JP7155070B2 - 作業車両 - Google Patents

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Description

本発明は、トラクタ等の作業車両に関する。
従来、特許文献1に開示された作業車両は、車体と、車体の後部に作業装置を連結する連結部と、インナルーフと、インナルーフの上部に配置されたアウタルーフと、車体に立設された複数の支柱と、複数の支柱の上部に設けられ且つインナルーフ及びアウタルーフを上部フレームと、を有する保護機構と、を備え、上部フレームは、内部に電気ケーブルを通過させる配線経路を形成する。
特開2016-8037号公報
特許文献1の作業車両では、電気ケーブルを上部フレームの内部の配線経路に配策することができる。しかしながら、配線経路が狭小である場合には、配策する電気ケーブルの本数、太さ、長さ等が制限され、作業車両の組立後に電装品を追加する際等には、配線経路に電気ケーブルを配策することが困難だった。
本発明は、このような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、電気ケーブルを配策するスペースを十分に確保でき、当該電気ケーブルを容易に配策できる作業車両の提供を目的とする。
本発明の一態様に係る作業車両は、車体と、車体の後部に作業装置を連結する連結部と、インナルーフと、インナルーフの上部に配置されたアウタルーフと、を有する保護機構と、エアコンユニットと、を備え、アウタルーフは、アウタルーフの上部を構成する上部材と、アウタルーフの下部を構成する下部材と、を有し、上部材と下部材とは、エアコンユニットに導入する外気を通過させる通気路を形成し、下部材とインナルーフとは、電気ケーブルを通過させる配線経路を形成し、電気ケーブルは、配線経路と通気路とに亘って配策されている。
また、上部材及び下部材は、一体成形されており、下部材は、通気路と配線経路とを仕切る第1壁部と、通気路と外部とを仕切る第2壁部と、を有し、第1壁部及び第2壁部は、対向して配置されており、第1壁部には、電気ケーブルが通過する第1配策孔が形成され、第2壁部には、電気ケーブルが通過する第2配策孔が形成されている。
また、第2配策孔は、第1配策孔よりも多く、電気ケーブルは、第1配策孔から第2配策孔に至る間に複数分岐しており、分岐した部分は、それぞれ第2配策孔を通過して外部に延びている。
また、第1壁部及び第2壁部は、下部材の前部において、車体幅方向の一方側と他方側とにそれぞれ配置されている。
また、第1配策孔と第2配策孔は、上下方向に位置が異なっている。
また、第1配策孔は、第2配策孔よりも上方に位置している。
また、下部材は、第2配策孔の上方から水平方向に延び、且つ電気ケーブルが接続された電装品の上方を覆う庇部を有している。
また、第1壁部及び第2壁部は、通気路の一部を形成し且つ下部材の下面から下方に窪んでいる凹壁の一部である。
また、電装品は、車体の周囲を照らす複数の照明灯である。
上記作業車両によれば、電気ケーブルを配策するスペースを十分に確保できる。
キャビンを示す左前斜視図である。 キャビンを示す右後斜視図である。 支柱、及び上部フレームを示す左前斜視図である。 支柱、及び上部フレームを示す右後斜視図である。 ルーフ、及び上部フレームを示す左側面断面図である。 ルーフ、及び上部フレームを示す正面断面図である。 インナルーフを示す下方斜視図である。 インナルーフ及びトリムクリップを示す平面図である。 インナルーフの取り付けを示す第1の概略図である。 インナルーフの取り付けを示す第2の概略図である。 トリムクリップの取り付けを示す斜視図である。 トリムクリップ、受け部、及び取付ブラケットを示す概略図である。 下部材及び電気ケーブルを示す底面図である。 エアコンユニットの導入経路を示す概略図である。 第1壁部、第2壁部、庇部、及び電気ケーブルを示す下方斜視図である。 上部フレーム、第1壁部、第2壁部、庇部、電装品、及び電気ケーブルを示す左側面断面図である。 ルーフを示す背面断面図である。 アウタルーフを示す正面断面図である。 上部フレーム、第1壁部、庇部、電装品、及び電気ケーブルを示す正面図である。 作業車両の側面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図13は、本実施形態に係る作業車両1の全体構成を示す概略側面図である。図13は、作業車両1の概略平面図である。本実施形態では、作業車両1としてトラクタが例示されている。
本実施形態においては、図13の矢印A1方向(作業車両1の前進方向)を前方、図13の矢印A2方向(作業車両1の後進方向)を後方、図13の矢印A3方向を車体前後方向として説明する。したがって、図13の手前側が左方(図1A等の矢印B1方向)であり、図13の奥側が右方(図1A等の矢印B2方向)である。また、車体前後方向A3に直交する水平方向を作業車両1の幅方向である車体幅方向B3として説明する。
図13に示すように、作業車両1は、車体5を有し、車体5は、原動機6と、伝動ケース7と、連結部5aと、を有する。原動機6は、ディーゼルエンジンである。原動機6は、ガソリンエンジンや電動モータであってもよいし、エンジン及び電動モータを有するハイブリッド型であってもよい。原動機6は、作業車両1の前部に位置し、ボンネット8によって覆われている。
伝動ケース7は、例えば、フライホイールを収容するフライホイールハウジングと、フライホイールを介して伝達される原動機6の動力を断続可能に伝達するクラッチを収容するクラッチハウジングと、クラッチを介して伝達される動力を変速する変速装置を収容するミッションケース等と、を直結して構成される。
連結部5aは、車体5の後部に作業装置(図示略)を連結する。連結部5aは、車体5の後部に揺動自在に設けられており、作業装置を着脱可能であり、作業装置を連結部5aに連結することによって、車体5によって作業装置を牽引することができる。作業装置は、耕耘する耕耘装置、肥料を散布する肥料散布装置、農薬を散布する農薬散布装置、収穫を行う収穫装置、牧草等の刈取を行う刈取装置、牧草等の拡散を行う拡散装置、牧草等の集草を行う集草装置、牧草等の成形を行う成形装置(ロールベーラ)等である。
図13に示すように、車体5は、例えば、複数の車輪2,3を含む車輪型の走行装置4によって走行可能に支持されている。複数の車輪2,3は、車体5の前部の左側及び右側に設けた前輪2(2L,2R)と、車体5の後部の左側及び右側に設けた後輪3(3L,3R)とを含む。
図13に示すように、作業車両1は、車体5の後部に搭載された保護機構9を有する。保護機構9は、例えば、オペレータが着座する運転席10を覆うキャビンである。保護機構9は、上部に天井部を形成し、運転席10の上方に配置されたルーフ16を有する。保護機構9の下方には、オペレータが保護機構9に乗り降りする際に足をかける乗降ステップ17が配置されている。乗降ステップ17は、左側及び右側の各乗降ドア14の下方に設けられている。なお、保護機構9は、運転席10の上方を覆うキャノピであってもよく、その構成はキャビンに限定されない。運転席10の前方には、前輪2(2L,2R)を操作するハンドル(ステアリングホイール)11が設けられている。
図1A~図2Bに示すように、保護機構9は、該保護機構9の骨組みを構成するフレーム(保護機構フレーム)44を有する。保護機構フレーム44は、複数の支柱45と、連結フレーム50と、を含んでいる。言い換えると、保護機構9は、複数の支柱45と、連結フレーム50と、を有している。複数の支柱45は、車体5に立設されており、一対の前支柱(フロントピラー)46と、一対の後支柱(リヤピラー)47と、を含んでいる。
図1A~図2Bに示すように、一対の前支柱46は、車体幅方向B3に離反して車体5に立設されており、図13に示すように乗降ステップ17の上方(乗降ステップ17よりも高い位置)にあり、保護機構9の前部に位置する。一対の前支柱46は、第1前支柱46L及び第2前支柱46Rを含む。第1前支柱46Lは、保護機構フレーム44(保護機構9)の前部の車体幅方向B3の一方側(左側)に位置する。第2前支柱46Rは、保護機構フレーム44(保護機構9)の前部の車体幅方向B3の他方側(右側)に位置する。
図1A~図2Bに示すように、一対の後支柱47は、車体幅方向B3に離反して車体5に立設されており、保護機構9の後部に位置する。一対の後支柱47は、第1後支柱47L及び第2後支柱47Rを含む。第1後支柱47Lは、保護機構フレーム44の背面の一方側に位置する。第2後支柱47Rは、保護機構フレーム44の背面の他方側に位置する。
なお、本実施形態において、複数の支柱45は、一対の前支柱(フロントピラー)46と、一対の後支柱(リヤピラー)47と、を含んでいるが、その構成は上記構成に限定されず、例えば一対の前支柱46と一対の後支柱47との間に位置し、ルーフ16を支持する一対の中間支柱(センタピラー、クォータピラー)を含んでいてもよい。
図2A、図2Bに示すように、上部フレーム48は、複数の支柱45の上部に設けられており、ルーフ16を支持する。上部フレーム48は、一対の前支柱46の上部と、一対の後支柱47の上部と、を連結する。具体的には、上部フレーム48は、枠部49と、連結フレーム50と、窓枠51と、を有している。枠部49は、ルーフ16の前側、後側、左側、及び右側が取り付けられ、且つ平面視で略矩形状のフレーム材である。枠部49は、前上部フレーム49Aと、第1サイド上部フレーム49Lと、第2サイド上部フレーム49Rと、後上部フレーム49Bとを有する。
前上部フレーム49Aは、枠部49の前部を形成する部分であり、第1前支柱46Lと第2前支柱46Rの上部同士を連結し、ルーフ16の前部を支持する。第1サイド上部フレーム49Lは、枠部49の左部を形成する部分であり、第1前支柱46Lと第1後支柱47Lの上部同士を連結し、ルーフ16の車体幅方向B3の一方側である左側を支持する。第2サイド上部フレーム49Rは、枠部49の右部を形成する部分であり、第2前支柱46Rと第2後支柱47Rの上部同士を連結し、ルーフ16の車体幅方向B3の他方側である右側を支持する。後上部フレーム49Bは、枠部49の後部を形成する部分であり、第1後支柱47Lと第2後支柱47Rの上部同士を連結し、ルーフ16の後部を支持する。
図2A、図2Bに示すように、連結フレーム50は、枠部49の車体幅方向B3の一方側と他方側とに連結されている。連結フレーム50は、車体幅方向B3に延びて配置されており、第1サイド上部フレーム49Lと第2サイド上部フレーム49Rとに亘って設けられている。連結フレーム50は、第1サイド上部フレーム49L及び第2サイド上部フレーム49Rの車体前後方向A3の中途部よりも前寄りに配置されている。
図2A、図2Bに示すように、窓枠51は、中央部が上下方向(鉛直方向)に貫通した
窓孔51aが形成され、平面視で車体幅方向B3の長さの方が車体前後方向A3の長さよりも長い略長方形状の枠を描くフレーム材である。窓枠51は、前上部フレーム49Aと連結フレーム50との間に亘って配置されており、窓枠51の前部は、前上部フレーム49Aの車体幅方向B3の中央部と連結されており、窓枠51の後部は、連結フレーム50の車体幅方向B3の中央部と連結されている。
図13に示すように、保護機構9は、フロントガラス(前窓部)12と、リヤガラス(後窓部)13と、を有している。また、図1A、図1Bに示すように、保護機構9は、天窓15と、を有している。フロントガラス12は、第1前支柱46Lと第2前支柱46Rとの間に配置され、第1前支柱46L、第2前支柱46R、前上部フレーム49A及び車体5が形成する開口を覆う。リヤガラス13は、第1後支柱47Lと第2後支柱47Rとの間に配置され、第1後支柱47L、第2後支柱47R、後上部フレーム49B及び車体5が形成する開口を覆う。リヤガラス13の上端は、後上部フレーム49Bに揺動可能に取り付けられており、開閉自在である。天窓15は、窓枠51の窓孔51aと対応しており、当該窓孔51aを覆う。天窓15は、板面が上下方向を向いた配置されており、例えば開閉自在に窓枠51に取り付けられている。
保護機構9は、車体幅方向B3の一方側(左側)と他方側(右側)とにそれぞれ配置され、且つ開閉可能な乗降ドア14を有している。車体幅方向B3の一方側の乗降ドア14は、第1前支柱46Lと第1後支柱47Lとの間に配置され、第1前支柱46L、第1後支柱47L、前上部フレーム49A及び車体5が形成する開口を覆う。また、車体幅方向B3の他方側の乗降ドア14は、第2前支柱46Rと第2後支柱47Rとの間に配置され、第2前支柱46R、第2後支柱47R、前上部フレーム49A及び車体5が形成する開口を覆う。
図3A、図3Bに示すように、ルーフ16は、インナルーフ16A及びアウタルーフ16Bを含んでいる。即ち、保護機構9は、インナルーフ16A及びアウタルーフ16Bを有している。図3Aに示すように、インナルーフ16Aは、アウタルーフ16Bの下部に配置されており、保護機構9の内部(室内)の天井部の室内側を形成する。インナルーフ16Aは、平坦部16A1と、凹部16A2と、を有している。平坦部16A1は、主にインナルーフ16Aの中央部よりも外側の部分であって、板面が平坦且つ上下方向に向いて配置されている。凹部16A2は、主にインナルーフ16Aの中央部の部分であり、平坦部16A1から上方に移行している。凹部16A2は、平坦部16A1からインナルーフ16Aの中央に向かって湾曲面を描き、保護機構9の天井部の室内側に天球を形成する。
図3A、図4、図5に示すように、インナルーフ16Aの前部には、上下方向に貫通する開口部16A3が形成されている。開口部16A3は、上述した天窓15と対応している。即ち、開口部16A3は、少なくとも連結フレーム50の前方に位置しており、平面視で車体幅方向B3の長さの方が車体前後方向A3の長さよりも長い略長方形状の孔である。
図5、図6A、図6Bに示すように、インナルーフ16Aには、電装品20が取り付けられている。具体的には、例えば、インナルーフ16Aには、電装品20としてスピーカ20aや室内灯20bが取り付けられている。スピーカ20aは、インナルーフ16Aの前部において、車体幅方向B3の両側に取り付けられている。スピーカ20aは、スピーカカバーと、スピーカ本体とを有しており、スピーカカバーは、インナルーフ16Aの下側にボルトやビス等の取付部材で取り付けられる。一方、スピーカ本体は、インナルーフ16Aの上側にボルトやビス等の取付部材で取り付けられる。
図5、図6A、図6Bに示すように、室内灯20bは、インナルーフ16Aの車体前後方向A3の中途部であって、且つ車体幅方向B3の他方側(右側)に取り付けられている。室内灯20bは、インナルーフ16Aの下側にボルトやビス等の取付部材で取り付けられる。
図3A、図3Bに示すように、インナルーフ16Aは、上部フレーム48に支持されている。詳しくは、インナルーフ16Aの前部は、前上部フレーム49Aの下部に取り付け
られている。インナルーフ16Aの後部は、後上部フレーム49Bの下部に取り付けられている。インナルーフ16Aの左部は、第1サイド上部フレーム49Lの下部に取り付けられている。インナルーフ16Aの右部は、第2サイド上部フレーム49Rの下部に取り付けられている。
以下、インナルーフ16Aの取り付けについて詳しく説明する。図6A、図6Bに示すように、インナルーフ16Aは、複数のトリムクリップ30と、ボルトやビス等の締結部材41と、で上部フレーム48に取り付けられる。
複数のトリムクリップ30は、インナルーフ16Aを上部フレーム48に取り付ける部材である。トリムクリップ30は、例えば弾性変形可能な樹脂材料から一体として形成されている。図7A、図7Bに示すように、トリムクリップ30は、取付具31と、弾性圧入部32と、を有している。取付具31は、インナルーフ16Aの上部に取り付けられる部分である。取付具31は、一対の円形片31aと、第1軸部31bと、を有している。一対の円形片31aは、離反し且つ対面して配置されている。第1軸部31bは、一対の円形片31aのうち、一方の円形片31aの中央部と他方の円形片31aの中央部とを連結する部材である。第1軸部31bは、一方の円形片31aの中央部から軸方向に突出し、他方の円形片31aの中央部に達している。
弾性圧入部32は、上部フレーム48に取り付けられる部分である。図7A、図7Bに示すように、弾性圧入部32は、圧入部32aと、第2軸部32bと、リップ32cと、を有している。圧入部32aは、基端側から先端側に延びており、基端側と先端側との中途部から、先端側につれて先細り形状である。第2軸部32bは、圧入部32aと取付具31とを連結する。具体的には、第2軸部32bは、一対の円形片31aのうち、いずれか一方の円形片31aの中央部から軸方向且つ前記第1軸部31bの反対側に向かって延びており、弾性圧入部32の基端側に達している。リップ32cは、第2軸部32bの取付具31側に設けられており、第2軸部32bの外周から径外方に延設された略フランジ状の部分である。具体的には、リップ32cは、第2軸部32b側(径内方側)から外縁側(径外方側)につれて、取付具31側から圧入部32a側に傾斜して延びている笠形状である。
図6A、図6Bに示すように、複数のトリムクリップ30は、上部フレーム48のうち所定の位置に取り付けられ、車体幅方向B3に並んで配置される。上部フレーム48の連結フレーム50には、圧入部32aが圧入され、トリムクリップ30が取り付けられる圧入孔34aが形成されている。圧入孔34aは、上下方向に貫通する孔であり、連結フレーム50の車体幅方向B3の一方側(左側)から他方側(右側)に亘って複数形成されている。即ち、図5に示すように、連結フレーム50に取り付けられる複数のトリムクリップ30は、車体前後方向A3の一方側(前側)において、車体幅方向B3に延びる列を形成して配置される。本実施形態において、圧入孔34aは、5つであり、当該圧入孔34aは所定の間隔をあけて形成されている。なお、圧入孔34aの数は、5つに限定されず、4つでも6つでもよく、いくつでもよい。また、以下の説明において、連結フレーム50に取り付けられる複数のトリムクリップ30を第1クリップ30Aとして説明する。
図6A、図6Bに示すように、上部フレーム48は、複数のトリムクリップ30が取り付けられる複数の取付ブラケット35が設けられている。複数の取付ブラケット35は、後上部フレーム49Bが有する第1取付ブラケット35a、第2取付ブラケット35b、及び第3取付ブラケット35cと、第1サイド上部フレーム49Lが有する第4取付ブラケット35dと、を含んでいる。第1取付ブラケット35a、第2取付ブラケット35b、第3取付ブラケット35c、及び第4取付ブラケット35dには、圧入部32aが圧入される圧入孔34bが形成されている。本実施形態において、圧入孔34bは、上下方向に貫通する孔であり、第1取付ブラケット35a、第2取付ブラケット35b、第3取付ブラケット35c、及び第4取付ブラケット35dにそれぞれ1つずつ形成されている。即ち、後上部フレーム49Bに配置された複数のトリムクリップ30は、3つであり、連結フレーム50に配置された複数のトリムクリップ30は、後上部フレーム49Bに配置された複数のトリムクリップ30よりも多い。なお、本実施形態において、後上部フレー
ム49Bに配置された複数のトリムクリップ30は、3つであるが、連結フレーム50に配置された複数のトリムクリップ30は、後上部フレーム49Bに配置された複数のトリムクリップ30よりも多ければよく、複数の取付ブラケット35は、第1取付ブラケット35a、第2取付ブラケット35b、及び第3取付ブラケット35cに限定されず、圧入孔34bの数も限定されない。また、以下の説明において、複数の取付ブラケット35に取り付けられる複数のトリムクリップ30を第2クリップ30Bとして説明する。
第1取付ブラケット35a、第2取付ブラケット35b、第3取付ブラケット35c、及び第4取付ブラケット35dの取り付け位置について説明すると、第1取付ブラケット35aは、後上部フレーム49Bの左側端部の前部に配置されている。第2取付ブラケット35bは、後上部フレーム49Bの車体幅方向B3の中央部の前部に配置されている。第3取付ブラケット35cは、後上部フレーム49Bの右側端部の前部に配置されている。第4取付ブラケット35dは、第1サイド上部フレーム49Lの右側であって、且つ連結フレーム50の左側端部の後部に配置されている。即ち、第1取付ブラケット35a、第2取付ブラケット35b、及び第3取付ブラケット35cは、車体幅方向B3に延びており、図5に示すように、第1取付ブラケット35a、第2取付ブラケット35b、及び第3取付ブラケット35cに取り付けられる複数のトリムクリップ30(第2クリップ30B)は、車体前後方向A3の他方側(後側)において、車体幅方向B3に延びる列を形成する。つまり、本実施形態において、複数のトリムクリップ30は、車体前後方向A3に2列(第1クリップ30Aが形成する列と第2クリップ30Bが形成する列)並んで配置される。なお、複数のトリムクリップ30は、車体前後方向A3に少なくとも2列以上並んで配置されていればよく、その列の数は、2列に限定されず、3列でもよいし4列でもよい。
図5、図6A、図6Bに示すように、インナルーフ16Aの上部には、トリムクリップ30の取付具31を取り付け固定する固定部40が複数設けられている。図7A、図7Bに示すように、固定部40は、設置部40aと取付壁40bと立設壁40cとを有している。設置壁は、インナルーフ16Aの上部に取り付けられる部分であり、具体的には、溶着又は接着剤等の取り付け手段によってインナルーフ16Aの上部に取り付けられる。取付壁40bは、設置部40aと対向し且つ離反して配置されている。取付壁40bには、第1軸部31bと対応する嵌入孔40b1と、当該嵌入孔40b1から延びるスリット40b2が形成されている。立設壁40cは、設置部40aの上部に上方に立設している部分であり、設置部40aと取付壁40bとを連結する。立設壁40cには、取付壁40bのスリット40b2と対応する切欠き40c1が形成されている。固定部40の取付具31の固定について説明すると、取付具31は、スリット40b2及び切欠き40c1から嵌入孔40b1に第1軸部31bを嵌入し、一対の円形片31aの間に取付壁40bを嵌入することで固定部40に取り付け固定する。即ち一対の円形片31aは、取付壁40bを上側と下側とで挟持する。
図6A、図6Bに示すように、固定部40は、上部フレーム48の圧入孔34a,34bと対応する位置に配置されている。固定部40は、インナルーフ16Aのうち平坦部16A1に配置されており、トリムクリップ30の圧入部32aの先端側を上方に向けて固定する。具体的には、固定部40のうち、第1クリップ30Aが取り付け固定され、上部フレーム48の圧入孔34aと対応する固定部(以下、第1固定部40Aという)は、開口部16A3の後方の平坦部16A1に形成されている。第1固定部40Aは、車体幅方向B3の一方側(左側)から他方側(右側)に亘って複数形成されている。本実施形態において、第1固定部40Aは、5つであり、それぞれ所定の間隔をあけて形成されている。即ち、インナルーフ16Aは、開口部16A3の周囲に配置された複数の第1クリップ30Aに取り付けられている。
また、固定部40のうち、第2クリップ30Bが取り付け固定され、上部フレーム48の圧入孔34bと対応する固定部(以下、第2固定部40Bという)は、インナルーフ16Aの外縁部の平坦部16A1に形成されている。第2固定部40Bは、インナルーフ16Aの後側と車体幅方向B3の一方側(左側)に形成されている。インナルーフ16Aの
後側に形成された第2固定部40Bは、後上部フレーム49B(第1取付ブラケット35a、第2取付ブラケット35b、及び第3取付ブラケット35c)に取り付けられる第2クリップ30Bが取り付け固定される固定部であり、第1取付ブラケット35a、第2取付ブラケット35b、及び第3取付ブラケット35cの圧入孔34bと対応する位置に形成されている。即ち、後側の第2固定部40Bは、インナルーフ16Aの後側の外縁部の車体幅方向B3の一方側(左側)から他方側(右側)に亘って複数形成されている。本実施形態において、後側の第2固定部40Bは、3つであり、当該第2固定部40Bは所定の間隔をあけ、インナルーフ16Aの後側の外縁部の左側と中央部と右側とに形成されている。なお、第2固定部40Bの位置や数は、上記構成に限定されない。例えば、後側の第2固定部40Bは、4つであってインナルーフ16Aの後側の外縁部の車体幅方向B3の一方側(左側)から他方側(右側)に亘って複数形成されていてもよい。
図4、図5に示すように、インナルーフ16Aの左側に形成された第2固定部40Bは、後上部フレーム49B(第4取付ブラケット35d)に取り付けられる第2クリップ30Bが取り付け固定される固定部40である。左側の第2固定部40Bは、第4取付ブラケット35dの圧入孔34bに対応する位置に形成されており、インナルーフ16Aの左側の外縁部であって、車体前後方向A3の中途部に形成されている。即ち、本実施形態において、左側の第2固定部40Bは、第1固定部40Aのうち、左端の第1固定部40Aの左方に形成されている。
つぎにインナルーフ16Aを上部フレーム48に取り付けするボルトやビス等の締結部材41について説明する。図6A、図6Bに示すように、締結部材41は、少なくとも電装品20の周囲に配置されており、インナルーフ16Aに形成された挿通孔42に挿通され、上部フレーム48が有するステー48aに固定される。本実施形態において、挿通孔42は、インナルーフ16Aの外縁部の前側に形成されている。ステー48aは、挿通孔42に対応する位置に配置されている。詳しくは、挿通孔42は、インナルーフ16Aの外縁部の前側において車体幅方向B3の一方側(左側)から他方側(右側)に亘って複数形成されている。本実施形態において、インナルーフ16Aの外縁部の前側に形成された挿通孔42は、6つであり、所定の間隔をあけて形成されている。図5、図6A、図6Bに示すように、インナルーフ16Aの外縁部の前側の左端に形成された挿通孔42は、左側のスピーカ20aの前方に位置、即ち、電装品20の周囲に配置されている。一方、インナルーフ16Aの外縁部の前側の右端に形成された挿通孔42は、右側のスピーカ20aの前方に位置、即ち、電装品20の周囲に配置されている。なお、締結部材41は、電装品20の周囲に配置され、インナルーフ16Aを上部フレーム48に取り付ければよく、その配置や数は、上記構成に限定されない。例えば、締結部材41は、スピーカ20aの前方及び後方等に配置されていてもよいし、ほかの電装品20である室内灯20bの周囲に配置されていてもよい。なお、本実施形態において、インナルーフ16Aは、複数のトリムクリップ30と、ボルトやビス等の締結部材41と、で上部フレーム48に取り付けられるが、少なくともインナルーフ16Aは、複数のトリムクリップ30を用いて上部フレーム48に取り付けられればよく、インナルーフ16Aは、締結部材41に加えて、又は代えて別のピン部材やクリップ部材等の取付部材を用いて上部フレーム48に取り付けられてもよい。
図3A、図3Bに示すように、アウタルーフ16Bは、インナルーフ16Aの上部に配置されている。アウタルーフ16Bとインナルーフ16Aとの間には、空間(以下、配線経路L1という)が形成されており、配線経路L1には、作業車両1に設けられた電装品と接続された様々な電気ケーブル75が配策される。アウタルーフ16Bの内部は中空であり、空間E1が形成されている。アウタルーフ16Bは、上部材16B1と下部材16B2とから構成されており、上部材16B1及び下部材16B2は、例えば樹脂材料から形成されており、ブロー成形、及びツインコンポジット成形等の成形方法によって一体成形されている。
図3A、図3Bに示すように、上部材16B1は、アウタルーフ16Bの上部を構成している。上部材16B1は、例えば平面視において略矩形状の部材であり、図1A、図1
Bに示すように、中央部から外縁部に向かって下方に傾斜し、外縁部の端部は、水平方向外方に突出している。また、上部材16B1の前部には、上下方向に貫通する窓孔16b1が形成されている。窓孔16b1は、天窓15と対応しており、平面視で車体幅方向B3の長さの方が車体前後方向A3の長さよりも長い略長方形状の孔である。
下部材16B2は、アウタルーフ16Bの下部を構成しており、上部材16B1と対応している。下部材16B2は、例えば平面視において略矩形状の部材であり、外縁部が外側に向かって上方に傾斜し、外縁部の端部は、水平方向外方に突出している。図8に示すように、下部材16B2には、導入口60と、接続口62と、が形成されている。
図8に示すように、導入口60は、下部材16B2の外縁部であって、車体幅方向B3の一方側(左側)に形成されている。導入口60は、上下方向に貫通しており、アウタルーフ16Bの内部の空間(以下、通気路E1という)に外気を導入する孔である。導入口60の下方には、フィルタ61が着脱可能に設けられている。フィルタ61は、導入口60の下側(外側)を覆い、通気路E1に砂や塵等が流入することを抑止する。フィルタ61は、ボルト等の取付部材によりルーフ16に着脱可能に取り付けられており、下方に取り外すことができる。
図8に示すように、接続口62は、下部材16B2の車体幅方向B3の一方側(左側)に形成されている。接続口62は、通気路E1と連通しており、図9に示すように、導入口60から通気路E1に導入された外気を送出する孔である。接続口62は、第1後支柱47Lの右前方に形成されており、上下方向に貫通している。
また、図8に示すように、下部材16B2の前部には、それぞれ上下方向に貫通する窓孔16b2が形成されている。窓孔16b2は、天窓15と対応しており、平面視で車体幅方向B3の長さの方が車体前後方向A3の長さよりも長い略長方形状の孔である。即ち、開口部16A3、窓孔16b1、及び窓孔16b2は、対応している。
図4Aに示すように、アウタルーフ16Bは、上部フレーム48に支持されている。詳しくは、アウタルーフ16Bの前部は、前上部フレーム49Aの上部に取り付けられている。アウタルーフ16Bの後部は、後上部フレーム49Bの上部に取り付けられている。図4Bに示すように、アウタルーフ16Bの左部は、第1サイド上部フレーム49Lの上部に取り付けられている。アウタルーフ16Bの右部は、第2サイド上部フレーム49Rの上部に取り付けられている。
図9に示すように、作業車両1は、エアコン(エアコンディショナ)ユニット65を備えている。エアコンユニット65は、保護機構内部の空調を行う装置である。エアコンユニット65は、外部から外気を導入し、当該外気を冷却した空気、又は温めた空気(以下、空調エアという)を室内に導入することで、保護機構内部の空調を行う。なお、エアコンユニット65は、保護機構外部と保護機構内部とで空気を循環させて換気を行うような構成であってもよい。
エアコンユニット65は、冷房装置と、暖房装置と、送風機(ブロワ)と、を有している。冷房装置は、例えば、コンプレッサと、コンデンサ(放熱器)と、膨張弁と、エバポレータ(蒸発器)と、を有している。コンプレッサは、冷媒を圧縮する装置である。コンデンサは、コンプレッサで圧縮された冷媒を放熱させつつ凝縮・液化させる。膨張弁は、コンデンサで液化された冷媒を減圧して気化しやすい状態とする。エバポレータは、冷媒を気化させて導入した外気から熱を奪って当該外気を低温状態にする。
暖房装置は、例えば、ヒータを有しており、エンジンの熱で加熱された温媒をヒータに送り、当該温媒によって導入した外気を温める。また、暖房装置は、温媒を当該ヒータからエンジン側に戻すよう循環させる。
送風機は、ファンと当該ファンを駆動させる駆動モータとを有し、空調エアを室内に導入する装置である。
筐体65aは、エバポレータ、ヒータ、及び送風機等を収容するケーシングであり、運転席10の下方に配置されている。筐体65aは、外気を導入する外気導入部と、保護機構内部の空気を導入する内気導入部とを有している。また、筐体65aは、空調エアを送出する送出部を有している。送出部は、保護機構内部の所定位置に設置された吹出口やフ
ロントガラス12の内面側のデフロスタダクト等と接続されている。なお、筐体65aは、少なくとも冷房装置のエバポレータと送風機とを収容していればよく、上記構成には限定されない。
図9に示すように、作業車両1は、エアコンユニット65に外気を導入する導入経路Eを有している。導入経路Eは、通気路と、中継ダクトE2と、を含んでいる。通気路は、例えばアウタルーフ16Bの内部に形成された中空の空間E1である。通気路E1は、導入口60から導入された外気を接続口62に通過させる。中継ダクトE2は、一端側が接続口62と接続されており、他端側がエアコンユニット65(筐体65a)の外気導入部と接続されている。中継ダクトE2は、一端側から他端側に向かって外気を通過させて、エアコンユニット65に外気を導入する中空の構造体である。中継ダクトE2は、複数のダクトから構成されており、当該複数のダクトを連結して形成されている。例えば、本実施形態において、中継ダクトE2は、第1ダクトe1と、第2ダクトe2と、第3ダクトe3と、を含んでいる。第1ダクトe1、第2ダクトe2、及び第3ダクトe3は、内部に流体を連通できる中空の部材であり、それぞれ連通している。
図9に示すように、第1ダクトe1は、一端側が接続口62と接続されている。第1ダクトe1は、上下方向に延びて配置されており、例えば複数の支柱45のうち、一の支柱に取り付けられている。具体的には、例えば、第1ダクトe1は、第1後支柱47Lに取り付けられ、当該第1後支柱47Lの上端から下端に沿って延びている。
図9に示すように、第2ダクトe2は、一端側が第1ダクトe1の他端側と接続されており、一端側から下方に延びており、中途部で幅方向内方(右方)に屈曲し、他端側で下方に屈曲している。第2ダクトe2は、運転席10の側方、つまり機体幅方向両側に一対配置されたコンソールボックス(操作台)66の内部に配置されている。コンソールボックス66には、例えば作業車両1を操作する操作装置等が配置されている。
第3ダクトe3は、一端側が第2ダクトe2の他端側と接続されており、一端側から幅方向内方(右方)の下方に延び、他端側がエアコンユニット65の外気導入部と接続されている。第3ダクトe3は、コンソールボックス66の幅方向内方(右方)から運転席側に突出しており、当該運転席10の下方、即ちエアコンユニット65に向かって延びている。つまり、導入口60から導入経路Eに導入された外気は、通気路E1、接続口62、第1ダクトe1、第2ダクトe2、及び第3ダクトe3を介して、エアコンユニット65の外気導入部に導入される。
図1A、図13に示すように、作業車両1は、車体5の周囲を照らす複数の照明灯70(ワークランプ)70を有している。複数の照明灯70は、夕暮れ時や夜間等において作業をする際などにおいて、車体5の周辺を照らすランプであり、作業灯とも称される。照明灯70は、例えば上部フレーム48に取り付けられている。車体5の前方、側方、及び後方を照らすことができる。詳しくは、照明灯70は、車体5の前方を照らす前方照射灯71と、車体5の側方(幅方向外方)を照らす側方照射灯72と、車体5の後方を照らす後方照射灯73と、を含む。前方照射灯71は、例えば、上部フレーム48が有する照明ステー48bを介して、前上部フレーム49Aの車体幅方向B3の一方側(左側)と他方側(右側)とに配置されている。側方照射灯72は、例えば第1後支柱47Lの左側と第2後支柱47Rの右側とに配置されている。後方照射灯73は、後上部フレーム49Bの車体幅方向B3の一方側(左側)と他方側(右側)とに配置されている。なお、照明灯70は、前方照射灯71、側方照射灯72、及び後方照射灯73に限定されず、またその取り付け位置も上記構成に限定されない。
照明灯70と接続され、当該照明灯70に電源を供給する電気ケーブル75は、複数の支柱45やルーフ16の内部に配策され、それぞれ照明灯70に達している。電気ケーブル75は、複数の配線から構成されており、インシュロック、結束バンド、及びチューブ等の結束部材でまとめられており、照明灯70の近傍で複数に分岐している。以下の説明において、電気ケーブル75のうち、結束部材でまとめられた部分を結束部76とし、結束部材でまとめられていない部分、即ち分岐している部分を分岐部77として説明する。
本実施形態における作業車両1は、電装品と接続された電気ケーブル75を簡単に配策
することができる。具体的には、前方照射灯71及び後方照射灯73に接続された電気ケーブル75は、配線経路L1と通気路E1とに亘って配策されている。つまり、通気路E1を電気ケーブル75の配策空間として兼用することで、電気ケーブル75を配策するスペースを十分に確保でき、電気ケーブル75の配策を簡単にできる。以下、前方照射灯71に接続された電気ケーブル75を例に電気ケーブル75の配策を説明する。
図10、図11A、図12に示すように、下部材16B2の前部には、取付部80と、第1壁部81と、第2壁部82と、庇部83と、が形成されている。取付部80は、前上部フレーム49Aの上部が取り付けられる部分であり、車体幅方向B3の一方側(左側)から他方側(右側)に亘って延びている。
第1壁部81、第2壁部82、及び庇部83は、下部材16B2の車体幅方向B3の一方側と他方側とに一対形成されている。第1壁部81は、アウタルーフ16Bの内部の空間(通気路)E1と、アウタルーフ16Bとインナルーフ16Aとの間の空間(配線経路)L1と、を仕切る部分である。図11Aに示すように、第1壁部81は、例えば取付部80の左端部及び右端部から後上方に延設されている。
第2壁部82は、外部と、アウタルーフ16Bの内部の空間(通気路)E1と、を仕切る部分である。第2壁部82は、取付部80の左端部及び右端部から上方に延設されている。第2壁部82は、第1壁部81と離反し、且つ車体前後方向A3に対向して配置されている。つまり、第1壁部81、取付部80、及び第2壁部82は、通気路E1の一部を形成し且つ下部材16B2の下面から下方に窪んでいる部分(凹壁85)を形成する。言い換えると、第1壁部81及び第2壁部82は、凹壁85の一部である。
図10、図11Aに示すように、第1壁部81及び第2壁部82には、電気ケーブル75が配策される孔が形成されている。具体的には、第1壁部81には、第1配策孔81aが形成されている。第1配策孔81aは、後下方から前上方に貫通された孔であり、電気ケーブル75を挿通することで当該電気ケーブル75を配策可能である。第1配策孔81aは、例えば、車体幅方向B3の長さが上下方向の長さよりも長い長孔である。
図10、図11Aに示すように、第2壁部82には、第2配策孔82aが形成されている。第2配策孔82aは、車体前後方向A3に貫通された孔であり、電気ケーブル75を挿通することで当該電気ケーブル75を配策可能である。第2配策孔82aは、少なくとも第1配策孔81aよりも多く形成されており、第2壁部82に複数形成されている。本実施形態において、第2配策孔82aは、略円形状の孔であり、車体幅方向B3に3つ並んで形成されている。図11Aに示すように、第2配策孔82aの上下方向の位置は、第1配策孔81aと異なっている。具体的には、第2配策孔82aは、第1配策孔81aよりも下方に位置している。なお、第1配策孔81a及び第2配策孔82aは、上記構成に限定されず、矩形状や長方形状の孔であってもよいし、その数や形状は限定されず、グロメットが装着されていてもよい。
図10、図11Aに示すように、庇部83は、下部材16B2のうち、第2壁部82の上方から水平方向に延びている部分である。具体的には、庇部83は、第2壁部82の上端から照明ステー48bの上方を通過し、照明灯70の前端部の上方に達している。つまり、庇部83は、電気ケーブル75及び照明灯70の上方を覆っている。また、図12に示すように、庇部83は、照明灯70の車体幅方向B3の一方側(左側)から他方側(右側)に亘って延びており、下面から上方に窪んでいる。具体的には、図12に示すように、庇部83の下側は、中央部が左端及び右側より上方に位置するよう、湾曲面を形成している。このため、庇部83は、電気ケーブル75及び照明灯70の左上部と右上部とを覆っており、庇部83は当該窪みに電気ケーブル75を配策可能である。なお、庇部83の窪みは、単一の窪みに限定されず、図12に示すように、車体幅方向B3に複数(例えば2つ)の窪みが並んでいるような構成であってもよい。
また、図10、図11B、図11Cに示すように、下部材16B2の前部には、配線経路L1の一部を形成し、且つ電気ケーブル75を配策する凹溝84が形成されている。凹溝84は、第1壁部81から後方に延設された部分であり、下部材16B2の下面から上方に窪むことで形成されている。凹溝84は、側壁84aと、側壁84bと、上壁84c
と、を有している。側壁84a及び側壁84bは、車体幅方向B3に対向して配置された壁部であり、第1壁部81の側端部から後方に延設されている。側壁84a及び側壁84bは、それぞれ電気ケーブル75の左側及び右側と対向する。また、上壁84cは、側壁84aの上端及び側壁84bの上端を連結する壁部であり、第1壁部81の上端部から後方に延設されている。上壁84cは、電気ケーブル75の上側及びインナルーフ16Aの上面と対向しており、側壁84a、側壁84b、及びインナルーフ16Aとともに電気ケーブル75を配策可能である。即ち、第1壁部81の後方及び第2壁部82の前方には、それぞれ下面から上方に窪んでいる部分(凹溝84及び庇部83)が形成されている。
第1配策孔81a及び第2配策孔82aの電気ケーブル75の配策について説明すると、図10、図11Aに示すように、電気ケーブル75の結束部76は、配線経路L1のうち、凹溝84を通って配策されており、分岐部77は、当該配線経路L1(凹溝84)から第1配策孔81aに挿通される。第2配策孔82aに挿通された分岐部77は、通気路E1を通って前方に延びて配策される。このため、第1配策孔81aに挿通された電気ケーブル75は、通気路E1において分岐し、分岐部77が第2配策孔82aに向かって延び、当該第2配策孔82aに挿通される。つまり、電気ケーブル75は、第1配策孔81aから第2配策孔82aに至る間に複数分岐し、分岐した部分(分岐部)77は、第2配策孔82aを通過して外部に延びている。第2配策孔82aから外部に延びた分岐部77は、庇部83の下方を通って前方照射灯71と接続される。これにより、前方照射灯71、及び第2配策孔82aから前方照射灯71に延びる分岐部77は、上方を庇部83に覆われることで日光や雨水による劣化を抑制できる。なお、本実施形態において、結束部76は、配線経路L1に配策されており、分岐部77が第1配策孔81a及び第2配策孔82aに配策されているが、電気ケーブル75は、第1配策孔81aから第2配策孔82aに至る間に複数分岐していればよく、結束部76が第1配策孔81aに配策され、通気路E1において分岐し、分岐部77が第2配策孔82aに配策されているような構成であってもよい。
上述したように電気ケーブル75は、配線経路L1と、当該配線経路L1とは異なる通気路E1とに配策されるため、配線経路L1が比較的狭小な場合であっても、通気路E1を電気ケーブル75の配策空間として兼用することで、電気ケーブル75を配策するスペースを十分に確保できる。また、配線経路L1と外部との間は、第1壁部81及び第2壁部82によって仕切られているため、配線経路L1内に雨水等が流入することを抑制できる。さらに、第1配策孔81aが形成された第1壁部81、及び第2配策孔82aが形成された第2壁部82が対向して配置されているため、電気ケーブル75の配策が容易である。そして、通気路E1を電気ケーブル75の配策空間として兼用するため、配策経路が狭小である場合であっても、照明灯70等の電装品を別途後付けする際に当該電装品を容易に取り付けることができる。
なお、本実施形態において、前方照射灯71に接続された電気ケーブル75を例に説明したが、前方照射灯71以外の照明灯70、照明灯70とは別の電装品(例えば、作業車両1に設けられたアンテナや位置検出装置等)と接続された電気ケーブルを配線経路L1と通気路E1とに亘って配策してもよい。
上述した作業車両1は、車体5と、車体5の後部に作業装置を連結する連結部5aと、インナルーフ16Aと、インナルーフ16Aの上部に配置されたアウタルーフ16Bと、車体5に立設された複数の支柱45と、複数の支柱45の上部に設けられ且つインナルーフ16A及びアウタルーフ16Bを支持する上部フレーム48と、を有する保護機構9と、を備え、インナルーフ16Aは、複数のトリムクリップ30によって上部フレーム48に取り付けられている。上記構成によれば、インナルーフ16Aを上部フレーム48に簡単且つ強固に取り付けることができる。
また、上部フレーム48は、アウタルーフ16Bを支持する枠部49と、枠部49の車体幅方向B3の一方側と他方側とに連結された連結フレーム50と、を有しており、インナルーフ16Aは、連結フレーム50に配置された複数のトリムクリップ30に取り付けられている。上記構成によれば、インナルーフ16Aを車体幅方向B3の一方側から他方
側に亘って連結フレーム50に取り付けることができる。このため、インナルーフ16Aの取り付け強度を向上させることができる。
また、枠部49は、当該枠部49の後部を構成する後上部フレーム49Bを有しており、インナルーフ16Aは、後上部フレーム49Bに配置された複数のトリムクリップ30に取り付けられ、連結フレーム50に配置された複数のトリムクリップ30は、後上部フレーム49Bに配置された複数のトリムクリップ30よりも多い。上記構成によれば、インナルーフ16Aの後側よりも前方の取付強度を向上させることができる。
また、インナルーフ16Aには、上下方向に貫通する開口部16A3が形成されており、インナルーフ16Aは、開口部16A3の周囲に配置された複数のトリムクリップ30に取り付けられている。上記構成によれば、開口部16A3の周囲の取付強度を向上させることができ、開口部16A3とアウタルーフ16Bとの間に隙間が生じて、アウタルーフ16Bが浮くことを抑止できる。
また、複数のトリムクリップ30は、車体幅方向B3に並んで配置されている。上記構成によれば、車体前後方向A3に向く軸心廻りの揺動に対するインナルーフ16Aの取付強度を向上させることができる。このため、作業車両1が車体前後方向A3に向く軸心廻りに揺れた場合等に、インナルーフ16Aが脱落することを抑制できる。
また、複数のトリムクリップ30は、車体前後方向A3に少なくとも2列以上並んで配置されている。上記構成によれば、少なくとも車体前後方向A3の一方側(前側)の列と、他方側(後側)の列とでトリムクリップ30に付勢する力を一層分散できる。
また、作業車両1は、インナルーフ16Aに設けられた電装品20と、電装品20の周囲に配置され、且つインナルーフ16Aを上部フレーム48に締結する締結部材41と、を備えている。上記構成によれば、インナルーフ16Aを上部フレーム48に確実に取り付けることができ、電装品20の重量によって、インナルーフ16Aが上部フレーム48から脱落することを抑止できる。
また、インナルーフ16Aは、平坦部16A1と、平坦部16A1から上方に移行する凹部16A2と、を有しており、複数のトリムクリップ30は、平坦部16A1に上方を向いて配置されている。上記構成によれば、複数のトリムクリップ30が同一方向を向いているため、平坦部16A1を上方に押し上げることでインナルーフ16Aを上部フレーム48に簡単に取り付けることができる。
また、複数のトリムクリップ30は、インナルーフ16Aの上部に取り付けられる取付具31と、弾性変形可能な弾性圧入部32と、を有しており、上部フレーム48は、弾性圧入部32が圧入される圧入孔34aが形成されている。上記構成によれば、インナルーフ16A側に取り付けられたトリムクリップ30を、上部フレーム48の圧入孔34aに位置合わせして、インナルーフ16Aを上部フレーム48に押しあてることで簡単に組み付けできる。
また、作業車両1は、車体5と、車体5の後部に作業装置を連結する連結部5aと、インナルーフ16Aと、インナルーフ16Aの上部に配置されたアウタルーフ16Bと、を有する保護機構9と、エアコンユニット65と、を備え、アウタルーフ16Bは、アウタルーフ16Bの上部を構成する上部材16B1と、アウタルーフ16Bの下部を構成する下部材16B2と、を有し、上部材16B1と下部材16B2とは、エアコンユニット65に導入する外気を通過させる通気路E1を形成し、下部材16B2とインナルーフ16Aとは、電気ケーブル75を通過させる配線経路L1を形成し、電気ケーブル75は、配線経路L1と通気路E1とに亘って配策されている。上記構成によれば、配線経路L1と、当該配線経路L1とは異なる通気路E1とに電気ケーブル75を配策するため、通気路E1を電気ケーブル75の配策空間として兼用することで、電気ケーブル75を配策するスペースを十分に確保できる。
また、上部材16B1及び下部材16B2は、一体成形されており、下部材16B2は、通気路E1と配線経路L1とを仕切る第1壁部81と、通気路E1と外部とを仕切る第2壁部82と、を有し、第1壁部81及び第2壁部82は、対向して配置されており、第1壁部81には、電気ケーブル75が通過する第1配策孔81aが形成され、第2壁部8
2には、電気ケーブル75が通過する第2配策孔82aが形成されている。上記構成によれば、配線経路L1と外部との間は、第1壁部81及び第2壁部82によって仕切られているため、配線経路L1内に雨水等が流入することを抑制できる。また、第1配策孔81aが形成された第1壁部81、及び第2配策孔82aが形成された第2壁部82が対向して配置されているため、電気ケーブル75の配策が容易である。
また、第2配策孔82aは、第1配策孔81aよりも多く、電気ケーブル75は、第1配策孔81aから第2配策孔82aに至る間に複数分岐しており、分岐した部分(分岐部77)は、それぞれ第2配策孔82aを通過して外部に延びている。上記構成によれば、電気ケーブル75の配線経路L1側を第1配策孔81aに配策し、電気ケーブル75の分岐している通気路E1側をそれぞれ第2配策孔82aに配策できるため、インシュロック等の配策部材を用いることなく分岐している電気ケーブル75を簡単に配策できる。
また、第1壁部81及び第2壁部82は、下部材16B2の前部において、車体幅方向B3の一方側と他方側とにそれぞれ配置されている。上記構成によれば、車体幅方向B3の一方側と他方側との両方に電気ケーブル75を配策することができる。
また、第1配策孔81aと第2配策孔82aは、上下方向に位置が異なっている。上記構成によれば、第1配策孔81a及び第2配策孔82aが上下方向に互い違いに配置されるため、配線経路L1内に雨水や汚れ等が流入することを一層抑制できる。
また、第1配策孔81aは、第2配策孔82aよりも上方に位置している。上記構成によれば、斜め上方から吹き付ける風雨に対して、第1配策孔81aと第2配策孔82aが略直線状に連通しないため、配線経路L1内に雨水や汚れ等が流入することをより一層抑制できる。
また、下部材16B2は、第2配策孔82aの上方から水平方向に延び、且つ電気ケーブル75が接続された照明灯70(電装品)の上方を覆う庇部83を有している。上記構成によれば、第2配策孔82aに雨水等が流入することを庇部83によって抑制できる。
また、第1壁部81及び第2壁部82は、通気路E1の一部を形成し且つ下部材16B2の下面から下方に窪んでいる凹壁85の一部である。上記構成によれば、通気路E1に雨水が侵入した場合であっても、雨水は凹壁85に滞留するため、即時に配線経路L1内に雨水が流入することを抑制できる。
また、電装品は、車体5の周囲を照らす複数の照明灯70である。上記構成によれば、通気路E1を電気ケーブル75の配策空間として兼用するため、配策経路が狭小である場合であっても複数の照明灯70を容易に取り付けることができる。
以上、本発明について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 作業車両(トラクタ)
5 車体
5a 連結部
9 保護機構
16A インナルーフ
16B アウタルーフ
16B1 上部材
16B2 下部材
65 エアコンユニット
70 照明灯
75 電気ケーブル
77 分岐部
81 第1壁部
81a 第1配策孔
82 第2壁部
82a 第2配策孔
83 庇部
85 凹壁
B3 車体幅方向
E1 通気路
L1 配線経路

Claims (9)

  1. 車体と、
    前記車体の後部に作業装置を連結する連結部と、
    インナルーフと、前記インナルーフの上部に配置されたアウタルーフと、を有する保護機構と、
    エアコンユニットと、
    を備え、
    前記アウタルーフは、前記アウタルーフの上部を構成する上部材と、前記アウタルーフの下部を構成する下部材と、を有し、
    前記上部材と前記下部材とは、前記エアコンユニットに導入する外気を通過させる通気路を形成し、
    前記下部材と前記インナルーフとは、電気ケーブルを通過させる配線経路を形成し、
    前記電気ケーブルは、前記配線経路と前記通気路とに亘って配策されている作業車両。
  2. 前記上部材及び前記下部材は、一体成形されており、
    前記下部材は、前記通気路と前記配線経路とを仕切る第1壁部と、前記通気路と外部とを仕切る第2壁部と、を有し、
    前記第1壁部及び第2壁部は、対向して配置されており、
    前記第1壁部には、前記電気ケーブルが通過する第1配策孔が形成され、
    前記第2壁部には、前記電気ケーブルが通過する第2配策孔が形成されている請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記第2配策孔は、前記第1配策孔よりも多く、
    前記電気ケーブルは、前記第1配策孔から前記第2配策孔に至る間に複数分岐しており、前記分岐した部分は、それぞれ前記第2配策孔を通過して外部に延びている請求項2に記載の作業車両。
  4. 前記第1壁部及び前記第2壁部は、前記下部材の前部において、車体幅方向の一方側と他方側とにそれぞれ配置されている請求項2又は3に記載の作業車両。
  5. 前記第1配策孔と前記第2配策孔は、上下方向に位置が異なっている請求項2~4のいずれか1項に記載の作業車両。
  6. 前記第1配策孔は、前記第2配策孔よりも上方に位置している請求項5に記載の作業車両。
  7. 前記下部材は、前記第2配策孔の上方から水平方向に延び、且つ前記電気ケーブルが接続された電装品の上方を覆う庇部を有している請求項2~6のいずれか1項に記載の作業車両。
  8. 前記第1壁部及び前記第2壁部は、前記通気路の一部を形成し且つ前記下部材の下面から下方に窪んでいる凹壁の一部である請求項2~7のいずれか1項に記載の作業車両。
  9. 前記電装品は、前記車体の周囲を照らす複数の照明灯である請求項7又は請求項7を引用する請求項8に記載の作業車両。
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