JP7163157B2 - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、定着装置および画像形成装置に関する。
定着装置は、定着ベルトと、加圧ローラと、加熱部材とを備える。加圧ローラは、定着ベルトに圧接してニップを形成する。加熱部材は、定着ベルトとローラとの間でシートを加熱する。加熱部材は、加熱ヒータと、加熱ヒータを保持する保持部材とを備える。
加熱部材は、ニップ側の面が湾曲凸形状とされることがある。この構造により、加圧ローラは、たわんだ状態で定着ベルトを押圧するため、ニップにおける圧力を軸方向に均一化することができる。
加熱部材は、ニップ側の面が湾曲凸形状であるため、加圧ローラによって押圧されると曲げ応力が生じる。曲げ応力は、加圧ローラによる押圧が解除されると小さくなる。加熱部材は、加圧ローラによる加圧と非加圧が繰り返されるため、曲げ応力も増減を繰り返す。そのため、加熱部材は、耐久性が低くなる可能性があった。
特開2010-181840号公報
本発明が解決しようとする課題は、加熱部の耐久性を高めることができる定着装置および画像形成装置を提供することである。
実施形態の定着装置は、定着ベルトと、加圧ローラと、支持部材と、加熱部材と、を持つ。前記定着ベルトは、周回移動が可能に支持され、無端状とされている。前記加圧ローラは、前記定着ベルトの外周面に接触し、前記定着ベルトとの間にシートを挟むニップを形成する。前記支持部材は、前記定着ベルトの内側に配置され、前記定着ベルトの軸方向に延在する。前記加熱部材は、前記定着ベルトの内側に配置されて前記支持部材に支持される。前記加熱部材は、前記定着ベルトの軸方向に延在する。前記加熱部材は、前記加圧ローラが前記定着ベルトを加圧しないときに、前記加圧ローラ側の第1主面とは反対の第2主面の端部が前記支持部材から離間している。前記加熱部材は、係止構造を有する位置決め機構によって、前記軸方向の中央で前記支持部材に対して位置決めされている。
実施形態の画像形成装置の概要を示す図。 実施形態の定着装置の正面図。 実施形態の定着装置の加熱部材の断面図。 非加圧時の定着装置の構成図。 加圧時の定着装置の構成図。 加熱部材および支持部材の変形量を示す図。
以下、実施形態の定着装置および画像形成装置を、図面を参照して説明する。
図1は、実施形態の画像形成装置の概要を示す図である。図1に示すように、画像形成装置1は、読取り部R、画像形成部P、給紙カセット部Cを有する。以下、必要に応じてXYZ座標系を用いて図示および説明を行う。X方向は水平方向である。X方向は画像形成装置1の横幅方向である。Y方向は水平面内においてX方向に直交する方向である。Y方向は画像形成装置1の前後方向である。Z方向はX方向およびY方向に直交する方向である。Z方向は画像形成装置1の高さ方向である。
読取り部Rは、原稿台に設置される原稿シートをCCD(Charge-Coupled Device)イメージセンサなどで読み取り、光信号を生成する。読取り部Rは、生成した光信号をデジタルデータに変換する。画像形成部Pは、読取り部Rで読み取られた原稿画像、もしくは外部のパーソナルコンピュータからの印刷データを取得する。画像形成部Pは、取得した原稿画像または印刷データに基づくトナー像をシート上に形成する。画像形成部Pは、シート上に形成したトナー像を定着させる。
画像形成部Pは、レーザ走査部200と感光ドラム201Y、201M、201C、201Kとを有する。レーザ走査部200は、ポリゴンミラー208と光学系241とを有する。レーザ走査部200は、シート上に形成する像を感光ドラム201Y~201Kに照射する。シート上の像は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像信号に基づく像である。
感光ドラム201Y~201Kは、不図示の現像装置から供給される各色トナーを、シート上の照射位置に従って保持する。感光ドラム201Y~201Kは、保持したトナー像を転写ベルト207に順次転写する。転写ベルト207は、無端ベルトであり、ローラ213が回転駆動することで、転写位置Tまでトナー像を搬送する。
搬送路101は、給紙カセット部Cと、転写位置Tと、定着装置30と、排出トレイ211とを繋いでいる。給紙カセット部Cにストックされたシートは、搬送路101に沿って転写位置Tまで搬送される。転写位置Tでは、転写ベルト207がトナー像をシートに転写する。
トナー像が転写されたシートは、搬送路101に沿って定着装置30まで搬送される。定着装置30は、トナー像を加熱し、溶融することで、シートへ浸透させて定着させる。これにより、シート上のトナー像が外力によって乱されることが防がれる。トナー像が定着したシートは、搬送路101に沿って排出トレイ211まで搬送される。搬送されたシートは、排出トレイ211から画像形成装置1の外部に排出される。
制御部801は、画像形成装置1内の装置や機構を統括的に制御するユニットである。制御部801は、例えばCPU(Central Processing Unit)などの中央演算装置と揮発性/不揮発性の記憶装置とを含む。制御部801は、中央演算装置が記憶装置に記憶されたプログラムを演算実行することで、画像形成装置1内の装置と機構とを制御する。また、機能の一部を回路として実装してもよい。
なお、形成対象の画像(トナー画像)を転写位置Tまで搬送し、シート上に転写するまでの各ユニットを含めた構成を転写部40とする。
次に、定着装置30について詳細に説明する。定着装置30は、いわゆるダイレクトヒート方式の定着部である。
図2は、加圧形態P2(図5参照)における定着装置30の正面図である。なお、定着ベルト31の軸方向を単に「軸方向」ということがある。
図2に示すように、定着装置30は、定着ベルト(ベルト)31と、加圧ローラ(ローラ)32と、加熱部材33と、支持部材34とを備える。図2において、「T」は、定着ベルト31および加圧ローラ32の定着ニップNにおける接線である。接線Tは、軸方向(Y方向)に直交する。
定着ベルト31は、可撓性を有する材料によって筒状に形成されている。定着ベルト31は、無端状のベルト状部材(フィルム状も含む)である。定着ベルト31は、図示はしないが、基層と、弾性層と、表面離型層とを備える。基層は、耐熱性の高いシート状部材で構成される。基層は、ニッケル、ステンレス等の金属材料;ポリイミド(PI)等の樹脂材料などで構成される。基層の内面には、加熱部材33に対する摩擦摺動性をよくするため、表面コーティングを施してもよい。弾性層は、シリコーンゴム等の弾性材料で構成される。表面離型層は、テトラフルオロエチレン-パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等で構成される。ウォーミングアップタイムを長くしないため、弾性層および表面離型層は、熱容量が大きすぎないように厚みを選択する。
定着ベルト31は、図示しない支持機構に支持された状態で、定着ベルト31の軸の周りに周回移動が可能である。
加圧ローラ32は、定着ベルト31と並べて配置されている。加圧ローラ32は、芯部材32aと、弾性層32bとを持つ。芯部材32aは、金属等により円筒状に形成されている。芯部材32aの両端部は、軸受(図示略)を介して定着装置30における支持体(図示略)に支持されている。芯部材32aは、軸周りに回転可能である。弾性層32bは、芯部材32aの外周面に設けられている。弾性層32bは、発泡性シリコーンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム等から形成される。弾性層32bの外周面には、離型層(図示略)が形成されていてもよい。離型層には、PFA、PTFE等が用いられる。
加圧ローラ32は、図示しない加圧手段によって定着ベルト31側へ加圧され、定着ベルト31の外周面に接触する。加圧ローラ32と定着ベルト31とが圧接する部分では、加圧ローラ32の弾性層32bが弾性的に圧縮されることにより、シートSの搬送方向に所定の幅を有する定着ニップ(ニップ)Nが形成されている。定着ニップNでは、加圧ローラ32は、定着ベルト31との間にシートSを挟む。
加圧ローラ32は、モータ等の駆動源(図示略)によって回転駆動する。例えば、加圧ローラ32は、前記駆動源とギア列(図示略)とを備える駆動機構により回転駆動することができる。加圧ローラ32が回転駆動すると、その駆動力は定着ニップNで定着ベルト31に伝達され、定着ベルト31は従動回転する。定着ベルト31は、シートSを搬送するときに、定着ベルト31の周方向の第1の向き(送出し向き)D1に回転する。
加圧ローラ32は、図示しない切替機構によって、非加圧形態P1(後述)と加圧形態P2(後述)とを切り替えできる。加圧ローラ32は、駆動しないときには非加圧形態P1とし、回転駆動時のみ加圧形態P2とすることができる。これによって、定着ベルト31および加圧ローラ32のクリープを抑制することができる。
加圧ローラ32の、定着ニップNに対向する面は、接線T(図2参照)と平行な方向から見て、軸方向(Y方向)に沿うストレート形状(直線状)とされている(図4参照)。
加熱部材33は、加熱ヒータ35と、保持部材36とを備える。加熱部材33は、定着ベルト31の内側に配置される。加熱部材33は、軸方向(Y方向)に沿う長板状に形成されている。加熱部材33は、概略、厚み方向を加圧ローラ32に向けて配置されている。加熱部材33については、加圧ローラ32に近づく方向を前方という。加圧ローラ32から離れる方向を後方という。加熱部材33の前面33a(第1主面)は、定着ベルト31に接触する面である。前面33aは、定着ニップN側の面である。後面33b(第2主面)は、前面33aとは反対の面である。後面33bは、定着ニップN側とは反対の面である。
加熱ヒータ35は、保持部材36の保持凹部36c内に設けられている。加熱ヒータ35の前面35aは、加熱部材33の前面33aの一部を構成する。加熱ヒータ35は、抵抗被膜(図示略)と、基板(図示略)と、保護層(図示略)とを備える。前記抵抗被膜は前記基板に積層されている。前記抵抗被膜は、通電により発熱する。前記抵抗被膜は、軸方向(Y方向)に複数に分割されていてもよい。分割された複数の抵抗被膜は独立に通電できることが好ましい。これにより、複数の抵抗被膜について独立に温度を定めることができるため、シートSが通る領域だけを加熱することができる。前記基板は、セラミック、ステンレス等で構成される。前記保護層は、前記抵抗被膜および前記基板の表面に設けられる。例えば、前記保護層はSiOで構成される。加熱ヒータ35は、概略、厚み方向を加圧ローラ32に向けて配置されている。
保持部材36の前面36aには、加熱ヒータ35が設けられる保持凹部36cが形成されている。保持凹部36cは、軸方向(Y方向)に沿う溝状とされている。保持部材36は、加熱ヒータ35を保持する。
保持部材36は、軸方向(Y方向)に延在する。保持部材36は、軸方向(Y方向)に沿う長板状に形成されている。保持部材36は、シリコーンゴム、フッ素ゴム等の弾性材料;ポリイミド樹脂、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエーテルサルフォン(PES)、液晶ポリマー(LCP)等の耐熱性樹脂などで構成される。
保持凹部36cと加熱ヒータ35の間には、図示しない高熱伝導部材を配置してもよい。例えば、高熱伝導部材はシート状に形成される。高熱伝導部材は保持凹部36cおよび加熱ヒータ35に比べて熱伝導率が高い。例えば、高熱伝導部材は、銅、アルミニウム等の、熱伝導率の高い金属で構成される。高熱伝導部材としては、グラファイトシートを用いてもよい。高熱伝導部材は、定着ベルト31および加熱ヒータ35の長手方向の温度勾配を小さくし、局部的な温度上昇を防ぐ効果がある。
図3は、加熱部材33の断面図である。図3は、定着ニップNにおいて接線T(図2参照)に直交する断面(図2に示すI-I断面)を示す図である。
図3に示すように、加熱部材33の前面33aは、定着ニップNの位置において、接線Tと平行な方向から見て、軸方向(Y方向)に沿うストレート形状(直線状)とされている。加熱部材33の後面33b(定着ニップN側とは反対の面)は、接線Tと平行な方向から見て、湾曲凸形状とされている。例えば、湾曲凸形状とは、円弧状であってもよいし、楕円弧状、放物線状、双曲線状などの高次曲線状(例えば二次曲線状)であってもよい。前面33aの断面がストレート形状、かつ後面33bの断面が湾曲凸形状であるため、加熱部材33は、軸方向(Y方向)の端部33cに比べて、中央部33dが厚く形成されている。
詳しくは、保持部材36の保持凹部36cの底面は、軸方向(Y方向)に沿うストレート形状とされている。保持部材36の後面36b(後面33b)は湾曲凸形状とされている。これにより、保持部材36は、軸方向(Y方向)の端部36dに比べて、中央部36eが厚く形成されている。加熱ヒータ35の厚みは、軸方向(Y方向)に一定である。
図3に示す加熱部材33は、端部33cにおいて最も薄い。端部33cにおける加熱部材33の厚みをTminとする。例えば、加熱部材33の両方の端部33cの厚みは互いに等しい。加熱部材33は、中央部33dにおいて最も厚い。中央部33dにおける加熱部材33の厚みをTmaxとする。
図2に示すように、支持部材34は、保持部材36を支持する。支持部材34は、上部保持板37と、連結部材38と、下部保持板39とを持つ。例えば、上部保持板37は、XY平面に沿って延在する。上部保持板37の前端部37aは、軸方向(Y方向)の少なくとも一部が保持部材36の上部に達している。連結部材38は、上部保持板37の後端部37bから下方に向かって延出している。下部保持板39は、連結部材38の下端部から保持部材36に近づく方向に延出する。下部保持板39は上部保持板37と平行である。下部保持板39の前端部39aは、軸方向(Y方向)の少なくとも一部が保持部材36の下部に達している。
図4は、加圧ローラ32が定着ベルト31を加圧しないときの定着装置30の構成図である。図4は、接線T(図2参照)と平行な方向から見た図である。
図4に示すように、加圧ローラ32が定着ベルト31を加圧しないときの定着装置30の形態を「非加圧形態P1」という。非加圧形態P1では、加熱部材33の後面33bのうち中央部33dを含む範囲は支持部材34に当接する。加熱部材33の後面33bは、湾曲凸形状であるため、加熱部材33の後面33bのうち端部33cを含む部分は、支持部材34から離間している。
加熱部材33は、位置決め機構50を用いて支持部材34に対して位置決めすることができる。位置決め機構50は、位置決め部材51と、係止爪52とを持つ。位置決め部材51は、係止爪52が係止する係止穴53を有する。位置決め部材51は、支持部材34(例えば、上部保持板37および下部保持板39)の軸方向(Y方向)の中央に設けられる。係止爪52は、加熱部材33の軸方向(Y方向)の中央に設けられる。加熱部材33は、係止爪52が位置決め部材51の係止穴53に係止することによって、支持部材34に対して位置決めされる。
加熱部材33は、位置決め機構50によって、軸方向(Y方向)の中央において支持部材34に対して位置決めされる。そのため、支持部材34のたわみによる変位の影響を受けずに加熱部材33を位置決めできる。
加熱部材33の厚みTminおよび厚みTmaxは、加圧ローラ32により定着ベルト31を加圧するときの支持部材34のたわみ量に合わせて設計する。例えば、加熱部材33と支持部材34の最大隙間を「G」とすると、厚みTminおよび厚みTmaxは、次の式(1)が成立するように設定する。例えば、最大隙間Gは、加熱部材33の端部33cと支持部材34との隙間である。
G ≧ Tmax-Tmin ・・・(1)
式(1)が成立すると、加熱部材33の前面33aをストレート形状に保つことができるため、加熱部材33に不要な応力がかかるのを抑制できる。
図5は、加圧ローラ32が定着ベルト31を加圧するときの定着装置30の構成図である。図5は、接線T(図2参照)と平行な方向から見た図である。
図5に示すように、加圧ローラ32が定着ベルト31を加圧するときの定着装置30の形態を「加圧形態P2」という。加圧形態P2では、加圧ローラ32は、加熱部材33を介して支持部材34を押圧する。加熱部材33は、湾曲凸形状とされた後面33bが支持部材34の中央部を含む範囲を押圧する。そのため、支持部材34は、軸方向(Y方向)の中央を含む範囲が後方に押圧され、後方に凸となる湾曲形状となる。
加圧形態P2における加熱部材33の端部33cと支持部材34との距離は、非加圧形態P1における加熱部材33の端部33cと支持部材34との距離より小さい。加熱部材33による押圧力が十分に高ければ、支持部材34は、軸方向(Y方向)の全長にわたって加熱部材33の後面33bに当接する。
図4に示すように、加圧ローラ32による押圧が解除されると、定着装置30は非加圧形態P1となる。
加圧ローラ32の定着ニップNに対向する面と、加熱部材33の前面33aとは、いずれもストレート形状である。そのため、加圧ローラ32により加熱部材33に加えられる押圧力は、軸方向(Y方向)に均等である。したがって、非加圧形態P1から加圧形態P2に移行する際に、加熱部材33に生じる曲げ応力は小さい。よって、加熱部材33の曲げ変形は小さい。
図6は、加熱部材33および支持部材34の変形量を示す図である。図6に示すように、非加圧形態P1から加圧形態P2に移行する際に、加熱部材33の前面33a(加熱部材のニップ側の面)のシフト量は、軸方向(Y方向)にほぼ一定である。一方、支持部材34のシフト量は、中央部で大きく、端部で小さい。
定着装置30は、加圧形態P2において加熱部材33に生じる曲げ応力が小さいため、非加圧形態P1と加圧形態P2とが繰り返される場合でも、加熱部材33の耐久性を高めることができる。
定着装置30は、加熱部材33の前面33aがストレート形状であるため、加熱ヒータの曲げ加工は不要である。よって、製造性の点で優れている。
なお、加熱部材の軸方向の最も厚い箇所は、中央部に限定されず、中央部よりも端部寄りの箇所であってもよい。
実施形態の加熱部材33は、加熱部材33の前面33aがストレート形状であり、後面33bが湾曲凸形状であるが、加熱部材の形状はこの形状に限定されない。例えば、加熱部材の前面は湾曲凸形状であってもよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、加圧ローラにより加圧されたときに加熱部材に生じる曲げ応力が小さいため、加熱部材の耐久性を高めることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…画像形成装置、31…定着ベルト、32…加圧ローラ、33…加熱部材、34…支持部材、33a…前面(第1主面)、33b…後面(第2主面)、33c…端部、33d…中央部、50…位置決め機構、N…定着ニップ(ニップ)、P1…非加圧形態、P2…加圧形態、S…シート

Claims (5)

  1. 周回移動が可能に支持された無端状の定着ベルトと、
    前記定着ベルトの外周面に接触し、前記定着ベルトとの間にシートを挟むニップを形成する加圧ローラと、
    前記定着ベルトの内側に配置され、前記定着ベルトの軸方向に延在する支持部材と、
    前記定着ベルトの内側に配置されて前記支持部材に支持され、前記定着ベルトの軸方向に延在し、前記加圧ローラが前記定着ベルトを加圧しないときに、前記加圧ローラ側の第1主面とは反対の第2主面の端部が前記支持部材から離間している加熱部材と、
    を備え
    前記加熱部材は、係止構造を有する位置決め機構によって、前記軸方向の中央で前記支持部材に対して位置決めされている、定着装置。
  2. 前記加熱部材の第1主面は、前記ニップにおける接線と平行な方向から見て、前記軸方向に沿う直線状に形成され、
    前記加熱部材の第2主面は、前記ニップにおける接線と平行な方向から見て、湾曲凸形状に形成されている、請求項1記載の定着装置。
  3. 前記加圧ローラは、前記定着ベルトを加圧しない非加圧形態と、前記定着ベルトを加圧する加圧形態とを切り替え可能であり、
    前記加圧形態における前記加熱部材の端部と前記支持部材との距離は、前記非加圧形態における前記加熱部材の端部と前記支持部材との距離より小さい、請求項1または2に記載の定着装置。
  4. 前記加熱部材の最大の厚みをTmax、最小の厚みをTminとし、前記加熱部材と前記支持部材の最大の隙間をGとすると、次の式(1)が成立する、請求項1~3のうちいずれか1項に記載の定着装置。
    G ≧ Tmax-Tmin ・・・(1)
  5. 請求項1~のうちいずれか1項に記載の定着装置を備える画像形成装置。
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