JPS6378968A - 流動体の給送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、コンクリートやモルタル等の流動体をライニ
ングや型枠等で囲まれた構築場所に給送する装置に関す
るものである。

（従来の技術） 例えば、トンネルの覆工、コンクリートタンクの築壁、
ダムの提、高層建物の柱や梁および床等を構築する場合
に、型枠で囲まれた構築場所にコンクリートやモルタル
等の流動体をポンプで圧送する。従来のコンクＩＪ　−
ト等の給送ば、ポンプに連結させた単一の輸送管を作業
者あるいはタワークレーン等の移動装置を用いて構築場
所の各部へ順次移動させていた。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、前記した作業者による輸送管の移動は非
能率的で且つ危険な作業であり、タワークレーン等によ
ると経費の高騰や作業手順を考１：ばしなければならな
い欠点があった。また各構築場所の各部に対して流動体
の給送量全均一にするのが困難であった。

そこで本発明では、これらの問題点を解決しうる流動体
の給送装置の提供を目的とするものである。

（問題点を解決するための手段） 本発明の要旨は、コンクリート等の流動体を給送せしめ
る構築場所に隣接して幹管路を延在させ、該幹管路の一
端側（ｌこは、流動体を圧送するポンプが連結される流
入口を有し、また幹管路の他端側には、常時は閉塞され
残留する流動体の回収や管内清掃時には開口させる流出
口を有すると共に、幹管路の途中には前記構築場所の複
数個所へ流動体を給送可能な枝管路が所定間隔で設けら
れ、これら各枝管の取付部分には、幹管路の上流側と下
流側および枝管路を各々連通させるか、これらの谷管路
を各々遮断させるか、幹管路の上流側と下流側を連通し
且つ枝管路は遮断させるかのいずれかの流路を選択する
切換え手段が設けられ、更に前記の切換え手段を制御す
る制御装置を有している流動体の給送装置である。

（実施例） 以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第１
図は、トンネルの覆工作業における実施例であって、型
枠１が張設されたトンネルの内周に沿って幹管路２を延
在させている。該幹管路２の一方端部には流入口３が、
また池万端部には流出口４が各々設けられており、この
流入口３にはポンプ５から流入管６を介してコンクリー
トや清掃用流体（水あるいは空気）が圧送されるように
なっていると共に、流出口４側には流出管７を介して排
出される残留コンクリート又は清掃用流体を回収する回
収槽８が設けられている。

前記幹管路２の途中には、型枠１に穿設された各注入口
９に連通させる枝管路１０が所定間隔毎に設けられてお
り、該枝管路１０が設けられた幹管路２の反対側の側面
には操作管１１が設けられている。

前記操作管１１内には、給送されるコンクリート又は清
掃用流体の流路を切換えするシリンダー装置１２のピス
トンロッドが進退可能に設けられ。

これらの各シリンダー装置１２は？Ｉｔ＋制御装置１３
によって個別に制御されるように構成されている。

尚、本実施例における前記シリンダー装置１２のピスト
ンロッドの中間部分には、当該ロッドと直交状に通口（
ボート）が穿設され、該ボートを介して流路の上流側と
下流側を連通させるようにしている。

次に、前記装置を用いてコンフリートラ給送する方法に
付いて、第２図乃至第４図で説明する。

まず第２図で示すように、幹管路２から分岐させた枝管
路１０ａと連通する構築場所Ａ部にコンクリート打設す
る場合には、Ａシリンダー１２ａ’ｉ流路から操作管１
１ａ内に後退させておく。また、これより下流側の枝管
路１０ｂＫ連通する構築場所Ｂ部にあるＢシリンダー１
２ｂは、ピストンロッドのうちＢボートのない先端部分
を操作管１２ｂ内から流路中に前進させておくと共に、
流出口４もＣシリンダー１２ｃのピストンロッドを前進
させて閉塞させておく。前記した状態で幹管路２にコン
クリートを圧送させると、幹管路２の上ｋ　４ｉｉ１１
と下流側および枝管路１０ａが連通しているので構築場
所Ａ部にはコンクリートが給送されるが、Ｂシリンダー
１２ｂのピストンロッドによって幹管路２の下流側およ
び枝管路１０ｂが遮断されている構築場所Ｂ部には給送
されない。次いでも４祭場所Ｂ部にコンクリート打設す
る場合には、第３図で示すようにＡシリンダー１２３の
ピストンロッドを流路中に前進させ、当該ピストンロッ
ドのＡポートが幹管路２の上流側と下流側とを連通させ
ると共に、ピストンロッドの先端部で枝管路１０ａｆ、
遮断せしめ、これによってコンクリートはＡポートを通
って下流側（Ｃ給送される。そして、Ｂシリンダー１２
ｂは流路から後退させることによって枝管路１０ｂの取
付部分では、幹管路２の上流側と下流側および枝管路１
０ｂは各々連通しているので、当該枝管路１０ｂ’に介
して構築場所Ｂ部にコンクリートが給送される。尚、幹
管路２の流出口４側はＣシリンダー１２ｃによって遮断
されている。

また、構築場所Ａ部とＢ部に対して同時にコンクリート
打設する場合には、第４図で示すようにＡシリンダー１
２ａ、！：Ｂシリンダー１２ｂの各ピストンロッドを幹
管路２の流路中から各々の操作管１１ａ、ｌｌｂ内に後
退させておくことによって達成できる。

前記の方法によって各構築場所に対して順次又は同時に
コンクリート打設を行った後、残留コンクＩＪ　−トの
回収と管内清掃を行う場合を、第５図によって説明する
。

幹管路２の途中にある各枝管路１０ａ、１０ｂの取付部
分に設けられた各シリンダー１２ａ、１２ｔ）は、ピス
トンロッドに穿設された各ボートが幹管路２の上流側と
下流側とを連通させ、ピストンロッドの先端が各枝管路
１０“ａ、１０ｂ’ｚ遮断するようにしておき、流出口
４を遮断していたＣシリンダ−１２ｃのピストンロッド
を後退させて幹管路２と流出口４全連通させる。この状
態で流入口側から水又は空気等の清掃用流体を圧送させ
ると、残留コンクリートは外部へ排出され管内清掃がで
きる。

尚、流出口４を常時は遮断しているＣシリンダー１２０
のピストンロッドの押出力を予め所定圧力に対抗できる
ように設定しておき、コンクリート打設中に幹管路２に
異常圧力が発生した際に、第６図で示すようにピストン
ロッドを後退させて異常圧力に見合ったコンクリートを
流出口４から外部へ放出するようにしておくことができ
る。

次に、第７図および第８図によって本発明の他の実施例
を示す。この実施例は、前記の各シリンダーのピストン
ロッドの外周に外筒１４を設けた２重型のピストン構造
による切換え手設を肩するものである。Ａシリンダー１
２ａは、前記実施例の場合と同様にＡポートを有するピ
ストンロッドが幹管路２を横切る態様で操作管１１ａ側
から枝管１０ａ側へ前進又は後退可能に構成されている
。

また、外筒１４は前記ピストンロッドに対してその外周
に沿って摺動可能で且つピストンロッドとは別に前進又
は後退可能に制御されるが、この外筒１４の側面には通
口１４ａが穿設されており、該通口１４ａは外筒内から
外筒の先端へ連通ずる流路を構成している。

そして、構築場所Ａ部にコンクリート打設する場合には
％第７図のようにＡシリンダー１２ａｋ流路から操作管
１．１　ａ内に後退させると共に、外筒１４を枝管路１
０ａ内に前進させると、当該外筒１４によって下流側へ
の流路は遮断され、上流側からのコンクリートは通口１
４ａから外筒内を経て外筒の先端から構築場所Ａ部へ給
送される。

また、前記構築場所Ａ部より下流にある構築場所Ｂ部に
コンクリート打設する場合には、第８図のように外筒１
４を操作管１１ａ内に後退させると共に、Ａポートが幹
管路２を横切る態様でＡシリンダー１２ａを枝管路１０
ａ側へ前進させることによって幹管路２の上流と下流が
連通し、構築場所Ｂ部分の切換え手Ｗ　’ｆｒ：　Ｋ　
７図のように設定すれば良い。

以上の実薊例ではトンネルの覆工作業に付いて説明した
が、コンクリートタンクの築壁やダムの提あるいは高層
建物の造成等に際し、構築場所に適合するように幹管路
を延在させることによって同様にコンクリートやモルタ
ル等の流動体を給送することができる。

（発明の効果〕 本発明の装置によると次のような効果が得られる。

■　所望の構築場所て対して選択的に、あるいは同時に
流動体を給送できる。

■　作業者による輸送管の運搬や、タワークレー等の大
型移動装置が不要である。

■　残留コンクＩＪ　−トの回収および管内清掃が容易
である。

■　遠隔操作によってコンクＩＪ　−ト等の打設作業が
可能であると共に、各構築場所毎の給送量を均一にした
り、所望によって増減調節が可能である。

■　各種の土木および建築作業における流動体の給送に
適用することができる。

【図面の簡単な説明】

図面はいずれも本発明の実施例金石し、第１図はトンネ
ル覆工に適用した本発明装置の使用状態の縦断面図、第
２図および第３図は同装置を用いてコンクＩＪ　−トを
順次打設する方法の説明図、第４図は同じく同時打設す
る方法の説明図、第５図〔符　　号　　の　　説　　明
〕 １・・・型　枠　　　　　　２・・・幹管路３・・・流
入口　　　　　　４・・・流出口５・・・ポンプ　　　
　　　８・・・回収槽１０・・・枝　管　　　　　１１
・・・操作管１２・・・シリンダー装置　　１３・・・
制御装置１４・・・外　筒 第５図 （コンブリート＃迎ソ判アＭＨΦ１う〕第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. コンクリートやモルタル等の流動体を型枠等で囲まれた
   構築場所に給送する装置であつて、前記構築場所に隣接
   して幹管路を延在させ、該幹管路の一端側には、流動体
   を圧送するポンプが連結される流入口を有し、また幹管
   路の他端側には、常時は閉塞され残留する流動体の回収
   や管内清掃時には開口させる流出口を有すると共に、幹
   管路の途中には前記構築場所の複数個所へ流動体を給送
   可能な枝管路が所定間隔で設けられ、これら各枝管の取
   付部分には、幹管路の上流側と下流側および枝管路を各
   々連通させるか、これらの各管路を各々遮断させるか、
   幹管路の上流側と下流側を連通し且つ枝管路は遮断させ
   るかのいずれかの流路を選択する切換え手段が設けられ
   、更に前記の切換え手段を制御する制御装置を有してい
   ることを特徴とした流動体の給送装置。