JP7152808B1 - コンクリートの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンクリートの硬化時間を遅延させることにより、コンクリートの打ち継ぎ目が無くなることによって、コンクリート構造物の耐久性を向上させ、コンクリートの産業廃棄物化を抑制する。【解決手段】セメントを用いて、通常のコンクリートを製造する製造工程と、該製造工程において製造された前記コンクリートに、酸化亜鉛と塩基性炭酸銅とを質量比2:1とした添加物をセメント重量の0.2%添加する添加工程と、該添加後に、コンクリートと添加物とを撹拌する撹拌工程と、を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、コンクリートの製造方法に関する。
一般に、コンクリートは、各原材料を配合表に従って計量したのち、錬混ぜ機等を用いて、練り混ぜることにより製造される。
しかしながら、通常のコンクリートは、上記の工程で、水とセメントとが接触すると、そのタイミングから反応が始まり、コンクリートの流動性が徐々に失われて、数時間後に硬化するという特性を有している。
上記のようなコンクリートの特性に鑑みて、セメントの固着を抑制しうるセメント固着抑制剤、セメント固着抑制方法、及び、セメント固着抑制剤用濃縮物に関する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第6571826号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、セメントの水和(セメントの硬化)によってミキサの内部にセメントが固着すると、ミキサの内部での洗浄が難しくなることから、ミキサの内部にセメントが固着するのを抑制するものであり、その目的が異なるものである。
一方で、大型の構造物の施工の場合には、コンクリート施工が工期の関係で、数日に分散されて行われる場合が一般的であるため、例えば、前日に施工されたコンクリートの上に新しいコンクリートを打ち継ぐことが通常であるため、コンクリートの断面がいくつもの層となって一体化しないため、コンクリートの強度、例えば、構造物の耐震性等に影響が出ることも想定される。
他方、上記の問題を解決するためには、層の継ぎ目を補修する必要があるが、これには、相当のコストを要するという問題がある。
また、コンクリートは、工事現場において不足することがないよう、余分に発注されるのが一般的であるが、この従来からのやり方では、コンクリートが硬化してしまうため、余剰分が産業廃棄物となってしまうのが現状であり、資源循環型の社会構築が叫ばれる中、この流れに逆行するものとなっているという課題もある。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであって、コンクリートの硬化時間を遅延させることにより、コンクリートの打ち継ぎ目が無くなることによって、コンクリート構造物の耐久性を向上させ、コンクリートの産業廃棄物化を抑制するコンクリートの製造方法を提供することを目的とする。
形態1;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、セメントを用いて、通常のコンクリートを製造する製造工程と、該製造工程において製造された前記コンクリートに、酸化亜鉛と塩基性炭酸銅とを質量比2:1とした添加物を前記セメント重量の0.2%添加する添加工程と、該添加後に、前記コンクリートと前記添加物とを撹拌する撹拌工程と、を有するコンクリートの製造方法を提案している。
形態2;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、セメントを用いて、通常のコンクリートを製造する製造工程と、該製造工程において製造された前記コンクリートに、酸化亜鉛を添加物として、前記セメント重量の3.0%添加する添加工程と、該添加後に、前記コンクリートと前記添加物とを撹拌する撹拌工程と、を有するコンクリートの製造方法を提案している。
形態3;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、セメントを用いて、通常のコンクリートを製造する製造工程と、該製造工程において製造された前記コンクリートに、酸化亜鉛を添加物として、前記セメント重量の5.0%添加する添加工程と、該添加後に、前記コンクリートと前記添加物とを撹拌する撹拌工程と、を有するコンクリートの製造方法を提案している。
形態4;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、セメントを用いて、通常のコンクリートを製造する製造工程と、該製造工程において製造された前記コンクリートに、塩基性炭酸銅を添加物として、前記セメント重量の1.0%添加する添加工程と、該添加後に、前記コンクリートと前記添加物とを撹拌する撹拌工程と、を有するコンクリートの製造方法を提案している。
形態5;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、セメントを用いて、通常のコンクリートを製造する製造工程と、該製造工程において製造された前記コンクリートに、塩基性炭酸銅を添加物として、前記セメント重量の3.0%添加する添加工程と、該添加後に、前記コンクリートと前記添加物とを撹拌する撹拌工程と、を有するコンクリートの製造方法を提案している。
形態6;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、セメントを用いて、通常のコンクリートを製造する製造工程と、該製造工程において製造された前記コンクリートに、塩基性炭酸銅を添加物として、前記セメント重量の5.0%添加する添加工程と、該添加後に、前記コンクリートと前記添加物とを撹拌する撹拌工程と、を有するコンクリートの製造方法を提案している。
形態7;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、セメントを用いて、通常のコンクリートを製造する製造工程と、該製造工程において製造された前記コンクリートに、酸化亜鉛と塩基性炭酸銅とを質量比1:1とした添加物を前記セメント重量の0.2%添加する添加工程と、該添加後に、前記コンクリートと前記添加物とを撹拌する撹拌工程と、を有するコンクリートの製造方法を提案している。
形態8;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、セメントを用いて、通常のコンクリートを製造する製造工程と、該製造工程において製造された前記コンクリートに、酸化亜鉛と塩基性炭酸銅とを質量比1:2とした添加物を前記セメント重量の0.2%添加する添加工程と、該添加後に、前記コンクリートと前記添加物とを撹拌する撹拌工程と、を有するコンクリートの製造方法を提案している。
形態9;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、セメントを用いて、通常のコンクリートを製造する製造工程と、該製造工程において製造された前記コンクリートに、酸化亜鉛と塩基性炭酸銅とを質量比1:1とした添加物を前記セメント重量の0.4%添加する添加工程と、該添加後に、前記コンクリートと前記添加物とを撹拌する撹拌工程と、を有するコンクリートの製造方法を提案している。
形態10;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、セメントを用いて、通常のコンクリートを製造する製造工程と、該製造工程において製造された前記コンクリートに、酸化亜鉛と塩基性炭酸銅とを質量比2:1とした添加物を前記セメント重量の0.4%添加する添加工程と、該添加後に、前記コンクリートと前記添加物とを撹拌する撹拌工程と、を有するコンクリートの製造方法を提案している。
形態11;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、セメントを用いて、通常のコンクリートを製造する製造工程と、該製造工程において製造された前記コンクリートに、酸化亜鉛と塩基性炭酸銅とを質量比1:2とした添加物を前記セメント重量の0.4%添加する添加工程と、該添加後に、前記コンクリートと前記添加物とを撹拌する撹拌工程と、を有するコンクリートの製造方法を提案している。
形態12;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、セメントを用いて、通常のコンクリートを製造する製造工程と、該製造工程において製造された前記コンクリートに、酸化亜鉛と塩基性炭酸銅とを質量比1:1とした添加物を前記セメント重量の0.6%添加する添加工程と、該添加後に、前記コンクリートと前記添加物とを撹拌する撹拌工程と、を有するコンクリートの製造方法を提案している。
形態13;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、セメントを用いて、通常のコンクリートを製造する製造工程と、該製造工程において製造された前記コンクリートに、酸化亜鉛と塩基性炭酸銅とを質量比2:1とした添加物を前記セメント重量の0.6%添加する添加工程と、該添加後に、前記コンクリートと前記添加物とを撹拌する撹拌工程と、を有するコンクリートの製造方法を提案している。
形態14;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、セメントを用いて、通常のコンクリートを製造する製造工程と、該製造工程において製造された前記コンクリートに、酸化亜鉛と塩基性炭酸銅とを質量比1:2とした添加物を前記セメント重量の0.6%添加する添加工程と、該添加後に、前記コンクリートと前記添加物とを撹拌する撹拌工程と、を有するコンクリートの製造方法を提案している。
本発明の1またはそれ以上の実施形態によれば、コンクリートの硬化時間を遅延させることにより、コンクリートの打ち継ぎ目が無くなることによって、コンクリート構造物の耐久性を向上させ、コンクリートの産業廃棄物化を抑制することができるという効果がある。
本発明の実施形態に係るコンクリートの製造方法に用いる原材料の種類と特性値とを示す図である。 本発明の実施例に係るコンクリートの製造方法に用いる各原材料の配合を示す表である。 本発明の実施例に係るコンクリートの製造方法に用いる実験器具を示す表である。 本発明の第1の実施形態に係るコンクリートの製造方法についての作業フローを示す図である。 本発明の第1の実施形態に対応する実施例の実験結果を示す表である。 本発明の第2の実施形態に係るコンクリートの製造方法についての作業フローを示す図である。 本発明の第2の実施形態に対応する実施例の実験結果を示す表である。 本発明の第3の実施形態に係るコンクリートの製造方法についての作業フローを示す図である。 本発明の第3の実施形態に対応する実施例の実験結果を示す表である。 本発明の第4の実施形態に係るコンクリートの製造方法についての作業フローを示す図である。 本発明の第4の実施形態に対応する実施例の実験結果を示す表である。 本発明の第5の実施形態に係るコンクリートの製造方法についての作業フローを示す図である。 本発明の第5の実施形態に対応する実施例の実験結果を示す表である。 本発明の第6の実施形態に係るコンクリートの製造方法についての作業フローを示す図である。 本発明の第6の実施形態に対応する実施例の実験結果を示す表である。
以下、本発明の実施形態について、図1から図15を用いて説明する。
<原材料について>
ここで、以下の実施形態および実施例において用いられる原材料は、以下の通りである。
図1に示すように、「セメント」は、太平洋セメント株式会社製の「普通ポルトランドセメント」と呼ばれる種別のものであり、特性値は、密度;3.16g/cmであり、以下では、「NC」と表記する。
「水」は、特性値は、密度;1.00g/cmであり、以下では、「W」と表記する。
「化学混和剤」は、株式会社フローリック製の「高性能AE減水剤I種;SF500S」と呼ばれる種別のものであり、特性値は、密度;1.06g/cmであり、以下では、「ADI」と表記する。
1つ目の「添加材」は、東邦亜鉛株式会社製の「酸化亜鉛」であり、特性値は、密度;5.61g/cmであり、以下では、「A」と表記する。
2つ目の「添加材」は、富士フィルム和光純薬株式会社製の「マグネシウム」であり、特性値は、密度;1.74g/cmであり、以下では、「B」と表記する。
3つ目の「添加材」は、古河ケミカルズ株式会社製の「塩基性炭酸銅」であり、特性値は、密度;4.00g/cmであり、以下では、「C」と表記する。
4つ目の「添加材」は、株式会社フローリック製の「高性能AE減水剤I種;SF500S」と呼ばれる種別のものであり、特性値は、密度;1.06g/cmであり、以下では、「D」と表記する。
<原材料の配合について>
図2に示すように、基準の配合では、NC3000gに対して、水900gを配合する水セメント比(質量%)を30.0とし、これに、ADI30gを配合する。
以下に示す、「配合の種類」が「1-1」の配合では、NC3000gに対して、水900gを配合する水セメント比(質量%)を30.0とし、これに、ADI30g、A30gを配合する。
以下に示す、「配合の種類」が「1-2」の配合では、NC3000gに対して、水900gを配合する水セメント比(質量%)を30.0とし、これに、ADI30g、A90gを配合する。
以下に示す、「配合の種類」が「1-3」の配合では、NC3000gに対して、水900gを配合する水セメント比(質量%)を30.0とし、これに、ADI30g、A150gを配合する。
以下に示す、「配合の種類」が「2-1」の配合では、NC3000gに対して、水900gを配合する水セメント比(質量%)を30.0とし、これに、ADI30g、B30gを配合する。
以下に示す、「配合の種類」が「2-2」の配合では、NC3000gに対して、水900gを配合する水セメント比(質量%)を30.0とし、これに、ADI30g、B90gを配合する。
以下に示す、「配合の種類」が「2-3」の配合では、NC3000gに対して、水900gを配合する水セメント比(質量%)を30.0とし、これに、ADI30g、B150gを配合する。
以下に示す、「配合の種類」が「3-1」の配合では、NC3000gに対して、水900gを配合する水セメント比(質量%)を30.0とし、これに、ADI30g、C30gを配合する。
以下に示す、「配合の種類」が「3-2」の配合では、NC3000gに対して、水900gを配合する水セメント比(質量%)を30.0とし、これに、ADI30g、C90gを配合する。
以下に示す、「配合の種類」が「3-3」の配合では、NC3000gに対して、水900gを配合する水セメント比(質量%)を30.0とし、これに、ADI30g、C150gを配合する。
以下に示す、「配合の種類」が「4」の配合では、NC3000gに対して、水900gを配合する水セメント比(質量%)を30.0とし、これに、ADI30g、D150gを配合する。
<実験器具について>
図3に示すように、「フロー測定器具一式」は、三洋試験機工業株式会社製のテーブルフロー試験機であり、「容器(蓋付き)」は、市販品であり、容量900mlである。
「撹拌機」は、リョービ株式会社製のパワーミキサPMT1362Aである。
「鉢」は、三洋試験機工業株式会社製のLC-508であり、直径は、φ30cmである。「さじ」は、市販品であり、「秤」は、株式会社エー・アンド・デー製のFG-60KALである。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態について、図4、5を用いて説明する。
なお、本実施形態において、特に、明示する場合を除き、「%」は「質量%」を意味するものとする。
また、実施例においては、5つの試料において実験を行ったが、図面では、その代表的な試料についての写真のみを示す。
<処理フロー>
まず、各原材料を0.1g単位まで計量する。なお、ADIは、Wの一部として累加計量する(ステップS101;計量工程)。
練り混ぜ用容器に、ステップS101において計量したNC、A、W+ADIの順番で投入する(ステップS102;投入工程)。
練り混ぜ用容器に投入された原材料をハンドミキサーで3分間、高速で撹拌する。但し、1分30秒経過時点で、一度、練り混ぜを中断し、Aが容器内で固着していないかどうかを「さじ」を用いて確認する。そして、固着がある場合には、「さじ」を用いて、適宜ほぐす。ほぐし後、規定時間まで撹拌を再開する(ステップS103;撹拌工程)。
フローコーンおよびフロー板を湿布で拭いた後、練上がった試料を速やかにフローコーンに充填し、充填後、直ちに、鉛直に引き上げ、フロー板上に試料を広げ、その広がりを測定する(ステップS104;充填工程)。
測定後、試料を容器に詰めて、24時間、48時間、72時間後の試料の硬化の程度を観察する(ステップS105;観察工程)。
<実施例1>
本実施例では、基準サンプルに対して、以下のような条件で試験を行った。なお、本実施例は、比較例である。
[処理工程]
計量工程→投入工程→撹拌工程→充填工程→経過観察工程
[原材料]
セメント(NC)3000g、水(W)900g、化学混和剤(ADI)30g
[添加材]
なし
[試料数]
5個
上記条件で試験を行ったところ、5個の試料がいずれも24時間経過後には、硬化していた。
<実施例2>
本実施例では、サンプル1-1に対して、以下のような条件で試験を行った。
[処理工程]
計量工程→投入工程→撹拌工程→充填工程→経過観察工程
[原材料]
セメント(NC)3000g、水(W)900g、化学混和剤(ADI)30g
[添加材]
酸化亜鉛(A)、添加材添加率1.0%
[試料数]
5個
上記条件で試験を行ったところ、5個の試料がいずれも72時間経過後には、硬化していた。
<実施例3>
本実施例では、サンプル1-2に対して、以下のような条件で試験を行った。
[処理工程]
計量工程→投入工程→撹拌工程→充填工程→経過観察工程
[原材料]
セメント(NC)3000g、水(W)900g、化学混和剤(ADI)90g
[添加材]
酸化亜鉛(A)、添加材添加率3.0%
[試料数]
5個
上記条件で試験を行ったところ、5個の試料いずれについても72時間経過後に、硬化は見られなかった。
<実施例4>
本実施例では、サンプル1-3に対して、以下のような条件で試験を行った。
[処理工程]
計量工程→投入工程→撹拌工程→充填工程→経過観察工程
[原材料]
セメント(NC)3000g、水(W)900g、化学混和剤(ADI)150g
[添加材]
酸化亜鉛(A)、添加材添加率5.0%
[試料数]
5個
上記条件で試験を行ったところ、5個の試料いずれについても72時間経過後に、硬化は見られなかった。
<第2の実施形態>
以下、本発明の第2の実施形態について、図6、7を用いて説明する。
<処理フロー>
まず、各原材料を0.1g単位まで計量する。なお、ADIは、Wの一部として累加計量する(ステップS201;計量工程)。
練り混ぜ用容器に、ステップS201において計量したNC、B、W+ADIの順番で投入する(ステップS202;投入工程)。
練り混ぜ用容器に投入された原材料をハンドミキサーで3分間、高速で撹拌する。但し、1分30秒経過時点で、一度、練り混ぜを中断し、Aが容器内で固着していないかどうかを「さじ」を用いて確認する。そして、固着がある場合には、「さじ」を用いて、適宜ほぐす。ほぐし後、規定時間まで撹拌を再開する(ステップS203;撹拌工程)。
フローコーンおよびフロー板を湿布で拭いた後、練上がった試料を速やかにフローコーンに充填し、充填後、直ちに、鉛直に引き上げ、フロー板上に試料を広げ、その広がりを測定する(ステップS204;充填工程)。
測定後、試料を容器に詰めて、24時間、48時間、72時間後の試料の硬化の程度を観察する(ステップS205;観察工程)。
<実施例5>
本実施例では、サンプル2-1に対して、以下のような条件で試験を行った。
[処理工程]
計量工程→投入工程→撹拌工程→充填工程→経過観察工程
[原材料]
セメント(NC)3000g、水(W)900g、化学混和剤(ADI)30g
[添加材]
マグネシウム(B)、添加材添加率1.0%
[試料数]
5個
上記条件で試験を行ったところ、5個の試料がいずれも24時間経過後には、硬化していた。
<実施例6>
本実施例では、サンプル2-2に対して、以下のような条件で試験を行った。
[処理工程]
計量工程→投入工程→撹拌工程→充填工程→経過観察工程
[原材料]
セメント(NC)3000g、水(W)900g、化学混和剤(ADI)90g
[添加材]
マグネシウム(B)、添加材添加率3.0%
[試料数]
5個
上記条件で試験を行ったところ、5個の試料いずれについても24時間経過後には、硬化していた。
<実施例7>
本実施例では、サンプル2-3に対して、以下のような条件で試験を行った。
[処理工程]
計量工程→投入工程→撹拌工程→充填工程→経過観察工程
[原材料]
セメント(NC)3000g、水(W)900g、化学混和剤(ADI)150g
[添加材]
マグネシウム(B)、添加材添加率5.0%
[試料数]
5個
上記条件で試験を行ったところ、5個の試料いずれについても24時間経過後には、硬化していた。
<第3の実施形態>
以下、本発明の第3の実施形態について、図8、9を用いて説明する。
<処理フロー>
まず、各原材料を0.1g単位まで計量する。なお、ADIは、Wの一部として累加計量する(ステップS301;計量工程)。
練り混ぜ用容器に、ステップS301において計量したNC、CあるいはADI、W+ADIの順番で投入する(ステップS302;投入工程)。
練り混ぜ用容器に投入された原材料をハンドミキサーで3分間、高速で撹拌する。但し、1分30秒経過時点で、一度、練り混ぜを中断し、Aが容器内で固着していないかどうかを「さじ」を用いて確認する。そして、固着がある場合には、「さじ」を用いて、適宜ほぐす。ほぐし後、規定時間まで撹拌を再開する(ステップS303;撹拌工程)。
フローコーンおよびフロー板を湿布で拭いた後、練上がった試料を速やかにフローコーンに充填し、充填後、直ちに、鉛直に引き上げ、フロー板上に試料を広げ、その広がりを測定する(ステップS304;充填工程)。
測定後、試料を容器に詰めて、24時間、48時間、72時間後の試料の硬化の程度を観察する(ステップS305;観察工程)。
<実施例8>
本実施例では、サンプル3-1に対して、以下のような条件で試験を行った。
[処理工程]
計量工程→投入工程→撹拌工程→充填工程→経過観察工程
[原材料]
セメント(NC)3000g、水(W)900g、化学混和剤(ADI)30g
[添加材]
塩基性炭酸銅(C)、添加材添加率1.0%
[試料数]
5個
上記条件で試験を行ったところ、5個の試料いずれについても72時間経過後に、硬化は見られなかった。
<実施例9>
本実施例では、サンプル3-2に対して、以下のような条件で試験を行った。
[処理工程]
計量工程→投入工程→撹拌工程→充填工程→経過観察工程
[原材料]
セメント(NC)3000g、水(W)900g、化学混和剤(ADI)30g
[添加材]
塩基性炭酸銅(C)、添加材添加率3.0%
[試料数]
5個
上記条件で試験を行ったところ、5個の試料いずれについても72時間経過後に、硬化は見られなかった。
<実施例10>
本実施例では、サンプル3-3に対して、以下のような条件で試験を行った。
[処理工程]
計量工程→投入工程→撹拌工程→充填工程→経過観察工程
[原材料]
セメント(NC)3000g、水(W)900g、化学混和剤(ADI)90g
[添加材]
塩基性炭酸銅(C)、添加材添加率5.0%
[試料数]
5個
上記条件で試験を行ったところ、5個の試料いずれについても72時間経過後に、硬化は見られなかった。
<実施例11>
本実施例では、サンプル4に対して、以下のような条件で試験を行った。
[処理工程]
計量工程→投入工程→撹拌工程→充填工程→経過観察工程
[原材料]
セメント(NC)3000g、水(W)900g、化学混和剤(ADI)150g
[添加材]
フローリックSF500S(ARI)、添加材添加率5.0%
[試料数]
5個
上記条件で試験を行ったところ、5個の試料いずれについても24時間経過後に、硬化は見られた。
<第4の実施形態>
以下、本発明の第4の実施形態について、図10、11を用いて説明する。
<処理フロー>
まず、各原材料を0.1g単位まで計量する。なお、ADIは、Wの一部として累加計量する(ステップS401;計量工程)。
練り混ぜ用容器に、ステップS401において計量したNC、A+B、W+ADIの順番で投入する(ステップS402;投入工程)。
練り混ぜ用容器に投入された原材料をハンドミキサーで3分間、高速で撹拌する。但し、1分30秒経過時点で、一度、練り混ぜを中断し、Aが容器内で固着していないかどうかを「さじ」を用いて確認する。そして、固着がある場合には、「さじ」を用いて、適宜ほぐす。ほぐし後、規定時間まで撹拌を再開する(ステップS403;撹拌工程)。
フローコーンおよびフロー板を湿布で拭いた後、練上がった試料を速やかにフローコーンに充填し、充填後、直ちに、鉛直に引き上げ、フロー板上に試料を広げ、その広がりを測定する(ステップS404;充填工程)。
測定後、試料を容器に詰めて、24時間、48時間、72時間後の試料の硬化の程度を観察する(ステップS405;観察工程)。
<実施例12>
本実施例では、酸化亜鉛(A)と塩基性炭酸銅(C)とを質量比1:1とした添加物をセメント重量の0.2%添加したサンプルに対して、以下のような条件で試験を行った。
[処理工程]
計量工程→投入工程→撹拌工程→充填工程→経過観察工程
[原材料]
セメント(NC)3000g、水(W)900g、化学混和剤(ADI)30g
[添加材]
酸化亜鉛(A)と塩基性炭酸銅(C)とを質量比1:1とした添加材、添加材添加率0.2%
[試料数]
5個
上記条件で試験を行ったところ、5個の試料いずれについても72時間経過後に、硬化は見られなかった。
<実施例13>
本実施例では、酸化亜鉛(A)と塩基性炭酸銅(C)とを質量比2:1とした添加物をセメント重量の0.2%添加したサンプルに対して、以下のような条件で試験を行った。
[処理工程]
計量工程→投入工程→撹拌工程→充填工程→経過観察工程
[原材料]
セメント(NC)3000g、水(W)900g、化学混和剤(ADI)90g
[添加材]
酸化亜鉛(A)と塩基性炭酸銅(C)とを質量比2:1とした添加材、添加材添加率0.2%
[試料数]
5個
上記条件で試験を行ったところ、5個の試料いずれについても72時間経過後に、硬化は見られなかった。
<実施例14>
本実施例では、酸化亜鉛(A)と塩基性炭酸銅(C)とを質量比1:2とした添加物をセメント重量の0.2%添加したサンプルに対して、以下のような条件で試験を行った。
[処理工程]
計量工程→投入工程→撹拌工程→充填工程→経過観察工程
[原材料]
セメント(NC)3000g、水(W)900g、化学混和剤(ADI)90g
[添加材]
酸化亜鉛(A)と塩基性炭酸銅(C)とを質量比1:2とした添加材、添加材添加率0.2%
[試料数]
5個
上記条件で試験を行ったところ、5個の試料いずれについても72時間経過後に、硬化は見られなかった。
<第5の実施形態>
以下、本発明の第5の実施形態について、図12、13を用いて説明する。
<処理フロー>
まず、各原材料を0.1g単位まで計量する。なお、ADIは、Wの一部として累加計量する(ステップS501;計量工程)。
練り混ぜ用容器に、ステップS501において計量したNC、A+B、W+ADIの順番で投入する(ステップS502;投入工程)。
練り混ぜ用容器に投入された原材料をハンドミキサーで3分間、高速で撹拌する。但し、1分30秒経過時点で、一度、練り混ぜを中断し、Aが容器内で固着していないかどうかを「さじ」を用いて確認する。そして、固着がある場合には、「さじ」を用いて、適宜ほぐす。ほぐし後、規定時間まで撹拌を再開する(ステップS503;撹拌工程)。
フローコーンおよびフロー板を湿布で拭いた後、練上がった試料を速やかにフローコーンに充填し、充填後、直ちに、鉛直に引き上げ、フロー板上に試料を広げ、その広がりを測定する(ステップS504;充填工程)。
測定後、試料を容器に詰めて、24時間、48時間、72時間後の試料の硬化の程度を観察する(ステップS505;観察工程)。
<実施例15>
本実施例では、酸化亜鉛(A)と塩基性炭酸銅(C)とを質量比1:1とした添加物をセメント重量の0.4%添加したサンプルに対して、以下のような条件で試験を行った。
[処理工程]
計量工程→投入工程→撹拌工程→充填工程→経過観察工程
[原材料]
セメント(NC)3000g、水(W)900g、化学混和剤(ADI)30g
[添加材]
酸化亜鉛(A)と塩基性炭酸銅(C)とを質量比1:1とした添加材、添加材添加率0.4%
[試料数]
5個
上記条件で試験を行ったところ、5個の試料いずれについても72時間経過後に、硬化は見られなかった。
<実施例16>
本実施例では、酸化亜鉛(A)と塩基性炭酸銅(C)とを質量比2:1とした添加物をセメント重量の0.4%添加したサンプルに対して、以下のような条件で試験を行った。
[処理工程]
計量工程→投入工程→撹拌工程→充填工程→経過観察工程
[原材料]
セメント(NC)3000g、水(W)900g、化学混和剤(ADI)90g
[添加材]
酸化亜鉛(A)と塩基性炭酸銅(C)とを質量比2:1とした添加材、添加材添加率0.4%
[試料数]
5個
上記条件で試験を行ったところ、5個の試料いずれについても72時間経過後に、硬化は見られなかった。
<実施例17>
本実施例では、酸化亜鉛(A)と塩基性炭酸銅(C)とを質量比1:2とした添加物をセメント重量の0.4%添加したサンプルに対して、以下のような条件で試験を行った。
[処理工程]
計量工程→投入工程→撹拌工程→充填工程→経過観察工程
[原材料]
セメント(NC)3000g、水(W)900g、化学混和剤(ADI)90g
[添加材]
酸化亜鉛(A)と塩基性炭酸銅(C)とを質量比1:2とした添加材、添加材添加率0.4%
[試料数]
5個
上記条件で試験を行ったところ、5個の試料いずれについても72時間経過後に、硬化は見られなかった。
<第6の実施形態>
以下、本発明の第6の実施形態について、図14、15を用いて説明する。
<処理フロー>
まず、各原材料を0.1g単位まで計量する。なお、ADIは、Wの一部として累加計量する(ステップS601;計量工程)。
練り混ぜ用容器に、ステップS601において計量したNC、A+B、W+ADIの順番で投入する(ステップS602;投入工程)。
練り混ぜ用容器に投入された原材料をハンドミキサーで3分間、高速で撹拌する。但し、1分30秒経過時点で、一度、練り混ぜを中断し、Aが容器内で固着していないかどうかを「さじ」を用いて確認する。そして、固着がある場合には、「さじ」を用いて、適宜ほぐす。ほぐし後、規定時間まで撹拌を再開する(ステップS603;撹拌工程)。
フローコーンおよびフロー板を湿布で拭いた後、練上がった試料を速やかにフローコーンに充填し、充填後、直ちに、鉛直に引き上げ、フロー板上に試料を広げ、その広がりを測定する(ステップS604;充填工程)。
測定後、試料を容器に詰めて、24時間、48時間、72時間後の試料の硬化の程度を観察する(ステップS605;観察工程)。
<実施例18>
本実施例では、酸化亜鉛(A)と塩基性炭酸銅(C)とを質量比1:1とした添加物をセメント重量の0.6%添加したサンプルに対して、以下のような条件で試験を行った。
[処理工程]
計量工程→投入工程→撹拌工程→充填工程→経過観察工程
[原材料]
セメント(NC)3000g、水(W)900g、化学混和剤(ADI)30g
[添加材]
酸化亜鉛(A)と塩基性炭酸銅(C)とを質量比1:1とした添加材、添加材添加率0.6%
[試料数]
5個
上記条件で試験を行ったところ、5個の試料いずれについても72時間経過後に、硬化は見られなかった。
<実施例19>
本実施例では、酸化亜鉛(A)と塩基性炭酸銅(C)とを質量比2:1とした添加物をセメント重量の0.6%添加したサンプルに対して、以下のような条件で試験を行った。
[処理工程]
計量工程→投入工程→撹拌工程→充填工程→経過観察工程
[原材料]
セメント(NC)3000g、水(W)900g、化学混和剤(ADI)90g
[添加材]
酸化亜鉛(A)と塩基性炭酸銅(C)とを質量比2:1とした添加材、添加材添加率0.6%
[試料数]
5個
上記条件で試験を行ったところ、5個の試料いずれについても72時間経過後に、硬化は見られなかった。
<実施例20>
本実施例では、酸化亜鉛(A)と塩基性炭酸銅(C)とを質量比1:2とした添加物をセメント重量の0.6%添加したサンプルに対して、以下のような条件で試験を行った。
[処理工程]
計量工程→投入工程→撹拌工程→充填工程→経過観察工程
[原材料]
セメント(NC)3000g、水(W)900g、化学混和剤(ADI)90g
[添加材]
酸化亜鉛(A)と塩基性炭酸銅(C)とを質量比1:2とした添加材、添加材添加率0.6%
[試料数]
5個
上記条件で試験を行ったところ、5個の試料いずれについても72時間経過後に、硬化は見られなかった。
<結果と効果>
実施例1の基準サンプルでは、24時間経過後に硬化が観測された。
添加材として、酸化亜鉛単体を用いた実施例2~4のサンプル1-1、1-2、1-3では、サンプル1-1については、72時間経過後に硬化が観測された。
しかしながら、サンプル1-2、1-3については、時間とともにフロー値の低下が観察されるものの、72時間経過後においても、硬化は観測されなかった。
つまり、サンプル1-2、1-3のコンクリートについては、コンクリートの硬化時間を遅延させることにより、コンクリートの打ち継ぎ目が無くなることによって、コンクリート構造物の耐久性を向上させ、コンクリートの産業廃棄物化を抑制できるものである。
実施例5~7のサンプル2-1、2-2、2-3については、いずれも24時間経過後に硬化が観測された。
実施例8~11のサンプル3-1、3-2、3-3については、時間とともにフロー値の低下するものの、その低下の程度は緩やかであり、72時間経過後においても、硬化は観測されなかった。
つまり、サンプル3-1、3-2、3-3のコンクリートについては、コンクリートの硬化時間を遅延させることにより、コンクリートの打ち継ぎ目が無くなることによって、コンクリート構造物の耐久性を向上させ、コンクリートの産業廃棄物化を抑制できるものである。
なお、サンプル4については、24時間経過後に硬化が観測された。
実施例12~14の酸化亜鉛と塩基性炭酸銅を添加材として用い、添加剤添加率をともに、0.2%とし、その混合比を1:1、2:1、1:2と変えたサンプルでは、フロー値も安定し、いずれのサンプルについても、72時間経過後に硬化は観測されなかった。
つまり、これらのサンプルのコンクリートについては、コンクリートの硬化時間を遅延させることにより、コンクリートの打ち継ぎ目が無くなることによって、コンクリート構造物の耐久性を向上させ、コンクリートの産業廃棄物化を抑制できるものである。
実施例15~17の酸化亜鉛と塩基性炭酸銅を添加材として用い、添加剤添加率をともに、0.4%とし、その混合比を1:1、2:1、1:2と変えたサンプルでは、フロー値も安定し、いずれのサンプルについても、72時間経過後に硬化は観測されなかった。
つまり、これらのサンプルのコンクリートについては、コンクリートの硬化時間を遅延させることにより、コンクリートの打ち継ぎ目が無くなることによって、コンクリート構造物の耐久性を向上させ、コンクリートの産業廃棄物化を抑制できるものである。
実施例18~20の酸化亜鉛と塩基性炭酸銅を添加材として用い、添加剤添加率をともに、0.6%とし、その混合比を1:1、2:1、1:2と変えたサンプルでは、フロー値も安定し、いずれのサンプルについても、72時間経過後に硬化は観測されなかった。
つまり、これらのサンプルのコンクリートについては、コンクリートの硬化時間を遅延させることにより、コンクリートの打ち継ぎ目が無くなることによって、コンクリート構造物の耐久性を向上させ、コンクリートの産業廃棄物化を抑制できるものである。
実施例3~4、8~11、12~20に用いられたサンプルは、いずれも良好な結果を示したが、中でも、塩基性炭酸銅を配合した添加材を用いたサンプルは、フロー値も安定し、いずれのサンプルについても、72時間経過後に良好な結果となった。
一方で、塩基性炭酸銅は高価な原材料であることから、コスト面と性能面の両方を考慮すれば、酸化亜鉛と塩基性炭酸銅とを質量比2:1とした添加物をセメント重量の0.2%添加するサンプルが好適とも言える。
また、酸化亜鉛(A)または塩基性炭酸銅(C)を単体および混合して用いた場合、すべての組み合わせにおいて、凝結遅延(24時間以上)が認められた。
即ち、酸化亜鉛(A)または塩基性炭酸銅(C)、酸化亜鉛(A)および塩基性炭酸銅(C)の双方を使用した場合には、凝結遅延が達成でき、かつ、添加量および混合比を変更することにより、凝結遅延時間をコントロールすることも可能である。

Claims (1)

  1. セメントを用いて、通常のコンクリートを製造する製造工程と、
    該製造工程において製造された前記コンクリートに、酸化亜鉛と塩基性炭酸銅とを質量比1:2とした添加物を前記セメント重量の0.2%添加する添加工程と、
    該添加後に、前記コンクリートと前記添加物とを撹拌する撹拌工程と、
    を有するコンクリートの製造方法。
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