JP7376071B2 - コンピュータプログラム、発音学習支援方法及び発音学習支援装置 - Google Patents

コンピュータプログラム、発音学習支援方法及び発音学習支援装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7376071B2
JP7376071B2 JP2019159794A JP2019159794A JP7376071B2 JP 7376071 B2 JP7376071 B2 JP 7376071B2 JP 2019159794 A JP2019159794 A JP 2019159794A JP 2019159794 A JP2019159794 A JP 2019159794A JP 7376071 B2 JP7376071 B2 JP 7376071B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
pronunciation
spelling
word
learner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019159794A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020038371A (ja
Inventor
大輔 富田
Original Assignee
株式会社アイルビーザワン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社アイルビーザワン filed Critical 株式会社アイルビーザワン
Publication of JP2020038371A publication Critical patent/JP2020038371A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7376071B2 publication Critical patent/JP7376071B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrically Operated Instructional Devices (AREA)

Description

本発明は、学習者の発音学習を支援するためのコンピュータプログラム、発音学習支援方法及び発音学習支援装置に関する。
英語の発音学習を支援する技術として、学習者の発音を記録し、音声データの周波数分析により、その母音の種類を判定して表示するコンピュータプログラムが実用化されている。また、学習者の発音動作を可視化する技術が開示されている(例えば、特許文献1)。学習者は自身が発した音声の母音の種類、あるいは発音動作を確認し、矯正すべき発音を認識することができる。
特許第6206960号公報
しかしながら、学習者は、自身の発音が、学習対象の外国語を母国語とする話者によってどのような単語として認識され、コミュニケーション上、どの発音に問題があるのかを具体的に認識することができないという問題があった。
本開示の目的は、外国語の学習者自身の発音が、当該外国語を母国語とする話者によってどのような単語として認識され、コミュニケーション上、どの発音に問題があるのかを当該学習者に提示することを可能にするコンピュータプログラム、外国語学習支援方法及び外国語学習支援装置を提供することにある。
本開示に係るコンピュータプログラムは、外国語の学習者によって発音された学習対象の単語の音声データを取得し、取得した前記学習者の音声データを該音声データに対応する綴りデータに変換し、前記外国語の単語の綴りデータと、該単語の発音を記号で表した発音データとを対応付けて記憶する発音辞書を用いて、前記学習者の音声データから変換された前記綴りデータの発音データを特定し、前記学習者の音声データから変換された前記綴りデータの発音データと、前記学習対象の単語の発音データとを比較し、比較結果を前記学習者に提供する処理をコンピュータに実行させる。
本開示によれば、外国語の学習者自身の発音が、当該外国語を母国語とする話者によってどのような単語として認識され、コミュニケーション上、どの発音に問題があるのかを当該学習者に提示することができる。
発音学習支援システムの構成例を示す模式図である。 学習管理装置の構成例を示すブロック図である。 携帯通信機の構成例を示すブロック図である。 発音辞書及び訓練動画DBのレコードレイアウトを示す概念図である。 発音学習支援に係る処理手順を示すフローチャートである。 問題表示画面の一例を示す模式図である。 学習者の発音評価画面の一例を示す模式図である。 文章を用いて行う問題表示画面の他の例を示す模式図である。 学習者の発音評価画面の他の例を示す模式図である。 学習すべき発音の検索画面の一例を示す模式図である。 発音学習画面の一例を示す模式図である。 ゲーム画面の一例を示す模式図である。
以下、本発明をその実施形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は、発音学習支援システムの構成例を示す模式図である。発音学習支援システムは、学習管理装置1、携帯通信機(発音学習支援装置)2及び音声認識装置3を備える。携帯通信機2は学習者が外国語、例えば英語の発音学習に利用するスマートフォン、タブレット端末等であり、通信網Nを介して学習管理装置1及び音声認識装置3と通信を行う。
図2は、学習管理装置1の構成例を示すブロック図である。学習管理装置1は、学習者のメールアドレス、パスワード、学習履歴等の情報を管理し、学習者に適した発音の練習問題を提供するサーバ装置である。学習管理装置1は、例えば、該学習管理装置1の各構成部の動作を制御するCPU等のサーバ制御部11を備えたコンピュータである。サーバ制御部11には、バスを介して、主記憶部12、通信部13及び補助記憶部14が接続されている。
主記憶部12は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static RAM)等のメモリであり、サーバ制御部11の演算処理を実行する際に補助記憶部14から読み出されたサーバプログラム(不図示)、サーバ制御部11の演算処理によって生ずる各種データを一時記憶する。
通信部13は、通信網Nを介して、携帯通信機2との間で各種情報を送受信するための通信機である。通信部13による各種情報の送受信はサーバ制御部11によって制御される。
補助記憶部14は、ハードディスク、EEPROM等の不揮発性メモリであり、ユーザDB14a、問題DB14bを記憶している。ユーザDB14aは、ユーザのメールアドレス、氏名、連絡先、パスワード、発音の学習履歴、学習レベル等を記憶している。問題DB14bは、学習レベル毎に学習対象の単語及び難易度を対応付けて記憶している。なお、問題DB14bは、複数の単語からなるフレーズ又は文章、及びこれらの難易度を問題として記憶するようにしても良い。
図3は、携帯通信機2の構成例を示すブロック図、図4は、発音辞書21b及び発音訓練動画DB21dのレコードレイアウトを示す概念図である。携帯通信機2は、例えばスマートフォン、携帯電話、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)等の可搬型の無線通信装置である。携帯通信機2は、該携帯通信機2の各構成部の動作を制御する制御部20を備える。
制御部20は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力インタフェース等を有するマイクロコンピュータである。制御部20の入出力インタフェースには、記憶部21、無線通信部22、表示部23、操作部24、スピーカ25及びマイク26等が接続されている。
ROMはコンピュータの初期動作に必要なプログラムを記憶している。RAMは、DRAM(Dynamic RAM)、SRAM(Static RAM)等のメモリであり、制御部20の演算処理を実行する際に記憶部21から読み出された後述のコンピュータプログラム21a、又は制御部20の演算処理によって生ずる各種データを一時記憶する。CPUはコンピュータプログラム21aを実行することにより、各構成部の動作を制御し、発音学習支援方法を実施する。
記憶部21は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリであり、本実施形態に係る外国語の発音学習支援に係る処理に必要なコンピュータプログラム21aを記憶している。当該コンピュータプログラム21aは、通信網Nに接続された図示しない外部コンピュータからダウンロードしたものである。また、記憶部21は、本実施形態に係る発音辞書21b、係数テーブル21c及び発音訓練動画DB21dを記憶している。
図4Aは発音辞書21bを示す概念図である。発音辞書21bは、「No」列、「単語綴り・音節」列、「発音データ(発音記号)」列を有する。各フィールド列に学習対象の単語の情報が格納されている。「単語綴り・音節」列は、学習対象の単語の綴りと、当該単語の音節を示す情報を格納している。音節を示す情報は、例えば単語の綴り文字の途中に挿入された「・」などの記号である。音節を示す情報の形式は特に限定されるものではなく、少なくとも音節の数を示す情報であれば良い。発音データは、単語の発音を発音記号で表したものである。
係数テーブル21cは、学習者の発音を評価するための情報を格納している。具体的には、係数テーブル21cは、複数の発音記号と、各発音記号の重要度、発音の難易度等を示す係数とを対応付けて格納している。係数は1以下の正の数で表される。
図4Bは発音訓練動画DB21dを示す概念図である。発音訓練動画DB21dは、「No」列、「発音記号」列、「動画ファイル名」列を有する。「発音記号」列は、学習対象の発音記号を格納している。「動画ファイル列」は、当該発音記号の発音、特に日本語にない発音の練習方法を説明する動画データのファイル名を格納している。
なお、本実施形態に係るコンピュータプログラム21aは、記録媒体にコンピュータ読み取り可能に記録されている態様でも良い。記憶部21は、図示しない読出装置によって記録媒体から読み出されたコンピュータプログラム21aを記憶する。記録媒体はフラッシュメモリ等の半導体メモリである。また、記録媒体はCD(Compact Disc)-ROM、DVD(Digital Versatile Disc)-ROM、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)等の光ディスクでも良い。更に、記録媒体は、フレキシブルディスク、ハードディスク等の磁気ディスク、磁気光ディスク等であっても良い。
無線通信部22は、基地局を介して他の携帯通信機2、通信網Nに接続された外部の通信装置等との間で各種情報を送受信するための通信機である。無線通信部22は、例えば、3G(Generation)回線、4G回線、LTE(Long Term Evolution)回線等を用いて、通話音声及び各種データの送受信を行う。なお、無線通信部22は、IEEE802.11、WiFi等の規格準拠した無線LAN通信を行う通信機であっても良い。
表示部23は、液晶パネル、有機ELディスプレイ、電子ペーパ、プラズマディスプレイ等である。表示部23は、制御部20から与えられた映像データに応じた各種情報を表示する。
操作部24は、例えば表示部23の表面又は内部に設けられたタッチセンサ、機械式操作ボタン等である。制御部20は操作部24にて学習者の操作を受け付けることができる。
スピーカ25は、制御部20から与えられた音声データを音波に変換して出力する。
マイク26は、音波を音声データに変換し、変換した音声データを制御部20に与える。例えば、マイク26は、学習者が発した音声を音声データに変換して制御部20に与える。つまり制御部20は、学習対象の単語を発音した学習者の音声を、マイク26に音声データに変換して取得する。
図1に示す音声認識装置3は、学習管理装置1と同様のハードウェア構成を有し、音声データが入力された場合、当該音声データに対応する単語の綴りを示す綴りデータが出力されるように学習された学習済モデル31を備える。学習済モデル31は、音声データが入力される入力層と、該入力層に入力された音声データに対して学習済みの重み係数に基づく演算を行う中間層と、音声データに対応する綴りデータを出力する出力層とを有する。学習済モデル31は、学習対象の外国語を母国語とする話者による単語の発音と、当該単語の綴りとを用いて、ディープニューラルネットワークを機械学習させたものである。
図5は、発音学習支援に係る処理手順を示すフローチャート、図6は、問題表示画面の一例を示す模式図、図7は、学習者の発音評価画面の一例を示す模式図である。携帯通信機2は本実施形態に係るコンピュータプログラム21aを起動し、学習管理装置1にログインしている状態にあるものとして説明する。
学習管理装置1のサーバ制御部11は、学習対象である複数の単語の中から、学習対象の単語を選択し、選択された単語の綴りデータ、難易度等を含む問題データを携帯通信機2へ送信する(ステップS11)。綴りデータは、単語の綴りを示すデータである。具体的には、サーバ制御部11は、学習者のメールアドレス等のログイン情報に基づいて、ユーザDB14aからユーザ情報を読み出して学習者の学習レベルを判定し、判定された学習ベルに適した単語を選択すれば良い。
携帯通信機2の制御部20は、学習管理装置1から送信された問題データを無線通信部22にて受信する(ステップS12)。そして、制御部20は、発音辞書21bを用いて、問題データに含まれる綴りデータと、発音辞書21bとに基づいて、当該単語の発音を記号で表した発音データを特定する(ステップS13)。次いで、制御部20は、図6に示すように、学習対象の単語の綴りを表した綴り画像41と、難易度を表した難易度表示画像43と、発音記号を表した発音記号画像42とを表示部23に表示する(ステップS14)。また、制御部20は、問題の単語の発音を再生するための再生ボタン44、「音声認識開始」ボタン5を表示する。
制御部20は携帯通信機2の操作部24の操作状態を監視しており、学習者によって再生ボタン44がタップ操作された場合、携帯通信機2の制御部20は学習対象の単語の発音データに基づいて、当該単語の音声をスピーカ25から出力する。記憶部21は、各発音記号に対応する音声を再生するためのデータを記憶しており、制御部20は、当該データを用いて単語の発音を再生する。
学習者によって「音声認識開始」ボタン5が操作れた場合、制御部20は、学習者によって発音された学習対象の単語の音声データをマイク26にて取得する(ステップS15)。制御部20は、取得した音声データを記憶部21に記憶する。
次いで、制御部20は、取得した記学習者の音声データを音声認識装置3へ送信し、音声データを当該音声データに対応する綴りデータに変換させる処理を実行する(ステップS16)。
音声認識装置3は、携帯通信機2から送信された音声データを受信し、受信した音声データを学習済モデル31に入力させ、当該学習済モデル31から出力された綴りデータを携帯通信機2へ返信する(ステップS17)。
制御部20は、ステップS16の処理で変換された綴りデータと、発音辞書21bとを用いて、学習者の音声データから変換された綴りデータの発音データ(発音記号)を特定する(ステップS18)。
次いで、制御部20は、ステップS16~ステップS18の処理によって学習者の音声データから変換され、特定された綴りデータの発音データと、ステップS13の処理で特定された学習対象の単語の発音データとを比較する(ステップS19)。
また、制御部20は、ステップS19の比較結果に基づいて、学習者の発音のスコアを演算する(ステップS20)。スコアは、例えば下記式(1)を用いて演算すると良い。
スコア=(1-(0.75×A+0.95×B)/T)×100…(1)
ただし、
A:発音すべきでなく、学習者によって余分に発音された発音記号の数
B:発音すべきであるが、学習者によって発音されなかった発音記号の数
T:学習対象である正解の単語の発音記号の数
また、発音すべきであるが、学習者によって発音されなかった発音記号については、その重要度ないし難易度に応じた係数を用いてスコアを演算しても良い。例えば、制御部20は、各発音記号に対応する係数を係数テーブル21cから読み出し、下記式(2)を用いてスコアを演算すると良い。
スコア=(1-(0.75×A+Σ(0.95×α))/T)×100…(2)
ただし、
α:学習者によって発音されなかった発音の重要度に応じた係数
更に、単語の音節数が多い程、発音が難しくなるため、学習対象である単語の発音数を考慮してスコアを演算するように構成しても良い。例えば、音節数が多い程、減点項(0.75×A+0.95×B)/Tの数値を小さくするようにしても良い。
上記スコアの演算方法は一例であり、発音の強勢位置、発音記号の並び方、その他の要素を加味して、学習者の発音のスコアを演算するように構成しても良い。
次いで、制御部20は、図7に示すように、ステップS19の比較結果と、ステップS20で演算したスコアを表示部23に表示させる(ステップS21)。具体的には、制御部20は、問題の単語の綴り画像41、発音記号画像42、難易度表示画像43,再生ボタン44と共に、ステップS16で、学習者の音声データから変換された単語の綴り61と、当該綴りに対応する発音記号画像62と、スコア63とを表示部23に表示する。また制御部20は、学習者の生の音声を再生するための再生ボタン64を表示する。
制御部20は携帯通信機2の操作部24の操作状態を監視しており、学習者によって再生ボタン64がタップ操作された場合、携帯通信機2の制御部20は、ステップS15で取得して記憶した音声データを再生し、学習者の音声をスピーカ25から出力する。設問の単語が学習者によって発音されたとき、携帯通信機2は学習者が発した音声を集音して記録しており、再生ボタン64がタップ操作された場合、記録された学習者の音声が再生される。
また、制御部20は、学習対象である問題の単語の発音記号と、学習者の発音から認識される単語の発音記号との一致点及び不一致点とを異なる態様で表示すると良い。制御部20は、一致している発音記号、例えば図7中「a」、「i」、「t」の発音記号を、灰色で表示する。また、制御部20は、発音すべきでないにも拘わらず、学習者によって余分に発音された発音記号、例えば「r」を黒文字で表示する。更に、制御部20は、発音すべきであるにも拘わらず、学習者によって発音されなかった発音記号「l」を赤文字で表示する。
なお、単純に学習対象である問題の単語の発音記号と、学習者の発音から認識される単語の発音記号とが一致していない発音記号を赤文字で表示するように構成しても良い。
また、制御部20は、比較結果及びスコアを通信部13にて学習管理装置1へ送信する(ステップS22)。学習管理装置1は、携帯通信機2から送信された比較結果及びスコアを受信し(ステップS23)、受信した情報をユーザDB14aに学習履歴として格納し(ステップS24)、処理を終える。以下、学習管理装置1及び携帯通信機2は、同様の処理を繰り返すことによって、他の単語を問題として学習者に提供し、発音の学習を支援することができる。
なお、携帯通信機2は、学習者が発音を誤った箇所、つまり発音すべきであるにも拘わらず発音できなかった発音記号に対応する動画データを、記憶部21から読み出し、表示部23に表示すると良い。動画データの再生及び提供タイミングは特に限定されるものではない。
このように構成された携帯通信機2(発音学習支援装置)、コンピュータプログラム21a、発音学習支援方法によれば、外国語の学習者自身の発音が、当該外国語を母国語とする話者によってどのような単語として認識され、コミュニケーション上、どの発音に問題があるのかを当該学習者に提示することができる。
具体的には、学習対象の単語の綴りと、音声認識された単語の綴りと、各単語の発音記号とを表示部23に表示することができ、学習者は、自身の発音が、学習対象の外国語を母国語とする話者によってどのような単語として認識されるのかを確認することができる。また、学習者は、誤認識された場合、どの発音が問題であったのか、具体的な問題点を確認することができる。
また、学習対象の外国語を母国語とする話者の音声データを用いて深層学習された学習済モデル31を用いて、学習者の音声を認識させる構成であるため、学習者の発音からネイティブスピーカが認識する単語をより正確に判別することができる。
更に、携帯通信機2は、学習対象の単語の発音記号と、学習者の発音から認識される単語の発音記号とを比較して表示することができる。学習者は、自身の不適切な発音箇所を認識して、発音矯正を行うことができる。
更にまた、携帯通信機2は、学習対象である問題の単語の発音記号と、学習者の発音から認識される単語の発音記号との一致点及び不一致点とを異なる態様で表示することができる。学習者は、発音に問題がない箇所、発音すべきでないにも拘わらず余分に発音された箇所、発音すべきであるにも拘わらず発音されなかった箇所を、容易に確認することができる。
更にまた、携帯通信機2は学習者の発音をスコア表示することができる。学習者は、自身の発音の適否をスコアで確認することができ、発音の問題の大きさを数値で認識することができる。
なお、本実施形態では、主に英語の発音学習を例示したが、中国語、韓国語、その他の任意の外国語の発音を学習する目的で本発明を適用することができる。
また、学習対象として、外国語の単語を例示したが、複数の単語からなるフレーズ、文章を問題として表示し、同様にして、当該フレーズ又は文章の綴り及び発音記号を認識比較し、表示するように構成しても良い。
(変形例1)
上記実施形態では、同音異義語を考慮せず、音声認識装置3によって認識された綴りをそのまま表示する例を説明したが、学習者の発音が問題の単語と異なる同音異義語として認識された場合、当該同音異義語に代えて、学習対象である問題の単語の綴りを表示部23に表示すると良い。
具体的には、携帯通信機2の制御部20は、ステップS13及びステップS18にて特定された音声データが一致し、かつステップS16の処理で特定された綴りと、学習対象の単語の綴りとが異なるか否かを判定する。音声データが一致しているにも拘わらず、単語の綴りが異なると判定された場合、制御部20は、ステップS21の処理で比較結果を表示する際、ステップS16で認識された綴りに代えて、学習対象の単語の綴りを、学習者の発音によって認識された単語の綴りとして表示部23に表示する。
なお、発音データが一致しているか否かの判定は、変形例2で説明するように、強勢位置の情報を除外して判定すると良い。つまり、強勢位置を考慮せず、音素が一致しているか否かを判定するようにすると良い。
(変形例2:発音データ比較処理方法)
学習対象の単語の発音記号と、学習者の発音から認識される単語の発音記号との比較処理及び表示処理の具体例を説明する。
図5に示すように、ステップS13において制御部20は、問題データに含まれる綴りデータと、発音辞書21bとに基づいて、当該単語の発音を記号で表した発音データを特定する。英語の発音を構成する音素及び強勢位置は、例えば「Arpabet」と呼ばれる表記法により、アスキー文字で表される。音素及び強勢位置は1~3文字のアルファベット文字及びアラビア数字で表される。例えば、「dictionary」の単語の場合、発音データ「D IH1 K SH AH0 N EH2 R IY0」が得られる。アラビア数字「1」は第1強勢が置かれる音素であることを示している。無強勢の発音「I(小型大文字のI)」のコードは「IH」又は「IH0」、第1強勢が置かれた発音「I(小型大文字のI)」のコードは「IH1」、第2強勢が置かれた発音「I(小型大文字のI)」のコードは「IH2」である。同様に、アラビア数字「2」は第2強勢が置かれる音素であることを示している。無強勢の発音「e」のコードは「EH」又は「EH0」、第1強勢が置かれた発音「e」のコードは「EH1」、第2強勢が置かれた発音「e」のコードは「EH2」である。
本実施形態に係る学習管理装置1及び携帯通信機2は、主に音素の発音練習を支援するものであるため、学習対象の単語の発音と、学習者の発音から認識される単語の発音とを比較する際、強勢位置を無視し、音素の一致及び不一致を特定する。学習の進捗も音素単位で管理される。
もちろん、英語の発音において強勢位置は非常に重要であるため、携帯通信機2は、単語の発音記号を表示する際、強勢位置を表示することが望ましい。
そこで、携帯通信機2の制御部20は、学習対象の単語の発音と学習者の発音を比較する際、音声データから強勢位置に係るコードを削除すると共に、発音記号を表示する際に強勢位置を再現できるように強勢位置情報を保存する。強勢位置情報は、強勢位置が前から何番目の位置にあるかを示す番号と、第1強勢か第2強勢かを示す情報を含む。
例えば、学習対象の単語が「light」であり、学習者の発音から認識される単語が「right」である場合を説明する。制御部20は、綴り「light」に対応する発音データ「L AY1 T」と、綴り「right」に対応する発音データ「R AY1 T」を発音辞書21bから取得する。制御部20は、各音素を示すコードから強勢位置の情報を削除する。具体的には、制御部20は、発音データ「L AY1 T」から強勢位置の情報を削除した「L AY T」を得る。制御部20は、2番目の音素に第1強勢があることを示す情報を保存する。同様に、制御部20は発音データ「R AY1 T」から強勢位置の情報を削除した発音データ「R AY T」を得る。制御部20は、2番目の音素に第1強勢があることを示す情報を保存する。
次に制御部20は、強勢位置の情報が削除された発音データを比較し、発音の差分情報を得る。制御部20は、例えば各音素の発音データをそれぞれ配列データとする。配列データは、学習対象の単語の発音と学習者の発音との差分を示す情報を含む。配列データは、例えば、音素を示すコードと、学習対象の単語にある発音であって、学習者の発音に無い音素であることを示す情報と、学習対象の単語に無い発音であって、学習者の発音にある音素であることを示す情報とを含む。
以下に配列データの一例を示す。「removed」は、学習対象の単語にある発音であって、学習者の発音に無い音素であることを示す情報を示している。つまり、「removed」=trueは、学習者が発音できなかった音素を示している。「added」=trueは、学習対象の単語に無い発音であって、学習者の発音にある音素であることを示している。つまり、「added」は、学習者によって余分に又は誤って発音された音素であることを示している。
L(removed: true, added: null)
R(removed: null, added: true)
AY(removed: null, added: null)
T(removed: null, added: null)
制御部20は、学習対象の単語の発音データに、上記「removed」が「true」の音素に係る情報を付加することにより、差分情報付きの発音データを作成する。例えば、単語の発音データ「L AY T」に、L(removed: true, added: null)の情報を付加することにより、差分情報付きの発音データ「L(removed) AY T」を作成する。
制御部20は、学習者の発音に対応する単語の発音データに、上記「added」が「true」の音素に係る情報を付加することにより、差分情報付きの発音データを作成する。例えば、学習者の発音データ「R AY T」に、R(removed: null, added: true)の情報を付加することにより、差分情報付きの発音データ「R(added) AY T」を作成する。
制御部20は、学習対象の単語の発音データを表示する場合、差分情報付きの上記発音データと、先に保存しておいた強勢位置情報とに基づいて、強勢記号付きの発音記号を整形表示すると共に、「removed」情報を有する音素を強調表示する。例えば、差分情報付きの発音データ「L(removed) AY T」により図6又は図7に示すような発音記号が表示される。
同様に、制御部20は、学習者の発音データを表示する場合、差分情報付きの上記発音データ「R(added) AY T」と、先に保存しておいた強勢位置情報とに基づいて、強勢記号付きの発音記号を整形表示すると共に、「added」情報を有する音素を強調表示する。例えば、差分情報付きの発音データ「R(added) AY T」により図7に示すような発音記号が表示される。
変形例2によれば、強勢位置を無視し、学習者が学習対象の単語の音素を正しく発音できているか否かを評価することができる。強勢位置の情報を除去せずに発音データを比較した場合、音素が正しく発音されていても強勢位置が異なるために、当該音素が正しく発音されていないと評価される。学習者の発音から認識される単語が、学習対象の単語と異なる場合、通常、発音記号が異なることになる。この場合、強勢位置も異なる可能性があり、正しく発音されている音素まで、発音されていないと評価されることになる。変形例2ではこのような問題を解決することができ、学習者の発音の適否を適切に評価することができる。
(変形例3:文章を用いた発音チェック)
上記の例では、主に単語単位で行う発音練習を例示したが、文章で発音練習を行っても良い。
図8は、文章を用いて行う問題表示画面の他の例を示す模式図である。学習管理装置1のサーバ制御部11は、学習対象である複数の文章の中から、学習対象の文章を選択し、選択された文章を構成する単語それぞれの綴りデータ、文章の難易度等を含む問題データを携帯通信機2へ送信する。
携帯通信機2の制御部20は、学習管理装置1から送信された問題データを無線通信部22にて受信する。そして、制御部20は、発音辞書21bを用いて、問題データに含まれる複数の単語の綴りデータと、発音辞書21bとに基づいて、各単語の発音を記号で表した発音データを特定する。次いで、制御部20は、図8に示すように、学習対象の文章を構成する複数の単語それぞれの綴りを表した綴り画像41と、発音記号を表した発音記号画像42と、難易度を表した難易度表示画像43と、学習対象の文章の発音を再生するための再生ボタン44と、再生速度調整バー45とを表示部23に表示する。学習者は、再生速度調整バー45のスライダを移動させることによって、再生速度を調整することができる。制御部20は、再生ボタン44が操作された場合、再生速度調整バー45で調整された速度で学習対象の文章の音声を再生する。
変形例3では、制御部20は問題を表示した場合、音声認識中であることを示すアイコン51を表示して自動的に音声認識を開始し、学習者によって発音された学習対象の単語の音声データをマイク26にて取得する。なお、再生ボタン44が操作され、学習対象の音声を再生する際は、アイコン51の表示を「待機中」に変更し、音声データの取得を一時停止する。音声の再生を終えた場合、制御部20は音声の取得を再開する。なお、音声データの取得を自動的に開始する構成は、上記実施形態及び他の変形例にも適用することができる。
以下の処理は、上記実施形態と同様であり、学習対象の文章を構成する複数の単語の発音記号を並べたものを発音データとして取り扱えば良い。
文章を読み上げた学習者の音声データは、音声認識装置3によって、当該音声データに対応する複数の単語の綴りデータに変換される。制御部20は、複数の単語それぞれの綴りデータと、発音辞書21bとを用いて発音データに変換する。ここでも複数の単語の発音記号を並べたものを学習者の発音データとして取り扱えば良い。
以下、上記実施形態と同様にして、学習対象の文章を表す一連の発音記号を表した発音データと、学習者の発音データから変換された一連の発音記号を表した発音データとを比較する。
図9は、学習者の発音評価画面の他の例を示す模式図である。制御部20は、学習対象である文章を構成する単語の綴り画像41、発音記号画像42、難易度表示画像43と共に、学習者の音声データから変換された文章を構成する単語の綴りを表した綴り画像61と、当該綴りに対応する発音記号を表した発音記号画像62と、再生ボタン64とを表示部23に表示する。再生ボタン64が操作された場合、制御部20は、学習者の音声を再生する。
変形例3では、図9に示すように比較結果を表示した後も、制御部20は、継続的に音声データを取得する。制御部20は、認識可能な音声データを取得する都度、上記発音データの特定及び比較処理を実行する。ただし、再生ボタン64が操作され、学習者の音声を再生する場合、アイコン51の表示を「待機中」に変更し、音声データの取得を一時停止する。音声の再生を終えた場合、制御部20は音声の取得を再開する。
また、制御部20は、発音記号のタップ操作、クリック操作を受け付け、操作された発音を練習するための発音学習画面(図11参照)へ遷移させる。なお、表示された発音記号がマウスオーバされた場合、学習者の指が発音記号に近づいた場合、当該発音記号の表示サイズを大きくしたり、表示位置を変更したりするように構成しても良い。学習対象の発音記号の選択が容易になる。
変形例3によれば、学習者は文章を用いて発音練習を行うことができる。
(変形例4:学習すべき発音の検索)
学習者が学習すべき発音の検索方法を説明する。
図10は、学習すべき発音の検索画面7の一例を示す模式図である。学習管理装置1のサーバ制御部11は、学習者が学習すべき発音の検索画面7を表示するための画面データを携帯通信機2へ送信する。携帯通信機2の制御部20は、受信した画面データに基づいて、図10に示すような検索画面7を表示する。
音素の数は学説によって異なるが、学習対象である英語の音素には、26個の母音と、24個の子音があると言われている。母音には、短母音、長母音、二重母音などがある。
検索画面7は、学習すべき音素を選択するための検索操作部71を含む。検索操作部71は、「子音編」ボタン71a、「母音編」ボタン71b、及びテキスト入力部71cを含む。「子音編」ボタン71aが操作された場合、学習管理装置1のサーバ制御部11は、複数の子音それぞれに対応した複数の学習メニュー画像73を携帯通信機2に提供する。「母音編」ボタン71bが操作された場合、学習管理装置1のサーバ制御部11は、複数の母音それぞれに対応した複数の学習メニュー画像73を携帯通信機2に提供する。テキスト入力部71cに単語又は文章が入力された場合、学習管理装置1のサーバ制御部11は、入力された単語の綴りデータと、発音辞書21bとに基づいて、当該単語の発音データを特定する。サーバ制御部11は、特定された発音データと、当該発音データが示す発音を構成する複数の音素に対応した学習メニュー画像73を携帯通信機2に提供する。携帯通信機2は、図10に示すように、発音データに基づく発音記号と、学習メニュー画像73を表示する。例えば、「my dog」がテキスト入力部71cに入力された場合、音素「m」、「d」、「g」…等の学習メニュー画像73が表示される。なお、携帯通信機2の制御部20が、複数の学習メニュー画像73を学習管理装置1から取得する処理と、上記発音データを特定する処理と、該発音データが示す発音を構成する複数の音素に対応した学習メニュー画像73を選択及び表示する処理とを実行しても良い。
学習メニュー画像73は、音素を示す発音記号画像73aを中央に含む。また、学習メニュー画像73は、音素の種類として、母音又は子音の種別を示すカテゴリ画像73bと、当該音素の練習の進捗を示す進捗メータ画像73cを表示する。進捗メータ画像73cは、正しく発音できた練習問題の単語の数を、当該練習問題の単語の数で割った値をパーセント表示したものである。
携帯通信機2は、学習メニュー画像73が選択された場合、選択された音素を示す情報を学習管理装置1へ送信する。学習管理装置1は、当該情報を受信し、選択された音素の発音を練習するための発音学習画面(図11参照)を携帯通信機2へ送信する。学習者は、発音学習画面を通じて、所望の音素の発音練習を行うことができる。
変形例によれば、学習対象の音素を絞り込み、学習すべき音素を選択することができる。また学習者は、各音素の学習の進捗を参考にして学習対象の音素を選択することができる。
(変形例5:発音学習画面)
図11は、発音学習画面8の一例を示す模式図である。学習管理装置1は、変形例3で説明したように、発音記号の画像が操作された場合、又は変形例4で説明した学習メニュー画像73が操作された場合、選択された音素の発音を練習するための発音学習画面8を携帯通信機2に提供する。図11は、音素「m」の学習画面である。
発音学習画面8は、練習動画表示部81と、撮影動画表示部82とを含む。練習動画表示部81は、練習対象の音素を発音する様子、当該音素を発音するための口及び舌の体操方法を説明するための動画を表示する。携帯通信機2の制御部20は、動画データを学習管理装置1から取得し、取得した動画データを練習動画表示部81に表示する。撮影動画表示部82は、撮像された学習者の顔の動画を表示する。制御部20は、携帯通信機2が備える図示しないカメラで学習者を撮影し、撮影して得た動画を撮影動画表示部82に表示する。
学習対象の音素を含む複数の単語は、当該音素の出現位置によって分類される。発音学習画面8は、音素の出現位置によって分類された練習問題を選択するための練習問題選択部83を含む。練習問題選択部83には、学習対象の音素が語頭にくる単語を用いた練習問題、音素が語中にくる単語を用いた練習問題、音素が末尾にくる単語を用いた練習問題、学習対象の音素を含む文章を用いた練習問題を選択するためのものがある。練習問題選択部83は、当該音素の練習の進捗を示す進捗メータ画像83aを表示する。進捗メータ画像83aは、正しく発音できた練習問題の単語の数を、当該練習問題の単語の数で割った値をパーセント表示したものである。
学習者によって例えば、図11中左端にある練習問題選択部83が操作された場合、学習対象の音素が語頭に現れる単語を用いた複数の練習問題パネル画像84が表示される。
練習問題パネル画像84は、学習対象の単語の綴り画像84aを中央に含む。また、練習問題パネル画像84は、当該単語を発音する難易度を示す難易度表示部84bを含む。更に、練習問題パネル画像84は、当該単語の発音を行ったことがあるか否か、行ったことがある場合、発音の評価点数等を表示する習得状況表示部84cを含む。習得状況表示部84cは、例えば、評価点数をバーで表示すれば良い。
(変形例6:ゲーム)
発音練習にゲーム要素を付加しても良い。
図12は、ゲーム画面9の一例を示す模式図である。学習管理装置1は、ゲーム情報を携帯通信機2へ提供する。携帯通信機2は、受信したゲーム情報に基づいて、図12に示すゲーム画面9を表示する。ゲームの開始操作を受け付けた携帯通信機2の制御部20は、練習問題の単語又は複数の単語からなる句を表した問題画像91を表示部23の上部に表示し、一定速度で下方へ移動させる。制御部20は、複数の異なる問題画像91を所定の時間間隔を空けて順に表示し、上方から下方へ落下させるように移動させる。つまり、問題画像91が次々と上から落下してくるように表示される。
携帯通信機2の制御部20は、ステップS15-16と同様の処理にして、学習者の音声データを取得し、当該音声データを綴りデータに変換する。そして、制御部20は、学習者の発音から認識された単語又は句の綴りを発音画像表示部92に表示する。図12の例では「fewer」の綴りが表示されている。
次いで制御部20は、表示部23に表示されている問題画像91に係る一又は複数の単語又は句それぞれの発音データと、学習者の発音データとを比較し、スコアを算出する。制御部20は、算出されたスコアのうち、最も高いスコアを、学習者が発音した単語又は句として特定する。そして、制御部20は、当該単語又は句の下部に算出されたスコアを示すスコアバー91aを表示する。スコアが100点である場合、当該練習問題の単語をゲーム画面9から消去する。制御部20は、算出されたスコアを積算し、積算されたスコアの値をスコア画像93として表示部23に表示する。学習者が単語又は句を正しく発音できる程、スコアの値が増加する。
また制御部20は、いわば学習者の体力値を示す体力ゲージ画像94を表示する。スコアが100点に達すること無く、問題画像91が表示部23の下方、所定位置まで移動した場合、当該問題画像91を表示部23のゲーム画面9から消去すると共に、学習者の体力値から所定値を減算し、減算後の体力値を体力ゲージ画像94に表示する。体力値がゼロになった場合、ゲームは終了する。また、用意されている練習問題が全てクリアされた場合、ゲームは終了する。
変形例6によれば、ゲーム感覚で発音を学習することができる。
このように構成することによって、正しい発音を行った学習者に無用な混乱を与えることを防ぐことができる。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 学習管理装置
2 携帯通信機
3 音声認識装置
31 学習済モデル
11 サーバ制御部
12 主記憶部
13 通信部
14 補助記憶部
14a ユーザDB
14b 問題DB
20 制御部
21 記憶部
21a コンピュータプログラム
21b 発音辞書
21c 係数テーブル
21d 発音訓練動画DB
22 無線通信部
23 表示部
24 操作部
25 スピーカ
26 マイク
N 通信網

Claims (5)

  1. 外国語の学習者によって発音された学習対象の単語の音声データを取得し、
    取得した前記学習者の音声データを該音声データに対応する綴りデータに変換し、
    前記外国語の単語の綴りデータと、該単語の発音を記号で表した発音データとを対応付けて記憶する発音辞書を用いて、前記学習者の音声データから変換された前記綴りデータの発音データを特定し、
    前記学習者の音声データから変換された前記綴りデータの発音データと、前記学習対象の単語の発音データとを比較し、
    前記学習対象の単語の綴りと、前記学習対象の単語の発音データが示す記号と、前記学習者の音声データから変換された綴りデータが示す単語の綴りと、前記学習者の音声データから変換された前記綴りデータの発音データが示す記号とを表示し、
    特定された発音データと、前記学習対象の単語の発音データとが一致し、かつ変換された綴りデータ及び前記学習対象の単語の綴りデータが異なる場合、前記学習者の音声データから変換された綴りデータが示す単語の綴りに代えて、前記学習対象の単語の綴りを表示し、
    前記学習者の音声データから変換された前記綴りデータの発音データと、前記学習対象の単語の発音データとが一致している発音の記号、各発音データが一致していない発音の記号、前記学習対象の単語の発音データに比して前記学習者の音声データから変換された前記綴りデータの発音データが有する余分な発音の記号、不足している発音の記号の少なくとも一つを他の記号と異なる態様で、発音データの比較結果を表示する
    処理をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
  2. 音声データが入力された場合、該音声データに対応する単語の綴りを示す綴りデータが出力されるように学習された学習済モデルを用いて、前記学習者の音声データを該音声データに対応する綴りデータに変換する
    処理をコンピュータに実行させるための請求項1に記載のコンピュータプログラム。
  3. 少なくとも余分な発音の記号の数と、不足している発音の記号の数とに基づいて、前記学習者の発音のスコアを算出し、
    算出されたスコアを前記学習者に提供する
    処理をコンピュータに実行させる請求項1又は請求項2に記載のコンピュータプログラム。
  4. 外国語の学習者によって発音された学習対象の単語の音声データを取得し、
    取得した前記学習者の音声データを該音声データに対応する綴りデータに変換し、
    前記外国語の単語の綴りデータと、該単語の発音を記号で表した発音データとを対応付けて記憶する発音辞書を用いて、前記学習者の音声データから変換された前記綴りデータの発音データを特定し、
    前記学習者の音声データから変換された前記綴りデータの発音データと、前記学習対象の単語の発音データとを比較し、
    前記学習対象の単語の綴りと、前記学習対象の単語の発音データが示す記号と、前記学習者の音声データから変換された綴りデータが示す単語の綴りと、前記学習者の音声データから変換された前記綴りデータの発音データが示す記号とを表示し、
    特定された発音データと、前記学習対象の単語の発音データとが一致し、かつ変換された綴りデータ及び前記学習対象の単語の綴りデータが異なる場合、前記学習者の音声データから変換された綴りデータが示す単語の綴りに代えて、前記学習対象の単語の綴りを表示し、
    前記学習者の音声データから変換された前記綴りデータの発音データと、前記学習対象の単語の発音データとが一致している発音の記号、各発音データが一致していない発音の記号、前記学習対象の単語の発音データに比して前記学習者の音声データから変換された前記綴りデータの発音データが有する余分な発音の記号、不足している発音の記号の少なくとも一つを他の記号と異なる態様で、発音データの比較結果を表示する
    発音学習支援方法。
  5. 外国語の学習者によって発音された学習対象の単語の音声データを取得する取得部と、
    取得した前記学習者の音声データを該音声データに対応する綴りデータに変換する変換処理部と、
    前記外国語の単語の綴りデータと、該単語の発音を記号で表した発音データとを対応付けて記憶する発音辞書を用いて、前記学習者の音声データから変換された前記綴りデータの発音データを特定する特定部と、
    該特定部にて特定された音声データと、前記学習対象の単語の発音データとを比較する比較部と、
    比較結果を前記学習者に表示する表示部と
    を備え
    前記表示部は、
    前記学習対象の単語の綴りと、前記学習対象の単語の発音データが示す記号と、前記学習者の音声データから変換された綴りデータが示す単語の綴りと、前記学習者の音声データから変換された前記綴りデータの発音データが示す記号とを表示し、
    特定された発音データと、前記学習対象の単語の発音データとが一致し、かつ変換された綴りデータ及び前記学習対象の単語の綴りデータが異なる場合、前記学習者の音声データから変換された綴りデータが示す単語の綴りに代えて、前記学習対象の単語の綴りを表示し、
    前記学習者の音声データから変換された前記綴りデータの発音データと、前記学習対象の単語の発音データとが一致している発音の記号、各発音データが一致していない発音の記号、前記学習対象の単語の発音データに比して前記学習者の音声データから変換された前記綴りデータの発音データが有する余分な発音の記号、不足している発音の記号の少なくとも一つを他の記号と異なる態様で、発音データの比較結果を表示する
    発音学習支援装置。
JP2019159794A 2018-09-03 2019-09-02 コンピュータプログラム、発音学習支援方法及び発音学習支援装置 Active JP7376071B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018164665 2018-09-03
JP2018164665 2018-09-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020038371A JP2020038371A (ja) 2020-03-12
JP7376071B2 true JP7376071B2 (ja) 2023-11-08

Family

ID=69737943

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019159794A Active JP7376071B2 (ja) 2018-09-03 2019-09-02 コンピュータプログラム、発音学習支援方法及び発音学習支援装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7376071B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7452867B2 (ja) * 2021-02-17 2024-03-19 ゲシピ株式会社 言語学習装置及びプログラム
CN113012498B (zh) * 2021-02-22 2023-12-05 广东青腾信息科技有限公司 一种智能化的教育系统及教育方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006195095A (ja) 2005-01-12 2006-07-27 Yamaha Corp 音声処理サービス提供装置、マイクロホン
JP2008083446A (ja) 2006-09-28 2008-04-10 Casio Comput Co Ltd 発音学習支援装置及び発音学習支援プログラム
US20140324433A1 (en) 2013-04-26 2014-10-30 Wistron Corporation Method and device for learning language and computer readable recording medium
JP2015087544A (ja) 2013-10-30 2015-05-07 株式会社コト 音声認識装置及び音声認識プログラム
JP2015207191A (ja) 2014-04-22 2015-11-19 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 外国語会話理解支援装置、外国語会話理解支援方法及びプログラム
JP2016045420A (ja) 2014-08-25 2016-04-04 カシオ計算機株式会社 発音学習支援装置およびプログラム
JP2016090900A (ja) 2014-11-07 2016-05-23 パナソニック株式会社 発話評価装置、発話評価方法及びプログラム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03226785A (ja) * 1990-01-31 1991-10-07 Oki Techno Syst Lab:Kk 音声認識装置付き語学用教育装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006195095A (ja) 2005-01-12 2006-07-27 Yamaha Corp 音声処理サービス提供装置、マイクロホン
JP2008083446A (ja) 2006-09-28 2008-04-10 Casio Comput Co Ltd 発音学習支援装置及び発音学習支援プログラム
US20140324433A1 (en) 2013-04-26 2014-10-30 Wistron Corporation Method and device for learning language and computer readable recording medium
JP2015087544A (ja) 2013-10-30 2015-05-07 株式会社コト 音声認識装置及び音声認識プログラム
JP2015207191A (ja) 2014-04-22 2015-11-19 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 外国語会話理解支援装置、外国語会話理解支援方法及びプログラム
JP2016045420A (ja) 2014-08-25 2016-04-04 カシオ計算機株式会社 発音学習支援装置およびプログラム
JP2016090900A (ja) 2014-11-07 2016-05-23 パナソニック株式会社 発話評価装置、発話評価方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020038371A (ja) 2020-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6963841B2 (en) Speech training method with alternative proper pronunciation database
US7280964B2 (en) Method of recognizing spoken language with recognition of language color
RU2340007C2 (ru) Устройство и способ для произнесения фонем
CN108431883B (zh) 语言学习系统以及语言学习程序
WO2010133072A1 (zh) 发音评测装置及其方法
JP2016045420A (ja) 発音学習支援装置およびプログラム
JP5105943B2 (ja) 発話評価装置及び発話評価プログラム
KR20140071070A (ko) 음소기호를 이용한 외국어 발음 학습방법 및 학습장치
KR102651631B1 (ko) 온라인 기반 한국어 능숙도 평가 장치 및 방법
JP7376071B2 (ja) コンピュータプログラム、発音学習支援方法及び発音学習支援装置
JP7166580B2 (ja) 言語学習方法
JP2015036788A (ja) 外国語の発音学習装置
Liao et al. A prototype of an adaptive Chinese pronunciation training system
JP6656529B2 (ja) 外国語の会話訓練システム
CN113486970A (zh) 阅读能力评测方法及装置
KR20140004541A (ko) 음성인식엔진을 이용한 음소별 피드백을 통한 외국어 파닉스 학습 서비스 제공 방법
Vidal et al. EpaDB: A Database for Development of Pronunciation Assessment Systems.
KR20140087956A (ko) 단어 및 문장과 이미지 데이터 그리고 원어민의 발음 데이터를 이용한 파닉스 학습장치 및 방법
KR20140028527A (ko) 단어의 음절 및 원어민의 발음 데이터를 이용한 단어 학습장치 및 방법
KR20140107067A (ko) 이미지 데이터와 원어민 발음 데이터를 이용한 단어 학습장치 및 방법
JP6155102B2 (ja) 学習支援装置
CN110556095B (zh) 学习装置、机器人、学习支援系统、学习装置控制方法以及存储介质
Shivakumar et al. AI-ENABLED LANGUAGE SPEAKING COACHING FOR DUAL LANGUAGE LEARNERS.
KR20140074459A (ko) 단어의 음절와 이미지 데이터 및 원어민의 발음 데이터를 이용한 단어 학습장치 및 방법
KR102062552B1 (ko) 영어 감각훈련에 기반한 영어 학습 어플리케이션을 포함하는 단말기

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20190903

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210702

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20210702

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220701

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20220701

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20220701

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230703

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231003

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231019

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7376071

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150