JP7151365B2 - 嵌合機器 - Google Patents

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Description

本願の開示する技術は、複数の嵌合部に複数の被嵌合部をそれぞれ嵌合させるための嵌合機器に関する。
例えば、流体ポンプは、吸入管及び吐出管を有しており、この吸入管及び吐出管の先端部には、被嵌合部がそれぞれ設けられている。また、吸入管及び吐出管に接続される一対のホースには、嵌合部がそれぞれ設けられている。そして、嵌合部が被嵌合部に嵌合されることにより、一対のホースが吸入管及び吐出管に接続される。このような吸入管及び吐出管を有する流体ポンプのなかには、吸入管及び吐出管が並んで設けられると共に同じ側に開口するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2014-190273号公報 特開2005-276958号公報 特開昭64-88890号公報 特開平7-22136号公報
複数の嵌合部を複数の被嵌合部に嵌合させる際に、複数の嵌合部を複数の被嵌合部に一つずつ嵌合させるのは煩雑である。ここで、複数の被嵌合部が並んで設けられる場合には、複数の嵌合部及び複数の被嵌合部のそれぞれの嵌合方向が同様である。
そこで、複数の嵌合部を保持すると共に、複数の被嵌合部を保持した状態で、複数の被嵌合部を複数の嵌合部に近づけて嵌合する嵌合機器の利用が検討される。このような嵌合機器によれば、利用者が嵌合機器を操作する一つの動作で複数の被嵌合部を複数の嵌合部に嵌合できるので便利である。
しかしながら、例えば、複数の嵌合部及び複数の被嵌合部の嵌合位置にばらつきが生じることにより、複数の嵌合部及び複数の被嵌合部が同じタイミングで嵌合されない場合が想定される。
そこで、本願の開示する技術は、一つの側面として、複数の嵌合部及び複数の被嵌合部の嵌合位置にばらつきが生じている場合でも、複数の嵌合部及び複数の被嵌合部を嵌合させることができる嵌合機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願の開示する技術によれば、固定部材と、複数の可動部材と、プレス部材と、複数の弾性部材と、押圧機構とを備える嵌合機器が提供される。固定部材は、複数の嵌合部を保持する第一保持部を有する。複数の可動部材は、前記複数の嵌合部にそれぞれ嵌合される複数の被嵌合部を保持する第二保持部をそれぞれ有すると共に、前記複数の被嵌合部を前記複数の嵌合部に嵌合する位置へ互いに独立して移動可能である。プレス部材は、前記複数の可動部材に対する前記固定部材と反対側に配置され、前記複数の可動部材の側へ移動可能である。複数の弾性部材は、前記複数の可動部材と前記プレス部材との間にそれぞれ介在されている。押圧機構は、前記プレス部材を前記複数の可動部材の側に押圧する。
本願の開示する技術によれば、複数の嵌合部及び複数の被嵌合部の嵌合位置にばらつきが生じている場合でも、複数の嵌合部及び複数の被嵌合部を嵌合させることができる。
本実施形態に係る嵌合機器を斜め前方上方から見た図である。 図1の嵌合機器を斜め後方上方から見た図である。 図1の嵌合機器を側方から見た図である。 図1の嵌合機器を斜め前方下方から見た図である。 図1の嵌合機器を下方から見た図であって可動部材が固定部材から離れた離間位置にある状態を示す図である。 図1の嵌合機器を下方から見た図であって可動部材が固定部材に近づいた接近位置にある状態を示す図である。 ホースにそれぞれ設けられた嵌合部と、流体ポンプの吸入管及び吐出管にそれぞれ設けられた被嵌合部の嵌合前の状態を示す側面図である。 図1の嵌合機器によって吸入管の被嵌合部が一方のホースの嵌合部に嵌合される様子を側面図で示す図である。 図1の嵌合機器によって吐出管の被嵌合部が他方のホースの嵌合部に嵌合される様子を側面図で示す図である。 図1の嵌合機器によって吸入管及び吐出管の被嵌合部が一対のホースの嵌合部に嵌合される様子を平面図で示す図である。
以下、本願の開示する技術の一実施形態を説明する。
図1~図6に示される本実施形態の嵌合機器10は、図7に示される嵌合部72A、72B及び被嵌合部82A、82Bをそれぞれ保持した状態で、被嵌合部82A、82Bを嵌合部72A、72Bに近づけて嵌合するものである。
はじめに、図7を参照しながら、嵌合部72A、72B及び被嵌合部82A、82Bの構成について説明する。
ホース70A、70B及び流体ポンプ80は、例えば、基地局の装置を冷却する水冷機構に備えられるものである。ホース70A、70Bには、プラグ形状の嵌合部72A、72Bがそれぞれ設けられている。流体ポンプ80は、吸入管84A及び吐出管84Bを有しており、この吸入管84A及び吐出管84Bの先端部には、ソケット形状の被嵌合部82A、82Bがそれぞれ設けられている。
嵌合部72A、72B及び被嵌合部82A、82Bが嵌合されることにより、ホース70A、70Bが吸入管84A及び吐出管84Bに接続される。図7には、嵌合部72A、72B及び被嵌合部82A、82Bの嵌合前の状態が示されている。
吸入管84A及び吐出管84Bは、並んで設けられており、同じ側に開口している。ただし、吸入管84Aは、水平方向(流体ポンプ80の軸方向と直交する方向)に延びているのに対し、吐出管84Bは、水平方向に対し下方に傾斜している。
本実施形態では、一例として、吸入管84Aの中心軸線に対する吐出管84Bの中心軸線の傾斜角度θ1は、3.5°に設定されている。また、吐出管84Bに設けられた被嵌合部82Bの先端部は、吸入管84Aに設けられた被嵌合部82Aの先端部に対して流体ポンプ80の中心軸線側にオフセットされている。
次に、図1~図6を参照しながら、嵌合機器10の具体的な構成について説明する。
本実施形態の嵌合機器10は、固定部材12と、可動部材14A、14Bと、プレス部材16と、弾性部材18A、18Bと、レバー機構20を主要な構成として備える。各図における矢印FR、矢印LH、矢印UPは、嵌合機器10の前後方向前側、左右方向左側、上下方向上側をそれぞれ示している。
固定部材12は、嵌合機器10の前部に設けられている。この固定部材12は、嵌合機器10の左右方向に並ぶ第一保持部22A、22Bを有する。この第一保持部22A、22Bは、上述の嵌合部72A、72B(図7参照)を保持可能な形状を有する。
第一保持部22A、22Bは、具体的には、いずれも嵌合機器10の前後方向から見て逆さU字状に形成されている。この第一保持部22A、22Bは、嵌合機器10の下側に開口する第一保持溝24A、24Bをそれぞれ有する。第一保持溝24A、24Bは、嵌合部72A、72Bを嵌合可能な寸法及び形状を有する。
第一保持部22Aは、嵌合機器10の上下方向に沿って延びているが、第一保持部22Bは、嵌合機器10の上下方向に対して嵌合機器10の後側へ傾斜している。また、第一保持部22Bは、第一保持部22Aに対して嵌合機器10の後側にオフセットされている。この第一保持部22Bの傾斜及びオフセットは、上述の吐出管84Bの傾斜及び被嵌合部82Bの先端部のオフセット(図7参照)に対応するものである。
つまり、第一保持部22Bは、嵌合機器10の上下方向に対して傾斜角度θ1(図7参照)と同じ角度である傾斜角度θ2(図3参照)だけ嵌合機器10の後側へ傾斜している。また、第一保持部22Aに対する第一保持部22Bの嵌合機器10の後側へのオフセット量は、上述の被嵌合部82Aの先端部に対する被嵌合部82Bの先端部のオフセット量(図7参照)と同等に設定されている。
可動部材14A、14Bは、固定部材12に対する嵌合機器10の後側に配置されている。この可動部材14A、14Bは、嵌合機器10の左右方向に並んでおり、嵌合機器10の前後方向に第一保持部22A、22Bとそれぞれ対向して配置されている。可動部材14A、14Bは、スライド部30A、30B及び第二保持部32A、32Bをそれぞれ有する。
スライド部30A、30Bは、互いに同一の構成であり、それぞれブロック状に形成されている。スライド部30A、30Bの左右両側の側面には、ローラ36(図5、図6参照)がそれぞれ設けられている。嵌合機器10には、スライド部30A、30Bの左右両側の側面に沿って延びるガイドレール38がそれぞれ設けられており、ローラ36は、ガイドレール38に転動可能に支持されている。
ローラ36がガイドレール38を転動することにより、スライド部30A、30Bを含む可動部材14A、14Bは、固定部材12に対して接離する方向(嵌合機器10の前後方向)に移動可能とされている。図1~図5では、可動部材14A、14Bが固定部材12から離れた離間位置にある状態が示されており、図6では、可動部材14A、14Bが固定部材12に近づいた接近位置にある状態が示されている。可動部材14A、14Bは、互いに独立した構成とされており、互いに独立して移動可能とされている。
第二保持部32A、32Bは、可動部材14A、14Bの前部に設けられており、嵌合機器10の左右方向に並んでいる。第二保持部32A、32Bは、上述の被嵌合部82A、82B(図7参照)を保持可能な形状を有する。
第二保持部32A、32Bは、具体的には、いずれも嵌合機器10の前後方向から見て逆さU字状に形成されている。第二保持部32A、32Bは、第一保持溝24A、24Bの開口方向と同じ方向(嵌合機器10の下側)に開口する第二保持溝34A、34Bをそれぞれ有する。第二保持溝34A、34Bは、被嵌合部82A、82Bを嵌合可能な寸法及び形状を有する。
第二保持部32Aは、嵌合機器10の上下方向に沿って延びているが、第二保持部32Bは、嵌合機器10の上下方向に対して嵌合機器10の後側へ傾斜している。また、第二保持部32Bは、第二保持部32Aに対して嵌合機器10の後側にオフセットされている。この第二保持部32Bの傾斜及びオフセットは、上述の吐出管84Bの傾斜及び被嵌合部82Bの先端部のオフセット(図7参照)に対応するものである。
つまり、第二保持部32Bは、嵌合機器10の上下方向に対して傾斜角度θ1と同じ角度である傾斜角度θ3(図3参照)だけ嵌合機器10の後側へ傾斜している。また、第二保持部32Aに対する第二保持部32Bの嵌合機器10の後側へのオフセット量は、上述の被嵌合部82Aの先端部に対する被嵌合部82Bの先端部のオフセット量(図7参照)と同等に設定されている。これにより、被嵌合部82A、82B及び嵌合部72A、72Bの嵌合位置にばらつきが生じていない場合には、嵌合部72A、72B及び被嵌合部82A、82Bが同じタイミングで嵌合される。
プレス部材16は、板状に形成されており、嵌合機器10の前後方向を板厚方向として配置されている。このプレス部材16は、可動部材14A、14Bに対する固定部材12と反対側(可動部材14A、14Bに対する嵌合機器10の後側)に配置されており、可動部材14A、14Bに対して接離する方向(嵌合機器10の前後方向)に移動可能とされている。
弾性部材18A、18Bは、互いに同一の構成とされている。弾性部材18A、18Bには、一例として、コイルスプリングがそれぞれ用いられている。弾性部材18A、18Bは、嵌合機器10の前後方向を軸方向として配置されており、可動部材14A、14Bとプレス部材16との間にそれぞれ介在されている。
上述のスライド部30A、30Bには、プレス部材16側に延びる棒状の支持部材40A、40Bがそれぞれ設けられている。弾性部材18A、18Bは、弾性部材18A、18Bの内側に支持部材40A、40Bが挿入されることにより、支持部材40A、40Bにそれぞれ支持されている。
レバー機構20は、「押圧機構」の一例であり、プレスレバー42A、42Bと、ハンドルレバー44A、44Bを有する。嵌合機器10の後部上面には、一対の支持部46A、46Bが設けられており、この一対の支持部46A、46Bには、嵌合機器10の左右方向に延びるシャフト48が回転可能に支持されている。
プレスレバー42A、42B及びハンドルレバー44A、44Bは、シャフト48と直交する方向に延びている。プレスレバー42A、42Bは、シャフト48からプレス部材16に向けて延びており、プレスレバー42A、42Bの一端は、プレス部材16に当接している。
プレス部材16の他端とハンドルレバー44A、44Bの一端は、シャフト48にそれぞれ固定されている。プレス部材16の他端及びハンドルレバー44A、44Bの一端がシャフト48を介して固定されることにより、プレス部材16及びハンドルレバー44A、44Bは、シャフト48を中心に一体回転可能となっている。
ハンドルレバー44A、44Bは、シャフト48から嵌合機器10の後方上方に向けて延びている。このハンドルレバー44A、44Bの長さは、プレスレバー42A、42Bの長さよりも長くなっている。
可動部材14A、弾性部材18A、及び、プレスレバー42Aは、嵌合機器10の平面視で一直線上に配置されている(図5、図6参照)。同様に、可動部材14B、弾性部材18B、及び、プレスレバー42Bは、嵌合機器10の平面視で一直線上に配置されている。また、第一保持部22A及び第二保持部32Aも、嵌合機器10の平面視で一直線上に配置されており、第一保持部22B及び第二保持部32Bも、嵌合機器10の平面視で一直線上に配置されている。
次に、図8~図10を参照しながら、本実施形態の嵌合機器10の動作を説明する。
図8では、ホース70A及び吸入管84Aが図示されており、ホール70B及び吐出管84Bの図示が省略されている。図9では、ホール70B及び吐出管84Bが図示されており、ホース70A及び吸入管84Aの図示が省略されている。
嵌合機器10が使用される場合、先ず、図8~図10の各上図に示されるように、嵌合部72A、72B及び被嵌合部82A、82Bに対して、嵌合機器10が上側から利用者によって降下される。そして、嵌合部72A、72Bが第一保持部22A、22Bに保持されると共に、被嵌合部82A、82Bが第二保持部32A、32Bに保持される。このとき、嵌合部72A、72Bは、第一保持溝24A、24B(図1~図5参照)に嵌合され、被嵌合部82A、82Bは、第二保持溝34A、34B(図1~図5参照)に嵌合される。
続いて、図8~図10の各中図に示されるように、ハンドルレバー44A、44Bの他端が利用者によって押下され、ハンドルレバー44A、44Bがシャフト48と共に矢印R方向に回転する。また、シャフト48と共にプレスレバー42A、42Bが矢印R方向に回転する。このとき、プレスレバー42A、42Bは、プレス部材16を可動部材14A、14Bの側に押圧する方向に回転し、プレスレバー42A、42Bの一端がプレス部材16を可動部材14A、14Bの側に押圧する。これにより、プレス部材16が可動部材14A、14Bの側に移動する。
ここで、弾性部材18A、18Bの弾性力は、被嵌合部82A、82Bが嵌合部72A、72Bに嵌合されるまで可動部材14A、14Bをプレス部材16に対して弾性支持する程度(完全圧縮しない程度)に設定されている。このため、プレス部材16が可動部材14A、14Bの側に移動すると、弾性部材18A、18Bが圧縮せずに、可動部材14A、14Bがプレス部材16に対して弾性支持された状態で固定部材12の側に移動する。このとき、可動部材14A、14Bは、互いに独立して移動する。そして、可動部材14A、14Bの移動により、嵌合部72A、72Bへの被嵌合部82A、82Bの嵌合が開始される。
ここで、被嵌合部82A、82B及び嵌合部72A、72Bの嵌合位置にばらつきが生じていない場合には、嵌合部72A、72B及び被嵌合部82A、82Bが同じタイミングで嵌合される。
一方、被嵌合部82A、82B及び嵌合部72A、72Bの嵌合位置にばらつきが生じている場合には、嵌合機器10が次のように動作する。以下、一例として、図8~図10の各下図を参照しながら、嵌合部72A及び被嵌合部82Aの嵌合位置に対して嵌合部72B及び被嵌合部82Bの嵌合位置が嵌合機器10の前側にずれている場合を説明する。
このように嵌合部72A及び被嵌合部82Aの嵌合位置に対して嵌合部72B及び被嵌合部82Bの嵌合位置が嵌合機器10の前側にずれている場合には、嵌合部72B及び被嵌合部82Bの嵌合よりも先に嵌合部72A及び被嵌合部82Aの嵌合が完了する。このとき、嵌合部72B及び被嵌合部82Bの嵌合は完了されていないので、ハンドルレバー44A、44Bの他端が利用者によってさらに押下される。
このようにハンドルレバー44A、44Bの他端が利用者によってさらに押下されると、ハンドルレバー44A、44B及びプレスレバー42A、42Bが矢印R方向にさらに回転し、プレス部材16が可動部材14A、14Bの側にさらに移動する。このとき、嵌合部72A及び被嵌合部82Aの嵌合が完了しているため、可動部材14Aの移動が規制される。このため、プレス部材16の移動に伴い弾性部材18Aが圧縮する(図8、図10の各下図参照)。
一方、嵌合部72B及び被嵌合部82Bの嵌合は完了していないため、弾性部材18Bは圧縮せず、可動部材14Bは、プレス部材16に対して弾性支持された状態でプレス部材16の移動に伴い独立して移動する。そして、可動部材14Bの移動に伴い被嵌合部82Bが嵌合部72Bに嵌合される(図9、図10の各下図参照)。
このように、嵌合部72A及び被嵌合部82Aの嵌合位置に対して嵌合部72B及び被嵌合部82Bの嵌合位置が嵌合機器10の前側にずれている場合には、先に嵌合部72A及び被嵌合部82Aの嵌合が完了する。そして、弾性部材18Aが圧縮することで嵌合位置の位置ずれが吸収され、次いで、嵌合部72B及び被嵌合部82Bが嵌合される。
なお、上記とは逆に、嵌合部72B及び被嵌合部82Bの嵌合位置に対して嵌合部72A及び被嵌合部82Aの嵌合位置が嵌合機器10の前側にずれている場合には、先に嵌合部72B及び被嵌合部82Bの嵌合が完了する。そして、弾性部材18Bが圧縮することで嵌合位置の位置ずれが吸収され、次いで、嵌合部72A及び被嵌合部82Aが嵌合される。
次に、本実施形態の作用及び効果を説明する。
以上詳述した通り、本実施形態に係る嵌合機器10では、可動部材14A、14Bとプレス部材16との間に、弾性部材18A、18Bがそれぞれ介在されている。したがって、嵌合部72A、72B及び被嵌合部82A、82Bの嵌合位置にばらつきが生じている場合でも、弾性部材18A、18Bのいずれかが圧縮することで嵌合位置のずれを吸収できる。これにより、嵌合部72A、72B及び被嵌合部82A、82Bの嵌合位置にばらつきが生じている場合でも、被嵌合部82A、82Bを嵌合部72A、72Bに嵌合させることができる。
また、ハンドルレバー44A、44Bの他端を押下するという操作により、被嵌合部82A、82Bを嵌合部72A、72Bに嵌合させることができるので、被嵌合部82A、82Bを嵌合部72A、72Bに嵌合させる際の作業性を向上させることができる。
また、プレス部材16を可動部材14A、14Bの側に押圧する押圧機構として、機械的な構成であるレバー機構20を用いているので、例えば、モータ駆動装置等の電気的な構成を用いる場合に比して、コストダウンできる。
また、ハンドルレバー44A、44Bは、プレスレバー42A、42Bよりも長さが長いので、梃の原理により、小さい力で被嵌合部82A、82Bを嵌合部72A、72Bに嵌合させることができる。これにより、嵌合部72A、72B及び被嵌合部82A、82Bの大型化により嵌合に要する力が大きい場合でも、被嵌合部82A、82Bを嵌合部72A、72Bに容易に嵌合することができる。
また、第一保持部22A、22Bに形成された第一保持溝24A、24Bと、第二保持部32A、32Bに形成された第二保持溝34A、34Bは、互いに開口方向が同じである。したがって、嵌合部72A、72B及び被嵌合部82A、82Bに対して、嵌合機器10を上側から降下させることで、嵌合部72A、72Bを第一保持部22A、22Bで保持できると共に、被嵌合部82A、82Bを第二保持部32A、32Bで保持できる。これにより、嵌合機器10に嵌合部72A、72B及び被嵌合部82A、82Bをセットする際の作業性を向上させることができる。
また、可動部材14A、弾性部材18A、及び、プレスレバー42Aは、嵌合機器10の平面視で一直線上に配置されている(図5、図6参照)。同様に、可動部材14B、弾性部材18B、及び、プレスレバー42Bは、嵌合機器10の平面視で一直線上に配置されている。これにより、弾性部材18A、18Bを介してプレスレバー42A、42Bの荷重を可動部材14A、14Bに効率よく伝達できる。
次に、本実施形態の変形例を説明する。
上記実施形態において、嵌合部72A、72Bは、ホース70A、70Bに設けられ、被嵌合部82A、82Bは、流体ポンプ80の吸入管84A及び吐出管84Bに設けられている。しかしながら、嵌合部72A、72Bは、流体ポンプ80の吸入管84A及び吐出管84Bに設けられ、被嵌合部82A、82Bは、ホース70A、70Bに設けられていてもよい。
また、嵌合部72A、72Bは、プラグ状に形成され、被嵌合部82A、82Bは、ソケット状に形成されている。しかしながら、嵌合部72A、72Bは、ソケット状に形成され、被嵌合部82A、82Bは、プラグ状に形成されていてもよい。
また、嵌合機器10は、基地局の装置を冷却する水冷機構に適用される流体ポンプ80とホース70A、70Bとの接続に利用されている。しかしながら、嵌合機器10は、基地局の装置を冷却する水冷機構以外の装置の流体ポンプとホースとの接続に利用されてもよい。
また、嵌合部72A、72B及び被嵌合部82A、82Bは、流体ポンプ80及びホース70A、70Bに設けられている。しかしながら、嵌合部72A、72B及び被嵌合部82A、82Bは、流体ポンプ80及びホース70A、70B以外の装置や部材に設けられてもよい。また、嵌合部72A、72B及び被嵌合部82A、82Bは、流体を搬送する機械的な接続以外に、例えばコネクタ等の電気的な接続を行う装置や部材に適用されてもよい。
また、嵌合機器10は、一対の第一保持部22A、22B及び一対の第二保持部32A、32Bを備えている。しかしながら、嵌合機器10は、三つ以上の第一保持部と、第一保持部と同じ数の第二保持部を備えていてもよい。そして、嵌合機器10は、三つ以上の嵌合部と、嵌合部と同じ数の被嵌合部の嵌合に利用されてもよい。
また、第一保持溝24A、24B及び第二保持溝34A、34Bは、好ましくは、同じ方向に開口する。しかしながら、第一保持溝24A、24B及び第二保持溝34A、34Bは、異なる方向に開口していてもよい。
また、吐出管84Bの中心軸線は、吸入管84Aの中心軸線に対して傾斜され、被嵌合部82Bの先端部は、被嵌合部82Aの先端部に対して流体ポンプ80の中心軸線側にオフセットされている。しかしながら、吸入管84A及び吐出管84Bは、平行に形成され、被嵌合部82A及び被嵌合部82Bの先端部は、吸入管84A及び吐出管84Bの長さ方向の同じ位置にあってもよい。
また、この場合に、第一保持部22A及び第一保持部22Bは、平行に形成されると共に嵌合機器10の前後方向の同じ位置に配置されてもよい。同様に、第二保持部32A及び第二保持部32Bは、平行に形成されると共に嵌合機器10の前後方向の同じ位置に配置されてもよい。
また、固定部材12は、一対の第一保持部22A、22Bを有する。しかしながら、固定部材12は、共通の第一保持部で一対の嵌合部72A、72Bを保持する構成でもよい。
また、弾性部材18A、18Bには、一例として、コイルスプリングが用いられている。しかしながら、弾性部材18A、18Bには、コイルスプリング以外の弾性部材が用いられてもよい。
また、嵌合機器10は、押圧機構の一例として、プレスレバー42A、42B及びハンドルレバー44A、44Bを有するレバー機構20を備えている。しかしながら、嵌合機器10は、プレス部材16を複数の可動部材14A、14Bの側に押圧するモータ駆動装置等の電気的な構成である押圧機構を備えていてもよい。
また、レバー機構20は、一対のプレスレバー42A、42Bを有している。しかしながら、レバー機構20におけるプレスレバーの数は、一つでもよい。
また、上記複数の変形例のうち組み合わせ可能な変形例は、適宜組み合わされてもよい。
以上、本願の開示する技術の一実施形態を説明したが、本願の開示する技術は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
なお、上述の本願の開示する技術の一実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
複数の嵌合部を保持する第一保持部を有する固定部材と、
前記複数の嵌合部にそれぞれ嵌合される複数の被嵌合部を保持する第二保持部をそれぞれ有すると共に、前記複数の被嵌合部を前記複数の嵌合部に嵌合する位置へ互いに独立して移動可能な複数の可動部材と、
前記複数の可動部材に対する前記固定部材と反対側に配置され、前記複数の可動部材の側へ移動可能なプレス部材と、
前記複数の可動部材と前記プレス部材との間にそれぞれ介在された複数の弾性部材と、
前記プレス部材を前記複数の可動部材の側に押圧する押圧機構と、
を備える嵌合機器。
(付記2)
前記押圧機構は、一端が前記プレス部材に当接し、前記プレス部材を前記複数の可動部材の側に押圧する方向に回転するプレスレバーを有するレバー機構である、
付記1に記載の嵌合機器。
(付記3)
前記レバー機構は、一端が前記プレスレバーの他端と固定され、前記プレスレバーよりも長さが長いハンドルレバーを有する、
付記2に記載の嵌合機器。
(付記4)
前記レバー機構は、複数の前記プレスレバーを有し、
前記可動部材、前記弾性部材、及び、前記プレスレバーは、平面視で一直線上に配置されている、
付記2又は付記3に記載の嵌合機器。
(付記5)
前記第一保持部は、前記嵌合部を保持する第一保持溝を有し、
前記第二保持部は、前記第一保持溝の開口方向と同じ方向に開口し、前記被嵌合部を保持する第二保持溝を有する、
付記1~付記4のいずれか一項に記載の嵌合機器。
(付記6)
前記弾性部材は、前記プレス部材が前記複数の可動部材の側に移動するときに、前記被嵌合部が前記嵌合部に嵌合されるまで前記可動部材を前記プレス部材に対して弾性支持する弾性力に設定されている、
付記1~付記5のいずれか一項に記載の嵌合機器。
10 嵌合機器
12 固定部材
14A、14B 可動部材
16 プレス部材
18A、18B 弾性部材
20 レバー機構(押圧機構の一例)
22A、22B 第一保持部
24A、24B 第一保持溝
32A、32B 第二保持部
34A、34B 第二保持溝
42A、42B プレスレバー
44A、44B ハンドルレバー
70A ホース
72A、72B 嵌合部
80 流体ポンプ
82A、82B 被嵌合部
84A 吸入管
84B 吐出管

Claims (4)

  1. 複数の嵌合部を保持する第一保持部を有する固定部材と、
    前記複数の嵌合部にそれぞれ嵌合される複数の被嵌合部を保持する第二保持部をそれぞれ有すると共に、前記複数の被嵌合部を前記複数の嵌合部に嵌合する位置へ互いに独立して移動可能な複数の可動部材と、
    前記複数の可動部材に対する前記固定部材と反対側に配置され、前記複数の可動部材の側へ移動可能な単一のプレス部材と、
    前記複数の可動部材と前記単一のプレス部材との間にそれぞれ介在された複数の弾性部材と、
    前記単一のプレス部材を前記複数の可動部材の側に押圧する押圧機構と、
    を備える嵌合機器。
  2. 前記押圧機構は、一端が前記単一のプレス部材に当接し、前記単一のプレス部材を前記複数の可動部材の側に押圧する方向に回転するプレスレバーを有するレバー機構である、
    請求項1に記載の嵌合機器。
  3. 前記レバー機構は、一端が前記プレスレバーの他端と固定され、前記プレスレバーよりも長さが長いハンドルレバーを有する、
    請求項2に記載の嵌合機器。
  4. 前記弾性部材は、前記単一のプレス部材が前記複数の可動部材の側に移動するときに、前記被嵌合部が前記嵌合部に嵌合されるまで前記可動部材を前記単一のプレス部材に対して弾性支持する弾性力に設定されている、
    請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の嵌合機器。
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