透過部
3 捕捉体
31 本体部(上流側支柱)
310 吊りピース
310a 挿通孔
32 枝部(下流側支柱)
33 ベースプレート
4,4a,4b,4c 固定治具
41 取付部
41a 挿通孔
42 接地部
42a 脚部
42b 切欠
43 連結具
5 固定治具
51 立設部
52 連結部
53 取付部
53a 挿通孔
54 接地部
55 連結具
Claims (7)
- 作業対象物の姿勢を固定して支持する固定治具であって、
前記作業対象物に着脱自在に取り付けられる取付部と、
先端が同一平面上にある複数の接地部と、を有し、
前記作業対象物は、管材と、該管材に設けられたベースプレートと、を備えており、
前記取付部は、前記管材と前記ベースプレートの少なくとも一方に着脱自在に取り付けられることを特徴とする固定治具。 - 前記取付部は、該取付部と一体又は別個の連結具により前記ベースプレートに取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の固定治具。
- 前記ベースプレート及び前記取付部は、前記連結具が挿通される孔を有していることを特徴とする請求項2に記載の固定治具。
- 前記接地部は、前記取付部が前記ベースプレートに取り付けられた状態において、前記ベースプレートの外縁よりも該ベースプレート外側に突出していることを特徴とする請求項1から3までのいずれか一項に記載の固定治具。
- 前記複数の接地部間に、一部が切り欠かれた切欠を有することを特徴とする請求項1から4までのいずれか一項に記載の固定治具。
- 前記切欠は、円弧状に形成されていることを特徴とする請求項5に記載の固定治具。
- 請求項1から6までのいずれか一項に記載の固定治具を用いた作業対象物の固定方法であって、
前記作業対象物に前記固定治具の前記取付部を取り付ける工程と、
前記複数の接地部を全て接地させて前記作業対象物の姿勢を固定する工程と、
を有することを特徴とする作業対象物の固定方法。
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