JP7150866B2 - 顕微鏡システム、投影ユニット、及び、画像投影方法 - Google Patents

顕微鏡システム、投影ユニット、及び、画像投影方法 Download PDF

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Description

本明細書の開示は、顕微鏡システム、投影ユニット、及び、画像投影方法に関する。
病理診断における病理医の負担を軽減する技術の一つとして、WSI(Whole Slide Imaging)技術が注目されている。WSI技術とはスライドガラス上の検体全域のデジタル画像であるWSI(Whole Slide Image)を作成する技術である。デジタル画像であるWSIをモニタに表示して診断を行うことで、病理医は様々なメリットを享受することができる。具体的には、診断中に面倒な顕微鏡操作が不要となる、表示倍率を容易に変更することができる、複数名の病理医が同時に診断に関与することができる、などのメリットが挙げられる。このようなWSI技術については、例えば、特許文献1に記載されている。
特表2001-519944号公報
その一方で、WSI技術を適用したシステム(以降、WSIシステムと記す。)には高い性能が要求される。具体的には、例えば、病理診断では色、濃淡の情報が極めて重要であることから、WSIシステムには、高い色再現性、広いダイナミックレンジが要求される。このため、WSIシステムを構成する各機器は高い性能を有する高価なものとならざるを得ず、その結果、WSIシステムを導入することができるユーザが限られてしまう。
このような実情から、病理医が光学顕微鏡によって得られる光学画像(アナログ画像)に基づいて行う病理診断を補助することで、病理医の負担を軽減する新たな技術が求められている。
本発明の一側面に係る目的は、病理医による光学画像に基づく病理診断を補助する診断補助技術を提供することである。
本発明の一態様に係る顕微鏡システムは、接眼レンズと、試料からの光を前記接眼レンズへ導く対物レンズと、前記接眼レンズと前記対物レンズの間の光路上に配置され、前記試料からの光に基づいて前記試料の光学画像を形成する結像レンズと、前記試料からの光を検出する光検出器であって、前記試料のデジタル画像データは前記光検出器での検出結果に基づいて生成される、前記光検出器と、訓練済みのニューラルネットワークを用いて前記デジタル画像データを解析して解析結果を出力する画像解析部と、前記光学画像が形成されている像面へ第1投影画像と第2投影画像とを互いに区別可能に投影する投影装置であって、前記第1投影画像は、前記画像解析部による前記解析結果に基づく画像であり、前記第2投影画像は、前記光学画像が形成されている前記像面に前記第1投影画像が投影されている期間中の利用者による入力操作に基づく前記試料へのアノテーションにより生成された画像を含む、前記投影装置と、前記デジタル画像データと、前記第2投影画像を表現する第2投影画像データとを関連付けて記録する画像記録部を備え、前記画像解析部は、前記デジタル画像データが表現するデジタル画像に写る一つ以上の構造物を一つ以上のクラスに分類し、前記一つ以上のクラスのうちの少なくとも一つのクラスに分類された構造物の位置を特定する情報を含む前記解析結果を出力し、前記第1投影画像は、前記少なくとも一つのクラスに分類された構造物の位置を表す図形を含む。
本発明の一態様に係る投影ユニットは、対物レンズと結像レンズと接眼レンズを備える顕微鏡用の投影ユニットであって、試料からの光に基づいて前記試料のデジタル画像データを取得する撮像装置と、訓練済みのニューラルネットワークを用いて前記デジタル画像データを解析して解析結果を出力する画像解析部と、前記結像レンズにより前記試料の光学画像が形成されている像面へ第1投影画像と第2投影画像とを互いに区別可能に投影する投影装置であって、前記第1投影画像は、前記画像解析部による前記解析結果に基づく画像であり、前記第2投影画像は、前記光学画像が形成されている前記像面に前記第1投影画像が投影されている期間中の利用者による入力操作に基づく前記試料へのアノテーションにより生成された画像を含む、前記投影装置と、前記デジタル画像データと、前記第2投影画像を表現する第2投影画像データとを関連付けて記録する画像記録部を備え、前記画像解析部は、前記デジタル画像データが表現するデジタル画像に写る一つ以上の構造物を一つ以上のクラスに分類し、前記一つ以上のクラスのうちの少なくとも一つのクラスに分類された構造物の位置を特定する情報を含む前記解析結果を出力し、前記第1投影画像は、前記少なくとも一つのクラスに分類された構造物の位置を表す図形を含む。
本発明の一態様に係る画像投影方法は、顕微鏡システムが行う画像投影方法であって、前記顕微鏡システムは、試料のデジタル画像データを取得することと、利用者の入力操作の情報を取得することと、前記試料からの光に基づいて前記試料の光学画像が形成された像面へ、第1投影画像と第2投影画像とを互いに区別可能に投影することと、訓練済みのニューラルネットワークを用いて前記デジタル画像データを解析して解析結果を出力することと、前記デジタル画像データと、前記第2投影画像を表現する第2投影画像データとを関連付けて記録することと、を含み、前記解析結果を出力することは、前記デジタル画像データが表現するデジタル画像に写る一つ以上の構造物を一つ以上のクラスに分類することと、前記一つ以上のクラスのうちの少なくとも一つのクラスに分類された構造物の位置を特定する情報を含む前記解析結果を出力することと、を含み、前記第1投影画像は、前記少なくとも一つのクラスに分類された構造物の位置を表す図形を含む、前記解析結果に基づく画像であり、前記第2投影画像は、前記光学画像が形成されている前記像面に前記第1投影画像が投影されている期間中の前記入力操作に基づく前記試料へのアノテーションにより生成された画像を含む。
上記の態様によれば、病理医による光学画像に基づく病理診断を補助することができる。
顕微鏡システム1の構成を示した図である。 コンピュータ20の構成を示した図である。 顕微鏡システム1が行う画像投影処理のフローチャートである。 細胞の分布を例示した図である。 顕微鏡システム1を用いて行われる観察の一例を示した図である。 顕微鏡システム1を用いて行われる観察の別の例を示した図である。 顕微鏡システム1を用いて行われる観察の更に別の例を示した図である。 ニューラルネットワークの構成を示した図である。 顕微鏡システム2の構成を示した図である。 顕微鏡システム3と外部閲覧システム300を含む診断補助システムの構成を示した図である。 顕微鏡システム3を用いて行われる観察の一例を示した図である。 顕微鏡500の構成を示した図である。 顕微鏡600の構成を示した図である。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係る顕微鏡システム1の構成を示した図である。図2は、コンピュータ20の構成を示した図である。顕微鏡システム1は、病理医が病理診断で用いる顕微鏡システムであり、少なくとも、対物レンズ102と、結像レンズ103と、接眼レンズ104と、投影装置133を備えている。
顕微鏡システム1は、対物レンズ102と結像レンズ103によって試料の光学画像が形成されている像面に、投影装置133を用いて二種類の投影画像を投影する。より具体的には、二種類の投影画像は、コンピュータによる解析結果に基づく第1投影画像と、病理医を含む顕微鏡システム1の利用者の入力操作に基づく投影画像である。これにより、病理医は、光学画像にこれらの投影画像が重畳した画像を見ることになる。このため、顕微鏡システム1は、接眼レンズ104を覗いて試料を観察中の病理医に、病理診断を補助する種々の情報を提供することができる。
以下、図1及び図2を参照しながら、顕微鏡システム1の構成の具体例について詳細に説明する。顕微鏡システム1は、図1に示すように、顕微鏡100と、顕微鏡コントローラ10と、コンピュータ20と、表示装置30と、入力装置40と、識別装置50と、を備えている。
顕微鏡100は、例えば、正立顕微鏡であり、顕微鏡本体110と、鏡筒120と、中間鏡筒130を備えている。なお、顕微鏡100は、倒立顕微鏡であってもよい。
顕微鏡本体110は、試料を載置するステージ101と、試料からの光を接眼レンズ104に導く対物レンズ(対物レンズ102、対物レンズ102a)と、落射照明光学系と、透過照明光学系と、を備えている。ステージ101は、手動ステージであっても、電動ステージであってもよい。レボルバには、倍率の異なる複数の対物レンズが装着されていることが望ましい。例えば、対物レンズ102は、4倍の対物レンズであり、対物レンズ102aは、20倍の対物レンズである。なお、顕微鏡本体110は、落射照明光学系と透過照明光学系の少なくとも一方を備えていれば良い。
顕微鏡本体110は、さらに、顕鏡法を切り換えるためのターレット111を備えている。ターレット111には、例えば、蛍光観察法で用いられる蛍光キューブ、明視野観察法で用いられるハーフミラーなどが配置されている。その他、顕微鏡本体110は、特定の顕鏡法で用いられる光学素子を光路に対して挿脱自在に備えていても良い。具体的には、顕微鏡本体110は、例えば、微分干渉観察法で用いられるDICプリズム、ポラライザ、アナライザなどを備えても良い。
鏡筒120は、接眼レンズ104が装着された、単眼鏡筒又は双眼鏡筒である。鏡筒120内には、結像レンズ103が設けられる。結像レンズ103は、対物レンズ102と接眼レンズ104の間の光路上に配置されている。結像レンズ103は、接眼レンズ104と結像レンズ103の間の像面に、試料からの光に基づいて試料の光学画像を形成する。また、結像レンズ103は、像面に、投影装置133からの光に基づいて後述する投影画像も形成する。これにより、像面において光学画像に投影画像が重畳される。
中間鏡筒130は、顕微鏡本体110と鏡筒120の間に設けられている。中間鏡筒130は、撮像素子131と、光偏向素子132と、投影装置133と、光偏向素子134と、を備えている。
撮像素子131は、試料からの光を検出する光検出器の一例である。撮像素子131は、二次元イメージセンサであり、例えば、CCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサなどである。撮像素子131は、試料からの光を検出し、その検出結果に基づいて試料のデジタル画像データを生成する。
光偏向素子132は、試料からの光を撮像素子131に向けて偏向する第1光偏向素子の一例である。光偏向素子132は、例えば、ハーフミラーなどのビームスプリッタである。光偏向素子132には、透過率と反射率を可変する可変ビームスプリッタが用いられても良い。光偏向素子132は、接眼レンズ104と対物レンズ102の間の光路上に配置される。これにより、撮像素子131で目視観察と同じ方向から見た試料のデジタル画像を得ることが可能となる。
投影装置133は、コンピュータ20からの命令に従って、後述する第1投影画像と第2投影画像を互いに区別可能に像面に投影する投影装置である。投影装置133は、例えば、液晶デバイスを用いたプロジェクタ、デジタルミラーデバイスを用いたプロジェクタ、LCOSを用いたプロジェクタなどである。
光偏向素子134は、投影装置133から出射した光を像面に向けて偏向する第2光偏向素子の一例である。光偏向素子134は、例えば、ハーフミラーなどのビームスプリッタである。光偏向素子134には、透過率と反射率を可変する可変ビームスプリッタが用いられても良い。光偏向素子134には、ダイクロイックミラーなどが用いられても良い。光偏向素子134は、像面と光偏向素子132の間の光路上に配置される。これにより、投影装置133からの光が撮像素子131へ入射することを回避することができる。
顕微鏡コントローラ10は、顕微鏡100、特に、顕微鏡本体110を制御する。顕微鏡コントローラ10は、コンピュータ20と顕微鏡100に接続されていて、コンピュータ20からの命令に応じて顕微鏡100を制御する。
表示装置30は、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(OLED)ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイなどである。入力装置40は、利用者の入力操作に応じた操作信号をコンピュータ20へ出力する。入力装置40は、例えば、キーボードであるが、マウス、ジョイスティック、タッチパネルなどを含んでもよい。
識別装置50は、試料に付加された識別情報を取得する装置である。識別情報は、少なくとも試料を識別する情報を含んでいる。識別情報には、試料の解析方法についての情報などが含まれても良い。識別装置50は、例えば、バーコードリーダ、RFIDリーダ、QRコード(登録商標)リーダなどである。
コンピュータ20は、顕微鏡システム1全体を制御する。コンピュータ20は、顕微鏡100、顕微鏡コントローラ10、表示装置30、入力装置40、及び、識別装置50に接続されている。コンピュータ20は、主に投影装置133の制御に関連する構成要素として、図1に示すように、カメラ制御部21、画像解析部22、移動量算出部22a、投影画像生成部23、情報取得部24、投影制御部25、画像記録部26、画像合成部27、表示制御部28を備えている。
カメラ制御部21は、撮像素子131を制御することで、試料のデジタル画像データを取得する。カメラ制御部21が取得したデジタル画像データは、画像解析部22、移動量算出部22a、画像記録部26、及び画像合成部27へ出力される。
画像解析部22は、カメラ制御部21が取得したデジタル画像データを解析し、解析結果を投影画像生成部23へ出力する。画像解析部22が行う解析処理の内容は特に限定しない。画像解析部22は、例えば、デジタル画像データが表現するデジタル画像に写る一つ以上の構造物を一つ以上のクラスに分類し、その一つ以上のクラスのうちの少なくとも一つのクラスに分類された構造物の位置を特定する情報を含む解析結果を出力してもよい。より具体的には、画像解析部22は、デジタル画像に写る細胞を分類し、特定細胞の輪郭を特定する情報とその特定細胞の核の輪郭を特定する情報を含む解析結果を出力しても良い。
移動量算出部22aは、カメラ制御部21が取得したデジタル画像データを解析し、ステージ101の移動量を算出する。具体的には、異なる時刻に取得したデジタル画像データを比較することでステージ101の移動量を算出する。移動量算出部22aが算出した移動量は、投影画像生成部23へ出力される。
投影画像生成部23は、第1投影画像データと第2投影画像データを生成する。第1投影画像データが表現する第1投影画像は、コンピュータ20による試料のデジタル画像データの解析結果に基づく画像である。第2投影画像データが表現する第2投影画像は、利用者の入力操作に基づく画像である。投影画像生成部23で生成された第1投影画像と第2投影画像は、投影制御部25、画像記録部26、及び、画像合成部27へ出力される。
投影画像生成部23は、第1投影画像の表示形式と第2投影画像の表示形式が異なるように、第1投影画像データと第2投影画像データを生成することが望ましい。なお、表示形式には、例えば、画像の色又は画像を構成する線の書式が含まれる。線の書式には、線の色、種類、太さなどが含まれる。
投影画像生成部23は、画像解析部22から出力された解析結果に基づいて第1投影画像データを生成する。例えば、解析結果が少なくとも一つのクラスに分類された構造物の位置を特定する情報を含む場合であれば、投影画像生成部23が生成する第1投影画像データは、その少なくとも一つのクラスに分類された構造物の位置を特定する図形を含む第1投影画像を表現する。また、解析結果が特定細胞の輪郭を特定する情報とその特定細胞の核の輪郭を特定する情報を含む場合であれば、第1投影画像データは、特定細胞の輪郭に重畳する閉曲線とその特定細胞の核の輪郭に重畳する閉曲線を含む第1投影画像を表現する。なお、特定細胞の輪郭を特定する閉曲線と核の輪郭を特定する閉曲線は、異なる色を有してもよい。
投影画像生成部23は、少なくとも後述する情報取得部24で取得した操作情報に基づいて第2投影画像データを生成する。例えば、操作情報が、注目すべき領域を指定する利用者の操作によって得られた情報の場合であれば、投影画像生成部23が生成する第2投影画像データは、利用者が指定した注目すべき領域(以降、ROIと記す。)を表す図形を含む第2投影画像を表現する。ROIを表す図形は、例えば、ROIの輪郭に重畳する閉曲線である。また、操作情報が、利用者がコメントを入力する操作によって得られた情報の場合であれば、投影画像生成部23が生成する第2投影画像データは、利用者が入力したコメントを含む第2投影画像を表現する。
投影画像生成部23は、入力操作と移動量算出部22aで取得したステージ101の移動量に基づいて第2投影画像データを生成しても良い。これは、情報取得部24で操作情報を取得して以降にステージ101が移動した場合に特に有効である。これにより、投影画像生成部23は、利用者が改めてROIを指定することなしに、ステージ101の移動量に応じて第2投影画像に含まれるROIを表す図形の像面上の位置を変更することが可能となる。
投影画像生成部23は、入力操作と像面に形成される光学画像の倍率に基づいて第2投影画像データを生成しても良い。これは、情報取得部24で操作情報を取得して以降に光学画像の倍率が変更された場合に特に有効である。これにより、投影画像生成部23は、利用者が改めてROIを指定することなしに、光学画像の倍率に応じて第2投影画像に含まれる図形の像面上の大きさを変更することが可能となる。
情報取得部24は、コンピュータ20外部の装置から情報を取得する。具体的には、情報取得部24は、入力装置40からの操作信号に基づいて利用者の操作情報を取得する。また、情報取得部24は、識別装置50から識別情報を取得する。なお、利用者の操作情報は、利用者が像面に情報を表示するために入力装置40を操作することで生成される情報である。
投影制御部25は、投影装置133を制御することで、像面への第1投影画像及び第2投影画像の投影を制御する。投影制御部25は、投影装置133を制御して、第1投影画像の投影期間と第2投影画像の投影期間が異ならせてもよい。具体的には、投影制御部25は、例えば、第1投影画像が定期的に投影され、第2投影画像が常時投影されるように、投影期間を調整してもよい。また、投影制御部25は、顕微鏡システム1の設定に応じて投影装置133を制御しても良い。具体的には、投影制御部25は、顕微鏡システム1の設定に応じて、像面に第1投影画像と第2投影画像のそれぞれを投影するか否かを決定してもよく、顕微鏡システム1が所定の設定のときに、投影装置133が像面へ第1投影画像と第2投影画像を投影するように、投影装置133を制御しても良い。つまり、顕微鏡システム1は、第1投影画像と第2投影画像のそれぞれを像面に投影するか否かを設定によって変更することができる。
画像記録部26は、デジタル画像データと、第1投影画像データと、第2投影画像データを記録する。具体的には、画像記録部26は、デジタル画像データとは異なる領域に、第1投影画像データと第2投影画像データのそれぞれを、デジタル画像データと関連付けて記録する。これにより、互いに関連するデジタル画像データと第1投影画像データと第2投影画像データを、必要に応じて個別に読み出すことが可能となる。さらに、画像記録部26は、試料に付加された識別情報を、識別装置50及び情報取得部24を経由して取得し、取得した識別情報をデジタル画像データと関連付けて記録しても良い。また、画像記録部26は、利用者による記録指示の入力を検出したときに、デジタル画像データと、第1投影画像データと、第2投影画像データを記録してもよい。
画像合成部27は、デジタル画像データと第1投影画像データと第2投影画像データに基づいて、デジタル画像と第1投影画像と第2投影画像が合成された合成画像の画像データを生成し、表示制御部28へ出力する。
表示制御部28は、画像合成部27から出力された合成画像データに基づいて、合成画像を表示装置30に表示する。なお、表示制御部28は、デジタル画像データに基づいてデジタル画像を単独で表示装置30に表示してもよい。
なお、コンピュータ20は、汎用装置であっても、専用装置であってもよい。コンピュータ20は、特にこの構成に限定されるものではないが、例えば、図2に示すような物理構成を有してもよい。具体的には、コンピュータ20は、プロセッサ20a、メモリ20b、補助記憶装置20c、入出力インタフェース20d、媒体駆動装置20e、通信制御装置20fを備えてもよく、それらが互いにバス20gによって接続されてもよい。
プロセッサ20aは、例えば、CPU(Central Processing Unit)を含む、任意の処理回路である。プロセッサ20aは、メモリ20b、補助記憶装置20c、記憶媒体20hに格納されているプログラムを実行してプログラムされた処理を行うことで、上述した投影装置133の制御に関連する構成要素(カメラ制御部21、画像解析部22、投影画像生成部23等)を実現しても良い。また、プロセッサ20aは、ASIC、FPGA等の専用プロセッサを用いて構成されてもよい。
メモリ20bは、プロセッサ20aのワーキングメモリである。メモリ20bは、たとえば、RAM(Random Access Memory)等の任意の半導体メモリである。補助記憶装置20cは、EPROM(Erasable Programmable ROM)、ハードディスクドライブ(Hard Disc Drive)等の不揮発性のメモリである。入出力インタフェース20dは、外部装置(顕微鏡100、顕微鏡コントローラ10、表示装置30、入力装置40、識別装置50)と情報をやり取りする。
媒体駆動装置20eは、メモリ20b及び補助記憶装置20cに格納されているデータを記憶媒体20hに出力することができ、また、記憶媒体20hからプログラム及びデータ等を読み出すことができる。記憶媒体20hは、持ち運びが可能な任意の記録媒体である。記憶媒体20hには、例えば、SDカード、USB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリ、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)などが含まれる。
通信制御装置20fは、ネットワークへの情報の入出力を行う。通信制御装置20fとしては、例えば、NIC(Network Interface Card)、無線LAN(Local Area Network)カード等が採用され得る。バス20gは、プロセッサ20a、メモリ20b、補助記憶装置20c等を、相互にデータの授受可能に接続する。
以上のように構成された顕微鏡システム1は、図3に示す画像投影処理を行う。図3は、顕微鏡システム1が行う画像投影処理のフローチャートである。以下、図3を参照しながら、顕微鏡システム1の画像投影方法について説明する。
まず、顕微鏡システム1は、試料の光学画像を像面に投影する(ステップS1)。ここでは、対物レンズ102が取り込んだ試料からの光を結像レンズ103が像面に集光し、試料の光学像を形成する。
さらに、顕微鏡システム1は、試料のデジタル画像データを取得する(ステップS2)。ここでは、対物レンズ102が取り込んだ試料からの光の一部を光偏向素子132が撮像素子131へ向けて偏向する。撮像素子131は、光偏向素子132で偏向された光に基づいて試料を撮像することでデジタル画像データを生成する。
その後、顕微鏡システム1は、デジタル画像データの解析結果に基づいて第1投影画像データを生成する(ステップS3)。ここでは、カメラ制御部21を経由してデジタル画像データを取得した画像解析部22が解析処理を行い、投影画像生成部23がその解析結果に基づいて第1投影画像データを生成する。
第1投影画像データが生成されると、顕微鏡システム1は、第1投影画像を像面に投影する(ステップS4)。ここでは、投影制御部25が第1投影画像データに基づいて投影装置133を制御することで、投影装置133が第1投影画像を像面に投影する。これにより、試料の光学画像上に第1投影画像が重畳される。
さらに、顕微鏡システム1は、利用者の入力操作に基づいて第2投影画像データを生成する(ステップS5)。ここでは、投影画像生成部23が入力装置40及び情報取得部24を経由して取得した操作情報に基づいて第2投影画像データを生成する。
最後に、顕微鏡システム1は、第2投影画像を像面に第1投影画像と区別可能に投影する(ステップS6)。ここでは、投影制御部25が第2投影画像データに基づいて投影装置133を制御することで、投影装置133が第2投影画像を第1投影画像と区別可能に像面に投影する。より具体的には、例えば、第1投影画像の表示形式と第2投影画像の表示形式が異なる場合には、投影装置133は、第1投影画像と第2投影画像を表示形式の違いにより区別可能に投影する。一方、例えば、第1投影画像の表示形式と第2投影画像の表示形式が同じ場合には、第1投影画像の投影期間と第2投影画像の投影期間を異ならせることで、第1投影画像と第2投影画像を区別可能に投影する。
顕微鏡システム1では、コンピュータによる画像解析結果と利用者が入力操作によって付加した情報とが光学画像上に表示される。これにより、病理医は、試料の光学画像に基づく病理診断中に、接眼レンズから目を離すことなく診断を補助する種々の情報を得ることができる。このため、顕微鏡システム1によれば、病理医の作業負担を軽減することができる。特に、コンピュータによる画像解析結果が表示されることで、病理医は、病理診断において判断の基礎となる種々の情報を得ることができる。また、利用者の入力操作に基づく画像が表示されることで、病理医は、例えば、経験豊富な他の病理医によるアドバイスをリアルタイムで得ることができる。このように、顕微鏡システム1によれば、光学画像に基づく病理診断を補助することができる。
さらに、顕微鏡システム1では、光学画像上に付加情報を表示することで、病理診断を補助する。このため、デジタル画像に基づいて病理診断を行うWSIシステムとは異なり高価な機器を必要としない。従って、顕微鏡システム1によれば、大幅な機器コストの上昇を回避しながら病理医の負担軽減を図ることができる。また、WSIシステムで病理診断を行うためには、事前にWSI(Whole Slide Image)を作成する必要があるが、顕微鏡システム1では、事前準備が不要であり、即座に診断作業を開始することができる。
図4は、スライドガラスSG上における細胞の分布を例示した図である。図5から図7は、顕微鏡システム1を用いて行われる観察の例を示した図である。以下、図4から図7を参照しながら、図3に示す画像投影処理を実行する顕微鏡システム1を用いた観察の様子を具体的に説明する。
まず、図5を参照しながら、図4に示すスライドガラスSG上で、顕微鏡システム1の視野を視野F1に固定しながら観察を行う場合について、説明する。
顕微鏡システム1を用いた観察を開始し、接眼レンズ104を覗くと、病理医は細胞C1が写った画像V1を観察することができる。画像V1は、像面に形成された、視野F1に対応する光学画像である。このとき、表示装置30には、撮像素子131で生成されたデジタル画像データに基づいて、画像V1に対応する画像M1が表示されている。
なお、以降では、病理医が接眼レンズ104を用いて観察する画像を目視画像と記し、表示装置30に表示されている画像をモニタ画像と記す。
その後、コンピュータ20により、デジタル画像データが解析され、細胞C1の輪郭と細胞C1の核の輪郭が特定されると、第1投影画像である投影画像P1が像面に投影される。なお、投影画像P1に含まれるマークCCは細胞の輪郭を示し、マークNCは細胞の核の輪郭を示している。これにより、病理医は画像V1に投影画像P1が重畳された画像V2を観察する。このとき、表示装置30には、画像M1と投影画像P1が合成された画像M2が表示されている。
最後に、顕微鏡システム1の利用者が入力装置40を用いてROIを指定すると、第2投影画像である投影画像P2が像面に投影される。なお、利用者は、例えばモニタ画像を観察している経験豊富な補助者であり、投影画像P2に含まれるマークURはROIを示している。これにより、病理医は画像V2に投影画像P2が重畳された画像V3を観察することができる。このとき、表示装置30には、画像M2と投影画像P2が合成された画像M3が表示されている。
図5に示す例では、細胞C1の輪郭と核の輪郭が第1投影画像によって強調される。このため、病理医は細胞C1の存在を見逃すことなく確実に認識した上で診断を下すことができる。また、経験豊富な補助者が指定した注目領域が第2投影画像によって示される。このため、病理医は特に注目すべき領域を慎重に観察して診断を下すことができる。
次に、図6を参照しながら、図4に示すスライドガラスSG上で、顕微鏡システム1の視野を視野F1から視野F2に移動しながら観察を行う場合について、説明する。
病理医が図5に示す画像V3を観察している状態から、顕微鏡システム1の視野を視野F1から視野F2に移動すると、病理医は細胞C1と細胞C2が写った画像V4を観察することができる。画像V4は、像面に形成された、視野F2に対応する光学画像である。このとき、表示装置30には、撮像素子131で生成されたデジタル画像データに基づいて、画像V4に対応する画像M4が表示されている。
その後、コンピュータ20によってデジタル画像データが解析され、細胞C1と細胞C2それぞれの輪郭と細胞C1の核と細胞C2の核のそれぞれの輪郭が特定されると、第1投影画像である投影画像P3が像面に投影される。さらに、デジタル画像における細胞C1の位置の変化に基づいてステージ101の移動量が算出されると、投影画像P2のマークURを移動量に応じた距離だけ動かした投影画像P4が像面に投影される。これにより、病理医は画像V4に投影画像P3と投影画像P4が重畳された画像V5を観察する。このとき、表示装置30には、画像M4と投影画像P3及び投影画像P4が合成された画像M5が表示されている。
図6に示す例では、ステージ101の移動量に応じて第2投影画像に含まれるマークURが移動する。このため、利用者によって指定されたROIにマークURが追随するため、ステージ101の移動後に利用者が再度とROIを指定し直す必要がない。従って、病理医はステージ101の移動によらず注目すべき領域を正しく認識することができる。
さらに、図7を参照しながら、図4に示すスライドガラスSG上で、顕微鏡システム1の視野を視野F1から視野F2に移動しながら観察を行う場合について、説明する。なお、図7は、病理医が病理診断の途中で観察所見を入力する点が、図6とは異なっている。
細胞C1が写った画像V2が像面に形成されている状態で、顕微鏡システム1の利用者が入力装置40を用いてROIを指定し、且つ、観察の所見を入力すると、第2投影画像である投影画像P5が像面に投影される。なお、利用者は、例えば接眼レンズ104を覗いている病理医本人である。投影画像P5に含まれるマークURはROIを示し、投影画像P5に含まれる注釈Nは、ROIについての病理医の所見である。これにより、病理医は画像V2に投影画像P5が重畳された画像V6を観察することができる。このとき、表示装置30には、画像M2と投影画像P5が合成された画像M6が表示されている。
病理医が画像V6を観察している状態から、顕微鏡システム1の視野を視野F1から視野F2に移動すると、病理医は細胞C1と細胞C2が写った画像V7を観察する。画像V7は、視野F2に対応する光学画像である画像V4に投影画像P3と投影画像P6とが重畳された画像である。投影画像P6は、投影画像P5のマークURを移動量に応じた距離だけ動かした画像であり、注釈Nを投影画像P5と同じ位置に含む画像である。このとき、表示装置30には、画像M7が表示されている。
図7に示す例では、第2投影画像に含まれるマークをステージ101と共に移動するものと移動しないものに分けて管理する。このため、利用者によって指定されたROIにマークURが追随する一方で、所見を示す注釈Nは所定位置に維持される。これにより、常時表示されるべき所見がステージ101の移動により表示されなくなるといった事態を回避することができる。
図5から図7の例では、第1投影画像と第2投影画像を異なる線種(実線と破線)で表示する例を示したが、第1投影画像と第2投影画像は区別可能であればよく、例えば、互いに色を異ならせることで区別可能としてもよい。
また、顕微鏡システム1の画像解析部22は、所定のアルゴリズムに基づく画像認識処理によりデジタル画像データを解析してもよく、訓練済みのニューラルネットワークを用いてデジタル画像データを解析してもよい。
訓練済みのニューラルネットワークのパラメータは、顕微鏡システム1とは異なる装置でニューラルネットワークを訓練することで生成されても良く、コンピュータ20は生成されたパラメータをダウンロードして画像解析部22に適用しても良い。
なお、図8は、ニューラルネットワークNNの構成を示した図である。ニューラルネットワークNNは、入力層と複数の中間層と出力層を有している。入力データD1を入力層に入力することで出力層から出力される出力データD2を正解データD3と比較する。そして、誤差逆伝播法によって学習することで、ニューラルネットワークNNのパラメータを更新する。なお、入力データD1と正解データD3のセットが教師あり学習の訓練データである。
[第2実施形態]
図9は、本実施形態に係る顕微鏡システム2の構成を示した図である。顕微鏡システム2は、顕微鏡100の代わりに顕微鏡200を備える点が、顕微鏡システム1とは異なっている。顕微鏡200は、顕微鏡本体110と鏡筒120の間に投影ユニット140を備えている。
投影ユニット140は、対物レンズ102と結像レンズ103と接眼レンズ104を備える顕微鏡用の投影ユニットであり、中間鏡筒130を含んでいる。即ち、投影ユニット140は、試料からの光に基づいて試料のデジタル画像データを取得する撮像装置の一例である撮像素子131と、光学画像が形成される像面へ第1投影画像と第2投影画像を投影する投影装置133を備えている。
投影ユニット140は、さらに、カメラ制御部141と、画像解析部142と、移動量算出部142aと、投影画像生成部143と、情報取得部144と、投影制御部145を備えている。
カメラ制御部141、画像解析部142、移動量算出部142a、投影画像生成部143、投影制御部145は、それぞれカメラ制御部21、画像解析部22、移動量算出部22a、投影画像生成部23、投影制御部25と同様である。このため、詳細な説明は省略する。
情報取得部144は、コンピュータ20を経由して取得した入力装置40からの操作信号に基づいて利用者の操作情報を取得する。また、情報取得部144は、コンピュータ20を経由して識別装置50から識別情報を取得する。
本実施形態では、投影ユニット140を既存の顕微鏡に取り付けるだけで、顕微鏡システム1と同様の効果を得ることが可能である。従って、投影ユニット140及び顕微鏡システム2によれば、既存の顕微鏡システムを容易に拡張して、病理医による光学画像に基づく病理診断を補助することができる。
[第3実施形態]
図10は、本実施形態に係る顕微鏡システム3と外部閲覧システム300とを含む診断補助システムの構成を示した図である。顕微鏡システム3は、コンピュータ20の代わりにコンピュータ60を備えている点が異なっている。
顕微鏡システム3は、インターネット400を経由して1つ以上の外部閲覧システム300と接続されている。外部閲覧システム300は、少なくとも通信制御部311を備えるコンピュータ310と、入力装置320と、表示装置330を備えるシステムである。
なお、インターネット400は、通信ネットワークの一例である。顕微鏡システム3と外部閲覧システム300は、例えば、VPN(Virtual Private Network)、専用線などを経由して接続されていてもよい。
コンピュータ60は、通信制御部29を含む点がコンピュータ20とは異なっている。通信制御部29は、外部閲覧システム300とデータをやり取りする。
通信制御部29は、例えば、画像データを外部閲覧システム300へ送信する。通信制御部29が送信する画像データは、例えば、画像合成部27で生成された合成画像データであってもよい。デジタル画像データと第1投影画像データと第2投影画像データを個別に送信してもよい。また、デジタル画像データだけを送信してもよい。外部閲覧システム300は、画像データを受信したコンピュータ310が画像データに基づいて表示装置330に画像を表示する。コンピュータ310は、例えば、デジタル画像データと第1投影画像データと第2投影画像データに基づいて合成画像データを生成してもよく、合成画像データに基づいて合成画像を表示装置330に表示してもよい。
通信制御部29は、例えば、外部閲覧システム300の利用者が入力した操作情報を受信する。投影画像生成部23は、通信制御部29が受信した操作情報に基づいて第2投影画像データを生成してもよい。顕微鏡システム3は、投影装置133を用いて外部閲覧システム300の利用者による入力操作に基づく第2投影画像を像面に投影しても良い。
顕微鏡システム3は、ネットワーク経由で接続された外部閲覧システム300とやり取りすることができる。このため、遠隔地にいる病理医からアドバイスを受けることが可能となる。従って、顕微鏡システム3によれば、病理医の病理診断の負担を更に軽減することができる。
図11は、顕微鏡システム3を用いて行われる観察の一例を示した図である。図11を参照しながら、顕微鏡システム3を用いた観察の様子を具体的に説明する。
顕微鏡システム3を用いた観察を開始し、接眼レンズ104を覗くと、病理医は細胞C1と細胞C2が写った画像V8を観察することができる。画像V8は、像面に形成された、視野F2に対応する光学画像である。このとき、表示装置30及び表示装置330には、撮像素子131で生成されたデジタル画像データに基づいて、画像V8に対応する画像M8が表示されている。
その後、コンピュータ60により、デジタル画像データが解析され、細胞の輪郭と細胞の核の輪郭が特定されると、第1投影画像である投影画像P7が像面に投影される。なお、投影画像P7に含まれるマークCCは細胞の輪郭を示し、マークNCは細胞の核の輪郭を示している。これにより、病理医は画像V8に投影画像P7が重畳された画像V9を観察する。このとき、表示装置30及び表示装置330には、画像M8と投影画像P7が合成された画像M9が表示されている。
さらに、顕微鏡システム3の利用者が入力装置40を用いてROIを指定すると、第2投影画像である投影画像P8が像面に投影される。なお、利用者は、接眼レンズ104を覗いている病理医本人であり、投影画像P8に含まれるマークURは病理医本人が注目したROIを示している。これにより、病理医は画像V9に投影画像P8が重畳された画像V10を観察することができる。このとき、表示装置30及び表示装置330には、画像M9と投影画像P8が合成された画像M10が表示されている。
その後、表示装置330に表示された画像M10を通して病理医が細胞C1に注目していることを認識した外部閲覧システム300の利用者は、病理医を細胞C2に注目させるために、入力装置320を操作する。これにより、外部閲覧システム300から顕微鏡システム3へ操作情報が送信される。操作情報を受信した顕微鏡システム3は、外部閲覧システム300の利用者の入力操作に基づく別の第2投影画像である投影画像P9を像面に投影する。投影画像P9には、細胞C2への注目を促すためのマークUR2が含まれている。その結果、病理医は画像V10に投影画像P9が重畳された画像V11を観察することができる。このとき、表示装置30及び表示装置330には、画像M10と投影画像P9が合成された画像M11が表示されている。
図11に示す例では、顕微鏡システム1の利用者と外部閲覧システム300の利用者の入力操作に基づく投影画像が像面に投影される。このため、異なるロケーションにいる利用者間でコミュニケーションを取りながら、病理診断を行うことが可能となる。
上述した実施形態は、発明の理解を容易にするための具体例を示したものであり、本発明の実施形態はこれらに限定されるものではない。顕微鏡システム、投影ユニット、及び画像投影方法は、特許請求の範囲の記載を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
顕微鏡システム1に含まれる顕微鏡は、例えば、図12に示す顕微鏡500であってもよい。上述した実施形態では、中間鏡筒130に撮像素子131を備える構成を例示したが、画像解析に用いるデジタル画像データを取得する撮像素子151は、図12に示すように、三眼鏡筒である鏡筒120aに取り付けられたデジタルカメラ150に設けられていてもよい。ただし、この場合、中間鏡筒130aに含まれる投影装置133から出射した光が撮像素子151へ入射することになる。このため、投影装置133の発光期間と撮像素子151の露光期間が重ならないように、デジタルカメラ150を制御しても良い。これにより、デジタル画像に投影画像が写りこむことを防止することができる。
また、顕微鏡システム1に含まれる顕微鏡は、例えば、図13に示す顕微鏡600であってもよい。顕微鏡600は、中間鏡筒130の代わりに、透過型の液晶デバイスを用いた投影装置135を含む中間鏡筒130bを備えている。上述した実施形態では、投影装置133から出射した光を対物レンズ102と接眼レンズ104の間の光路上に配置された光偏向素子134で偏向することで、投影画像を像面に投影する構成を例示したが、図13に示すように、投影装置135を対物レンズ102と接眼レンズ104の間の光路上に配置してもよい。
また、上述した実施形態では、光検出器として撮像素子を含む例を示したが、光検出器は撮像素子に限らない。例えば、走査型顕微鏡に上述した技術を提供してもよく、その場合、光検出器は、光電子増倍管(PMT)などであってもよい。
また、上述した実施形態では、ステージ101の移動量を画像に基づいて算出する例を示したが、ステージ101の移動量は他の方法で算出されてもよい。例えば、ステージ101が電動ステージである場合には、電動ステージの移動を指示するための指示情報に基づいてステージ101の移動量を算出してもよく、電動ステージのモータに取り付けたエンコーダからの出力情報に基づいてステージ101の移動量を算出してもよい。また、ステージ101が手動ステージである場合であっても、ステージ101に取り付けた加速度センサの出力情報に基づいてステージ101の移動量を推定してもよい。
また、上述した実施形態では、入力装置40として、キーボード、マウス、ジョイスティック、タッチパネルなどを例示したが、入力装置40は、音声入力を受け付ける装置、例えば、マイクなどあってもよい。その場合、コンピュータ20は、入力装置40から入力された音声指示を認識する機能を備えてもよく、例えば、コンピュータ20に含まれる情報取得部24が音声認識技術により音声データを操作情報へ変換し、投影画像生成部23へ出力しても良い。
1、2、3 顕微鏡システム
10 顕微鏡コントローラ
20、60、310 コンピュータ
20a プロセッサ
20b メモリ
20c 補助記憶装置
20d 入出力インタフェース
20e 媒体駆動装置
20f 通信制御装置
20g バス
20h 記憶媒体
21、141 カメラ制御部
22、142 画像解析部
22a、142a 移動量算出部
23、143 投影画像生成部
24、144 情報取得部
25、145 投影制御部
26 画像記録部
27 画像合成部
28 表示制御部
29、311 通信制御部
30、330 表示装置
40、320 入力装置
50 識別装置
100、200、500、600 顕微鏡
101 ステージ
102、102a 対物レンズ
103 結像レンズ
104 接眼レンズ
110 顕微鏡本体
111 ターレット
120、120a 鏡筒
130、130a、130b 中間鏡筒
131、151 撮像素子
132、134 光偏向素子
133 投影装置
140 投影ユニット
150 デジタルカメラ
300 外部閲覧システム
400 インターネット
CC、NC、UR、UR2 マーク
C1、C2 細胞
D1 入力データ
D2 出力データ
D3 正解データ
F1、F2 視野
N 注釈
NN ニューラルネットワーク
P1~P9 投影画像
SG スライドガラス
V1~V11、M1~M11 画像

Claims (16)

  1. 接眼レンズと、
    試料からの光を前記接眼レンズへ導く対物レンズと、
    前記接眼レンズと前記対物レンズの間の光路上に配置され、前記試料からの光に基づいて前記試料の光学画像を形成する結像レンズと、
    前記試料からの光を検出する光検出器であって、前記試料のデジタル画像データは前記光検出器での検出結果に基づいて生成される、前記光検出器と、
    訓練済みのニューラルネットワークを用いて前記デジタル画像データを解析して解析結果を出力する画像解析部と、
    前記光学画像が形成されている像面へ第1投影画像と第2投影画像とを互いに区別可能に投影する投影装置であって、前記第1投影画像は、前記画像解析部による前記解析結果に基づく画像であり、前記第2投影画像は、前記光学画像が形成されている前記像面に前記第1投影画像が投影されている期間中の利用者による入力操作に基づく前記試料へのアノテーションにより生成された画像を含む、前記投影装置と、
    前記デジタル画像データと、前記第2投影画像を表現する第2投影画像データとを関連付けて記録する画像記録部を備え
    前記画像解析部は、
    前記デジタル画像データが表現するデジタル画像に写る一つ以上の構造物を一つ以上のクラスに分類し、
    前記一つ以上のクラスのうちの少なくとも一つのクラスに分類された構造物の位置を特定する情報を含む前記解析結果を出力し、
    前記第1投影画像は、前記少なくとも一つのクラスに分類された構造物の位置を表す図形を含む
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  2. 請求項1に記載の顕微鏡システムにおいて、
    前記第2投影画像の表示形式は、前記第1投影画像の表示形式と異なる
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  3. 請求項2に記載の顕微鏡システムにおいて、
    前記表示形式は、画像の色又は画像を構成する線の書式を含む
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の顕微鏡システムにおいて、
    前記第2投影画像の投影期間は、前記第1投影画像の投影期間と異なる
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の顕微鏡システムにおいて、さらに、
    投影制御部を備え、
    前記投影制御部は、
    前記顕微鏡システムの設定に応じて、前記像面へ前記第1投影画像と前記第2投影画像のそれぞれを投影するか否かを決定し、
    前記顕微鏡システムが所定の設定のときに、前記投影装置が前記像面へ前記第1投影画像と前記第2投影画像を投影するように、前記投影装置を制御する
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の顕微鏡システムにおいて、さらに、
    前記接眼レンズと前記対物レンズの間の光路上に配置され、前記試料からの光を前記光検出器に向けて偏向する第1光偏向素子と、
    前記像面と前記第1光偏向素子の間の光路上に配置され、前記投影装置から出射した光を前記像面へ向けて偏向する第2光偏向素子と、を備える
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  7. 請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の顕微鏡システムにおいて、
    前記第2投影画像は、前記利用者が指定した注目すべき領域を表す図形を含む
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  8. 請求項に記載の顕微鏡システムにおいて、さらに、
    前記試料を載置するステージと、
    前記ステージの移動量を算出する移動量算出部と、
    前記入力操作と前記移動量に基づいて、前記第2投影画像データを生成する投影画像生成部であって、前記移動量に応じて前記第2投影画像に含まれる前記図形の前記像面上の位置を変更する投影画像生成部と、を備える
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  9. 請求項に記載の顕微鏡システムにおいて、さらに、
    前記入力操作と前記光学画像の倍率に基づいて、前記第2投影画像データを生成する投影画像生成部であって、前記光学画像の倍率に応じて前記第2投影画像に含まれる前記図形の前記像面上の大きさを変更する投影画像生成部と、を備える
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  10. 請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の顕微鏡システムにおいて、さらに
    記画像記録部は、前記デジタル画像データとは異なる領域に、前記第2投影画像データを、前記デジタル画像データと関連付けて記録する
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  11. 請求項10に記載の顕微鏡システムにおいて、さらに、
    前記試料に付加された識別情報を取得する識別装置を備え、
    前記画像記録部は、前記識別装置が取得した前記識別情報を、前記デジタル画像データと関連付けて記録する
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  12. 請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の顕微鏡システムにおいて、さらに、
    前記デジタル画像データと、前記第1投影画像を表現する第1投影画像データと、前記第2投影画像データと、に基づいて、前記デジタル画像と前記第1投影画像と前記第2投影画像とが合成された合成画像の画像データである合成画像データを生成する画像合成部と、
    前記デジタル画像又は前記合成画像を表示装置に表示する表示制御部と、を備える
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  13. 請求項12に記載の顕微鏡システムにおいて、さらに、
    ネットワークを経由して前記顕微鏡システムと接続された外部閲覧システムへ画像データを送信する通信制御部と、を備え、
    前記外部閲覧システムは、前記表示装置を備える
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  14. 請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載の顕微鏡システムにおいて、
    ネットワークを経由して前記顕微鏡システムと接続された外部閲覧システムの利用者が入力した操作情報を受信する通信制御部を備え、
    前記第2投影画像は、前記外部閲覧システムの利用者による入力操作に基づく画像である
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  15. 対物レンズと結像レンズと接眼レンズを備える顕微鏡用の投影ユニットであって、
    試料からの光に基づいて前記試料のデジタル画像データを取得する撮像装置と、
    訓練済みのニューラルネットワークを用いて前記デジタル画像データを解析して解析結果を出力する画像解析部と、
    前記結像レンズにより前記試料の光学画像が形成されている像面へ第1投影画像と第2投影画像とを互いに区別可能に投影する投影装置であって、前記第1投影画像は、前記画像解析部による記解析結果に基づく画像であり、前記第2投影画像は、前記光学画像が形成されている前記像面に前記第1投影画像が投影されている期間中の利用者による入力操作に基づく前記試料へのアノテーションにより生成された画像を含む、前記投影装置と、
    前記デジタル画像データと、前記第2投影画像を表現する第2投影画像データとを関連付けて記録する画像記録部を備え
    前記画像解析部は、
    前記デジタル画像データが表現するデジタル画像に写る一つ以上の構造物を一つ以上のクラスに分類し、
    前記一つ以上のクラスのうちの少なくとも一つのクラスに分類された構造物の位置を特定する情報を含む前記解析結果を出力し、
    前記第1投影画像は、前記少なくとも一つのクラスに分類された構造物の位置を表す図形を含む
    ことを特徴とする投影ユニット。
  16. 顕微鏡システムが行う画像投影方法であって、
    前記顕微鏡システムは、
    試料のデジタル画像データを取得することと、
    利用者の入力操作の情報を取得することと、
    前記試料からの光に基づいて前記試料の光学画像が形成された像面へ、第1投影画像と第2投影画像とを互いに区別可能に投影することと、
    訓練済みのニューラルネットワークを用いて前記デジタル画像データを解析して解析結果を出力することと、
    前記デジタル画像データと、前記第2投影画像を表現する第2投影画像データとを関連付けて記録することと、を含み、
    前記解析結果を出力することは、
    前記デジタル画像データが表現するデジタル画像に写る一つ以上の構造物を一つ以上のクラスに分類することと、
    前記一つ以上のクラスのうちの少なくとも一つのクラスに分類された構造物の位置を特定する情報を含む前記解析結果を出力することと、を含み、
    前記第1投影画像は、前記少なくとも一つのクラスに分類された構造物の位置を表す図形を含む、記解析結果に基づく画像であり、
    前記第2投影画像は、前記光学画像が形成されている前記像面に前記第1投影画像が投影されている期間中の前記入力操作に基づく前記試料へのアノテーションにより生成された画像を含む
    ことを特徴とする画像投影方法。
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