JP2015055710A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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仁 藤原
智彦 藤井
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智彦 藤井
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Tomoya Adachi
知哉 足立
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康晴 河原▲崎▼
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Abstract

【課題】加圧ローラ31の長手方向の端部で形成されるニップ部について、ニップ幅や面圧が減少することを解消して、紙シワの発生や定着不良の発生を抑制する。
【解決手段】定着ベルト21と、加圧ローラ31と、定着ベルト21の内側に配設され、定着ベルト21を介して加圧ローラ31に当接して定着ベルト21と加圧ローラ31との間にニップ部を形成するニップ形成部材26と、を有し、ニップ形成部材26の長手方向の長さは、加圧ローラ31よりも長く、加圧ローラ31からの荷重を受けるニップ形成部材26のニップ形成面26bは、無負荷状態において、ニップ形成部材26の長手方向中央部Aと、加圧ローラ31の長手方向最端部に対向したニップ形成部材26の位置Bとを結んだ仮想線Lより、加圧ローラ31の回転軸に近い側に存在する領域と加圧ローラ31の回転軸から遠い側に存在する領域を有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。さらに詳述すると、複写機、ファクシミリ、プリンタ、またはそれらの複合機等の電子写真方式の画像形成装置に装着される定着装置および画像形成装置に関する。
複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置として、電子写真方式を利用した画像形成装置が種々考案されており公知技術となっている。その画像形成プロセスは、像担持体である感光ドラムの表面に静電潜像を形成し、感光ドラム上の静電潜像を現像剤であるトナー等によって現像して可視像化し、現像された画像を転写装置により記録媒体(用紙、記録紙、記録材ともいう)に転写して画像を担持させ、圧力や熱等を用いる定着装置によって記録媒体上の未定着トナー像を定着する過程により成立している。
定着装置としては、様々な方式のものが提案されており、熱ローラ定着装置では、内部にハロゲンヒータ等の熱源を備え、加熱されながら互いに押付けられて回転する2本の回転体(定着ローラ、加圧ローラ)のニップ部(定着ニップ部)に、未定着トナー像を載せた記録媒体を通過させ、そこでトナー像を溶融し記録媒体上に定着させている。
近年、装置の省エネ化や、加熱に要する待ち時間の短縮に対する要求が高まりから、定着ローラの代わりにベルトや薄膜フィルム等、無端状のベルト部材を用いることで、定着装置の低熱容量化を実現し、また記録媒体への熱伝達効率の改善を図り、加熱に要する待ち時間(ウォームアップ時間やファーストプリント時間)を大幅に短縮した、いわゆるオンデマンドタイプの定着装置が広く採用されている。
この種の定着装置としては、ベルト部材の内周面に固定部材を設け、ベルト部材(定着ベルト)を介して固定部材が加圧回転体(加圧ローラ)に押付けられることでベルト部材と回転体との間にニップ部を形成し、このニップ部に記録媒体を搬送して記録媒体上にトナー像を定着させる方式が既に知られている。
このようなベルト部材を用いた定着装置においては、加圧回転体として、中空構造の芯金等の外周に弾性体を設けたローラ部材(加圧ローラ)が広く用いられている。この加圧ローラの弾性体は、記録媒体搬送領域(通紙幅)より長く設定することが必要であるが、記録媒体搬送領域外(通紙幅外)において弾性体を余り長く設けておくことは、低コスト化や省エネ化の観点からは不利となる。すなわち、記録媒体搬送領域外において弾性体が存在する領域は短い方が、低コスト化や省エネ化の観点から有利であるといえる。
ところで、弾性体を有する加圧ローラでは、加圧ローラの長手方向最端部の弾性体は、加圧された状態では、記録媒体搬送領域とは反対側である長手方向の端部側に押し出されることとなるため、押し出されない長手方向の中央部に比べて、加圧ローラの外径が減少する。
これにより、加圧ローラの長手方向の端部側で形成されるニップ部は、ニップ幅(搬送方向のニップ幅をいう)や面圧が中央部の領域に比べて小さくなり、下記の問題が生じるおそれがある。
(1)端部側の線速(周速度)が中央部側に比べて遅くなるため、紙シワが発生する。
(2)端部側の定着性が中央部側に比べて低下し、オフセット、光沢低下などの定着不良が発生する。
上記の課題に関連して、特許文献1には、加熱体と、加熱体を支持する支持部材と、加熱体と圧接ニップを形成するための加圧部材と、加熱体と加圧部材との間に挿持されて無端移動するフィルムと、を有し、フィルムを挟み加熱体と加圧部材とによって形成されるニップは、被加熱体のニップへの進入方向に略直交する方向において、端部が中央部に比べて進入方向の上流側に突出した加熱装置が開示されている。
また、特許文献2には、無端の定着ベルトと、表面に弾性層を有する加熱ロールと、加熱ロールの軸方向に延び且つ加熱ロールに向けて押圧される耐熱弾性部材製の加圧パッドを有する加圧部材と、を備え、加圧部材は、軸方向の中央部から軸方向端部に行くに従って曲げ剛性が小さくなるように構成された定着装置が開示されている。
特許文献1では、記録媒体搬送領域の端部でのニップ幅の減少を解消し、用紙の定着ニップ突入挙動の安定を図っている。しかしながら、特許文献1の技術のように、記録媒体搬送領域の端部においてニップ幅を用紙搬送方向の上流側に延長しても、面圧が対策前から変化しないため、端部側の定着性が中央部側に比べて低下してしまうという問題を解消することができない。
また、特許文献2では、加圧部材の曲げ剛性を軸方向の中央部から端部に行くに従って小さくなるようにして、端部の線速を中央の線速と同等以上にするようにしている。しかしながら、加圧部材の剛性を変動させたとしても、局所的なニップ幅の減少に対応することは難しく、長手方向端部で形成されるニップ幅が中央部側に比べて小さくなり、紙シワの発生や定着不良が発生するおそれがあった。
そこで本発明は、加圧回転体の長手方向の端部で形成されるニップ部について、ニップ幅および面圧が減少することを解消して、紙シワの発生や定着不良の発生を抑制することができる定着装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明に係る定着装置は、熱源により加熱されるとともに回動する無端状のベルト部材と、該ベルト部材に接触しつつ回動する加圧回転体と、前記ベルト部材の内側に配設され、前記ベルト部材を介して前記加圧回転体に当接して前記ベルト部材と前記加圧回転体との間にニップ部を形成する固定部材と、を有し、前記固定部材の長手方向の長さは、前記加圧回転体よりも長く、前記加圧回転体からの荷重を受ける前記固定部材のニップ形成面は、無負荷状態において、前記固定部材の長手方向中央部と、前記加圧回転体の長手方向最端部に対向した前記固定部材の位置とを結んだ仮想線より、前記加圧回転体の回転軸に近い側に存在する領域と前記加圧回転体の回転軸から遠い側に存在する領域を有するものである。
本発明によれば、加圧回転体の長手方向の端部で形成されるニップ部について、ニップ幅および面圧が減少することを解消して、紙シワの発生や定着不良の発生を抑制することができる。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す断面図である。 本発明に係る定着装置の一実施形態の構成を示す側面断面図である。 加圧ローラの押し込み量による記録媒体の搬送方向におけるニップ幅の変化について説明する図である。 加圧状態における定着装置の長手方向の断面図(1)である。 加圧状態における定着装置の長手方向の断面図(2)である。 無負荷状態における定着装置の長手方向の断面図(1)である。 図6に示す定着装置の一部拡大図である。 無負荷状態における定着装置の長手方向の断面図(2)である。 無負荷状態における定着装置の長手方向の断面図(3)である。 無負荷状態における定着装置の長手方向の断面図(4)である。 無負荷状態における定着装置の長手方向の断面図(5)である。 無負荷状態における定着装置の長手方向の断面図(6)である。 無負荷状態における定着装置の長手方向の断面図(7)である。 定着装置の他の実施形態の構成を示す断面図である。 定着装置の他の実施形態の構成を示す(A)軸方向端部側、(B)軸方向中央側の断面図である。
以下、本発明に係る構成を図1から図15に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
<第1の実施形態>
(画像形成装置)
[構成]
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態であるタンデム型カラー複写機の全体構成を説明する概略構成図である。図1を参照して、この画像形成装置の内部構成の概要及び動作について説明する。
図1に示すように、本実施形態における画像形成装置1は、タンデム型カラープリンタにより構成されている。画像形成装置1は、本体内部の上方にボトル収容部101を有しており、このボトル収容部101には、4つのトナーボトル102Y,102M,102C,102Kが着脱自在に設置されており、これらのトナーボトル102Y,102M,102C,102Kには、対応する各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナーがそれぞれ収容されている。
ボトル収容部101の下方には、中間転写ユニット85が配設されている。中間転写ユニット85は、中間転写ベルト78、4つの1次転写バイアスローラ79Y,79M,79C,79K、2次転写バックアップローラ82、クリーニングバックアップローラ83、テンションローラ84および中間転写クリーニング部80を有している。また、中間転写ユニット85は、中間転写ベルト78に対向し各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部4Y,4M,4C,4Kを有している。
各作像部4Y,4M,4C,4Kには、それぞれ、感光体ドラム5Y,5M,5C,5Kが配設されている。また、各感光体ドラム5Y,5M,5C,5Kの周囲には、それぞれ、帯電部75、現像部76、クリーニング部77および図示しない除電部が配設されている。
感光体ドラム5Y,5M,5C,5Kは、円筒状に形成され、図示しない駆動源により回転駆動される。感光体ドラム5Y,5M,5C,5Kの外周面部には感光層が設けられており、露光装置から出射された破線で示す光ビームが感光体ドラム5Y,5M,5C,5Kの外周面にスポット照射されることにより、感光体ドラム5Y,5M,5C,5Kの外周面には原稿読取部が読み取った画像情報あるいは端末からネットワークを介して取得した画像情報に応じた静電潜像が書き込まれる。
帯電部75は、感光体ドラム5Y,5M,5C,5Kの外周面を一様に帯電するようになっており、感光体ドラム5Y,5M,5C,5Kに対して接触により帯電する接触方式のものが採用されている。
現像部76は、感光体ドラム5Y,5M,5C,5Kにトナーの供給を行い、供給されたトナーが感光体ドラム5Y,5M,5C,5Kの外周面に書き込まれた静電潜像に付着することにより、感光体ドラム5Y,5M,5C,5K上の静電潜像がトナー像として顕像化させるものであり、感光体ドラム5Y,5M,5C,5Kに対し接触せずにトナーを付着させる非接触方式のものが採用されている。
クリーニング部77は、感光体ドラム5Y,5M,5C,5Kの外周面に付着している残留トナーを除去するようになっており、感光体ドラム5Y,5M,5C,5Kの外周面にブラシを接触させるブラシ接触方式のものが採用されている。
中間転写ベルト78は、2次転写バックアップローラ82、クリーニングバックアップローラ83およびテンションローラ84によって張架・支持されるとともに、2次転写バックアップローラ82の回転駆動によって図1に示す矢印方向に無端移動される。
中間転写ベルト78は、樹脂フィルム、または、ゴムを基体として形成された無端状ベルトにより構成されており、感光体ドラム5Y,5M,5C,5K上に形成されたトナー像が転写されるようになっている。また、この中間転写ベルト78に転写されたトナー像が、記録媒体Pに未定着画像として転写される。
各感光体ドラム5Y,5M,5C,5Kは、帯電工程、露光工程、現像工程、1次転写工程、クリーニング工程を含む作像プロセスが実行されるようになっており、各感光体ドラム5Y,5M,5C,5K上に各色の画像が形成されるようになっている。
1次転写バイアスローラ79Y,79M,79C,79Kは、それぞれ、中間転写ベルト78を感光体ドラム5Y,5M,5C,5Kとの間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。また、1次転写バイアスローラ79Y,79M,79C,79Kには、トナーの極性とは逆の極性となる転写バイアスが印加されるようになっている。
[作像プロセス]
次に作像プロセスについて説明する。まず、帯電工程において、感光体ドラム5Y,5M,5C,5Kは、不図示の駆動モータによって図1における時計回りに回転駆動される。そして、帯電部75の位置で、感光体ドラム5Y,5M,5C,5Kの表面が一様に帯電される。
そして、露光工程において、感光体ドラム5Y,5M,5C,5Kの表面が、露光部3から発せられたレーザ光の照射位置に達し、この位置での露光走査によって各色に対応した静電潜像が形成される。
次に、現像工程において、感光体ドラム5Y,5M,5C,5Kの表面が、現像部76との対向位置に達し、この位置で静電潜像が現像されて、各色のトナー像が形成される。
次に、1次転写工程において、感光体ドラム5Y,5M,5C,5Kの表面が、中間転写ベルト78および第1転写バイアスローラ79Y,79M,79C,79Kとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム5Y,5M,5C,5K上のトナー像が中間転写ベルト78上に転写される。このとき、感光体ドラム5Y,5M,5C,5K上には、未転写トナーが僅かに残存する。
次に、クリーニング工程において、感光体ドラム5Y,5M,5C,5Kの表面は、クリーニング部77との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム5Y,5M,5C,5K上に残存した未転写トナーがクリーニング部77のクリーニングブレードによって機械的に回収される。
そして、感光体ドラム5Y,5M,5C,5Kの表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム5Y,5M,5C,5K上の残留電位が除去される。これにより、感光体ドラム5Y,5M,5C,5Kにおける作像プロセスが終了する。
上記の現像工程を経て各感光体ドラム上に形成された各色のトナー像は、中間転写ベルト78上に重ねて転写される。これにより、中間転写ベルト78上にカラー画像が形成される。
[転写プロセス]
次に、転写プロセスについて説明する。中間転写ベルト78は、図1の矢印方向に走行することにより、各1次転写バイアスローラ79Y,79M,79C,79Kの1次転写ニップを順次通過する。これにより、感光体ドラム5Y,5M,5C,5K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト78上に重ねて1次転写される。
そして、中間転写ベルト78は、各色のトナー像が重ねて転写された状態で2次転写ローラ89との対向位置に達する。この位置では、2次転写バックアップローラ82が、2次転写ローラ89との間に中間転写ベルト78を挟み込んで2次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト78上に形成された4色のトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された記録媒体P上に転写される。このとき、中間転写ベルト78には、記録媒体Pに転写されなかった未転写トナーが残存する。
その後、中間転写ベルト78は、中間転写クリーニング部80の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト78上の未転写トナーが回収される。これにより、中間転写ベルト78における転写プロセスが終了する。
[画像形成プロセス]
次に、画像形成プロセスについて説明する。記録媒体Pは、画像形成装置1の下方に配設された給紙部12から、給紙ローラ97やレジストローラ対98等を経由して2次転写ニップの位置に搬送される。給紙部12には、転写紙等の記録媒体Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ97が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の記録媒体Pがレジストローラ対98のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対98に搬送された記録媒体Pは、回転駆動を停止したレジストローラ対98のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト78上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対98が回転駆動されて、記録媒体Pが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、記録媒体P上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置でカラー画像が転写された記録媒体Pは、定着装置20の位置に搬送される。そして、この位置で、定着ベルト21及び加圧ローラ31による熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像が記録媒体P上に定着される。
その後、記録媒体Pは、排紙ローラ対99のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対99によって装置外に排出された記録媒体Pは、出力画像として、スタック部100上に順次スタックされる。これにより、画像形成プロセスが完了する。また、記録媒体Pの両面に画像を記録すべく記録媒体Pを反転させ、再度、レジストローラ対98、2次転写ニップに向けて搬送して搬送するシート反転装置90を備えている。
[制御部]
画像形成装置1は、図示しない本体制御部および操作入力部を備えている。本体制御部は、CPU、ROM、RAM、I/Oインターフェース等を含むマイクロコンピュータにより構成されており、予めROMに記憶されたプログラムを、CPUによって実行するようになっている。
また、本体制御部は、操作入力部および画像形成装置1に設けられた各種センサ類やモータ等と接続されている。本体制御部は、各種センサから入力される検出信号に基づいて、上述した感光体ドラム5Y,5M,5C,5Kを駆動する駆動モータや、加圧ローラ31を回転駆動するための駆動機構などの各モータ類を制御するとともに、加熱源に対する通電制御を実行するようになっている。
操作入力部は、画像形成装置1の本体に設けられ、テンキーやプリントスタートキーなどの各種キーおよび各種表示器を有しており、各種キーを介して入力された入力信号を本体制御部に出力するようになっている。
(定着装置)
次に、画像形成装置1に設置される定着装置20について説明する。本実施形態に係る定着装置は、熱源(ヒータ25)により加熱されるとともに回動する無端状のベルト部材(定着ベルト21)と、該ベルト部材に接触しつつ回動する加圧回転体(加圧ローラ31)と、ベルト部材の内側に配設され、ベルト部材を介して加圧回転体に当接してベルト部材と加圧回転体との間にニップ部を形成する固定部材(ニップ形成部材26、支持部材23)と、を有し、固定部材の長手方向の長さは、加圧回転体よりも長く、加圧回転体からの荷重を受ける固定部材のニップ形成面(ニップ形成面26b)は、無負荷状態において、固定部材の長手方向中央部(図7のA)と、加圧回転体の長手方向最端部に対向した固定部材の位置(図7のB)とを結んだ仮想線(図7のL)より、加圧回転体の回転軸に近い側に存在する領域と加圧回転体の回転軸から遠い側に存在する領域を有するものである。なお、括弧内は実施形態での符号、適用例を示す。
[基本構成]
図2は、定着装置の一実施形態の構成を示す側面断面図である。図2を参照して、定着装置20の基本構成について説明する。定着装置20は、ベルト部材としての定着ベルト21と、伝熱部材22と、固定部材としての支持部材23と、熱源としてのヒータ25と、固定部材としてのニップ形成部材26と、加圧ローラ31と、温度センサ40と、加圧機構50とを備える。
定着ベルト21は、薄肉で可撓性を有する無端状ベルトであり、加圧ローラ31の回転に連れて、図2中の矢印方向に回転する。定着ベルト21は、内周面側から、基材層、弾性層、離型層が順次積層されていて、その全体の厚さが1mm以下に設定されている。
定着ベルト21の基材層は、層厚が30〜100μmであって、例えば、ニッケル、ステンレス等の金属材料やポリイミド等の樹脂材料で形成されている。
定着ベルト21の弾性層は、層厚が100〜300μmであって、例えば、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム、フッ素ゴム、等のゴム材料で形成されている。弾性層を設けることで、定着ベルト21と加圧ローラ31との間に形成されるニップ部において記録媒体Pにカラー画像を定着する場合に、定着ベルト21の表面の微小な凹凸が形成されなくなり、記録媒体P上のトナー像Tに均一に熱が伝わる。
これにより、定着装置20は、記録媒体Pに柚子肌画像が発生することを抑止することができる。ここで、柚子肌画像とは、表面に多数の微小な凹凸が形成された画像のことを意味する。
定着ベルト21の離型層は、層厚が10〜50μmであって、例えば、PFA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、ポリイミド、ポリエーテルイミド、PES(ポリエーテルサルファイド)等の材料で形成されている。
離型層を設けることで、定着ベルト21は、記録媒体P上のトナー像Tに対する離型性が確保される。また、定着ベルト21の直径は15〜120mmになるように設定されている。なお、本実施形態では、定着ベルト21の直径が30mm程度に設定されている。また、離型とは、接着している物体同士が剥離することを意味し、離型性とは、物体同士の剥離しやすさを意味する。
また、ニップ部の位置で定着ベルト21の外周面に接触する加圧回転体としての加圧ローラ31は、直径が30〜40mm程度であって、中空構造の芯金32上に弾性層(弾性体)33を形成したものである。加圧ローラ31の弾性層33は、発泡性シリコーンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム等の材料で形成されている。なお、弾性層33の表層にPFA、PTFE等からなる薄肉の離型層を設けることもできる。また、加圧ローラ31の中央と端部の径の差を0.05〜0.25mmとして鼓形状を有するようにしても良い。加圧ローラ31は定着ベルト21に圧接して、双方の部材間に所望のニップ部を形成する。
また、加圧ローラ31は、3mm以上の弾性層33を有することが好ましい。また、加圧ローラ31は、その表面硬度がアスカーC(Asker-C)硬度60Hs以下であることが好ましい。
ニップ形成部材26は、液晶ポリマー等の耐熱樹脂材料等で構成され、加圧ローラ31側の面が加圧ローラ31の曲率にならうように搬送方向の断面形状が凹形状に形成されている。これにより、記録媒体Pは、加圧ローラ31の曲率にならうようにニップ部から送り出されるために、定着工程後の記録媒体Pが定着ベルト21に吸着して分離しない、というような不具合を抑止することができる。
なお、図2において、ニップ部を形成するニップ形成部材26の断面形状を凹状に形成したが、ニップ部を形成するニップ形成部材26の形状を平面状に形成したり、平面から凹形状に連続的に変化するように形成したりすることもできる。ニップ形状を任意の形状とすることによって、ニップ部の形状が記録媒体Pの画像面に対してほぼ平行となる場合には、記録媒体Pにシワが発生するのを防止する効果がある。また、凹状の断面形状に近づけることによって、定着ベルト21と記録媒体Pとの密着性が高くなり、定着性が向上する。さらに、ニップ部の出口側における定着ベルト21の曲率が大きくなるために、ニップ部から送出された記録媒体Pを定着ベルト21から容易に分離することができる。
伝熱部材22は、熱源からの熱を定着ベルト21に均一に伝達するためのガイド部材である。伝熱部材22の幅方向両端部は、定着装置20の図示しない側板に固定支持されており、肉厚が0.2mm以下のパイプ状部材である。伝熱部材22の材料としては、例えば、アルミニウム、鉄、ステンレス等の熱伝導性を有する金属を用いることができる。
伝熱部材22の肉厚を0.2mm以下に設定することで、定着装置20は、定着ベルト21の加熱効率を向上することができる。伝熱部材22は、ニップ部を除く位置で定着ベルト21の内周面に近接もしくは接触するように形成され、ニップ部の位置では、内部に凹形状が形成されるとともに、開口部が形成された凹部が設けられている。
ここで、常温時にニップ部を除く位置における定着ベルト21と伝熱部材22とのギャップAは、0mmより大きく1mm以下とすることが好ましい(0mm<A≦1mm)。これにより、定着装置20は、伝熱部材22と定着ベルト21とが摺接する面積が大きくなって定着ベルト21の摩耗が加速する不具合を抑止することができる。
また、定着装置20は、伝熱部材22と定着ベルト21とが離れ過ぎて定着ベルト21の加熱効率が低下する不具合を抑止することができる。さらに、定着装置20は、伝熱部材22が定着ベルト21の近くに設けられることで、可撓性を有する定着ベルト21の円形姿勢がある程度維持されるため、定着ベルト21の変形による劣化、破損を軽減することができる。
また、定着装置20は、伝熱部材22と定着ベルト21との摺動抵抗(滑りながら動く際の摩擦抵抗)を低下させるために、伝熱部材22の摺接面を摩擦係数の低い材料で形成したり、定着ベルト21の内周面にフッ素を含む材料からなる表面層を形成したりすることもできる。
伝熱部材22は、ヒータ25の輻射熱および輻射光(以下、単に「輻射熱」とする。)により加熱されて定着ベルト21を加熱する。すなわち、定着装置20は、伝熱部材22がヒータ25によって直接的に加熱されて、伝熱部材22を介して定着ベルト21がヒータ25によって間接的に加熱される構成となっている。
なお、ヒータ25の出力制御は、定着ベルト21の表面に対向する温度センサ40による定着ベルト21の表面温度の検知結果に基づいて行われる。また、このようなヒータ25の出力制御によって、記録媒体P上のカラー画像を定着させる定着ベルト21の定着温度を所望の温度に設定することができる。ここで、温度センサ40は、サーミスタ等によって構成されている。
また、ヒータ25を複数本備え、ヒータ25ごとに軸方向の発熱領域を異ならせることで、種々の幅の用紙幅に対応した範囲で定着ベルト21を加熱することができる。
このように、定着装置20は、定着ベルト21の一部のみが局所的に加熱されるのではなく、伝熱部材22によって定着ベルト21が周方向にわたってほぼ全体的に加熱される構成となっている。これにより、定着装置20は、装置を高速化した場合であっても、定着ベルト21が充分に加熱されて定着不良の発生を抑止することができる。
また、ヒータ25の長手方向の長さは加圧ローラ31の弾性層33の長手方向の長さに対して、+40mm以下であることが好ましい。
支持部材23は、ニップ部を形成するニップ形成部材26を補強、支持するためのもので、幅方向の長さがニップ形成部材26と同等になるように形成され、定着ベルト21の内周面側に設けられている。支持部材23は、その幅方向両端部が定着装置20の図示しない側板に固定支持されている。
支持部材23は、ニップ形成部材26および定着ベルト21を介して加圧ローラ31に接触することで、ニップ部においてニップ形成部材26が加圧ローラ31の加圧力を受けて大きく変形する不具合の発生を抑止している。
なお、支持部材23は、上述した機能を満足するために、鉄合金やステンレス等の機械的強度が高い金属材料で形成することが好ましい。
また、ヒータ25がハロゲンヒータ等の輻射熱を利用して加熱する方式の熱源である場合には、支持部材23におけるヒータ25に対向する面の一部または全部に、断熱部材を設けたり、BA(Bright Anneal)処理や鏡面研磨処理を施したりすることも好ましい。
これにより、ヒータ25から支持部材23に向かう輻射熱は、断熱もしくは反射されて伝熱部材22の加熱に用いられることになり、伝熱部材22の加熱効率がさらに向上するため、定着ベルト21の加熱効率がさらに向上することになる。
加圧ローラ31には不図示の駆動機構の駆動ギヤに噛合するギヤが設置されていて、加圧ローラ31は、図2中の矢印方向に回転駆動される。また、加圧ローラ31は、その幅方向両端部が定着装置20の不図示の側板に軸受を介して回転自在に支持されている。
また、弾性層33を発泡性シリコーンゴム等のスポンジ状の材料で形成した場合には、ニップ部に作用する加圧力を減ずることができるために、ニップ形成部材26に生じる撓みを軽減することができる。この場合、定着ベルト21の加熱効率は、定着ベルト21の熱が加圧ローラ31側に移動しにくくなるため向上する。
なお、加圧ローラ31の内部には、ハロゲンヒータ等の熱源を設けることもできる。また、加圧ローラ31の弾性層33を発泡性シリコーンゴム等のスポンジ状の材料で形成した場合には、ニップ部に作用する加圧力を減ずることができるために、ニップ形成部材26に生じる撓みを軽減することができる。さらに、加圧ローラ31の断熱性が高められて、定着ベルト21の熱が加圧ローラ31側に移動しにくくなるために、定着ベルト21の加熱効率が向上する。
また、図2では、定着ベルト21の直径が加圧ローラ31の直径と同等になるように形成したが、定着ベルト21の直径が加圧ローラ31の直径よりも小さくなるように形成することもできる。その場合、ニップ部における定着ベルト21の曲率が加圧ローラ31の曲率よりも小さくなるために、ニップ部から送出される記録媒体107が定着ベルト21から分離され易くなる。
また、定着ベルト21の直径が加圧ローラ31の直径よりも大きくなるように形成することもできる。上述した各実施形態に係る定着装置20においては、定着ベルト21の直径と加圧ローラ31の直径との関係によらず、加圧ローラ31の加圧力が伝熱部材22に作用しないように構成されている。
定着装置20には、定着ベルト21に対して加圧ローラ31を接触および離隔する加圧機構50が設けられている。加圧機構50は、加圧レバー51と、偏心カム52と、加圧スプリング53とを備える。
加圧レバー51は、一端側に設けられた支軸51aを中心として図示しない定着装置20の側板に回転自在に支持されている。加圧レバー51の中央部は、図示しない定着装置20の側板に形成された長穴に移動可能に保持されている加圧ローラ31の軸受(不図示)に接触している。
また、加圧レバー51の他端側には、加圧スプリング53が接続されている。加圧スプリング53は、その保持板に偏心カム52が取付けられている。偏心カム52は、不図示の駆動モータによって回転可能に構成されている。
このような構成により、加圧レバー51は、通常の定着動作時において、偏心カム52の回転により支軸51aを中心にして回転し、偏心カム52の姿勢が図2に示す状態となる(破線矢印方向に移動)ことで、加圧ローラ31が定着ベルト21を加圧して所望のニップ部を形成する。
これに対して、ジャム処理時や待機時等、通常の定着動作時以外の場合において、偏心カム52が図2に示す状態から180度回転し、加圧ローラ31は、定着ベルト21から離脱、または、定着ベルト21を減圧する。
[基本動作]
以下、図2を参照しつつ、本実施形態に係る定着装置の基本動作について説明する。画像形成装置1の電源スイッチが投入されると、ヒータ25に電力が供給されるとともに、加圧ローラ31の図2中の矢印方向の回転駆動が開始される。
これにより、加圧ローラ31との摩擦力によって、定着ベルト21も図2中の矢印方向に従動回転する。その後、給紙部12から記録媒体Pが給送されて、2次転写ローラ89の位置で、記録媒体P上に未定着のトナー像Tが転写される。
未定着のトナー像Tが転写された記録媒体Pは、不図示のガイド板に案内されながら図2の矢印Y10方向に搬送されて、押付けられた状態にある定着ベルト21および加圧ローラ31のニップ部に搬入される。
そして、伝熱部材22を介してヒータ25によって加熱された定着ベルト21による加熱と、支持部材23によって補強されたニップ形成部材26と加圧ローラ31との押圧力によって、記録媒体Pの表面のトナー像Tは、記録媒体Pに定着される。その後、ニップ部から送り出された記録媒体Pは、矢印Y11方向に搬送される。
[要部構成]
以下、本実施形態に係る定着装置20の特徴的な構成について説明する。上述した定着装置20は、以下のような特徴を有している。
(1)加圧ローラ31による押しつぶし量(押圧力)を大きくすると、ニップ幅、面圧ともに増加する。
(2)定着装置20の定着性は、ニップ幅と面圧に依存している。
(3)記録媒体Pの搬送速度は加圧ローラ31の外径とニップ幅によって決まる。
(4)定着装置20は、記録媒体Pの搬送速度を、用紙幅方向の端部側が中央部に比べて速い設定にすることで、記録媒体Pに定着ニップ部の通過中に外側に開く力を作用させることで紙シワの発生を抑制することができる。
図3は、加圧ローラ31とニップ形成部材26の軸方向の断面模式図であって、加圧ローラ31の押し込み量による記録媒体Pの搬送方向におけるニップ幅の変化について説明する図である。なお、図3に示すように、ニップ形成部材26の搬送方向の長さはニップ幅よりも大きくなっている。
ニップ幅は、加圧ローラ31を、定着ベルト21を介してニップ形成部材26で押しつぶすことで形成される。したがって、図3(b)に示すような状態から、図3(c)に示すように、ニップ形成部材26で加圧ローラ31を押しつぶす量が多くなるほど、ニップ幅は大きくなる。
また、このとき、加圧ローラ31を押しつぶすことで、押しつぶされた部分の弾性層33aが、用紙搬送方向の上流側と下流側に押し出される。押し出された部分を符号33bで示している。この部分の弾性層33bもニップ形成部材26との間でニップを形成することになるため、図3(a),(b)に示すように、搬送方向に押し出される弾性層が多い程、ニップ幅も大きくなる。
図4および図5は、加圧ローラ31に荷重を負荷した加圧状態における定着装置20の長手方向の断面図である。
加圧状態において、長手方向の中央部では弾性層33が、上記のように搬送方向にのみ押し出されるが、図4に示すように、長手方向の端部領域の弾性層33cは搬送方向だけでなく、符号33dに示すように、長手方向の端部方向にも押し出されることとなる。
よって、長手方向においてニップ形成部材26で加圧ローラ31を同じ量押しつぶしたとしても、端部側では搬送方向に押し出される弾性層33が中央部に比べて少ない分、ニップ幅としては小さくなる(図3(a),(b))。
このような長手方向における端部でのニップ幅の減少を防ぐために、本実施形態では、図5に示すように、ニップ形成部材26は長手方向の端部側において、加圧ローラ31側に押し出た形状の突出部26aを有するようにしている。端部側に突出部26aを備えた形状にすることによって、図4に示した構成にくらべて、以下のような理由によってニップ幅を大きくすることができる。
第一に、図5に示す例では、ニップ形成部材26が長手方向の端部方向から加圧ローラ31を包み込むような形状となっているため、長手方向に押し出される弾性層33dの量が少なくなり、その分、搬送方向に押し出されるようになりニップ幅が増加する。すなわち、図4の弾性層33dに比べて、図5の弾性層33dが小さい。
第二に、長手方向の端部側でのみニップ形成部材26を加圧ローラ31に押し込む構成となっているので、加圧ローラ31を押しつぶす量が増加することでニップ幅が増加する(図3(b),(c))。
このようにニップ部内の長手方向において、記録媒体搬送領域内の端部を突出させることで、長手方向の端部における加圧ローラの押しつぶし量を増加させて、ニップ幅に加え、面圧の低下も防止することができる。
したがって、加圧ローラ31の長手方向の端部でも中央部と同等の定着性を確保するとともに、中央部と同等以上の用紙搬送速度を確保することができ、定着不良および紙シワ等の発生を抑制することができる。
また、従来の構成では、加圧ローラ31の長手方向の端部領域のニップを通紙領域として使用した場合では、定着性や紙シワの問題が発生していたが、本実施形態に係る構成によれば、定着性や紙シワなどの問題なく、加圧ローラ31の長手方向の端部領域のニップを通紙領域として使用することができる。したがって、結果的に加圧ローラ31の弾性層33の長さを短くすることができ、低コスト化かつ省エネ化を図ることができる。
図6は、無負荷状態における本実施形態に係る定着装置20の長手方向の断面図の一例である。加圧ローラ31とニップ形成部材26でニップを形成する際に、両者は荷重によってたわみ、また、加圧ローラ31の弾性層33は荷重によって変形するため、それらを考慮してニップ形成部材26の形状を決定する必要がある。
そこで、図6に示す例では、支持部材23は加圧ローラ31から荷重を受けた際のたわみ分を考慮してあらかじめ中央が端部に比べて加圧ローラ31の回転軸側に突出した形状になっている。また、支持部材23によって支持されるニップ形成部材26は長手方向の端部が中央に比べて厚い形状になっている。
ここで、加圧状態において図5に示されるようなニップの状態とするために、加圧ローラ31からの負荷のない無負荷状態では、以下のように構成することが好ましい。この構成について図6及び図7を参照しつつ説明する。なお、図7は、図6に示した定着装置20の一部拡大図を示している。
先ず、ニップ形成部材26は、長手方向の長さが、加圧ローラ31(加圧ローラ31の弾性層33)よりも長くなっている。また、ニップ形成部材26が加圧ローラ31からの荷重を受けるニップ形成面26bは、無負荷状態において、ニップ形成部材26の長手方向中央部Aと、加圧ローラ31の長手方向最端部に対向したニップ形成部材26の位置Bとを結んだ仮想線Lより、加圧ローラ31の回転軸に近い側に存在する領域と加圧ローラ31の回転軸から遠い側に存在する領域を有している。
なお、図7の例では、長手方向中央部と図6に示す左側の端部との関係について説明しているが、ニップ形成部材26の形状は長手方向中央部を通る中心線に対称形状であり、長手方向中央部と図6に示す右側の端部との関係についても同様である。
また、図7の例では、ニップ形成部材26の長手方向中央部Aから位置Bまで範囲において、ニップ形成部材26のニップ形成面26bは、仮想線Lより近い側に存在する領域と遠い側に存在する領域との変曲点Cが1点である。
また、ニップ形成部材26のニップ形成面26bは、変曲点Cより長手方向中央側に加圧ローラ31の回転軸から近い側の領域(CからAまでの範囲)が存在し、変曲点Cより長手方向の端部側に加圧ローラ31の回転軸から遠い側の領域(CからBまでの範囲)が存在している。
また、ニップ形成部材26は、長手方向中央部Aが位置Bに比べて、加圧ローラ31の回転軸から近い側に存在している。
ここで、ニップ形成部材26のニップ形成面26bは、仮想線Lから0.1mm以上離れる領域を有していることが好ましい。また、長手方向中央部Aは位置Bに比べて、加圧ローラ31の回転軸から0.1mm以上近い側にあることが好ましい。
本実施形態に係る定着装置20によれば、加圧ローラ31とニップ形成部材26との間でニップを形成した際に、加圧ローラ31の弾性層33端部の領域がニップ領域外に押し出された際のニップ幅、および面圧の低減を防止することができ、定着不良や紙シワなどの問題を防止することができる。
<第2の実施形態>
以下、本発明に係る定着装置の他の実施形態について説明する。なお、上記実施形態と同様の点についての説明は適宜省略する。
図8は、第2の実施形態に係る定着装置20の長手方向の断面図の一例である。
ニップ形成部材26は、材料に樹脂を用いて金型成型をすることで安価で大量に生産することが可能となっている。しかしながら、金型成型で生産する場合、材料によっては厚み(加圧ローラ31の荷重方向の厚み)を制御することが困難になることがある。また、ニップ形成部材26は厚みが均一であること成型性質上が望ましいとされる。
そこで、第1の実施形態(図6)ではニップ形成部材26の端部の厚みを厚くすることで所望の効果を得るようにしていたのに対し、本実施形態(図8)のニップ形成部材26は、その厚みを均一にしたものである。
この場合、支持部材23の端部を加圧ローラ31の回転軸側に押し出した形状にし、ニップ形成部材26が支持部材23の形状に合うような形状になっていることで、第1の実施形態(図6)と同様の効果を得ることができる。
<第3の実施形態>
図9は、第3の実施形態に係る定着装置20の長手方向の断面図の一例である。ニップ形成部材26は、ニップの形成という機能上、特に加圧ローラ31からの荷重方向の厚みや形状は非常に高い精度が要求される。
したがって、ニップ形成部材26を無負荷状態で図8に示したような加圧ローラ31の荷重方向に湾曲するような形状に加工することは高い加工精度が要求される。一方で、ニップ形成部材26は、支持部材23に比べると剛性が低い部材が使用されることが多く、ニップ形成部材26の無負荷状態での形状は、最終的な荷重がかかったときのたわみ形状に及ぼす影響度が低い。
そこで、ニップ形成部材26を、無負荷状態において支持部材23に追従せず、図9に示すように、均一のストレート形状にすることも好ましい。本実施形態によれば、ニップ形成部材26を比較的簡易な加工工程で形成することができる。
<第4の実施形態>
図10は、第4の実施形態に係る定着装置20の長手方向の断面図の一例である。支持部材23は、ニップ形成部材26を支持して、たわみを防止する機能がある。そのため長手方向でその厚み(加圧ローラの荷重方向の厚み)が大きく変動すると、たわみ量が変動し、これによってニップ幅や、面圧が変動する可能性がある。
そこで、本実施形態では、支持部材23の長手方向の厚みを均一にしたものである。この場合、ニップ形成部材26は長手方向で厚みが不均一になるが、ニップ形成部材26は支持部材23に比べて剛性が低い材料を使うことが多く、かつ厚みも薄いため、長手方向での剛性の変化は最小限に抑えることができる。本実施形態によれば、支持部材23を比較的簡易な加工工程で形成することができる。
<第5の実施形態>
図11は、第5の実施形態に係る定着装置20の長手方向の断面図の一例である。上記第1〜第4の実施形態では、固定部材が支持部材23およびニップ形成部材26により形成され、支持部材23によりニップ形成部材26を支持する構成を説明したが、固定部材を支持部材23のみにより構成するようにしても良い。本実施形態では、支持部材23の形状が、図7を参照して説明した関係を満たしているものである。
この場合、ニップ形成部材26を必須とせず、支持部材23により定着ベルト21の内面を支持するものである。本実施形態によれば、部品点数を削減することができ、低コスト化を図ることができる。
<第6の実施形態>
図12は、第6の実施形態に係る定着装置20の長手方向の断面図の一例である。
一般に、平滑度の低い記録媒体(粗い記録媒体)を用いる場合、トナー像の定着後に画像表面に記録媒体の粗さによる凹凸が残ると、光が乱反射して凹部が黒く見えるため、光沢むらとなって見える柚子肌画像を発生しやすい。特に、画像面側にベルトや薄膜フィルム等、無端状のベルト部材を用いた定着装置では、柚子肌画像が悪化する傾向にある。
上記実施形態で説明したように、定着ベルト21の内面から押し出す形状をしている場合、ニップ形成部材26、および支持部材23は一定以上の硬度を持っている必要がある。しかしながら、定着ベルト21の内部の部材の硬度が高いと、ベルト表面が記録媒体Pの凹凸に追従できないことが原因で、局所的な定着不良(柚子肌画像)が生じるおそれがある。
そこで、本実施形態では、ニップ形成部材26と定着ベルト21の間にフッ素ゴムなどからなる弾性部材27を挟み込むことで、定着ベルト21を記録媒体の表面に倣わせることができるため、ニップ部において記録媒体Pの繊維に対してトナー画像を倣わせてナー像を均一に加熱することができる。これにより、定着装置20は、画像上の微細な光沢むらを抑制し、柚子肌画像の発生を防止することができる。
<第7の実施形態>
図13は、第7の実施形態に係る定着装置20の長手方向の断面図の一例である。上記実施形態では、図2に示すように、定着ベルト21側にヒータ25を有する構成について説明したが、図13に示すように、加圧ローラ31側にヒータ25を設けるようにしても良い。
以上説明した定着装置によれば、熱源を有する定着ベルトと加圧ローラによって構成されたオンデマンドタイプの定着装置において、省エネでウォームアップ時間の短くできる構成でありながら、簡易的な構成により、加圧ローラ端部のニップ幅や面圧の減少を解消し、記録媒体の紙シワなどの搬送不良、またオフセット、光沢低下などの定着不良の少ない定着装置とすることができる。
尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
また、例えば、上記実施形態では、熱源として定着ベルト21の内部に設けられるハロゲンヒータを備える例を説明したが、熱源は、ハロゲンヒータに限定されるものではない。また、熱源は、定着ベルト21の内周側に設けられる必要はなく、定着ベルト21の外周側から定着ベルト21を加熱するものであっても良い。
例えば、熱源をコイルとインバータで構成し、電磁誘導加熱方式(IH方式)による非接触加熱方式としてもよい。このIH方式では、長手方向に加熱用のコイルを多数配置する構成でも、もしくは、磁束をキャンセルする部材を多数配置することで、長手方向の加熱領域や加熱量を制御する構成とすることができる。また、電磁誘導加熱方式(IH方式)において、定着ベルト21の内部と外部に磁性部材を設けるようにしても良い。
また、図示は省略するが、定着ベルト21の軸方向両端部には、定着ベルト21とヒータ25との間に、ヒータ25からの熱を遮蔽する遮蔽部材を配設した定着装置とすることも好ましい。これにより、特に、連続通紙時の定着ベルトの非通紙領域における過剰な温度上昇を抑制することができ、定着ベルトの熱による劣化や損傷を防止することができる。
また、上述した各実施形態において、伝熱部材22の断面形状は、ほぼ円形になるように形成したが、これに限らず、多角形になるように形成されてもよい。
また、熱源からの熱を定着ベルト21に均一に伝達し、かつ駆動時の定着ベルト21の走行安定性を確保する手段が別途用意されている場合には、定着装置20は、伝熱部材22を有さず、定着ベルト21を直接加熱する方式ものであっても良い。
また、定着装置の他の例を図14に示す。図14は定着装置20の軸方向の中央側の断面図を示している。図14に示す定着装置20は、1本のヒータ25を備え、ヒータ25からの輻射熱を反射する反射部材24を備えている。反射部材24は、例えば、反射板を用いることができる。反射部材24は、図14に示すように、補強部材23のヒータ25側の面を覆うとともに、曲げ部24aが形成された形状を有し、ヒータ25の輻射熱を伝熱部材22へ反射させて、定着ベルト21の加熱効率を向上させている。
また、補強部材23の軸方向の両端部には、突起部23aが形成されており、加圧ローラ31に押圧された状態において、補強部材23の突起部23aが不図示の側板に当接することで、補強部材23および固定部材26をニップ部の反対側から支持する構成となっている。
また、定着装置の他の例を図15に示す。図15(A)は定着装置20の軸方向の端部側の断面図、図15(B)は定着装置20の軸方向の中央側の断面図を示している。
図15に示す定着装置20は、2本のヒータ25を備え、ヒータ25からの輻射熱を反射する反射部材24を備えている。反射部材24は、図15に示すように、補強部材23のヒータ25側の面を覆うとともに、曲げ部24aが形成されており、ヒータ25の輻射熱を伝熱部材22へ反射させて、定着ベルト21の加熱効率を向上させている。また、反射部材24は、図15(A)に示すように、端部側では、補強部材23の鉛直方向下部側が肉厚の形状を有するとともに、ヒータ25の図中下部側まで延出する曲げ部24bを有するように構成されている。
なお、図14および図15に示した定着装置20の構成において、伝熱部材22を有さない構成とすることもできる。
また、本発明に係る定着装置は、図1に示すカラーレーザープリンタに限らず、モノクロ画像形成装置や、その他のプリンタ、複写機、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等に搭載することも可能である。
1 画像形成装置
3 露光部
4Y,4M,4C,4K 作像部
5Y,5M,5C,5K 感光体ドラム
12 給紙部
20 定着装置
21 定着ベルト(ベルト部材)
22 伝熱部材
23 支持部材(固定部材)
23a 突起部
24 反射部材
24a,24b 曲げ部
25 ヒータ(熱源)
26 ニップ形成部材(固定部材)
26a 突出部
26b ニップ形成面
27 弾性部材
31 加圧ローラ(加圧回転体)
32 芯金
33 弾性層
40 温度センサ
50 加圧機構
51 加圧レバー
51a 支軸
52 偏心カム
53 加圧スプリング
75 帯電部
76 現像部
77 クリーニング部
78 中間転写ベルト
79Y,79M,79C,79K 1次転写バイアスローラ
80 中間転写クリーニング部
82 2次転写バックアップローラ
83 クリーニングバックアップローラ
84 テンションローラ
85 中間転写ユニット
89 2次転写ローラ
90 シート反転装置
97 給紙ローラ
98 レジストローラ対
99 排紙ローラ対
100 スタック部
101 ボトル収容部
102Y,102M,102C,102K トナーボトル
P 用紙(記録媒体)
T トナー像
特開2003−295640号公報 特開平10−186910号公報

Claims (10)

  1. 熱源により加熱されるとともに回動する無端状のベルト部材と、
    該ベルト部材に接触しつつ回動する加圧回転体と、
    前記ベルト部材の内側に配設され、前記ベルト部材を介して前記加圧回転体に当接して前記ベルト部材と前記加圧回転体との間にニップ部を形成する固定部材と、を有し、
    前記固定部材の長手方向の長さは、前記加圧回転体よりも長く、
    前記加圧回転体からの荷重を受ける前記固定部材のニップ形成面は、無負荷状態において、前記固定部材の長手方向中央部と、前記加圧回転体の長手方向最端部に対向した前記固定部材の位置とを結んだ仮想線より、前記加圧回転体の回転軸に近い側に存在する領域と前記加圧回転体の回転軸から遠い側に存在する領域を有する
    ことを特徴とする定着装置。
  2. 前記固定部材の長手方向中央部から前記加圧回転体の長手方向最端部に対向した前記固定部材の位置まで範囲において、
    前記固定部材のニップ形成面は、前記仮想線より前記加圧回転体の回転軸に近い側に存在する領域と遠い側に存在する領域との変曲点が1点であることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記固定部材のニップ形成面は、前記変曲点より長手方向中央側に前記加圧回転体の回転軸から近い側の領域が存在し、前記変曲点より長手方向の端部側に前記加圧回転体の回転軸から遠い側の領域が存在していることを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
  4. 前記固定部材のニップ形成面は、前記仮想線から0.1mm以上離れる領域を有することを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の定着装置。
  5. 前記固定部材は長手方向の中央部が前記加圧回転体の長手方向最端部に対向した前記固定部材の位置に比べて、前記加圧回転体の回転軸から近い側に存在していることを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の定着装置。
  6. 前記固定部材は長手方向の中央部が前記加圧回転体の長手方向最端部に対向した前記固定部材の位置に比べて、前記加圧回転体の回転軸から0.1mm以上近い側に存在していることを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記載の定着装置。
  7. 前記固定部材は、
    前記加圧回転体からの荷重を支持する支持部材と、
    前記ベルト部材の内部と接触し、前記加圧回転体との間でニップを形成するニップ形成部材と、からなり、
    前記支持部材は、無負荷状態において、前記ニップ形成部材と接触する面が、前記ニップ形成部材の形状に沿った形状であることを特徴とする請求項1から6までのいずれかに記載の定着装置。
  8. 前記固定部材は、
    前記加圧回転体からの荷重を支持する支持部材と、
    前記ベルト部材の内部と接触し、前記加圧回転体との間でニップを形成するニップ形成部材と、からなり、
    前記ニップ形成部材は、長手方向において厚みが均一であることを特徴とする請求項1から6までのいずれかに記載の定着装置。
  9. 前記固定部材は前記加圧回転体と接触する側の面の搬送方向の長さがニップ幅より大きいことを特徴とする請求項1から8までのいずれかに記載の定着装置。
  10. 請求項1から9までのいずれかに記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017151134A (ja) * 2016-02-22 2017-08-31 株式会社沖データ 定着装置及び画像形成装置
JP2018146690A (ja) * 2017-03-03 2018-09-20 コニカミノルタ株式会社 定着装置及び画像形成装置
JP2018146706A (ja) * 2017-03-03 2018-09-20 株式会社リコー 定着装置、画像形成装置
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