JP7163787B2 - 画像形成装置、用紙特性検知方法及び用紙特性検知プログラム - Google Patents

画像形成装置、用紙特性検知方法及び用紙特性検知プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置、用紙特性検知方法及び用紙特性検知プログラムに関し、特に、メディア(用紙)の特性に基づいて画像形成を行う画像形成装置、当該画像形成装置における用紙特性検知方法及び当該画像形成装置で動作する用紙特性検知プログラムに関する。
MFP(Multi-Functional Peripherals)などの画像形成装置を用いて、メディア(用紙)上に画像を形成する際、含水率や坪量、剛度、表面平滑度、光沢度、密度、白色度などの用紙の特性によって画像形成条件(例えば、搬送ローラの速度、ニップ圧、転写電圧、定着温度、定着速度など)が変化する。そこで、給紙部から画像形成部に用紙を搬送する用紙搬送経路に各種センサを配置して用紙の特性を検知し、検知した用紙の特性に応じて画像形成条件を調整している。
このような用紙の特性を検知するセンサに関して、例えば、下記特許文献1には、記録紙の表面に対して光を発光する発光手段と、前記記録紙の表面で反射した正反射光を受光する第1の受光手段と、前記記録紙の表面で反射した乱反射光を受光する第2の受光手段と、前記第1の受光手段の出力と前記第2の受光手段の出力とから得られる検出結果と予め決められた閾値とを比較して前記記録紙の種類を判別する制御手段とを備え、該制御手段は、前記検出結果と前記閾値の相対差に基づいて前記記録紙の種類を判別する記録材判別装置が開示されている。
特開2007-091393号公報
光学センサを用いて用紙の特性を検知する場合、用紙に光を照射して反射光、拡散光、透過光を検出するが、追刷り紙やラベル紙などの特殊紙の用紙の特性を検知する場合、既に画像が形成された画像部分と画像が形成されていない非画像部分とで反射光量や拡散光量、透過光量が異なる。
従って、用紙の特性を正確に検知するためには、用紙上の画像部分と非画像部分とを判別することが求められるが、従来の方法では、追刷り紙やラベル紙の画像形成位置は分からないため、光の照射位置が必ずしも有効な位置とはならず、正確に用紙の特性を検知できないという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、追刷り紙やラベル紙などの特殊紙を用いる場合であっても用紙の特性を正確に検知することができる画像形成装置、用紙特性検知方法及び用紙特性検知プログラムを提供することにある。
本発明の一側面は、紙を搬送する搬送部と、前記用紙の特性を検知する用紙特性検知部と、前記用紙に画像を形成する画像形成部と、前記用紙の画像を診断する画像診断部と、を有する画像形成システムにおいて、前記画像診断部の診断結果に基づいて、前記用紙特性検知部が前記用紙の非画像部分で前記用紙の特性を検知するように、検知位置を変更する検知位置変更部を備えることを特徴とする。
本発明の一側面は、用紙を搬送する搬送部と、前記用紙の特性を検知する用紙特性検知部と、前記用紙に画像を形成する画像形成部と、前記用紙の画像を診断する画像診断部と、を有する画像形成システムにおける用紙特性検知方法であって、前記画像診断部の診断結果に基づいて、前記用紙特性検知部が前記用紙の非画像部分で前記用紙の特性を検知するように、検知位置を変更することを特徴とする。
本発明の一側面は、用紙を搬送する搬送部と、前記用紙の特性を検知する用紙特性検知部と、前記用紙に画像を形成する画像形成部と、前記用紙の画像を診断する画像診断部と、制御部と、を有する画像形成システムで動作する用紙特性検知プログラムであって、前記制御部に、前記画像診断部の診断結果に基づいて、前記用紙特性検知部が前記用紙の非画像部分で前記用紙の特性を検知するように、検知位置を変更させることを特徴とする。
本発明の画像形成装置、用紙特性検知方法及び用紙特性検知プログラムによれば、追刷り紙やラベル紙などの特殊紙を用いる場合であっても用紙の特性を正確に検知することができる。
その理由は、用紙を搬送する搬送部と、用紙の特性を検知する用紙特性検知部と、用紙に画像を形成する画像形成部と、用紙の画像を診断する画像診断部と、を有する画像形成システムに、画像診断部の診断結果に基づいて、用紙特性検知部が用紙の非画像部分で用紙の特性を検知するように、検知位置を変更する検知位置変更部を設けるからである。
本発明の一実施例に係る画像形成システムの構成を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る画像形成システムの他の構成を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る画像形成システムの他の構成を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る画像形成システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る画像形成システムにおける画像形成部の構造を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る用紙特性検知部(光学坪量センサ)の構造を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る画像形成システムの動作を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る画像形成システムの動作(用紙特性検知処理)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る画像形成システムの動作の他の例を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る用紙特性検知モード設定画面を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る用紙種類設定画面を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る用紙特性検知結果画面を示す模式図である。 本発明の一実施例に係るプロファイル登録画面を示す模式図である。 本発明の一実施例に係るプロファイルデータ画面を示す模式図である。 本発明の一実施例に係るプロファイル詳細データ画面を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る用紙特性の読み取りタイミングを説明する模式図である。 本発明の一実施例に係る用紙特性の検知ポイントを説明する模式図である。 本発明の一実施例に係る用紙特性の検知ポイントの他の例を説明する模式図である。 本発明の一実施例に係る用紙特性の検知ポイントの他の例を説明する模式図である。
背景技術で示したように、MFPなどの画像形成装置は、給紙部から画像形成部に用紙を搬送する用紙搬送経路に各種センサを配置して、含水率や坪量、剛度、表面平滑度、光沢度、密度、白色度などの用紙の特性を検知し、検知した用紙の特性に応じて画像形成条件を調整している。例えば、光学センサを用いる場合、用紙に光を照射して反射光、拡散光、透過光を検出することによって用紙の特性を検知するが、画像が形成された画像部分と画像が形成されていない非画像部分とで反射光量や拡散光量、透過光量が異なるため、用紙の特性を正確に検知できないという問題があった。
そこで、本発明の一実施の形態では、用紙を搬送する搬送部と、用紙の特性を検知する用紙特性検知部と、用紙に画像を形成する画像形成部と、用紙の画像を診断する画像診断部と、を有する画像形成システムに、画像診断部の診断結果に基づいて、用紙特性検知部が用紙の非画像部分で用紙の特性を検知するように、検知位置を変更する検知位置変更部を設ける。
具体的には、用紙特性検知部が画像形成部の上流側に配置され、画像診断部が画像形成部の下流側に配置される場合は、用紙特性検知部は、予め定められた複数の検知位置で用紙の特性を検知し、複数の検知位置の検知データのばらつきが所定値以上の場合、画像診断部は、用紙に予め形成されている画像を診断し、検知位置変更部は、画像診断部の診断結果に基づいて検知位置を変更し、用紙特性検知部は、変更した検知位置で用紙の特性を再度検知し、画像形成部は、用紙の特性に基づいて用紙に画像を形成し、画像診断部は、用紙に形成された画像を診断する。
また、用紙特性検知部が画像形成部の上流側に配置され、画像診断部が画像形成部の下流側に配置される第1の画像診断部と用紙特性検知部の上流側に配置される第2の画像診断部とを有する場合は、第1の画像診断部は、用紙に予め形成されている画像を診断し、検知位置変更部は、第1の画像診断部の診断結果に基づいて検知位置を変更し、用紙特性検知部は、変更した検知位置で用紙の特性を検知し、画像形成部は、用紙の特性に基づいて用紙に画像を形成し、第2の画像診断部は、用紙に形成された画像を診断する。
このような制御を行うことにより、追刷り紙やラベル紙などの特殊紙を用いる場合であっても、用紙の特性を正確に検知することができる。
上記した本発明の一実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係る画像形成装置、用紙特性検知方法及び用紙特性検知プログラムについて、図1乃至図19を参照して説明する。図1乃至図3は、本実施例の画像形成システムの構成を示す模式図であり、図4は、画像形成システムの構成を示すブロック図である。また、図5は、本実施例の画像形成システムにおける画像形成部の構造を示す模式図であり、図6は、用紙特性検知部(光学坪量センサ)の構造を示す模式図である。また、図7乃至図9は、本実施例の画像形成システムの動作を示すフローチャート図であり、図10乃至図15は、本実施例の画像形成システムに表示される画面の一例である。また、図16は、本実施例の用紙特性の読み取りタイミングを説明する模式図であり、図17乃至図19は、用紙特性の検知ポイントを説明する模式図である。
図1に示すように、本実施例の画像形成システム1は、用紙を給紙する給紙部70と、用紙に画像を形成する画像形成部80と、用紙に形成した画像を診断する画像診断部100と、画像診断結果に応じて用紙を排紙する排紙部110と、給紙部70から排紙部110に至る用紙搬送経路に沿って用紙を搬送する搬送部120と、を備え、給紙部70から画像形成部80に至る用紙搬送経路に用紙特性検知部90が配置されている。上記画像形成部80は、例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色に対応する感光体としての感光体ドラム83Y、83M、83C、83Kが、被転写体(中間転写ベルト)の走行方向に直列配置されたタンデム方式の画像形成装置である。
なお、図1では、画像形成部80を格納する筐体内に給紙部70(給紙トレイ)を備え、その給紙部70から給紙される用紙の特性を検知する構成としたが、図2に示すように、画像形成部80を格納する筐体から分離した給紙ユニット71を備え、給紙ユニット71から給紙される用紙の特性を検知する構成としてもよい。
また、図2では、画像形成部80の下流側に画像診断部100を備え、画像形成部80が用紙に形成した画像を画像診断部100が診断すると共に、その画像診断結果に基づいて用紙特性の検知位置を変更する構成としたが、図3に示すように、画像形成部80(用紙特性検知部90)の上流に画像診断部100とは別の画像診断部101を配置し、その画像診断部101の画像診断結果に基づいて用紙特性の検知位置を変更し、その検知位置で用紙特性検知部90が用紙特性を検知する構成としてもよい。
図1の画像形成システム1は、図4(a)に示すように、制御部10、記憶部20、ネットワークI/F部30、表示操作部40、画像読取部50、画像処理部60、給紙部70、画像形成部80、用紙特性検知部90、画像診断部100、排紙部110、搬送部120などで構成される。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12やRAM(Random Access Memory)13等のメモリとで構成される。CPU11は、ROM12又は記憶部20から処理内容に応じたプログラムを読み出し、RAM13に展開して実行することにより、画像形成システム1の各ブロックの動作を集中制御する。
記憶部20は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などで構成され、CPU11が各部を制御するためのプログラム、自装置の処理機能に関する情報、画像読取部50が読み取った画像データ、図示しないクライアント装置などから入力された画像データ、用紙のプロファイルデータなどを記憶する。
ネットワークI/F部30は、NIC(Network Interface Card)やモデムなどで構成され、画像形成システム1をLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続し、外部の情報機器(例えばクライアント装置)との間で各種データの送受信を行う。
表示操作部40は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどの表示部上に、透明電極が格子状に配置された感圧式や静電容量式などの操作部(タッチセンサ)を設けたタッチパネルなどで構成され、表示部及び操作部として機能する。表示部は、制御部10から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面(例えば、後述する用紙特性検知モード設定画面、用紙種類設定画面、用紙特性検知結果画面、プロファイル登録画面、プロファイルデータ画面、プロファイル詳細データ画面、有効に用紙特性が検知できなかった旨のメッセージをユーザに通知する画面など)の表示を行う。操作部は、ユーザによる各種入力操作(例えば、上記画面における用紙特性検知モードの設定操作、用紙種類の設定操作、用紙プロファイルの登録操作など)を受け付けて、操作信号を制御部10に出力する。
画像読取部50は、コンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサの受光面上に結像させて原稿画像を読み取る。画像読取部50によって読み取られた画像(アナログ画像信号)は、画像処理部60において所定の画像処理が施される。
画像処理部60は、アナログデジタル(A/D)変換処理を行う回路及びデジタル画像処理を行う回路などで構成される。画像処理部60は、画像読取部50からのアナログ画像信号にA/D変換処理を施すことによりデジタル画像データを生成する。また、画像処理部60は、外部の情報機器(例えばクライアント装置)から取得した印刷ジョブを解析し、原稿の各ページをラスタライズしてデジタル画像データを生成する。そして、画像処理部60は、必要に応じて、画像データに対して、色変換処理、初期設定又はユーザ設定に応じた補正処理(シェーディング補正等)、及び圧縮処理等の画像処理を施し、画像処理後の画像データを画像形成部80に出力する。
給紙部70は、各種用紙を収容する複数の給紙トレイで構成され、各々の給紙トレイには、用紙の坪量やサイズ等に基づいて識別された規格紙や特殊紙が予め設定された種類ごとに収容される。給紙トレイに収容されている用紙は、最上部から一枚ずつ送出され、レジストローラ等の複数の搬送ローラを備えた搬送部120により画像形成部80に搬送される。本実施例では、給紙部70(図2又は図3の画像形成システム1の場合は給紙ユニット71)から画像形成部80に至る用紙搬送経路に、後述する用紙特性検知部90が配置される。
画像形成部80は、図4(b)及び図5に示すように、異なる色成分Y、M、C、Kに対応して設けられた、露光装置81(81Y、81M、81C、81K)、現像装置82(82Y、82M、82C、82K)、感光体ドラム83(83Y、83M、83C、83K)、帯電装置84(84Y、84M、84C、84K)、クリーニング装置85(85Y、85M、85C、85K)、一次転写ローラ86(86Y、86M、86C、86K)、中間転写ユニット87、定着装置88等を備えて構成される。なお、以下の説明では、必要に応じて、Y、M、C、Kを除いた符号を使用する。
各色成分Y、M、C、Kの感光体ドラム83は、アルミ材よりなる円筒状の金属基体の外周面上に、保護層としてのオーバーコート層を設けた有機感光体層(OPC)が形成された像担持体である。感光体ドラム83は、接地された状態で後述する中間転写ベルトに従動して図5における反時計方向に回転される。
各色成分Y、M、C、Kの帯電装置84は、スコロトロン式であって、その長手方向を感光体ドラム83の回転軸方向に沿わせた状態で、対応する感光体ドラム83に近接配設されており、トナーと同極性のコロナ放電によって、当該感光体ドラム83の表面に一様な電位を与える。
各色成分Y、M、C、Kの露光装置81は、例えばポリゴンミラーなどによって感光体ドラム83の回転軸と平行に走査を行い、一様に帯電された対応する感光体ドラム83の表面上に画像データに基づいて像露光を行うことにより静電潜像を形成させる。
各色成分Y、M、C、Kの現像装置82は、対応する色成分の小粒径のトナーと磁性体とからなる二成分現像剤を収容しており、トナーを感光体ドラム83の表面に搬送して、当該感光体ドラム83に担持された静電潜像をトナーにより顕像化する。
各色成分Y、M、C、Kの一次転写ローラ86は、中間転写ベルトを感光体ドラム83に圧接し、対応する感光体ドラム83に形成された各色トナー像を順次重ねて中間転写ベルトに一次転写する。
各色成分Y、M、C、Kのクリーニング装置85は、一次転写後に対応する感光体ドラム83上に残留した残留トナーを回収する。また、クリーニング装置85の感光体ドラム83の回転方向下流側には図示しない潤滑剤の塗布機構が隣接状態で設けられており、対応する感光体ドラム83の感光面に潤滑剤の塗布を行っている。
中間転写ユニット87は、被転写体となる無端状の中間転写ベルトと支持ローラと二次転写ローラと中間転写クリーニング部などを備え、複数の支持ローラに中間転写ベルトが張架されて構成される。一次転写ローラ86Y、86M、86C、86Kによって各色トナー像が一次転写された中間転写ベルトが、二次転写ローラによって用紙に圧接されると、用紙にトナー像が二次転写され、定着装置88に送られる。中間転写クリーニング部は、中間転写ベルトの表面に摺接されるベルトクリーニングブレードを有する。二次転写後に中間転写ベルトの表面に残存する転写残トナーは、ベルトクリーニングブレードによって掻き取られ、除去される。
なお、本実施例では、用紙特性検知部90による用紙特性検知後の用紙が中間転写ユニット87に搬送され、その用紙特性に応じて用紙に画像の転写が行われるが、用紙特性の検知データにばらつきがあり、用紙特性を検知し直す場合は、二次転写ローラを中間転写ベルトから離間させ、用紙に画像の転写を行わずに画像診断部100に搬送する。
定着装置88は、熱源となる加熱ローラと定着ローラとこれらに掛け渡された定着ベルトと加圧ローラなどを備え、定着ベルトを介して定着ローラに加圧ローラが圧接されており、当該圧接部がニップ部を構成している。そして、加熱ローラで加熱された定着ベルトと各ローラとによりニップ部を通過する用紙を加熱加圧し、用紙に形成された未定着のトナー像を定着させる。
なお、本実施例では、用紙特性検知部90による用紙特性検知後の用紙が定着装置88に搬送され、その用紙特性に応じてトナー像の定着が行われるが、用紙特性の検知データにばらつきがあり、用紙特性を検知し直す場合は、加圧ローラを定着ベルトから離間させ、トナー像の定着を行わずに画像診断部100に搬送する。
そして、画像形成部80により画像が形成された用紙、及び、用紙特性検知部90が用紙特性を検知し直すために画像形成部80により画像が形成されなかった用紙は、搬送部120により画像診断部100に搬送される。
用紙特性検知部90は、上述したように、給紙部70や給紙ユニット71から画像形成部80に至る用紙搬送経路に配置され、含水率(又は水分量)、坪量(又は重量)、剛度(又は剛性)、表面平滑度、光沢度、密度、白色度などの用紙特性を検知する。例えば、光学的に坪量を検知する用紙特性検知部(光学坪量センサ)90は、図6に示すように、用紙の表面側から光を照射する反射用光源91(ここでは緑色の光源)と、反射光源用基準板92(ここでは緑基準板)と、用紙の裏面側から光を照射する透過用光源93a(ここでは青色の光源)及び透過用光源93b(ここでは近赤外の光源)と、用紙で反射した光及び用紙を透過した光を検出するフォトダイオード94などで構成され、フォトダイオード94が検出した反射光、拡散光、透過光を処理することによって用紙特性(ここでは坪量)を検知する。
図6は、用紙特性として坪量を検知する場合の構成であるが、用紙の表面で反射した光の強度分布や波長を測定することによって、表面平滑度や光沢度、白色度など検知することができる。また、用紙の表裏に配置した電極で用紙の静電容量を測定することによって用紙の含水率を検知することができる。また、用紙搬送経路を屈曲させ、屈曲させた部分に圧電センサを設置して圧力を測定することにより、用紙の剛度を検知することができる。また、搬送ローラにエンコーダを設置して変位を測定することにより、用紙の厚みを検知することができ、用紙の坪量と厚みから用紙の密度を検知することもできる。なお、上記は用紙特性検知部90の一例であり、画像形成などに利用する用紙特性を検知できれば、その構造や原理などは特に限定されない。
画像診断部100は、用紙の一方の面、又は、用紙の表裏面に形成された画像を読み取り可能なセンサ(例えば、画像形成部80と排紙部110との間の用紙搬送経路などに設けられたインラインセンサ)を備え、用紙に形成された画像を読み取って、画像の位置や濃度、色が適切であるか、汚れがないかなどを診断する。また、画像診断部100(図3の画像形成システム1の場合は画像診断部101)は、用紙上の、画像が形成された画像部分と画像が形成されていない非画像部分とを特定する。このインラインセンサは、例えば、CCD(Charge Coupled Devices)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等を一列に並べた構造であり、光源から光を照射すると、用紙からの反射光が受光レンズを介して受光器に結像され、受光器で反射光量に応じた電気信号に変換されて読取画像の測定データが出力される。
排紙部110は、複数の排紙トレイを備え、画像診断部100が診断した用紙を排紙トレイに排紙する。その際、画像が異常と診断された用紙は、画像が正常と診断された用紙とは別の排紙トレイに排出する。また、検知データのばらつきが所定値未満の場合は、正常紙として通常の排紙トレイに排紙し、検知データのばらつきが所定値以上の場合は、通常の排紙トレイとは異なる排出先に排紙することにより、有効に用紙特性が検知できなかった旨をユーザに知らせる。
搬送部120は、用紙搬送経路に沿って設けられた複数の搬送ローラで構成され、給紙部70、用紙特性検知部90、画像形成部80、画像診断部100、排紙部110の各部に用紙を搬送する。
また、上記制御部10は、図4(c)に示すように、検知データ判定部14、検知位置変更部15、用紙特性登録部16などとして機能する。
検知データ判定部14は、用紙特性検知部90が用紙の複数の検知位置から読み取った複数の検知データを取得し、その複数の検知データのばらつきが所定値未満であるかを判定する。
検知位置変更部15は、画像診断部100(図3の画像形成システム1の場合は、画像診断部101)の診断結果に基づいて、用紙特性検知部90が用紙の非画像部分で用紙特性を検知するように、検知位置を変更する。例えば、検知位置変更部15は、用紙特性検知部90の検知タイミングをずらすことにより、用紙の搬送方向に検知位置を変更したり、用紙特性検知部90を用紙の搬送方向に直交する方向に移動させることにより、用紙の搬送方向に直交する方向に検知位置を変更したりする。例えば、図1及び図2の画像形成システム1の場合は、1回目の検知では、一定の間隔(例えば、20mm間隔)で複数箇所(例えば、5箇所)を検知するように検知位置を設定する。また、検知データ判定部14が複数の検知データのばらつきが所定値以上であると判断して、検知し直す場合は、画像診断部100の画像診断結果に基づいて、画像部分に重ならないように(非画像部分で用紙特性を検知するように)検知位置を変更する。その際、検知データが異常と判断された検知位置のみを変更してもよいし、検知データが異常と判断された検知位置を変更することによって検知位置の間隔が予め定めた最小間隔以下になってしまう場合には、検知データが正常と判断された検知位置も含めて変更してもよい。
用紙特性登録部16は、検知データ判定部14が複数の検知データのばらつきが所定値未満であると判断した場合、それらの検知データに基づいて用紙特性を決定して用紙プロファイルに登録する。その際、1枚の用紙内の正常と判断された検知データが所定数に満たない場合、次の用紙の検知データを合算して、用紙の特性を決定することができる。また、用紙特性登録部16は、検知位置変更部15が変更した検知位置を、用紙のプロファイルデータとして登録することができる。
上記検知データ判定部14、検知位置変更部15、用紙特性登録部16は、ハードウェアとして構成してもよいし、制御部10を、検知データ判定部14、検知位置変更部15、用紙特性登録部16(特に、検知位置変更部15)として機能させるソフトウェア(用紙特性検知プログラム)として構成し、当該用紙特性検知プログラムをCPU11に実行させる構成としてもよい。
なお、図1乃至図6は、本実施例の画像形成システム1の一例であり、その構成や制御は適宜変更可能である。
次に、上記画像形成システム1を用いた用紙特性検知方法について説明する。CPU11は、ROM12又は記憶部20に記憶した用紙特性検知プログラムをRAM13に展開して実行することにより、図7乃至図9のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。なお、図7及び図8は、図1又は図2の構成の画像形成システム10の動作を示しており、図9は、図3の構成の画像形成システム10の動作を示している。
まず、ユーザは用紙特性を検知する場合は、画像形成システム1の動作モードを用紙特性検知モードに設定する。例えば、制御部10は、表示操作部40に図10に示すような用紙特性検知モード設定画面130を表示させ、ユーザが「用紙特性検知」ボタンを押下すると、表示操作部40に図11に示すような用紙種類設定画面131を表示させる。そして、この用紙種類設定画面131で、ユーザが普通紙又は特殊紙を選択すると、選択した用紙種類に応じた用紙特性検知モードが設定される。
その後、図7に示すように、制御部10は、画像形成システム1の動作モードが用紙特性検知モードであるかを判断し(S100)、動作モードが用紙特性検知モードでない場合は(S100のNo)、一連の処理を終了する。
一方、動作モードが用紙特性検知モードの場合は(S100のYes)、搬送部120は、給紙部70(又は給紙ユニット71)から用紙の給紙搬送を行う(S110)。そして、用紙が用紙特性検知部90に到達したら、用紙特性検知部90は、用紙特性の検知を行う(S120)。図8は、このステップの詳細を示しており、まず、前回、用紙画像の読み込みを行ったか(すなわち、画像診断部100の画像診断後の再検知であるか)を判断し(S121)、用紙画像の読み込みを行っている場合は(S121のYes)、後述するように、読み込みタイミングをずらして用紙特性を検知する(S122)。一方、用紙画像の読み込みを行っていない場合は(S121のNo)、予め定めた位置(例えば、用紙先端から20mm間隔で5回)で、用紙特性を検知する(S123)。
図7に戻って、制御部10(検知データ判定部14)は、用紙特性検知部90が複数の検知位置で検知した複数の検知データのばらつきが所定値以上であるかを判断し(S130)、検知データのばらつきが所定値以上の場合は(S130のYes)、搬送部120は、用紙を画像診断部100に搬送し、画像診断部100は、用紙画像の読み込みを行い、用紙の非画像部分を特定する(S140)。その際、用紙は画像形成部80を経由して画像診断部100に搬送されるが、この段階では有効な用紙特性は得られていないため、画像形成部80では用紙に画像形成を行わずに(トナー像の転写や定着は行わずに)、画像診断部100に搬送することが好ましい。次に、制御部10(検知位置変更部15)は、用紙の非画像部分で用紙特性を検知するように検知位置を変更し(S150)、排紙部110は、一旦用紙を排紙する(S160)。その際、通常の排紙トレイとは異なる排出先に排紙することにより、有効に用紙特性が検知できなかった旨をユーザに知らせることができる。その後、S110に戻って、用紙の給紙搬送を開始する。
一方、検知データのばらつきが所定値未満の場合は(S130のNo)、制御部10(用紙特性登録部16)は、その検知データに基づいて用紙特性を決定し、決定した用紙特性を用紙プロファイルに登録する(S170)。例えば、用紙特性が検知できた(検知データのばらつきが所定値未満)の場合は、制御部10は、表示操作部40に図12に示すような用紙特性検知結果画面132を表示させ、この用紙特性(ここでは用紙種類と坪量)を登録する場合は、ユーザが「プロファイルに登録」ボタンを押下すると、制御部10は、表示操作部40に図13に示すようなプロファイル登録画面133を表示させる。なお、用紙プロファイルを確認する場合は、表示操作部40に図14に示すようなプロファイルデータ画面134を表示させ、用紙プロファイルのタブを選択すると、登録されている用紙プロファイルを確認することができる。また、用紙プロファイルに、検知位置変更部15が変更した検知位置を登録することができ、その場合は、表示操作部40に、図15に示すようなプロファイル詳細データ画面135を表示させ、「設定呼出し」ボタンを押下して検知位置(ここでは検知開始位置と検知間隔)を登録することができる。
次に、画像形成部80は、その用紙特性に応じた画像形成条件で画像形成を行い(S180)、画像診断部100は、用紙に形成された画像を診断し(S190)、排紙部110は、画像診断結果に応じて用紙を排紙する(S200)。例えば、画像が異常と診断された用紙は、画像が正常と診断された用紙とは別の排紙トレイに排出する。
上記フローは図1又は図2の画像形成システム1の場合の動作であるが、用紙特性検知部90の上流側に画像診断部101がある場合は、図9に示すような手順となる。
まず、制御部10は、画像形成システム1の動作モードが用紙特性検知モードであるかを判断し(S300)、動作モードが用紙特性検知モードでない場合は(S300のNo)、一連の処理を終了する。
一方、動作モードが用紙特性検知モードの場合は(S300のYes)、搬送部120は、給紙部70(又は給紙ユニット71)から用紙の給紙搬送を行う(S310)。そして、用紙が画像診断部101に到達したら、画像診断部101は、用紙画像の読み込みを行い、用紙の非画像部分を特定する(S320)。そして、制御部10(検知位置変更部15)は、用紙の非画像部分で用紙特性を検知するように検知位置を変更し(S330)、用紙特性検知部90は、変更された検知位置で用紙特性の検知を行う(S340)。
そして、制御部10(用紙特性登録部16)は、その検知データに基づいて用紙特性を決定し、決定した用紙特性を用紙プロファイルに登録する(S350)。次に、画像形成部80は、その用紙特性に応じた画像形成条件で画像形成を行い(S360)、画像診断部100は、用紙に形成された画像を診断し(S370)、排紙部110は、画像診断結果に応じて用紙を排紙する(S380)。例えば、画像が異常と診断された用紙は、画像が正常と診断された用紙とは別の排紙トレイに排出する。
次に、検知位置の変更方法について、図16乃至図19の模式図を参照して説明する。図16乃至図19は、9面付け追刷り紙(用紙に3×3ページの画像を面付けした用紙)に対して用紙特性を検知する場合の例である。図のドットのハッチングを付した部分は画像が形成された画像部分である。また、破線は用紙の搬送方向に直交する方向における用紙特性検知部90のセンサ位置を示し、図の菱形は上記センサが用紙特性を検知する位置、その近傍の数字は検知番号を示している。
図16(a)に示すように、1回目の検知では、予め定めた位置(例えば、用紙先端から20mm間隔で5回)で、用紙特性検知部90のセンサが用紙特性を検知する。このとき、センサは用紙の搬送方向に直交する方向(主走査方向)の略中央に配置されており、9面付けでは、用紙の主走査方向の中央部分に第4~6ページが配置されるため、検知位置の一部が画像部分に重なる。その結果、検知データは非画像部分で透過光強度が大きく、画像部分で透過光強度が小さくなり、複数の検知データのばらつきが予め定めた所定値を超えてしまう。
そこで、本実施例では、1回目の検知の後に画像診断部100で用紙の画像を取得し、用紙上の画像部分と非画像部分とを特定し、画像部分に検知位置が重ならないように検知位置を変更する。その結果、図16(b)に示すように、2回目の検知では、画像部分に重なっていたNo.2と5の検知位置を非画像部分のNo.6と7の検知位置に変更しているため、全ての検知データの検知位置が非画像部分となり、検知データのばらつきは所定値未満となるため、検知データに基づいて用紙特性を正確に決定することができる。
なお、2回目の検知に際して、No.1、3、4の検知位置(白塗りの菱形)は元々非画像部分であるため、この検知位置での検知を省略することによって、用紙特性の検知時間を削減することができる。また、図16(b)では、検知データが異常と判断された検知位置のみを変更しているが、検知位置を変更することによって検知位置の間隔が予め定めた最小間隔以下になってしまう場合などには、検知データが正常と判断された検知位置も変更してもよい。
また、図1又は図2の構成の画像形成システム1の場合は、1回目の検知の後に画像診断結果に基づいて検知位置を変更したが、図3の構成の画像形成システム1の場合は、画像診断部101で先に画像を取得するため、図17に示すように、最初から画像部分を避けた検知位置で用紙特性を検知することができる。
また、図16及び図17では、検知位置が画像部分に重ならないように、用紙の搬送方向に検知位置(検知タイミング)を変更したが、用紙特性検知部90のセンサを用紙の搬送方向に直交する方向(主走査方向)に移動できる場合は、図18に示すように、用紙の搬送方向に直交する方向に検知位置(検知タイミング)を変更してもよく、非画像部分で検知することにより、一定の間隔で用紙特性を検知することができる。
また、検知データから用紙特性を決定する際に、ある程度のデータ数が必要となるが、本実施例では、同じ間隔で用紙特性を検知するため、用紙の種類が変わらなければ複数の用紙の検知データを合算することができる。例えば、図17(a)に示すように、1回目の検知で5つのデータの内の2つ(No.2、5)が無効となり、データ数は3となる。この3つの検知データでは正確な用紙特性を決定できない場合は、図17(b)に示す2枚目の検知データ(3つの有効な検知データ)も合算して用紙特性を決定することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、その構成や制御は適宜変更可能である。
本発明は、用紙の特性に基づいて画像形成を行う画像形成装置、当該画像形成装置における用紙特性検知方法、当該画像形成装置で動作する用紙特性検知プログラム及び当該用紙特性検知プログラムを記録した記録媒体に利用可能である。
1 画像形成システム
10 制御部
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 検知データ判定部
15 検知位置変更部
16 用紙特性登録部
20 記憶部
30 ネットワークI/F部
40 表示操作部
50 画像読取部
60 画像処理部
70 給紙部
71 給紙ユニット
80 画像形成部
81、81Y、81M、81C、81K 露光装置
82、82Y、82M、82C、82K 現像装置
83、83Y、83M、83C、83K 感光体ドラム
84、84Y、84M、84C、84K 帯電装置
85、85Y、85M、85C、85K クリーニング装置
86、86Y、86M、86C、86K 一次転写ローラ
87 中間転写ユニット
88 定着装置
90 用紙特性検知部
91 反射用光源
92 反射光源用基準板
93a 透過用光源(青色)
93b 透過用光源(近赤外)
94 フォトダイオード
100、101 画像診断部
110 排紙部
120 搬送部
130 用紙特性検知モード設定画面
131 用紙種類設定画面
132 用紙特性検知結果画面
133 プロファイル登録画面
134 プロファイルデータ画面
135 プロファイル詳細データ画面

Claims (33)

  1. 用紙を搬送する搬送部と、前記用紙の特性を検知する用紙特性検知部と、前記用紙に画像を形成する画像形成部と、前記用紙の画像を診断する画像診断部と、を有する画像形成システムにおいて、
    前記画像診断部は、前記用紙上に形成された画像を読み取るためのセンサの読み取り結果に基づき、前記用紙の非画像部分を特定可能であるとともに、
    前記画像診断部によって特定された前記用紙の非画像部分で、前記用紙特性検知部が前記用紙の特性を検知するように、検知位置を変更する検知位置変更部を備える、
    ことを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記用紙特性検知部は前記画像形成部の上流側に配置され、前記センサが前記画像形成部の下流側に配置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記用紙特性検知部は、予め定められた複数の検知位置で前記用紙の特性を検知し、
    前記複数の検知位置の検知データのばらつきが所定値以上の場合、
    前記画像診断部は、前記用紙に予め形成されている画像を診断し、
    前記検知位置変更部は、前記画像診断部によって特定された非画像部分で前記用紙の特性を検知するように前記用紙特性検知部による検知位置を変更し、
    前記用紙特性検知部は、前記変更した検知位置で前記用紙の特性を再度検知し、
    前記画像形成部は、前記用紙の特性に基づいて前記用紙に画像を形成し、
    前記画像診断部は、前記用紙に形成された画像を診断する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成システム。
  4. 前記画像診断後の用紙を排紙する排紙部を備え、
    前記排紙部は、前記検知データのばらつきが前記所定値未満の場合は、正常紙として通常の排紙トレイに排紙し、前記検知データのばらつきが前記所定値以上の場合は、前記通常の排紙トレイとは異なる排出先に排紙する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成システム。
  5. 前記用紙特性検知部は前記画像形成部の上流側に配置され、
    前記センサが前記画像形成部の少なくとも上流側に配置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  6. 前記用紙特性検知部は前記画像形成部の上流側に配置され、
    前記画像診断部は前記用紙特性検知部の上流側に配置された前記センサに対応する第1の画像診断部と前記画像形成部の下流側に配置された前記センサに対応する第2の画像診断部とを有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  7. 前記第1の画像診断部は、前記用紙に予め形成されている画像を診断し、
    前記検知位置変更部は、前記第1の画像診断部によって特定された非画像部分で前記用紙の特性を検知するよう前記用紙特性検知部による検知位置を変更し、
    前記用紙特性検知部は、前記変更した検知位置で前記用紙の特性を検知し、
    前記画像形成部は、前記用紙の特性に基づいて前記用紙に画像を形成し、
    前記第2の画像診断部は、前記用紙に形成された画像を診断する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成システム。
  8. 前記検知位置変更部は、前記用紙特性検知部の検知タイミングをずらすことにより、前記用紙の搬送方向に前記検知位置を変更する、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一に記載の画像形成システム。
  9. 前記検知位置変更部は、前記検知データが異常と判断された検知位置を変更する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成システム。
  10. 前記検知位置変更部は、前記検知データが正常と判断された検知位置も変更する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像形成システム。
  11. 前記検知位置変更部は、前記用紙特性検知部を前記用紙の搬送方向に直交する方向に移動させることにより、前記用紙の搬送方向に直交する方向に前記検知位置を変更する、
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一に記載の画像形成システム。
  12. 検知位置の検知データに基づいて前記用紙の特性を決定して登録する用紙特性登録部を備え、
    前記用紙特性登録部は、1枚の用紙内の正常と判断された前記検知データが所定数に満たない場合、次の用紙の前記検知データを合算して、前記用紙の特性を決定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一に記載の画像形成システム。
  13. 前記用紙特性登録部は、前記検知位置変更部が変更した検知位置を、前記用紙のプロファイルデータとして登録する、
    ことを特徴とする請求項12に記載の画像形成システム。
  14. 前記用紙の特性は、含水率、坪量、剛度、表面平滑度、光沢度、密度、白色度の中から選択される1つを含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一に記載の画像形成システム。
  15. 前記用紙は追刷り紙またはラベル紙を含む特殊紙である、
    ことを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一に記載の画像形成システム。
  16. 用紙を搬送する搬送部と、前記用紙の特性を検知する用紙特性検知部と、前記用紙に画像を形成する画像形成部と、前記用紙の画像を診断する画像診断部と、を有する画像形成システムにおいて、
    前記画像診断部は、前記用紙上に形成された画像を読み取るためのセンサの読み取り結果に基づき、前記用紙の非画像部分を特定可能であるとともに、
    前記画像診断部によって特定された前記用紙の非画像部分における前記用紙特性検知部の検知データに基づき、前記用紙の特性を決定する制御部を備える、
    ことを特徴とする画像形成システム。
  17. 用紙を搬送する搬送部と、前記用紙の特性を検知する用紙特性検知部と、前記用紙に画像を形成する画像形成部と、前記用紙の画像を診断する画像診断部と、を有する画像形成システムにおける用紙特性検知方法であって、
    前記用紙上に形成された画像を読み取るためのセンサの読み取り結果に基づき、前記画像診断部により前記用紙の非画像部分を特定する処理と、
    前記画像診断部によって特定された前記用紙の非画像部分で、前記用紙特性検知部が前記用紙の特性を検知するように、検知位置を変更する処理と、を実行する、
    ことを特徴とする用紙特性検知方法。
  18. 前記用紙特性検知部は前記画像形成部の上流側に配置され、
    前記センサが前記画像形成部の下流側に配置される、
    ことを特徴とする請求項17に記載の用紙特性検知方法。
  19. 前記用紙特性検知部が、予め定められた複数の検知位置で前記用紙の特性を検知する第1の検知処理と、
    前記複数の検知位置で検知した検知データのばらつきが所定値以上の場合、前記画像診断部が、前記用紙に予め形成されている画像を診断する第1の画像診断処理と、
    前記画像診断部によって特定された非画像部分で前記用紙の特性を検知するように前記用紙特性検知部による検知位置を変更する検知位置変更処理と、
    前記用紙特性検知部が、前記変更した検知位置で前記用紙の特性を再度検知する第2の検知処理と、
    前記画像形成部が、前記用紙の特性に基づいて前記用紙に画像を形成する画像形成処理と、
    前記画像診断部が、前記用紙に形成された画像を診断する第2の画像診断処理と、を実行する、
    ことを特徴とする請求項17又は18に記載の用紙特性検知方法。
  20. 前記第2の画像診断処理で前記画像を診断した用紙を排紙する際に、前記検知データのばらつきが前記所定値未満の場合は、正常紙として通常の排紙トレイに排紙し、前記検知データのばらつきが前記所定値以上の場合は、前記通常の排紙トレイとは異なる排出先に排紙する、
    ことを特徴とする請求項19に記載の用紙特性検知方法。
  21. 前記用紙特性検知部は前記画像形成部の上流側に配置され、
    前記センサが前記画像形成部の少なくとも上流側に配置される、
    ことを特徴とする請求項17に記載の用紙特性検知方法。
  22. 前記用紙特性検知部は前記画像形成部の上流側に配置され、
    前記画像診断部は前記用紙特性検知部の上流側に配置された前記センサに対応する第1の画像診断部と前記画像形成部の下流側に配置された前記センサに対応する第2の画像診断部とを有する、
    ことを特徴とする請求項17に記載の用紙特性検知方法。
  23. 前記第1の画像診断部が、前記用紙に予め形成されている画像を診断する第1の画像診断処理と、
    前記第1の画像診断部によって特定された非画像部分で前記用紙の特性を検知するよう前記用紙特性検知部による検知位置を変更する検知位置変更処理と、
    前記用紙特性検知部が、前記変更した検知位置で前記用紙の特性を検知する検知処理と、
    前記画像形成部が、前記用紙の特性に基づいて前記用紙に画像を形成する画像形成処理と、
    前記第2の画像診断部が、前記用紙に形成された画像を診断する第2の画像診断処理と、を実行する、
    ことを特徴とする請求項22に記載の用紙特性検知方法。
  24. 前記検知位置変更処理では、前記用紙特性検知部の検知タイミングをずらすことにより、前記用紙の搬送方向に前記検知位置を変更する、
    ことを特徴とする請求項19又は20に記載の用紙特性検知方法。
  25. 前記検知位置変更処理では、前記検知データが異常と判断された検知位置を変更する、
    ことを特徴とする請求項19又は20に記載の用紙特性検知方法。
  26. 前記検知位置変更処理では、前記検知データが正常と判断された検知位置も変更する、
    ことを特徴とする請求項25に記載の用紙特性検知方法。
  27. 前記検知位置変更処理では、前記用紙特性検知部を前記用紙の搬送方向に直交する方向に移動させることにより、前記用紙の搬送方向に直交する方向に前記検知位置を変更する、
    ことを特徴とする請求項19、20及び23乃至26のいずれか一に記載の用紙特性検知方法。
  28. 前記検知データに基づいて前記用紙の特性を決定して登録する用紙特性登録処理を実行し、
    前記用紙特性登録処理では、1枚の用紙内の正常と判断された前記検知データが所定数に満たない場合、次の用紙の前記検知データを合算して、前記用紙の特性を決定する、
    ことを特徴とする請求項19、20及び24乃至26のいずれか一に記載の用紙特性検知方法。
  29. 前記用紙特性登録処理では、前記検知位置変更処理で変更した検知位置を、前記用紙のプロファイルデータとして登録する、
    ことを特徴とする請求項28に記載の用紙特性検知方法。
  30. 前記用紙の特性は、含水率、坪量、剛度、表面平滑度、光沢度、密度、白色度の中から選択される1つを含む、
    ことを特徴とする請求項17乃至29のいずれか一に記載の用紙特性検知方法。
  31. 前記用紙は追刷り紙またはラベル紙を含む特殊紙である、
    ことを特徴とする請求項17乃至30のいずれか一に記載の用紙特性検知方法。
  32. 用紙を搬送する搬送部と、前記用紙の特性を検知する用紙特性検知部と、前記用紙に画像を形成する画像形成部と、前記用紙の画像を診断する画像診断部と、制御部と、を有する画像形成システムで動作する用紙特性検知プログラムであって、
    前記制御部に、
    前記用紙上に形成された画像を読み取るためのセンサの読み取り結果に基づき、前記画像診断部により前記用紙の非画像部分を特定させるステップと、
    前記画像診断部によって特定された前記用紙の非画像部分で、前記用紙特性検知部が前記用紙の特性を検知するように、検知位置を変更させるステップと、を実行させる、
    ことを特徴とする用紙特性検知プログラム。
  33. 用紙を搬送する搬送部と、前記用紙の特性を検知する用紙特性検知部と、前記用紙に画像を形成する画像形成部と、前記用紙の画像を診断する画像診断部と、制御部と、を有する画像形成システムで動作する用紙特性検知プログラムであって、
    前記制御部に
    前記用紙上に形成された画像を読み取るためのセンサの読み取り結果に基づき、前記画像診断部により前記用紙の非画像部分を特定させるステップと、
    前記画像診断部によって特定された前記用紙の非画像部分における前記用紙特性検知部の検知データに基づき、前記用紙の特性を決定させるステップと、を実行させる、
    ことを特徴とする用紙特性検知プログラム。
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