JP2015100685A - 送風口取り付け型芳香具 - Google Patents

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雄作 泉
Yusaku Izumi
雄作 泉
由美 河内
Yumi Kawauchi
由美 河内
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【課題】従来の送風口取り付け型芳香剤は、固定部が樹脂成型品である為、様々な香りを短期間に使用したい時にはコストがかかるという問題があった。また、安価に製造出来るシールタイプの製品では、取り外しに時間がかかるという問題があった。
【解決手段】前記課題を解決する為に、本発明の芳香具は、紙に加工する事で作製する。送風口に固定する時は、紙を折って固定部及び鍵爪部を作製し、送風口にはめ込んで固定する。また、ひとつの製品に使用する芳香剤の量を抑える代わりに、芳香剤の揮発をフィルムによって遮断する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車のエアコン送風口に取り付ける芳香具の構造に関する。
近年では芳香剤をスプレーやゼリー、シートといった多様な方法によって、空間や布等に付着させる商品が市場に出回っている。その中でも、車用の芳香具では、従来は香料ゲルの入った容器を置くことで、ゲル中の香料が揮発するという商品が一般的であったが、近年ではクリップタイプが販売されるようになった。クリップタイプの芳香具は、クリップを車内エアコンのルーバーに挟むことによって取り付ける。そのクリップには、香料を付着させた樹脂、或いは液体香料が入った容器が搭載されており、エアコンの風によって香料を空間に拡散させるという仕組みになっている。なおクリップ型芳香具に関しては、特許文献1に開示がある。
また、芳香剤の中にはシールタイプの製品もあり、車の送風口や扇風機に貼り付ける事で、香りを拡散させる物がある。このような発明としては、例えば特許文献2や特許文献3のような発明がなされている。
特許文献1にかかわる発明を含むクリップ型芳香具は、そのほとんどが樹脂製の製品である為、製造コストがかかってしまう上、折りたためず嵩張る為、保管する為にスペースが必要になる。さらに、芳香の持続期間は約1ヶ月という製品が多く、数日で香りを変化させたい時には適さない。
特許文献2や特許文献3に明示されているようなシールでは、安価で簡単に製造する事ができるという長所がある反面、芳香剤が拡散される事によって、香りが無くなった時、基部からシールを剥がすのに時間がかかる上、粘着剤が送風口に残ってしまう事がある。
また、シール以外で紙製の車用芳香具としては、厚紙に香料を含浸させた吊り下げ型芳香剤があるが、製品が袋に閉じ込められてはいるものの、完全に密封されておらず、経時によって香りが逃げていく。その為、はじめから香料の濃度を高く含有させておかないといけない。少量の香料で車内に香りを充満できる上、安価に製造でき、かつ長期間保管をしても香りが漏れないような車内用芳香具は無かった。
特開2005−021229 特開2007−143462 特開2005−307131
以上に述べた従来の送風口取り付け型芳香剤は、固定部が樹脂成型品である為、様々な香りを短期間に使用したい時にはコストがかかるという問題があった。また、安価に製造出来るシールタイプの製品では、取り外しに時間がかかるという問題があった。
前記課題を解決する為に、請求項1に記載の発明では、印刷部及び剥離部を設けた基部と、基部の上に製品の保護と取り出しやすさを目的とした離型フィルム部を設ける。さらに前記基部の下に、芳香剤を含む樹脂からなる芳香部と、基部と芳香部のみを切り取る事ができる型抜き部と、前記芳香部から芳香物質が揮発する事を遮断する遮断フィルム部を設ける。請求項2に記載の発明では、前記遮断フィルム部は、フィルム部と糊部で構成されており、遮断フィルムと基部が熱圧着された構造を特徴とする。請求項3に記載の発明では、型抜き部の形状の両端に、少なくとも1つ以上の鍵爪部を設ける。請求項4に記載の発明では、前記剥離部の中央に、開口部を1つ以上設ける。
請求項1に記載の発明では、芳香具を組み立てる前はシート状になっているので、クリップ型芳香剤のように、保管時に嵩張る事がない。請求項2に記載の発明では、簡易的に袋閉じされている芳香剤よりも、芳香を長期間保管する事ができる。請求項3に記載の発明では、芳香具を使用する事によって香りが無くなったとしても、簡単に取り外しが出来、粘着剤等の残りが無い。請求項4に記載の発明では、送風口に取り付けた時、風による抵抗で芳香具が振動、脱落することを防ぐ上、さらに芳香をすばやく車内に充満させる事が可能になる。
[図1a]この発明の一実施形態及び実施例1を示す斜視図 [図1b]この発明の一実施形態及び実施例1を示す展開図 製品の使用方法 鍵爪部11の形状例 開口部12の形状例
本発明の芳香カードの構成例につき、図1から図4に示す図式に基づいて詳細に説明するが、本発明はこの構成例に限定されるものではない。
本発明の芳香カードは、基部1の全面または一部に対して、印刷部2を設ける。この時、基部1の材質は特に紙である事が好ましいが、他にも不織布、発泡樹脂シートといった繊維状の素材を使用する事ができる。
剥離部3は、型抜き部7の見当を考慮し、基部1の製品になる形状に対して、上下左右2〜5mmの塗りしろを設けて塗布する。また、剥離部3は、型抜き部7で切り取られる開口部12と重なる部分は塗布しない。ここで剥離部3の材質としては、特に限定されるものではなく、公知公用の剥離剤を用いることが出来る。その中でも特に、シリコーン樹脂を含有する剥離剤が好ましい。また、前記剥離剤に、助剤として、シリコーン化合物を添加する事も好ましい。シリコーン化合物を添加することで、製造する芳香カードの剥離性を向上させる事が可能となる。
基部1は、印刷部2と剥離部3が設けられた後、水系粘着剤4によって、フィルム5が接着される。ここで用いられる水系粘着剤4は、フィルム5への濡れ性と、剥離部3に対する離型性を兼ね備えている素材であれば、特に限定されず、公知公用の水系粘着剤を用いる事ができる。しかし、その中でも弱粘着から中粘着の粘着強度を有する素材である事が好ましく、さらに硬化後の色が無色透明である方が、基部1にされている印刷部2の美観を損なわないので尚良い。
前記フィルム接着に用いるフィルム5の素材は、上記にも示したが水系粘着剤4の濡れ性と密着性を兼ね備えている事が好ましい。例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリビニルアルコール、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリメタクリル酸メチル、エチレン−酢酸ビニル等の樹脂が挙げられる。また、市販されているフィルムでなくとも、例えば蒸発乾燥型の樹脂を代わりに用いても良い。フィルム及び熱乾燥後の樹脂の厚みは、剥離する際の負荷を考慮すると、20μm以上100μm以下である事が好ましく、50μm以上であると尚良い。さらにフィルム5の厚みは、水系粘着剤4と同じく無色透明である方が、基部1にされている印刷部2の美観を損なわないので尚良い。
フィルム5を基部1へ接着させるには、コーターを用いて、水系粘着剤4をフィルム5に塗布し、熱乾燥させた後、水系粘着剤4が塗布されている面と、基部1とを貼り合わせる。前記コーターとしては、例えばフォワードロールコーター、リバースロールコーター、ナイフオーバーロールコーター、グラビアコーター、オフセットグラビアコーター、マイヤーバーコーター、スロットダイコーター、カレンダーコーター、押出コーター等が挙げられるが、目的とする水系粘着剤4の塗布膜厚が得られるのであれば、特に限定しない。
芳香部6は、香料を熱硬化性樹脂に混合してから塗布される。前記の揮発性機能物質として、ペパーミント油、カモミール油、グレープフルーツ油、オレンジ油、ラベンダー油などの天然の芳香成分の他、l−メントール、l−リモネン、シトラール、α−ピネン、β−ピネン、ボルネオール、カンファーなどの芳香性機能物質を複数組み合わせても良い。尚、使用する香料は特に限定しないが、少量でも空間に香りを充満させる為、閾値が低い香気成分が含有された香料であることが好ましい。
離型フィルム部(4,5)と芳香部6を設けた基部1に対し、型抜き部7を設ける。型抜き部7によって切り取られた基部1および芳香部6が芳香具として機能する。
芳香具は、1箇所あるいは両端に2箇所の固定部10を有しており、固定部10の先端は1つ、または複数に別れた鍵爪部11を有している。印刷部2を表としたとき、折れ線に沿って固定部10を山折り、鍵爪部11を谷折りにする事で、芳香具は作製される。鍵爪部の形状については図3に明示しているが、送風口に引掛けて固定できる形状であれば、特に限定されるものではない。
固定部10の縦幅は、送風口にはめ込む事を考慮すると15mm以上である事が好ましい。また、固定部10の横幅は、10mm以上である事が好ましい。
鍵爪部11は、基本的には谷折りする事で作製されるが、図3(g)(h)のような形状では、鍵爪部の横幅よりも1mm以上大きい穴を、鍵爪部の下部に設け、点線部を山折にした後、穴に通す事で鍵爪部が作製される。
前記の方法で組み立てられた芳香具は、1対の固定部及び鍵爪部が上下に並ぶ位置で、送風口に取り付けられる。しかし、図3(d)のような形状にすると、固定部及び鍵爪部が左右に並ぶ位置で取り付ける事が可能になる。
鍵爪部11の幅は、基部の強度と送風口の大きさを考慮し、1mm以上10mm以下とする事が好ましい。また、鍵爪部と鍵爪部の間も、1mm以上10mm以下である事が好ましい。
鍵爪部11の長さは、送風口の羽部分に引掛ける事を考慮し、3mm以上ある事が好ましい。
芳香具の中心に、型抜き部7で切り取ることにより、開口部12を設ける。開口部12の形状例を図4に示すが、その形状は風の抵抗により芳香具が飛ばされる事を防ぐ事が可能なものであれば、特に限定されるものではない。
製品部に対して、遮断フィルム部が芳香部6を覆う形で圧着される。圧着には、熱可塑性樹脂8を、熱で溶かしてから基部1に貼りつける。ここで熱可塑性樹脂8の材質としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、アクリル、ポリエチレンテレフタレート、ポリフェニレンエーテル、ナイロン、ポリカーボネイト、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート、ポリエーテルエーテルケトン等が挙げられるが、遮断フィルム9を熱圧着する事が可能であれば、特にこだわる事はない。
遮断フィルム9の素材としては、延伸ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリアミド樹脂フィルム、ポリビニルアルコールフィルム等のベースフィルムを使用する事が好ましい。また、ケイ素窒化物、ケイ素酸化物、アルミニウム酸化物等の金属酸化物を蒸着し、バリア性を高めたフィルムを使用すると、保香性が高まるので尚良い。
いずれにしても、遮断フィルム9の材質は問うものではないが、上記ケイ素酸化物蒸着ポリエステルフィルムは、ガスバリア性が非常に優れており、最も好ましい。また、ケイ素窒化物蒸着ポリエステルフィルムは、ケイ素酸化物蒸着ポリエステルフィルムほどではないが、優れたガスバリア性を有する。
芳香部6を塗布した後、遮断フィルム部(8,9)は、塗布部分を囲むように、枠状に熱圧着される。この時、熱圧着の機械については特に選ばないが、アップダウン方式の箔押し機を使用すると尚良い。箔押し機を使用する際は、前記遮断フィルムのみに対して切断ができ、同時に熱圧着が出来るような、刃付きの版を使用すると、効率良く生産する事が可能になる。
(車内エアコン取り付け芳香剤)
基部1として用いた厚さ280μmのコート紙の表面に印刷をし、印刷面で剥離させる部分に剥離剤を、インラインで図1−3に記載されている部分に塗布する。剥離剤が塗布された面に対して、水性粘着剤が塗布されたフィルム5をラミネート機((株)ハママツ 社製)で貼りあわせる。次に、油性香料(東香料(株) 社製)20%を蒸発乾燥型インキに混合し、基部1の裏面の図1−3に記載されている面に塗布する。切断は、トムソン抜き加工用の木型に、図1−7に記載の切断面を設けて行う。熱可塑性樹脂2が塗布されているフィルム1を、刃付箔版を使用し、アップダウン方式の箔押し機(ギーツ 社製 FSA−790)で熱圧着した。
本発明は、製品のサイズや固定部の形状を変える事により、車以外にも、家庭用エアコンや扇風機へ取り付ける事ができる。また、型抜き部を設けず、芳香カードとして利用することもできる。これらの製品は、ダイレクトメールや商品パッケージ等に付加する方法により、販売促進効果を狙う効果をもたらす事ができる。
1 基部
2 印刷部
3 剥離部
4 水系粘着材
5 フィルム
6 芳香部
7 型抜き部
8 熱可塑性樹脂
9 揮発性物質遮断フィルム
10 爪部
11 鍵爪部
12 開口部

Claims (4)

  1. 印刷部及び剥離部を設けた基部と、基部の上に製品の保護と取り出しやすさを目的とした離型フィルム部と、前記基部の下に、芳香剤を含む樹脂からなる芳香部と、前記基部と芳香部のみを切り取る事ができる型抜き部と、前記芳香部から芳香物質が揮発する事を遮断する遮断フィルム部を設ける事によって構成される芳香具。
  2. 遮断フィルム部は、フィルム部と糊部で構成されており、遮断フィルムと基部が熱圧着された構造を特徴とする事とする、前記請求項1に記載の芳香具。
  3. 型抜き部の形状の両端が、少なくとも1つ以上の鍵爪部を有する、前記請求項1または2に記載の芳香具。
  4. 前記剥離部の中央に、開口部を1つ以上有する芳香具。
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JP2020048997A (ja) * 2018-09-27 2020-04-02 大王製紙株式会社 カーテン用機能付加シート

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