JP7162492B2 - Cft柱におけるコンクリートの充填工法 - Google Patents
Cft柱におけるコンクリートの充填工法 Download PDFInfo
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Description
呼されている。CFT構造は、角形鋼管や円形鋼管の内部にコンクリートを充填した構造であり、その優れた耐震性能及び耐火性能に加え、設計自由度や施工性の向上が期待できる構造形式として、様々な用途の構造物に適用されている。
があるため、施工性が悪化する懸念がある。
図1及び図2は、実施形態1に係るCFT構造1の概略構成を示す図である。CFT構造1は、CFT柱10及び鉄骨梁20A,20B等を有する。鉄骨梁20A,20Bは直交する大梁である。図2は、図1におけるX方向から眺めたCFT構造1の概略構成を示し、図1は、図2におけるY方向から眺めたCFT構造1の概略構成を示している。なお、X方向は、鉄骨梁20Aの長手方向と平行であり、Y方向は鉄骨梁20Bの長手方向と平行である。
た、第2分岐柱部50Bの外側壁503及び内側壁504の両端部は、一対の共通側壁505,506に接合されており、第2分岐柱部50Bの横断面は、外側壁503、内側壁504、及び一対の共通側壁505,506によって画定されている。また、図1に示すように、第1分岐柱部50Aの内側壁502と、第2分岐柱部50Bの内側壁504は互いに対向するように配置されている。また、各分岐柱部50A,50Bの横断面形状は特に限定されず、例えば円形断面を有していてもよい。
であって且つ各分岐柱部50A及び50B同士の間に、コンクリート圧入室70が設けられている。コンクリート圧入室70は、下ダイアフラム32を挟んでCFT柱・梁接合部30の下方に配置されている。下ダイアフラム32には、充填管挿入孔33が開口しており、充填管挿入孔33を通じてCFT柱・梁接合部30とコンクリート圧入室70が連通している。充填管挿入孔33の内径は、コンクリート充填管80の外径よりも若干大きな寸法に設定されている。また、コンクリート圧入室70と第1分岐柱部50Aの間に配置された内側壁502には、側面圧入孔52Aが内側壁502を貫通するように開口しており、側面圧入孔52Aを通じてコンクリート圧入室70と第1分岐柱部50Aが連通している。また、コンクリート圧入室70と第2分岐柱部50Bの間に配置された内側壁504には、側面圧入孔52Bが内側壁504を貫通するように開口しており、側面圧入孔52Bを通じてコンクリート圧入室70と第2分岐柱部50Bが連通している。
面を有しているが、形状、大きさ、位置、数等は適宜変更することができる。なお、図9は、図6におけるD-D矢視断面図である。
クリート充填管80の外径との寸法差(以下、「クリアランス寸法」という)について説明する。本実施形態において、上記クリアランス寸法は、圧入工程時にコンクリート圧入室70内に圧送されたコンクリート12が充填管挿入孔33とコンクリート充填管80の外面との間の隙間を通じてコンクリート圧入室70からCFT柱・梁接合部30内に漏出しない所定の寸法に定められている。
との間の隙間を通じてCFT柱・梁接合部30内に漏出したセメントペーストCPを堰止めることができるように、仕切り壁33A,33Bの高さ寸法を設計している。これにより、各分岐柱部50A,50Bにコンクリート12を圧入する際、下ダイアフラム32の下面に空気が溜まることをより確実に抑制し、各分岐柱部50A,50Bに対して密実にコンクリート12を充填できる。
0B)へのコンクリートの充填工法によれば、CFT柱・梁接合部30の下ダイアフラム32の下方且つ各分岐柱部50A,50B同士の間の位置にコンクリート圧入室70を設けておき、このコンクリート圧入室70から各側面圧入孔52A,52Bを通じて各分岐柱部50A,50Bへとコンクリート12を圧入するようにした。これによれば、コンクリート圧入室70から各分岐柱部50A,50Bへとコンクリート12を振り分けて同時に圧入することができるため、複数の分岐柱部50A,50B毎にコンクリート12を圧入するための圧入装置を設置する必要がなく、施工性を向上させることができる。また、従来の一般的なコンクリートの落とし込み充填工法を用いて各分岐柱部50A,50Bにコンクリートを充填しようとする場合には、一方の分岐柱部にコンクリートを充填した後、他方の分岐柱部に充填ホースを改めて振り分け直してからコンクリートを充填する必要があるため、施工性が悪化する懸念があるが、本実施形態におけるコンクリートの充填工法によればコンクリート圧入室70から各分岐柱部50A,50Bへと同時にコンクリートを圧入できるため、従来のコンクリートの落とし込み充填工法に対しても施工性が優れている。
10・・・CFT柱
20A,20B・・・鉄骨梁
30・・・CFT柱・梁接合部
31・・・上ダイアフラム
32・・・下ダイアフラム
33・・・充填管挿入孔
40・・・上柱部
50・・・下柱部
50A,50B・・・分岐柱部
52A,52B・・・側面圧入孔
60・・・免震層
70・・・コンクリート圧入室
80・・・コンクリート充填管
Claims (5)
- CFT柱がCFT柱・梁接合部から下方に向けて複数に分岐する分岐柱部へのコンクリートの充填工法であって、
前記CFT柱・梁接合部の下ダイアフラムの下方且つ各分岐柱部同士の間の位置に、前記下ダイアフラムに開口する充填管挿入孔を通じて前記CFT柱・梁接合部に連通すると共に各分岐柱部を形成する鋼管に開口する側面圧入孔を通じて各分岐柱部に連通するコンクリート圧入室を設けておき、
前記CFT柱にコンクリートを充填するためのコンクリート充填管を、前記充填管挿入孔を通じて前記コンクリート圧入室内に挿入する挿入工程と、
前記コンクリート充填管の先端部から前記コンクリート圧入室内にコンクリートを圧送し、前記コンクリート圧入室内に圧送されたコンクリートを前記側面圧入孔から各分岐柱部内へと同時に圧入する圧入工程と、
を有する、CFT柱におけるコンクリートの充填工法。 - 前記CFT柱・梁接合部に、前記下ダイアフラムの上面に立設すると共に前記CFT柱・梁接合部の内部空間を途中の高さまで仕切る仕切り壁を形成しておき、
前記圧入工程において、前記充填管挿入孔と前記コンクリート充填管との間の隙間を通じて前記コンクリート圧入室から前記CFT柱・梁接合部内に漏出したセメントペーストを前記仕切り壁によって堰止める、
請求項1に記載のCFT柱におけるコンクリートの充填工法。 - 前記仕切り壁は、前記圧入工程において少なくとも前記側面圧入孔から各分岐柱部に圧入されたコンクリートが前記下ダイアフラムの高さに打ち上がるまでの間、前記隙間を通じて前記CFT柱・梁接合部内に漏出したセメントペーストを堰止め可能に設けられている、
請求項2に記載のCFT柱におけるコンクリートの充填工法。 - 前記コンクリート充填管の先端開口に、当該コンクリート充填管に圧送されるコンクリ
ートを各側面圧入孔に向けて排出する複数の切欠き部を形成しておき、
前記圧入工程において、前記コンクリート充填管における複数の前記切欠き部を各側面圧入孔に向けた状態で各分岐柱部にコンクリートを圧入する、
請求項1から3の何れか一項に記載のCFT柱におけるコンクリートの充填工法。 - 各分岐柱部の下端は、免震層に設置された免震装置に連結されている、請求項1から4の何れか一項に記載のCFT柱におけるコンクリートの充填工法。
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