JP7164036B2 - ランヤード制御装置、方法、プログラム - Google Patents

ランヤード制御装置、方法、プログラム Download PDF

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Description

(関連出願についての記載)
本発明は、日本国特許出願:特願2019-120397号(2019年6月27日出願)の優先権主張に基づくものであり、同出願の全記載内容は引用をもって本書に組み込み記載されているものとする。
本発明はランヤード制御装置、方法、プログラムに関する。
工事現場等において、例えば高所作業では、図13に模式的に例示するように、作業者100は、墜落制止用器具(安全帯)を使用してランヤード200の長さで止まって、作業場所300の外縁や開口部(「外縁/開口部」という)に転落しないようにする。ランヤード200は、作業者100が装着した墜落制止用器具(安全帯)110(例えばフルハーネス型又は胴ベルト型)のハーネスまたは胴ベルトに一端がカラビナ等で取り付けられる命綱であり、他端のフック201を安全帯取付設備(墜落制止用器具取付設備)301に取り付ける。図13の例では、自動巻取り用のリール202を備えたランヤード(巻取り式ランヤード)とされている。
作業の安全及び作業効率に関連する技術として、例えば特許文献1には、ステレオカメラで撮影した映像と、ステレオカメラの位置および撮影方向をもとに、画像解析により建物などの作業対象物の立体画像を作成し、作業機械のフロントFの腕が長く、フロントFの作業姿勢によっては倒れるおそれがあるので、警告域Cを設定して倒れる前に警告を発するようにした構成が開示されている。すなわち、フロントFのアーム先端稼働範囲Bが警告域Cに入ると、危険域Dに入る前に警告手段が警告作動するので、安全が確保された作業効率の良い適切な作業管理をすることができる。
また、ワイヤロープの長さの調節に関して、例えば特許文献2には、クレーンフックにワイヤロープを介して懸下される吊上げビームと、この吊上げビームの端部に設置された長尺物である吊上げ対象の傾斜を調節する電動調節機構と、前記吊上げ対象に設置された電子式水準器とを備え、前記電動調節機構はサーボモータと制御装置とを有し、前記電子式水準器の計測結果を基に前記制御装置で演算された制御信号により前記サーボモータを制御駆動し、前記クレーンフックと前記吊上げビームの端部に繋がれた前記ワイヤロープの長さを調節することで前記吊上げ対象の傾斜を自動修正、調節する吊上げ装置が開示されている。
特開2010-248777号公報 特開平11-49470号公報
池田 浩雄, 大網 亮磨, "視体積の重なり状態の評価とゴースト物体特有な性質の評価を用いた人物位置推定の高精度化", 情報科学技術フォーラム講演論文集 10(3), 155-156, 2011-09-07, FIT(電子情報通信学会・情報処理学会)運営委員会 原田 典明, 石寺 永記, 大網 亮磨, 中尾 敏康,"人物行動を把握する画像解析技術と適応例", NEC技法, Vol.63 No.3(2010年9月)
以下に関連技術の分析を記載する。図13に示すように、ランヤード200の長さは限られている。このため、安全帯取付設備(墜落制止用器具取付設備)301にフック201をかけている状態では、作業者100の行動範囲が制限される。
例えば図14に示すように、安全帯取付設備301にフック201をかけたままでは、作業者100は、必要な物品400に届かない場合がある。作業者100がランヤード200の長さよりも離れた場所で作業を行う場合には、作業者100は、一旦、安全帯取付設備301からフック201を外して該離れた場所まで行って作業を行い、元いた場所に戻るときに、安全帯取付設備301にフック201をかけ直すことになる。その際、フック201をかけ直すことを忘れた場合や、意図してかけ直さない場合に、作業者100は、作業場所300の外縁/開口部302等に墜落の可能性がある。
なお、特許文献1には、フロントFのアーム先端稼働範囲Bが警告域Cに入ると、危険域Dに入る前に警告手段が警告作動するが、危険域に近づかないように自動的に制御可能とする構成は開示されていない。また特許文献2は、ワイヤロープの長さを調節することで前記吊上げ対象の傾斜を自動修正、調節しているが、危険領域等に近づかないように自動的に制御可能とする構成が開示されていない。
したがって、本発明の目的は、作業者の位置に応じてランヤードの長さを自動的に制御可能とする装置、方法、プログラムを提供することにある。
本開示の一形態によれば、カメラで撮像した画像データから作業場所における作業者の位置情報を求める画像処理手段と、前記作業者の位置情報に基づき、前記作業場所の予め定められた立ち入りが制限される区域に対して安全とされる距離離間した作業可能範囲内での移動に留まるように、前記作業者が装着する墜落制止用器具に一端が取り付けられ他端が墜落制止用器具取付設備に取り付けられたランヤードの許容長さを計算する計算手段と、前記計算手段で計算された前記ランヤードの許容長さを前記ランヤードのリールに設定する設定手段を備えたランヤード制御装置が提供される。
本開示の別の一形態によれば、カメラで撮像した画像データから作業場所における作業者の位置情報を求め、
前記作業者の位置情報に基づき、前記作業場所の予め定められた立ち入りが制限される区域に対して安全とされる距離離間した作業可能範囲内での移動に留まるように、前記作業者が装着する墜落制止用器具に一端が取り付けられ他端が墜落制止用器具取付設備に取り付けられたランヤードの許容長さを計算し、
前記計算手段で計算された前記ランヤードの許容長さを前記ランヤードのリールに設定する、ランヤード制御方法が提供される。
本開示のさらに別の一形態によれば、カメラで撮像した画像データから作業場所における作業者の位置情報を求める処理と、
前記作業者の位置情報に基づき、前記作業場所の予め定められた立ち入りが制限される区域に対して安全とされる距離離間した作業可能範囲内での移動に留まるように、前記作業者が装着する墜落制止用器具に一端が取り付けられ他端が墜落制止用器具取付設備に取り付けられたランヤードの許容長さを計算する処理と、
前記計算手段で計算された前記ランヤードの許容長さを前記ランヤードのリールに設定する処理と、をコンピュータに実行させるプログラムが提供される。
本開示によれば、上記プログラムを記憶する半導体ストレージ(ROM(Read Only Memory)、又はRAM(Random Access Memory)、又は、EEPROM(Electrically and Erasable Programmable Read Only Memory))や、HDD(Hard Disk Drive)、CD(Compact Disc)、又はDVD(Digital Versatile Disc)等のコンピュータ可読型記録媒体(非一時的な記録媒体)が提供される。
本発明によれば、作業者の位置に応じてランヤードの長さを自動的に制御可能としている。
本発明の一実施形態の概要を説明する図である。 本発明の第1の例示的な実施形態の構成と処理手順を説明する図である。 本発明の第1の例示的な実施形態における作業可能範囲を説明する図である。 本発明の第1の例示的な実施形態において外縁/開口部に対する作業可能範囲の一例を説明する図である。 本発明の第1の例示的な実施形態において別の外縁/開口部に対する作業可能範囲の一例を説明する図である。 本発明の第1の例示的な実施形態において外縁/開口部に対する作業可能範囲の別の例を説明する図である。 本発明の第1の例示的な実施形態における作業可能範囲の別の例を説明する図である。 本発明の第1の例示的な実施形態における作業可能範囲の別の例を説明する図である。 本発明の第2の例示的な実施形態の構成例を説明する図である。 本発明の第3の例示的な実施形態の構成例を説明する図である。 本発明の第4の例示的な実施形態を説明する図である。 本発明の一形態を説明する図である。 典型的な関連技術を模式的に説明する図である。 典型的な関連技術を模式的に説明する図である。
本発明のいくつかの実施形態について説明する。はじめに本発明の基本形態について説明する。図12は、本発明の一形態を説明する図である。図12を参照すると、ランヤード制御装置10は、カメラ(不図示)で撮像した画像データから作業場所における作業者の位置情報を求める画像処理手段(画像処理部、画像処理ステップ)11と、前記作業者の位置情報に基づき、作業場所の予め定められた立ち入りが制限される区域(作業場所の外縁や開口部)に対して安全とされる作業可能範囲内での移動に留まるように、前記作業者が装着する墜落制止用器具に一端が取り付けられ、他端が墜落制止用器具取付設備に取り付けられたランヤードの許容長さを計算する計算手段(計算部、計算ステップ)12と、前記計算手段12で計算された前記ランヤードの許容長さを前記ランヤードの伸縮リールに設定する設定手段(設定部、設定ステップ)13を備えている。
図1は、本発明の一形態を模式的に説明する図である。図1において、300は作業場所、301はランヤード200のフック201をかける安全帯取付設備、302は立ち入りが制限される区域の例として、作業者100の墜落等の恐れのある作業場所300の縁部や開口部(「外縁/開口部」という)を模式的に表している。図1の例では、外縁/開口部302は、例えば安全帯取付設備301に最も近い外縁/開口部である。外縁/開口部302は、その縁の平面形状が直線であるか又は曲線であるかは任意である。作業場所300の開口部は、床の開口部(例えば荷上げ用、マンホール、床点検口等)、窓の開口、階段開口部等を含み、作業場所300の外縁は、例えば床の端部(工事中の作業床端部、建物端部等)を含む。なお、外縁を開口部に含める場合もあるため、本明細書では外縁/開口部と表記する。外縁/開口部302は、作業場所300の端部の外縁部を指示するものであってもよく、作業場所300内での開口部を指示するものであってもよい。なお、図1では、図面作成の都合で、安全帯取付設備301に最も近い1つの外縁/開口部302が図示されているが、外縁/開口部302は1つに制限されるものでないことは勿論である。建設現場等において、作業場所300が足場等を含む場合、人の墜落防止措置として、外縁/開口部302には手すり枠や幅木等が設けられるが、図では省略されている。ただし、作業場所300として、手すり枠等の墜落防止装置が未設置の作業場所を含んでもよい。なお、外縁/開口部302は、作業場所300において立ち入りが制限される区域(危険区域)の一例であり、立ち入りが制限される区域は外縁/開口部に制限されるものでない。
本発明の一実施形態によれば、カメラ(不図示)で撮像した画像データ(動画像、静止画像データ)から、作業場所300の外縁/開口部302を認識し、作業者100の位置に応じて、外縁/開口部302等の危険区域(危険領域)に近づかないように、ランヤード200のリール202の長さを制御する。
本発明の一実施形態によれば、外縁/開口部302等の危険区域から離れた場所では、作業者100の移動にしたがってランヤード200を延伸して、作業者100が目的の場所に移動できるように、ランヤード200の許容長さを制御する。
図1の例では、作業者100の状態は、外縁/開口部302から離れた安全な作業範囲での作業・移動であるため、例えばランヤード200の許容長さを、参照符号200-1で示す元の長さから、参照符号202-2で示す分の長さ分長くする制御が行われる。例えば、作業者100の移動に従ってランヤード200が延伸され、作業者100が必要とする物品400に手が届くようにしている。この結果、作業者100は、フック201を水平親綱や構造物等の安全帯取付設備(墜落制止用器具取付設備)301に係留したままでも、移動して作業することを可能としている。一方、図1において、作業者100が、例えば安全帯取付設備301に関して外縁/開口部302側に移動した場合には、ランヤード200の許容長さは短く設定される。
図2は、本発明の第1の例示的な実施形態の構成及び処理を模式的に説明する図である。画像処理部102、計算部103、通信装置105は、図12の画像処理手段11、計算手段12、設定手段13にそれぞれ対応しており、墜落制止用器具110に装着されたランヤード制御装置10を構成している。作業者100は墜落制止用器具110(「安全帯」ともいう)を装着して作業を行う。なお、図2では、作業者100、墜落制止用器具110、ランヤード200をそれぞれの形状を捨象して模式的に矩形のブロックで表している。また、作業者100が装着する墜落制止用器具110と、墜落制止用器具110に取り付けられるランヤード200を、作業者100を表す矩形のブロックに含ませている。
特に制限されないが、図2の例では、カメラ101は、作業者100に装着される。例えば、カメラ101は作業者100がかぶる不図示のヘルメットや墜落制止用器具110に取り付けられる。カメラ101で撮像した画像データ(静止画像、又は動画像)は、無線又は有線通信で墜落制止用器具110に送信される。カメラ101で撮像した画像データは、墜落制止用器具110に装着(マウント)されるランヤード制御装置10内の通信装置104で受信され、記憶装置106に記憶される。
ランヤード制御装置10の画像処理部102は、カメラ101が撮像した画像データを解析して、少なくとも作業者100の位置情報を認識する。なお、作業者100の位置情報は、外縁/開口部302、303等の危険区域から距離を含んでもよい。
ランヤード制御装置10の計算部103は、画像処理部102で認識された作業者100の位置情報に基づき、作業者100の墜落制止用器具(安全帯)110のベルト等に取り付けられたランヤード200の許容長さを算出する。
図2の例では、ランヤード制御装置10の通信装置105は、計算部103で計算されたランヤード200の許容長さをリール202に送信する。
また、図2の例では、作業場所300の地図情報や、作業者100が作業可能な範囲等に関する情報を格納する記憶装置107を備えている。記憶装置106、107は1つの記憶装置で構成してもよいことは勿論である。記憶装置106、107はRAM(Random Access Memory)やEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の半導体メモリであってもよいし、HDD(Hard Disk Drive)等であってもよい。画像処理部102と計算部103は、1つのコンピュータ装置においてプロセッサがプログラムを実行することで実現するプログラムモジュールとして構成してもよい。通信装置104、105は1つの装置であってもよい。なお、図2において、矢印は、処理(データ)の流れの一例を示すもので、常に一方向であることを表すものではないことは勿論である。
ランヤード200の一端は、作業者100が装着している墜落制止用器具110のベルト等に取り付けられる。ランヤード200の他端はフック201を備えている。フック201は、例えば安全帯取付設備301に取り付けられる。ランヤード200は、例えば伸縮ストラップ式とされ、ストラップを伸縮させる伸縮機能付きのリール202を備えている。
リール202は、通信装置105から送信されたランヤードの許容長さを受信する通信装置204と、通信装置204で受信した長さまでランヤード200を巻き取り又は延伸する伸縮機構203を備えている。伸縮機構203は、例えば巻取りバネ方式(バネの内側がドラムに巻き付けられておりバネの外側を引っ張ると軸上でドラムが回転してバネが引き出される)で構成してもよい。伸縮機構203は、ランヤード制御装置10から設定されたランヤードの許容長さを記憶するRAMやEEPROM等の記憶装置(不図示)を備え、ランヤード200の(ストラップの)長さを計測し、計測した現在の長さがランヤード制御装置10から設定された許容長さを超えると、ロックがかかるロック機構(ロック機能)を備えている。リール202は、ランヤード200(のストラップ)の張力を検出する張力検出器や、作業者100の落下時等の衝撃を吸収する衝撃吸収器を備えた構成としてもよい。画像処理部102における画像データの解析の結果、作業者100の移動が、図1の外縁/開口部302、303等の危険区域から遠ざかる方向への移動であることを検出し、計算部103が作業者100の位置情報に基づき計算したランヤードの許容長さが、ロック時点でのランヤード200の長さよりも長い場合、ランヤード制御装置10からリール202の伸縮機構203に設定されるランヤード200の許容長さは、現在伸縮機構203に設定されている長さよりも長い。このため、作業者100が、図1の外縁/開口部302、303等の危険区域から遠ざかる方向へ移動する場合、伸縮機構203では、ランヤード200のロック機能を解除するようにしてもよい。あるいは、リール202の伸縮機構203のロック機能の解除は作業者100がマニュアルで行うようにしてもよい。伸縮機構203のロック機能を解除すると、ランヤード200の長さが、ランヤード制御装置10から設定された許容長さを超えてもロックはかからない。
図2を参照して、第1の例示的な実施形態におけるランヤード200の長さを算出する処理を以下に説明する。なお、図2における符号(S1)~(S6)は、以下のステップを表している。
(ステップS1)
カメラ101は、ランヤード200のフック201や作業場所300、外縁/開口部302、303の画像を撮る。
図2の例では、カメラ101は、作業者100が装着するヘルメットや墜落制止用器具110等に装着する構成とされているが、例えば作業場所300の固定位置に設置され、作業場所300を上から俯瞰する監視カメラ等であってもよい。あるいは、カメラ101は、必要な場合、飛行に関して許可や承認を受けたドローン等で動的に移動するカメラなどであってもよい。あるいは、作業場所300の上方が開放されていない場合、屋内ドローンのカメラであってもよい。カメラ101は物体の位置からレンズまでの視差情報を処理し距離測定を行い、撮影した画像を3次元(3D(dimension))で認識できるステレオカメラであってもよい。
(ステップS2)
カメラ101は撮像した画像データをランヤード制御装置10の通信装置104に送信する。通信装置104は、画像データを、受信バッファとして機能する記憶装置106に記憶する。特に制限されないが、通信装置104は、アンテナを備え、無線通信(無線LAN(Local Area Network)やBluetooth(登録商標))等近距離通信を行うものであってもよいし、あるいは、通信ケーブル(LANケーブルやUSB(Universal Seral Bus)ケーブル)等を介して有線通信する構成であってもよい。なお、カメラ101は、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)-4やJPEG(Joint Photographic Experts Group. Phalaenopsis)等で圧縮符号化した画像データを送信し、通信装置104で、受信した画像データを復号して記憶装置106に格納するようにしてもよい。
(ステップS3)
画像処理部102は、記憶装置106に記憶された画像データ(動画又は静止画)から、作業者100等の位置情報を取得する。
画像処理部102では、例えば、
・作業者100が作業場所300のどこに位置するか、
・作業者100とフック201との位置関係、
・作業者100と外縁/開口部302、303との位置関係、
・フック201と外縁/開口部302、303との位置関係、
などを解析する。
作業者100が墜落制止用器具110にランヤード200を取り付け、作業を開始する前に、作業場所300の情報として、例えば、
・作業場所300の地図情報(形状や寸法(床面積)、どこに何の設備があるか等の配置情報)、
・外縁/開口部302と303等の画像や位置情報及びサイズ(高さ、幅、奥行き)、
・安全帯取付設備301からの安全な作業可能範囲、
等を記憶装置107に事前に設定登録するようにしてもよい。これは、作業者100が装着するカメラ101からの画像データで、上記作業場所300の情報を取得するには、作業者100が作業場所300を回って撮影することが必要とされ、多大な時間を要し、本来の作業に支障をきたす場合もあり得るためである。また、作業場所300の規模等によっては、作業者100が装着するカメラ101からの画像データから、画像処理部102での解析に十分な作業場所300の情報を取得することが不可能な場合もある。一方、作業場所300の地図情報や、外縁/開口部302、303等の画像や位置情報は、工事現場等の設計図面等から事前に取得可能である。
カメラ101が作業者100のヘルメットの側面や正面等に装着されるものである場合、該カメラ101で撮影された画像データから、例えば作業場所300の3次元情報と、カメラ101の位置や姿勢を同時に推定する手法であるSLAM(Simultaneous Localization And Mapping)技術を、画像処理部102に実装するようにしてもよい。
SLAMにおいて、距離センサ(赤外線距離センサやレーザ距離センサ等)を用いる場合、作業者100のカメラ101と距離センサを使って、カメラ101で撮像した画像データと組み合わせることで、作業場所300内の各箇所や設備等に関して、距離情報をもった画像情報を取得するようにしてもよい。あるいは、距離センサを用いて作業者100から周辺の壁や障害物等までの距離を測定し、画像処理部102では、カメラ101で撮像した画像データから当該周辺の壁や障害物等を検知し、事前に記憶装置107に、作業場所300の地図情報等として設定登録されている当該周辺の壁や障害物の位置情報と、距離センサで測定された作業者100からの距離情報とに基づき、作業場所300における作業者100の位置情報を特定するようにしてもよい。
SLAMにおいて、作業者100に装着されるカメラ101だけを用いる手法では、画像処理部102では、カメラ101で撮像された画像データから特徴点を抽出し、該特徴点から、カメラ101の位置の計算を行うようにしてもよい。例えば、一つのカメラ101によって異なる時刻で撮像された画像データ間における、同一点(同一物体)の位置の変化の幾何学的拘束(異なる視点から撮像した複数の画像を用いて3次元情報を復元するエピポーラ幾何が、同一物体の画像上の投影位置に与える拘束(エピポーラ拘束))に基づき、カメラ101と当該点(該物体)間の相対位置を推定するようにしてもよい。カメラ101で撮像した画像データから作業者100の該物体を検知し、事前に記憶装置107に、図1の作業場所300の地図情報等として設定登録された該物体の位置情報に基づき、作業場所300における作業者100の位置情報を特定するようにしてもよい。
なお、作業者100のヘルメット等に装着されるカメラ101で撮像される画像データは、作業者100の姿勢等によって映し出される映像が著しく変化する。作業者100が例えば下を向いた場合、カメラ101は作業者100前方の床面を撮像し、直立した場合、正面を撮像し、腰を落とした場合、画像データに映し出される高さが変化する。そこで、予め、図1の作業場所300内において、ヘルメット等にカメラを搭載した状態で様々な姿勢で撮像した画像データ(作業場所300内の物体(各種設備(安全帯取付設備等)や、柱や壁等の構造物など)、さらに周辺の景色等が撮像された画像データ)を位置情報等と関連させて、作業場所300の画像データベースとして記憶装置107に蓄積しておくようにしてもよい。
この場合、カメラ101で撮像した画像データを検索キーとして画像データベースを検索する。そして、検索キーの画像の特徴量と一致又は類似する特徴量の蓄積画像と、今回撮像された画像データとに基づき、例えば、作業場所300における位置が既知の構造物とカメラ101との間の距離を算出するようにしてもよい。その際、画像データから被写体に対するカメラ101のアングル等も考慮してカメラ101との間の距離を算出するようにしてもよい。
画像データベースに蓄積する画像における設備や構造物等の特徴量として、例えば輪郭エッジを該設備や構造物の属性(名前、位置情報)に関連付けて登録しておき、カメラ101で撮像された画像データ上の該設備や構造物の輪郭エッジと照合するようにしてもよい。カメラ101で撮像した画像データに存在する設備等が、画像データベースに登録された類似画像中に存在しない場合、該設備は新たに設置されたものと判定し、カメラ101で撮像した画像データ中に存在する設備を、画像データベースに更新登録するようにしてもよい。
なお、作業者100に装着されるカメラ101で、図1の作業場所300の外縁/開口部302を直接撮影することが困難である場合(例えばカメラ101で撮像した画像データから外縁/開口部302を検出することが困難である場合)、作業場所300において外縁/開口部302の目印となる予め定められた物品や設備(例えば手すりわく等の墜落防止設備)等を、画像データから検出し、画像処理部102では、該目印からカメラ101の相対位置を算出するようにしてもよい。
作業者100が装着するカメラ101で撮像した画像データ(静止画、動画)中にフック201が含まれない場合、作業場所300内における作業者100の位置情報としてある構造物(例えば柱)からの相対位置が得られた場合、当該構造物の位置情報と作業場所300における安全帯取付設備301の位置情報(安全帯取付設備301の位置情報は事前に作業場所情報として記憶装置107に設定登録されているものとする)から、安全帯取付設備301に取り付けたフック201と作業者100の位置関係を推定するようにしてもよい。
(ステップS4)
計算部103は、画像処理部102による認識結果(作業者100の位置情報を含む)と、記憶装置107に記憶された作業場所情報(事前に設定された作業場所300の外縁/開口部302等の位置情報)に基づき、作業場所300の外縁/開口部302等の危険区域までの距離を計算し、作業者100が外縁/開口部302などの危険区域から、所定距離離間するように、ランヤード200のリール202の伸縮機構203に設定されるランヤード200の許容長さを算出する。
その際、計算部103は、例えば、
・ランヤード200のたわみ、
・作業者100が動作する余裕、
・作業者100がしゃがんだ時などの高低差(画像データから作業者が立っているか、しゃがんでいるかが判別可能な場合)、
等の必要な補正を加えて、ランヤード200の許容長さを算出するようにしてもよい。
補正値は、固定値(例えば50cm)としてもよい。あるいは、補正値は、ランヤード200の長さにより変動させるようにしてもよい。例えば、
・ランヤード200の長さ:1~5mに対して、補正値=50cm、
・ランヤード200の長さ:5~10mに対して、補正値=60cm、
・作業者100が作業可能範囲の端付近にいる場合、最短の補正値と同じ値にする、
等としてもよい。
なお、安全帯取付設備301にフック201を取り付けた状態において作業者100が作業場所300において外縁/開口部302等の危険区域に近づかずに安全に作業できる作業可能範囲を、作業場所300の地図上で予め導出しておき、計算部103は、画像処理部102からの作業者100の位置情報に基づき、作業者100が作業可能範囲内に留まるようにランヤード200の長さを算出するようにしてもよい。
(ステップS5)
計算部103では、算出したランヤード長を、通信装置105を介して、リール202の通信装置204に送信する。通信装置105は、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信でリール202の通信装置204に、ランヤードの許容長さを送信してもよい。あるいは、墜落制止用器具(安全帯)110とランヤード200の取り付け時に、通信装置105は、リール202の通信装置204と通信ケーブル(LAN(Local Area Network)ケーブルやUSB(Universal Serial Bus)ケーブル等)で通信接続するようにしてもよい。
(ステップS6)
通信装置204は、計算部103から送信されたランヤードの許容長さを受信し、該ランヤードの許容長さを伸縮機構203に設定する。伸縮機構203は、ランヤード200の長さが、記憶装置に記憶された設定値(許容長さ)を超えようとした場合、ランヤード200が該設定値(許容長さ)以上伸びないように、ロックをかける。
なお、リール202の伸縮機構203において、電源オン(パワーアップ)時、ランヤード制御装置10からランヤード200の許容長さが設定されるまでの間におけるランヤード200の許容長さの初期設定値として、予め定められたデフォルト値を設定してもよいし、あるいは、作業者100がランヤード200の許容長さの初期設定を行うようにしてもよい。
さらに、リール202の伸縮機構203において、ランヤード制御装置10からランヤードの許容長さの設定を受けるモードと、ランヤード制御装置10からランヤードの許容長さの設定を受けないモードをマニュアル(手動)で設定可能とする構成としてもよい。これは、墜落制止用器具110にランヤード制御装置10が装着(搭載)されていない場合に対応可能とするためである(この場合、リール202の伸縮機構203はランヤード制御装置10からの長さの設定を受けない)。あるいは、ランヤード200を墜落制止用器具110に取り付ける際に、ランヤード200のリール202が、通信装置204によるランヤード制御装置10とのハンドシェイクが可能であるか否かに応じて、墜落制止用器具110にランヤード制御装置10が装着(搭載)されているか否かを検出し、ランヤード制御装置10からランヤードの許容長さの設定を受けるか否かを自動で決定するようにしてもよい。
図3は、本発明の一実施形態における作業可能範囲の一例を説明する図である。図3には、作業場所300と、外縁/開口部302、303の2次元地図(マップ)情報が示されている。このマップ情報において、作業場所300の枠と、外縁/開口部302、303は、例えば作業場所300を上方から撮像するカメラ等により撮像した画像を不図示の管理装置に入力し、該管理装置が、作業場所300の画像における輪郭エッジとその属性(外縁であるか、開口部であるか等)を事前に作成し、記憶装置107に記憶保持するようにしてもよい。物品400の位置情報は、管理者等の端末から事前に設定入力するようにしてもよいし、画像処理部102がカメラ101で撮像した画像データから、物品400を認識し、作業場所300内での位置情報を算出するようにしてもよい。
図3の2次元地図(マップ)情報において、参照番号500で示す領域は、ランヤード200の許容長さが最短の時にランヤード200のフック201を安全帯取付設備301に取り付けている状態で作業が可能な範囲である(「元来の作業可能範囲」という)。501に示す領域は、作業場所300において、外縁/開口部302、303と安全帯取付設備301が、図3のように配置されている状況で算出された作業可能範囲の一例である。作業可能範囲501は、事前に不図示の管理装置等で算出し、記憶装置107に記憶保持するようにしてもよい。
図3において、ランヤード200の延伸による作業可能範囲501は、以下に、図4、図5を参照して説明される2つの作業可能範囲502と作業可能範囲503の共通部分の範囲であり、作業者100の移動が許可されるように決定されている。
図4を参照すると、作業可能範囲502は、作業場所300内部に対するランヤード200の延伸による作業可能範囲である。すなわち、計算部103において、図3の作業可能範囲501を決定するために、外縁/開口部302の位置情報に基づき、計算部103では、作業場所300内部に対するランヤード200の延伸による作業可能範囲502を算出する。
作業可能範囲502は、外縁/開口部302に対する範囲で、外縁/開口部302の反対側へ作業者100が移動するための範囲として設定される。外縁/開口部302の近くで、作業可能範囲が図4の横方向に幅が広がっていると、作業者100の外縁/開口部302方向への移動に対して、リール202の巻き取りが間に合わなくなり、作業者100が外縁/開口部302に落下する等の危険がある。一方、外縁/開口部302から離れる方向は安全であるため、図4に示すように、作業可能範囲502は、外縁/開口部302から離れるにしたがって横方向に幅が広がった三角形状や放物線状といった形や、あるいは、外縁/開口部302から離れても、作業者100の横方向への移動の範囲の拡大を許可しない幅が一定の長方形状(矩形形状)の範囲が望ましい。
図4で示す例は、外縁/開口部302に最短距離にある部分からある角度(図4の例では60度)で広がる三角形状に定めた範囲に対して、作業場所300内部に対するランヤード延伸による作業可能範囲502を決定している。
作業可能範囲502の形状は、三角形状だけではなく、例えばフック201を焦点、外縁/開口部302を準線、中間地点を頂点とする放物線状としてもよい。あるいは、図6に示すように、作業可能範囲502の形状として、外縁/開口部302に対して元来の作業可能範囲500から離間する方向にのみ矩形形状の範囲を設定するようにしてもよい。
図3において、外縁/開口部302以外の外縁/開口部303に対する作業可能範囲として、外縁/開口部303に近づかないようにするために範囲を設定する。
図5を参照すると、作業可能範囲503は、外縁/開口部303に対するランヤード延伸による作業可能範囲である。すなわち、計算部103において、図3の作業可能範囲501を決定するために、図3の外縁/開口部303の位置情報に基づき、作業者100が外縁/開口部303に近づかないように、作業可能範囲503を算出する。外縁/開口部303は、作業場所300内の開口であるため、作業者の墜落には直接関係しないが、ランヤード200を延伸することで影響が発生する場所であることから、外縁/開口部303に対して、作業者100が近づくことができないように作業可能範囲503を設定することが望ましい。図5で示す例は、作業可能範囲503の形状として、フック201を中心とした外縁/開口部303との距離よりも短い半径の円(破線)を用い、外縁/開口部303に対向する端部形状を円弧とし、それ以遠の範囲(円弧両側に伸びる接線)を、作業場所300内部に対するランヤード200の延伸による作業可能範囲に設定している。
ランヤード200の長さの補正値以上にしても、作業可能範囲503から外縁/開口部303には届かなくなるため、ランヤード200の許容長さを補正値と同じ値にすることができる。外縁/開口部303となる箇所が複数ある場合には、それぞれに対して作業可能範囲503を決定して共通部分をとるようにしてもよい。なお、作業可能範囲503の外縁/開口部303に対向する形状は、円弧に制限されるものでない。例えば、フック201を焦点とし、外縁/開口部303を準線とする放物線について、フック201からの垂線と準線の交点に関して、ランヤード200の長さを計算するときに設定した補正値だけ、当該交点から内側にずらした点を頂点とする放物線状としてもよい。あるいは、作業可能範囲503の外縁/開口部303に対向する形状は、上記以外の形状としてもよい。
計算部103では、図4の作業可能範囲502と、図5の作業可能範囲503とに基づき、図3の作業可能範囲501を算出する。一例として、計算部103では、作業可能範囲502と、図5の作業可能範囲503の共通部分(重なる領域)を作業可能範囲501としてもよい。
図7は、作業可能範囲502の別の例として、安全帯取付設備301が水平親綱の場合の例を説明する図である。計算部103では、フック201を起点に範囲を見ることにより、作業可能範囲を決定する。このため、作業者100の横移動に伴い、フック201の位置が変わると、作業可能範囲502は、作業可能範囲502Aから作業可能範囲502Bに変わる。この場合、計算部103では、作業可能範囲502Aを求めたときの作業者100の位置と、現在の作業者100の位置の差分をとり、当該差分相当量、作業可能範囲502Aをシフトして作業可能範囲502Bを算出するようにしてもよい。なお、作業場所300に図3の外縁/開口部303があれば、作業可能範囲501は、作業可能範囲502A、502Bと、図5の作業可能範囲503の共通部分となる。
また、元来の作業可能範囲500内に作業者100が滞在する場合には、ランヤード200の許容長さを最短で固定するようにしてもよい。
作業可能範囲500内での最大ランヤード長は、以下で与えられる。
最大ランヤード長 = 固定値(許容する最大ランヤード長の中で最小値)
作業可能範囲500以外での最大ランヤード長は以下で与えられる。
最大ランヤード長 = フック201と作業者100の距離 + 補正値
前述したように、補正値は、ランヤード200のたわみ、動作する余裕、フックと作業者の高低差等から算出する。
第1の例示的な実施形態によれば、墜落の危険のある作業場所の外縁や開口部に作業者100が近づかないようにランヤードの長さを制御可能とし、さらに作業者100が安全な場所へ移動する際には、墜落制止用器具110を外すことを不要としている。安全な場所への移動時に、墜落制止用器具110を装着した状態で移動可能としたことでおり、作業時の手間が減り、フックのかけ忘れ等による危険を防止することができる。
第1の例示的な実施形態の変形例について説明する。構成は、図2と同様である。画像処理部102では、カメラ101で撮像された画像データから作業者100の移動方向を検知する。カメラ101が監視カメラの場合、作業者100を動線追跡することで、移動する方向が予測可能である。カメラ101が作業者100のヘルメット等に装着されるカメラの場合、カメラ101で撮像された画像データに映し出された構造物や壁、景色から、カメラ101(作業者100)の作業場所300内での移動方向を検出するようにしてもよい。計算部103は、作業者100の移動する方向も考慮してランヤードの許容長さを算出する。このため、作業者100の移動を容易化し作業効率の向上を可能としている。
例えば、図8に模式的に示すように、画像処理部102にて、カメラ101で撮像された画像データから、作業者100が外縁/開口部302側に移動しようとしていることが検出された場合、ランヤードの許容長さを短く設定し、反対に、作業者100が外縁/開口部302から離間する方向に向かおうとすることを認識した場合には、予め、ランヤードの許容長さを長くするようにしてもよい。
ランヤード200の延伸により作業者100が作業可能範囲501から外縁/開口部302へ移動するときに、リール202の伸縮機構203は、ランヤード200の許容長さを短くするが、図8に示すように、作業者100が移動方向504の方へ移動しようとすると、横方向へ引っ張られる。このため、作業者100は身体のバランスを崩す可能性がある。そこで、図8の移動方向504のように、画像処理部102では、作業可能範囲501から出ようとする方向に作業者100が移動しようとしていることを検出した場合(特に急な移動を検出した場合)には、音やバイブレーション等で通知するようにしてもよい。この場合、画像処理部102で、画像データ(動画)を解析し作業者100の移動を追跡し、作業可能範囲501から出ようとしていることを検知するようにしてもよい。あるいは、ランヤード200のリール202でランヤード200の長さの変化の速度を検出し、該速度が予め定められた値以上のとき、通信装置204を介して、ランヤード制御装置10の画像処理部102に通知し、画像処理部102では、画像データの解析結果と、リール202からの通知から、作業者100が作業可能範囲501から急に出ようとする動作をしていることを検知するようにしてもよい。
図9は、本発明の第2の例示的な実施形態を説明する図である。カメラ101は、例えば、作業場所300を一定の高さから俯瞰して撮像する監視カメラである。監視カメラは固定位置に設置されるか、あるいはドローン等移動自在であってもよい。ただし、図2と同様、作業者100が装着するカメラであってもよいことは勿論である。カメラ101で撮像した画像データを、カメラ101のID(Identification, Identity)情報等とともに無線LAN(Local Area Network)等を介して作業を管理する管理装置600に送信する。管理装置600は、画像処理部602、計算部603、通信装置604、605、記憶装置606、607を備えている。管理装置600は、カメラ101からの画像データを受け取り、画像処理部602において、画像データから、ランヤードの長さが制御対象とされる作業者100及びその位置情報を取得し、計算部603において、当該作業者100のランヤード200の長さを計算し、通信装置605を介して、ランヤード200の長さを、当該作業者100のランヤード200のリール202の通信装置204に送信する。
カメラ101が、作業場所300を一定の高さから俯瞰して撮像する監視カメラである場合、画像処理部602は、カメラ101で撮像した画像データに映りこんでいる作業者100、及び、周りの物体(設備や棚、柱等の構造物、物品等)を認識し位置を特定する。
画像処理部602では、カメラ101で撮像された画像データの中から監視対象の作業者100を検知する機能を備えている。例えばAI(Artificial Intelligence)による画像認識に基づき、人物検知を行うようにしてもよい。建築現場等の作業現場では、日々、作業環境、設備の配置や周りの景観が変わり、作業者も入れ替わり立ち代わり、その姿勢や身体の向き、移動も時々刻々様々に変化する。このため、画像処理部602では、作業場所300に関する画像情報について、例えば大量の学習データに基づく機械学習(例えばディープラーニング等)によって事前に学習することで、当該作業者100の人物検知を行うようにしてもよい。この場合、学習モデルを記憶装置607に記憶するようにしてもよい。
あるいは、作業者100が装着するヘルメットや墜落制止用器具110等に英数字等のID(Identity)カードを貼り付け、画像処理部602では、カメラ101の画像データの中から識別情報(ID)を抽出・判別することで、作業者100を検出するようにしてもよい。
画像処理部602は、カメラ101で撮像された画像データから作業者100が認識できると、作業者100の位置(作業者100が作業場所300のどこに位置するか)を判定する人物位置特定機能を備えている。作業者100の位置の特定にあたり、複数台のカメラの映像情報を連携させ、実空間と同様の3次空間上に人物形状を復元し、画像データから例えば3次元空間上の人物位置を特定するようにしてもよい(例えば非特許文献1等)。
また、作業者100は他の作業者とすれ違ったり、柱等の構造物や設備等に隠れてしまう場合がある。このため、画像処理部602では、人物同士がすれ違ったり、棚や柱等の物陰に作業者100が隠れてしまっても、画像データを解析して動線追跡し、作業者100(同一人物)の移動を追跡する機能を備えてもよい(例えば非特許文献2)。画像処理部102では、作業者100の移動に追従するように、カメラ101の俯角/仰角や水平面上の回転角を制御するようにしてもよい。
図9において、ステップS1では、図2と相違して、カメラ101は、作業者100を含む画像データが撮像される。ステップS2では、カメラ101で撮像した画像データは管理装置600に送信される。ステップS3では、画像処理部602での画像データの解析が行われ、ステップS4では、計算部603が、画像処理部602の認識結果に基づき、ランヤード200の長さを計算し、ステップS5では、管理装置600の通信装置605が、対応する作業者100のランヤード200の通信装置204に、計算部603で算出されたランヤード200の長さを送信する。ステップS6は、前述した第1の実施形態と同じであるため、説明は省略する。管理装置600は、画像処理部602で認識した複数の作業者100を識別情報等で管理し、作業者100のランヤード200の通信装置204のアドレス情報を記憶装置607等に事前に登録しておく構成としてもよい。
第2の例示的な実施形態の変形例として、図9において、カメラ101をIoT(Internet of Things)デバイスとし、撮像した画像データを、カメラ101のID情報等とともに、携帯電話網又はWi-Fi(登録商標)等の無線LANからインターネットを介してサーバ装置(クラウドサーバ)に送信し、画像処理部602、計算部603、記憶装置606、607を備えたサーバ装置(クラウドサーバ)で画像処理を行い、ランヤード200の長さを計算するようにしてもよい。そして、リール202をIoTデバイスで構成し、サーバ装置(クラウドサーバ)の計算部103で計算したランヤード200の長さをインターネット網、携帯電話網又はWi-Fi等の無線LANを介して受信するようにしてもよい。カメラ101等のIoTデバイスとクラウドサーバとはVPN(Virtual Private Network)接続で通信するようにしてもよい。
図10は、本発明の第3の例示的な実施形態を説明する図である。作業者100の位置情報は、作業者100が所持するGNSS(Global Navigation Satellite System)受信機を用いて取得するようにしてもよい。GNSSは、GPS(Global Positioning System)、GLONASS(Global Navigation Satellite System)、QZSS(Quasi-Zenith Satellite System)等を含む。一般にGNSS受信機による単体測位では5m~10mの誤差が生じ、10cm単位等の精度での位置特定は難しい。そこで、不図示のGNSS受信機と、Wi-Fi(登録商標)等の無線LAN通信を行う通信装置を備え、Wi-Fi等からインターネットにアクセスしRTK(Real Time Kinematic)基準局からリアルタイムにデータを取得してRTK測位を行うGNSS受信装置120(RTK-GNSS受信装置ともいう)を備える構成としてもよい。
作業場所300の情報として、作業場所300上の安全帯取付設備(墜落制止用器具取付設備)301にフック201を取り付けた場合の作業可能範囲(ランヤード延伸による作業可能範囲)501を作業場所情報として記憶装置123に事前に記憶しておき、GNSS(RTK-GNSS)受信装置120からの位置情報に基づき、ランヤード200のフック201を安全帯取付設備301にかけた作業者100が、作業可能範囲501内に収まるように、ランヤード200の長さを、決定するようにしてもよい。なお、GNSS(RTK-GNSS)受信装置120からの位置情報と、カメラ101からの画像データを画像処理部102で処理した結果を用いて作業者100の位置を算出するようにしてもよい。
作業場所300が、屋内や地下空間、高層ビルの谷間等では、GNSS受信装置による測位が行えないか、誤差が大きくなる場合がある。この場合、図2を参照して説明した前記第1の例示的な実施形態による作業者100が装着するカメラ101、画像処理部102、計算部103による制御に切り替えるようにしてもよい。
図11は、本発明の第4の例示的な実施形態を説明する図であり、コンピュータに実装した例を説明する図である。図11を参照すると、コンピュータ装置700は、プロセッサ701と、プロセッサ701で実行可能なプログラムを記憶する記憶装置702と、不図示の表示装置や入力装置、RTK-GNSS受信装置、距離センサ、アラーム装置等の少なくともいずれかに接続する入出力インタフェース703と、通信装置704を備えている。通信装置704は、図2において、カメラ101、ランヤード200のリール202の通信装置204と通信する通信装置104、105、あるいは、図9の通信装置604、605を含む構成としてもよい。さらに、通信装置704は、Wi-Fi等の無線LAN等に接続する通信装置を含む構成としてもよい。記憶装置702は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、又は、EEPROM(Electrically and Erasable Programmable Read Only Memory)等の半導体メモリであってもよい。あるいは、HDD(Hard Disk Drive)、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、SSD(Solid State Drive)等であってもよい。プロセッサ701が記憶装置702からプログラム(プログラム命令群)を読み出して実行することで、例えば、図12の画像処理手段11、計算手段12、設定手段13の機能が実現される。なお、記憶装置702を書き込み可能(書き換え可能)な記憶装置で構成し、記憶装置702が、図2の記憶装置106、107や、図9の記憶装置606、607を含む構成としてもよい。
上記した各実施形態の発明概念は、ペットの散歩時のリードに適用することも可能である。この場合、ランヤード200をリード、作業者100をペット、フック201を散歩する人(飼い主)とし、外縁/開口部302、303を、幹線道路や障害物、立ち入り禁止区域とする。ペットが幹線道路や障害物に近づかないように、リード(巻取リール付き)の長さを制御して、飼い主から離れる範囲を制御することが可能となる。この場合、視線確保の観点から、カメラ101は人間(飼い主)に取り付けるようにしてもよい。幹線道路や障害物等の立ち入り禁止区域の画像の輪郭エッジ等の特徴量情報を予め記憶装置(データベース)に登録しておき、画像処理部102では、カメラ101で撮像した映像(画像データ)からSLAM等の手法でペットの位置情報を取得するようにしてもよい。この場合、画像処理部102、計算部103、記憶装置106、107をサーバ装置(クラウドサーバ)側に備え、カメラ101をIoTデバイスとし、撮像した画像データを、カメラ101のID情報等とともにサーバ装置に送信し、サーバ(クラウドサーバ)側で、画像データからリードの長さを計算する。巻取リールを、例えばIoTデバイスとして構成し、サーバ装置から、巻取リールに対して、リードの長さを設定するようにしてもよい。
なお、上記の特許文献1、2、非特許文献1、2の各開示を、本書に引用をもって繰り込み記載されているものとし、必要に応じて本発明の基礎ないし一部として用いることが出来るものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ乃至選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。さらに、上記引用した文献の各開示事項は、必要に応じ、本発明の趣旨に則り、本発明の開示の一部として、その一部又は全部を、本書の記載事項と組み合わせて用いることも、本願の開示事項に含まれるものと、みなされる。
10 ランヤード制御装置
11 画像処理手段
12 計算手段
13 設定手段
100 作業者
101 カメラ
102、602 画像処理部
103、603 計算部
104、105、604、605 通信装置
106、107、123、606、607 記憶装置
110 墜落制止用器具(安全帯)
120 GNSS受信装置
200 ランヤード
200-1 元の長さ
200-2 延伸された長さ
201 フック
202 リール
203 伸縮機構
204 通信装置
300 作業場所
301 安全帯取付設備
302、303 外縁/開口部
400 物品
500 元来の作業可能範囲
501 作業可能範囲(ランヤード延伸による作業可能範囲)
502、502A、502B 作業可能範囲(作業場所内部に対するランヤード延伸による作業可能範囲)
503 作業可能範囲(開口部に対するランヤード延伸による作業可能範囲)
504 移動方向
600 管理装置(サーバ装置)
700 コンピュータ装置
701 プロセッサ
702 記憶装置
703 入出力インタフェース
704 通信装置

Claims (10)

  1. カメラで撮像した画像データから作業場所における作業者の位置情報を求める画像処理手段と、
    前記作業者の位置情報に基づき、前記作業場所の予め定められた立ち入りが制限される区域に対して安全とされる距離離間した作業可能範囲内での移動に留まるように、前記作業者が装着する墜落制止用器具に一端が取り付けられ他端が墜落制止用器具取付設備に取り付けられたランヤードの許容長さを計算する計算手段と、
    前記計算手段で計算された前記ランヤードの許容長さを前記ランヤードのリールに設定する設定手段を備えた、ランヤード制御装置。
  2. 前記計算手段は、前記作業者の位置情報に基づき、前記立ち入りが制限される区域までの距離を計算し、前記作業者の移動が、前記立ち入りが制限される区域から予め定められた所定距離離間した前記作業可能範囲内での移動に留まるように、前記墜落制止用器具取付設備の位置情報に基づき、前記墜落制止用器具取付設備と前記作業者の前記墜落制止用器具間に取りけられた前記ランヤードの許容長さを求める、請求項1に記載のランヤード制御装置。
  3. 前記画像処理手段において、前記画像データから前記作業者の移動を追跡し、前記立ち入りが制限される区域から離間する場所への前記作業者の移動であることを検出した場合、前記計算手段は、前記ランヤードを延伸させる、請求項1又は2記載のランヤード制御装置。
  4. 前記計算手段は、前記作業場所の外縁と開口部の少なくとも一方を含む前記立ち入りが制限される区域と、前記墜落制止用器具取付設備と、前記作業者の位置関係に基づき、前記作業可能範囲を決定する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のランヤード制御装置。
  5. 前記画像処理手段において、前記画像データから前記立ち入りが制限される区域側への前記作業者の移動が検知された場合、前記計算手段では、前記ランヤードの前記リールに設定される前記ランヤードの許容長さを短縮させ、その際、前記立ち入りが制限される区域側への移動であることを前記作業者に通知する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のランヤード制御装置。
  6. 前記計算手段は、前記作業者の姿勢、前記ランヤードの状態、前記ランヤードの長さの少なくともいずれかに基づき、計算した前記ランヤードの許容長さを補正する、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のランヤード制御装置。
  7. 前記墜落制止用器具に装着される、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のランヤード制御装置。
  8. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のランヤード制御装置を備えた情報処理装置。
  9. カメラで撮像した画像データから作業場所における作業者の位置情報を求め、
    前記作業者の位置情報に基づき、前記作業場所の予め定められた立ち入りが制限される区域に対して安全とされる距離離間した作業可能範囲内での移動に留まるように、前記作業者が装着する墜落制止用器具に一端が取り付けられ他端が墜落制止用器具取付設備に取り付けられたランヤードの許容長さを計算し、
    前記計算された前記ランヤードの許容長さを前記ランヤードのリールに設定する、ランヤード制御方法。
  10. カメラで撮像した画像データから作業場所における作業者の位置情報を求める処理と、
    前記作業者の位置情報に基づき、前記作業場所の予め定められた立ち入りが制限される区域に対して安全とされる距離離間した作業可能範囲内での移動に留まるように、前記作業者が装着する墜落制止用器具に一端が取り付けられ他端が墜落制止用器具取付設備に取り付けられたランヤードの許容長さを計算する処理と、
    前記計算された前記ランヤードの許容長さを前記ランヤードのリールに設定する処理と、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
JP2021527766A 2019-06-27 2020-06-26 ランヤード制御装置、方法、プログラム Active JP7164036B2 (ja)

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