JP2017079523A - 太陽電池モジュール設置用架台 - Google Patents

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Abstract

【課題】如何なる角度で傾斜した地盤(特に、東西方向に傾斜した地盤)において容易に組み付けることができる上、構造強度が高く、長期間に亘って使用可能な太陽電池モジュール設置用架台を提供する。【解決手段】太陽電池モジュール設置用架台は、前方支柱2,2および後方支柱3,3の上端に、それぞれ、左右方向に沿った鉛直面(支承部)を有する支承金具7が固着されているとともに、前列梁材4と後列梁材5の下側に、それぞれ、長手方向に沿った鉛直面(支持部)を有する支持金具17が設けられている。そして、前列梁材4および後列梁材5が、それぞれ、支持金具17を前方支柱2,2および後方支柱3,3の支承金具7に当着させて傾斜した状態で前方支柱2,2および後方支柱3,3の上端に固着可能になっている。【選択図】図4

Description

本発明は、扁平な直方体状に形成された複数の太陽電池モジュールを設置するための架台に関するものである。
近年、太陽電池を利用した太陽光発電が注目されているが、効率良く太陽光発電をするためには、多数の扁平な直方体状の太陽電池(太陽電池モジュール)を設置して太陽光に曝した状態で保持する架台が必要となる。そのような太陽電池モジュール設置用の架台としては、特許文献1の如く、複数の杭兼用柱と、杭兼用柱に取り付けられて互いに平行に延びる複数の大引材と、複数の大引材の上側に取り付けられて大引材に直交する複数の根太材とを具備しており、複数の根太材の上側に太陽電池モジュールを取り付け可能に構成したものが知られている。
特開2015−104156号公報
しかしながら、上記特許文献1の太陽電池モジュール設置用の架台は、各杭兼用柱の上端に梁部材をボルトとナットとによって単純にネジ止めする構造であるため、平坦な地盤においては容易に組み付けられるものの、東西方向に傾斜した地盤においては、傾斜して下った側の杭兼用柱を長くして平坦化する(大引材を杭兼用柱に対して直交させる)必要があるため、材料費、施工費とも高くなる、という不具合がある。また、傾斜度が大きくなると、杭兼用柱が長くなるため、構造強度が低下して、長期間の使用に耐えられなくなってしまう。
本発明の目的は、上記従来の太陽電池モジュール設置用の架台(以下、単に架台という)が有する問題点を解消し、傾斜した地盤(特に、東西方向に傾斜した地盤)において容易に組み付けることができる上、構造強度が高く、かつ、材料費、施工費とも安価に抑えることができ、長期間に亘って使用可能な架台を提供することにある。
本発明の内、請求項1に記載された発明は、複数の矩形の太陽電池モジュールを傾斜状に並べて設置するための太陽電池モジュール設置用架台であって、複数の前方支柱が、所定の間隔を隔てて立設されており、それらの前方支柱の上端に跨がるように長尺な前列梁材が掛け渡されているとともに、前方支柱よりも長尺な複数の後方支柱が、各前方支柱の後方に所定の間隔を隔てて立設されており、それらの後方支柱の上端に跨がるように長尺な後列梁材が掛け渡されており、かつ、棒状で複数の母屋材が、前列梁材と後列梁材とに懸架されて傾斜し、かつ、前列梁材および後列梁材の長手方向に沿って所定の間隔で平行に配置された状態で設置された構造を有しており、前方支柱および後方支柱の上端に、それぞれ、鉛直面を有する支承金具が固着されているとともに、前列梁材と後列梁材の下側に、それぞれ、長手方向に沿った鉛直面を有する支持金具が設けられており、前列梁材および後列梁材が、それぞれ、支持金具を前方支柱および後方支柱の支承金具に当着させることによって、任意の角度で自在に傾斜した状態で前方支柱および後方支柱の上端に固着可能になっていることを特徴とするものである。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、支承金具の前方支柱あるいは後方支柱との固着側以外の端縁、および、支持金具の前列梁材あるいは後列梁材との固着側以外の端縁が円弧状になっていることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1、または請求項2に記載された発明において、前方支柱および後方支柱の上端に、2個の支承金具が、それぞれの鉛直面を所定の間隔で平行に対峙させた状態で固着されているとともに、前列梁材および後列梁材が、支持金具を前方支柱あるいは後方支柱の2個一対の支承金具に挟持させた状態で、前方支柱および後方支柱の上端に固着されていることを特徴とするものである。
請求項1に記載の架台は、梁材(前列梁材および後列梁材)が、下端の支持金具を支柱(前方支柱および後方支柱)の支承金具に当着させることによって、任意の角度で自在に傾斜させた状態で前方支柱および後方支柱の上端に固着可能であるため、東西方向において如何なる角度で傾斜している地盤であっても、その傾斜に合わせて梁材の傾斜角度を自由自在に変更させて容易に設置することができる。また、東西方向に傾斜角度に合わせて支承金具に対する支持金具の傾斜角度を変えるだけで、その他の部材は同じまま利用することができるので、材料費を安価に抑えることができる。
請求項2に記載の架台は、支承金具の前方支柱あるいは後方支柱との固着側以外の端縁、および、支持金具の前列梁材あるいは後列梁材との固着側以外の端縁が円弧状になっているため、支承金具に対する支持金具の傾斜角度の変更をスムーズに行うことができるので、梁材の傾斜角度を容易に微調整することができる。また、請求項2に記載の架台によれば、支承金具および支持金具をコンパクトに設計して、構造強度をより高いものとすることができる。
請求項3に記載の架台は、梁材(前列梁材および後列梁材)の下端の支持金具が2個一つのの支承金具に挟持された状態で、梁材が支柱の上端に固着されたものであり、構造が単純であるため損傷しにくく、太陽光モジュールを長期間に亘って確実に保持することができる。
架台の斜視図である。 架台の正面図である。 架台の平面図である。 支柱(前方支柱あるいは後方支柱)と梁材(前列梁材あるいは後列梁材)との固着部分を示す説明図である(aは図2における円形部分の拡大図であり、bはaにおけるA−A線断面図である) 支柱(前方支柱あるいは後方支柱)と梁材(前列梁材あるいは後列梁材)との固着部分を拡大して示す説明図(平面図)である。 支持プレートを示す説明図である(aは正面図であり、bは平面図である) 支承金具を示す説明図である(aは正面図であり、bは平面図である、cは右側面図である) 支持金具を示す説明図である(aは正面図であり、bは平面図である、cは右側面図である) 架台の使用状態を示す説明図(斜視図)である。 支承金具および支持金具の変更例を示す説明図(正面図)である。 支承金具および支持金具の変更例を示す説明図(正面図)である。
<架台の構造>
以下、本発明に係る架台の一実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。図1〜3は、架台(1ユニット)を示したものであり、架台1は、図2の如く、東西方向(図2の左右方向)に傾斜した地盤G(ここでは、西下がりに10°傾斜しているものとする)に設置するものであり、支柱(前方支柱2,2、後方支柱3,3)、梁材(前列梁材4、後列梁材5)、支承金具7,7・・、支持金具17,17・・、母屋材6,6・・、および母屋留め金具8,8・・等を組み付けることによって一体的に形成されている。なお、前方支柱2,2、後方支柱3,3、前列梁材4、後列梁材5、支承金具7,7・・、支持金具17,17・・、母屋材6,6・・、母屋留め金具8,8・・、および、それらを結合させるための部材は、いずれも鋼鉄製であり、表面に防錆処理が施されている。
各後方支柱3,3は、所定の外径・厚さ(101.6mm、厚さ4.0mm)を有する円筒状の鋼管であり、1,300mmの長さを有している。そして、下端際の外周には、外径139.8mm(内径101.6mm)で厚さ6mmの円形フランジ状(ドーナッツ状)の先端翼9が突設(溶接)されており、下端から400mm上方の外周には、外径180.0mm(内径101.6mm)で厚さ6mmの円形フランジ状(ドーナッツ状)の先端翼10が突設(溶接)されている。一方、各前方支柱2,2は、各後方支柱3,3と異なり、900mmの長さを有している。それ以外の各前方支柱2,2の構造は、各後方支柱3,3と同様である。
上記の如く構成された後方支柱3,3(あるいは前方支柱2,2)は、所定の部分まで、地盤Gの中に立て込まれている。後方支柱3,3(あるいは前方支柱2,2)を地盤Gに立て込む際には、後方支柱3,3(あるいは前方支柱2,2)の周囲に、セメント含有柱状体24を形成して、その略中心に後方支柱3,3(あるいは前方支柱2,2)を位置させる。
すなわち、後方支柱3を地盤Gに立て込む際には、先端に掘削装置(オーガー)を掘削機(重機)のロットに取り付けて、当該ロットを、後方支柱3の立て込み位置にセットする。そして、ロットの先端の掘削装置を地盤Gの表面に突き立てて、プラント車によって供給されるセメントスラリー(セメント固化材と水との混合物)を、掘削装置の刃先から噴出させながらロットを回転させることによって地盤Gを掘削し、所定の大きさ(たとえば、直径約600mmφ、深さ約1,000mm)の鉛直な縦穴を形成するとともに、その縦穴の内部で、掘削した土壌(現状土)とセメントスラリーとが均一に混合されたセメント混合土からなるセメント含有柱状体(固化前)24を形成する。
しかる後、その未固化のセメント含有柱状体24の略中心に、後方支柱3の先端側を突っ込んで、後方支柱3の上部が所定の長さ(816mm)だけ地表から露出した状態になるように鉛直に押し込む(立て込む)。なお、そのように未固化のセメント含有柱状体24の内部に後方支柱3を立て込む際には、同様の方法で立て込む他の後方支柱3や前方支柱2,2との相対的な位置が正しい位置となるように調整する。そして、後方支柱3をセメント含有柱状体24内に立て込んだ後には、十分な時間をかけてセメント含有柱状体24を養生して固化させる。
一方、前方支柱2,2は、同様な方法により、上部が所定の長さ(401mm)だけ地表から露出した状態になるように立て込む。なお、立て込む際には、前方支柱2,2を、後方支柱3,3よりも南側に位置させる(すなわち、左右同側の前方支柱2と後方支柱3とを結ぶ線が南北方向を向くように、前方支柱2,2および後方支柱3,3を位置させる)。
そして、上記の如く立て込まれた後方支柱3,3を利用して、長尺な後列梁材5が設置されており、上記の如く立て込まれた前方支柱2,2を利用して、長尺な前列梁材4が設置されている。
<発明の特徴部分の説明>
図4、図5は、後方支柱3(あるいは前方支柱2)と後列梁材5(あるいは前列梁材4)との連結部分を拡大して示したものである。後方支柱3,3および前方支柱2,2の上端には、矩形の平板状の支持プレート11が、後方支柱3(あるいは前方支柱2)の軸心と直交するように溶接されている。図6は、支持プレート11を示したものであり、支持プレート11は、厚さ12mmの鋼鉄板を裁断することによって、前後220mm×左右150mmの矩形状(長方形状)に形成されている。そして、中央には、直径30mmのメッキ抜き孔12が穿設されており、当該メッキ抜き孔12の上下には、それぞれ、幅(前後の幅)×長さ(左右の長さ)=18mm×70mmの長孔13,13が、長手方向を前後方向に一致させた状態で穿設されている。なお、各長孔13,13は、支持プレート11の左右の中央に位置しており、上端縁あるいは下端縁との距離が35mmに調整されている。
当該支持プレート11は、メッキ抜き孔12の中心を後方支柱3(あるいは前方支柱2)の軸心に合致させた状態で、裏面と後方支柱3(あるいは前方支柱2)の上端との接合部分を溶接することによって、後方支柱3(あるいは前方支柱2)に固着されており、支持プレート11の板面と後方支柱3(あるいは前方支柱2)の軸心とが直交した状態になっている。
さらに、その支持プレート11の上側には、同一形状の2個一対の支承部材7a,7aからなる支承金具7が固着されている。図7は、支承金具7の支承部材7aを示したものであり、各支承部材7a,7aは、厚さ6mmの鋼鉄板を裁断して折り曲げることによって形成されており、矩形の接合部14と略半円形の支承部15とを有している。
各支承部材7a,7aの接合部14は、前後の奥行き×左右の幅=110mm×150mmの大きさを有している。そして、中央(左右の幅方向の中央)には、幅(左右の幅)×長さ(前後の長さ)=18mm×40mmの長孔16,16が、長手方向を前後方向に一致させた状態で穿設されている。なお、長孔16の中央(前後方向の中央)と支承部15の外側の端縁との距離は41mmに調整されている。
一方、各支承部材7a,7aの支承部15は、半径75mmの半円の下側に、高さ×幅(左右の幅)=20mm×150mmの幅広な長方形を連続的に設けた形状を有している。そして、中央(左右の幅方向の中央)の上端から45mm(下端から50mm)の部分に、直径24mmのボルト挿通孔23が穿設されている。
それらの支承部材7a,7aは、それぞれ、図5、図6の如く、接合部14を支承部15に対して外側に配置させて、接合部14の長孔16の穿設部分の下面を、支持プレート11の長孔13の穿設部分の上面と当接させた状態で、それらの長孔16の穿設部分および長孔13の穿設部分を挿通させたボルトBの先端をナットNで締着することによって、支承部15の板面を左右方向に一致させた状態で固着されている。そして、支承部材7a,7aの支承部15,15同士の間隔が約12mmとなるように調整されている。
一方、後列梁材5および前列梁材4は、同一形状の長尺な(長さ=9,350mmの)H形鋼であり、上下のフランジ部分18,18の厚み、幅が、それぞれ、7.0mm、75mmであり、ウェブ部分の厚み、幅が、それぞれ、5.0mm、198.0mmである。そして、表面には、防錆処理が施されている。また、上側のフランジ18には(ウェブ部分の前後において)、それぞれ、所定の間隔で、母屋材6,6・・と螺着させるための直径10.0mmの円形のボルト挿通孔25,25・・が穿設されている。
また、後列梁材5および前列梁材4の下側のフランジ18には(ウェブ部分の前後において)、それぞれ、所定の間隔で、直径10.0mmの円形のボルト挿通孔26,26・・が穿設されている。そして、それらのボルト挿通孔26,26・・を利用して、後方支柱3(あるいは前方支柱2)の上端に固着された支承金具7と締着させるための支持金具17が固着されている。当該支持金具17は、同一形状の2個一対の支持部材17a,17aからなるものであり、各支持部材17a,17aは、図8の如く、厚さ6mmの鋼鉄板を裁断して折り曲げることによって形成されており、矩形の当着部18と略半円形の支持部19とを有している。
各支持部材17a,17aの当着部18は、前後の奥行き×左右の幅=50mm×150mmの大きさを有している。そして、左右(左右の端縁から25mm内側の部分)に、直径12.0mmの円形のボルト挿通孔20,20が穿設されている。なお、当該ボルト挿通孔20,20・・と当着部18の外側の端縁との距離は30.5mmに調整されている。
一方、各支持部材17a,17aの支持部19は、半径75mmの半円の上側に、高さ×幅(左右の幅)=30mm×150mmの幅広な長方形を連続的に設けた形状を有している。そして、円弧の中央(左右の幅方向の中央)の下端(最下位置)から45mm上方の部分に、直径24mmのボルト挿通孔21が穿設されている。
それらの支持部材17a,17aは、それぞれ、図5の如く、当着部18を支持部19に対して外側に配置させて、当着部18のボルト挿通孔20,20の穿設部分の上面を、後列梁材5(あるいは前列梁材4)の下側のフランジ18のボルト挿通孔26,26の穿設部分の下面と当接させた状態で、ボルト挿通孔20の穿設部分およびボルト挿通孔26の穿設部分を挿通させたボルトBの先端をナットNで締着することによって、支持部15の板面を左右方向に一致させ、支持部19の内面同士を接合させた状態で固着されている。そして、各支持部19,19のボルト挿通孔21,21の位置が合致した状態になっている。
そして、後列梁材5および前列梁材4は、下側のフランジ18に固着された支持金具17の各支持部材17a,17aを、それぞれ、後方支柱3(あるいは前方支柱2)の上端に固着された支承金具7の支承部材7a,7aの支承部15,15同士の間に挿入し、各支持部材17a,17aの支持部19,19のボルト挿通孔21,21の穿設部分を、支承部材7a,7aの支承部15,15のボルト挿通孔23,23の穿設部分と合致させて、それらのボルト挿通孔23,23およびボルト挿通孔21,21を挿通させたボルトBの先端をナットNで締着することによって、所定の角度(10°)で左下がりに傾斜した状態で、後方支柱3(あるいは前方支柱2)に固着されている。
さらに、それらの後列梁材5、前列梁材4に、金属板をL字状に折り曲げ形成してなる母屋留め金具8,8・・を利用して、12本の母屋材6,6・・が螺着されている。すなわち、母屋留め金具8,8・・の水平部分を、後列梁材5(あるいは前列梁材4)の上側のフランジと螺着するとともに、母屋留め金具8,8・・の鉛直部分を、母屋材6の側面と螺着することによって、後列梁材5および前列梁材4に、各母屋材6,6・・が固着されている。そして、各母屋材6,6・・は、所定の角度(10°)で前下がりに傾斜した状態となっている(図1参照)。それらの12本の母屋材6,6・・は、いずれも軽みぞ形鋼であり、2本ずつ、上下の辺の突出側を向かい台わせて所定の距離(967mm)を隔てて対峙して1つのセットになった状態で、前列梁材4および後列梁材5と直交するように固着されている。そして、1セットとなった母屋材6,6が、他のセットと所定の距離(683mm)を隔てた状態になっている。また、それらの各母屋材6,6・・には、長手方向に沿って等間隔で、太陽電池モジュールと螺着させるためのモジュール螺着用孔(図示せず)が穿設されている。
そして、上記の如く組み付けられた架台1は、左右(前列梁材4、後列梁材5の長さ)×前後(母屋材6,6・・の長さ)=9,350mm×3,990mmの大きさを有している。
<架台1の使用方法>
上記の如く組み付けられた架台1(1ユニット)は、前後方向、左右方向に複数併設された状態で、図9の如く、母屋材6,6・・の上に扁平な矩形状の太陽電池モジュールM,M・・を設置して使用される。母屋材6,6・・への太陽電池モジュールM,M・・.の設置は、母屋材6,6・・に穿設されたモジュール螺着用孔(図示せず)の穿設部分と太陽電池モジュールM,M・・のボルト挿通孔(図示せず)の穿設部分とを、ボルトとナットとで螺着することによって行われる。
上記の如く施工された架台1と太陽電池モジュールM,M・・とからなる太陽光発電設備は、西下がりに10°傾斜した地盤Gの斜面に対して、前列梁材4、後列梁材5が平行に配置され、前列梁材4と地表との間隔が約400mmになっており、後列梁材5と地表との間隔が約800mmになっている。また、当該太陽光発電設備においては、太陽電池モジュールM,M・・が所定の角度(10°)で前下がりに傾斜した状態(南側が下方に位置した状態)で設置されているため、地形の勾配に影響されることなく、効率良く発電することができる。
<架台の効果>
架台1は、上記の如く、2本の前方支柱2,2が、所定の間隔を隔てて立設されており、それらの前方支柱2,2の上端に跨がるように長尺な前列梁材4が掛け渡されているとともに、前方支柱2,2よりも長尺な2本の後方支柱3,3が、各前方支柱2,2の後方に所定の間隔を隔てて立設されており、それらの後方支柱3,3の上端に跨がるように長尺な後列梁材5が掛け渡されている。さらに、12本の棒状の母屋材6,6・・が、前列梁材4と後列梁材5とに懸架されて傾斜し、かつ、前列梁材4および後列梁材5の長手方向に沿って所定の間隔で平行に配置された状態で設置されている。また、架台1は、前方支柱2,2および後方支柱3,3の上端に、それぞれ、鉛直面(支承部15)を有する支承金具7が固着されているとともに、前列梁材4と後列梁材5の下側に、それぞれ、長手方向に沿った鉛直面(支持部9)を有する支持金具17が設けられており、前列梁材4および後列梁材5が、それぞれ、支持金具17を前方支柱2,2および後方支柱3,3の支承金具7に当着させることによって、任意の角度で自在に傾斜した状態で前方支柱2,2および後方支柱3,3の上端に固着可能になっている。
かかる構造を有する架台1によれば、東西方向において如何なる角度で傾斜している地盤であっても、その傾斜に合わせて前列梁材4および後列梁材5の傾斜角度を自由自在に変更させて容易に設置することができる。また、架台1によれば、東西方向に傾斜角度に合わせて支承金具7に対する支持金具17の傾斜角度を変えるだけで、その他の部材は同じまま利用することができるので、材料費を安価に抑えることができる。
また、架台1は、支承金具7の前方支柱2,2あるいは後方支柱3,3との固着側以外の端縁、および、支持金具17の前列梁材4あるいは後列梁材5との固着側以外の端縁が円弧状になっているため、支承金具7に対する支持金具17の傾斜角度の変更をスムーズに行うことができるので、前列梁材4あるいは後列梁材5の傾斜角度を容易に微調整することができる。加えて、架台1によれば、地盤の地形に拘わらず、支承金具7および支持金具17を単一種類の部材として設計することができる。
さらに、架台1は、前方支柱2,2および後方支柱3,3の上端に、2個一対の支承金具7(支承部材7a,7a)が、それぞれの鉛直面(支承部15)を所定の間隔で平行に対峙させた状態で固着されているとともに、前列梁材4および後列梁材5が、支持金具17を前方支柱2,2あるいは後方支柱3,3の2個一対の支承金具7(支承部材7a,7a)に挟持させた状態で、前方支柱2,2および後方支柱3,3の上端に固着されているため、構造強度が非常に高く、太陽光モジュールM,M・・を長期間に亘って確実に保持することができる。
加えて、架台1は、支持プレート11を介して、前方支柱2,2および後方支柱3,3の上端に支承金具7が固着されているとともに、当該支承金具7と螺着するための支持プレート11のボルト挿通孔が長孔13,13になっているため、設置する場所の東西の勾配の変化に応じて水平距離が変化した場合でも、その変化を長孔13,13内での支承金具金具7の螺着位置を変えることによって吸収することができる。したがって、支柱(前方支柱2,2あるいは後方支柱3,3)と梁材(前列梁材4あるいは後列梁材5)との固着位置(螺着位置や溶接位置)が合致しない事態を回避して、組み立て作業を容易なものとすることができる。
<架台の変更例>
本発明に係る架台の構成は、上記した各実施形態の態様に何ら限定されるものではなく支柱(前方支柱、後方支柱)、梁材(前列梁材、後列梁材)、母屋材、支承金具(支承部材)、支持金具(支持部材)、支持プレート等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更できる。
たとえば、支柱(前方支柱、後方支柱)は、上記実施形態の如き、円筒状の鋼管に限定されず、角パイプ、軽みぞ形鋼、I形鋼、H形鋼、C形鋼(軽みぞ形鋼の各辺の端縁を内向きに向かい合わせに折り返したもの)等に変更することができる。また、梁材(前列梁材、後列梁材)も、上記実施形態の如き、H形鋼に限定されず、角パイプ、I形鋼、軽みぞ形鋼、C形鋼等に変更することができる。さらに、母屋材も、上記実施形態の如き、軽みぞ形鋼に限定されず、角パイプ、C形綱、I形鋼、H形鋼等に変更することができる。
また、本発明に係る架台は、上記実施形態の如く、梁材(前列梁材、後列梁材)を西下がりに10°傾斜させたものに限定されず、梁材(前列梁材、後列梁材)の傾斜角度(東下がりも含めて)を±30°程度の範囲内で適宜変更することができる。加えて、本発明に係る架台は、上記実施形態の如く、各母屋材を前下がり(南下がり)に10°傾斜するように設けたものに限定されず、母屋材の南北の傾斜角度を適宜変更することができる。
さらに、架台(1ユニット)は、上記実施形態の如く、12本(6セット)の母屋材を設置したものに限定されず、必要に応じて母屋材の本数を変更することができる。また、架台は、上記実施形態の如く、すべての構成部材を鋼鉄によって形成したものに限定されず、構成部材の一部を鋳鉄やプラスチック等の別の材料で形成したものに変更することも可能である。
また、架台は、上記実施形態の如く、梁材(前列梁材、後列梁材)を2本の支柱で支えたものに限定されず、梁材(前列梁材、後列梁材)を支える支柱の本数を適宜変更することができる。さらに、架台は、上記実施形態の如く、前列梁材を支える支柱(前方支柱)の本数と後列梁材を支える支柱(後方支柱)の本数とが同数であるものに限定されず、前後の支柱の本数が異なるものでも良い。
一方、架台は、上記実施形態の如く、支持プレートが支承金具(支承部材)を左右に位置調整可能であり、かつ、支承部材が支持プレートとの螺着位置を前後に調整可能であるもの(すなわち、支持プレートに左右に長い長孔を設け、支承金具に前後に長い長孔を設けたもの)に限定されず、支持プレートが支承金具を前後に位置調整可能でありかつ、支承金具が支持プレートとの螺着位置を左右に調整司能であるもの(すなわち、支持プレートに前後に長い長孔を設け、支承金具に左右に長い長孔を設けたもの)に変更することも可能である。
また、架台は、支承金具(支承部材)や支持金具(支持部材)に、梁材(前列梁材、後列梁材)を所定の角度で傾斜させたときに、当該傾斜角度での仮止めや当該傾斜角度での締着の補助のためのネジ孔を設けたものでも良い。かかる構成を採用する場合には、図10の如く、支承金具27aの支承部15の中央(左右方向の中央)に位置決め用ネジ孔31を穿設するとともに、支持金具37aの支持部19に、支承金具27aの位置決め用ネジ孔31と合致させたときに梁材が所定の角度(たとえば、0°,15°,30°,45°)で傾斜するように、1つあるいは複数の角度調整用ネジ孔32a,32b,32c,32dを設けることも可能である。なお、図10の如く構成された支承金具27aおよび支持金具37aは、裏返して使用することによって、梁材が所定の角度で逆側に傾斜するように(すなわち、0°,−15°,−30°,−45°で傾斜するように)設置することができる。また、反対に、支持金具の支持部の中央(左右方向の中央)に位置決め用ネジ孔を穿設するとともに、支承金具の支承部に、支持金具の位置決め用ネジ孔と合致させたときに梁材が所定の角度で傾斜するように、1つあるいは複数の角度調整用ネジ孔を設けることも可能である。
加えて、架台は、上記実施形態の如く、支承金具(支承部材)や支持金具(支持部材)が略半円形状のもの(支承金具の外側の端縁や支持金具の外側の端縁が円弧状であるもの)に限定されず、図11の如く、支承金具(47a)や支持金具(57a)が台形状等の多角形状であるもの等に変更することも可能である。
また、架台は、上記実施形態の如く、梁材(前列梁材、後列梁材)の下端に互いに接合するように設けられた2個一対の支持金具を、支柱(前方支柱、後方支柱)の上端に所定の隙間を空けて設けられた2個一対の支承金具によって挟持するものに限定されず、梁材の下端に設けられた単一の支持金具を支柱の上端に設けられた2個一対の支承金具によって挟持するもの、梁材の下端に設けられた単一の支持金具を支柱の上端に設けられた単一の支承金具に当着させる(接合させた状態で螺着する)ものや、梁材の下端に設けられた2個一対の支持金具によって、支柱の上端に設けられた単一の支承金具を挟持するもの等に変更することも可能である。なお、架台を、上記実施形態の如く、梁材の下端に互いに接合するように設けられた2個一対の支持金具を、支柱の上端に所定の隙間を空けて設けられた2個一対の支承金具によって挟持するものとした場合には、支柱と梁材との固着部分の曲げ耐力(前後方向の曲げ耐力)が飛躍的に向上するというメリットがある。
本発明に係る架台は、上記の如く優れた効果を奏するものであるので、太陽電池モジュール設置用の装置、部材として好適に用いることができる。
1・・架台
2・・前方支柱
3・・後方支柱
4・・前列梁材
5・・後列梁材
6・・母屋材
7・・支承金具
7a・・支承部材
11・・支持プレート
17・・支持金具
17a・・支持部材
M・・太陽電池モジュール

Claims (3)

  1. 複数の矩形の太陽電池モジュールを傾斜状に並べて設置するための太陽電池モジュール設置用架台であって、
    複数の前方支柱が、所定の間隔を隔てて立設されており、それらの前方支柱の上端に跨がるように長尺な前列梁材が掛け渡されているとともに、
    前方支柱よりも長尺な複数の後方支柱が、各前方支柱の後方に所定の間隔を隔てて立設されており、それらの後方支柱の上端に跨がるように長尺な後列梁材が掛け渡されており、かつ、
    棒状で複数の母屋材が、前列梁材と後列梁材とに懸架されて傾斜し、かつ、前列梁材および後列梁材の長手方向に沿って所定の間隔で平行に配置された状態で設置された構造を有しており、
    前方支柱および後方支柱の上端に、それぞれ、鉛直面を有する支承金具が固着されているとともに、
    前列梁材と後列梁材の下側に、それぞれ、長手方向に沿った鉛直面を有する支持金具が設けられており、
    前列梁材および後列梁材が、それぞれ、支持金具を前方支柱および後方支柱の支承金具に当着させることによって、任意の角度で自在に傾斜した状態で前方支柱および後方支柱の上端に固着可能になっていることを特徴とする太陽電池モジュール設置用架台。
  2. 支承金具の前方支柱あるいは後方支柱との固着側以外の端縁、および、支持金具の前列梁材あるいは後列梁材との固着側以外の端縁が円弧状になっていることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール設置用架台。
  3. 前方支柱および後方支柱の上端に、2個の支承金具が、それぞれの鉛直面を所定の間隔で平行に対峙させた状態で固着されているとともに、
    前列梁材および後列梁材が、支持金具を前方支柱あるいは後方支柱の2個一対の支承金具に挟持させた状態で、前方支柱および後方支柱の上端に固着されていることを特徴とする請求項1、または請求項2に記載の太陽電池モジュール設置用架台。
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KR20210128072A (ko) * 2020-04-16 2021-10-26 (주)탑인프라 태양광모듈 기울기 조절용 지지구조체

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