JP7161450B2 - ブラケット及び電気設備 - Google Patents

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Description

本発明は、配電盤や分電盤などの電気設備に設けられたブレーカユニットなどの電気回路ユニットの配線の接続先など、電気回路ユニットに係る情報を表示する表示板を固定する際に用いるブラケット、及び当該ブラケットを含む電気設備に関する。
一般に、電気を使用する分野では、漏電による漏れ電流、短絡や過負荷電流などの異常を検出して回路への通電を自動的に遮断する漏電遮断器、配線用遮断器などの各種ブレーカユニットや他の電気部品(電気回路ユニットと同義)などを内部に配置した配電盤や分電盤などの電気設備が設置される。また、配電盤や分電盤では、各種ブレーカユニットや他の電気回路ユニットに接続される電線が引き回されていることが多い。配電盤や分電盤の内部に引き回される電線は、これら装置内に配置した電線支えなどの受け部材によって保持されている。
配電盤や分電盤では上述したブレーカユニットを複数、集約して配置していることから、配線間違いや操作間違いを防止するために、ブレーカからの配線の接続先の名称や、ブレーカ自体の名称を印刷したシールを、対象となるユニット近傍に貼付することが提案されている(例えば特許文献1参照)。また、この他に、上記名称を表示した表示板を配電盤や分電盤のカバーに配置することも提案されている(例えば特許文献2参照)。
一般的に、上述した各種ブレーカユニットは、例えば配電盤や分電盤のケース内部に配置されたパネルにビスやねじなどにより固定される場合がある。近年では、パネルに設けた係止部とユニットに設けた係合部とを係合させ、ビスやねじを用いずにユニット単位で固定されている場合もある。さらに、配電盤や分電盤の内部に設けたレールを、ブレーカ回路やリレー回路を内包した筐体の底面に設けた凹部に嵌め込むことで、配電盤や分電盤に配置する方法を採用している(例えば特許文献3参照)。これによれば、ユニットの配置などの仕様変更やユニット交換などを容易に行えるという利点がある。
特開2006-345644号公報 特開2019-092390号公報 特開2019-009389号公報
例えば特許文献1や特許文献2では、配電盤や分電盤の仕様を変更する場合には、仕様変更に合わせて、シールや表示板を差し替えることで対応できる。しかしながら、ユニットの配置構成を大規模に差し替える仕様変更の場合には、仕様に合わせたシールや表示板を差し替えるだけでなく、カバー自体も変更する必要がある。
また、特許文献3では、配電盤や分電盤の内部に設けたレールを、ブレーカ回路やリレー回路を内包した筐体の底面に設けた凹部に嵌め込むだけで済むので、容易に配電盤や分電盤の仕様変更やユニット交換などに対応できる利点がある。しかしながら、カバーのない配電盤や分電盤の場合、例えばレールの複数箇所に金属製の柱を溶接などにより固定し、ブレーカからの配線の接続先を示す名称を貼付又は打刻した表示板(以下、銘板と称する)を固定する必要がある。このような構成を配電盤や分電盤に設けることは、特に数多くの上記ユニットを配置する配電盤や分電盤の場合、面倒で手間の掛かる作業となる。また、配電盤や分電盤の仕様変更やユニット交換に対応する場合には、ユニットを保持するレールも交換する必要があり、配電盤や分電盤の仕様変更やユニット交換などのコストの上昇を招く。同様にして、ブレーカの近傍に電線を支持するための電線支えを取り付ける場合も、上記問題を引き起こす。
本件開示によれば、簡易な構成でブレーカユニットなどの電気回路ユニットからの配線の接続先を示す名称や電気回路ユニット自体の名称を印刷したシールなどを貼付した表示板、又は打刻した表示板を簡易な構成で取り付けることで、配電盤や分電盤の仕様変更やユニット交換を容易に行うことができる技術を提供することを目的とする。
一つの観点によれば、本発明のブラケットは、取り付けるレールの幅以下の間隔で配置される一対の挟持片と、一対の挟持片の間に配置され、一対の挟持片の相対位置が変化したときに、一対の挟持片を、相対位置が変化する前の状態となるように付勢する弾性付与部と、対象物を固定する固定片と、一対の挟持片の少なくとも一方の挟持片と固定片とを連結して固定片を支持する支持片と、を含み、弾性付与部は、一対の挟持片の延出方向に沿って延びる複数の直線部と、複数の直線部を、隣り合う直線部の上端部又は下端部で、交互に繋ぐ複数の折り返し部と、を含むことを特徴とする。
別の観点によれば、本発明の電気設備は、電気回路ユニットを取り付けるレールと、レールに複数取り付けられる、本発明のブラケットと、複数のブラケットに跨って固定される対象物と、を含むことを特徴とする。
本件開示によれば、容易な構成で、配電盤や分電盤などの電気設備内に設置される電気回路ユニットからの配線の接続先を示す名称や電気回路ユニット自体の名称を示す表示板を電気回路ユニット近傍に配置すること、また、電気設備内に配線を引き回すことを、溶接などの面倒な作業を行わなくとも容易に行うことができる。
電気設備の内部に配置されるブレーカユニットの近傍の構成の一例を示す斜視図である。 ブラケットの構成の一例を示す斜視図である。 図2に示すブラケットの正面図である。 レールにブラケットを取り付ける前の状態を示す斜視図である。 ブラケットをレールに取り付ける手順を示す図である。 レールにブラケットを取り付けた状態で、且つ銘板を取り付ける前の状態を示す図である。 銘板の代わりに配線を受ける受け板をブラケットに跨って固定した場合の斜視図である。 ブラケットの変形例を示す図である。
以下、本実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、電気設備の内部に配置されるブレーカユニットの近傍の構成の一例を示す。図1に示すように、例えば配電盤や分電盤などの電気設備100において、ブレーカユニット10,10’は、一例として、配電盤や分電盤の筐体の内部で、且つ当該筐体の後面に沿って配置されたレール15に取り付けられる。ブレーカユニット10,10’は、オンオフを切り替える操作部10a,10a’を上面に有する。なお、図1においては、ブレーカユニット10,10’に接続される配線や配線の取付け部の記載は省略している。ここでは、ブレーカユニット10,10’をレール15に取り付ける場合を例に挙げているが、ブレーカユニット10、10’の他に、筐体内部にリレー回路を有するリレー回路ユニットや、筐体内部に他の回路を有する電気回路ユニットであってもよい。ここで、レール15は、例えば、幅方向の中央が下方に湾曲した形状である。
複数取り付けられたブレーカユニット10,10’には、ブラケット20,20’が当接される。ここで、ブレーカユニット10、10’に当接されるブラケット20,20’も、ブレーカユニット10,10’同様に、レール15に取り付けられる。ブラケット20,20’は、銘板25(請求項の表示板に相当)の一端をねじ26などにより固定する。銘板25は、ブレーカユニット10,10’からの配線が接続される機器の名称(又は、ブレーカユニット10,10’からの配線の接続先を示す名称)を印刷したシールが貼付された金属板や合成樹脂板であってもよいし、ブレーカユニット10,10’からの配線が接続される機器の名称を刻印した金属板や合成樹脂板であってもよい。
なお、図1においては、ブラケット20とブラケット20’との間に、2つのブレーカユニット10,10’を離間して配置しているが、2つのブレーカユニット10,10’を当接して配置してもよい。また、ブラケット20とブラケット20’との間に3以上のブレーカユニットを配置してもよい。
また、図1において示すブラケット20とブラケット20’とは、後述するブラケット本体30に対する固定片31の屈曲方向が異なるだけで、構成自体は同一である。したがって、以下では、ブラケット20の構成についてのみ説明する。
図2又は図3に示すように、ブラケット20は、例えば、SPHC(Steel Plate Hot Commercial:熱間圧延軟鋼板)などの鋼板や、強度の高い他の金属板を、例えばレーザ加工したものである。ブラケット20は、ブラケット本体30と、ブラケット本体30に対して例えば90°屈曲された固定片31とを有する。
ブラケット本体30は、図2中右側部から左側部に向けて水平方向に切り欠いた水平方向の溝部35を、ブラケット本体30の上端側に有する。また、ブラケット本体30は、下端部から上端側に向けて幅広となるように切り欠かれた空間36を有する。なお、図2及び図3においては、ブラケット本体の下端部の位置を示すために、便宜上、二点鎖線を引いているが、実際には、二点鎖線の部分が開放されている。また、ブラケット本体30は、溝部35から空間36に向けて垂直方向に切り欠かれた溝部37,38と、該空間36から溝部35に向けて垂直方向に切り欠かれた溝部39,40とが、水平方向に交互に設けられる。したがって、図2及び図3中符号41で示す箇所が一対の挟持片のうちの一方の挟持片として機能し、図2及び図3中符号42で示す箇所が一対の挟持片のうちの他方の挟持片として機能する。以下、一対の挟持片の各挟持片に対して符号41,42を付して説明する。
さらに、符号43,44,45で示す箇所が、垂直方向に延びる直線部となり、符号46,47で示す箇所がこれら直線部を繋ぐ折り返し部となる。ここで、直線部43,44,45のうち、直線部43は、下端部で挟持片41と接続される(図2及び図3中符号48で示す箇所)。また、直線部45は、上端部で挟持片42と接続される(図2及び図3中符号49で示す箇所)。したがって、これら直線部43,44,45と、折り返し部46,47とによって弾性付与部50が一対の挟持片41,42に跨って設けられる。また、ブラケット本体30は、図2又は図3中右側部から左側部に向けて水平方向に切り欠かれた水平方向の溝部35を設けることで、該溝部35の上部に位置する水平方向に延出している箇所(符号51)が、一対の挟持片41,42のうち挟持片41と固定片31とを連結し、固定片31を支持する支持片として機能する。以下、支持片に符号51を付して説明する。なお、支持片51の延出方向の長さは、適宜設定されるものであるが、固定片に銘板を固定したときに、当接又は近接される電気回路ユニットの上面を開放する位置に銘板が配置されることが好ましい。
また、上述したように、ブラケット本体30は、下端部から上端側に向けて幅広となるように切り欠かれている。このように切り欠くことで、一対の挟持片41,42は、先端部において、相対する挟持片41,42に向けて突出する爪部41a,42aを、各々有している。ここで、一対の挟持片41,42の間隔D2は、一例としてレール15の幅D1(図1参照)と同一、又はレール15の幅D1以下に設定される。したがって、挟持片41の爪部41aと挟持片42の42aとの間隔D3は、レール15の幅D1未満となる。
なお、ブラケット20をレール15に取り付けたとき、一対の挟持片41,42はレール15を挟持する。その際に、挟持片41が有する爪部41a及び挟持片42が有する爪部42aにより、レール15の両端部を下方から支持して、レール15が一対の挟持片41,42から脱落する(抜ける)ことを防止する。
弾性付与部50は、ブラケット20をレール15に取り付ける際に、一対の挟持片41,42の少なくとも一方の挟持片(図においては挟持片42)の位置を変化させて、挟持片41が有する爪部41aと挟持片42が有する爪部42aとの間を押し広げることを可能とし、また、空間36にレール15を挿入した後、位置が変化した挟持片42を元の位置へと復帰させる。
固定片31は、ブラケット本体30に対して90°屈曲されており、ブラケット20をレール15に取り付けた状態では、固定片31はレール15に対して水平に保持される。固定片31は、貫通孔31aを有する。固定片31は、その下面に、貫通孔31aと同軸に配置されたナット55を溶接等により固定する。ナット55は、銘板25を固定する際に、ねじ26を螺合する。
ここで、ブラケット20は、固定片31の下面にナット55を固定した状態で、表面全体を塗装してもよいし、塗装していなくともよい。
図4、図5及び図6は、図2及び図3に示すブラケットを用いて銘板を取付ける手順を示す。図4はレールにブラケットを取り付ける前の状態を示し、図5(a)から図5(c)は、ブラケットをレールに取り付ける手順を示す。図6はレールにブラケットを取り付けた状態で、且つ銘板を取り付ける前の状態を示す。
図4に示すように、レール15の長手方向における所定位置にブレーカユニット10,10’を取り付けた後、ブラケット20はレール15に取り付られる。図5(a)に示すように、ブラケット20は、一対の挟持片41,42のうち、挟持片41の爪部41aをレール15の幅方向における一端部15aに引っ掛ける。この状態では、挟持片41の爪部41aと、挟持片42の爪部42aとの間は、レール15の幅D1(図1参照)未満である。
したがって、図5(b)に示すように、一対の挟持片41,42のうち、レール15の端部15aに爪部42aを引っ掛けていない挟持片42が、挟持片42から離間する方向(図5(b)中G方向)に引っ張られる。図5(b)中G方向へ挟持片42が引っ張られることで、弾性付与部50が変形する。これにより、レール15の端部15aに引っ掛けられた挟持片41の爪部41aと、引っ張られる挟持片42の爪部42aとの距離が拡張される。そして、挟持片41の爪部41aと挟持片42の爪部42aとの距離がレール15の幅D1以上まで拡張されると、レール15の端部15aに引っ掛けられた挟持片41の爪部41aを回転中心として、ブラケット20がレール15側に(図5(b)中C1方向に)回転される。そして、距離が拡張された挟持片41の爪部41aと挟持片42の爪部42aとの間をレール15が挿通されると、挟持片42の図5(b)中G方向への引っ張りが解除される。ここで、挟持片42には、弾性付与部50によって復帰力が作用している。
したがって、図5(c)に示すように、挟持片42の図5(b)中G方向への引っ張りが解除されると、弾性付与部によって挟持片42に作用する復帰力により挟持片42が元の位置に復帰する。挟持片42が元の位置に復帰すると、レール15の幅方向の他端部15bが挟持片42の爪部42aに引っ掛けられる。このとき、レール15が一対の挟持片41,42によって挟持される。なお、ブラケット20をレール15に取り付けたときに、ブラケット20とブレーカユニット10とが離れている場合には、ブラケット20はレール15の長手方向にスライドされ、ブレーカユニット10に当接される。
図6に示すように、ブラケット20、20’がレール15に取り付けられた後、銘板25が、ブラケット20,20’に跨って固定される。銘板25は、ねじ26を用いてブラケット20,20’の固定片31に固定される。レール15に取り付けられたブラケット20,20’は、固定金具(図示省略)によりレール15に固定される。これにより、レール15の長手方向に対するブラケット20,20’及びブレーカユニット10,10’の位置ずれを防止でき、また、ブラケット20,20’がレール15から脱落することを防止することが可能となる。
一方、配電盤や分電盤の内部の仕様やユニットの交換などを行う場合、まず、固定金具がレール15から取り外される。その後、ねじ26が緩められた後、ねじ26とナット55との螺合が解除される。ねじ26とナット55(図2参照)との螺合が解除されることで、銘板25がブラケット20、20’から取り外される。銘板25がブラケット20,20’から取り外された後、ブラケット20,20’はレール15の長手方向に移動される。そして、一対の挟持片41,42の挟持片42を挟持片41から離間する方向に引っ張る。このときも、弾性付与部50によって、挟持片41の爪部41aと挟持片42の爪部42aとの間隔がレール15の幅D1以上に拡張される。これにより、レール15が挟持片41の爪部41aと挟持片42の爪部42aとの間を通過させることを可能にする。この状態で、ブラケット20を回転させて、レール15の幅方向の端部15bを挟持片41の爪部41aと挟持片42の爪部42aの間の空間から抜き出す。そして、レール15の幅方向の端部15bが挟持片41の爪部41aと挟持片42の爪部42aの間の空間から抜き出された後、挟持片42の引っ張りが解除される。したがって、ブラケット20の挟持片42は、元の位置に復帰する。この状態では、挟持片41の爪部41aがレール15の幅方向の端部15aに引っ掛けられた状態であるので、ブラケット20は、挟持片41の爪部41aがレール15の幅方向の端部15aから離れる方向に移動される。つまり、ブラケット20がレール15から取り外される。
なお、上記とは逆に、挟持片42をレール15の端部15bに引っ掛けて、ブラケット20をレール15に対して着脱する場合は、挟持片41を引っ張ることで、挟持片41の爪部41aと挟持片42の爪部42aとの間を拡張し、ブラケット20をレール15に着脱する。
本実施形態では、ブラケット20は、一対の挟持片41,42の一方の挟持片(上記実施形態では挟持片42)を、他方の挟持片(上記実施形態では挟持片41)から離間する方向に引っ張ることで、挟持片41の爪部41aと、挟持片42の爪部42aとの間を変化させるだけで、レールを挟持することを可能としている。したがって、金属製の柱を溶接などにより固定して、銘板を取り付けるという面倒で手間の掛かる作業を行う必要はない。また、ブラケットをレールに取り付けた後、銘板がブラケットに跨って取り付けられるという簡易な方法を採用することで、ブレーカユニットの交換や仕様変更などに容易に対応することができる。
図7は、銘板の代わりに配線を受ける受け板をブラケットに跨って固定した場合を示す。図1から図6に示す実施形態では、レール15に取り付けたブラケット20,20’に跨って銘板25を取り付けたが、銘板25の代わりに、図7に示すように、配線を受ける受け板60をブラケット20,20’に跨って固定することも可能である。なお、図7においては、図1と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付している。
図8は、ブラケットの変形例を示す。図1から図6に示す実施形態では、ブラケット20の構成として、図2又は図3中右側部から左側部に向けて水平方向に切り欠かれた水平方向の溝部35から空間36に向けて垂直方向に切り欠かれた溝部37,38と、ブラケット本体30の下端部に設けた空間36から溝部35に向けて垂直方向に切り欠かれた溝部39,40とを、水平方向において、交互に設けることで、隣り合う複数の直線部43,44,45を上端部又は下端部で、交互に繋ぐ折り返し部46,47とを有する弾性付与部50を、一対の挟持片41,42の間に設けた構成を一例に挙げている。しかしながら、ブラケット本体30の構成は、これに限定されない。
図8(a)に示すように、ブラケット70は、ブラケット本体71と、固定片72とを含む。ブラケット本体71は、垂直方向に延出される一対の挟持片73,74と、一対の挟持片73,74の上端部に連結される水平方向に延びる支持片75とを含む。なお、この場合、支持片75のうち、一対の挟持片73,74の間の領域(ハッチングで示す領域)75aが弾性付与部として機能する。ここで、領域75aと、挟持片73,74とが弾性付与部として機能してもよい。なお、符号73aは、挟持片73が有する爪部であり、符号74aは、挟持片74が有する爪部である。
また、この他に、図8(b)に示すように、ブラケット80は、ブラケット本体81と、固定片82とを含む。ブラケット本体81は、垂直方向に延出される一対の挟持片83,84と、挟持片84の上端部から挟持片83に向けて水平方向に延びる連結片85とを含む。ここで、挟持片83と固定片82とは、連結片85の上方に位置する支持片86により連結される。この場合、連結片85が弾性付与部としての機能を有する。なお、符号83aは、挟持片83が有する爪部であり、符号84aは、挟持片84が有する爪部である。
さらに、図8(c)に示すように、ブラケット90は、ブラケット本体91と、固定片92とを含む。ブラケット本体91は、垂直方向に延出される一対の挟持片93,94と、挟持片93と挟持片94と平行に延出する直線部95と、直線部95の上端部と挟持片94の上端部とを連結する連結部96と、直線部95の下端部と挟持片93の下端側を連結する連結部97とを有する。ここで、直線部95と、連結部96,97とが、弾性付与部としての機能を有する。また、挟持片93と固定片92とは、支持片98により連結される。なお、符号93aは、挟持片93が有する爪部であり、符号94aは、挟持片94が有する爪部である。
以上の詳細な説明により、実施形態の特徴点および利点は明らかになるであろう。これは、特許請求の範囲がその精神および権利範囲を逸脱しない範囲で前述のような実施形態の特徴点および利点にまで及ぶことを意図するものである。また、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、あらゆる改良および変更に容易に想到できるはずである。したがって、発明性を有する実施形態の範囲を前述したものに限定する意図はなく、実施形態に開示された範囲に含まれる適当な改良物および均等物に拠ることも可能である。
10,10’…ブレーカユニット;10a,10a’…操作部;15…レール;15a…端部(一端部);15b…端部(他端部);20,20’…ブラケット;25…銘板;26…ねじ;30…ブラケット本体;31…固定片;31a…貫通孔;35…溝部;36…空間;37,38,39,40…溝部;41…挟持片;41a…爪部;42…挟持片;42a…爪部;43,44,45…直線部;46,47…折り返し部;50…弾性付与部;51…支持片;55…ナット;60…受け板;70…ブラケット;71ブラケット本体;72…固定片;73…挟持片;73a…爪部;74…挟持片;74a…爪部;75…支持片;75a…領域;80…ブラケット;81ブラケット本体;82…固定片;83…挟持片;83a…爪部;84…挟持片;84a…爪部;85…連結片;86…支持片;90…ブラケット;91ブラケット本体;92…固定片;93…挟持片;93a…爪部;94…挟持片;94a…爪部;95…直線部;96、97…連結部;98…支持片;100…電気設備

Claims (8)

  1. 取り付けるレールの幅以下の間隔で配置される一対の挟持片と、
    前記一対の挟持片の間に配置され、前記一対の挟持片の相対位置が変化したときに、前記一対の挟持片を、前記相対位置が変化する前の状態となるように付勢する弾性付与部と、
    対象物を固定する固定片と、
    前記一対の挟持片の少なくとも一方の挟持片と前記固定片とを連結して前記固定片を支持する支持片と、
    を含み、
    前記弾性付与部は、
    前記一対の挟持片の延出方向に沿って延びる複数の直線部と、
    前記複数の直線部を、隣り合う直線部の上端部又は下端部で、交互に繋ぐ複数の折り返し部と、
    を含
    ことを特徴とするブラケット。
  2. 請求項1に記載のブラケットにおいて、
    前記一対の挟持片は、前記一対の挟持片により挟持された前記レールの脱落を防止する爪部を先端部に各々有する
    ことを特徴とするブラケット。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のブラケットにおいて、
    前記対象物は、前記レールに取り付けられた電気回路ユニットに係る情報を表示する表示板である
    ことを特徴とするブラケット。
  4. 請求項に記載のブラケットにおいて、
    前記電気回路ユニットは、ブレーカユニットであり、
    前記情報は、前記ブレーカユニットからの配線が接続される部位の名称を示す情報である
    ことを特徴とするブラケット。
  5. 請求項1又は請求項2に記載のブラケットにおいて、
    前記対象物は、配電盤又は分電盤の内部を引き回される配線を受ける受け部材である
    ことを特徴とするブラケット。
  6. 電気回路ユニットを取り付けるレールと、
    前記レールに複数取り付けられる、請求項1に記載のブラケットと、
    複数の前記ブラケットに跨って固定される対象物と、
    を含むことを特徴とする電気設備。
  7. 請求項に記載の電気設備において、
    前記対象物は、前記電気回路ユニットに係る情報を表示する表示板である
    ことを特徴とする電気設備。
  8. 請求項に記載の電気設備において、
    前記対象物は、引き回される配線を受ける受け部材である
    ことを特徴とする電気設備。
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