JP7166580B2 - 言語学習方法 - Google Patents

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本発明は、学習者が言語を学習するための言語学習方法に関する。
交通や通信手段の発達によって、国境を越えて人や物、情報が簡単に行き来できるようになっている。国際化が進むなか、他国の人々と円滑な意思疎通を図るため、他国の分化や言語を知る重要性が増している。とりわけ英語を習得する必要性は増しており、小学校においても英語の授業が導入されている。
英語の能力を総合的に図る一つの方法として、読む能力(リーディング力)、話す能力(スピーキング力)、聞き取る能力(リスニング力)、書く能力(ライティング力)の指標に分けて判断する方法がある。非ネイティブスピーカ(その言語を母国語としない者)が大半を占め、英語圏の国々と隣接していない日本では、ネイティブスピーカ(その言語を母国語とする者)と実際に会話する機会は少なく、英語学習は専ら文章の読解を中心としてきた。そのため日本人の英語力はリーディング力とライティング力に比べて、リスニング力とスピーキング力が劣る傾向にあった。最近では、「使える英語」の重要性も指摘されるようになり、例えば教育機関において、オーラルコミュニケーションの授業も導入されているが、未だ日本人の会話力は低く、ネイティブスピーカに通じる英語力を向上させることは急務と言える。
ところで、英語を母国語とするネイティブスピーカの場合、乳幼児期には文字情報よりも話者によって発音された英語の音を頼りにして言語の理解を進める傾向にある。一方非ネイティブスピーカがそのような英語学習を行うことは稀であって、音声とともにテキストなどの文字情報も利用して理解を進める。そのため、以下のような問題が生じ得る。
ネイティブスピーカが英語を発音する際には、乳幼児に培った実際の正しい音を想起して発音している。英語の文章を視認して発音する場合にも、正しい音を想起して発音している。すなわち正しい音の記憶を有した上で、文字情報と正しい音とが紐付いた状態で発音している。
一方で非ネイティブスピーカが英語を発音する際には、多くの場合、ネイティブスピーカの実際の正しい発音を想起して発音するわけではなく、英語の文章を想起して(又は視認して)、その文字情報から推測される音を発音する傾向にある。すなわち正しい音の記憶は殆ど有しておらず、文字情報と正しい音とが紐づいていない状態で文字情報のみから推測して発音している。
しかしテキスト等で使用される一般的な英語の文章では、ネイティブスピーカの実際の発音は表現されていない。例えば、音のリンキング(発音の際に音同士がつながること。つながる音の他、消失する音、変わる音等が生じる。)、アクセント、イントネーション等は表現されていない。そのため非ネイティブスピーカが英語の文章から推測する発音と、ネイティブスピーカの実際の正しい発音とは異なっている。
そのため非ネイティブスピーカ(とりわけ英語初学者)が英語の文章を想起しながら発音練習を行っても、音のリンキング、アクセント、イントネーション等を含む、ネイティブスピーカの実際の正しい発音を習得することが困難であった。また、非ネイティブスピーカ(とりわけ英語既修者)の場合、文字情報から推測される音を正しい音として誤って記憶してしまっているため、実際の正しい音の情報を新しく聞いたとしても、無意識の内に従前の記憶が干渉してしまい、文字情報と正しい音とを改めて紐づけることが困難であった。このことが非ネイティブスピーカの英語がネイティブスピーカに通じにくい要因となっていた。そこで正しい発音を身につけることが可能な言語学習システムを提供すべく、各所で検討が進んでいる。
特許文献1には、英語及び言語のストレス・アクセント(強勢)とイントネーション(音調)を理解し、イメージをつけやすくする表記方法であって、イントネーションの音の高低をあらわす正と負の整数目盛り、単語の音節のストレスの強弱の表示、イントネーションの音の高低をあらわす線で構成された、イントネーション(音調)曲線符号を用いた表記方法が記載されている(請求項1)。
また、特許文献2には、繰り返し学習用情報処理システム及び情報処理方法が記載され、図5には再生中のライン(行)の歌詞34と、歌詞34の発音を示すカタカナ35が表示されている(段落0047)。また再生中のラインの歌詞34には、ストレス(拍)部分に下線が引かれ、音楽に合わせたアニメーション表示で発音のタイミング等を教えるバウンシング・キャラクタ33が表示されている。
特開2008-003529号公報 特開2009-036885号公報
特許文献1に開示された発明においては、アクセント(強勢)やイントネーション(音調)が表現されてるが、英語の文章の他に、音の高さ(ピッチ)の目盛り1、ストレスの表記2、イントネーション3を記載するため、情報量が多くなるという課題が生じる。そのため人によっては視認しにくい場合もある。またデータ量も増えるため、スマートフォン等にインストールして使用するアプリケーションには望ましくない。またリンキングが表現されておらず、実際の正しい発音を身につけることが困難である。
特許文献2では、カラオケなどの音楽コンテンツを学習教材として使用するシステムであるため、ネイティブスピーカの実際の正しい発音とは異なる場合がある。例えば学習者に英語の音節を理解させるために、動くキャラクタ33を登場させて、歌詞の音節数に基づいて動かすことにより学習者に英語の音節を自然に理解させ、発音を飛躍的に向上させる効果があることが記載されているが(段落0050)、歌詞の音節数に基づくため、ネイティブスピーカの発音する際の正しい音のリズムや、区切り方(複数の単語をひとまとまりにして読んだり、1つの単語の途中で区切って読んだりする実際の音のルール)とは異なる場合がある。また図5には歌詞34の発音を示すカタカナ35により音の消失や音の変化が示されているが、音節を示すキャラクタ33と、英語の文章である歌詞34と、発音を示すカタカナ35と、日本語訳36とを表記するため情報量が増える。また実際の正しい音を表示する方法としてカタカナを使用しているため、英語の文字情報に対してカタカナを用いて正しい発音を紐づけることとなり、文字情報から正しい音を想起する力が弱くなる。
このように従来の技術では、一般的な英語の文章だけでは正しい音を表現することが難しいことから、一般般的な英語の文章とともに正しい音を表現するための文字(例えばカタカナ)や記号(アクセントやイントネーションを示す記号、音のリンキングや消失を示す記号)を使用していたため、文字情報と正しい音とを紐づけることが困難であった。そのため正しい音を表現した文字や記号が無い状態で、一般的な英語の文章(文字情報)だけを想起(又は視認)して話す状態に立ち戻ると、結局、以前から記憶していた文字情報から推測される音の記憶が強く干渉して学習の妨げとなっていた。また情報量(データ量)が増えるという課題を有していた。
本願発明者は、ネイティブスピーカの実際の正しい発音(例えば、音のリンキング、アクセント、イントネーション等)を文字情報として表現する際に、テキストや教科書に記載された一般的な英語の文章をなるべくそのまま再構築して使用することで、一般的な英語の文章が表現可能な文字情報と一般的な文章では表現が難しい正しい発音とを同時に表現することが可能であることを見出した。そしてこのような構成とすることで、従来の文字情報だけから推測される音の記憶の干渉を減弱するとともに、容易に文字情報と正しい音とを紐づけることが可能となり、一般的な英語の文章を視認(又は想起)しながらでも、ネイティブスピーカの実際の正しい発音を想起可能となることを突き止めた。また情報量(データ量)を抑えることが可能となり、スマートフォンなどのアプリケーションとして使用することが容易となることを見出した。以上のようにして、非ネイティブスピーカの英語がネイティブスピーカに通じやすくなる、新たな言語学習システムを提供できることを見出した。
そこで本発明の目的は、従来の文字情報だけから推測された音の記憶の干渉を減弱するとともに、容易に文字情報と正しい音とを紐づけることを可能とし、一般的な英語の文章を視認又は想起しながらでも、ネイティブスピーカの実際の正しい発音を想起可能となる言語学習システムを提供することにある。また情報量を抑えることができ、スマートフォンなどのアプリケーションとして使用可能な、非ネイティブスピーカの英語がネイティブスピーカに通じやすくなる言語学習方法を提供することにある。
本発明は、学習者が使用するユーザ端末を使用した言語学習方法であるか、又は、前記ユーザ端末を介して学習者からの要求に応じてサービスを提供するサーバがネットワークで接続されて使用される言語学習方法であって、前記言語学習方法は、ユーザ端末が備える音声入力部から学習者の発声した音声を入力し、ユーザ端末及び/又は、サーバが備える記憶部に予め記憶されているネイティブスピーカが発声した音声と、前記学習者の発声した音声とをユーザ端末及び/又は、サーバが備える制御部及びコンピュータプログラムによって比較して採点するとともに、ユーザ端末が備える表示部にネイティブスピーカが話す単語や文章がアルファベットで表示され、前記表示部に表示されるネイティブスピーカが話す単語や文章は、リンキングや音の消失のルールに従ってネイティブスピーカが話し言葉において通常区切らずに発声する隣り合う単語を構成するアルファベット同士を近接させるか、及び/又は、ネイティブスピーカが話し言葉において通常区切って発声する元の単語を構成するアルファベットとアルファベットの間にスラッシュを挿入することにより再構築された新たな単語や文章であるとともに、前記新たな単語や文章に対応して、アクセント、イントネーション、及びリズムを付して前記表示部で表示することを特徴とする言語学習方法である。
また、本発明は、学習者が使用するユーザ端末を使用した言語学習方法であるか、又は、前記ユーザ端末を介して学習者からの要求に応じてサービスを提供するサーバがネットワークで接続されて使用される言語学習方法であって、前記言語学習方法は、ユーザ端末が備える音声入力部から学習者の発声した音声を入力し、ユーザ端末及び/又は、サーバが備える記憶部に予め記憶されているネイティブスピーカが発声した音声と、前記学習者の発声した音声とをユーザ端末及び/又は、サーバが備える制御部及びコンピュータプログラムによって比較して採点するとともに、ユーザ端末が備える表示部にネイティブスピーカが話す単語や文章がアルファベットで表示され、前記表示部に表示されるネイティブスピーカが話す単語や文章は、リンキングや音の消失のルールに従ってネイティブスピーカが話し言葉において通常区切らずに発声する隣り合う単語を構成するアルファベット同士を近接させるか、及び/又は、ネイティブスピーカが話し言葉において通常区切って発声する元の単語を構成するアルファベットとアルファベットの間にスラッシュを挿入することにより再構築学習者が使用するユーザ端末を使用した言語学習方法であるか、又は、前記ユーザ端末を介して学習者からの要求に応じてサービスを提供するサーバがネットワークで接続されて使用される言語学習方法であって、前記言語学習方法は、ユーザ端末が備える音声入力部から学習者の発声した音声を入力し、ユーザ端末及び/又は、サーバが備える記憶部に予め記憶されているネイティブスピーカが発声した音声と、前記学習者のされた単語や文章であるとともに、隣り合っていた元の単語同士を異なる色あるいは色の濃淡で区別することで元の単語を認識できるように前記表示部で表示することを特徴とする言語学習方法である。
本発明における「単語」とは一般に定義されるものであり、意味の一まとまりを表し構文上の働きをもつものとしての極小とされる単位である。本発明では、単語が再構築されて異なるまとまりとなった複数の新たな単語となるため、熟語やフレーズも再構築されて異なるまとまりとなった複数の新たな熟語やフレーズとなる。すなわち本発明において、「単語が再構築されて異なるまとまりとなった複数の新たな単語」とは、熟語やフレーズが再構築されて異なるまとまりとなった複数の新たな熟語やフレーズとなることをその意味に含む。「話し言葉」とは日常生活で、口頭でやりとりする時に使う言葉であり、口語とも呼ばれる。「ネイティブスピーカが書き言葉で使用する単語」あるいは「ネイティブスピーカが使用する単語」とは、例えば英語圏であれば英単語であって、文字としてはアルファベットである。「書き言葉」とは文章を書く時、使う言葉であり、文語とも呼ばれる。
本発明によれば、ネイティブスピーカが話し言葉において通常区切らずに発声する文字同士が連結されるとともに、ネイティブスピーカが話し言葉において通常区切って発声する文字同士が分けられるため、学習者はネイティブスピーカの正しい発音が容易に分かる。
また本発明によれば、ネイティブスピーカが書き言葉で使用する単語がそのまま再構築されて異なるまとまりとなった複数の新たな単語が表示される。加えて学習者はその複数の新たな単語を視認しながら発声することが可能である。そのため、従来の文字情報だけから推測された音の記憶の干渉を減弱するとともに、容易に文字情報と正しい音とを紐づけることを可能とし、一般的な英語の文章を視認又は想起しながらでも、ネイティブスピーカの実際の正しい発音を想起可能となる。
また本発明によれば、前記複数の新たな単語はアクセント、イントネーション、及びリズムが表現されているため、情報量(データ量)を抑えることができ、スマートフォンなどのアプリケーションとして使用することが容易となる。
本発明の言語学習システムは、前記アクセントは、前記新たな単語の文字の大きさ、太さ、及び/又は色を変更することによってアクセントの大小が表現され、前記イントネーションは、前記新たな単語の文字の大きさ、太さ、及び/又は色を変更することによってイントネーションの高低を表現することを特徴とする。
また本発明の言語学習システムは、前記リズムは、所定の新たな単語と、前記所定の新たな単語に隣り合う新たな単語との距離を変更することによって表現することを特徴とする。
本発明によれば、アクセント、イントネーション、及びリズムは、複数の新たな単語を使用して表現し、特別な記号を必要としないため、情報量(データ量)を抑えることができ、スマートフォンなどのアプリケーションとして使用することが容易となる。
本発明の言語学習方法は、新たな単語からなる新たな文章において、元の文章中で隣り合っていた元の単語同士を異なる色あるいは濃淡で区別することで、元の単語を認識できるように構成することを特徴とする。
本発明によれば、新たな単語からなる新たな文章だけを用いて、その文章から元の単語(一般的な英単語)や元の文章(一般的な英文)を明確に認識できる。また、新たな単語からなる新たな文章だけを表示させていても、元の単語からなる元の文章との相違点を把握でき、正しく発音することができる。
本発明によれば、従来の文字情報だけから推測された音の記憶の干渉を減弱することができ、容易に文字情報と正しい音とを紐づけることを可能とする。また本発明によれば、一般的な英語の文章を視認又は想起しながらでも、ネイティブスピーカの実際の正しい発音を想起可能となる。また本発明によれば情報量を抑えることができ、スマートフォンなどのアプリケーションとして使用可能である。また本発明によれば、非ネイティブスピーカの英語がネイティブスピーカに通じやすくなる言語学習方法を提供できる。
本発明の実施形態における元の単語からなる文章を例示する図(a)と新たな単語からなる文章を例示する図(b)である。 上記実施形態の元の単語からなる文章を例示する図(a)と新たな単語からなる文章を例示する図(b)である。 上記実施形態の新たな単語からなる文章のアクセント、イントネーション、リズムを例示する図である。 上記実施形態の新たな単語からなる文章を別に例示する図である。 上記実施形態の新たな単語からなる文章を別に例示する図である。 上記実施形態における言語学習システムの概略構成図である。 上記言語学習システムの使用方法及び言語学習方法のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
本実施形態の言語学習システム100及び言語学習方法Sの説明の前に、まず本発明で用いられる「新たな単語」について以下に詳細を説明する。
(本発明の新たな単語について)
本発明で用いられる「新たな単語」とは、ネイティブスピーカが話し言葉において通常区切らずに発声する文字同士が連結されるとともに、ネイティブスピーカが話し言葉において通常区切って発声する文字同士が分けられることで、ネイティブスピーカが書き言葉で使用する単語が再構築されて異なるまとまりとなった複数の新たな単語のことである。またさらに、該新たな単語に対応して、アクセント、イントネーション、及びリズムが付されて表示されることで、それらアクセント、イントネーション、及びリズムが表現された新たな単語を指していてもよい。アクセントは、新たな単語の文字の大きさ、太さ、及び/又は色を変更することによってアクセントの大小が表現される。またイントネーションは、新たな単語の文字の大きさ、太さ、及び/又は色を変更することによってイントネーションの高低を表現する。リズムは、所定の新たな単語と、該所定の新たな単語に隣り合う新たな単語との距離を変更することによってリズムの速さが表現される。
図1は、本発明の実施形態における元の単語からなる文章を例示する図(a)と、新たな単語からなる文章を例示する図(b)である。上記の「新たな単語」の説明を理解を容易にするために、本実施形態の言語学習システム及び方法用のアプリケーションが想定する学習言語を英語とする(図1)。英語の場合、「文字」とはアルファベットを指す。また「単語(ネイティブスピーカが書き言葉で使用する単語)」とはアルファベットからなる英単語を指す。図1では、単語AであるHow、単語Bであるwas、単語Cであるit?からなる、「How was it?」の英文を例文として取り上げ(図1(a))、これを新たな単語aであるHo、新たな単語bであるwwa、新たな単語cであるsit?からなる、「Ho wwa sit?」の文章へと再構築する例を説明する(図1(b))。
通常、英語の文章は、複数の単語からなり、それらの単語同士は互いに一定の間隔を有して横書きで配列されている(図1(a))。しかし図1(b)に示すように、実際のネイティブスピーカの話し言葉において、隔てられた単語Aの文字A3と単語Bの文字B1とは、発音の上では通常区切られずにひとまとまりで発声される。すなわち、文字A3と文字B1とは異なる単語に属する文字であるにも関わらず、文字同士が連結したように発音される(図1(b))。また実際のネイティブスピーカの話し言葉においは、単語Bの文字B2と単語Bの文字B3とは、通常区切って発声される。すなわち、単語Bの文字B2と単語Bの文字B3とは1つの単語に属する文字であるにも関わらず、文字同士が分けられる(分離する)ようにして発音される(図1(b))。
本願発明では、このような実際のネイティブスピーカの話し言葉において生じる文字同士の連結やあるいは分離に基づいて、当初の英単語を再構築する。具体的には、図1(b)に示すように、発音の上で通常区切って発声される文字同士である単語Aの文字A2と単語Aの文字A3とは分けられる。そして発音の上で通常区切られずにひとまとまりで発声される文字A1から文字A2までの一連の文字群が、新たな単語aとなる。同様にして、発音の上で通常区切られずにひとまとまりで発声される文字同士である、単語Aの文字A3と単語Bの文字B1が連結される。また発音の上で通常区切って発声される文字同士である、単語Bの文字B2と単語Bの文字B3とは分けられる。このように発音の上で通常区切られずにひとまとまりで発声される単語Aの文字A3から単語Bの文字B2までの一連の文字群が、新たな単語bとなる。同様にして、発音の上で通常区切られずにひとまとまりで発声される文字同士である、単語Bの文字B3と単語Cの文字C1が連結される。このように発音の上で通常区切られずにひとまとまりで発声される単語Bの文字B3から単語Cの文字C2(記号含む)までの一連の文字群が、新たな単語cとなる。以上のように、ネイティブスピーカが書き言葉で使用する単語(単語A,B,C)が再構築されて異なるまとまりとなった複数の新たな単語(新たな単語a,b,c)からなる新たな文章が構成される(図1(b))。なお文字C2に示したように、文字には記号も含まれる。
本実施の形態では新たな単語a,b,cからなる新たな文章において、元の単語A,B,Cを認識できるように構成してもよい(図1(b))。例えば図1(b)に示すように、新たな単語a,b,cからなる新たな文章において、元の文章中で隣り合っていた単語同士(単語Aと単語B同士や、単語Bと単語C同士)を異なる色あるいは濃淡で区別して認識できるようにする。すなわち図1(b)では、新たな単語aの文字A1であるHから新たな単語bの文字A3であるwまでの文字の濃度を濃くし、これと比較して、新たな単語bの文字B1であるwから新たな単語cの文字B3であるsまでの文字の濃度を薄くする。同様に、新たな単語bの文字B1であるwから新たな単語cの文字B3までの文字の濃度と比較して、新たな単語cの文字C1から新たな単語cの文字(記号)C2までの文字の濃度を濃くする。言い換えれば、新たな単語a,b,cからなる新たな文章において、元の単語AのHowよりも、元の単語Bであるwasの文字の濃度を薄くし、元の単語Bであるwasよりも、元の単語Cであるit?の文字の濃度を濃くすることで、隣り合う単語同士(元の単語AであるHowと元の単語Bであるwas同士、あるいは元の単語Bであるwasと元の単語Cであるit?同士)の色あるいは濃淡を変えている。このようにすることで、新たな単語からなる新たな文章だけを用いて、元の単語(一般的な英単語)や元の文章(一般的な英文)を明確に認識できるようになる。また、新たな単語からなる新たな文章だけを用いて、元の単語からなる元の文章との相違点を理解して正しく発音することもできる。
なお、ネイティブスピーカが話し言葉において通常区切って発声する文字同士の分け方、すなわち複数の新たな単語を新たな文章において分ける表現方法は、特に限定はされず、学習者が視認できればよい。例えば、図1に示すように、文字A2と文字A3の間にスラッシュS1を挿入することで分けてもよいし、単に文字と文字との間にスペース(間隔)を設けることで分けてもよく、それらの組み合わせとしてもよい(図1(b))。その他、単語の文字のスタイル、大きさ、太さ、及び/または色や濃淡を変更する等して分けてもよい(図3)。その場合、上述した新たな単語からなる新たな文章における元の単語の表現方法や、後述するアクセントやイントネーションやリズムの表現方法と混同が生じないように、それらの表現方法とは異なる方法を用いて使い分けることが望ましい。
また、上述した新たな単語からなる新たな文章における元の単語の表現方法も、特に限定はされない。図1(b)では文字の濃淡で表現したが、スラッシュを挿入して分けてもよいし(図1(b))、単語の文字のスタイル、大きさ、太さ、及び/または色等を変更して分けてもよく(図3)、学習者が視認できればよい。この場合も、上述したネイティブスピーカが話し言葉において通常区切って発声する文字同士の分け方(複数の新たな単語を新たな文章において分ける表現方法)や、後述するアクセントやイントネーションの表現方法と混同が生じないように、それらの表現方法とは異なる方法を用いて使い分けることが望ましい。
図2は、図1とは異なる英文で例示説明する図であり、本実施形態の元の単語からなる文章を例示する図2(a)と新たな単語からなる文章を例示する図2(b)である。図2では、単語DであるWhat、単語Eであるdo、単語Fであるyou、単語Gであるhave?からなる英文である、「What do you have?」を例文として取り上げ(図1(a))、これを新たな単語dであるWha、新たな単語eであるtdoyou、新たな単語fであるhave?からなる、「Wha tdoyou have?」の文章へと再構築している。図2の場合も図1同様に、ネイティブスピーカが話し言葉において通常区切らずに発声する文字同士(文字D3と文字E1の文字同士、また文字E2と文字F1の文字同士)が連結されるとともに、ネイティブスピーカが話し言葉において通常区切って発声する文字同士(文字D2と文字D3の文字同士、また文字F2と文字G1の文字同士)が分けられることで、ネイティブスピーカが書き言葉で使用する単語(単語D,E,F,G)が再構築されて異なるまとまりとなった複数の新たな単語(新たな単語d,e,f)となる。新たな単語dは文字D1から文字D2のaまでのWhaからなり、新たな単語eは文字D3から文字F2までのtdoyouからなり、新たな単語fは、文字G1から文字(記号)G2までのhave?からなる。
図2に示すように、元の文章(図2(a))において異なる3つの単語(単語D,E,F)に属していた文字(例えば文字D3,E1,F1)が、新たな文章(図2(b))では1つの新たな単語eに集約される場合もある。また、元の文章(図2(a))において1つの元の単語に属していた複数の文字(例えば元の単語Gの文字G1~文字(記号)G2までの一連の文字及び記号である、h、a、v、e、?)が、そのまま、新たな文章(図2(b))において1つの新たな単語に属する複数の文字(すなわち、新たな単語fの文字G1~文字(記号)G2までの一連の文字及び記号である、h、a、v、e、?)となる場合もある。これは元の単語からなる元の文章が当初から、ネイティブスピーカの実際の発音上の繋がりや区切りを正しく表現できている場合に起きるものである。したがって、元の単語Gと新たな単語fとの間で見られるような、見かけ上文字の連結や分離に差異がない場合であっても、新たな単語からなる新たな文章への再構築はなされている。
図3は、本実施形態の新たな単語(新たな単語a,b,c)からなる文章のアクセントX1、イントネーションY1、及びリズムZ1,Z2を例示する図である。図4及び図5は、本実施形態の新たな単語からなる文章を例示する図である
アクセントとは強勢とも呼ばれ、言葉を発音する際、一語の音節の間で、社会的な習慣となっている相対的な音の高低及び/又は相対的な音の強弱の関係を指す。英語のアクセントは、相対的な音の強弱(強さアクセント)である。イントネーションとは抑揚とも呼ばれ、言葉を話すときの、声の上がり下がりを指す。たとえば英語では文末を少し上げて言うと、疑問の調子になる。リズムとは、単語の中のいくつの音の固まり(音節)において、それぞれの音節がどれくらいの長さで発音されるかのテンポを指す。
本実施形態では、上述のように再構築された新たな文章中の新たな単語の各々に対応して、アクセントX1、イントネーションY1、及びリズムZ1,Z2が付されて表示されることで、アクセント、イントネーション、及びリズムが表現される(図3)。すなわち、本願発明では、ネイティブスピーカの実際の発音を反映していない当初の英単語には、アクセントX1、イントネーションY1、及びリズムZ1,Z2は付されず、新たな単語aや新たな単語bの各々に対して、アクセントX1、イントネーションY1、及びリズムZ1,Z2が付されて表現される。なお本発明における「付されて表示される」とは、記号やマーク等を用いて表示する方法(方法1)と、記号やマーク等を使用せず新たな単語だけを用いて表示する方法(方法2)とがあり、それらを以下に説明する。
アクセント、イントネーション、及びリズムはそれぞれ記号やマークを用いて表現することができる(方法1)。この場合、新たな単語の各々に対応させて、アクセント、イントネーション、及びリズムの記号を付す(不図示)。例えばアクセントの場合、新たな単語に黒丸のマークを付すことでアクセントの強さを表し、新たな単語に白丸マークを付すことでアクセントの弱さを表現することができる(不図示)。またマークの大きさによって表現しても良く、新たな単語に大きなマークを付すことでアクセントの強さを表し、新たな単語に小さなマークを付すことでアクセントの弱さを表現することができる(不図示)。
また、新たな単語の各々に対応する、アクセント、イントネーション、及びリズムの付し方としては、特別な記号やマーク等を付さずに、図3のアクセントX1、イントネーションY1、及びリズムZ1,Z2に示すように、新たな単語(新たな単語a,b,c)だけを用いて行ってもよい(方法2)。このようにすることで情報量を減らして視覚的に一度に理解しやすくなる。
例えば、図3のアクセントX1に示すように、アクセントは、新たな単語a,b,cの文字(新たな単語a,b,cを構成する一連の文字群)の大きさ、太さ、及び/又は色を変更することによってその大小が表現される(図3)
同様にイントネーションは、図3のイントネーションY1に示すように、新たな単語a,b,cの文字(新たな単語a,b,cを構成する一連の文字群)の高さ位置を調節することでその高低を表現することができる(図3)。すなわち、新たな単語a、新たな単語b、新たな単語cとの間の相対的な高さ位置関係を調節することでイントネーションを表現できる。また新たな単語bに示すように、1つの新たな単語bを構成する一連の文字群(havea)のうち、一部の文字群b1(ha)と、別の一部の文字群b2(vea)との高さ位置を相対的に調節して、イントネーションを表現してもよい(図3)。なお、図3では、アクセントとイントネーションを区別できるように、アクセントとは異なる方法でイントネーションを表現しているが、イントネーションは、新たな単語aの文字(新たな単語aを構成する一連の文字群)の、大きさ、太さ、及び/又は色を変更することによってその高低を表現してもよい(図3)。
リズムは、所定の新たな単語(例えば、新たな単語a)と、該所定の新たな単語に隣り合う新たな単語(例えば、新たな単語b)との距離を変更することによってその速さが表現される(図3)。例えば、図3のリズムZ1に示すように、遅いリズムで発声するものについては、新たな単語同士(新たな単語aと新たな単語b)の距離を広げることで表現することができ、リズムZ2に示すように、速いリズムで発声するものについては、新たな単語同士(新たな単語bと新たな単語c)の距離を狭めることで表現することができる。
図4及び図5は、上記実施形態の新たな単語からなる新たな文章を別に例示する図である。図4(a)は、図2(b)に例示した新たな単語からなる新たな文章の質問文「Wha tdoyou have?」に対する回答文(一例)となる、「I havea pen.」である。図4(b)は、図3(b)に例示した新たな単語からなる新たな文章の質問文「Who havea pen?」に対する回答文(一例)となる、「I havea pen.」である。
図4に示すように本実施の形態の新たな単語からなる新たな文章は、元の単語(英単語)からなる元の文章(英文)が「I have a pen.」のように全く同じ回答文となる場合であっても、異なる回答文として表現することができる。従って学習者がどのように発音するべきかを視覚的に一度に理解することができる。また図3及び図4(b)に示すように、質問文におけるアクセントの位置(図3のアクセントX1)と、回答文におけるアクセントの位置(図4(b)のアクセントX2)とは呼応するように強調されて表現されるため、それらが呼応関係にあることが視覚的に理解でき、ネイティブがなぜそのように発音・発声するのかの理由も視覚的に一度に理解することができる。
英語では、ネイティブスピーカが話し言葉において通常区切らずに文字同士を発声する要因の一つとしてリンキングが知られている。ある英単語とある英単語がリンキングのルールに従い文脈上で続いた場合、ネイティブスピーカはふたつの英単語を繋げて、ひとまとまりのものとして発音する。表1にリンキングのルール(リンキングが適用されるケース)を示す。なお表1は、リンキングの一例であって、この内容により本発明のリンキングの概念が限定されることはない。一般に英語のリンキングとして知られているものであれば、その内容も本発明に含まれる。
Figure 0007166580000001
また英語の発音上重要な概念として、音の消失・変化がある。文脈がこの音の消失・変化のルールに従う場合、ネイティブスピーカはその音を発声せず、音が消失するか音が変化する。表2に音の消失・変化のルール(音の消失・変化が適用されるケース)を示す。なお表2は、音の消失・変化の一例であって、この内容により本発明の音の消失・変化の概念が限定されることはない。一般に英語において音の消失として知られているものであれば、その内容も本発明に含まれる。
Figure 0007166580000002
図5は、本実施の形態で音の消失を表現する場合を説明する図である。図5の音の消失αに示すように音の消失は、消失する文字の大きさ等で表現することができる。また色の濃淡やカッコの記号を用いることによっても表現でき、その表現方法は特に限定はされない。なお文脈によって、上述した音のリンキングと、音の消失・変化が同時に生じる場合もある。表3にその一例を示す。
Figure 0007166580000003
この場合、音の消失が起きることで、リンキングのルールが適用される。すなわち英単語語尾に音の消失が起きた結果、その文字の前の文字と、次の英単語語頭との間でリンキングのルールが適用される。したがって本発明においては音の消失・変化はリンキングの概念に含まれ得る。
本実施形態の新たな単語は、一般に知られるリンキング(音のつながり、音の消失など)だけが要因となって形成されるものではなく、アクセントやイントネーションやリズム等、あらゆる要因によって形成される。例えば、英語におけるリンキングの概念と、リズムの概念とは上述のように異なるものであるが、リズムという要素によっても、ネイティブスピーカが話し言葉において通常区切らずに発声する文字同士の連結は生じ、かつネイティブスピーカが話し言葉において通常区切って発声する文字同士が分けられ、ネイティブスピーカが書き言葉で使用する単語が再構築されて異なるまとまりとなった複数の新たな単語が生じる。また例えば英語において頻出の表現はひとまとまりに表現されるため、文字同士の連結・分離により再構築されて新たな単語からなる新たな文章が生じ得るが、これらはその表現ごとに決まるため、リンキングを定義するルールでは例外的概念といえる。なおリンキングのルールにより文字が連結された場合、連結された文字に隣接する文字が区切られことで、ネイティブスピーカが話し言葉において通常区切って発声する文字同士の分け方となり得る。ただしリンキングのルールだけでは、ネイティブスピーカが話し言葉において通常区切って発声する文字同士の分け方は完全には明確化できないと考えられ、限定はされない。このようにリンキングのルール以外の要因によっても本発明の新たな単語は形成され得る。
本発明における新たな単語及び新たな単語からなる文章は、以下のように正しい発音・発声に関する情報(要素)が表現され得る。1)ネイティブスピーカが話し言葉において通常区切らずに発声する文字同士の連結に関する情報、ならびにネイティブスピーカが話し言葉において通常区切って発声する文字同士の分かれ方に関する情報(複数の新たな単語が新たな文章において分かれている状態に関する情報)。2)新たな単語からなる新たな文章における元の単語(元の単語が新たな文章において分かれている状態)に関する情報。3)新たな単語及び新たな単語からなる文章におけるアクセントに関する情報。4)新たな単語及び新たな単語からなる文章におけるイントネーションに関する情報。5)新たな単語及び新たな単語からなる文章におけるリズムに関する情報。
これらの情報は混同が生じないように表現方法を使い分けることが望ましい。上述の1)~5)の情報の表現方法としては、例えば、文字のスタイル、大きさ、太さ及び色、ならびに新たな単語同士の相対的な間隔及び高さなどの位置関係、ならびにマーク及び記号等、様々な表現方法が考えられ、特に限定はされないが、これらの様々な表現方法の中から、新たな単語からなる新たな文章において、上述の1)~5)の情報について互いに異なる表現方法が用いられ、表現されることが好ましい。
なお本発明の学習言語は英語に限定されない。例えばフランス語等ではリンキングに似た概念としてリエゾンが知られており上記と同様に元の単語からなる元の文章が新たな単語からなる新たな文章に再構築され得る。
次に、本実施形態における言語学習システム100の説明を行う。
図6は、本発明の一実施形態に係る言語学習システム100の概略構成図である。図6に示すように、本実施形態における言語学習システム100は、サーバ1とユーザ端末2とを備え、それらがネットワークWに有線又は無線で接続される。
サーバ1は、所定のコンピュータで構成され、コンピュータ内の所定のサーバプログラムを動作させてサーバ機能を実現し、使用者からの要求に応じてサービスを提供する。サーバ1を構成するコンピュータは単体でもよく、ネットワークWに接続された複数のコンピュータであってもよい。
ユーザ端末2は、ネットワークWを介してサーバ1と通信可能に構成された端末装置であり、学習者によって使用される。ユーザ端末2は例えばタブレット端末、スマートフォン、ウェアラブルデバイス、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、パーソナルコンピュータ(PC)、もしくは学習専用端末、又はその他の端末装置等として構成され得る。本実施形態ではユーザ端末2としてスマートフォンを用いて説明を行うがこれに限定はされない。
ネットワークWは、サーバ1とユーザ端末2との間で相互に情報を送受信可能な有線又は無線の通信ネットワークである。ネットワークWは、例えば、インターネット、LAN、Wi-Fi(ワイファイ)、Bluetooth(登録商標)、企業内ネットワーク、電話回線、その他の通信回線、及びそれらの組み合わせ等のいずれであってもよい。
図6に示すように、サーバ1は、通信部10と、制御部11と、記憶部12とを備え、これらの各構成要素がバス等を介して電気的に接続されている。
通信部10は、ネットワークWに接続され、ネットワークW上の他の端末、例えばユーザ端末2と通信をする送受信装置である。通信部10は、各種の通信用ソフトウェア、ネットワークアダプタ等のハードウェア、又はこれらの組み合わせとして実装され、ネットワークWを介した有線又は無線の通信を実現できるように構成されている。通信部10は例えば、光モデム、ADSLモデム、ISDNモデム、ケーブルモデム、ソフトモデム等の、アナログ信号とデジタル信号を相互に変換するモデム(変調復調装置)である。
制御部11は、サーバ1内のソフトウェアプログラムに記述された命令セット(データの転送、演算、処理、制御、管理など)を実行するためのコンピュータプロセッサ(CPU)である。制御部11は、論理演算や算術演算等を処理する演算装置と、命令や情報を格納する各種レジスタ(例えば、命令レジスタ、汎用レジスタ、データレジスタ、プログラムカウンタ等)と、周辺回路を備える。制御部11は、記憶部12等に記憶されている様々なプログラムをメモリに読み込んで、プログラムに含まれる各種の命令を実行する。メモリは、例えば、ダイナミックRAM(DRAM)やスタティックRAM(SRAM)等によって構成されている。
記憶部12は、例えば磁気ディスク、フラッシュメモリ等によって構成される。すなわち記憶部12は、ディスクドライブや半導体メモリ等の記憶領域が提供する論理デバイスであり、コンピュータが読み取り可能な記録媒体であって、オペレーティングシステムを含む様々なプログラムや各種データ等を記憶する。
記憶部12には、コンピュータプログラム120の他、オペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、その他のデータ等が格納されている。コンピュータプログラム120は所定の処理を行うためのプログラムであり、コンピュータプログラム120を実行することにより、制御部11の各種機能が実現される。コンピュータプログラム120は、サーバ1のメインプログラムの動作中に適宜呼び出し・実行されるサブプログラムであって、特定の処理を実行するためモジュール化されたソフトウェアモジュールを備える。オペレーティングシステムプログラムは、サーバ1の処理(操作・運用・運転)に使用されるオペレーティングシステム(OS)用プログラムであり、オペレーティングシステム(OS)には、例えばMicrosoftWindows(登録商標)、WindowsPhone(登録商標)、IBMz/OS(登録商標)、Android(登録商標)、macOS(登録商標)、iOS(登録商標)、Linux(登録商標)、FreeBSD(登録商標)等がある。ドライバプログラムとしては、例えば、通信部11を制御するための通信部ドライバプログラム等がある。その他のデータとしては、再構築された新たな単語からなる文章データや、ネイティブスピーカの発声・発音データ等がある。
図6に示すように、ユーザ端末2は、通信部20と、制御部21と、記憶部22と、音声入力部23と、出力部24とを備え、これらの各構成要素がバス等を介して電気的に接続されている。
通信部20は、ネットワークWを介したサーバ1との接続インタフェースを提供するものであり、各種の通信用ソフトウェア、ネットワークアダプタ等のハードウェア、又はこれらの組み合わせとして実装される。通信部20はネットワークWを介した有線又は無線の通信を実現できるよう、無線通信部及び/又は有線通信部から構成される。
制御部21は、ネイティブスピーカが発声した音声と、学習者の発声した音声とを比較して採点することが可能である。制御部21は、ユーザ端末2内のソフトウェアプログラムに記述された命令セット(データの転送、演算、処理、制御、管理など)を実行するためのコンピュータプロセッサ(CPU)である。制御部21は、論理演算や算術演算等を処理する演算装置と、命令や情報を格納する各種レジスタ(例えば、命令レジスタ、汎用レジスタ、データレジスタ、プログラムカウンタ等)と、周辺回路を備える。制御部21は、記憶部22等に記憶されている様々なプログラムをメモリに読み込んで、プログラムに含まれる各種の命令を実行する。メモリは、例えば、ダイナミックRAM(DRAM)やスタティックRAM(SRAM)等によって構成されている。
記憶部22は、例えば磁気ディスク、フラッシュメモリ等によって構成される。すなわち記憶部22は、ディスクドライブや半導体メモリ等の記憶領域が提供する論理デバイスであり、コンピュータが読み取り可能な記録媒体であって、オペレーティングシステムを含む様々なプログラム、及び各種データ等を記憶する。
記憶部22は、コンピュータプログラム220として、本発明の言語学習システム及び方法用のアプリケーションの他に、ユーザ端末2の処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、その他のデータ等を格納する。コンピュータプログラム220は所定の処理を行うためのプログラムであり、コンピュータプログラム220を実行することにより、制御部21の各種機能が実現される。コンピュータプログラム220は、ユーザ端末2のメインプログラムの動作中に適宜呼び出し・実行されるサブプログラムであって、特定の処理を実行するためモジュール化されたソフトウェアモジュールを備える。オペレーティングシステムプログラムは、サーバ1の処理(操作・運用・運転)に使用されるオペレーティングシステム(OS)用プログラムであり、オペレーティングシステム(OS)には、例えばMicrosoftWindows(登録商標)、WindowsPhone(登録商標)、IBMz/OS(登録商標)、Android(登録商標)、macOS(登録商標)、iOS(登録商標)、Linux(登録商標)、FreeBSD(登録商標)等がある。ドライバプログラムとしては、例えば、通信部20を制御するための通信部ドライバプログラムや、音声入力部23を制御するための音声入力部ドライバプログラムや、出力部24を制御するための出力部ドライバプログラム等が挙げられる。
音声入力部23は、学習者の発声した音声を入力することができる。音声入力部23は、使用者からの文字入力や音声入力等の入力を受け付けるインタフェースを提供するものであり、例えばキーボード、ポインティングデバイス(マウスやタッチパネル等)、マイク、カメラ等などの情報入力装置から構成される。
出力部24は、使用者に言語学習用の画像表示インタフェースを提供する表示部240と、使用者に言語学習用の音声出力インタフェースを提供する音声出力部241とからなる。表示部240は、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等のディスプレイであり、音声出力部241は、例えば、音声データを再生可能な音声プレイヤやスピーカである。
次に、言語学習システム100で実現する具体的な言語学習方法Sを説明する。
図7は、本実施形態の言語学習システム100の使用方法及び言語学習方法を説明するフローチャートである。
本実施形態の言語学習システム及び方法用のアプリケーションは、アプリケーションマーケット等を介してダウンロードされ、ユーザ端末2の記憶部22にインストールされ、言語学習用アプリケーションモジュール220Aが記憶部22に格納される。このように記憶部22が記憶するコンピュータプログラム220は、アプリケーションとしてインストールされ得る(S1)。
記憶部22の学習用アプリケーションモジュール220Aには、上記詳細に説明した本願発明の新たな単語(複数可)や、新たな単語からなる文章が記憶されている。
使用者は、ユーザ端末2の言語学習用アプリケーションモジュール220Aを実行する(S2)。ユーザ端末2は、例えばスマートフォンからなる。言語学習用アプリケーションモジュール220Aは、使用者の操作指示に従い、テキストとなる新たな単語からなる新たな文章、又は新たな単語・熟語を、記憶部22から取得するか、あるいはサーバ装置1から取得する等して、新たな単語からなる新たな文章、又は新たな単語・熟語をタッチパネルの表示部240に表示する。トレーニング用のテキストには、英単語テキストと英文テキストとがあり、使用者はどちらか一方を選択して表示部240に表示させることができる(S3)。
表示部240は、ネイティブスピーカが話し言葉において通常区切らずに発声する文字同士が連結されるとともに、ネイティブスピーカが話し言葉において通常区切って発声する文字同士が分けられることで、ネイティブスピーカが書き言葉で使用する単語が再構築されて異なるまとまりとなった複数の新たな単語が表示される(S4)。本実施形態において、該単語は英単語であって、該文字はアルファベットからなる。表示部には新たな単語に対応して、アクセント、イントネーション、及びリズムが付されて表示されることで、それらが表現されている。アクセントは、新たな単語の文字の大きさ、太さ、及び/又は色を変更することによってアクセントの大小が表現される。またイントネーションは、新たな単語の文字の大きさ、太さ、及び/又は色を変更することによってイントネーションの高低を表現する。リズムは、所定の新たな単語と、該所定の新たな単語に隣り合う新たな単語との距離を変更することによって表現する。
なおトレーニング用テキストの単語テキストとは、必ずしも1単語だけのテキストには限定されない。単語テキストには新たな単語からなる単語群が表示され得る。すなわち、元の単語からなる元の文章が、英語の文章としてのまとまりを備えていないもの、例えば主語、述語、目的語、および補語などから構成されていない単語群が、新たな単語からなる単語群として再構築されたものを含む。例えば単語テキストには、元の単語が冠詞と名詞からなる、「an apple」を、新たな単語である「anapple」としたものを含めることができる。また例えば単語テキストには、元の単語が形容詞と名詞からなる、「black cats」を、2つの新たな単語からなる「bla(ck) cats」(ここでカッコ内のckは音の消失であり、小さく表示するかカッコを用いて表現可能)としたものを含めることができる。このように単語テキストにおいては、1つ以上の新たな単語が表示部240に並べて表示されることで、単語単位のリンキングの学習をすることができる。なおこの場合も、アクセント、イントネーション等を表現するために、新たな単語の文字の大きさ、太さ、間隔、及び/または色等を変更して表してもよい。
また表示部240に所定の選択ボタンを設け、制御部21により音声出力部23からネイティブスピーカの実際の発音・発声を聞くことができるようにしてもよい。
言語学習用アプリケーションモジュール220Aは、表示部240に画像出力された新たな単語からなる文章または新たな単語・熟語によって表現された設問に基づいて、複数の新たな単語を学習者が視認しながら発声した音声(学習者が文章または単語・熟語を再現するために音声入力した回答内容)を受け付ける。学習者が発声すると、その音声は音声入力部241に入力される(S5)。音声入力部241にはA/Dコンバータが接続されており、A/Dコンバータは入力されたアナログ音声信号をデジタル信号に変換する。デジタル信号に変換された音声は記憶部22に記憶される。
デジタル信号に変換されて記憶部22に格納された音声は制御部21によりサーバ装置1に送られる。言語学習用アプリケーションモジュール220Aは、表示部240に文字出力された文章または単語・熟語の本来の発音、すなわちネイティブスピーカが発声する音声と、受け付けた音声(複数の新たな単語を学習者が視認しながら発声した音声)とがどの程度一致するかの判定をサーバ装置1に要求する。また、言語学習用アプリケーションモジュール220Aは、該受け付けた音声が、ネイティブスピーカが書き言葉で使用する文字(英語であればアルファベット)を用いてどのように表現するのかについて、その回答をサーバ装置1に要求する(S6)。
サーバ装置1の制御部11は通信部10を介してユーザ端末2からの要求を受け取り、まず記憶部12に学習者の発声した音声を格納する。記憶部12にはネイティブスピーカが発声した音声が予め記憶されたものが別に格納されており、制御部11及びコンピュータプログラム120によって、学習者の発声した音声と、ネイティブスピーカが発した音声とが比較されてその類似度が算出される(S7)。比較対象としては、例えば、本発明における新たな単語及び新たな単語からなる文章が有する、正しい発音・発声に関する情報(要素)などがある。正しい発音・発声に関する情報(要素)とは、例えば、1)ネイティブスピーカが話し言葉において通常区切らずに発声する文字同士の連結に関する情報、ならびにネイティブスピーカが話し言葉において通常区切って発声する文字同士の分かれ方に関する情報(複数の新たな単語が新たな文章において分かれている状態に関する情報)。2)アクセントに関する情報、3)イントネーションに関する情報、4)リズムに関する情報などである。これらが比較抽出されて、類似度が算出される。特徴の抽出や類似度の算出には、一般に知られる方法が用いられ、特に限定はされない。例えば、制御部11により、入力されたデジタル音声信号に対してFFT解析などの処理が行われ、周波数スペクトルや信号レベルなどを時系列で演算し、入力された音声の発音を分析する。例えばアクセントの抽出では、強く発音する箇所に関するタイミングや大きさが抽出される。またイントネーションの抽出では、発音の高低に関連して基本周波数の抑揚曲線が関数化されて分析される。また、周波数スペクトルから母音に関する類似度を評価することもできる。また、音声に係る特徴抽出及び類似度算出に関する別の方法としては、メル周波数ケプストラム係数(Mel-Frequency Cepstral Coefficients:MFCC)を音響特徴ベクトル系列として用いてもよいし、深層学習を用いて特徴量を自動抽出して類似度を算出してもよい。このようにして、算出された類似度の値を用いて、どの程度一致するかの採点・判定が行われ、記憶部12に記憶される。また類似度に応じてポイントが加算されて記憶部12に記憶される方式としてもよい。この場合、類似度が高いほどポイントを高くすることが考えられる。またサーバ装置1では同時に、一般に知られる音声認識手段を用いて、学習者の発声した音声を解析し、ネイティブスピーカが書き言葉で使用する文字(英語であればアルファベット)を用いて文章で表現し、記憶部12に記憶する(S8)。
以上のようにして得られ、記憶部12に格納された、類似度、採点・判定結果、加算ポイント等の情報は、通信部10,20を介して再びユーザ端末2に送られる(S9)。言語学習用アプリケーションモジュール220Aは、サーバ装置2から取得した類似度を表示部240に表示することで、複数の新たな単語を学習者が視認しながら発声した音声と、ネイティブスピーカが発した音声とがどの程度一致しているかを採点表示する(S10)。表示部240には、リピートボタン及びネクストボタンが表示されており、リピートボタンは、タップすることで、設問となる文章または単語・熟語を再度音声入力することができる。ネクストボタンは、タップすることで次の設問へ移行することができるボタンである。学習者は良い点数が出るまで繰り返すこともでき、また次の設問へ移行することもできる(S11)。
また採点表示する代わりに、上述のように類似度に応じて学習者にポイントを付与して記憶部に記憶することとしてもよいし、これらを組み合わせてもよい(S10)。学習者にポイントを付与する場合、例えばポイントの総計が記憶部22に記憶され、ポイントの総計に応じて、使用者が次の設問文章または単語・熟語へと進むことができるよう構成することができる(S11)。採点だけでは前回までとの点数比較で終わり、また採点の上限も存在するため学習者の興味が失われやすいが、ポイント加算性とすることでレベルが向上する楽しみができ、興味や遣り甲斐が高まる。またポイントの総計が一定以上になると次の設問へ自動的に移行する構成とすることによって、自動的に次の学習ステップへと進むことができ、さらにゲーム性が増し、興味や遣り甲斐が増えるとともに、学習が持続しやすくなる。
なおネイティブスピーカが発声する音声(正しい発音)と学習者が発声した音声とがどの程度一致するかの採点及び判定や、類似度に応じたポイント加算や、学習者が発声した音声がネイティブスピーカが書き言葉で使用する文字(英語であればアルファベット)を用いてどのように表現されるのかについての回答は、サーバ装置1に要求することなく、ユーザ端末2のみで実行処理してもよい。すなわち、上述の実行処理はサーバ装置1を介さず、ユーザ端末2の制御部21、記憶部22が行ってもよい。また本実施形態では使用者が学習する言語として英語を用いたが、これに限定されず、本発明は他の言語にも同様に適用することができる。
100 言語学習システム、
1 サーバ装置、
2 ユーザ端末、
10 通信部、
11 制御部、
12 記憶部、
20 通信部、
21 制御部、
22 記憶部、
23 音声入力部、
24 出力部、
120 コンピュータプログラム、
220 コンピュータプログラム、
220A アプリケーションモジュール、
240 表示部、
241 音声出力部、
W ネットワーク

Claims (2)

  1. 学習者が使用するユーザ端末を使用した言語学習方法であるか、又は、前記ユーザ端末を介して学習者からの要求に応じてサービスを提供するサーバがネットワークで接続されて使用される言語学習方法であって、
    前記言語学習方法は、ユーザ端末が備える音声入力部から学習者の発声した音声を入力し、ユーザ端末及び/又は、サーバが備える記憶部に予め記憶されているネイティブスピーカが発声した音声と、前記 学習者の発声した音声とをユーザ端末及び/又は、サーバが備える制御部及びコンピュータプログラムによって比較して採点するとともに、ユーザ端末が備える表示部にネイティブスピーカが話す単語や文章がアルファベットで表示され
    前記表示部に表示されるネイティブスピーカが話す単語や文章は、リンキングや音の消失のルールに従ってネイティブスピーカが話し言葉において通常区切らずに発声する隣り合う単語を構成するアルファベット同士を近接させるか、及び/又は、ネイティブスピーカが話し言葉において通常区切って発声する元の単語を構成するアルファベットとアルファベットの間にスラッシュを挿入することにより再構築された新たな単語や文章であるとともに、 前記新たな単語や文章に対応して、アクセント、イントネーション、及びリズムを付して前記表示部で表示することを特徴とする言語学習方法
  2. 学習者が使用するユーザ端末を使用した言語学習方法であるか、又は、前記ユーザ端末を介して学習者からの要求に応じてサービスを提供するサーバがネットワークで接続されて使用される言語学習方法であって、
    前記言語学習方法は、ユーザ端末が備える音声入力部から学習者の発声した音声を入力し、ユーザ端末及び/又は、サーバが備える記憶部に予め記憶されているネイティブスピーカが発声した音声 と、前学習者の発声した音声とをユーザ端末及び/又は、サーバが備える制御部及びコンピュータプログラムによって比較して採点するとともに、ユーザ端末が備える表示部にネイティブスピーカが話す単語や文章がアルファベットで表示され
    前記表示部に表示されるネイティブスピーカが話す単語や文章は、リンキングや音の消失のルールに従ってネイティブスピーカが話し言葉において通常区切らずに発声する隣り合う単語を構成するアルファベット同士を近接させるか、及び/又は、ネイティブスピーカが話し言葉において通常区切って発声する元の単語を構成するアルファベットとアルファベットの間にスラッシュを挿入することにより再構築された新たな単語や文章であるとともに、 隣り合っていた元の単語同士を異なる色あるいは色の濃淡で区別することで元の単語を認識できるように前記表示部で表示することを特徴とする言語学習方法
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