JP7165530B2 - 折戸 - Google Patents
折戸 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7165530B2 JP7165530B2 JP2018141285A JP2018141285A JP7165530B2 JP 7165530 B2 JP7165530 B2 JP 7165530B2 JP 2018141285 A JP2018141285 A JP 2018141285A JP 2018141285 A JP2018141285 A JP 2018141285A JP 7165530 B2 JP7165530 B2 JP 7165530B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- runner
- parent
- pin
- upper rail
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Support Devices For Sliding Doors (AREA)
Description
使用者がブース内で意識不明で倒れている等の非常時には、使用者が邪魔になるためブース外の救助者が扉を内側に開くことが困難になる。そこで、非常時に所定の操作により扉を外開きに変更できる構造が知られている。
非常時にはブース外の救助者がネジピンを緩めてブラケットを親ドアから取り外す。ブラケットが取り外された親ドアはジョイントを介して子ドアに連結されただけの状態になるので、救助者が親ドアを手前に引くことで親ドアは扉枠の開口に対して直交する方向に回転し、ドアの外開き動作が完了する。
ブラケットを用いるため吊戸の部品点数が増えて施工に時間がかかるという問題、上レールが親ドアの直上からずれた位置にあり折戸の前後方向に厚みが生じたり、ブラケットが露出していたりするため意匠上好ましくないという問題がある。
また、親ドアの直上に上レールを配置できるため折戸の前後方向の厚みを抑えることができる。
上下動機構としてランナー受けとねじを用いることにすれば、ねじを引き抜くだけでランナーをランナー受けと一体に落下させて上レールの外部に移動させることができるので、部品点数を抑制でき且つ外開きに必要な操作をシンプルで分かりやすくすることができる。
本発明の折戸の第1の実施の形態について説明する。本実施の形態では折戸をトイレブースの扉として使用するが、トイレブース以外に使用してもよい。
図1~図3に示すように、折戸1は子ドア10、親ドア20、ランナー30、上下動機構40を備える。
子ドア10は扉枠2の吊元側の軸3に回転自在に支持されている。
親ドア20はジョイント4を介して子ドア10に連結されている。
ランナー30は扉枠2に取り付けられた上レール5の内部を移動する。上レール5の下端は内側に屈曲せずに垂直方向にのびている。
ランナー30は下方にのびるピン31を備えており、ピン31を介して親ドア20の上面の戸先側の端部と連結している。なお、「ピン31」は棒状の部材であればよく、ボルトであってもよい。
ランナー受け41は金属等から成る直方体であり、その上面にピン31の下端が固定されている。親ドア20の戸先にはその上面から内部に至る直方体の空間21が形成されており、この空間21の内部にランナー受け41が収容されている。そして、後述するように空間21内をランナー受け41が上下動する仕組みになっている。
ねじ42はランナー受け41を空間21の内部に脱着自在に固定するための部材である。ねじ42は親ドア20の側面のうち外側(通路側)に取り付けられている。図1に示すように本実施の形態では左右2本のねじ42を使用している。
ねじ42のねじ部42aは親ドア20の側面から水平方向に空間21の内部までのびており、ランナー受け41の側面に形成されたねじ穴41aに螺合している。ねじ42の頭部42bは親ドア20の表面に露出している。
図4に示すように通常時はトイレブース100の外に居る人が親ドア20を押す又はトイレブース100の内に居る人が親ドア20を引いて外力を作用させるとランナー30は上レール5の内部を吊元側に移動する。親ドア20の戸先はランナー30と一体となって吊元側に移動し、ジョイント4は内側方向に移動する。このように親ドア20はランナー30に案内されながら扉枠の開口6に対して直交する方向に回転していき、親ドア20と子ドア10がほぼ重なった時点でドアの内開き動作が完了する。
そこで、救助者はドアロックが掛かっている場合には所定の操作によりドアロックを解除する。次に救助者は上下動機構40を操作する。すなわち図3(b)に示すように親ドア20の表面に露出しているねじ42の頭部42bを回してねじ42を親ドア20から抜き取る。ランナー受け41のねじ穴41aに螺合していたねじ42を抜き取ることでランナー受け41は自重により空間21内を落下する。ランナー受け41と共にピン31及びランナー30も落下し、ピン31は空間21内に移動し、ランナー30は上レール5から外部に出た状態になる。本実施の形態ではランナー30が親ドア20の上面に引っ掛かった状態になるが、空間21の上部をランナー30が収まる程度に拡げておくことでランナー30も空間21内に移動することにしてもよい。
ランナー30が上レール5から外れることで親ドア20の戸先側が自由端になる。図3(c)及び図5に示すように救助者が親ドア20を手前に引くと親ドア20はジョイント4を中心としてその戸先側が外側(通路側)に移動する。以上で非常時の折戸の外開き動作が完了する。
次に、本発明の折戸の第2の実施の形態について説明するが、上記第1の実施の形態と同様の構成となる箇所については同一の符号を付してその説明を省略する。
図6に示すように、本実施の形態では上下動機構がいわゆるねじ歯車やかさ歯車(ベベルギヤ)と呼ばれる2個の歯車50,51を用いて軸角を変えることができる機構を備える点に特徴を有する。
具体的には第1の実施の形態のねじ42の替わりにハンドル52を用いており、手回しハンドルの軸52aの先端に一方の歯車50を取り付けている。また、ピン31の下端に他方の歯車51を取り付けている。これら2個の歯車50,51は噛み合わされており、非常時に救助者がハンドル52を回すことでピン31を下方に移動させ、ランナー30を上レール5から外すことができる。ランナー30が上レール5から外れた後の折戸1の外開き動作は第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。
次に、本発明の折戸の第3の実施の形態について説明するが、上記各実施の形態と同様の構成となる箇所については同一の符号を付してその説明を省略する。
図7に示すように、本実施の形態では上下動機構がプッシュボルトを備える点に特徴を有する。
具体的には、親ドア20の内部に格納された筐体60の内部に側面視クランク形状のレバー61が格納されている。レバー61の上側の端部はピン31に固定されており、下側の端部は筐体の2つの開口60a,60bのうち下側の開口60bから外部に露出することで操作部62を構成している。また、レバー61の鉛直部分にボタン63が形成されている。ピン31の下端にはバネ64が取り付けられている。
なお、図8(a)に示すように筐体60内の枠体66の一部に開口67を設けておき、この開口67にボタン68を嵌め込むことでレバー69を係止する構造にしてもよい。この場合、図8(b)に示すようにレバー69の操作部69aを手前に引くことでレバー69の係止を解除できる。
次に、本発明の折戸の第4の実施の形態について説明するが、上記各実施の形態と同様の構成となる箇所については同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態では上下動機構がフランス落としを備える点に特徴を有する。
図9に示すフランス落とし70は上下2つの凹部71a,71b及び操作部71cを備えるプレート受け71と、1つの凸部72aを備えるプレート72で構成される。プレート受け71の上端にピン31が固定されている。プレート72は筐体(図示略)内に固定されている。
また、上下動機構として図10に示すような上下2箇所の切り欠き部80a,80bのいずれかに落し棒81を引っ掛けることで上下2段階に位置決めできるいわゆる丸落とし82を使用してもよい。
2 扉枠
3 軸
4 ジョイント
5 上レール
6 扉枠の開口
10 子ドア
20 親ドア
21 空間
30 ランナー
31 ピン
40 上下動機構
41 ランナー受け
41a ねじ穴
42 ねじ
42a ねじ部
42b 頭部
50,51 歯車
52 ハンドル
52a 軸
50 一方の歯車
51 他方の歯車
60 筐体
60a 上側の開口
60b 下側の開口
61 レバー
62 操作部
63 ボタン
64 バネ
65 弾性体
66 枠体
67 開口
68 ボタン
69 レバー
69a 操作部
70 フランス落とし
71 プレート受け
71a,71b 凹部
71c 操作部
72 プレート
72a 凸部
80a,80b 切り欠き部
81 落し棒
82 丸落とし
100 トイレブース
Claims (1)
- 吊元側の軸に回転自在に支持される子ドア、ジョイントを介して子ドアに連結される親ドア、上レールの内部を移動するランナーを備えており、前記ランナーは下方にのびるピンを介して前記親ドアと連結されており、前記親ドアが前記ランナーに案内されながら扉枠の開口に対して直交する方向に回転する折戸において、
前記ランナーを上下動させる上下動機構を備えており、非常時に前記上下動機構を操作して前記ピンを前記親ドアの内部に移動させ、前記ランナーを前記上レールの外部に移動させるものであり、
前記上下動機構が、前記ピンの下端に固定されるランナー受けと、前記ランナー受けを前記親ドアの内部に脱着自在に固定するためのねじを備えており、前記ねじの頭部が前記親ドアの表面に露出しており、
非常時に前記ねじを前記親ドアから抜き取ることで前記ランナー受けは前記ピンと共に自重により前記親ドアの内部に落下し、前記ランナーが前記上レールの外部に移動することを特徴とする折戸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018141285A JP7165530B2 (ja) | 2018-07-27 | 2018-07-27 | 折戸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018141285A JP7165530B2 (ja) | 2018-07-27 | 2018-07-27 | 折戸 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020016114A JP2020016114A (ja) | 2020-01-30 |
JP7165530B2 true JP7165530B2 (ja) | 2022-11-04 |
Family
ID=69580157
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018141285A Active JP7165530B2 (ja) | 2018-07-27 | 2018-07-27 | 折戸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7165530B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2383298A1 (fr) | 1977-03-11 | 1978-10-06 | Corso Laurent | Guide pivot escamotable pour portes pliantes en bois |
EP1342442A1 (en) | 2002-03-04 | 2003-09-10 | Vismaravetro S.r.l. | Shower cubicle with outward opening door in case of emergency |
JP5768087B2 (ja) | 2013-05-16 | 2015-08-26 | 株式会社東芝 | 半導体電力増幅器 |
JP5857472B2 (ja) | 2011-06-28 | 2016-02-10 | アイシン精機株式会社 | 電動機の制御方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5857472U (ja) * | 1981-10-13 | 1983-04-19 | 木村新株式会社 | 折り畳み扉用ガイド装置 |
JP3238871B2 (ja) * | 1996-11-06 | 2001-12-17 | ワイケイケイ株式会社 | 扉体の離脱構造 |
-
2018
- 2018-07-27 JP JP2018141285A patent/JP7165530B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2383298A1 (fr) | 1977-03-11 | 1978-10-06 | Corso Laurent | Guide pivot escamotable pour portes pliantes en bois |
EP1342442A1 (en) | 2002-03-04 | 2003-09-10 | Vismaravetro S.r.l. | Shower cubicle with outward opening door in case of emergency |
JP5857472B2 (ja) | 2011-06-28 | 2016-02-10 | アイシン精機株式会社 | 電動機の制御方法 |
JP5768087B2 (ja) | 2013-05-16 | 2015-08-26 | 株式会社東芝 | 半導体電力増幅器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020016114A (ja) | 2020-01-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101318564B1 (ko) | 로크장치 | |
JPH04237783A (ja) | 自動車のコンソールボックス用等の両開き開閉装置 | |
TWM453711U (zh) | 防火門鎖的鎖閂結構 | |
JP7165530B2 (ja) | 折戸 | |
JP2003301635A (ja) | ドアーのための開放恐怖対抗システム | |
JP4989989B2 (ja) | 落し錠 | |
TWM496676U (zh) | 防火門按壓門鎖裝置 | |
JP2009155828A (ja) | 作業台 | |
JP2006226079A (ja) | 折戸構造 | |
JP7204097B2 (ja) | 引戸の初動アシスト装置 | |
JP2010174588A (ja) | ロック装置及びそれを用いた扉 | |
JP2005213900A (ja) | 非常脱出ドアの錠装置 | |
JP4264956B2 (ja) | クレセント錠装置 | |
JP2021161635A (ja) | リッドロックユニットの取付構造 | |
JP2010189978A (ja) | 非常用脱出扉の施解錠装置 | |
JP2009185467A (ja) | 開閉補助機構 | |
JP5139824B2 (ja) | 網戸装置 | |
JP4765129B2 (ja) | 窓開閉装置 | |
JP4547241B2 (ja) | 引き戸の施錠機構 | |
JP4960924B2 (ja) | 錠付き什器類 | |
JP2010116757A (ja) | ドアガード装置 | |
JP2006314364A (ja) | 食器棚、家具箪笥等の扉、引き出し用のロック装置。 | |
JP2018048466A (ja) | シャッター用上げ落とし金具 | |
JP6027322B2 (ja) | 戸の施錠装置 | |
JP5449844B2 (ja) | 洗濯機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A80 | Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80 Effective date: 20180823 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210419 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220126 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220204 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20220330 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220523 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220930 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221024 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7165530 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |