JP7152327B2 - コンクリート打設装置、型枠ユニット及びコンクリート打設方法 - Google Patents

コンクリート打設装置、型枠ユニット及びコンクリート打設方法 Download PDF

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Description

本発明は、掘削された地盤の内周面とこの内周面に対向させた型枠との間の覆工空間に、型枠に開口された複数の打設口を介して順にコンクリートを打設するコンクリート打設装置、これを備えた型枠ユニット、及び、コンクリート打設方法に関する。
近年、山岳トンネル等において、掘削した地盤の内周面(以下では、トンネル内周面という)を覆って構築される覆工コンクリートを形成するための工法としては、覆工セントルと呼ばれる型枠を用いる工法が一般的に採用されている。この工法では、トンネル内周面とこれに対向させた型枠との間の覆工空間のうち、中央のトンネル冠部の覆工空間や左右の覆工空間等へのコンクリートの打設は、一般的に、コンクリート打設管を型枠の天端部や左右の両側にそれぞれ開口された複数の検査窓等の打設口に順次挿入してコンクリートを供給しつつ、作業者が他の検査窓等からコンクリートの打設状況を目視等により確認することにより行われる。したがって、作業者は、検査窓等からコンクリートの打設状況を目視等により確認する作業や、複数の打設口の中からコンクリートの供給先を切り替えるためにコンクリート打設管を切り回す配管切り回し作業を行う必要がある。この配管切り回し作業は手作業であったため、コンクリートの供給先を機械的に切り替えてコンクリートを打設可能なコンクリート打設装置やコンクリート打設方法が求められている。
このようなコンクリート打設装置やコンクリート打設方法としては、特許文献1に開示されているものが知られている。特許文献1に記載されたコンクリート打設配管装置は分流器を備えている。この分流器は、コンクリート供給源から延びるコンクリート供給管の端部に設けられており、例えば、型枠の両側部の打設口、天端部の打設口の順でコンクリートの供給先を切り替えている。詳しくは、この分流器から両側部の打設口への配管と分流器から天端部の打設口への配管は、それぞれ別に設けられており、これらの配管の端部はそれぞれ打設口を介して覆工空間内に挿入されている。そして、例えば、両側部の打設口からのコンクリートの打設を終了させた後、分流器を操作してコンクリートの供給先を天端部側に切り替えることにより、次の打設口(天端部の打設口)からのコンクリートの打設を行うことが可能となる。
実公平4-19119号
ここで、コンクリートの供給先の切り替え自体については、特許文献1に記載されたコンクリート打設配管装置を用いて機械化でき、作業者は分流器を操作するだけでよい。
しかしながら、特許文献1に記載されたコンクリート打設配管装置では、作業者は、供給先の切り替えの操作後には、両側部の打設口へ挿入した配管の端部を打設口から抜き出すと共に、この配管内の清掃を急ぐ必要がある。したがって、供給先を機械的に切り替えることができたとしても、作業者は、配管の抜き出し作業や清掃作業を直ぐに行う必要があり、天端部の打設口からのコンクリートの打設状況の確認作業等に注力することが困難になる場合がある。このような場合には、供給先の切り替えの操作後に、直ぐに、天端部の打設口からのコンクリートの打設を開始することが困難となり、コンクリートの打設を中断せざるを得ない。このため、コンクリートの打設が不連続になり、覆工コンクリートの品質が低下するおそれがある。また、コンクリート供給管内の清掃作業を効率的に実施できることが求められている。そして、トンネル内周面の覆工コンクリートを形成する場合に限らず、コンクリートの打設空間を形成する型枠に開口される打設口を介して、コンクリートを前記打設空間に打設する場合において、上記と同様な問題点がある。
本発明は、このような実状に着目してなされたものであり、コンクリートの打設にかかわる作業者の負荷を低減することが可能なコンクリート打設装置、これを備えた型枠ユニット、及び、コンクリート打設方法を提供することを目的とする。
本発明の第一の側面によると、コンクリート打設装置が提供される。このコンクリート打設装置は、コンクリートの打設空間を形成する型枠において離間して開口される複数の開口部の中から選択される打設口を介して、コンクリート供給源からのコンクリートを前記打設空間に打設する。前記コンクリート打設装置は、前記コンクリート供給源から延びるコンクリート流通路と、切替装置とを備える。前記コンクリート流通路は、前記型枠に沿って前記打設口を経由するように延びる。前記切替装置は、前記コンクリート流通路における前記打設口に対応する位置にて前記打設口を覆うように設けられる切替装置であって、当該切替装置に流入する前記コンクリートの供給先を切り替える。前記切替装置は、前記コンクリート流通路における当該切替装置より上流の流通路と前記打設口とを接続すると共に、前記上流の流通路と前記コンクリート流通路における当該切替装置より下流の流通路との接続を遮断する第1の状態と、前記上流の流通路と前記打設口との接続を遮断すると共に、前記上流の流通路と前記下流の流通路とを接続する第2の状態とに切り替わることにより、前記供給先を切り替える。
本発明の第二の側面によると、コンクリート打設装置が提供される。このコンクリート打設装置は、コンクリートの打設空間を形成する型枠に開口される打設口を介して、コンクリート供給源からのコンクリートを前記打設空間に打設する。第二の側面によるコンクリート打設装置は、前記コンクリート供給源から前記打設口まで延びるコンクリート流通路と、前記コンクリート流通路の末端部と前記打設口との間において前記打設口を覆うように設けられる末端部装置であって、前記コンクリート流通路の前記末端部の接続先を切り替える末端部装置と、を備える。前記末端部装置は、前記末端部と前記打設口とを接続すると共に、前記末端部と前記型枠により区画される空間のうち前記打設空間と反対側の非打設空間との接続を遮断するコンクリート打設状態と、前記末端部と前記打設口との接続を遮断すると共に、前記末端部と前記非打設空間とを接続する末端部開放状態とに切り替わることにより、前記接続先を切り替える。
本発明の第三の側面によると、前記第一の側面又は前記第二の側面による前記コンクリート打設装置と、前記型枠と、を備えた型枠ユニットが提供される。
本発明の第四の側面によると、コンクリート打設方法が提供される。このコンクリート打設方法は、コンクリートの打設空間を形成する型枠において離間して開口される複数の開口部の中から選択される打設口を介して、コンクリート供給源からのコンクリートを前記打設空間に打設する。前記コンクリート打設方法は、前記コンクリート供給源から延びるコンクリート流通路を前記型枠に沿って前記打設口を経由するように延設することと、前記コンクリート流通路における前記打設口に対応する位置にて前記打設口を覆うように設けられる切替装置を用いて、当該切替装置に流入する前記コンクリートの供給先を切り替えることと、を含む。前記コンクリートの供給先を切り替えることは、前記コンクリート流通路における当該切替装置より上流の流通路と前記打設口とを接続すると共に、前記上流の流通路と前記コンクリート流通路における当該切替装置より下流の流通路との接続を遮断する第1の状態と、前記上流の流通路と前記打設口との接続を遮断すると共に、前記上流の流通路と前記下流の流通路とを接続する第2の状態とに、前記切替装置の状態を切り替えることにより、前記供給先を切り替える構成とした。
本発明の第五の側面によると、コンクリート打設方法が提供される。このコンクリート打設方法は、コンクリートの打設空間を形成する型枠に開口される打設口を介して、コンクリート供給源からのコンクリートを前記打設空間に打設する。第五の側面によるコンクリート打設方法は、前記コンクリート供給源から前記打設口までコンクリート流通路を延設することと、前記コンクリート流通路の末端部と前記打設口との間において前記打設口を覆うように設けられる末端部装置を用いて、前記コンクリート流通路の前記末端部の接続先を切り替えることと、を含む。前記末端部の接続先を切り替えることは、前記末端部と前記打設口とを接続すると共に、前記末端部と前記型枠により区画される空間のうち前記打設空間と反対側の非打設空間との接続を遮断するコンクリート打設状態と、前記末端部と前記打設口との接続を遮断すると共に、前記末端部と前記非打設空間とを接続する末端部開放状態とに、前記末端部装置の状態を切り替えることにより、前記接続先を切り替える構成とした。
前記第一の側面によるコンクリート打設装置及びこれを備える前記型枠ユニット、並びに、前記第四の側面によるコンクリート打設方法によると、前記コンクリート流通路は、前記型枠に沿って前記打設口を経由するように延びる構成であるため、前記コンクリート流通路は、前記型枠に沿って、複数の打設口を直列的に経由して延設されている。そして、前記切替装置は、前記コンクリート流通路における前記打設口に対応する位置にて前記打設口を覆うように設けられており、前記コンクリート流通路における当該切替装置より上流の流通路と前記打設口とを接続すると共に、前記上流の流通路と前記コンクリート流通路における当該切替装置より下流の流通路との接続を遮断する第1の状態と、前記上流の流通路と前記打設口との接続を遮断すると共に、前記上流の流通路と前記下流の流通路とを接続する第2の状態とに切り替わることにより、前記供給先を切り替えている。また前記コンクリートの供給先を切り替えることは、前記第1の状態と前記第2の状態とに、前記切替装置の状態を切り替えることにより、前記供給先を切り替えている。
したがって、前記型枠の前記打設口が、例えば、二箇所選択され、コンクリートの打設を開始する場合には、まず、流れ方向で上流側の打設口に対応する位置に設けられる前記切替装置を第1の状態に操作することにより、コンクリートの供給先を上流側の打設口に設定して打設を開始し、その後、上流側の打設口からの打設を終了させて、さらに下流側の打設口からコンクリートを打設する際には、この切替装置を第2の状態に操作することによりコンクリートの供給先を下流側の打設口に切り替えることができる。また、前記打設口が、例えば、三箇所以上選択され、コンクリートの打設を開始する場合には、二つ以上の前記切替装置について、最上流の前記切替装置から順に、前述した切り替えの操作を行うことにより、コンクリートの供給先を上流側の打設口から下流側の打設口に順次切り替えることができる。
そして、前記切替装置は、前記コンクリート流通路に設けられ前記第2の状態においては、前記上流の流通路と前記下流の流通路とを接続させることにより、当該切替装置に流入したコンクリートを下流の打設口へ供給することになる。したがって、前記切替装置は前記コンクリート流通路の一部を構成する。このため、前記切替装置が対応する打設口へのコンクリートの供給の役目を終えた後も、この切替装置内をコンクリートが流通し続けることになると共に、この切替装置はそのまま前記打設口を覆うように設けられる。したがって、作業者は、コンクリートの供給先の切り替えの際に前記コンクリート流通路を打設口から物理的に切り離す(抜き出す)作業を行う必要はない上、供給先の切り替えの直後に前記コンクリート流通路内の清掃作業を行う必要もない。そのため、コンクリートの打設中における作業者の作業負荷は従来よりも低減される。そして、前記第一の側面によるコンクリート打設装置及びこれを備える前記型枠ユニット、並びに、前記第四の側面によるコンクリート打設方法により、容易に、前記打設空間に上流側の打設口から順にコンクリートを連続して打設することができる。例えば、上下方向に離間した複数の打設口を選択すると共に、コンクリート流通路を下方の打設口から上方の打設口に向かって順に経由するように延設すれば、前記打設空間に下方から上方に向かってコンクリートを連続して打設することができる。
また、前記第二の側面によるコンクリート打設装置及びこれを備える前記型枠ユニット、並びに、前記第五の側面によるコンクリート打設方法によると、前記末端部装置は、前記末端部と前記打設口とを接続すると共に、前記末端部と前記型枠により区画される空間のうち前記打設空間と反対側の非打設空間との接続を遮断するコンクリート打設状態と、前記末端部と前記打設口との接続を遮断すると共に、前記末端部と前記非打設空間とを接続する末端部開放状態とに切り替わることにより、前記接続先を切り替えている。また、前記末端部の接続先を切り替えることは、前記コンクリート打設状態と、前記末端部開放状態とに、前記末端部装置の状態を切り替えることにより、前記接続先を切り替えている。したがって、前記末端部装置を前記コンクリート打設状態として前記打設空間への前記コンクリートの打設が完了した後に、前記末端部装置を前記末端部開放状態に切り替えるだけで、前記コンクリート流通路内を清掃可能な状態とすることができる。その後、作業者等は、前記非打設空間側から、開放状態となった前記末端部を介して前記コンクリート流通路へ清掃用の玉を投入すると共に圧縮空気を逆送させるだけでコンクリート流通路内を清掃することができる。したがって、コンクリート供給管内の清掃作業を効率的に実施することができる。そのため、作業者の作業負荷は従来よりも低減される。
このようにして、コンクリートの打設にかかわる作業者の負荷を低減することが可能なコンクリート打設装置、これを備えた型枠ユニット、及び、コンクリート打設方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るコンクリート打設装置及び型枠ユニットの概略構成を説明するための概略断面図である。 前記コンクリート打設装置のコンクリート流通路の経路を説明するための概念図である。 前記コンクリート打設装置の切替装置の断面図である。 前記切替装置の状態(第1の状態)を説明するための図である。 前記切替装置の別の状態(第2の状態)を説明するための図である。 前記コンクリート打設装置の動作及び本発明の一実施形態に係るコンクリート打設方法を説明するための概念図である。
以下、添付図面を参照して、本発明に係るコンクリート打設装置、これを備えた型枠ユニット、及び、コンクリート打設方法の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るコンクリート打設装置100及び型枠ユニット500の概略構成を説明するための概略断面図であり、山岳トンネルの覆工コンクリートの構築に適用した場合を示している。尚、図1は、切羽側(妻側)に向かって視たトンネルの横断面図でもある。図2は、コンクリート打設装置100の後述するコンクリート流通路10の経路を説明するための概念図であると共に、トンネルの長手方向の断面図でもある。図3は、コンクリート打設装置100の後述する切替装置20の断面図である。コンクリート打設装置100及び型枠ユニット500は、本発明の一実施形態に係るコンクリート打設方法に用いられる。
本実施形態のトンネルは山岳トンネルであり、図1に示すように、ブレーカーや自由断面掘削機や発破等により掘削されて形成された地盤の内周面1(トンネル内周面)には、吹き付けコンクリート2が吹き付けられ一次支保されている。そして、この内周面1(詳しくは、吹き付けコンクリート2)に対向してアーチ状の外周面を有する型枠3がセットされ、内周面1と型枠3との間に覆工コンクリート打設用の覆工空間S1が形成されている。型枠3のセットには、トンネル底面4にトンネル軸方向に沿って敷設されたレール5上を移動可能なガントリー車7が用いられる。コンクリート打設装置100を用いて、覆工空間S1に、コンクリートが打設される。尚、本実施形態において覆工空間が本発明に係る「打設空間」に相当する。
型枠ユニット500は、型枠3とコンクリート打設装置100とを備えて構成されており、全体としてガントリー車7により移動可能に構成されている。コンクリート打設装置100は、コンクリート供給源8からのコンクリートを覆工空間S1に打設するための装置である。
型枠3は、コンクリートの打設空間である覆工空間S1を形成するものである。本実施形態では、型枠3は、内周面1に対向して配置され内周面1との間に覆工空間S1を形成するものであり、「覆工セントル」とも呼ばれ、図2に示すように、トンネル軸方向に所定幅(例えば1.5m)を有する型枠部材をトンネル軸方向に複数(例えば7個)連結し、1スパン(例えば10.5m)として構成される。尚、各型枠部材は周方向に適宜分割されており、組み合わせて使用されものであるが、図1及び図2では、図の簡略化のため、型枠3の周方向の分割境界については、図示省略している。また、図2では、ガントリー車7についても図の簡略化のためその上部フレーム7a(図中二点鎖線で示す)以外の部位やレール5については図示省略している。
トンネル軸方向に例えば7個の型枠部材3A~3Gにより1スパンの型枠3が構成され、内周面1と1スパンの型枠3(3A~3G)との間に覆工コンクリート打設用の覆工空間S1が形成される。そして、この覆工空間S1は、左右のトンネル側壁部(トンネル側壁部の覆工空間)S1a、S1aと、これに続く左右のアーチ形状部(アーチ形状部の覆工空間)S1b、S1bと、中央のトンネル冠部(トンネル冠部の覆工空間)S1cと、に大別することができる。図1では図の明瞭化のため省略したが、型枠3の内側には、後述する図4~図6に示すように、トンネル軸方向に伸びる複数の補強部材3cが上下方向に離間して設けられている。
型枠3には、その上下方向(換言すると、周方向)に離間した複数の箇所に、検査窓等の開口部3aが開口されている。各開口部3aには、例えば、その開口を開閉するシャッター(図示省略)がそれぞれ設けられる。開口部3aは各型枠部材3A~3G毎に開口されている。つまり、型枠3には、上下方向(周方向)及びトンネル軸方向に離間した複数の箇所に開口部3aが設けられている。図では、型枠3の各型枠部材3A~3Gにおけるトンネル幅方向の片側では開口部3aは上下方向に離間した5箇所に設けられると共に、型枠3の天端部の1箇所に設けられている。したがって、開口部3aは、各型枠部材3A~3Gのそれぞれの全周では11箇所に設けられ、型枠3の全体では合計として77箇所に設けられている。また、図2に示すように、覆工空間S1のトンネル軸方向の坑口側端部(ラップ側)は、先行(既設)の覆工コンクリートCにより塞がれている。他方、覆工空間S1(S1a,S1b,S1c)のトンネル軸方向の切羽側端部(妻側)は、閉塞用の妻型枠9により塞がれている。
ガントリー車7は、型枠3を型枠3内から支持すると共に、型枠3をトンネル軸方向に移動させるための台車である。つまり、ガントリー車7は、トンネル軸方向に走行可能な門型の移動台車であり、トンネル軸方向に所定の長さを有し、その前後端の脚部71の下端には、レール5上を移動する自走装置(図示省略)が設けられている。また、ガントリー車7には、ジャッキ73~76が取付けられている。周方向に分割された各型枠部材3A~3Gは、これら各ジャッキ73~76を介して、ガントリー車7に連結固定されている。そして、ガントリー車7の上部フレーム部7a上には、コンクリートの圧送ポンプ等からなるコンクリート供給源8が載置されている。
コンクリート打設装置100は、複数の開口部3aの中から選択される打設口3bを介して、コンクリート供給源8からのコンクリートを覆工空間S1に打設するための装置である。本実施形態では、コンクリート打設装置100は、コンクリート流通路10と切替装置20と末端部装置30とを備えている。打設するコンクリートとしては、高い材料分離抵抗性と充填性を有した流動性の高い例えば中流動コンクリートを用いるとよい。これにより、覆工空間S1内へのコンクリートの充填性を向上させることができると共に、覆工コンクリートの表面の仕上がりを向上させることができる。
打設口3bとしては、例えば、複数の開口部3a全体のうちトンネル軸方向の中央寄りの二つの型枠部材3C、3Eにおいて、天端部以外に設けられたそれぞれ10箇所の開口部3aと、先行の覆工コンクリートCに隣接する型枠部材3Aにおける天端部の開口部3aとが予め選択される。つまり、打設口3bは、型枠部材3Cにおいて、トンネル幅方向の片側で上下方向に離間した5箇所、両側で10箇所に予め設定され、型枠部材3Eにおいても、同様に、トンネル幅方向の片側で上下方向に離間した5箇所、両側で10箇所に予め設定され、型枠部材3Aにおいては、天端部の1箇所に予め設定され、全体としては、21箇所に設定されている。打設口3bの位置は、上下方向(周方向)に離間している複数の開口部3aの中からトンネル幅方向の片側ずつそれぞれにおいて適宜に決めることができる。
コンクリート流通路10は、コンクリート供給源8から延びるコンクリートの流通路であって、型枠3に沿って打設口3bを経由するように延び、適宜の配管部材を用いて形成されている。コンクリート流通路10は、例えば、型枠3のトンネル幅方向の両側のそれぞれにおいて、型枠3の内面に沿って複数の打設口3bを順に経由するように上方に延びる流通路である。ここで、本明細書において、型枠3の内面とは、覆工空間S1側の面とは反対側の面であり、作業者等の作業領域側に面する面であり、型枠3の外面とは、覆工空間S1側の面であり、コンクリートが接する面である。
本実施形態では、コンクリート流通路10は、トンネル軸方向に離間した二断面位置において、トンネル幅方向の両側における型枠3の内面のそれぞれに沿って、5箇所の打設口3bを順に経由して下方から上方に伸びている。つまり、坑口側(先行の覆工コンクリートC側)におけるトンネル幅方向の一方のコンクリート流通路10と、坑口側におけるトンネル幅方向の他方のコンクリート流通路10と、切羽側におけるトンネル幅方向の一方のコンクリート流通路10と、切羽側におけるトンネル幅方向の他方のコンクリート流通路10との、4系統のコンクリート流通路10が形成されている。これら4系統のコンクリート流通路10のそれぞれの上流側端部である基端部は、例えば、コンクリート供給源8の供給口8aにそれぞれ接続されている。以下では、各打設口3bを区別する必要がある場合等には、各系統のコンクリート流通路10の経由する上流側(下方)から5箇所の打設口3bについて、上流側(下)から順に、第1打設口3b1、第2打設口3b2、第3打設口3b3、第4打設口3b4、及び、第5打設口3b5という。
また、本実施形態では、4系統のコンクリート流通路10のうちの坑口側おけるトンネル幅方向の一方(図1では図中右側)のコンクリート流通路10は、図2に示すように、先行の覆工コンクリートCに隣接する型枠部材3Aの天端部の打設口3bまで屈曲して延長されている。この天端部の打設口3bまで延びるコンクリート流通路10が経由する6箇所の打設口3bにおいて、上下方向に一番高い位置に位置する打設口3bは、第5打設口3b5より高い天端部の打設口3bである。以下では、この打設口3bを、他の打設口3bと区別する必要がある場合等には、天端部打設口3b6という。4系統のコンクリート流通路10のうち天端部まで延びるこのコンクリート流通路10においては、最上部の打設口3bは天端部打設口3b6であり、4系統のコンクリート流通路10のうちの残りの3系統のコンクリート流通路10においては、最上部の打設口3bは第5打設口3b5であり、天端部打設口3b6を含む他の天端部の開口部3aよりも低い位置に位置している。天端部まで延びるコンクリート流通路10はコンクリート供給源8から天端部打設口3b6まで延び、残りの3系統のコンクリート流通路10は、それぞれ、コンクリート供給源8から対応する第5打設口3b5まで延びている。
切替装置20は、コンクリート流通路10における打設口3bに対応する位置にて打設口3bを覆うように設けられる。本実施形態では、切替装置20は、トンネル幅方向の左右の両側のコンクリート流通路10のそれぞれにおける(つまり、本実施形態では、4系統のコンクリート流通路10のそれぞれにおける)複数の打設口3bのうちの最上部を除く打設口3bに対応する位置にて、打設口3bを覆うように設けられる。各切替装置20は、当該切替装置20に流入するコンクリートの供給先を切り替える装置であると共に、対応する打設口3bを開閉する機能を有している。
具体的には、切替装置20は、天端部まで延びるコンクリート流通路10においては、最上部(最下流)の打設口3bである天端部打設口3b6を除く第1打設口3b1から第5打設口3b5にそれぞれ対応する位置にて、このコンクリート流通路10の途上に介装されている。また、切替装置20は、残りの3系統のコンクリート流通路10においては、最上部(最下流)の打設口3bである第5打設口3b5を除く第1打設口3b1から第4打設口3b4にそれぞれ対応する位置にて、これらのコンクリート流通路10の途上にそれぞれ介装されている。
図4及び図5は、それぞれ切替装置20の状態を説明するための図であり、図4は後述する第1の状態を示し、図5は後述する第2の状態を示す。図4及び図5において、それぞれ左図(図4(A)及び図5(A))がそれぞれの状態における切替装置20を含む要部断面図を示し、それぞれ右図(図4(B)及び図5(B))がそれぞれの状態における打設口3bの開閉状態を型枠3の外面3dに正対して視た状態が示されている。尚、図3では第1の状態が示されている。
各切替装置20は、第1の状態と第2の状態とに切り替わることにより、該切替装置20に流入するコンクリートの供給先を切り替える。各切替装置20は、第1の状態では、当該切替装置20が設けられるコンクリート流通路10における当該切替装置20より下方(上流)の流通路(以下では、下方流通路10aという)と、当該切替装置20が覆う打設口3bとを接続すると共に、下方流通路10aと、当該コンクリート流通路10における当該切替装置20より上方(下流)の流通路(以下では、上方流通路10bという)との接続を遮断する。各切替装置20は、第2の状態では、下方流通路10aと、当該切替装置20が覆う打設口3bとの接続を遮断すると共に、下方流通路10aと、上方流通路10bとを接続する。つまり、各切替装置20は、自身に流入するコンクリートの供給先を切り替える機能と、自身が覆う打設口3bを開閉する機能を有する。
末端部装置30は、コンクリート流通路10の末端部10c(つまり、最下流側端部)と打設口3bとの間において打設口3bを覆うように設けられる装置であって、コンクリート流通路10の末端部10cの接続先を切り替えるものである。本実施形態では、末端部装置30は、切替装置20と同構造のものが採用されており、4系統のコンクリート流通路10のそれぞれにおける最上部の打設口3bを覆うように設けられている。つまり、この末端部装置30は、天端部まで延びるコンクリート流通路10では天端部打設口3b6を覆い且つこのコンクリート流通路10の末端部10cに取り付けられ、残りの3系統のコンクリート流通路10のそれぞれでは第5打設口3b5を覆い且つこれらそれぞれのコンクリート流通路10の末端部にそれぞれ取り付けられる。これらの末端部装置30は、自身が覆う打設口3bを開閉する機能と、この打設口3bと下方流通路10aとの接続と遮断の切替機能と、全体のコンクリート打設完了後に行われる各コンクリート流通路10の清掃用エアの供給口や清掃用玉の送り込み用口としての清掃口機能とを有する。
各末端部装置30は、コンクリート打設状態と、末端部開放状態とに切り替わることにより、末端部10cの接続先を切り替える。各末端部装置30は、コンクリート打設状態では、末端部10cと打設口3b(詳しくは、天端部打設口3b6、第5打設口3b5)とを接続すると共に、末端部10cと型枠3により区画される空間のうち覆工空間S1と反対側の非打設空間S2との接続(連通)を遮断する。各末端部装置30は、末端部10cと打設口3b(詳しくは、天端部打設口3b6、第5打設口3b5)との接続を遮断すると共に、末端部10cと非打設空間S2とを接続する。
図3に戻って、本実施形態では、各切替装置20は、回動体21と、ハウジング22と、入口ポート23と、第1出口ポート24と、第2出口ポート25とを含んで構成されている。切替装置20は、例えば、型枠3の内側から対応する打設口3bの開口周縁部に当接した状態で、型枠3の補強部材3cに図示省略したボルト等の締結手段により締結されることにより、補強部材3cを介して型枠3の内面に取り付けられる。
回動体21は、回動可能に支持されると共に、コンクリートを流通させる内部通路21aを有する部材である。つまり、内部通路21aは、回動体21を貫通するように回動体21内を断面円形の通路を有して延びている。
本実施形態では、回動体21は、一方向(例えば、トンネル軸方向と平行な軸心方向)に延び、ハウジング22の後述する収容室22a内にて回動可能に支持されると共に、当該回動の軸心Oを中心とする円弧状外周面21bを周面の一部に有する。また、本実施形態では、回動体21は、円弧状外周面21bの両端を結ぶ端面21cを有する。内部通路21aの開口両端は、それぞれ円弧状外周面21bにおける軸心Oを中心した各ポート(23、24、25)間の相対角度に合わせた位置にて開口している。回動体21は、例えば、薄肉の筒状の金属部材の外周面の一部をその軸方向全体に亘って切欠いて得られた開口を覆うように金属平板材が接合されると共に、その筒両端開口が閉止された中空部材からなる。つまり、回動体21は、両端が閉止されると共に外周の一部に平坦な端面21cとしての切り欠き面を有する概ね円筒状の中空体として形成されている。図示を省略したが、回動体21の軸心O方向の両端には、回動軸がそれぞれ突設されており、この回動軸がハウジング22に設けられる軸受け(図示省略)を介して回動可能に支持される。また、前記回動軸は、さらにハウジング22の端面から突出し、電動モータ等の駆動部により回動操作される。前記駆動部は、例えば、前記回動軸の回転方向を正転・逆転方向に切替可能であると共に、前記第1の状態と前記第2の状態についての回転角度位置で停止可能に構成されている。
本実施形態では、端面21cは、前記第2の状態(図5参照)において、型枠3における覆工空間S1側の面(換言すると、型枠3の外面3dと面)と一致する位置に形成されている。型枠3の外面3dは、所定の曲率半径を有した曲面として形成されているが、端面21cの対応する狭い角度範囲で観ると概ね平坦な面であるため、端面21cは、平面状に形成されている。尚、これに限らず、端面21cは、型枠3の外面3dにおける切替装置20が取り付けられている位置における型枠3の外面3dの曲率半径に応じた曲率半径を有する曲面状に形成されていてもよい。
本実施形態では、端面21cは、打設口3bの開口形状に合わせて形成されている。各開口部3aは、例えば、トンネル軸方向と平行な辺を有する矩形状に開口され、打設口3bとして選択されていない開口部3aには、図示省略したシャッターが取り付けられている。一方、開口部3aのうち打設口3bとして選択された開口部3aには前記シャッターは取り付けられておらず、打設口3bは、型枠3の外面3dに正対して視ると、矩形状に開口されている。つまり、本実施形態では、端面21cは、端面21cに正対して視ると、矩形状の打設口3bの開口寸法に合わせた縦横寸法を有する矩形状に形成されている。
ハウジング22は、回動体21を収容する収容室22aを内部に有する部材であり、切替装置20の本体となる。ハウジング22は、例えば、第1出口ポート24と一体の部材で形成されている。収容室22aは、円弧状外周面21bの曲率半径に概ね合わせた曲率半径を有する円弧状内周面22a1により囲まれた空間として形成されている。収容室22aの円弧状内周面22a1と回動体21の円弧状外周面21bとの間には僅かな隙間が設けられている。図示省略するが、例えば、収容室22aの円弧状内周面22a1における後述する入口ポート23の取付用の貫通孔の開口周縁部や、第1出口ポート24の内面24aにおける打設口3b側の部位には、前記隙間を埋めるためのシール部材が設けられている。
入口ポート23は、一端が下方流通路10aに接続され、他端が収容室22aに開口されるものである。下方流通路10aを流通したコンクリートは、入口ポート23を介して切替装置20内に流入する。入口ポート23は、例えば、ハウジング22と別部材により形成され、ハウジング22における収容室22aの形成壁を貫通して収容室22aに連通する貫通孔に嵌合されると共にハウジング22に溶接等されることによりハウジング22に取り付けられる。入口ポート23は、円筒部材からなり、その前記一端に下方流通路10aとの接続用のフランジ部23aを有する。入口ポート23は、例えば、その流路中心軸X1が回動体21の軸心Oを通ると共に下方に向かうほど型枠3から離れるように、延伸している。入口ポート23の前記一端としてのフランジ部23aは、流路中心軸X1を中心として斜め下方に向かって伸びてハウジング22の前記形成壁の外面から突出している。
また、入口ポート23の前記他端は、収容室22aの円弧状内周面22a1より僅かに収容室22a内側に突出していると共に、回動体21の円弧状外周面21bの曲面に合わせた形状に加工されている。また、円弧状内周面22a1と回動体21の円弧状外周面21bとの間の隙間を埋める前記シール部材とは別に、入口ポート23の前記他端の開口端にシール部材を取り付けてもよい。
第1出口ポート24は、一端が収容室22aに開口され他端が打設口3bに接続されるものである。切替装置20内に流入したコンクリートは、第1出口ポート24及び打設口3bを介して覆工空間S1内に流出可能である。第1出口ポート24は、本実施形態では、ハウジング22と一体に形成されている。第1出口ポート24の内面24aは、収容室22aの円弧状内周面22a1と連続する面となる。第1出口ポート24は、例えば、その流路中心軸X2が回動体21の軸心Oと入口ポート23の流路中心軸X1との交点を通るように延伸している。第1出口ポート24の他端は型枠3の内面における打設口3bの開口周縁部に当接する当接端面24bを有する。この当接端面24bから回動体21の軸心Oまでの距離は、回動体21の円弧状外周面21bの円弧半径よりも短くなるように設定されている。また、第1出口ポート24の当接端面24bから回動体21の軸心Oまでの距離に型枠3の薄板3eの厚みt(図4及び図5参照)を加えて得た距離は、回動体21の端面21cから回動体21の軸心Oまでの距離と一致している。これにより、端面21cが前記第2の状態(図5参照)において型枠3の外面3dと面一になる。
そして、切替装置20は、具体的には、ハウジング22と一体形成された第1出口ポート24の当接端面24bが打設口3bの開口周縁部に当接した状態で、型枠3の補強部材3cに図示省略したボルト等の締結手段により締結されることにより、補強部材3cを介して型枠3の内面に取り付けられる。
第2出口ポート25は、一端が収容室22aに開口され他端が上方流通路10bに接続されるものである。切替装置20内に流入したコンクリートは、第2出口ポート25を介して上方流通路10bに流出可能である。第2出口ポート25は、例えば、入口ポート23と同様に、ハウジング22と別部材により形成され、ハウジング22における収容室22aの形成壁を貫通して収容室22aに連通する貫通孔に嵌合されると共にハウジング22に溶接等されることによりハウジング22に取り付けられる。第2出口ポート25は、円筒部材からなり、その前記他端に上方流通路10bとの接続用のフランジ部25aを有する。第2出口ポート25は、例えば、その流路中心軸X3が回動体21の軸心Oを通ると共に上方に向かうほど型枠3から離れるように、延伸している。第2出口ポート25の前記他端としてのフランジ部25aは、流路中心軸X3を中心として斜め上方に向かって伸びてハウジング22の前記形成壁の外面から突出している。
また、第2出口ポート25の前記一端は、入口ポート23と同様に、収容室22aの円弧状内周面22a1より僅かに収容室22a内側に突出していると共に、回動体21の円弧状外周面21bの曲面に合わせた形状に加工されている。また、円弧状内周面22a1と回動体21の円弧状外周面21bとの間の隙間を埋める前記シール部材とは別に、第2出口ポート25の前記一端の開口端にシール部材を取り付けてもよい。
入口ポート23の流路中心軸X1と、第1出口ポート24の流路中心軸X2と、第2出口ポート25の流路中心軸X3とは、例えば、同一の仮想平面上において、相互に120°の角度を有して交差している。また、回動体21の軸心Oと直交すると共に内部通路21aの一端側の開口の中心とを結ぶ直線と、回動体21の軸心Oと直交すると共に内部通路21aの他端側の開口の中心とを結ぶ直線との間の内角は120°になるように設定されている。つまり、前述したように、内部通路21aの開口両端は、それぞれ円弧状外周面21bにおける軸心Oを中心した各ポート(23、24、25)間の相対角度(120°)に合わせた位置にて開口している。回動体21は、前記第1の状態において、その円弧状外周面21bが第1出口ポート24の当接端面24b及び打設口3bを超えて覆工空間S1内に位置している。つまり、前記第1の状態(図3及び図4参照)において、内部通路21aの一端部が第1出口ポート24に接続されると共に、内部通路21aの一端部の開口端が、第1出口ポート24及び打設口3bを超えて覆工空間S1に位置している。
このようにして、回動体21が回動されて、内部通路21aにより入口ポート23と第1出口ポート24とを接続すると共に、入口ポート23と第2出口ポート25との接続を遮断することにより、前記第1の状態(図3及び図4参照)となり、回動体21が回動されて、入口ポート23と第1出口ポート24との接続を遮断すると共に、入口ポート23と第2出口ポート25とを接続することにより、前記第2の状態(図5参照)となる、切替装置20が構成されている。
ここで、前述したように、本実施形態では、各末端部装置30は、切替装置20と同構造の装置が採用されているが、接続先について、以下の相違点がある。つまり、末端部装置30においては、入口ポート23の前記一端はコンクリート流通路10の末端部10cに接続されており、第2出口ポート25の前記他端は非打設空間S2に接続(連通)されている。
このようにして、回動体21が回動されて、内部通路21aにより入口ポート23と第1出口ポート24とを接続すると共に、入口ポート23と第2出口ポート25との接続を遮断することにより、前記コンクリート打設状態(図3及び図4参照)となり、回動体21が回動されて、入口ポート23と第1出口ポート24との接続を遮断すると共に、入口ポート23と第2出口ポート25とを接続することにより、前記末端部開放状態(図5参照)となる、末端部装置30が構成されている。
次に、コンクリート打設装置100の動作及びコンクリート打設方法を説明する。図6は、コンクリート打設装置100の動作及びコンクリート打設方法を説明するための概念図である。図6(a)~図6(e)は、4系統のコンクリート流通路10のそれぞれにおける型枠3に沿って共通して延びる部分において、コンクリートが下(上流)から上(下流)の順に圧送されて徐々に打設されている経過が示されている。尚、図6では、図の明瞭化のため型枠3は上下直線状に延びるように図示されているが、実際には型枠3は、図1に示すように湾曲した外面3dを有している。
図6(a)に示すように、コンクリート打設装置100は、4系統のコンクリート流通路10のそれぞれにおける第1打設口3b1に対応する切替装置20において、図示省略された電動モータ等の駆動部を作動させることにより、回動体21を回動させて、第1の状態に操作する。このとき、各系統のコンクリート流通路10における第1打設口3b1より上方の打設口3bに対応する切替装置20は第2の状態に操作されている。また、天端部まで延長されたコンクリート流通路10における天端部打設口3b6に設けられた末端部装置30(図1及び図2参照)は末端部開放状態(図5に示す状態に相当)に切り替えられ、天端部打設口3b6を閉止している。残りの3系統のコンクリート流通路10における第5打設口3b5に設けられた末端部装置30も同様に末端部開放状態(図5に示す状態に相当)に切り替えられ、第5打設口3b5を閉止している。
次に、コンクリート供給源8が作動すると、4系統のコンクリート流通路10のそれぞれを経由して、コンクリートが第1打設口3b1に向かって圧送される。そして、圧送されたコンクリートは、第1打設口3b1に対応して設けられた切替装置20の入口ポート23、内部通路21a、第1出口ポート24及び第1打設口3b1を介して、覆工空間S1内に打設され始める。そして、コンクリートが第1打設口3b1の開口高さより高い位置まで打設されると、その後、コンクリートは覆工空間S1内にてコンクリート供給源8の圧力により上方に向かって圧送される。
そして、図6(b)に示すように、コンクリートが第2打設口3b2の開口高さより高い位置まで打設される。
コンクリートが第2打設口3b2の開口高さより高い位置まで打設されたタイミングで、図6(c)に示すように、コンクリートの供給先が第1打設口3b1から第2打設口3b2に切り替えられる。この切替は、例えば、第1打設口3b1に対応する切替装置20における第1の状態から第2の状態への切り替え動作と、第2打設口3b2に対応する切替装置20における第2の状態から第1の状態への切り替え動作とが同期して行われることによりなされる。コンクリートの打設高さは、例えば、打設口3bとして選択された開口部3a以外の開口部3aから作業者が目視により確認して、作業者が上記切り替え動作のタイミングを決定して対応する切替装置20を操作する。尚、コンクリート打設装置100は、上記切り替え動作のタイミングを決定する制御部を備えてもよい。この場合、図示省略するが、開口部3a等から打設高さのモニタリング用のセンサを取り付けたり、型枠3の外面3d等に圧力を検知するセンサを取り付けたりし、前記制御部は、前記センサからの打設高さや圧力の測定結果の出力に応じて、上記切り替え動作の対象の上下隣接する切替装置20に対応する前記駆動部を作動させる信号を前記駆動部に出力する。
その後、図6(c)に示すように、コンクリートが第3打設口3b3の開口高さより高い位置まで打設される。
コンクリートが第3打設口3b3の開口高さより高い位置まで打設されたタイミングで、図6(d)に示すように、コンクリートの供給先が、上記と同様に、作業者による切替装置20の操作又は前記制御部により、第2打設口3b2から第3打設口3b3に切り替えられる。そして、コンクリートが第4打設口3b4の開口高さより高い位置まで打設されると、図6(e)に示すように、コンクリートの供給先が、同様にして、第3打設口3b3から第4打設口3b4に切り替えられる。
その後、図示省略したが、コンクリートが第5打設口3b5の開口高さより高い位置まで打設されると、4系統のコンクリート流通路10のうちの天端部まで延びるコンクリート流通路10においては、第4打設口3b4に対応して設けられた切替装置20は第1の状態から第2の状態に切り替えられ、第5打設口3b5に対応して設けられた切替装置20は第2の状態から第1の状態に切り替えられる。一方、残りの3系統のコンクリート流通路10においては、第4打設口3b4に対応して設けられた切替装置20は同様に第1の状態から第2の状態に切り替えられ、第5打設口3b5に対応して設けられた末端部装置30はコンクリート打設状態(図3及び図4に示す状態に相当)に切り替えられて第5打設口3b5を開放する。ここで、図示省略したが、例えば、コンクリート供給源8の供給口8aと各系統のコンクリート流通路10の上流側端部である基端部との接続部には、コンクリート流通路10を開閉する手動又は自動の開閉弁が設けられている。そして、各第5打設口3b5からのコンクリートが、例えば、天端部の近傍まで打設されたタイミングで、天端部まで延びるコンクリート流通路10以外の残りの3系統のコンクリート流通路10における前記開閉弁が作業者の操作により又は前記制御部の制御により閉弁方向に作動し、これらの3系統のコンクリート流通路10を経由するコンクリートの打設が停止される。その直後、これらの3系統のコンクリート流通路10に設けられる末端部装置30は末端部開放状態(図5に示す状態に相当)に切り替えられて対応する最上部の打設口3bである第5打設口3b5が閉止される。
一方、天端部まで延びるコンクリート流通路10においては、残りの3系統のコンクリート流通路10の末端部装置30が末端部開放状態に切り替えられるタイミングと同期して、第5打設口3b5に対応する切替装置20は第1の状態から第2の状態に切り替えられ、天端部打設口3b6に対応する末端部装置30はコンクリート打設状態に切り替えられる。その後、天端部打設口3b6からのコンクリートはトンネル冠部の覆工空間S1cを坑口側(先行の覆工コンクリートC側)から切羽側に向って一方向に流れ、トンネル冠部の覆工空間S1c内のエアは妻型枠9と吹き付けコンクリート2との間の僅かな隙間から抜ける。そして、天端部打設口3b6からのコンクリートは最終的に妻型枠9の内面まで到達したタイミングで、天端部まで延びるコンクリート流通路10における前記開閉弁が作業者の操作により又は前記制御部の制御により閉弁方向に作動し、このコンクリート流通路10を経由するコンクリートの打設が停止される。これにより、覆工空間S1全体のコンクリートの打設が完了する。
コンクリートの打設が完了した後、天端部まで延びるコンクリート流通路10における末端部装置30は末端部開放状態に切り替えられて対応する最上部の打設口3bである天端部打設口3b6が閉止される。このとき、残りのコンクリート流通路10における末端部装置30についても既に同じ状態に切り替えられていると共に、全ての切替装置20は第2の状態に維持されている。つまり、全ての切替装置20において、下方流通路10aと上方流通路10bとの間は、入口ポート23、内部通路21a及び第2出口ポート25を介して連通していると共に、全ての末端部装置30において、コンクリート流通路10の末端部10cは入口ポート23、内部通路21a及び第2出口ポート25を介して、型枠3内の空間(つまり、非打設空間S2)に接続(連通)している。この状態で、例えば、コンクリート供給源8の供給口8aと4系統のコンクリート流通路10の基端部との接続を解除し、この基端部を図示省略した残コンクリート貯留タンクに接続する。その後、例えば、末端部装置30の第2出口ポート25を介して、清掃用の玉を投入すると共に圧縮空気を前記基端部側に向って圧送することにより、4系統のコンクリート流通路10それぞれの配管内に残存するコンクリートを除去し、当該配管内を清掃する。つまり、コンクリート流通路10の配管内に残留したコンクリートの処理及び配管内清掃は、全てのコンクリート打設が完了した後に、一括してなされる。
ここで、コンクリートの打設中における作業者の作業負荷の低減やコンクリートの連続打設等の観点から表現すると、本実施形態に係るコンクリート打設方法は、覆工空間S1を形成する型枠3において離間して開口される複数の開口部3aの中から選択される打設口3bを介して、コンクリート供給源8からのコンクリートを覆工空間S1に打設するコンクリート打設方法であり、コンクリート供給源8から延びるコンクリート流通路10を型枠3に沿って打設口3bを経由するように延設することと、前記コンクリート流通路における前記打設口に対応する位置にて前記打設口を覆うように設けられる切替装置を用いて、当該切替装置に流入する前記コンクリートの供給先を切り替えることと、を含む。前記コンクリートの供給先を切り替えることは、第1の状態と第2の状態とに、切替装置20の状態を切り替えることにより、前記供給先を切り替える構成とした。第1の状態とは、コンクリート流通路10における当該切替装置20より上流の流通路(本実施形態では、下方流通路10a)と打設口3bとを接続すると共に、前記上流の流通路とコンクリート流通路10における当該切替装置20より下流の流通路(本実施形態では、上方流通路10b)との接続を遮断する状態である。第2の状態とは、前記上流の流通路と打設口3bとの接続を遮断すると共に、前記上流の流通路と前記下流の流通路とを接続する状態である。
また、コンクリート流通路10の清掃作業を効率化等の観点から表現すると、本実施形態に係るコンクリート打設方法は、コンクリートの覆工空間S1を形成する型枠3に開口される打設口3bを介して、コンクリート供給源8からのコンクリートを覆工空間S1に打設するコンクリート打設方法であり、コンクリート供給源8から打設口3b(詳しくは、天端部打設口3b6、第5打設口3b5)までコンクリート流通路10を延設することと、コンクリート流通路10の末端部10cと打設口3b(詳しくは、天端部打設口3b6、第5打設口3b5)との間において当該打設口3bを覆うように設けられる末端部装置30を用いて、コンクリート流通路10の末端部10cの接続先を切り替えることと、を含む。末端部10cの接続先を切り替えることは、コンクリート打設状態と末端部開放状態とに、末端部装置30の状態を切り替えることにより、前記接続先を切り替える構成とした。コンクリート打設状態とは、末端部10cと打設口3b(天端部打設口3b6、第5打設口3b5)とを接続すると共に、末端部10cと型枠3により区画される空間のうち覆工空間S1と反対側の非打設空間S2との接続を遮断する状態である。末端部開放状態とは、末端部10cと打設口3b(天端部打設口3b6、第5打設口3b5)との接続を遮断すると共に、末端部10cと非打設空間S2とを接続する状態である。
かかる本実施形態によるコンクリート打設装置100、これを備える型枠ユニット500、並びに、コンクリート打設方法によれば、切替装置20について、最上流(最下部)のものから順に、前記第1の状態から前記第2の状態への切り替え操作を手動又は自動により行うことにより、コンクリートの供給先を上流側(下方)の打設口3bから下流側(上方)の打設口3bに順次切り替えることができる。そして、切替装置20は、コンクリート流通路10に設けられ前記第2の状態においては、下方流通路10aと上方流通路10bとを接続させることにより、この切替装置20に流入したコンクリートを下流側(上方)の打設口3bへ供給することになる。したがって、切替装置20はコンクリート流通路10の一部を構成する。このため、切替装置20が対応する打設口3bへのコンクリートの供給の役目を終えた後も、この切替装置20内をコンクリートが流通し続けることになると共に、この切替装置20はそのまま打設口3bを覆うように設けられる。したがって、切り替え操作を作業者の手動により行う場合には、コンクリートの供給先の切り替えの際にコンクリート流通路10を打設口3bから物理的に切り離す(抜き出す)作業を行う必要はない上、供給先の切り替えの直後にコンクリート流通路10内の清掃作業を行う必要もない。そのため、コンクリートの打設中における作業者の作業負荷は従来よりも低減される。前記切り替え操作を前記制御部により行うように構成する場合には、作業者の作業負荷はより低減される。そして、コンクリート打設装置100、型枠ユニット500及びコンクリート打設方法では、コンクリートの打設中に打設口3bの切り替えに伴いコンクリート流通路10である配管内を清掃する必要がないため、容易に、覆工空間S1に上流側の打設口から順にコンクリートを連続して打設することができる。したがって、コンクリート打設が時間的に不連続な場合と比較すると覆工コンクリートの品質を向上させることができる。また、本実施形態では、選択される複数の打設口3bは、上下方向に離間しており、コンクリート流通路10は、最下部の打設口3b(第1打設口3b1)から上方の打設口3bを順に経由するように延びている。したがって、覆工空間S1に下方から上方に向かって順にコンクリートを打設することができるため、コンクリート内へのエアの混入を抑制又は防止することができる。したがって、上方からコンクリートを打設する場合と比較すると、覆工コンクリートの品質をさらに向上させることができる。
また、本実施形態によるコンクリート打設装置100、これを備える型枠ユニット500、並びに、コンクリート打設方法によれば、末端部装置30をコンクリート打設状態として覆工空間S1へのコンクリートの打設が完了した後に、末端部装置30を末端部開放状態に切り替えるだけで、コンクリート流通路10内を清掃可能な状態とすることができる。その後、作業者等は、非打設空間S2側から、非打設空間S2に対して開放状態となった末端部10cを介してコンクリート流通路10へ清掃用の玉を投入すると共に圧縮空気を逆送させるだけでコンクリート流通路10内を清掃することができる。したがって、コンクリート流通路10内の清掃作業を効率的に実施することができる。そのため、作業者の作業負荷は従来よりも低減される。
このようにして、コンクリートの打設にかかわる作業者の負荷を低減することが可能なコンクリート打設装置100、これを備えた型枠ユニット500、及び、コンクリート打設方法を提供することができる。
本実施形態において、切替装置20は、前記第1の状態において、内部通路21aの一端部が第1出口ポート24に接続されると共に、内部通路21aの一端部の開口端が、第1出口ポート24及び打設口3bを超えて覆工空間S1に位置している。これにより、コンクリートの覆工空間S1内への流れ込みがより確実になされる。
本実施形態において、切替装置20の回動体21における端面21cは、前記第2の状態において、型枠3の外面3d(型枠3における覆工空間S1側の面)と一致する位置に形成されている。これにより、覆工コンクリートにおける型枠3の外面3d側の表面の仕上がりを、さらに向上させることができる。
本実施形態において、端面21cは、打設口3bの開口形状に合わせて形成されている。これにより、前記第2の状態において、打設口3bをより確実に閉止するシャッター構造を容易に構築することができる。
本実施形態において、回動体21は、中空部材からなるものとした。これにより、切替装置20や末端部装置30を軽量化することができ、コンクリート打設装置100の一部を型枠3に取り付けることに伴う型枠3の変形を抑制又は防止できる。
以上、本発明の好ましい実施形態についてそれぞれ説明したが、本発明は上記各実施形態に制限されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形及び変更が可能である。
例えば、本実施形態では、切替装置20及び末端部装置30は、回動体21と、ハウジング22と、入口ポート23と、第1出口ポート24と、第2出口ポート25とを含んで構成されるものとしたが、これに限らない。切替装置20については、下方流通路10aと対応する打設口3bとを接続すると共に、下方流通路10aと上方流通路10bとの接続を遮断する第1の状態と、下方流通路10aと対応する打設口3bとの接続を遮断すると共に、下方流通路10aと上方流通路10bとを接続する第2の状態とに切り替わることにより、コンクリートの供給先を切り替えるものであればよい。末端部装置30については、末端部10cと打設口3b(天端部打設口3b6、第5打設口3b5、つまり、最下流の打設口)とを接続すると共に、末端部10cと型枠3により区画される空間のうち覆工空間S1と反対側の非打設空間S2との接続を遮断するコンクリート打設状態と、末端部10cと打設口3bとの接続を遮断すると共に、末端部10cと非打設空間S2とを接続(連通)する末端部開放状態とに切り替わることにより、前記接続先を切り替えるものであればよい。
また、コンクリート流通路10はトンネル軸方向に離間した二断面位置に設けられ、全体として4系統であるものとしたが、これに限らず、一断面位置又は三断面以上の位置に設けられ、つまり、全体として2系統又は6系統以上であるものとしてもよい。また、各系統のコンクリート流通路10において、打設口3bとして選択される複数の開口部3aの個数は、2箇所以上の適宜の個数に定めることができる。切替装置20は、各系統のコンクリート流通路10において、最上部を除く打設口3bに対応する位置に設ければよい。つまり、打設口3bとして上下に離間した二つの開口部3aが選択された場合には、下方の打設口3bに対応する位置に設ければよい。切替装置20と末端部装置30の両方を設けるものとしたが、これに限らず、いずれか一方だけでもよい。また、コンクリート打設方法は、切替装置20と末端部装置30の両方を用いるものとしたが、これに限らず、いずれか一方だけ用いてもよい。これらの場合であっても、作業者の負荷は低減される。また、トンネル(覆工コンクリート)を形成する場合を一例に挙げて説明したが、これに限らず、本発明に係るコンクリート打設装置、これを備えた型枠ユニット、及び、コンクリート打設方法は、立坑躯体等を形成する場合においても好適である。
また、本実施形態では、打設開始時において最下部の切替装置20を第1の状態とすると共にそれ以外の切替装置20を第2の状態とし、上下に隣接する二つの切替装置20において、下方の切替装置20の第1の状態から第2の状態への切り替え、及び、上方の切替装置20の第2の状態から第1の状態への切り替えは、コンクリートが上方の切替装置20に対応する打設口3bの開口より高い位置に達したタイミングで行われるものとしたが、これに限らない。例えば、打設開始時に全ての切替装置20を第1の状態とし、上下に隣接する二つの切替装置20において、上方の切替装置20の第1の状態から第2の状態への切り替えは、下方の切替装置20を介して供給されるコンクリートが当該上方の切替装置20に対応する打設口3bの開口に達する前のタイミングで行われるものとしてもよい。これにより、供給先の切り替え時において、コンクリートが覆工空間S1から上方の切替装置20内へ逆流することを抑制又は防止することができる。
1…内周面(トンネル内周面)、3…型枠、3a…開口部、3b…打設口、3d…枠体の外面(枠体の打設空間側の面)、8…コンクリート供給源、10…コンクリート流通路、10a…下方流通路(上流の流通路)、10b…上方流通路(下流の流通路)、10c…末端部、20…切替装置、21…回動体、21a…内部通路、21b…円弧状外周面、21c…端面、22…ハウジング、22a…収容室、23…入口ポート、24…第1出口ポート、25…第2出口ポート、30…末端部装置、100…コンクリート打設装置、500…型枠ユニット、O…軸心、S1…覆工空間(打設空間)、S2…非打設空間

Claims (12)

  1. コンクリートの打設空間を形成する型枠に開口される複数の打設口を介して、コンクリートを前記打設空間に打設するコンクリート打設装置において、
    前記型枠に沿って前記打設口を経由するように延びるコンクリート流通路と、
    前記コンクリート流通路における前記打設口に対応する位置にて前記打設口を覆うように設けられる切替装置であって、当該切替装置に流入する前記コンクリートの供給先を切り替える切替装置と、
    を備え、
    前記切替装置は、
    前記コンクリート流通路における当該切替装置より上流の流通路と前記打設口とを接続すると共に、前記上流の流通路と前記コンクリート流通路における当該切替装置より下流の流通路との接続を遮断する第1の状態と、前記上流の流通路と前記打設口との接続を遮断すると共に、前記上流の流通路と前記下流の流通路とを接続する第2の状態とに切り替わることにより、前記供給先を切り替え、
    回動可能に支持され前記コンクリートを流通させる内部通路を有する回動体と、
    前記回動体を収容する収容室を内部に有するハウジングと、
    一端が前記上流の流通路に接続され、他端が前記収容室に開口される入口ポートと、
    一端が前記収容室に開口され他端が前記打設口に接続される第1出口ポートと、
    一端が前記収容室に開口され他端が前記下流の流通路に接続される第2出口ポートと、
    を含み、
    前記回動体の軸心が前記入口ポートの流路中心軸及び前記第2出口ポートの流路中心軸に対して直交している、
    コンクリート打設装置。
  2. コンクリートの打設空間を形成する型枠に開口される複数の打設口を介して、コンクリートを前記打設空間に打設するコンクリート打設装置において、
    前記型枠に沿って前記打設口を経由するように延びるコンクリート流通路と、
    前記コンクリート流通路における前記打設口に対応する位置にて前記打設口を覆うように設けられる切替装置であって、当該切替装置に流入する前記コンクリートの供給先を切り替える切替装置と、
    を備え、
    前記型枠はトンネル内周面と対向するように設けられており、
    前記切替装置は、
    前記コンクリート流通路における当該切替装置より上流の流通路と前記打設口とを接続すると共に、前記上流の流通路と前記コンクリート流通路における当該切替装置より下流の流通路との接続を遮断する第1の状態と、前記上流の流通路と前記打設口との接続を遮断すると共に、前記上流の流通路と前記下流の流通路とを接続する第2の状態とに切り替わることにより、前記供給先を切り替え、
    回動可能に支持され前記コンクリートを流通させる内部通路を有する回動体を含み、
    前記回動体の軸心がトンネル軸方向に平行に延びている、
    コンクリート打設装置。
  3. コンクリートの打設空間を形成する型枠に開口される打設口を介して、コンクリートを前記打設空間に打設するコンクリート打設装置において、
    前記型枠に沿って前記打設口まで延びるコンクリート流通路と、
    前記コンクリート流通路の末端部と前記打設口との間において前記打設口を覆うように設けられる末端部装置であって、前記コンクリート流通路の前記末端部の接続先を切り替える末端部装置と、
    を備え、
    前記末端部装置は、
    前記末端部と前記打設口とを接続すると共に、前記末端部と前記型枠により区画される空間のうち前記打設空間と反対側の非打設空間との接続を遮断するコンクリート打設状態と、前記末端部と前記打設口との接続を遮断すると共に、前記末端部と前記非打設空間とを接続する末端部開放状態とに切り替わることにより、前記接続先を切り替え、
    回動可能に支持され前記コンクリートを流通させる内部通路を有する回動体と、前記型枠の内面における前記打設口の開口周縁部に当接する当接端面と、を含み、
    前記回動体は、一方向に延び、前記一方向に延びる軸心周りに回動可能に支持され、当該回動の軸心を中心とする円弧状外周面を周面の一部に有し、
    前記当接端面から前記回動体の軸心までの距離が、前記円弧状外周面の円弧半径よりも短くなるように設定されている、
    コンクリート打設装置。
  4. コンクリートの打設空間を形成する型枠に開口される複数の打設口を介して、コンクリートを前記打設空間に打設するコンクリート打設装置において、
    前記型枠に沿って前記打設口を経由するように延びるコンクリート流通路と、
    前記コンクリート流通路における前記打設口に対応する位置にて前記打設口を覆うように設けられる切替装置であって、当該切替装置に流入する前記コンクリートの供給先を切り替える切替装置と、
    を備え、
    前記切替装置は、
    前記コンクリート流通路における当該切替装置より上流の流通路と前記打設口とを接続すると共に、前記上流の流通路と前記コンクリート流通路における当該切替装置より下流の流通路との接続を遮断する第1の状態と、前記上流の流通路と前記打設口との接続を遮断すると共に、前記上流の流通路と前記下流の流通路とを接続する第2の状態とに切り替わることにより、前記供給先を切り替え、
    回動可能に支持され前記コンクリートを流通させる内部通路を有する回動体と、前記型枠の内面における前記打設口の開口周縁部に当接する当接端面と、を含み、
    前記回動体は、一方向に延び、前記一方向に延びる軸心周りに回動可能に支持され、当該回動の軸心を中心とする円弧状外周面を周面の一部に有し、
    前記当接端面から前記回動体の軸心までの距離が、前記円弧状外周面の円弧半径よりも短くなるように設定されている、
    コンクリート打設装置。
  5. コンクリートの打設空間を形成する型枠に開口される複数の打設口を介して、コンクリートを前記打設空間に打設するコンクリート打設装置において、
    前記型枠に沿って前記打設口を経由するように延びるコンクリート流通路と、
    前記コンクリート流通路における前記打設口に対応する位置にて前記打設口を覆うように設けられる切替装置であって、当該切替装置に流入する前記コンクリートの供給先を切り替える切替装置と、
    を備え、
    前記切替装置は、
    前記コンクリート流通路における当該切替装置より上流の流通路と前記打設口とを接続すると共に、前記上流の流通路と前記コンクリート流通路における当該切替装置より下流の流通路との接続を遮断する第1の状態と、前記上流の流通路と前記打設口との接続を遮断すると共に、前記上流の流通路と前記下流の流通路とを接続する第2の状態とに切り替わることにより、前記供給先を切り替え、
    回動可能に支持され前記コンクリートを流通させる内部通路を有する回動体と、
    前記回動体を収容する収容室を内部に有するハウジングと、
    一端が前記上流の流通路に接続され、他端が前記収容室に開口される入口ポートと、
    一端が前記収容室に開口され他端が前記打設口に接続される第1出口ポートと、
    一端が前記収容室に開口され他端が前記下流の流通路に接続される第2出口ポートと、
    を含み、
    前記回動体が回動されて、前記内部通路により前記入口ポートと前記第1出口ポートとを接続し、前記入口ポートと前記第2出口ポートとの接続を遮断することにより、前記第1の状態となり、
    前記回動体が回動されて、前記入口ポートと前記第1出口ポートとの接続を遮断し、前記入口ポートと前記第2出口ポートとを接続することにより、前記第2の状態となり、
    前記回動体は、一方向に延び、前記収容室内にて回動可能に支持され、当該回動の軸心を中心とする円弧状外周面を周面の一部に有し、
    前記内部通路の開口両端は、それぞれ前記円弧状外周面における前記軸心を中心とした前記各ポート間の相対角度に合わせた位置にて開口し、
    前記第1の状態において、前記内部通路の一端部が前記第1出口ポートに接続されると共に、当該内部通路の一端部の開口端が、前記第1出口ポート及び前記打設口を超えて前記打設空間に位置している、コンクリート打設装置。
  6. 前記回動体は、前記円弧状外周面の円弧両端を結ぶ端面を有し、
    前記端面は、前記第2の状態において、前記型枠における前記打設空間側の面と一致する位置に形成されている、請求項4又は5に記載のコンクリート打設装置。
  7. 請求項1~6のいずれか一つに記載の前記コンクリート打設装置と、
    前記型枠と、
    を備えた型枠ユニット。
  8. コンクリートの打設空間を形成する型枠に開口される打設口を介して、コンクリートを前記打設空間に打設するコンクリート打設方法において、
    コンクリート流通路を前記型枠に沿って前記打設口を経由するように延設することと、
    前記コンクリート流通路における前記打設口に対応する位置にて前記打設口を覆う切替装置を設けることと、
    前記切替装置を用いて、当該切替装置に流入する前記コンクリートの供給先を切り替えることと、
    を含み、
    前記切替装置は、
    回動可能に支持され前記コンクリートを流通させる内部通路を有する回動体と、
    前記回動体を収容する収容室を内部に有するハウジングと、
    一端が前記上流の流通路に接続され、他端が前記収容室に開口される入口ポートと、
    一端が前記収容室に開口され他端が前記打設口に接続される第1出口ポートと、
    一端が前記収容室に開口され他端が前記下流の流通路に接続される第2出口ポートと、
    を含み、
    前記切替装置を設けることは、
    前記回動体の軸心が前記入口ポートの流路中心軸及び前記第2出口ポートの流路中心軸に対して直交するように前記切替装置を設けており、
    前記コンクリートの供給先を切り替えることは、
    前記コンクリート流通路における当該切替装置より上流の流通路と前記打設口とを接続すると共に、前記上流の流通路と前記コンクリート流通路における当該切替装置より下流の流通路との接続を遮断する第1の状態と、前記上流の流通路と前記打設口との接続を遮断すると共に、前記上流の流通路と前記下流の流通路とを接続する第2の状態とに、前記切替装置の状態を切り替えることにより、前記供給先を切り替える構成とした、コンクリート打設方法。
  9. トンネル内周面と型枠との間にコンクリートの打設空間を形成し、前記型枠に開口される打設口を介して、コンクリートを前記打設空間に打設するコンクリート打設方法において、
    コンクリート流通路を前記型枠に沿って前記打設口を経由するように延設することと、
    前記コンクリート流通路における前記打設口に対応する位置にて前記打設口を覆う切替装置であって、回動可能に支持され前記コンクリートを流通させる内部通路を有する回動体を含む切替装置を設けることと、
    前記切替装置を用いて、当該切替装置に流入する前記コンクリートの供給先を切り替えることと、
    を含み、
    前記切替装置を設けることは、
    前記回動体の軸心がトンネル軸方向に平行に延びるように前記切替装置を設けており、
    前記コンクリートの供給先を切り替えることは、
    前記コンクリート流通路における当該切替装置より上流の流通路と前記打設口とを接続すると共に、前記上流の流通路と前記コンクリート流通路における当該切替装置より下流の流通路との接続を遮断する第1の状態と、前記上流の流通路と前記打設口との接続を遮断すると共に、前記上流の流通路と前記下流の流通路とを接続する第2の状態とに、前記切替装置の状態を切り替えることにより、前記供給先を切り替える構成とした、コンクリート打設方法。
  10. コンクリートの打設空間を形成する型枠に開口される打設口を介して、コンクリートを前記打設空間に打設するコンクリート打設方法において、
    前記型枠に沿って前記打設口までコンクリート流通路を延設することと、
    前記コンクリート流通路の末端部と前記打設口との間において前記打設口を覆う末端部装置を設けることと、
    前記末端部装置を用いて、前記コンクリート流通路の前記末端部の接続先を切り替えることと、
    を含み、
    前記末端部装置は、回動可能に支持され前記コンクリートを流通させる内部通路を有する回動体と、前記型枠の内面における前記打設口の開口周縁部に当接する当接端面と、を含み、
    前記回動体は、一方向に延び、前記一方向に延びる軸心周りに回動可能に支持され、当該回動の軸心を中心とする円弧状外周面を周面の一部に有し、
    前記末端部装置を設けることは、
    前記当接端面から前記回動体の軸心までの距離が、前記円弧状外周面の円弧半径よりも短くなるように前記末端部装置を設け、
    前記末端部の接続先を切り替えることは、
    前記末端部と前記打設口とを接続すると共に、前記末端部と前記型枠により区画される空間のうち前記打設空間と反対側の非打設空間との接続を遮断するコンクリート打設状態と、前記末端部と前記打設口との接続を遮断すると共に、前記末端部と前記非打設空間とを接続する末端部開放状態とに、前記末端部装置の状態を切り替えることにより、前記接続先を切り替える構成とした、コンクリート打設方法。
  11. コンクリートの打設空間を形成する型枠に開口される打設口を介して、コンクリートを前記打設空間に打設するコンクリート打設方法において、
    コンクリート流通路を前記型枠に沿って前記打設口を経由するように延設することと、
    前記コンクリート流通路における前記打設口に対応する位置にて前記打設口を覆う切替装置を設けることと、
    前記切替装置を用いて、当該切替装置に流入する前記コンクリートの供給先を切り替えることと、
    を含み、
    前記切替装置は、回動可能に支持され前記コンクリートを流通させる内部通路を有する回動体と、前記型枠の内面における前記打設口の開口周縁部に当接する当接端面と、を含み、
    前記回動体は、一方向に延び、前記一方向に延びる軸心周りに回動可能に支持され、当該回動の軸心を中心とする円弧状外周面を周面の一部に有し、
    前記切替装置を設けることは、
    前記当接端面から前記回動体の軸心までの距離が、前記円弧状外周面の円弧半径よりも短くなるように前記切替装置を設け、
    前記コンクリートの供給先を切り替えることは、
    前記コンクリート流通路における当該切替装置より上流の流通路と前記打設口とを接続すると共に、前記上流の流通路と前記コンクリート流通路における当該切替装置より下流の流通路との接続を遮断する第1の状態と、前記上流の流通路と前記打設口との接続を遮断すると共に、前記上流の流通路と前記下流の流通路とを接続する第2の状態とに、前記切替装置の状態を切り替えることにより、前記供給先を切り替える構成とした、
    コンクリート打設装置。
  12. コンクリートの打設空間を形成する型枠に開口される打設口を介して、コンクリートを前記打設空間に打設するコンクリート打設方法において、
    コンクリート流通路を前記型枠に沿って前記打設口を経由するように延設することと、
    前記コンクリート流通路における前記打設口に対応する位置にて前記打設口を覆うように設けられる切替装置を用いて、当該切替装置に流入する前記コンクリートの供給先を切り替えることと、
    を含み、
    前記切替装置は、
    回動可能に支持され前記コンクリートを流通させる内部通路を有する回動体と、
    前記回動体を収容する収容室を内部に有するハウジングと、
    一端が前記上流の流通路に接続され、他端が前記収容室に開口される入口ポートと、
    一端が前記収容室に開口され他端が前記打設口に接続される第1出口ポートと、
    一端が前記収容室に開口され他端が前記下流の流通路に接続される第2出口ポートと、
    を含み、
    前記回動体は、一方向に延び、前記収容室内にて回動可能に支持され、当該回動の軸心を中心とする円弧状外周面を周面の一部に有し、
    前記内部通路の開口両端は、それぞれ前記円弧状外周面における前記軸心を中心とした前記各ポート間の相対角度に合わせた位置にて開口し、
    前記コンクリートの供給先を切り替えることは、
    前記コンクリート流通路における当該切替装置より上流の流通路と前記打設口とを接続すると共に、前記上流の流通路と前記コンクリート流通路における当該切替装置より下流の流通路との接続を遮断する第1の状態と、前記上流の流通路と前記打設口との接続を遮断すると共に、前記上流の流通路と前記下流の流通路とを接続する第2の状態とに、前記切替装置の状態を切り替えることにより、前記供給先を切り替え、
    前記回動体が回動されて、前記内部通路により前記入口ポートと前記第1出口ポートとを接続し、前記入口ポートと前記第2出口ポートとの接続を遮断することにより、前記第1の状態に切り替え、
    前記回動体が回動されて、前記入口ポートと前記第1出口ポートとの接続を遮断し、前記入口ポートと前記第2出口ポートとを接続することにより、前記第2の状態に切り替え、
    前記第1の状態において、前記内部通路の一端部を前記第1出口ポートに接続すると共に、当該内部通路の一端部の開口端を前記第1出口ポート及び前記打設口を超えて前記打設空間に位置させている、コンクリート打設方法。
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