JP2017151134A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着ベルトの幅方向の端部を変形させ難くすることが可能な定着装置、及びその定着装置を備えた画像形成装置を提供する。【解決手段】定着装置10は、走行可能に支持され、定着位置において印刷媒体Pに接触する無端状の定着ベルト11と、定着位置における定着ベルト11の内面に当接する当接面を有し、印刷媒体Pの幅方向(印刷媒体の搬送方向に垂直な方向)の端部P0に対応する領域における当接面が定着ベルト11の内面から遠ざかる方向に変位可能な当接部材(例えば抵抗線ヒータ12)と、当接部材を支持する支持面を有する支持部材(例えばヒータ支持部材13)とを備える。この支持部材の支持面は、印刷媒体Pの基準通過面Srから印刷媒体Pの幅方向の中央部の第1支持面13a上の位置までの第1の距離Daよりも、基準通過面Srから印刷媒体Pの幅方向の端部の第2支持面13b上の位置までの第2の距離Dbを大きくする形状を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、定着装置、及びその定着装置を備えた画像形成装置に関するものである。
従来から、画像形成装置において印刷媒体上の現像剤を定着させるために定着装置が用いられている。定着装置は、例えば、ヒータ、無端状の定着ベルト、及び定着ベルトの内面に当接しヒータの熱を定着ベルトに伝える熱伝達部材を備える。
特許文献1は、定着ベルトとしての無端状のフィルムと、ヒータの基板と、平面のヒータ取付面及び定着ニップ面を有するフィルムガイドと、を備えた定着装置を開示している。この定着装置では、薄い印刷媒体のしわの発生を防止し、厚い印刷媒体によるヒータの基板へのストレスを低減するために、定着ニップ面がフィルムの幅方向においてクラウン形状(弓なり)に形成されている。
特開2001−194937号公報
しかしながら、特許文献1に記載された定着装置では、例えば厚い印刷媒体上の現像剤を定着させる場合に、印刷媒体の幅方向の端部に対応する定着ベルト上の領域と印刷媒体の幅方向の中央部に対応する定着ベルト上の領域とに大きな圧力差が発生する。そして、このような圧力差により、定着ベルトの表層に皺又は傷が発生するなど、定着ベルトが変形する可能性がある。また、このような圧力差は、定着ベルトの外面に当接するローラの幅方向の端部に対応する定着ベルト上の領域でも生じ得る。なお、このような問題は、特許文献1に記載された定着装置のように弓なりの定着ニップ面を持つ定着装置に限って生じるものではなく、従来の他の定着装置においても生じ得る。
本発明は、上述のごとき実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、定着ベルトの幅方向の端部を変形させ難くすることが可能な定着装置、及びその定着装置を備えた画像形成装置を提供することにある。
本発明の一態様に係る定着装置は、走行可能に支持され、定着位置において印刷媒体に接触する無端状の定着ベルトと、前記定着位置における前記定着ベルトの内面に当接する当接面を有し、前記印刷媒体の搬送方向に垂直な方向である前記印刷媒体の幅方向の端部に対応する領域における前記当接面が、前記定着ベルトの内面から遠ざかる方向に変位可能な当接部材と、前記当接部材を支持する支持面を有する支持部材とを備え、前記支持部材の前記支持面は、前記印刷媒体の基準通過面から前記印刷媒体の前記幅方向の中央部の前記支持面上の位置までの第1の距離よりも、前記印刷媒体の基準通過面から前記印刷媒体の前記幅方向の前記端部の前記支持面上の位置までの第2の距離を大きくする形状を有することを特徴とする。
本発明の一態様に係る画像形成装置は、上記定着装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、定着装置において、定着ベルトの幅方向の端部を変形させ難くすることが可能になる。
本発明の実施の形態1に係る定着装置を備えた画像形成装置の一構成例を概略的に示す縦断面図である。 実施の形態1に係る定着装置の一構成例の主要部分を概略的に示す縦断面図である。 (a)は、図2に示される定着装置をI−I線で切った断面を示す断面図、(b)は、(a)における支持部材を示す断面図である。 図3に示される定着装置の断面並びに定着ベルトに加えられる圧力の分布の概略を示す図である。 図2に示される定着装置における制御のための構成要素の一例を示すブロック図である。 比較例に係る定着装置の断面並びに定着ベルトに加えられる圧力の分布の概略を示す図である。 (a)は、実施の形態2に係る定着装置の一構成例を示す断面図、(b)は、(a)における支持部材を示す断面図である。 実施の形態3に係る定着装置の一構成例を示す断面図である。 (a)〜(e)は、実施の形態4に係る定着装置における支持部材を示す断面図である。
以下に、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図には、XYZ直交座標系の座標軸が示される。X軸は、実施の形態に係る定着装置が備える定着ベルトの幅方向の座標軸である。Y軸は、その定着装置が定着位置において印刷媒体を搬送する方向(搬送方向)の座標軸である。Z軸は、その定着装置の高さ方向の座標軸である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る定着装置を備えた画像形成装置の一構成例を概略的に示す縦断面図である。図1に示される画像形成装置100は、実施の形態1に係る定着装置10を備えた装置であり、例えば、電子写真方式を採用し、カラー画像を形成するカラープリンタである。なお、実施の形態1に係る定着装置10は、モノクロプリンタなどの単色の画像を形成する単色プリンタに備えることもでき、また、複写機、ファクシミリ装置、多機能周辺装置(MFP)などのような他の画像形成装置に備えることもできる。なお、図1中の点線矢印は、搬送される印刷媒体(記録媒体)Pの搬送方向を示す。
図1に示されるように、画像形成装置100は、主要な構成として、用紙などのシート状の媒体である印刷媒体Pを保持(収容)する給紙カセット110と、印刷媒体Pを給紙カセット110から後段に(搬送方向D1に)搬送する搬送部120と、画像情報に応じて各色の画像(現像剤像)を形成する画像形成部130BK,130Y,130M,130Cと、搬送部120で搬送された印刷媒体P上にその現像剤像(トナー像)を転写するための転写装置140と、印刷媒体P上に転写された現像剤像を定着させる定着装置10と、定着装置10を通過した印刷媒体Pを画像形成装置100の外部に排出する媒体排出部150と、を備える。なお、図1には、印刷媒体Pの搬送方向に配列された4つの画像形成部130BK,130Y,130M,130Cが示されているが、画像形成装置100が有する画像形成部の数は、3以下又は5以上であってもよい。
画像形成装置100は、給紙カセット110に収容(積載)されている印刷媒体を、転写装置140によって現像剤像が転写される転写領域に供給するために、積載された印刷媒体の中から搬送する印刷媒体Pを1枚ずつピックアップし、搬送部120に搬送する機構を有する。搬送部120は、給紙カセット110から搬送された印刷媒体Pを画像形成部130BK,130Y,130M,130Cによる現像のタイミングに合わせて、転写装置140における転写領域に供給するレジストローラ121を有する。
画像形成部130BK,130Y,130M,130Cは、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの現像剤像を形成する。画像形成部130BK,130Y,130M,130Cは、現像剤の色を除いて、互いに同様の構造を持つ。以下では、画像形成部130Cの構成を代表例として説明する。図1に示されるように、画像形成部130Cは、回転中心軸を中心にして回転可能に支持された静電潜像担持体としての感光体ドラム131Cを有する。また、画像形成部130Cは、感光体ドラム131Cの回転方向Aにおいて順に配置されている帯電ローラなどの帯電装置(帯電部)132C、発光素子(例えば、発光ダイオード(LED))を有する発光素子プリントヘッドなどの露光装置(露光部)133C、現像剤としてのトナーを感光体ドラム131Cに供給する現像部としての現像剤供給装置134C、及び感光体ドラム131Cの表面の残留物を掻き落とすクリーニングブレードなどのクリーニング装置135Cを有する。帯電装置132Cは、感光体ドラム131Cの表面を一様に帯電させる。露光装置133Cは、画像情報に応じて光を出射し、感光体ドラム131Cの表面を露光して静電潜像を形成する。現像剤供給装置134Cは、感光体ドラム131Cの表面に現像剤を供給する。感光体ドラム131Cの表面では、現像剤が供給されることで、静電潜像に対応する現像剤像が形成される。なお、静電潜像担持体は、ドラム状の感光体ドラムでなく、ベルト状の感光体ベルトとしてもよい。
転写装置140は、印刷媒体Pを搬送方向Bに搬送する無端状の搬送ベルト(転写ベルト)141と、搬送ベルト141を張架する一対の張架ローラ142,143と、画像形成部130BK,130Y,130M,130Cの各々に対向して配置され、搬送方向Bに搬送されている印刷媒体P上に現像剤像を転写する転写ローラ144BK,144Y,144M,144Cと、を有する。張架ローラ142,143のうちの少なくとも一方は、搬送ベルト141を移動させる(駆動する)駆動ローラである。転写ローラ144BK,144Y,144M,144Cによって、画像形成部130BK,130Y,130M,130Cにより形成された現像剤像は、順番に印刷媒体Pの上面に転写される。これにより、印刷媒体P上には、複数色の現像剤像が重ねられたカラー画像が形成される。
定着装置10は、印刷媒体P上に転写された現像剤像を印刷媒体P上に定着させる。定着装置10の詳細については後述する。媒体排出部150は、現像剤像が定着された印刷媒体Pを、排出口まで搬送する搬送機構として、例えば、媒体搬送ローラ151,152を有する。画像形成装置100は、この排出口の外に印刷後の印刷媒体Pを積載する排紙積載部160を備えている。
上述のような構成の画像形成装置100は、例えば次のように動作する。まず、画像形成装置100は、パーソナルコンピュータ(PC)等の上位装置(図示せず)からの印刷命令を受けると、ピックアップローラ111の回転によって印刷媒体Pを給紙カセット110からレジストローラ121へ搬送し、レジストローラ121により転写装置140へ搬送する。この時、例えば画像形成部130Cでは、感光体ドラム131Cの回転方向Aの回転に伴い、感光体ドラム131Cの表面が帯電装置132Cにより帯電される。そして、画像形成部130Cでは、露光装置133Cにより上記印刷命令に含まれる画像情報に応じて露光されることで、その画像情報に応じた静電潜像が形成され、この静電潜像が現像剤供給装置134Cにより供給された現像剤により現像され、結果として感光体ドラム131C上に現像剤像が形成される。感光体ドラム131C上に形成された現像剤像は、転写装置140上を搬送方向Bに搬送される印刷媒体P上に転写され、転写後に感光体ドラム131C上に残留している現像剤がクリーニング装置135Cにより掻き取られて感光体ドラム131Cがクリーニングされた後、次の帯電に供される。画像形成部130BK,130Y,130Mでも、画像形成部130Cと同様の工程で現像が実行される。
印刷媒体Pは、転写装置140により搬送方向Bに搬送されつつ、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの現像剤像が順に転写され、上記画像情報が示す画像形成に必要な全ての現像剤像が転写された後、転写装置140から定着装置10へ搬送される。定着装置10の動作については後述する。定着装置10のニップ領域を通過した印刷媒体Pは、媒体搬送ローラ151により、排紙積載部160へ搬送される。
次に、図2から図4を参照しながら、定着装置10の構成について具体的に説明する。図2は、定着装置10の一構成例の主要部分を概略的に示す縦断面図、図3(a)は、図2に示される定着装置10をI−I線で切った断面を示す断面図、図3(b)は、その定着装置10における支持部材の断面図、図4は、図3(a)に示される定着装置10の断面(図1及び図2に示される搬送方向D2に進む印刷媒体Pが通過する直前)を示す図である。
図2に示される定着装置10は、定着ベルト11、抵抗線ヒータ12、ヒータ支持部材13、及び駆動ローラ17を有し、搬送される印刷媒体P上の現像剤像Tnを印刷媒体P上へ定着させる。定着装置10のような定着装置は、サーフ方式の定着装置と称される。なお、図2に示される定着装置10は、駆動ローラ17に対して定着ベルト11を上側に設置した構成を有するが、定着ベルト11は、駆動ローラ17に対向する位置であれば、駆動ローラ17の上側以外の位置(例えば、駆動ローラ17の下側又は横側)に設置することもできる。
定着ベルト11は、無端状のベルトであり、例えば、基材であるポリイミド層、中間層であるシリコーンゴムの弾性層、表層であるPFA(ペルフルオロアルコキシアルカン)チューブの3層構造とすることができる。定着ベルト11は、図2に示されるように円筒状のベルト支持部材14に支持される。ニップ領域NPで示される定着位置において、定着ベルト11の外面(外周面)は、搬送される印刷媒体Pに接触する。
ベルト支持部材14は、そのX軸方向の両端を、図示しない機構により定着装置10の本体の筐体又は画像形成装置100の筐体に取り付けられている。また、ベルト支持部材14は、定着ベルト11を走行可能に保持するとともに、回転時の定着ベルト11の幅方向(X軸方向)の変位を規制する部材である。
図2及び図3(a)に示されるベルト支持部材14は、ニップ領域NPで示される定着位置を含む領域において開口した円筒部14aと、円筒部14aの頂点に位置する部分の内壁から定着位置に向かって(Z軸方向に沿って)延伸させるように形成された板状部材14bと、円筒部14aの外周面のX軸方向の両端部に形成された鍔部14cと、を有する。但し、ベルト支持部材14の構造は、図2及び図3(a)に示されるものに限ったものではない。
円筒部14aは、定着ベルト11を走行可能に保持するための部位である。一方で、定着ベルト11は、駆動ローラ17の回転駆動に従動することで回転するように配置されている。よって、定着ベルト11は、円筒部14aの外周面に沿ってルーズな状態(弛んだ状態)で円筒部14aにより支持されている。但し、定着ベルト11は、その幅方向(つまりX軸方向)の変位が、円筒部14aのX軸方向の両端部に形成された鍔部14cにより規制されている。このように、定着ベルト11は、その回転時にも定着位置においてX軸方向の変位がないように、ベルト支持部材14に配置されている。また、板状部材14bは、後述する加圧バネ15を取り付ける部材である。
また、ベルト支持部材14には、例えば、円筒部14aの外周面と定着ベルト11の内周面との間に潤滑剤を供給するとともに、余分な潤滑剤を回収する機構を備えることができる。また、この潤滑剤は、後述の抵抗線ヒータ12と定着ベルト11の内周面との抵抗も減らすことができる。これにより、円筒部14aの外周上で滑らかに定着ベルト11を回転させることができる。
抵抗線ヒータ12は、図4に示されるように、定着位置における定着ベルト11の内面(内周面)11aに当接する当接面12aを有する当接部材の一例である。この当接部材は、印刷媒体Pの幅方向(印刷媒体Pの搬送方向に垂直な方向、つまりX軸方向)の端部P0に対応する領域(第1領域)における当接面12aが、定着位置における定着ベルト11の内面11aから遠ざかる方向に(+Z方向に)変位可能な部材とする。なお、当接部材は、幅方向に一様な部材とするなど、第1領域以外における当接面も変位可能な部材としてもよい。また、抵抗線ヒータ12は、YZ平面上の形状が長方形となっており、当接面のYZ平面上での形状が水平になっているが、当接部材のYZ平面上の形状は問わず、例えば当接面のYZ平面上での形状を円弧状にすることもできる。
当接部材の一例である抵抗線ヒータ12は、金属の基材、その基材上に形成された絶縁層、及び絶縁層内に配された発熱体としての抵抗線を有することができる。この構成では、抵抗線ヒータ12は、絶縁層側を定着ベルト11の内面に当接させるように設置されてもよいし、基材側を定着ベルト11の内面に当接させるように設置されてもよい。このように、当接部材は金属の基材を有することができる。
ヒータ支持部材13は、当接部材を支持する支持面を有する支持部材の一例であり、図2及び図3(a),(b)に示される例では、抵抗線ヒータ12を支持する支持面を有する部材である。この支持面については後述する。ヒータ支持部材13は、図2に示されるように、抵抗線ヒータ12のY軸方向の両端を保持するような部材とすることができる。但し、この場合にも、ヒータ支持部材13は、抵抗線ヒータ12のX軸方向の両端において抵抗線ヒータ12を保持せず、抵抗線ヒータ12の+Z方向の変位を許容しておく。
ヒータ支持部材13は、図示しない支持機構によりX軸方向及びY軸方向の少なくとも一方の両端を支持され、抵抗線ヒータ12を後述する支持面で支持した状態で、加圧バネ15等の加圧機構により−Z方向に加圧されている。板状部材14bは、この加圧バネ15を取り付ける部位を有する部材である。つまり、図2及び図3(a),(b)に示されるヒータ支持部材13は、定着ベルト11の内周側の部材であるベルト支持部材14を基点として加圧されている。図3(a)に示される例では、4つの加圧バネ15が、板状部材14bの最も−Z方向に位置する面上にX軸方向に配列されている。
また、定着装置10は、ヒータ支持部材13の幅を定着ベルト11の幅より大きくし、ヒータ支持部材13を外部の部材から加圧するように構成することもできる。その場合、ベルト支持部材14とヒータ支持部材とを一体に加圧されるように接続しておくこと、つまりヒータ支持部材がベルト支持部材14の一部をなすように形成しておくこともできる。なお、ヒータ支持部材13は、加圧機構により加圧されていなくても、定着装置10内での位置が固定されていてもよい。その場合、後述の駆動ローラ17側に、駆動ローラ17を抵抗線ヒータ12及びヒータ支持部材13に向けて押し付けるような加圧機構を備えておけばよい(すなわち、駆動ローラ17を加圧ローラとして構成しておけばよい)。いずれの構成によっても、定着位置において定着ベルト11と駆動ローラ17とにより印刷媒体Pを挟み込む(ニップする)ことが可能である。また、定着装置10は、ヒータ支持部材13及び駆動ローラ17の双方からそれぞれに対応する加圧機構により加圧する構成を採用することもできる。
ヒータ支持部材13の支持面について説明する。この支持面は、抵抗線ヒータ12の第1領域が+Z方向に変位する際の空間を形成するために、図3(a)に示されるように、第1の距離Daよりも第2の距離Dbを大きくする形状を有する。なお、比較対象である第1の距離Daと第2の距離Dbはいずれも、図3(a)及び図4に示されるように最短距離(Z軸方向の距離)で定義されるが、例えば互いに平行な直線の長さで定義されてもよい。
ここで、第1の距離Daは、印刷媒体Pの基準通過面Srから印刷媒体Pの幅方向(X軸方向)の中央部の支持面上の位置までの距離を指す。上記中央部の支持面上の位置とは、図3(a),(b)及び図4に示される中央部支持面(第1支持面)13a上の位置を指す。中央部支持面13aは、抵抗線ヒータ12に当接して抵抗線ヒータ12を支持する面である。また、第2の距離Dbは、印刷媒体Pの基準通過面Srから印刷媒体Pの幅方向(X軸方向)の端部の支持面上の位置までの距離を指す。上記端部の支持面上の位置とは、図3(a),(b)及び図4に示される端部支持面(第2支持面)13b上の位置を指す。端部支持面13bは、少なくとも抵抗線ヒータ12がZ軸方向に変位しない状態では、抵抗線ヒータ12に当接せず抵抗線ヒータ12を支持しない面である。換言すれば、抵抗線ヒータ12は、端部支持面13bに対向する領域において変形可能になっている。また、ヒータ支持部材13は、中央部支持面13aと端部支持面13bとを繋ぐ段差部13cを有する。
なお、印刷媒体Pの幅方向の端部P0とは、最端部を指すこともできるが、これに限ったものではなく、最端部からある程度、中央寄りの部分も含めた範囲を指してもよい。また、基準通過面Srは、図4に示されるように印刷媒体Pの通過時における駆動ローラ17側の面で定義すればよいが、例えば印刷媒体Pの通過時における定着ベルト11側の面、又は通過時の印刷媒体Pの厚み方向の中間面などで定義することもできる。
なお、抵抗線ヒータ12の幅方向の端部、定着ベルト11の幅方向の端部、ヒータ支持部材13の幅方向の端部、及び駆動ローラ17の幅方向の端部のX軸方向の位置関係は、問わない。但し、これらの位置関係を問わずに、抵抗線ヒータ12が第1領域において+Z方向に変位する際の空間を形成しておくためには、Db>Daを満たすヒータ支持部材13を備えるほかに、図3(a)及び図4に示されるように、抵抗線ヒータ12、定着ベルト11、及び駆動ローラ17のいずれの幅方向の端部も、ヒータ支持部材13における中央部支持面13aの幅方向の端部より、幅方向(X軸方向)に突出しているといった条件を満たしていればよい。具体的に説明すると、定着ベルト11及び駆動ローラ17の幅方向の端部が中央部支持面13aの幅方向の端部よりX方向に突出していれば、ニップ領域NPがX軸方向において中央部支持面13aに対応する領域だけでなく端部支持面13bに対応する領域の少なくとも一部を含むようになる。また、抵抗線ヒータ12の幅方向の端部が中央部支持面13aの幅方向の端部よりX軸方向に突出していれば、抵抗線ヒータ12は、端部支持面13bとX軸方向において重複する部分を持つことになり、+Z方向に変位させることができる。
駆動ローラ17は、例えば、中心に芯金、中間層にシリコーンゴムの弾性層、表層にPFAチューブを有する3層構造で形成することができる。また、駆動ローラ17は、図3(a)及び図4に示されるように、定着位置において定着ベルト11の外面11bに当接する。また、駆動ローラ17は、回転軸17aの両端を回転可能な保持機構(図示せず)で保持されていると共に、後述の駆動部21から任意に回転運動を付与することが可能に構成されている。回転軸17aは、例えば中心の芯金の部分とすることができる。なお、回転軸17aの軸受けの部分を+Z方向に加圧する機構を設けることで、駆動ローラ17を定着ベルト11側に加圧することができる。この場合、駆動ローラ17は加圧ローラである。
また、定着装置10は、図2に示されるように、定着ベルト11の温度を検出する温度センサ16を備えることができる。但し、定着装置10における温度センサ16の位置は、図2に示される位置に限定されるものではない。温度センサ16で検出された温度は、抵抗線ヒータ12の制御に用いられる。
ここで、図5を参照しながら、抵抗線ヒータ12の制御を含む定着装置10の制御について説明する。図5は、図2から図4に示される定着装置10における制御のための構成要素の一例を示すブロック図である。
図5に示されるように、定着装置10は、制御部20、駆動部21、及び電源部22を備えることができる。制御部20は、例えば中央処理装置(CPU)を含み、定着装置10の動作を制御する。なお、制御部20は、画像形成装置100の動作を制御する主制御部(図示せず)に接続されているか、又はこの主制御部に含まれる。
温度センサ16は、定着ベルト11の温度を検出(監視)し、監視の結果として得られた定着ベルト11の温度を示す温度情報を制御部20に伝える。制御部20は、温度センサ16から受け取った温度情報に基づき、電源部22に抵抗線ヒータ12の温度の調整を行う指示を出力する温調回路20aを有する。駆動部21は、モータ(定着用モータ)21aを有し、制御部20からの指示に従い、定着用モータ21aが駆動ローラ17に駆動力を供給する。電源部22は、給電回路22aを有し、制御部20からの指示に従い、給電回路22aが抵抗線ヒータ12に電力を供給する。抵抗線ヒータ12は、給電回路22aから抵抗線に電流を流すことで、発熱させることができる。なお、給電回路22aは、温度センサ16にも電力を供給する。
印刷媒体Pの現像剤像Tnを定着させる際には、定着装置10の制御部20は、まず印刷媒体P上に形成された現像剤像Tnを定着させる(熱圧着させる)ために十分な熱量を有するように制御する。具体的には、温調回路20aが給電回路22aに指示を出力し、抵抗線ヒータ12に電流を流すように(オン状態に)する。これにより、抵抗線ヒータ12は発熱する。抵抗線ヒータ12から発生した熱は、抵抗線ヒータ12に当接している定着ベルト11に伝わるため、定着ベルト11が加熱される。
また、制御部20は、抵抗線ヒータ12を発熱させる制御と同時又はその制御に前後して、駆動ローラ17を駆動するよう駆動部21に指示を出力する。これにより、定着用モータ21aが駆動ローラ17を駆動し、駆動ローラ17が回転運動を開始する。駆動ローラ17が回転運動を開始することで、駆動力が定着ベルト11に伝達され、定着ベルト11が回転運動を開始する。
制御部20は、温度センサ16から受け取った温度情報に基づき、定着ベルト11が十分な熱量を有する状態になったか否かを判定し、十分な熱量を有する状態になったと判定した場合、図1に示される画像形成装置100の主制御部にその旨を示す信号を伝える。主制御部は、その信号を受け取った後、搬送部120に指示し、印刷媒体Pを定着装置10に搬送させる。定着装置10へ搬送された印刷媒体Pは、ニップ領域NPにおいて加熱及び加圧され、印刷媒体P上の現像剤像Tnが定着される。
次に、中央部支持面13aと端部支持面13bとの境界位置の好ましい例について説明する。第2の距離Dbの定義の際に基準とした印刷媒体Pの幅方向の端部P0に対応する領域は、予め定められたサイズの印刷媒体Pの幅方向の端部に対応する領域であることが好ましい。この場合、図4に示されるように、上記境界位置は、この予め定められたサイズの印刷媒体Pの幅方向の最端部より−X方向側の位置である。
また、この境界位置は、印刷媒体P上の現像剤像Tnを印刷媒体P上へ定着させる際にいずれの領域の現像剤像Tnでも一様に定着できるように決めることが好ましい。従って、ここで言う予め定められたサイズとは、定着装置10が定着可能な最大のサイズであることが望ましい。但し、定着温度の調整などにより、抵抗線ヒータ12が変形した状態でも定着させることが可能であるため、予め定められたサイズは上記最大のサイズに限ったものではない。
次に、印刷媒体Pの通過時の定着位置における定着ベルト11の変形について、図4及び図6を参照しながら説明する。図4は、定着装置10において印刷媒体Pの通過時に定着ベルト11に加えられる圧力の分布の概略を示す図でもあり、図6は、比較例に係る定着装置60の断面(印刷媒体Pの通過時)、並びに定着ベルト61に加えられる圧力の分布の概略を示す図である。
ここで、図6に示される比較例に係る定着装置60は、図4に示される実施の形態1に係る定着装置10において、ヒータ支持部材13を、印刷基準面Srから当接面までの距離DpをX軸方向に渡って一定にしたヒータ支持部材63と入れ替えたものである。定着装置60は、ヒータ支持部材63のほか、定着ベルト61、抵抗線ヒータ62、ベルト支持部材64、加圧バネ65、及び、回転軸67aを有する駆動ローラ67を備える。
図6に示されるように、定着装置60では、印刷媒体Pの端部と定着ベルト61との接触部分において、印刷媒体Pの厚さに応じ大きな圧力差が生じる。つまり、距離DpがX軸方向に渡って一定なヒータ支持部材63を備えた定着装置60では、例えば厚い印刷媒体P上の現像剤を定着させる場合に、印刷媒体Pの幅方向の端部P0に対応する定着ベルト61上の領域と、印刷媒体Pの幅方向の中央部に対応する定着ベルト61上の領域とに、大きな圧力差Tcが発生する。そして、このような圧力差により、定着ベルト61の表層に皺が生じて定着ベルト61が破損する可能性がある。なお、このような問題は、定着装置60の定着ニップ面(ニップ領域NP)のYZ平面上の形状に依らず生じ得る。
これに対し、実施の形態1に係る定着装置10では、図4に示されるように、印刷媒体Pの端部にて発生した圧力差が大きい場合には抵抗線ヒータ12が撓み、印刷媒体Pの端部と定着ベルト11との接触部分で発生する圧力差を低減させることができる。図4に示される圧力差Taが、図6に示される比較例による圧力差Tcに比べて低いことが分かる。
表1は、実施の形態1に係る定着装置10と比較例に係る定着装置60とにおいて、このような圧力差を比較する試験を行った結果を示す表である。この試験では、定着ベルト11及び定着ベルト61としては、ベルト表層にPFAチューブを用いるなど、上述した構造の定着ベルトを用いた。また、抵抗線ヒータ12及び抵抗線ヒータ62は、厚さ300μmの弾性のある薄膜金属の基材に、発熱抵抗体(10μm厚)が内部に埋め込まれた厚さ50μmの絶縁層を取り付けたものを用いた。ヒータ支持部材13は、ヒータ支持部材63に対し、印刷媒体Pの端部から5mm内側の位置から端部まで深さ(高さ)1mmの段差を形成したものを用いた。
Figure 2017151134
この試験の結果、表1に示されるように、定着装置10では、定着装置60に比べ、印刷媒体Pの端部に起因する圧力差をほぼ半減させることができた。また、印刷媒体Pを連続150000枚通過させた際の定着ベルトの皺は、例えば1900g/cm以下であれば許容できる範囲と言える。従って、定着装置10では、例えば坪量が350g/mの印刷媒体Pであっても、連続150000枚通過させた際の定着ベルト11の皺が許容できる範囲に抑えられることが分かる。
このように、定着装置10では、ヒータ支持部材13に基準通過面Srからの距離が中央部支持面13aより大きい端部支持面13bを形成しておくことで、印刷媒体Pの幅方向の端部P0により発生した定着ベルト11上の圧力差を低減し、定着ベルト11(その構成である弾性層及び表層)の変形を抑えることで、印刷媒体P上のいずれの領域でも一様な定着(安定した定着)が可能である。
また、以上の説明では、当接部材の例として、発熱体を有する抵抗線ヒータ12を挙げたが、当接部材は、抵抗線ヒータ等の発熱部材(熱源である部材)を有する構成であってもよい。このように、当接部材は、発熱部材そのものである、又は発熱部材を有することが、熱効率の点で好ましいと言える。但し、定着装置に備えられる発熱部材は、定着ベルト11に熱を供給できればよいため、当接部材とは別に備えることもできる。また、定着装置10では、発熱部材として、抵抗線ヒータ12を備えているが、抵抗線ヒータ12の代わりの発熱部材として、輻射ランプ又は磁場発生部材等の別種の発熱部材を備えることもできる。その場合にも、発熱部材は当接部材に備えることもできるし、当接部材とは別に備えることもできる。
また、以上の説明では、図3(a),(b)及び図4に示されるヒータ支持部材13の幅方向の端部P0において、中央部支持面13a及び端部支持面13bにより1つの段差が形成されている例(両端部で合計2つの段差が形成されている例)を挙げている。しかし、ヒータ支持部材13の支持面の両端部の各々には、定着ベルト11が印刷媒体Pによって応力集中を受けやすい複数個所に段差を形成しておくこともできる。上記複数個所の段差は、例えば定着装置10で通過させる印刷媒体Pのサイズ毎の段差(換言すれば図1に示される画像形成装置100で対応している印刷媒体Pのサイズ毎の段差)とすることもできるし、画像形成装置100で使用頻度の高いサイズ毎の段差とすることもできる。但し、上述したように、1つの段差は、定着装置10が定着可能な最大のサイズに対応させたものであることが好ましい。
また、実施の形態1に係る定着装置は、定着装置10のようなサーフ方式の定着装置に限定されるものではなく、例えばフリーベルトニップ方式のような他の定着方式の定着装置とすることができる。フリーベルトニップ方式の定着装置は、例えば、図2に示される定着装置10において、抵抗線ヒータ12のような発熱部材を定着ベルト側ではなく、駆動ローラ17側に備え、駆動ローラ17を定着ローラとして機能させるように構成すればよい。その際、定着ローラに従動するベルト(このベルトも定着に用いるベルトであるため定着ベルトと言える)側の内周面には、発熱部材を有さない当接部材を当接させることになる。
以上に説明したように、実施の形態1によれば、抵抗線ヒータ12等の当接部材の幅方向の内面側に、当接部材の変位を許容する空間を形成しているため、印刷媒体Pの端部により局所的に発生する定着ベルト11上の圧力差を低減(緩和)し、定着ベルト11の変形を抑えることができる。そして、実施の形態1によれば、このような変形を生じ難くすることで、印刷媒体P上のいずれの領域の現像剤像Tnであっても一様に定着させること(安定して定着させること)が可能となり、また定着ベルト11の長寿命化も図ることができる。
実施の形態2.
図7(a)は、実施の形態2に係る定着装置の一構成例を示す断面図、図7(b)は、その定着装置における支持部材を示す断面図である。図7(a),(b)において、図3(a),(b)と同じ又は対応する機能を持つ部位には、図3(a),(b)で用いられた符号と同じ符号が付されている。なお、図7(a)では、図3(a)に示される断面に対応する断面を示しており、印刷媒体Pを図示していないが、印刷媒体Pは基準通過面Srを通過する。以下、実施の形態2について、実施の形態1との相違点を中心に説明するが、実施の形態2には実施の形態1で説明した様々な例が適用できる。
実施の形態1に係る定着装置10では、ヒータ支持部材13の幅方向の両端部において各々1つの段差が形成されている。これに対し、図7(a)に示される実施の形態2に係る定着装置70では、この段差に代えて、ヒータ支持部材の幅方向の両端部にテーパ形状(傾斜部)が形成されている。
図7(a),(b)に示されるように、定着装置70は、第2の距離Deを第1の距離Ddより大きくした形状として、幅方向の両端部をテーパ形状に形成したヒータ支持部材73を備えている。ここで、第1の距離Ddは、図3(a)に示される第1の距離Daと同様に、印刷媒体Pが接触する基準通過面Srから印刷媒体Pの幅方向(X軸方向)の中央部の支持面上の位置までの距離を指す。上記中央部の支持面上の位置とは、図7(a),(b)に示される中央部支持面(第1支持面)73a上の位置を指す。中央部支持面73aは、抵抗線ヒータ12に当接して抵抗線ヒータ12を支持する面である。
また、第2の距離Deは、図3(a)に示される第2の距離Dbと同様に、印刷媒体Pの基準通過面Srから印刷媒体Pの幅方向(X軸方向)の端部の支持面上の位置までの距離を指す。上記端部の支持面上の位置とは、図7(a),(b)に示される端部支持面(第2支持面)73b上の位置を指す。なお、図7(a)では、この位置として端部支持面73bのX軸方向の中央付近の位置を例に挙げ、その位置から基準通過面Srまでの距離をDeとして図示している。端部支持面73bは、印刷媒体Pの基準通過面Srからの距離が第1の距離Ddより大きく、ヒータ支持部材13の端部に近づくほど第2の距離Deが大きくなるように傾斜している。また、端部支持面73bは、少なくとも抵抗線ヒータ12がZ軸方向に変位しない状態では、抵抗線ヒータ12に当接せず抵抗線ヒータ12を支持しない面である。換言すれば、抵抗線ヒータ12は、端部支持面73bに対向する領域において変形可能になっている。また、中央部支持面73aと端部支持面73bとの境界位置の好ましい例については、実施の形態1で説明した通りである。
図7(a),(b)に示される端部支持面73bでは、図3(a),(b)に示される端部支持面13bに比べて、印刷媒体Pの通過時に抵抗線ヒータ12に接触する領域を増やすことができる。よって、実施の形態2によれば、実施の形態1による効果に加え、抵抗線ヒータ12等の当接部材に印加される圧力を分散させ、抵抗線ヒータ12等の当接部材に局所的に過大な圧力がかからないようにすることで、当接部材の長寿命化を図ることができる。
実施の形態3.
図8は、実施の形態3に係る定着装置の一構成例を示す断面図である。図8において、図3(a)と同じ又は対応する機能を持つ部位には、図3(a)で用いられた符号と同じ符号が付されている。なお、図8では、図3(a)に示される断面に対応する断面を示しており、印刷媒体Pを図示していないが、印刷媒体Pは基準通過面Srを通過する。以下、実施の形態3について、実施の形態1との相違点を中心に説明するが、実施の形態3には実施の形態1及び2で説明した様々な例が適用できる。
実施の形態1に係る定着装置10では、図3(a)に示されるように比較対象の第1の距離Da及び第2の距離Dbを、印刷媒体Pの幅方向の端部P0を基準として決め、印刷媒体Pの幅方向の端部P0による定着ベルトの圧力差を低減させている。これに対し、図8に示される実施の形態3に係る定着装置80では、定着ベルトの外面に当接するローラの幅方向(ローラの進行方向に垂直な方向)の端部による定着ベルトの圧力差を低減させている。
図8に示されるように、定着装置80は、当接部材の一例としての抵抗線ヒータ82と、定着ベルト11の外面11bに当接するローラの一例である駆動ローラ87とを備えている。実施の形態3における当接部材は、定着位置における定着ベルト11の内面に当接する当接面を有し、上記ローラの幅方向の端部に対応する領域における当接面が定着ベルト11の内面から遠ざかる方向に変位可能な部材である。
駆動ローラ87は、回転軸87aを中心に回転するローラであり、その幅方向の両端に形成され、幅方向の中央部87cより大径の大径部87bを有する。図8に示される大径部87bは、幅方向の最端部に向けてテーパ状に大きな径を有しているが、このような形状に限ったものではない。なお、図8では、定着ベルト11と中央部87cの間に間隙が形成された状態を図示しているが、定着装置80は、印刷媒体Pを通過させない場合でも定着ベルト11の外面11bと中央部87cとが加圧により接触するような構成であってもよい。
また、図8に示されるように、定着装置80は、実施の形態3における支持部材の一例として、第2の距離Dgを第1の距離Dfより大きくした形状を有するヒータ支持部材83を備えている。ここで、第1の距離Dfは、印刷媒体Pの基準通過面Srから駆動ローラ87の幅方向(X軸方向)の中央部の支持面上の位置までの距離を指す。上記中央部の支持面上の位置とは、図8に示される中央部支持面83a上の位置を指す。中央部支持面83aは、抵抗線ヒータ12に当接して抵抗線ヒータ12を支持する面である。また、上記中央部は、中央部87cと幅方向の範囲が異なっていてもよい。また、印刷媒体Pの基準通過面Srは、定着位置における駆動ローラ87の幅方向の中央部87cの外面である。
また、第2の距離Dgは、印刷媒体Pの基準通過面Srから駆動ローラ87の幅方向(X軸方向)の端部の支持面上の位置までの距離を指す。上記端部の支持面上の位置とは、図8に示される端部支持面83b上の位置を指す。端部支持面83bは、少なくとも抵抗線ヒータ12がZ軸方向に変位しない状態では、抵抗線ヒータ12に当接せず抵抗線ヒータ12を支持しない面である。換言すれば、抵抗線ヒータ12は、端部支持面83bに対向する領域において変形可能になっている。
駆動ローラ87の幅方向の上記端部とは、最端部を指すこともできるが、これに限ったものではなく、最端部からある程度、中央寄りの部分も含めた範囲を指してもよい。例えば、駆動ローラ87の幅方向の上記端部を、大径部87bを含む範囲にすることで、中央部87cと大径部87bとの境界付近に接する位置での定着ベルト11の圧力差を低減させることができる。
以上に説明したように、実施の形態3によれば、抵抗線ヒータ12等の当接部材の幅方向の内面側に、当接部材の変位を許容する空間を形成しているため、定着ベルト11の外面11bに接する駆動ローラ87等のローラの端部により局所的に発生する定着ベルト11上の圧力差を低減(緩和)し、定着ベルト11の変形を抑えることができる。そして、実施の形態3によれば、実施の形態1による効果と同様に、このような変形を生じ難くすることで、印刷媒体P上のいずれの領域の現像剤像Tnであっても一様に定着させることが可能となり、また定着ベルト11の長寿命化も図ることができる。
また、実施の形態3は、駆動ローラ87のように大径部87bを有するローラを定着ベルト11の外面11bに当接させるような定着装置80に限らず、幅方向に同じ径を有するローラを定着ベルト11の外面11bに当接させるような定着装置にも適用可能である。このような定着装置においても、定着ベルトの幅方向の最端部がローラの幅方向の最端部より突出していれば、上述した実施の形態3による効果は得られる。
また、実施の形態3は、実施の形態1と組み合わせることができる。具体的には、実施の形態3に係る定着装置を、ローラの幅方向の端部と印刷媒体の幅方向の端部とをX軸方向に重なるように(印刷媒体Pの幅方向の端部P0に対応する領域を、ローラの幅方向の端部に対応する領域とするように)構成することで、上述した実施の形態3による効果に加え、実施の形態1又は2による効果も得ることができる。また、定着装置において、ローラの幅方向の端部に対応する位置の段差と印刷媒体の幅方向の端部とに対応する位置の段差を形成しておくことで、上述した実施の形態3による効果に加え、実施の形態1又は2による効果も得ることができる。また、いずれの場合でも、実施の形態2で説明したように段差をテーパ形状などで代用することもできる。
実施の形態4.
実施の形態4として、ヒータ支持部材で例示した支持部材の幅方向端部の様々な具体例について、図9(a)〜(e)を参照しながら説明する。図9(a)〜(e)は、実施の形態4に係る定着装置における支持部材を示す断面図である。図9(a)〜(e)に示されるヒータ支持部材91〜95は、実施の形態1から3のいずれかにおけるヒータ支持部材として適用することができる。
図9(a)に示されるヒータ支持部材91は、実施の形態1及び3におけるヒータ支持部材に代えて定着装置に搭載される部材であり、その支持面の幅方向の各々において、2つの段差が形成されている。具体的には、ヒータ支持部材91の支持面は、中央部支持面91a、端部支持面、中央部支持面91a及び上記端部支持面の間の段差部91cにより形成されている。そして、上記端部支持面は、段差部91c側の第1端部支持面91b、他方の第2端部支持面91d、及び、第1端部支持面91b及び第2端部支持面91dの間の段差部91eにより形成されている。
図9(b)に示されるヒータ支持部材92は、実施の形態2におけるヒータ支持部材に代えて定着装置に搭載される部材であり、ヒータ支持部材の幅方向の両端部に曲面形状が形成されている。具体的には、ヒータ支持部材92の支持面は、中央部支持面92a及び端部支持面92bにより形成され、端部支持面92bは、図9(b)に示されるように曲面形状の表面を有する。曲面形状は、図9(b)に示される例に限ったものではない。
図9(c)に示されるヒータ支持部材93は、実施の形態1及び3におけるヒータ支持部材に代えて定着装置に搭載される部材であり、その支持面の幅方向の各々において、1つの段差と1つのテーパ部が形成されている。具体的には、ヒータ支持部材93の支持面は、中央部支持面93a、端部支持面、及び、中央部支持面93a及び上記端部支持面の間の段差部93cにより形成されている。そして、上記端部支持面は、段差部93c側の第1端部支持面93b及びテーパ状の第2端部支持面93dにより形成されている。第2端部支持面93dは、図9(b)に示される端部支持面92dのように、曲面形状であってもよい。
図9(d)に示されるヒータ支持部材94は、実施の形態2におけるヒータ支持部材に代えて定着装置に搭載される部材であり、その支持面の幅方向の各々において、1つのテーパ部が形成されている。具体的には、ヒータ支持部材94の支持面は、中央部支持面94a、テーパ状の端部支持面94b、及び端部支持面94bの端面となる段差部94cにより形成されている。端部支持面94bは、図9(b)に示される端部支持面92dのように、曲面形状であってもよい。
図9(e)に示されるヒータ支持部材95は、実施の形態1及び3におけるヒータ支持部材に代えて定着装置に搭載される部材であり、その支持面の幅方向の各々において、2つの段差が形成されている。具体的には、ヒータ支持部材95の支持面は、中央部支持面95a、端部支持面、及び、中央部支持面95a及び上記端部支持面の間の段差部95cにより形成されている。そして、上記端部支持面は、段差部95c側の第1端部支持面95b、他方の第2端部支持面95d、及び、第1端部支持面95b及び第2端部支持面95dの間の段差部95eにより形成されている。
図9(e)に示されるヒータ支持部材95は、図9(a)に示されるヒータ支持部材91と異なり、例えば定着可能な最大サイズ(A3サイズで例示)の幅方向の端部PA3に対応する領域が第2端部支持面95dに位置し、それより1つ小さなサイズ(B4サイズで例示)の幅方向の端部PB4に対応する領域が第1端部支持面95bに位置している。このように、ヒータ支持部材95は、実施の形態1における、定着ベルトが印刷媒体Pによって応力集中を受けやすい複数個所に段差が形成された例である。また、ヒータ支持部材95は、例えば端部PA3を駆動ローラの幅方向の端部を指すとすれば、実施の形態3において説明した、ローラの幅方向の端部に対応する位置の段差と印刷媒体の幅方向の端部とに対応する位置の段差とが形成された例であるとも言える。また、図9(e)に示されるような複数段階に支持面を形成する場合の支持面形状は、これに限らず、例えば、図9(c)で例示されるような支持面の形状を採用することもできる。
10,70,80 定着装置、 11 定着ベルト、 11a 定着ベルトの内面、 11b 定着ベルトの外面、 12,82 抵抗線ヒータ、 12a 当接面、 13,73,83,91,92,93,94,95 ヒータ支持部材、 13a,73a,83a,91a,92a,93a,94a,95a 中央部支持面(第1支持面)、 13b,73b,83b,91b,91d,92b,92d,93b,93d,94b,95b,95d 端部支持面(第2支持面)、 13c,91c,91e,93c,94c,95c,95e 段差部、 14 ベルト支持部材、 14a 円筒部、 14b 板状部材、 14c 鍔部、 15 加圧バネ、 16 温度センサ、 17,87 駆動ローラ、 17a,87a 回転軸、 20 制御部、 20a 温調回路、 21 駆動部、 21a 定着用モータ、 22 電源部、 22a 給電回路、 87b 駆動ローラの大径部、 87c 駆動ローラの中央部、 100 画像形成装置、 110 給紙カセット、 111 ピックアップローラ、 120 搬送部、 121 レジストローラ、 130BK,130Y,130M,130C 画像形成部、 131C 感光体ドラム(シアン)、 132C 帯電装置(シアン)、 133C 露光装置(シアン)、 134C 現像剤供給装置(シアン)、 135C クリーニング装置(シアン)、 140 転写装置、 141 エンドレス転写媒体、 142,143 張架ローラ、 144C,144M,144Y,144BK 転写ローラ、 150 媒体排出部、 151,152 媒体搬送ローラ、 160 排紙積載部、 NP ニップ領域、 P 印刷媒体。

Claims (10)

  1. 走行可能に支持され、定着位置において印刷媒体に接触する無端状の定着ベルトと、
    前記定着位置における前記定着ベルトの内面に当接する当接面を有し、前記印刷媒体の搬送方向に垂直な方向である前記印刷媒体の幅方向の端部に対応する領域における前記当接面が、前記定着ベルトの内面から遠ざかる方向に変位可能な当接部材と、
    前記当接部材を支持する支持面を有する支持部材と
    を備え、
    前記支持部材の前記支持面は、前記印刷媒体の基準通過面から前記印刷媒体の前記幅方向の中央部の前記支持面上の位置までの第1の距離よりも、前記印刷媒体の基準通過面から前記印刷媒体の前記幅方向の前記端部の前記支持面上の位置までの第2の距離を大きくする形状を有する
    ことを特徴とする定着装置。
  2. 前記印刷媒体の前記幅方向の前記端部に対応する前記領域は、予め定められたサイズの印刷媒体の前記幅方向の端部に対応する領域であることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記支持部材の前記支持面は、
    前記印刷媒体の基準通過面からの距離が前記第1の距離である第1支持面と、
    前記印刷媒体の基準通過面からの距離が前記第1の距離より大きい前記第2の距離である第2支持面と、
    前記第1支持面と前記第2支持面とを繋ぐ段差部と
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記支持部材の前記支持面は、
    前記印刷媒体の基準通過面からの距離が前記第1の距離である第1支持面と、
    前記印刷媒体の基準通過面からの距離が前記第1の距離より大きく、前記支持部材の端部に近づくほど前記第2の距離が大きくなるように傾斜した第2支持面と
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  5. 回転可能に支持され、前記定着位置において前記定着ベルトの外面に当接するローラをさらに備え、
    前記印刷媒体の前記幅方向の前記端部に対応する前記領域は、前記ローラの幅方向の端部に対応する領域である
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記印刷媒体の基準通過面は、前記定着位置における前記ローラの幅方向の中央部の外面であることを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記ローラは、前記ローラの幅方向の両端に形成され、前記ローラの幅方向の中央部の直径よりも大径の大径部を有することを特徴とする請求項6に記載の定着装置。
  8. 前記当接部材は、発熱部材を有することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の定着装置。
  9. 前記当接部材は、金属の基材を有することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の定着装置。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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