JP2019028270A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】像担持体の最表層の表面での干渉波形と、内側の層での干渉波形が重畳して膜厚測定誤差が大きくなることを抑制できる画像形成装置を提供する。【解決手段】多層構成の像担持体と、該像担持体に所定の波長領域の光を照射する光源と、前記像担持体の表面で反射した光を分光する分光手段と、該分光手段によって分光された光を検出する光センサを備え、照射された光が最表層と内側の層で反射し前記光センサまで到達する場合に、反射光の分光スペクトル強度に対して周波数解析を行うことで、前記像担持体の最表層の表面での干渉波形と、内側の層での干渉波形を分離することで前記像担持体の最表層の膜厚を演算する膜厚検知手段と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、複写機、レーザビームプリンタなどの画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置において用いられる感光体ドラムは、画像形成を重ねるにつれ、表面が削れることにより、膜厚が減少することとなる。ここで、感光体ドラムの膜厚が所定以下になったときに帯電不良、現像不良、転写不良などを引き起こしてしまうため、所定の使用期間を経過した感光体ドラムは新しい感光体ドラムと交換する必要がある。
従来、画像形成装置内で、感光体ドラム表層の膜厚を検知する手段として、帯電手段に一定の電圧を印加し、この際に帯電手段に流れる電流値を検出し、その電流値を感光体ドラムの膜厚と対応させることで、膜厚の減少量を検出する方法が提案されている(特許文献1、2)。また、さらに高精度に膜厚を測定する手段として、ファイバーを用いた光干渉膜厚計測を用いる方法が提案されている(特許文献3)。
特許文献1、2のような電流検知方式の膜厚検知では、測定精度は約1μmであった。このためA4横送り換算で10000枚出力時に約0.1μm以下の摩耗量しかない高寿命感光体ドラムに対しては、短期間で摩耗量を検知することが難しいという課題があった。一方、特許文献3のような光干渉膜厚計測では、感光体ドラムの膜厚を約1nm程度の変化であっても高精度に測定できるが、大がかりな測定機構が必要となり、サイズとコストの観点から、本体に備えることが困難であり、本体の外で測定することが多かった。
これに対して、近年、組み込み式分光センサが開発され、これを用いることで、画像形成層位置の本体内で光干渉膜厚計測を行うことが可能となった。
特開平5−223513号公報 特開2011−28102号公報 特開2003−287409号公報
近年では感光体ドラムの高耐久化のために、主に有機感光体(OPC)において、感光体の電荷輸送層(CTL)を覆うように硬度を高める等により耐摩耗性を向上した層(OCL)を設ける方法で、画像形成に十分な膜厚を長期間にわたって確保する技術が用いられている。
このようなOCLを持つ長寿命感光体ドラムに対して光干渉膜厚計測の膜厚検知を行う際、特にCTLの膜厚が10〜25um程度の場合、例えば図1に示すように、OCLとCTLの干渉波形にCTLと下地層(UCL)の干渉波形が重畳してしまい波形が乱れ、結果として膜厚測定誤差が大きくなることが検討により判明した。
本発明の目的は、像担持体の最表層の表面での干渉波形と、内側の層での干渉波形が重畳して膜厚測定誤差が大きくなることを抑制できる画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、多層構成の像担持体と、該像担持体に所定の波長領域の光を照射する光源と、前記像担持体の表面で反射した光を分光する分光手段と、該分光手段によって分光された光を検出する光センサを備え、照射された光が最表層と内側の層で反射し前記光センサまで到達する場合に、反射光の分光スペクトル強度に対して周波数解析を行うことで、前記像担持体の最表層の表面での干渉波形と、内側の層での干渉波形を分離することで前記像担持体の最表層の膜厚を演算する膜厚検知手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、像担持体の最表層の表面での干渉波形と、内側の層での干渉波形が重畳して膜厚測定誤差が大きくなることを抑制できる画像形成装置を提供することができる。
感光体ドラム最表層での光の反射の様子を示す概略図 本発明の実施形態に係る分光センサの測定データの例 分離する波数を示すグラフ 分離された干渉波形を示すグラフ 本発明の実施形態に記載の構成で感光体ドラムの膜厚計測を行ったときの反射スペクトル波形を示すグラフ 本発明の実施形態に係る4連タンデムドラム方式のカラー電子写真複写装置の概略図 本発明の実施形態に係るブロック図 本発明の実施形態に係る画像形成部の感光体ドラム周りの構成を示す断面概略図 本発明の実施形態に係る感光体ドラムの構成を示す断面概略図 本発明の実施形態に係る分光センサの構成を示す断面概略図 白色LEDの波長スペクトルを示すグラフ 本実施形態における膜厚検知および濃度補正の手順を示すフローチャート 本実施形態における感光体ドラムフランジ部ホームポジションの検知方法を示す概略図
以下、本発明の実施形態を図面に則して詳しく説明する。
(第1の実施形態)
(画像形成装置の基本的な構成及び動作)
図6は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の模式的な断面図である。図7は、本発明の実施形態に係る画像形成装置のブロック図である。本実施形態の画像形成装置100は、転写方式電子写真プロセス、接触帯電方式、2成分現像方式を用いた、最大通紙サイズがA3サイズ、解像度600dpiのカラーレーザープリンタであり、画像形成装置本体(装置本体)と通信可能に接続された外部ホスト装置からの画像情報に応じて転写材、例えばカット用紙、OHT(overhead transparency)シートなどにカラーの画像を形成し、出力することができる。
画像形成装置100は、CPU(制御手段)V3の指示で情報を表示する表示手段としてのパネル及び入力手段としての操作ボタンを備えた情報表示パネルV4を有する。情報表示パネルV4は、装置本体の状態や各種調整を実施する際のメニューを表示する。
CPUV3は、画像形成装置100の動作を統括的に制御する。CPUV3は、内蔵する又は接続された記憶手段(電子的なメモリなど)に格納されたプログラムやデータに従って、各種の制御を実行する。例えば、CPUV3は、感光体ドラム1の駆動モーター19や中間転写ベルト91の駆動モーター20に対して、駆動・停止の指示を行う。又、CPUV3は、帯電高圧電源V1、現像高圧電源V6、一次転写高圧電源93、二次転写高圧電源96fの出力値、出力・停止の指示を行う。
本実施形態の画像形成装置100は、中間転写方式を採用した4連タンデムドラム方式の画像形成装置である。即ち、複数の像形成手段たるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色用の画像形成部PY、PM、PC、PBkを有する。例えばフルカラー画像の形成時には、各画像形成部PY、PM、PC、PBkにおいて、中間転写ベルト91に連続的にトナー像が多重転写され、その後この多重トナー像が転写材Pに一括して転写される。各画像形成部PY、PM、PC、PBkは、中間転写ベルト91の画像転写面の移動方向において直列に、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順に配置されている。
図8は、本実施形態の画像形成装置100の一つの画像形成部Pの構成をより詳しく示す模式的な断面図である。本実施形態では、各画像形成部PY、PM、PC、PBkの構成及び動作は、使用するトナーの色が異なる他は実質的に同一の構成とされる。従って、以下、特に区別を要しない場合は、各画像形成部の要素であることを示す符号の添え字Y、M、C、Bkは省略し、総括的に説明する。
画像形成部PY〜PKには、図9に示す像担持体として導電性支持体上に有機物質感光層を持つ電子写真感光体(感光体ドラム)1が設けられている。本実施形態で用いたOPC系感光体ドラム1は、アルミニウムの素管1a(1mm)に、UCL1b(20um)、CGL1c(1um)、CTL1d(20um)、OCL1e(初期5um)を重ねて作成している。本実施形態では、感光体ドラム1の外径は30mm、長手幅(搬送方向と略直交する方向の長さ)が370mmである。感光体ドラム1は、駆動手段としての駆動モーター19によって、中心支軸を中心に300mm/secのプロセススピード(周速度)で図中矢印R1方向に回転駆動される。また、感光体ドラム1は、任意の速度でステップ回転することも可能になっている。
感光体ドラム1の表面は、帯電手段としてのローラ型の帯電部材である帯電ローラ2によって帯電させられる。一様に帯電した感光体ドラム1の表面は、像露光手段としての像露光装置(レーザービームスキャナ)3によって走査露光される。これにより、感光体ドラム1上に静電潜像が形成される。
感光体ドラム1に形成された静電潜像は、現像手段としての現像装置4によって現像剤であるトナーが供給されることにより、トナー像として現像される。感光体ドラム1に形成されたトナー像は、一次転写手段としてのローラ型の一次転写部材である一次転写ローラ92の作用により、移動する中間転写体としての中間転写ベルト91上に転写(一次転写)される。一次転写は、一次転写ローラ92が中間転写ベルト91を介して感光体ドラム1に押圧されることで形成された、中間転写ベルト91と感光体ドラム1との接触部(ニップ部)である一次転写部(一次転写ニップ)において行われる。
一次転写工程後に感光体ドラム1上に残留したトナーは、感光体クリーニング手段としてのクリーニングブレード7によって回収される。
中間転写ベルト91上に転写されたトナー像は、二次転写手段としてのローラ型の二次転写部材である二次転写内ローラ96の作用により、転写材P上に転写(二次転写)される。二次転写は、二次転写内ローラ96が中間転写ベルト91を介して二次転写対向ローラ10に押圧されることで形成された、中間転写ベルト91と二次転写内ローラ96との接触部(二次転写ニップ部)において行われる。転写材Pは、中間転写ベルト91上のトナー像が二次転写部に搬送されてくるタイミングに合わせて、二次転写部に搬送されてくる。
二次転写内ローラ96は直径21mmの導電性ローラで、材質は、SUS、Al等が好ましい。二次転写内ローラあるいは二次転写外ローラのいずれかに、二次転写高圧を印加する事で中間転写ベルト91上のトナーを、二次転写部を通過する記録紙Pに転写するが、ここでは二次転写外ローラにトナーの帯電極性と逆極性の高圧を印加することで、トナーを中間転写ベルト91上から記録紙P上へ転写する。トナー像が転写された転写材Pは、定着手段としての定着装置13に搬送され、ここでトナー像の定着を受けた後に、装置本体の外部に排出される。
フルカラー画像を形成する場合には、画像形成装置100と通信可能に接続された外部ホスト装置(不図示)からの信号に従って、色分解された画像信号が生成される。そして、この信号に応じて、各画像形成部PY、PM、PC、PBkにおいて、各色のトナー像が各感光体ドラム1Y、1M、1C、1Bk上に形成される。そして、各感光体ドラム1Y、1M、1C、1Bk上に形成された各色のトナー像は、中間転写ベルト91上に順次に重ね合わせるようにして一次転写される。こうして中間転写ベルト91上に形成された多重トナー像は、記録材Pに一括して二次転写される。二次転写工程後に中間転写ベルト91上に残留したトナーは、中間転写体クリーニング手段としてのベルトクリーナ11によって回収される。
(感光体ドラムの最表層での光の反射、および最表層の膜厚の決定)
ここで、感光体ドラム最表層での光の反射について説明する。図1は、感光体ドラムに入射された光の反射の様子を模式的に示した図である。感光体ドラム1に角度θで入射した光は、感光体ドラムの最表層の表面と、最表層の裏面でそれぞれ反射する。それぞれの反射光をR、Rとすると、RとRの位相差δは式(1)のようになる。
ここで、λは光の波長、nは最表層の屈折率であり、tは最表層の膜厚を示している。同様に最表層を抜けた光は第2層の表面と、第2層の裏面でもそれぞれ反射する。ここで、それぞれの反射光をR、Rとすると、RとRの位相差δは式(2)のようになる。
ここで、nは最表層の屈折率であり、tは最表層の膜厚である。なお、空気の屈折率n=1であることから、θとφはスネルの法則から、式(3)および式(4)の関係がある。
分光センサで検知される光は、RとRとが干渉した光に、RとRが干渉した光を足し合わせたものになる。一例を図2に示す。図2のグラフは、OCL=5um、CTL=20umのOPCドラム表層を光干渉膜厚計測した際の干渉波形である。
OCLによる干渉波形とCTLによる干渉波形が重畳した波形に対して、高速フーリエ変換(FFT)を用いて、フィルタリング処理を行い、OCLによる干渉波形とCTLによる干渉波形を分離する。具体的には、図3に示すように、波数を0.1nm−1と設定することで、図4のようにOCLによる干渉波形(i)と、CTLによる干渉波形(ii)を分離することができる。
分離されたOCLによる干渉波形に対して、光干渉膜厚計測の処理を行う。干渉光の光量が極値になるのは、位相差がπの整数倍のときであるため、反射光量は図5のように膜厚tに応じた波長で極値を複数持つ波形になる。式(1)にδ=kπ(kは整数)を代入して、式(5)のように変形することができ、各極値点において最表層の膜厚tを求めることができる。
ここで、λは反射光量が極値になるときの波長を示している。また、kは反射光量が極大のときは偶数であり、極小のときは奇数である。560〜640nmの波長範囲での極値を複数検出し、波長λと屈折率nを代入し、複数の極値より得られる膜厚tのばらつきが最小になるようにkを定め、ばらつきが最小になったときのtの平均値を感光体ドラム1の最表層の膜厚tとして決定する。
よって、以下の構成を特徴とする、周波数によるフィルタ光干渉膜厚計測方法を備えた画像形成装置とすることで、上述した課題を解決することができる。
(膜厚検知手段)
図8に示すように、膜厚検知手段としての分光センサ6は、現像装置4と一次転写ニップの間に設けた。図10は、本実施形態における分光センサ6の構造を示す図である。分光センサ6は、感光体ドラム1表層に光を照射する白色LED6a、反射した光を波長ごとに分光する分光手段6d、分光手段6dにより波長ごとに分解された光を検出するn画素から成るラインセンサ6e(6e−1〜6e−n)、ラインセンサ6eにより検出された各画素の光強度値から各種演算を行う演算部6f、各種データを保存するメモリ6gが内蔵されている。膜厚測定用光源制御手段V13により白色LED6aの電源は、ON・OFFを制御できるように構成する。
演算部6fは例えば、光強度値から分光演算する分光演算部を有する。また、分光センサ6の構成において白色LED6aから照射された光を感光体ドラム1上に集光するレンズ6b、またトナーパッチから反射した光を分光手段6dに集光するレンズ6cが内蔵されている構成をとっても良い。
図11は、本実施形態において使用する白色LEDの波長スペクトルを示している。図11に示すように、本実施形態において測定領域として使用する波長範囲で光量がブロードになっているので、正確な測定が可能となる。また、可視光域に広く波長スペクトルを持つその他の光源として、白熱電球やハロゲンランプなどを用いても良い。
分光手段6dは、可視光域に分光領域を持ち、分光分解能0.3nm/素子の回折格子を用いる。その他、回折格子の代わりに、プリズムなどを用いても良い。ラインセンサ6eは、可視光域に感度を持ち、受光素子数512のCCDラインセンサを使用する。その他のラインセンサ6eとして、フォトダイオードなどを用いても良い。
ラインセンサ6eのデータは高速フーリエ変換演算回路V10によりFFTフィルタリング処理を行い、波数0.1nm−1以下を抜き出したOCLによる干渉波形に対して、感光体ドラム1の最表層の膜厚tとして決定する。本実施形態における感光体ドラム1のOCLおよびCTLの屈折率は、500〜650nmにおいて、n=1.6、n=1.65、n=1.7でほぼ一定である。
(膜厚計測フローチャート)
本実施形態における膜厚計測手順について、図12を用いて説明する。S101で画像形成を行い、画像形成が終了した後、感光体ドラム1駆動手段と中間転写ベルト91の駆動を停止する(S102)。印刷枚数カウント手段V9によってカウントされた印刷枚数が所定枚数に達しているかS103で確認する。本実施形態では、1000枚に1度、膜厚計測を行うものとし、印刷枚数が1000の倍数を超えた場合にS104に進むものとする。
次に、感光体ドラム1の膜厚計測位置を決めるため、感光体ドラム1の位相を測定開始点に合わせる(S104)。本実施形態においては、図13に示すように、測定開始点に合わせるために、感光体ドラム1のフランジ部に回転方向を規定するための感光体ドラムフランジ部ホームポジションV7を設けておき、感光体ドラムフランジ部ホームポジションV7を感光体ドラムホームポジション検知手段V8が検知したタイミングで感光体ドラムの駆動を停止することにする。本実施形態では、感光体ドラムホームポジション検知手段V8ではレーザ変位計を用いる。このとき、感光体ドラム1は、正確に位相を合わせるために低速(10mm/sec)でステップ駆動するものとする。
測定開始点に感光体ドラム1が固定されたら、膜厚測定用光源制御手段V13により白色LED6aの電源をONにする(S105)。次に、S106において測定が終了したら、感光体ドラム1を1ステップだけステップ駆動させる(S107)。本実施形態では、測定光のビーム径が2mmであり、周方向に対して隙間なく測定を行うため、1ステップで感光体ドラム1が周方向に2mmだけ回転駆動させる。
感光体ドラム1の駆動が終了したら、S106と同様の方法で反射光量を測定する(S108)。S107〜S108を感光体ドラム1が1周するまで繰り返す(S109)。本実施形態では、前述の感光体ドラムフランジ部ホームポジションV7を感光体ドラムホームポジション検知手段V8が検知したら、感光体ドラム1が1周したものとみなす。
S106〜S109で感光体ドラム1一周の分光センサ6による測定が終了したら、反射光量の波形より前述の方法で各測定点の最表層の膜厚t1を算出する(S110)。
次に、S111において、最小の膜厚部分が、所定厚さ以上か否かを判定する。ここでの所定厚さは、感光体ドラム1の最表層に最低限必要な膜厚を示しており、帯電不良などの不良が生じない最低限の膜厚を設定する。本実施形態では所定厚さを3umと設定した。S111において、所定厚さ未満と判定した場合には、感光体ドラム1は寿命に達したと判断され、ユーザに感光体ドラムの交換を促すメッセージを情報表示パネルV4に表示させる(S112)。感光体ドラム1の膜厚が所定の厚さ以上である場合には、制御を終了する。
上述した実施形態では、像担持体の最表層の表面での干渉波形と、内側の層での干渉波形が重畳して膜厚測定誤差が大きくなることを抑制できる。そして、摩耗量が少ないOCLを備える感光体ドラムにおける膜厚管理が可能となり、安定して動作可能な画像形成装置を提供することができる。
(その他の実施形態)
上述した実施形態では感光体ドラムについて記載したが、透明体が多層コートされたベルト体であっても問題なく使用できる。
1 感光体ドラム
2 帯電ローラ
3 露光手段
4 現像手段
5 トナー補給ユニット
6 分光センサ
7 感光体ドラムクリーニングブレード
8 プロセスカートリッジ
9 中間転写ユニット
10 二次転写対向ローラ
11 中間転写体清掃手段
12 給紙ローラ
13 定着手段
19 感光体ドラム駆動手段
20 中間転写ベルト駆動手段
40 現像容器
41 現像スリーブ
42 現像剤規制ブレード
43、44 現像剤攪拌部材
45 トナー濃度検知センサ
46 現像剤
91 中間転写ベルト
92 一次転写ローラ
93 1次転写電圧電源
94 駆動ローラ
95 テンションローラ
96 二次転写内ローラ
P 転写材
L 画像露光
V1 帯電高圧電源
V3 CPU
V4 情報表示パネル
V6 現像高圧電源
V7 感光体ドラムフランジ部ホームポジション
V8 感光体ドラムホームポジション検知手段
V9 印刷枚数カウント手段
V10 高速フーリエ変換演算回路
V13 膜厚測定用光源制御手段

Claims (3)

  1. 多層構成の像担持体と、
    該像担持体に所定の波長領域の光を照射する光源と、前記像担持体の表面で反射した光を分光する分光手段と、該分光手段によって分光された光を検出する光センサを備え、照射された光が最表層と内側の層で反射し前記光センサまで到達する場合に、反射光の分光スペクトル強度に対して周波数解析を行うことで、前記像担持体の最表層の表面での干渉波形と、内側の層での干渉波形を分離することで前記像担持体の最表層の膜厚を演算する膜厚検知手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 演算された膜厚に応じてアラームを表示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記像担持体として有機系感光体を用いることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110645936A (zh) * 2019-09-25 2020-01-03 深圳市英威腾电气股份有限公司 一种多层缠绕卷筒起升高度的测量方法、设备及存储介质

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