JP7167145B2 - プロトン伝導体およびそれを用いた電気化学デバイス - Google Patents

プロトン伝導体およびそれを用いた電気化学デバイス Download PDF

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Description

本発明は、プロトン伝導体およびそれを用いた電気化学デバイスに関する。
本出願は、2018年6月5日出願の日本出願第2018-107909号に基づく優先権を主張し、前記日本出願に記載された全ての記載内容を援用するものである。
ペロブスカイト型構造を有する金属酸化物は、700℃以下の温度域において良好なプロトン伝導性を示すことから、様々な用途に用いられることが期待されている。ペロブスカイト型構造を有する金属酸化物としては、例えば、BZY(BaZr0.80.22.9)が知られている。しかし、BZYは焼結性が低い。そのため、BZYの粉末を形成するには、通常、1600℃以上の高温で20時間以上、焼成する必要がある。このとき、BZYに含まれるBaは、BaOとなって蒸発し易い。BaOが蒸発すると、BZYからYが析出し、プロトン伝導性が低下する。
そこで、焼成の際、BZYの成形物を、BaCOとBZYとの混合粉末に埋めることが行われている。また、BZYの粉末に焼結助剤を添加した後、粉末を成形して、この成形物を焼成する方法が提案されている(特許文献1および2、非特許文献1および2)。
米国特許出願公開第2007/0278092号明細書 国際公開第2005/093130号明細書
本発明の一局面に係るプロトン伝導体は、ペロブスカイト型構造を有し、かつ下記式(1):
1-y3-δ (1)
(ただし、元素Aは、Ba、CaおよびSrよりなる群から選択される少なくとも一種であり、元素Bは、CeおよびZrよりなる群から選択される少なくとも一種であり、元素Mは、Y、Yb、Er、Ho、Tm、Gd、InおよびScよりなる群から選択される少なくとも一種であり、0.95≦x≦1、0<y≦0.5を満たし、δは酸素欠損量である。)で表される金属酸化物と、前記金属酸化物中に含まれる銅元素と、を含むプロトン伝導体であって、
前記元素A、前記元素Bおよび前記元素Mの総量に対する銅元素の割合:RCuは、0.01原子%以上、0.6原子%以下である。
本発明の他の局面に係る電気化学デバイスは、還元雰囲気を形成する内部空間を有する容器と、前記容器の前記内部空間に配置されるプロトン伝導体と、を備える、電気化学デバイスであって、
前記プロトン伝導体は、ペロブスカイト型構造を有し、かつ下記式(1):
1-y3-δ (1)
(ただし、元素Aは、Ba、CaおよびSrよりなる群から選択される少なくとも一種であり、元素Bは、CeおよびZrよりなる群から選択される少なくとも一種であり、元素Mは、Y、Yb、Er、Ho、Tm、Gd、InおよびScよりなる群から選択される少なくとも一種であり、0.95≦x≦1、0<y≦0.5を満たし、δは酸素欠損量である。)で表される金属酸化物と、前記金属酸化物中に含まれる銅元素と、を含む。
図1は、本発明の一実施形態に係る電気化学デバイスの一例を模式的に示す断面図である。 図2は、本発明の一実施形態に係るプロトン伝導体に含まれるNi、CuあるいはZnの割合と、還元雰囲気下、500℃でのプロトン伝導度(全伝導度)との関係を示す図である。 図3は、本発明の一実施形態に係るプロトン伝導体に含まれるNi、CuあるいはZnの割合と、還元雰囲気下、600℃でのプロトン伝導度(全伝導度)との関係を示す図である。 図4は、本発明の一実施形態に係るプロトン伝導体に含まれるNi、CuあるいはZnの割合と、還元雰囲気下、700℃でのプロトン伝導度(全伝導度)との関係を示す図である。 図5は、本発明の一実施形態に係るプロトン伝導体に含まれるNi、CuあるいはZnの割合と、還元雰囲気下、300℃でのプロトン伝導度(バルク伝導度)との関係を示す図である。 図6は、本発明の一実施形態に係るプロトン伝導体に含まれるNi、CuあるいはZnの割合と、酸化雰囲気下、700℃でのプロトン伝導度(全伝導度)との関係を示す図である。
[本開示が解決しようとする課題]
焼結助剤としては、例えば、NiO、CuO、ZnO等が知られている。これら焼結助剤を使用すると、BZYは、例えば、1600℃未満の温度でも焼成可能である。一方、焼結助剤の添加によって、得られる焼結体のプロトン伝導性が低下する場合がある。
[本開示の効果]
本開示に係るプロトン伝導体は、優れたプロトン伝導性および焼結性を有する。
[実施形態の説明]
最初に本発明の実施形態を列記して説明する。
(1)本発明の一実施形態に係るプロトン伝導体は、ペロブスカイト型構造を有し、かつ式(1):A1-y3-δ(ただし、元素Aは、Ba、CaおよびSrよりなる群から選択される少なくとも一種であり、元素Bは、CeおよびZrよりなる群から選択される少なくとも一種であり、元素Mは、Y、Yb、Er、Ho、Tm、Gd、InおよびScよりなる群から選択される少なくとも一種であり、0.95≦x≦1、0<y≦0.5を満たし、δは酸素欠損量である。)で表される金属酸化物と、前記金属酸化物中に含まれる銅元素と、を含むプロトン伝導体であって、前記元素A、前記元素Bおよび前記元素Mの総量に対する銅元素の割合:RCuは、0.01原子%以上、0.6原子%以下である。このプロトン伝導体は、優れたプロトン伝導性および焼結性を有する。
(2)また、前述の(1)のプロトン伝導体においては、前記銅元素の割合:RCuは、0.15原子%以上、0.4原子%以下であってもよい。これにより、プロトン伝導性はさらに高まる。
(3)また、前述の(1)又は(2)のプロトン伝導体においては、元素AはBaを含み、元素BはZrを含み、元素MはYを含んでもよい。Zrを含む金属酸化物であっても、焼結性は向上する。
(4)本発明の一実施形態に係る電気化学デバイスは、還元雰囲気を形成する内部空間を有する容器と、前記容器の前記内部空間に配置されるプロトン伝導体と、を備える、電気化学デバイスであって、前記プロトン伝導体は、ペロブスカイト型構造を有し、かつ式(1):A1-y3-δ(ただし、元素Aは、Ba、CaおよびSrよりなる群から選択される少なくとも一種であり、元素Bは、CeおよびZrよりなる群から選択される少なくとも一種であり、元素Mは、Y、Yb、Er、Ho、Tm、Gd、InおよびScよりなる群から選択される少なくとも一種であり、0.95≦x≦1、0<y≦0.5を満たし、δは酸素欠損量である。)で表される金属酸化物と、前記金属酸化物中に含まれる銅元素と、を含む。この電気化学デバイスによれば、電気化学的反応が速やかに進行する。
(5)また、前述の(4)の電気化学デバイスにおいては、前記元素A、前記元素Bおよび前記元素Mの総量に対する銅元素の割合:RCuは、0.01原子%以上、0.6原子%以下であってもよい。
[実施形態の詳細]
本発明の実施形態の具体例を、適宜図面を参照しつつ以下に説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、添付の請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
[プロトン伝導体]
プロトン伝導体は、ペロブスカイト型構造(ABO相)を有する金属酸化物と、金属酸化物中に含まれる銅元素と、を含む。金属酸化物は、式(1):A1-y3-δで表される。
Aサイトには、元素Aが入り、Bサイトには、元素B(ホウ素を示すものではない)が入る。Bサイトの一部は、高いプロトン伝導性を確保する観点から、元素Mで置換されている。元素Bおよび元素Mの合計に対する元素Aの比率xは、高いプロトン伝導性とイオン輸率を確保する観点から、0.95≦x≦1であることが好ましく、0.98≦x≦1であることがより好ましい。yは、プロトン伝導性を確保する観点から、0<y≦0.5であることが好ましく、0.1<y≦0.3であることがより好ましい。
元素Aは、Ba(バリウム)、Ca(カルシウム)およびSr(ストロンチウム)よりなる群から選択される少なくとも一種である。なかでも、優れたプロトン伝導性が得られる点で、元素AはBaを含むことが好ましく、元素Aに占めるBaの比率は、50原子%以上であることが好ましく、80原子%以上であることがより好ましい。元素AはBaのみで構成されることが更に好ましい。
元素Bは、Ce(セリウム)およびZr(ジルコニウム)よりなる群から選択される少なくとも一種である。なかでも、耐久性の観点から、元素BはZrを含むことが好ましく、元素Bに占めるZrの比率は、50原子%以上であることが好ましく、80原子%以上であることがより好ましい。元素BはZrのみで構成されることが更に好ましい。Zrを含む金属酸化物は特に焼結性が低いが、本実施形態によれば、焼結性を向上することができる。
元素Mは、Y(イットリウム)、Yb(イッテルビウム)、Er(エルビウム)、Ho(ホルミウム)、Tm(ツリウム)、Gd(ガドリニウム)、In(インジウム)およびSc(スカンジウム)よりなる群から選択される少なくとも一種である。元素Mはドーパントであって、これにより酸素欠陥が生じ、ペロブスカイト型構造を有する金属酸化物はプロトン伝導性を発現する。
式(1)において、酸素欠損量δは、元素Mの量に応じて決定でき、例えば、0≦δ≦0.15である。金属酸化物における各元素の比率は、例えば、高周波誘導結合プラズマ発光分光分析法(Inductively Coupled Plasma Atomic Emission Spectroscopy、以下ICPと称する。)を用いて求めることができる。
ペロブスカイト型構造を有する金属酸化物の具体例としては、イットリウムがドープされたジルコン酸バリウム[BaZr1-y3-δ(以下、BZYと称する)]、イットリウムがドープされたセリウム酸バリウム[BaCe1-y3-δ(BCY)]、イットリウムがドープされたジルコン酸バリウム/セリウム酸バリウムの混合酸化物[BaZr1-y-zCe3-δ(BZCY)]などが挙げられる。
焼結助剤としては、焼結させたい金属酸化物よりも融点が低く、かつ、金属酸化物と反応し難い材料が用いられる。焼成の際、焼結助剤は融解して金属酸化物の粉末間に液相を生じる。この液相が金属酸化物粉末の隙間を埋めて緻密化することにより、焼結は速やかに進行する。一方、焼結助剤が金属酸化物の粉末間に介在することにより、得られる焼結体のプロトン伝導性は低下しやすい。
しかし、特定の焼結助剤を特定の量用いることにより、焼結性を向上させながら、焼結体のプロトン伝導性を向上することができる。本実施形態に係るプロトン伝導体は、この知見に基づいて得られる。焼結性とは、焼結のし易さであり、材料を焼結させるのに必要な焼成温度および焼成時間がその指標となる。例えば、焼成温度が低く焼成時間が短いほど、焼結性は高い。焼結性が高いと、低温かつ短時間で焼成が進むため、金属酸化物に含まれる元素Aの蒸発が抑制される。つまり、焼結性の向上は、プロトン伝導性の向上にも寄与する。
すなわち、本実施形態に係るプロトン伝導体は、上記式(1)で表されるペロブスカイト型構造を有する金属酸化物(以下、単に金属酸化物と称す。)にCuを含む焼結助剤を添加して成形した成形物を、焼成することにより得られる焼結体である。Cuを含む焼結助剤は、プロトン伝導体に含まれるCu元素の割合:RCuが、0.01原子%以上、0.6原子%以下になるように配合されている。これにより、成形物は、低温かつ短時間で焼結されるとともに、得られるプロトン伝導体は、優れたプロトン伝導性を有する。Cuを含む焼結助剤としては、例えばCuOが挙げられる。
焼結助剤として、例えば、それぞれNiO、CuO、ZnOを、金属酸化物に添加する場合、得られる焼結体には、それぞれNi、CuおよびZnが含まれる。焼結体に占めるこれら金属の原子%が同じである場合、Cuを含む焼結体のプロトン伝導性は最も高い。
本実施形態のCuを含むプロトン伝導体(以下、Cuプロトン伝導体と称す。)は、例えば、300℃程度の条件下であっても、優れたプロトン伝導性を発揮することができる。特に、還元雰囲気で測定すると、低温であっても、Cuプロトン伝導体のプロトン伝導性は高い。言い換えれば、Cuプロトン伝導体は、還元雰囲気で使用する場合、測定温度にかかわらず、優れたプロトン伝導性を発揮する。
還元雰囲気とは、例えば、電気化学デバイスとしてCuプロトン伝導体を用いる場合、反応場における酸素分圧が、その電気化学デバイスの動作温度におけるCuOの平衡酸素分圧PO2未満である場合をいう。例えば、500℃における反応場の酸素分圧が、平衡酸素分圧PO2:2.88×10-8atmより小さいとき、還元雰囲気にあるといる。600℃においては、反応場の酸素分圧が、平衡酸素分圧PO2:2.63×10-6atmより小さいとき、700℃においては、反応場の酸素分圧が、平衡酸素分圧PO2:9.46×10-5atmより小さいとき、それぞれ還元雰囲気にあるといえる。
Cuプロトン伝導体によれば、酸化雰囲気であっても高いプロトン伝導性が示される。つまり、動作雰囲気にかかわらず、Cuプロトン伝導体は、優れたプロトン伝導性を発揮することができる。特に、700℃程度の比較的高温で動作させると、酸化雰囲気であっても、Cuプロトン伝導体のプロトン伝導性は高い。
Cuプロトン伝導体において、元素A、元素Bおよび元素Mの総量に対するCu元素の割合:RCuは、0.01原子%以上、0.6原子%以下である。RCuは、0.1原子%以上であってもよく、0.15原子%以上であってもよい。また、RCuは、0.4原子%以下であってもよい。
電子プローブマイクロアナライザを使用した波長分散型X線分析 WDX(Wavelength Dispersive X-ray spectroscopy)、X線光電子分光法[XPS(X-ray Photoelectron Spectroscopy)またはESCA(Electron Spectroscopy for Chemical Analysis)]で元素A、元素B、元素MおよびCuの比率を求め、サンプル中のRCuは求めることができる。
[プロトン伝導体の製造方法]
Cuプロトン伝導体は、例えば、金属酸化物の粉末およびCuOの粉末を含む原料を所望の形状に成形した後、焼成することにより得られる。CuOの粉末は、例えば、金属酸化物およびCuOの合計量に対して、0.1質量%~5質量%添加される。
原料は、成形性の観点から、バインダを含むことが好ましい。バインダとしては、セラミック材料の製造に使用される公知の材料、例えば、エチルセルロースなどのセルロース誘導体(セルロースエーテルなど)、酢酸ビニル系樹脂(プロビニルアルコールなどの酢酸ビニル系樹脂のケン化物も含む)、アクリル樹脂などのポリマーバインダー;パラフィンワックスなどのワックスなどが挙げられる。バインダの量は、金属酸化物100質量部に対して、例えば1~20質量部、特には1.5~15質量部である。
原料は、必要に応じて、水、有機溶媒(例えば、トルエンなどの炭化水素;エタノール、イソプロパノールなどのアルコール;ブチルカルビトールアセテートなどのカルビトールなど)などの分散媒を含んでいてもよい。原料は、必要に応じて、界面活性剤、解膠剤(ポリカルボン酸など)などの各種添加剤を含んでいてもよい。
成形の方法は特に限定されず、所望の形状に応じて適宜選択すればよい。例えば、平板状のプロトン伝導体は、プレス成型、テープ成型、スクリーン印刷、スプレー塗布、スピンコート、ディップコート等、既存の方法を用いて成形することができる。
焼成は、得られた成形物を、酸素含有雰囲気下で加熱することにより行われる。CuOが添加された成形物の焼成温度は、例えば、1600℃未満でよく、1500℃以下でよい。焼成時間は、例えば、20時間以下でよく、15時間以下でよく、10時間以下でよい。焼成の雰囲気中の酸素含有量は、特に限定されない。焼成は、例えば大気雰囲気(酸素含有率:約20体積%)で行ってもよいし、純酸素(酸素含有率:100体積%)中で行ってもよい。焼成は、常圧下または加圧下で行うことができる。
[電気化学デバイス]
ところで、Cuプロトン伝導体は、Cu元素の割合:RCuにかかわらず、特定の条件下で使用する場合に、特に優れたプロトン伝導性を発揮する。例えば、Cuプロトン伝導体の還元雰囲気におけるプロトン伝導性は、焼結助剤を添加せずに金属酸化物のみを焼結させて得られるプロトン伝導体の還元雰囲気におけるプロトン伝導性と比較して、遜色ない。本実施形態に係る電気化学デバイスは、この知見に基づくものである。
すなわち、本実施形態に係る電気化学デバイスは、還元雰囲気を形成する内部空間を有する容器と、容器の内部空間に配置されるCuプロトン伝導体と、を備える。電気化学デバイスは、物質間で電子の授受を行って、この電子の授受によって化学的反応を生じさせる装置である。
電気化学デバイスとしては、具体的には、水素分離装置、水素ポンプ、ガス分解装置等が挙げられる。
容器は、電気化学的反応が起こる反応場であり、容器の内部空間には還元雰囲気が形成される。内部空間が還元雰囲気であると、詳細は不明であるものの、その内部空間に配置されるCuプロトン伝導体のプロトン伝導性が向上し、電気化学的反応は速やかに進行する。
電気化学デバイスの動作条件は、300℃以上であればよく、500℃以上であってもよく、600℃以上であってもよく、700℃以上であってもよい。プロトン伝導体のプロトン伝導性は、一般的に、動作温度が高温であるほど向上する。Cuプロトン伝導体は、300℃程度の比較的低温の場合にも、還元雰囲気において優れたプロトン伝導性を発揮する。
図1は、本実施形態に係る電気化学デバイスの一例を模式的に示す断面図である。
電気化学デバイス10は、容器4と、容器4の内部空間に配置されるCuプロトン伝導体1と、を備える。内部空間には還元雰囲気が形成される。
Cuプロトン伝導体1は、例えば、一対の電極(アノード2およびカソード3)に挟持されている。容器4の内部空間は、Cuプロトン伝導体1により、アノード2側の空間S1およびカソード3側の空間S2に分離されている。水素原子を含むガス(第1のガスG1)は、第1の供給口4aから空間S1に供給される。第1のガスG1から、電気化学的反応によりプロトンが生成し、空間S2に第2のガスG2(例えば、水素ガス)を生じさせる。第2のガスG2は、排出口4bを通って容器4から排出される。容器4は、必要に応じて、第3のガスG3を空間S2に供給する第2の供給口4cを備える。
アノード2に第1のガスG1を接触させるとともに、電極間に電圧を印加すると、アノード2では、プロトンと電子とを放出する反応が生じる。放出されたプロトンは、アノード2に接しているCuプロトン伝導体1の第1主面から、カソード3に接しているCuプロトン伝導体1の第2主面へと移動する。プロトンは第2主面側で再び電子を受け取って、水素ガスとしてカソード3から排出される。あるいは、プロトンは、カソード3に供給された第3のガスG3と反応して、新たな化合物を生成し得る。また、カソード3から排出される水素ガスは、空間S2に供給された第3のガスG3と反応して、新たな化合物を生成し得る。つまり、Cuプロトン伝導体1は、メンブレンリアクタとしての機能を果たし得る。
図1のように、容器の内部空間がCuプロトン伝導体により分離されている場合、少なくともアノード側の空間を還元雰囲気にすればよい。
電気化学デバイスが水素分離装置である場合を例に挙げて説明する。
水素分離装置は、水素ガスを含む混合ガスから、水素ガスを分離して取り出す。
例えば、アノード2とカソード3との間に電圧を印加するとともに、空間S1に水素ガスを含む第1のガスG1を供給する。第1のガスG1はアノード2に接触し、第1のガスG1に含まれる水素ガスは、アノード2で分解される。これにより、プロトンおよび電子が生じる。Cuプロトン伝導体1内を移動したプロトンは、カソード3から電子を受け取って、純粋な水素ガスとして単離される。
(アノード)
アノードは、例えば、プロトン伝導性の多孔質構造を有している。アノードの材料は特に限定されない。アノードは、例えば、上記の金属酸化物の焼結体から構成されてもよいし、白金電極であってもよい。
(カソード)
カソードは、例えば、イオン伝導性の多孔質の構造を有している。カソードの材料も特に限定されず、用途に応じて適宜選択すればよい。カソードは、例えば、白金、イオン伝導性酸化物等からなる電極であってもよい。
以下、実施例に基づき、本発明をより具体的に説明するが、以下の実施例は本発明を限定するものではない。
[実施例1~4]
(1)金属酸化物(BaZr0.80.22.9)の作製
炭酸バリウムと、酸化ジルコニウムと、酸化イットリウムとを、Baの比率xが1、Yの比率yが0.2になるようなモル比で、それぞれボールミルに入れて24時間混合し、混合物を得た。得られた混合物を、1000℃で10時間の仮焼成を行った。仮焼成された混合物をボールミルで10時間処理して、一軸成形した後、大気雰囲気において、1300℃で10時間焼成した。焼成した試料を乳鉢で粉砕した後、ボールミルで10時間処理することによって金属酸化物を得た。
(2)焼結体およびサンプル電極の作製
得られた金属酸化物に、CuOをそれぞれ0.2質量%、0.5質量%、1質量%、2質量%混合して、一軸成形してペレットを得た後、プレス成型法により成形した。成形物を、酸素雰囲気中、1500℃で、10時間の熱処理をすることにより焼結させ、金属酸化物とCuとを含む焼結体A1~A4を作製した。各焼結体A1~A4に含まれるCu元素の割合:RCuは、それぞれ約0.16at%、約0.33at%、約0.53at%、約0.81at%であった。「at%」は、原子%を意味する。
[比較例1]
「焼結体およびサンプル電極の作製(2)」で、CuOを添加しなかったこと、および、プレス成型により得られた成形物を、BZYと炭酸バリウムとの混合粉末[BZY:BaCO=100:1(質量比)]中に埋めて、酸素雰囲気中、1600℃で、24時間の熱処理をすることにより焼結させたこと以外は、実施例1~4と同様にして、焼結体aを作製した。
[比較例2~5]
「焼結体およびサンプル電極の作製(2)」で、CuOに替えてNiOを添加したこと以外は、実施例1~4と同様にして、焼結体b1~b4を作製した。各焼結体b1~b4に含まれるNiの割合は、それぞれ約0.39at%、約0.68at%、約1.25at%、約2.13at%であった。
[比較例6~9]
「焼結体およびサンプル電極の作製(2)」で、CuOに替えてZnOを添加したこと以外は、実施例1~4と同様にして、焼結体c1~c4を作製した。各焼結体c1~c4に含まれるZnの割合は、それぞれ約0.24at%、約0.52at%、約0.69at%、約0.82at%であった。
[プロトン伝導性の評価1]
実施例1~4、比較例1、比較例2~5および比較例6~9で得られた焼結体のそれぞれの両面にスパッタ法によりPt電極を形成して、サンプル電極を作製した。サンプル電極を以下の条件で処理した。
(A)酸化雰囲気での処理(1回目)
Ptスパッタ後のサンプル電極を測定用のホルダーに取り付け、電気炉に入れ、500℃まで昇温した。酸素分圧が0.95atm(9.5×10Pa)、水蒸気分圧が0.05atm(0.5×10Pa)となるように、加湿した酸素を供給しながら、18時間処理した。
(B)還元雰囲気での処理
処理(A)の後、水素分圧が0.95atm(9.5×10Pa)、水蒸気分圧が0.05atm(0.5×10Pa)となるように、加湿した水素を供給しながら、500℃で10時間処理した。
(C)酸化雰囲気での処理(2回目)
処理(B)の後、酸素分圧が0.95atm(9.5×10Pa)、水蒸気分圧が0.05atm(0.5×10Pa)となるように、再び加湿した酸素を供給しながら、500℃で10時間処理した。
「還元雰囲気での処理(B)」の後、交流インピーダンス測定により全伝導度を求めた。結果を図2に示す。交流インピーダンス測定には、Solartron1260(Solartron Analytical社製)を使用した。
[プロトン伝導性の評価2]
「酸化雰囲気での処理(1回目)(A)」、「還元雰囲気での処理(B)」および「酸化雰囲気での処理(2回目)(C)」において、処理温度を600℃にしたこと以外は、評価1と同様にして各サンプル電極を処理した。
「還元雰囲気での処理(B)」の後、交流インピーダンス測定により全伝導度を求めた。結果を図3に示す。
[プロトン伝導性の評価3]
「酸化雰囲気での処理(1回目)(A)」、「還元雰囲気での処理(B)」および「酸化雰囲気での処理(2回目)(C)」において、処理温度を700℃にしたこと以外は、評価1と同様にして各サンプル電極を処理した。
「還元雰囲気での処理(B)」の後、交流インピーダンス測定により全伝導度を求めた。結果を図4に示す。
[プロトン伝導性の評価4]
「酸化雰囲気での処理(1回目)(A)」、「還元雰囲気での処理(B)」および「酸化雰囲気での処理(2回目)(C)」において、処理温度を300℃にしたこと以外は、評価1と同様にして各サンプル電極を処理した。
「還元雰囲気での処理(B)」の後、交流インピーダンス測定によりバルク伝導度を求めた。結果を図5に示す。
[プロトン伝導性の評価5]
「酸化雰囲気での処理(1回目)(A)」、「還元雰囲気での処理(B)」および「酸化雰囲気での処理(2回目)(C)」において、処理温度を700℃にしたこと以外は、評価1と同様にして各サンプル電極を処理した。
「酸化雰囲気での処理(2回目)(C)」の後、交流インピーダンス測定により全伝導度を求めた。結果を図6に示す。
本発明の実施形態に係るプロトン伝導体は、焼結性およびプロトン伝導性に優れるため、様々な電気化学デバイスに適している。
10:電気化学デバイス
1:Cuプロトン伝導体
2:アノード
3:カソード
4:容器
4a:第1の供給口
4b:排出口
4c:第2の供給口

Claims (3)

  1. ペロブスカイト型構造を有し、かつ下記式(1):
    x1-yy3-δ
    (ただし、元素Aは、Ba、CaおよびSrよりなる群から選択される少なくとも一種であり、元素Bは、CeおよびZrよりなる群から選択される少なくとも一種であり、元素Mは、Y、Yb、Er、Ho、Tm、Gd、InおよびScよりなる群から選択される少なくとも一種であり、0.95≦x≦1、0.1<y≦0.を満たし、δは酸素欠損量である。)
    で表される金属酸化物と、
    前記金属酸化物中に含まれる銅元素と、を含むプロトン伝導体であって、
    前記元素AがBaを含み、
    前記元素BがZrを含み、
    前記元素MがYを含み、
    前記元素A、前記元素Bおよび前記元素Mの総量に対する銅元素の割合:RCuは、0.01原子%以上、0.6原子%以下である、プロトン伝導体。
  2. 前記銅元素の割合:RCuは、0.15原子%以上、0.4原子%以下である、請求項1に記載のプロトン伝導体。
  3. 還元雰囲気を形成する内部空間を有する容器と、
    前記容器の前記内部空間に配置されるプロトン伝導体と、を備える、電気化学デバイスであって、
    前記プロトン伝導体は、
    ペロブスカイト型構造を有し、かつ下記式(1):
    x1-yy3-δ
    (ただし、元素Aは、Ba、CaおよびSrよりなる群から選択される少なくとも一種であり、元素Bは、CeおよびZrよりなる群から選択される少なくとも一種であり、元素Mは、Y、Yb、Er、Ho、Tm、Gd、InおよびScよりなる群から選択される少なくとも一種であり、0.95≦x≦1、0.1<y≦0.を満たし、δは酸素欠損量である。)
    で表される金属酸化物と、
    前記金属酸化物中に含まれる銅元素と、を含み、
    前記元素AがBaを含み、
    前記元素BがZrを含み、
    前記元素MがYを含み、
    前記元素A、前記元素Bおよび前記元素Mの総量に対する銅元素の割合:R Cu は、0.01原子%以上、0.6原子%以下である、電気化学デバイス。
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