JP7161360B2 - カーテン用機能付加シート - Google Patents
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<第1の態様>
縦方向及び横方向に延びるシート材と、このシート材のカーテン側となる面に設けられた粘着剤層とを有し、
前記シート材は、前記カーテンに機能を付加する薬剤を含有しており、
前記シート材の縦方向の全体にわたり直線的に連続する、前記粘着剤層を有しない第1領域と、前記粘着剤層を有する第2領域とが、前記横方向に交互に繰り返し設けられている、
ことを特徴とする、カーテン用機能付加シート。
本カーテン用機能付加シートは、カーテンに貼り付けることにより、カーテンに消臭剤等の薬剤の機能を付加するものである。したがって、カーテンに薬剤を噴霧する方法と異なり、カーテンにシミや変色を発生させるおそれがなく、消臭用や芳香用の置物と異なり、カーテンの広範囲に十分な機能を付加することが可能である。もちろん、認知機能に問題を有する人であっても食べ物と誤認しにくいものでもある。そして、本カーテン用機能付加シートをカーテンに貼り付けた状態では、本カーテン用機能付加シートの各第1領域と対向する部分でカーテンがある程度自由に変形できるため、全体としてカーテンの襞の変形が阻害されにくくなる。この結果、カーテンの外観が悪化したり、カーテンの開閉動作等により粘着剤層がカーテンから剥がれやすくなったりするおそれが少ないものとなる。
前記第1領域に、前記縦方向に沿って連続するミシン目が設けられており、このミシン目を切り離すことにより横方向に複数のシートに分割可能となっている、
第1の態様のカーテン用機能付加シート。
このように第1領域に形成されたミシン目で横方向に複数のシートに分割可能であると、貼り付け対象のカーテンの寸法や、目的とする効果の程度に応じて、シートの寸法を適宜調整することができるため好ましい。
前記シート材には、前記横方向に間欠的に、前記縦方向に沿って延びる易折り曲げ部が設けられている、
第1又は2の態様のカーテン用機能付加シート。
シート材に、このような易折り曲げ部(例えば、ミシン目やエンボス加工による凹部等)が設けられていると、本カーテン用機能付加シートが変形しやすくなり、カーテンの変形がより阻害されにくくなるため好ましい。
前記第2領域における前記粘着剤層は、前記縦方向に間欠的に設けられている、
第1~3のいずれか1つの態様のカーテン用機能付加シート。
粘着剤層は、縦方向にも間欠的に設けられると、カーテンの変形がより阻害されにくくなるため好ましい。
前記カーテン用機能付加シートの縦方向の寸法が0.2~0.6mであり、前記カーテン用機能付加シートの横方向の寸法が前記縦方向の寸法の0.5倍以上であり、前記第1領域の横方向の寸法が0.01~0.05mであり、前記第2領域の横方向の寸法が0.03~0.08mである、
第1~4のいずれか1つの態様のカーテン用機能付加シート。
通常の場合、カーテン用機能付加シートの寸法及びその各部の寸法は本態様の範囲内であると、様々なカーテンに対して十分に広範囲に貼り付けできるため好ましい。
前記シート材は、構成繊維の繊度が0.5~10.0dtex、目付けが13~100g/m2、かつ厚みが0.1~2.0mmの不織布である、
第1~5のいずれか1つの態様のカーテン用機能付加シート。
シート材としては柔軟性や、カーテン素材との親和性の加点から不織布が好ましい。そして、特に本態様の範囲内の不織布であると、通気性に優れるため、薬剤が空気との接触により効果を発揮する消臭剤や芳香剤、殺虫剤等においては、その効果を発揮する上で特に好ましいものとなる。
前記粘着剤層は、透明粘着剤からなるものである、
第6の態様のカーテン用機能付加シート。
前述の範囲内の低密度な不織布であると、可視光線の透過性にも優れるため、粘着剤層が透明粘着剤からなるものであると、カーテンに貼り付けたときにカーテンの模様や色が透けて見えやすくなる。よって、カーテンに対して本カーテン用機能付加シートを貼り付けたときに、カーテン本来の外観を生かすことができる。
シート材1としては、不織布、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂等からなるプラスチックフィルム、紙、織布等のシート状の素材であれば、特に限定なく使用できる。シート材1としては柔軟性や、カーテン素材との親和性の加点から不織布が好ましい。シート材1に用いる不織布としては、公知の不織布を適宜使用することができる。不織布の構成繊維としては、例えばポリエチレン又はポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維(単成分繊維の他、芯鞘等の複合繊維も含む)の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維等、特に限定なく選択することができ、これらを混合して用いることもできる。不織布の柔軟性を高めるために、構成繊維を捲縮繊維とするのは好ましい。また、不織布の構成繊維は、親水性繊維(親水化剤により親水性となった疎水性繊維を含む)であっても、疎水性繊維若しくは撥水性繊維(撥水剤により撥水性となった撥水性繊維を含む)であってもよい。また、不織布は一般に繊維の長さや、シート形成方法、繊維結合方法、積層構造により、短繊維不織布、長繊維不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布、スパンレース不織布、サーマルボンド(エアスルー)不織布、ニードルパンチ不織布、ポイントボンド不織布、積層不織布(スパンボンド層間にメルトブローン層を挟んだSMS不織布、SMMS不織布等)等に分類されるが、これらのどの不織布も用いることができる。
粘着剤層2を構成する粘着剤は特に限定されるものではないが、例えばスチレン系ポリマー、粘着付与剤、可塑剤のいずれかが主成分であるものを公的に使用することができる。スチレン系ポリマーとしては、スチレン-エチレン-ブチレン-スチレンブロック共重合体、スチレン-ブチレン-スチレンブロック共重合体、スチレン-イソブチレン-スチレン共重合体等が挙げられるが、これらのうち1種のみを使用しても、二種以上のポリマーブレンドであってもよい。この中でも熱安定性が良好であるという点で、スチレン-エチレン-ブチレン-スチレンブロック共重合体が好ましい。また、粘着付与剤及び可塑剤としては、常温で固体のものを好ましく用いることができる。粘着付与剤としては、例えばC5系石油樹脂、C9系石油樹脂、ジシクロペンタジエン系石油樹脂、ロジン系石油樹脂、ポリテルペン樹脂、テルペンフェノール樹脂等を例示することができる。可塑剤としては、例えば、リン酸トリフレシル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチル等のモノマー可塑剤の他、ビニル重合体やポリエステルのようなポリマー可塑剤を例示することができる。
薬剤としては、公知の消臭剤や芳香剤、防虫剤、及び殺虫剤等の中から、一種又は複数種を適宜選択して用いることができる。
Cu2+ + H2S → H2S:Cu2+
図1、及び図4~図7に示すように、第1領域11に、縦方向LDに沿って連続するミシン目3が設けられており、このミシン目3を切り離すことにより横方向WDに複数のシートに分割可能となっていると、貼り付け対象のカーテン20の寸法や、目的とする効果の程度に応じて、カーテン用機能付加シート10の寸法を適宜調整することができるため好ましい。ミシン目3は、すべての第1領域11に設けてもよいし、図3に示すように、1つの第1領域以上おきにミシン目3を繰り返し設けてもよい
カーテン用機能付加シート10は、製品状態で図1に示すように平坦な一枚のシートであってもよいし、図8に示すように管芯等の芯材13に巻き付けられたロールであってもよい。カーテン用機能付加シート10の寸法は特に限定されないが、カーテン20より縦方向LDの寸法が短いことが望ましい。具体的には、カーテン用機能付加シート10は、縦方向LDの寸法が0.2~0.6mであり、カーテン用機能付加シート10の横方向WDの寸法が縦方向LDの寸法の0.5倍以上であると、様々なカーテン20に対して十分に広範囲に貼り付けできるため好ましい。
明細書中の以下の用語は、明細書中に特に記載が無い限り、以下の意味を有するものである。
Claims (4)
- カーテンに対して縦方向及び横方向を合わせて貼り付けることにより、カーテンに機能を付加するシートであって、
縦方向及び横方向に延びるシート材と、このシート材のカーテン側となる面に設けられた粘着剤層とを有し、
前記シート材は、前記カーテンに機能を付加する薬剤を含有しており、
前記シート材の縦方向の全体にわたり直線的に連続する、前記粘着剤層を有しない第1領域と、前記粘着剤層を有する第2領域とが、前記横方向に交互に繰り返し設けられており、
各第1領域の横方向の中央部にのみ、前記縦方向に沿って連続するミシン目が設けられ、このミシン目を切り離すことにより横方向に複数のシートに分割可能となっている、
ことを特徴とする、カーテン用機能付加シート。 - 前記第2領域における前記粘着剤層は、前記縦方向に間欠的に設けられている、
請求項1記載のカーテン用機能付加シート。 - 前記カーテン用機能付加シートの縦方向の寸法が0.2~0.6mであり、前記カーテン用機能付加シートの横方向の寸法が前記縦方向の寸法の0.5倍以上であり、前記第1領域の横方向の寸法が0.01~0.05mであり、前記第2領域の横方向の寸法が0.03~0.08mである、
請求項1又は2に記載のカーテン用機能付加シート。 - 前記シート材は、構成繊維の繊度が0.5~10.0dtex、目付けが20~30g/m2、かつ厚みが0.1~2.0mmの不織布であり、
前記粘着剤層は、透明粘着剤からなるものである、
請求項1~5のいずれか1項に記載のカーテン用機能付加シート。
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