JP7167807B2 - シールド接続構造及びワイヤーハーネス - Google Patents
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Description
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。本開示のシールド接続構造は、
(1)導電性を有する筒状部材と、導電性を有するシールド部材と、前記シールド部材に巻かれる鎖状の固定部材と、を備え、前記シールド部材は、前記筒状部材と前記固定部材との間に配置されると共に、少なくとも一部が前記筒状部材と前記固定部材とに接する。
鎖状の固定部材がシールド部材に巻かれることで接続作業が完結するため、シールド部材を筒状部材に接続する作業を容易にできる。
切断面が角形状の筒状部材では隣り合う2つの角部の間(第1の角部と第2の角部との間)でシールド部材が浮き上がるおそれがあるところ、このような筒状部材に対して鎖状の固定部材を用いてシールド部材を固定しているから、シールド部材の浮き上がりを抑制しやすくなる。
固定部材を金属とすることで、固定部材の耐久性を向上でき、シールド部材によるシールド効果の経時での変動を抑制できる。
鎖状の固定部材を用いるのに好適である。
鎖状の固定部材を用いるのに好適である。
シールド部材を筒状部材に接続する作業をさらに容易にできる。
シールド部材を筒状部材に接続する作業をさらに容易にできる。
本開示のシールド接続構造10の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
図1から図4を参照して実施形態1のシールド接続構造10を説明する。本実施形態のシールド接続構造10は、筒状部材22と、シールド部材14と、鎖状の固定部材24と、を備える。ワイヤーハーネスWHは、電線16と、シールド接続構造10と、ハウジング12と、を備える。電線16は芯線が絶縁被覆によって覆われた被覆電線である。図1に示すように、シールド接続構造10は、筒状部材22とともに電線16の長手方向の少なくとも一部をシールド部材14によって包囲している。
図5を参照して実施形態2を説明する。本実施形態における固定部材24Aの第2係止部材54Aは実施形態1の第2係止部材54とは形状が異なる。その他は実施形態1と同一形状であるため、その説明については省略する。
本実施形態によれば、係止部材は、フック部62を有する第2係止部材54Aと、フック部62が引っ掛けられる引掛け部(接続部32)を有する第1係止部材52Aと、を備えるから、シールド部材14を筒状部材22に接続する作業をさらに容易にできる。
図6、図7を参照して実施形態3を説明する。本実施形態の固定部材24Bの第2係止部材54Aは実施形態2の第2係止部材54Aと同じであるが、第1係止部材52Bは実施形態2の第1係止部材52Aとは異なる。第1係止部材52Bは、図6に示すように、一端部30Aの接続部32と他端部30Bの接続部32との間に、丸棒状をなす中枠部64が設けられている点において、実施形態2の第1係止部材52Aと異なる。その他は実施形態2と同一形状であるため、その説明については省略する。
(1)実施形態1では、第1係止部材52は、第1鎖部材26に取り付け可能な構成としたが、第2鎖部材28に取り付け可能な構成としても良い。同様に、第2係止部材54は、第1鎖部材26に取り付け可能な構成としたが、第2鎖部材28に取り付け可能な構成としても良い。
(2)実施形態1では、第2係止部材54の第2嵌合部60を第1係止部材52の第1嵌合部58に挿入する構成とし、実施形態2では、第2係止部材54Aのフック部62を第1係止部材52Aの接続部32に引っ掛ける構成とし、実施形態3では、第2係止部材54Aのフック部62を第1係止部材52Bの接続部32または中枠部64のいずれか一方に引っ掛ける構成としたが、例えば、第1係止部材と第2係止部材とを溶接により接合する構成としても良い。
(3)実施形態1の筒状部材22は四角形の角筒状をなす構成としたが、これに限られることはなく、例えば、四角形以外の多角形の角筒状をなす構成としてもよいし、円形状または楕円形状をなす構成としても良い。
(4)実施形態1では、可撓性シールド部材14は、導電性を有する金属細線により構成されていたが、これに限られることは無く、例えば、金属布や金属膜により構成されていても良い。
(5)実施形態1では、電線16の本数は2本である構成としたが、1本である構成としても良いし、3本以上である構成としても良い。
(6)実施形態1では、筒状部材22の角部50は丸みを帯びた形状をなしていたが、例えば、角部は直角形状をなす構成としても良い。
(7)実施形態1では、接続部32は第1鎖部材26に設けられ、第2鎖部材28に接触する構成としたが、接続部は第1鎖部材及び第2鎖部材とは別体の構成としても良い。
12:ハウジング
14:可撓性シールド部材(シールド部材)
16:電線
20:本体部
22:筒状部材
22A:切断面
24:固定部材
26:第1鎖部材
28:第2鎖部材
30A:一端部
30B:他端部
32:接続部
34:両側の端部
36:第1対向面
38:合わせ部
40:内壁
42:第2対向面
44:凹部
45A,45B:側面
46:端部
48:平面部
50:角部
50A:第1の角部
50B:第2の角部
52,52A,52B:第1係止部材
54,54A:第2係止部材
58:第1嵌合部(嵌合部)
60:第2嵌合部
62:フック部
64:中枠部
T1,T2:距離
W1,W2:長さ
WH:ワイヤーハーネス
Claims (9)
- 導電性を有する筒状部材と、
導電性を有するシールド部材と、
前記シールド部材に巻かれる鎖状の固定部材と、を備え、
前記シールド部材は、
前記筒状部材と前記固定部材との間に配置されると共に、少なくとも一部が前記筒状部材と前記固定部材とに接しており、
前記鎖状の固定部材は、少なくとも隣接する第1鎖部材と第2鎖部材とを含み、前記シールド部材に対向する前記第2鎖部材の対向面を第2対向面としたとき、
前記第2対向面には、前記第1鎖部材と前記第2鎖部材とが隣接する方向に延びる凹部が設けられているシールド接続構造。 - 前記筒状部材の長手方向に直交する方向で切断した切断面が角形状である請求項1に記載のシールド接続構造。
- 前記切断面は少なくとも第1の角部と第2の角部を有し、
前記シールド部材は、少なくとも前記第1の角部と前記第2の角部との間で前記筒状部材と前記固定部材とに接する請求項2に記載のシールド接続構造。 - 前記固定部材は、金属である請求項1から3のいずれか1項に記載のシールド接続構造。
- 前記シールド部材に対向する前記第1鎖部材の対向面を第1対向面としたとき、
前記第1鎖部材と前記第2鎖部材が接続する接続部から前記第1対向面との距離と前記接続部から前記第2対向面との距離が等しい請求項1から4のいずれか1項に記載のシールド接続構造。 - 前記接続部は、前記第1鎖部材と前記第2鎖部材を前記シールド部材の周方向に沿うように回動させる請求項5に記載のシールド接続構造。
- 前記固定部材の周方向における両端部は、係止部材によって固定されている請求項1から6のいずれか1項に記載のシールド接続構造。
- 前記係止部材は、
嵌合部を有する第1係止部材と、
前記嵌合部に嵌合して係止される第2係止部材と、を備える請求項7に記載のシールド接続構造。 - 電線と、
前記電線の長手方向の少なくとも一部を包囲する請求項1から8のいずれか1項に記載のシールド接続構造と、を有するワイヤーハーネス。
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- 2020-01-06 WO PCT/JP2020/000025 patent/WO2020194977A1/ja active Application Filing
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