JP7167807B2 - シールド接続構造及びワイヤーハーネス - Google Patents

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Description

本開示は、シールド接続構造及びワイヤーハーネスに関する。
従来のシールド接続構造の一例として、下記特許文献1に記載のワイヤーハーネスにおけるシールド接続構造が知られている。このワイヤーハーネスは、シールドコネクタと、シールドコネクタに接続される複数本の導電路と、複数本の導電路を一括して覆うシールド部材と、を備えている。
コネクタには、金属部材から構成された筒状のシールドシェルが設けられている。シールド部材は、シールドシェルを覆うようにコネクタに取り付けられ、加締めリングによりシールドシェルに加締め固定されていることにより、シールドシェルに接続される構造となっている。
特開2016-136460号公報
しかしながら、例えば、シールドシェルが角筒状をなしている場合に、シールド部材を加締めリングで固定すると、シールドシェルの四隅の角部に加締めリングの応力が集中し、シールド部材がシールド部材の平面部に接触せずに浮き上がるおそれがある。このような浮き上がりを抑えるには、シールドシェルにシールド部材の端末部分を被せて、その部分に加締めリングを装着し、その後、加締め治具等の工具や装置を用いて加締めや圧着加工を行う必要があるため、作業が煩雑になる。
本開示のシールド接続構造は、導電性を有する筒状部材と、導電性を有するシールド部材と、前記シールド部材に巻かれる鎖状の固定部材と、を備え、前記シールド部材は、前記筒状部材と前記固定部材との間に配置されると共に、少なくとも一部が前記筒状部材と前記固定部材とに接する。
本開示のシールド接続構造によれば、シールド部材を筒状部材に接続する作業を容易にできる。
図1は、実施形態1におけるワイヤーハーネスの平面図である。 図2は、図1において、固定部材の位置で切断した断面図である。 図3は、第1鎖部材及び第2鎖部材の斜視図である。 図4は、第1係止部材と第2係止部材との嵌合の様子を表す図である。 図5は、実施形態2における第1係止部材と第2係止部材との嵌合の様子を表す図である。 図6は、実施形態3における第1係止部材の斜視図である。 図7は、第1係止部材と第2係止部材との嵌合の様子を表す図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。本開示のシールド接続構造は、
(1)導電性を有する筒状部材と、導電性を有するシールド部材と、前記シールド部材に巻かれる鎖状の固定部材と、を備え、前記シールド部材は、前記筒状部材と前記固定部材との間に配置されると共に、少なくとも一部が前記筒状部材と前記固定部材とに接する。
鎖状の固定部材がシールド部材に巻かれることで接続作業が完結するため、シールド部材を筒状部材に接続する作業を容易にできる。
(2)前記筒状部材の長手方向に直交する方向で切断した切断面が角形状であることが好ましい。
(3)前記切断面は少なくとも第1の角部と第2の角部を有し、前記シールド部材は、少なくとも前記第1の角部と前記第2の角部との間で前記筒状部材と前記固定部材とに接することが好ましい。
切断面が角形状の筒状部材では隣り合う2つの角部の間(第1の角部と第2の角部との間)でシールド部材が浮き上がるおそれがあるところ、このような筒状部材に対して鎖状の固定部材を用いてシールド部材を固定しているから、シールド部材の浮き上がりを抑制しやすくなる。
(4)前記固定部材は、金属であることが好ましい。
固定部材を金属とすることで、固定部材の耐久性を向上でき、シールド部材によるシールド効果の経時での変動を抑制できる。
(5)前記鎖状の固定部材は、少なくとも隣接する第1鎖部材と第2鎖部材とを含み、前記シールド部材に対向する前記第1鎖部材の対向面を第1対向面とし、前記シールド部材に対向する前記第2鎖部材の対向面を第2対向面としたとき、前記第1鎖部材と前記第2鎖部材が接続する接続部から前記第1対向面との距離と前記接続部から前記第2対向面との距離が等しいことが好ましい。
鎖状の固定部材を用いるのに好適である。
(6)前記接続部は、前記第1鎖部材と前記第2鎖部材を前記シールド部材の周方向に沿うように回動させることが好ましい。
鎖状の固定部材を用いるのに好適である。
(7)前記固定部材の周方向における両端部は、係止部材によって固定されていることが好ましい。
シールド部材を筒状部材に接続する作業をさらに容易にできる。
(8)前記係止部材は、嵌合部を有する第1係止部材と、前記嵌合部に嵌合して係止される第2係止部材と、を備えることが好ましい。
シールド部材を筒状部材に接続する作業をさらに容易にできる。
(9)電線と、前記電線の長手方向の少なくとも一部を包囲する上記シールド接続構造と、を有するワイヤーハーネスとしても良い。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のシールド接続構造10の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<実施形態1>
図1から図4を参照して実施形態1のシールド接続構造10を説明する。本実施形態のシールド接続構造10は、筒状部材22と、シールド部材14と、鎖状の固定部材24と、を備える。ワイヤーハーネスWHは、電線16と、シールド接続構造10と、ハウジング12と、を備える。電線16は芯線が絶縁被覆によって覆われた被覆電線である。図1に示すように、シールド接続構造10は、筒状部材22とともに電線16の長手方向の少なくとも一部をシールド部材14によって包囲している。
図1に示すように、ハウジング12は、樹脂により形成される箱状の本体部20を有する。本体部20には図示しないキャビティが複数開口して設けられており、複数のキャビティには図示しない端子がそれぞれ収容されている。
筒状部材22は角筒状をなし、導電性を有する金属により形成されたシールドシェルである。筒状部材22の長手方向(図1でD1の矢線が示す方向)に直交する方向で切断した切断面22A(図2に示す)は角形状をなしている。図2に示すように、筒状部材22の四隅の角部50は、丸みを帯びて形成されている。
ハウジング12のキャビティに収容されている図示しない端子には電線16の芯線が接続されており、電線16は、図1に示すように、筒状部材22の内部に配索され、その端部から外部に導出されている。
図1に示すように、シールド部材14は、導電性を有する金属細線を網目状に編むことにより筒状に形成されている。シールド部材14の内部には電線16が配索されている。また、シールド部材14の先端部は、筒状部材22の外周に配されている。なお、シールド部材14は可撓性を有していても良い。以下、可撓性シールド部材14として説明する。
図1に示すように、固定部材24は全体として鎖状をなしており、第1鎖部材26と、第2鎖部材28とを交互に連続的に組み合わせることで構成されている。また、図2に示すように、固定部材24の周方向における両端部には、一対の係止部材(52、54)が設けられている。固定部材24の両端部は、一対の係止部材が互いに係止されることで固定されている。ここで、固定部材24の一端側に設けられる係止部材は第1係止部材52とされ、固定部材24の他端側に設けられる係止部材は第2係止部材54とされる。固定部材24は金属により構成されており、固定部材24の耐久性を向上できる。固定部材24の耐久性が向上することにより、可撓性シールド部材14によるシールド効果の経時変化を抑制できる。
図1に示すように、固定部材24は、可撓性シールド部材14の先端部を挟むようにして筒状部材22の外周に巻かれている。図2に示すように、可撓性シールド部材14は、筒状部材22と固定部材24との間に配置されている。可撓性シールド部材14の少なくとも一部は、筒状部材22と固定部材24とに接している。このように、単に固定部材24を巻き付けるだけで接続作業が完結するから、可撓性シールド部材14を筒状部材22に接続する作業を容易にできる。
また、固定部材24が筒状部材22の外周形状に沿うように配されるから、図2に示すように、筒状部材22の平面部48においても可撓性シールド部材14の浮き上がりを抑制できる。ここで、筒状部材22の平面部48とは、本実施形態において筒状部材22の四隅の角部50の間(図2における第1の角部50Aと第2の角部50Bとの間)の部分を示す。
第1鎖部材26及び第2鎖部材28における詳細な構成は以下のとおりである。上下方向とは図3におけるZ軸方向を基準とし、矢線の指す側を上側とする。前後方向とは図3におけるX軸方向を基準とし、矢線の指す側を前側とする。左右方向とは図3におけるY軸方向を基準とし、矢線の指す側を右側とする。
第1鎖部材26は、金属部材により形成されており、図3に示すように、上下方向に開口する方形枠状をなしている。第1鎖部材26は、前端側に位置する一端部30Aと、後端側に位置する他端部30Bと、を有する。一端部30Aは、接続部32と、接続部32の左右両側に位置する一対の端部34と、を有する。接続部32は丸棒状をなし、端部34よりも断面積が小さい。接続部32には第2鎖部材28が取り付け可能とされている。第1鎖部材26の下面は、図2に示すように、可撓性シールド部材14と対向する第1対向面36とされる。他端部30Bは一端部30Aと同じ構成であり、同じ構成には同一の符号を付した上でその説明を省略する。
第2鎖部材28は、金属板材を曲げ加工することにより形成されており、図3に示すように、左右両側が開口する筒状をなしている。第2鎖部材28の上面には合わせ部38が設けられている。合わせ部38は、曲げ加工前の金属板材の両端部が突き当てられた部分である。第1鎖部材26の接続部32は、第2鎖部材28の内部に収容され、第2鎖部材28の内壁40に当接する。これにより第1鎖部材26と第2鎖部材28が接続される。第1鎖部材26は第2鎖部材28に対して接続部32を軸として回動可能とされ、第2鎖部材28は第1鎖部材26に対して接続部32を軸として回動可能とされている。これにより第1鎖部材26と第2鎖部材28は可撓性シールド部材14の周方向に沿うように配される。
第2鎖部材28の下面は、図2に示すように、可撓性シールド部材14と対向する第2対向面42とされる。図3に示すように、第2対向面42には、前後方向に延びる2つの凹部44が設けられており、2つの凹部44は、左右方向に所定の間隔を空けて配されている。ここで、図3における前後方向は、可撓性シールド部材14の長手方向と直交する方向である。固定部材24が可撓性シールド部材14の長手方向に変位しようとすると、第2鎖部材28の凹部44に可撓性シールド部材14の金属細線が引っかかることとなる。これにより、固定部材24が可撓性シールド部材14の長手方向へ変位することは抑制され、固定部材24が筒状部材22から抜け落ちることは抑制される。
図3に示すように、第1鎖部材26の両側の端部34の間の長さ(接続部32の長さ)W1は、第2鎖部材28の一方の側面45Aから他方の側面45Bの間の長さ(第2鎖部材28の左右方向の長さ)W2よりも僅かに長くなっている。これにより、第1鎖部材26の一端部30Aに第2鎖部材28が取り付けられると、第2鎖部材28の後側の端部46は、第1鎖部材26の両側の端部34間に丁度収まることとなり、第1鎖部材26の両側の端部34によって、第2鎖部材28の左右方向の変位が抑制される。
図3に示すように、第1鎖部材26及び第2鎖部材28が平面に配された状態において、第1鎖部材26の上下寸法と第2鎖部材28の上下寸法とは同じである。例えば、第1鎖部材26の接続部32の直径は、第2鎖部材28の内壁40の上下寸法よりも僅かに小さくしても良い。また、接続部32の上端と第1対向面36との間の距離T1と接続部32の上端と第2対向面42との間の距離T2は、同じである。これにより、第1鎖部材26の一端部30Aに第2鎖部材28が取り付けられると、図2に示すように、第1鎖部材26の第1対向面36と、第2鎖部材28の第2対向面42とは、少なくとも筒状部材22の平面部48の一部において、可撓性シールド部材14に共に接することとなる。従って、第1鎖部材26及び第2鎖部材28の双方の部材が可撓性シールド部材14に接することとなるため、第1鎖部材26と第2鎖部材28とのいずれか一方の部材のみ接する構成と比較して、接触面積を増加させることができる。
第1係止部材52は固定部材24の一端側の第1鎖部材26に取り付けられ、第2係止部材54は固定部材24の他端側の第1鎖部材26に取り付けられている。
図4に示すように、第1係止部材52は第1嵌合部(嵌合部)58を有している。第1嵌合部58は第1係止部材52の上面に設けられた開口部である。
第2係止部材54は第2嵌合部60を有している。第2係止部材54は板状をなしている。第2嵌合部60は、下方に突出する突部である。第1嵌合部58の直径は、第2嵌合部60の開口径よりも小さい。第2嵌合部60は第1嵌合部58に挿入可能である。第2嵌合部60を第1嵌合部58に挿入することで、図2に示すように、第1係止部材52と第2係止部材54は互いに固定される。
固定部材24の取り付けは、筒状部材22に可撓性シールド部材14の先端部を被せた状態で、固定部材24を可撓性シールド部材14の先端部に巻き付け、第1係止部材52と第2係止部材54とを固定する。このとき、図2に示すように、固定部材24を構成する個々の第1鎖部材26の第1対向面36、及び、個々の第2鎖部材28の第2対向面42が、可撓性シールド部材14にそれぞれ接触する。このように、固定部材24を鎖状に構成することで、可撓性シールド部材14を筒状部材22に接続させる作業を容易にできる。また、角部50においては当然のこと、平面部48においても可撓性シールド部材14と筒状部材22とを接続できる。
以上のように本実施形態によれば、鎖状の固定部材24が可撓性シールド部材14に巻かれることで接続作業が完結するため、可撓性シールド部材14を筒状部材22に接続する作業を容易にできる。
また、固定部材24を金属とすることで、固定部材24の耐久性を向上でき、可撓性シールド部材14によるシールド効果の経時での変動を抑制できる。
また、前記鎖状の固定部材24は、少なくとも隣接する第1鎖部材26と第2鎖部材28とを含み、可撓性シールド部材14に対向する第1鎖部材26の対向面を第1対向面36とし、可撓性シールド部材14に対向する第2鎖部材28の対向面を第2対向面42としたとき、第1鎖部材26と第2鎖部材28が接続する接続部32から第1対向面36との距離T1と接続部32から第2対向面42との距離T2が等しいから、鎖状の固定部材24を用いるのに好適である。
また、接続部32は、第1鎖部材26と前記第2鎖部材28を可撓性シールド部材14の周方向に沿うように回動させるから、鎖状の固定部材24を用いるのに好適である。
切断面22Aが角形状の筒状部材22では隣り合う2つの角部50の間(第1の角部50Aと第2の角部50Bとの間)で可撓性シールド部材14が浮き上がるおそれがあるところ、このような筒状部材22に対して鎖状の固定部材24を用いて可撓性シールド部材14を固定しているから、可撓性シールド部材14の浮き上がりを抑制しやすくなる。
また、固定部材24の周方向における両端部は、係止部材52、54によって固定されているから、可撓性シールド部材14を筒状部材22に接続する作業をさらに容易にできる。
また、第2係止部材54の第2嵌合部60に第1係止部材52の第1嵌合部58が嵌合される構成(いわゆるスナップボタン)とすることで、可撓性シールド部材14を筒状部材22に接続する作業をさらに容易にできる。
また、本開示のワイヤーハーネスWHは、電線16と、シールド接続構造10と、を備えるものとしてもよい。
<実施形態2>
図5を参照して実施形態2を説明する。本実施形態における固定部材24Aの第2係止部材54Aは実施形態1の第2係止部材54とは形状が異なる。その他は実施形態1と同一形状であるため、その説明については省略する。
第1係止部材52Aは実施形態1の第1鎖部材26と同様の構成とされ、第1係止部材52Aの一端部(図5における図示右端部)は、第2鎖部材28に取り付けられている。
第2係止部材54Aは板状をなしている。第2係止部材54Aの一端(図5における図示右端部)は、フック状をなすフック部62となっており、第2係止部材54Aの他端(図5における図示左端部)は、第1鎖部材26の接続部32に巻き付けられて回動可能とされている。
第2係止部材54Aのフック部62を、第1係止部材52Aの他端部30Bの接続部32に引っ掛けることで、第1係止部材52Aと第2係止部材54Aとをつなぎ合わせることができる。
本実施形態によれば、係止部材は、フック部62を有する第2係止部材54Aと、フック部62が引っ掛けられる引掛け部(接続部32)を有する第1係止部材52Aと、を備えるから、シールド部材14を筒状部材22に接続する作業をさらに容易にできる。
<実施形態3>
図6、図7を参照して実施形態3を説明する。本実施形態の固定部材24Bの第2係止部材54Aは実施形態2の第2係止部材54Aと同じであるが、第1係止部材52Bは実施形態2の第1係止部材52Aとは異なる。第1係止部材52Bは、図6に示すように、一端部30Aの接続部32と他端部30Bの接続部32との間に、丸棒状をなす中枠部64が設けられている点において、実施形態2の第1係止部材52Aと異なる。その他は実施形態2と同一形状であるため、その説明については省略する。
中枠部64を設けることにより、図7に示すように、第2係止部材54Aのフック部62は、第1係止部材52Bの他端部30Bの接続部32または中枠部64のいずれか一方に引っ掛けられる。これにより、固定部材24Bの締め付け強度を調整できる。具体的には、第2係止部材54Aのフック部62を、第1係止部材52Bの他端部30Bの接続部32に引っ掛ける場合と比較して、中枠部64に引っ掛ける方が、固定部材24Bの周長が短くなるため、締め付け強度を強くできる。
<他の実施形態>
(1)実施形態1では、第1係止部材52は、第1鎖部材26に取り付け可能な構成としたが、第2鎖部材28に取り付け可能な構成としても良い。同様に、第2係止部材54は、第1鎖部材26に取り付け可能な構成としたが、第2鎖部材28に取り付け可能な構成としても良い。
(2)実施形態1では、第2係止部材54の第2嵌合部60を第1係止部材52の第1嵌合部58に挿入する構成とし、実施形態2では、第2係止部材54Aのフック部62を第1係止部材52Aの接続部32に引っ掛ける構成とし、実施形態3では、第2係止部材54Aのフック部62を第1係止部材52Bの接続部32または中枠部64のいずれか一方に引っ掛ける構成としたが、例えば、第1係止部材と第2係止部材とを溶接により接合する構成としても良い。
(3)実施形態1の筒状部材22は四角形の角筒状をなす構成としたが、これに限られることはなく、例えば、四角形以外の多角形の角筒状をなす構成としてもよいし、円形状または楕円形状をなす構成としても良い。
(4)実施形態1では、可撓性シールド部材14は、導電性を有する金属細線により構成されていたが、これに限られることは無く、例えば、金属布や金属膜により構成されていても良い。
(5)実施形態1では、電線16の本数は2本である構成としたが、1本である構成としても良いし、3本以上である構成としても良い。
(6)実施形態1では、筒状部材22の角部50は丸みを帯びた形状をなしていたが、例えば、角部は直角形状をなす構成としても良い。
(7)実施形態1では、接続部32は第1鎖部材26に設けられ、第2鎖部材28に接触する構成としたが、接続部は第1鎖部材及び第2鎖部材とは別体の構成としても良い。
10:シールド接続構造
12:ハウジング
14:可撓性シールド部材(シールド部材)
16:電線
20:本体部
22:筒状部材
22A:切断面
24:固定部材
26:第1鎖部材
28:第2鎖部材
30A:一端部
30B:他端部
32:接続部
34:両側の端部
36:第1対向面
38:合わせ部
40:内壁
42:第2対向面
44:凹部
45A,45B:側面
46:端部
48:平面部
50:角部
50A:第1の角部
50B:第2の角部
52,52A,52B:第1係止部材
54,54A:第2係止部材
58:第1嵌合部(嵌合部)
60:第2嵌合部
62:フック部
64:中枠部
T1,T2:距離
W1,W2:長さ
WH:ワイヤーハーネス

Claims (9)

  1. 導電性を有する筒状部材と、
    導電性を有するシールド部材と、
    前記シールド部材に巻かれる鎖状の固定部材と、を備え、
    前記シールド部材は、
    前記筒状部材と前記固定部材との間に配置されると共に、少なくとも一部が前記筒状部材と前記固定部材とに接しており、
    前記鎖状の固定部材は、少なくとも隣接する第1鎖部材と第2鎖部材とを含み、前記シールド部材に対向する前記第2鎖部材の対向面を第2対向面としたとき、
    前記第2対向面には、前記第1鎖部材と前記第2鎖部材とが隣接する方向に延びる凹部が設けられているシールド接続構造。
  2. 前記筒状部材の長手方向に直交する方向で切断した切断面が角形状である請求項1に記載のシールド接続構造。
  3. 前記切断面は少なくとも第1の角部と第2の角部を有し、
    前記シールド部材は、少なくとも前記第1の角部と前記第2の角部との間で前記筒状部材と前記固定部材とに接する請求項2に記載のシールド接続構造。
  4. 前記固定部材は、金属である請求項1から3のいずれか1項に記載のシールド接続構造。
  5. 記シールド部材に対向する前記第1鎖部材の対向面を第1対向面としたとき、
    前記第1鎖部材と前記第2鎖部材が接続する接続部から前記第1対向面との距離と前記接続部から前記第2対向面との距離が等しい請求項1から4のいずれか1項に記載のシールド接続構造。
  6. 前記接続部は、前記第1鎖部材と前記第2鎖部材を前記シールド部材の周方向に沿うように回動させる請求項5に記載のシールド接続構造。
  7. 前記固定部材の周方向における両端部は、係止部材によって固定されている請求項1から6のいずれか1項に記載のシールド接続構造。
  8. 前記係止部材は、
    嵌合部を有する第1係止部材と、
    前記嵌合部に嵌合して係止される第2係止部材と、を備える請求項7に記載のシールド接続構造。
  9. 電線と、
    前記電線の長手方向の少なくとも一部を包囲する請求項1から8のいずれか1項に記載のシールド接続構造と、を有するワイヤーハーネス。
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