JP2005351916A - 双眼顕微鏡装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 立体観察が可能な双眼顕微鏡によって撮像された視差画像に基づいて観察物体の3次元形状を再構築し、その再構築された3次元形状により任意の方向から観察される観察物体の像を表示可能にした双眼顕微鏡装置。
【解決手段】 観察物体に対して視差を有する少なくとも2つの光軸を形成し、かつ、対応する少なくとも2つの撮像素子41 、42 上に観察物体の像を結像する全体で正の屈折力を有する結像光学系を備え、かつ、少なくとも2つの撮像素子41 、42 により撮像された視差画像から対応点探索することにより物体の形状を3次元再構築する3次元再構築部11を有し、かつ、3次元再構築部11で3次元再構築された物体を任意の視点から見た2次元画像を表示する2次元画像表示装置12を有する双眼顕微鏡装置。
【選択図】 図3

Description

本発明は、双眼顕微鏡装置に関し、特に、双眼顕微鏡からの視差画像により3次元形状を再構成して任意の視点から見た画像を表示する機能を有する双眼顕微鏡装置に関するものである。
従来、電子画像を用いるマイクロサージャリー用拡大観察装置として、特許文献1に記載されたものがある。また、双眼の電子画像顕微鏡として、特許文献2、特許文献3、特許文献4に開示されたものがある。これらの双眼実体顕微鏡は3次元画像を取り込むことはできるが、形状の測定はできなかったり、両眼による観察はシャッター眼鏡を掛ける等の特殊な観察が必要であった。また、特許文献5には、形状、特に高さのみではあるが、2つの電子画像から形状を測定する方法が開示されている。
米国特許第4,987,488号明細書 特許第3,209,543号公報 特開平7−222754号公報 特開平8−36134号公報 特許第2,526,543号公報 松山隆司他2名編「コンピュータビジョン:技術評論と将来展望」(1998年6月15日、(株)新技術コミュニケーションズ発行) 技術編CG標準テキストブック編集委員会監修「技術編CG標準テキストブック」(平成11年3月1日、財団法人画像情報教育振興協会発行) 今間俊博著「CG基礎セミナー 3DCG・映像メディアに強くなる」(平成14年11月25日、(株)オーム社発行) 徐剛他1名著「3次元ビジョン」(1998年4月20日、共立出版(株)発行)
本発明は従来技術のこのような状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、立体観察が可能な双眼顕微鏡によって撮像された視差画像に基づいて観察物体の3次元形状を再構築し、その再構築された3次元形状により任意の方向から観察される観察物体の像を表示可能にした双眼顕微鏡装置を提供することである。
上記目的を達成する本発明の双眼顕微鏡装置は、観察物体に対して視差を有する少なくとも2つの光軸を形成し、かつ、対応する少なくとも2つの撮像素子上に観察物体の像を結像する全体で正の屈折力を有する結像光学系を備え、かつ、前記少なくとも2つの撮像素子により撮像された視差画像から対応点探索することにより物体の形状を3次元再構築する3次元再構築部を有し、かつ、前記3次元再構築部で3次元再構築された物体を任意の視点から見た2次元画像として表示する2次元画像表示装置を有することを特徴とするものである。
この場合に、少なくとも2つの撮像素子により撮像された視差画像又は3次元再構築部で3次元再構築された物体形状データを記録する記録部を備えていることが望ましい。
本発明のもう1つの双眼顕微鏡装置は、観察物体に対して視差を有する少なくとも2つの光軸を形成し、かつ、対応する少なくとも2つの撮像素子上に観察物体の像を結像する全体で正の屈折力を有する結像光学系を備え、かつ、前記少なくとも2つの撮像素子により撮像された視差画像を記録する記録部を備えた部分と、前記記録部に記録された視差画像から対応点探索することにより物体の形状を3次元再構築する3次元再構築部と、前記3次元再構築部で3次元再構築された物体を任意の視点から見た2次元画像として表示する2次元画像表示装置とを備えた部分とを有することを特徴とするものである。
以上において、2次元画像表示装置の表示面に表示される2次元画像を観察物体が載置される水平面上に投影した場合の方位角と観察物体の方位角との間の差Δφが、
−10°<Δφ<10° ・・・(1)
を満たすことが望ましい。
また、2次元画像表示装置の表示面の中心と観察物体の中心を結ぶ方向と垂直線とで決まる見下ろし角θと、2次元画像表示装置の表示面に表示される3次元再構築された物体に対する視線の見下ろし角θとの間の差Δθが、
−30°<Δθ<30° ・・・(2)
を満たすことが望ましい。
また、2次元画像表示装置の表示面に表示される3次元再構築された物体に対する視線の垂直線に対する見下ろし角θが、
0°<θ<60° ・・・(3)
を満たすことが望ましい。
また、以上において、2次元画像表示装置に表示される3次元再構築された物体を任意の視点から見た2次元画像の視点を変更する手段を備えていることが望ましい。
この場合、2次元画像表示装置は観察物体に対して位置が変更に可能に構成されており、2次元画像表示装置の観察物体に対する位置に応じて、2次元画像表示装置に表示される3次元再構築された物体を任意の視点から見た2次元画像の視点を変更するようにすることが望ましい。
また、複数の2次元画像表示装置を備えており、各々の2次元画像表示装置の観察物体に対する位置に応じて、各々の2次元画像表示装置に表示される3次元再構築された物体を任意の視点から見た2次元画像の視点を変更するようにすることが望ましい。
さらに、以上において、結像光学系の観察物体に対して視差を有する少なくとも2つの光軸間の観察物体位置でなす内向角αが、
α<12° ・・・(4)
を満足することが望ましい。
本発明においては、立体観察が可能な双眼顕微鏡によって撮像された視差画像に基づいて観察物体の3次元形状が再構築され、その再構築された3次元形状により任意の方向から観察される観察物体像を表示することができるようになる。
以下に実施例に基づいて本発明の双眼顕微鏡装置を説明する。
双眼顕微鏡としては、単対物レンズで左右の光路が平行になるタイプであって、左右に2つの変倍光学系を持つタイプ(図1(a))と左右共通の1つの変倍光学系を持つタイプ(図1(b))等の例がある。また、左右の光路がV字型に構成されたタイプ(図2)も知られている。何れも少なくとも2つの結像光学系に対して少なくとも2つの撮像素子を配置し、それぞれの撮像素子から得られた少なくとも2つの視差を有する映像(画像)を撮像する。図1、図2において、双眼顕微鏡自体は符号10で、また、対物レンズは符号1で、結像レンズは21 、22 で、変倍光学系は3、31 、32 で、撮像素子は41 、42 でそれぞれ示す。これらの符号の添字の“1 ”、“2 ”はそれらの素子が複数ある場合の配置位置(光路)を区別するためのもので、左右の2つの光路の場合は、左右の素子の区別を意味する。また、図1、図2において、観察物体は符号Oで示してある。なお、図2の構成においては、左右の変倍光学系31 、32 が左右の対物レンズを兼ねている。
双眼顕微鏡10の撮像素子41 、42 で撮像された少なくとも2つの視差を有する映像から、よく知られたステレオ計測法により視差を有する映像間の対応点を探索し、物体Oの立体形状を取得する。この計測方法は、例えば非特許文献1の第80〜96頁(「コンピュータビジョンにおけるエピポーラ幾何」)に詳細が記載されている。
図3に示すように、双眼顕微鏡10の少なくとも2つの撮像素子41 、42 からの映像信号は、物体Oの形状の3次元再構築を行う3次元再構築部11に入力され、この中で少なくとも2つの映像のアライメント等が行われ、対応点探索がなされ、対応点に基づいて3次元座標データが作られる。これを基に、サーフェスオブジェクトが生成され、サーフェスモデル表面にテクスチャーを投影し3次元再構築が終了する(サーフェスモデル、テクスチャーの投影等については、非特許文献2の第55〜86頁、第165〜171頁等参照)。
このようにして構築されたサーフェスモデルをVRML等のフォーマットに変換すると、インターネットブラウザ等で3次元再構築された立体モデルを回転させたり、拡大したりして手軽に観察することが可能となる(VRML等のフォーマットについては、非特許文献3の第236頁等参照)。
そこで、3次元再構築部11に2次元画像表示装置12を接続して、3次元再構築部11で3次元再構築された立体モデルを所望の視点から観察した2次元画像として表示できるようにする。
さらに、図4に示すように、双眼顕微鏡10の少なくとも2つの撮像素子41 、42 からの映像信号として入力された2次元画像2枚を記録する記録装置131 、132 を3次元再構築部11に接続することも可能であるし、図4には図示していないが、3次元再構築されたデータを記録する別の記録装置を接続することも可能である。さらに、図5(a)に示すように、双眼顕微鏡10の少なくとも2つの撮像素子41 、42 からの映像信号として入力された2次元画像2枚を記録する記録装置131 、132 を双眼顕微鏡10に直接接続しておいて、2次元画像をとりあえず記録し、図5(b)に示すように、別体の3次元再構築部11に接続された2次元画像再生装置141 、142 で記録された少なくとも2つの視差を有する画像を再生させて3次元再構築部11に入力して、そこで立体モデルを3次元再構築し、さらに、3次元再構築部11に接続された2次元画像再生装置12にその立体モデルを所望の視点から観察した2次元画像として表示するようにすることも可能である。
なお、図3〜図5において、動画も同様に記録再生できることは言うまでもない。
3次元再構築された形状データに基づいて物体の2次元画像を表示する表示装置を、視差を有する画像を撮像する双眼顕微鏡光学系と一体に形成した双眼顕微鏡装置の1例の斜視図を図6(a)に示す。また、その双眼顕微鏡光学系の透視図を図6(b)に示す。この双眼顕微鏡装置は、図6(a)に示すように、観察物体Oを載置する試料載置台21と、その試料載置台21の後端に立てられた支持棒22と、支持棒22に沿ってピント調節ネジ24により上下方向に移動調節可能な鏡体23と、鏡体23の下部に取り付けられ、双眼顕微鏡光学系の主として対物レンズ1(図6(b))を収納している鏡筒25と、鏡体23の上部に取り付けられ、3次元再構築された形状データに基づいて物体Oの2次元画像を表示する表示装置26とからなる。また、鏡体23には、変倍光学系31 、32 (図6(b))を調節して倍率を変更する倍率調節ネジ27が設けられている。この例では、図6(b)に示すように、双眼顕微鏡光学系として図1(a)に類似した光学系が用いられており、変倍光学系は31 、32 と撮像素子41 、42 の間に光路を略90°折り曲げる偏向ミラー51 、52 がそれぞれ配置されて構成されている。
図6の構成に図4に示した視差画像の記録装置131 、132 を接続した双眼顕微鏡装置の概念図を図7に示す。図7では、図4の2次元画像表示装置12として表示装置26が用いられている。
ところで、本発明の双眼顕微鏡装置では、撮像素子41 、42 で各々2次元の電子像を取得しているために、電子的に映像を反転させたりすることが可能である。そのため、光学系で正立像を作る必要がなく、光学部品の点数が少なくできるメリットがある。しかし、図6に例示したように、特に表示装置26が一体型の場合、観察者が観察物体Oを観察している方向と、表示装置26に表示する2次元像の表示方向とを一致させることが、物体Oに対して操作を行う用途(例えば手術)においては、特に重要である。
図8に示すような状態の場合、すなわち、観察物体Oが「立体」なる3次元的な文字の場合、表示装置26の表示面31に表示された2次元画像Iは、図9に示すように、試料載置台21上に投影した場合に、観察物体Oと同じ方位角φになるように表示することが必要である。ここで、試料載置台21の面にX座標とY座標をとり、双眼顕微鏡光学系による撮像方向(垂直方向)にZ軸をとっており、方位角φはY軸から測った角度で定義される。
特に、小型で表示装置26を一体化した双眼顕微鏡装置では、観察者が鏡体23あるいは鏡筒25の向きを回転させて、観察物体Oと表示された2次元画像Iとの向きを合わせることは非常に難しい作業となる。このため、予め表示装置26側で表示する2次元画像Iの向きを観察物体Oの向きに合わせておくことが非常に重要となる。
こうすることにより、観察物体Oに対して何らかの操作を行おうとした場合に、実際の操作方向と表示面31での操作方向とが一致するため、直感的に操作を行うことが可能となる。なお、3次元再構築された立体モデルの視点の変換については、非特許文献4の第86〜90頁(「ハンド・アイ校正」)に記載の方法による。つまり、表示面31の方向に撮像光軸の座標系を座標変換することにより可能となる。
この点をもう少し説明すると、表示装置26の表示面31に表示される3次元再構築された立体モデルに対する視点は、観察者が表示面31越しに観察物体Oを観察する方向に合わせることが重要である。3次元再構築されたサーフェスモデルの観察方向である視点の方向を表示面31の中心と観察物体Oの中心を結ぶ方向にそろえることが重要である。図8に示すような状態の場合、再構築した3次元像は、図9に示すように表示され、表示する3次元再構築された立体モデルに対する視線の方向が、図9に示すように、観察物体Oに対する視線の方向と同じ方位角φ、同じ見下ろし角θになるように選んで表示することが必要である。
この場合、表示面31に表示される2次元画像Iを試料載置台21上に投影した場合の方位角φと観察物体Oの方位角φとの間の差Δφは、
−10°<Δφ<10° ・・・(1)
なる条件を満たすことが好ましい。
また、表示面31の中心と観察物体Oの中心を結ぶ方向で決まる見下ろし角θと、表示面31に表示する3次元再構築された立体モデルに対する視線の見下ろし角θとの間の差Δθは、
−30°<Δθ<30° ・・・(2)
なる条件を満たすことが好ましい。
また、3次元再構築された立体モデルに対する視線のZ軸から測った角度で定義される見下ろし角θ(図9)は、
0°<θ<60° ・・・(3)
なる条件を満足することが望ましい。
方位角の差Δφと見下ろし角θの差Δθは、載置台21であるX−Y平面で作業する方向感覚に影響を与え、それぞれの上下限の±10°、±30°を越えると、観察物体Oに対して目標のある方向と、その物体Oを動かそうとする方向との間にずれが生じ、物体Oを掴む等の操作ができなくなる。
また、見下ろし角θの上限の60°は、3次元再構築を行っても物体Oの陰になる部分については2次元映像を取得できないために、補間により推定せざるを得ない。しかし、その上限を越えると、その補間部分が主に表示されることになるために立体の再現性が著しく低下する。また、下限の0°を越えると、2次元映像を観察しているのと差がなく、立体感を得られない。
なお、方位角の差Δφについては、最悪、
−45°<Δφ<45° ・・・(1−1)
また、見下ろし角θの差Δθについては、最悪、
−45°<Δθ<45° ・・・(2−1)
なる条件を満たすことが好ましい。
また、見下ろし角θについては、
10°<θ<45° ・・・(3−1)
なる条件を満足することがより望ましい。
ところで、表示装置26の表示面31に表示する3次元再構築された映像の視点位置は、一旦表示後に変更可能にすることが望ましい。そのためには、図10に示すように、3次元再構築された立体モデルに対する観察位置(視点)を自由に変更するジョイスティック等の制御部28を3次元再構築部11に接続して、表示装置26の表示面31に表示される2次元画像Iを観察しながら、視点を自由に変えられるようにすることにより、2次元の表示面31を見ながら観察物体Oの3次元形状をより簡単に把握することが可能となる。
また、3次元再構築された映像を表示する表示装置26が方位角φ方向及び見下ろし角θ方向に任意の角度変更可能にすることもできる。その場合に、表示装置26の方位角φ及び見下ろし角θを検出する手段を設け、検出された方位角φ及び見下ろし角θで3次元再構築された立体モデルに対する視点を変換するようにすることが重要である。図11は、表示装置26が撮像方向のZ軸の周りで任意の角度回転できるようにしたもので、変更後の表示装置を26’、表示面を31’、表示された2次元画像をI’で示してある。変更後の位置で観察しても、表示された2次元画像Iと肉眼で観察する物体Oの位置関係は概ね同一になり、特に物体Oに対して操作等を行う用途において、操作しやすくなる。
また、3次元再構築された立体モデルの2次元画像を表示する表示装置が複数設けられている場合には、観察物体Oに対しての撮像系の座標に対するそれぞれの表示装置の表示方向の座標の関係を認識し、3次元再構築した立体モデルに対する視点をその関係に従って変換するようにすることが望ましい。例えば図12に示すように、複数の表示装置26a、26bが設けられている場合には、それぞれの表示装置26a、26bの表示面31a、31bに表示する3次元再構築された立体モデルの2次元画像は、その表示装置26a、26bが物体Oとなす方位角φ及び見下ろし角θに、3次元再構築された立体モデルに対する視線方向の方位角φ及び見下ろし角θを合わせて、それぞれの表示面31a、31bに異なる2次元画像を表示するようにすることが重要である。
例えば図13(a)、(b)に示すように、観察者が複数いる場合には、それぞれの観察者Ma、Mbに対して物体Oを操作する方向が異なる。このような場合に、それぞれの観察方向に合わせた視点で見た3次元再構築された立体モデルの2次元画像を表示しないと、観察者Ma、Mbが協調して作業することができなくなってしまう。また、観察者Ma、Mbが移動した場合で、表示装置26a、26bを物体Oに対して例えば回転させたときに、表示装置26a、26bの回転角を検出する手段を設けておき、その回転角検出手段からの方位角φ等の情報に基づき、表示装置26a、26bの表示面を見ている観察者Ma、Mbの観察方向に合った方位角φ等の2次元画像を表示するようにすると、さらに好ましい。
ところで、本発明の双眼顕微鏡装置の双眼顕微鏡光学系における左右の光路の光軸の物体O位置でなす角である内向角をαとするとき(図1、図2参照)、
α<12° ・・・(4)
なる条件式を満足することが好ましい。
条件式(4)の上限の12°を越えると、撮像された左右の画像に視差が付きすぎ、形状によっては物体自身によって隠れて見ない部分「オクルージョン」が発生し、ステレオ計測法により形状を3次元再構築をする場合に、対応点探索ができなくなる部分が多くなり、立体形状を十分に再構築できなくなる。
さらに好ましくは、
1°<α<8° ・・・(4−1)
なる条件式を満足することがより好ましい。
以上、本発明の双眼顕微鏡装置を実施例に基づいて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されず種々の変形が可能である。
本発明の双眼顕微鏡装置に使用可能な双眼顕微鏡の2つのタイプを説明するための図である。 本発明の双眼顕微鏡装置に使用可能な双眼顕微鏡のもう1つのタイプを説明するための図である。 本発明の双眼顕微鏡装置の1実施例のシステム構成図である。 本発明の双眼顕微鏡装置の別の実施例のシステム構成図である。 本発明の双眼顕微鏡装置のさらに別の実施例のシステム構成図である。 表示装置を双眼顕微鏡光学系と一体に形成した双眼顕微鏡装置の1例の斜視図とその双眼顕微鏡光学系の透視図である。 図6の構成に図4に示した視差画像の記録装置を接続した双眼顕微鏡装置の概念図である。 観察物体と表示装置の表示面に表示された2次元画像の配置関係の1例を示す図である。 観察物体の方位角と表示装置の表示面に表示される2次元画像の方位角と見下ろし角を示す図である。 観察位置(視点)を変更する制御部を備えた図7と同様の双眼顕微鏡装置の概念図である。 表示装置が撮像方向のZ軸の周りで任意の角度回転できるようにした双眼顕微鏡装置の1例の斜視図である。 複数の表示装置が設けられている場合のそれぞれの表示装置に表示されるべき2次元画像の視線方向の方位角及び見下ろし角を説明するための図である。 複数の表示装置が設けられている場合にそれぞれの観察者の観察方向に合わせた視点で2次元画像を表示すべきことを説明するための図である。
符号の説明
O…観察物体
I、I’…2次元画像
Ma、Mb…観察者
1…対物レンズ
1 、22 …結像レンズ
3、31 、32 …変倍光学系
1 、42 …撮像素子
1 、52 …偏向ミラー
10…双眼顕微鏡
11…3次元再構築部
12…2次元画像表示装置
131 、132 …記録装置
141 、142 …2次元画像再生装置
21…試料載置台
22…支持棒
23…鏡体
24…ピント調節ネジ
25…鏡筒
26、26’、26a、26b…表示装置
27…倍率調節ネジ
28…制御部
31、31’、31a、31b…表示面

Claims (10)

  1. 観察物体に対して視差を有する少なくとも2つの光軸を形成し、かつ、対応する少なくとも2つの撮像素子上に観察物体の像を結像する全体で正の屈折力を有する結像光学系を備え、かつ、前記少なくとも2つの撮像素子により撮像された視差画像から対応点探索することにより物体の形状を3次元再構築する3次元再構築部を有し、かつ、前記3次元再構築部で3次元再構築された物体を任意の視点から見た2次元画像として表示する2次元画像表示装置を有することを特徴とする双眼顕微鏡装置。
  2. 前記少なくとも2つの撮像素子により撮像された視差画像又は前記3次元再構築部で3次元再構築された物体形状データを記録する記録部を備えていることを特徴とする請求項1記載の双眼顕微鏡装置。
  3. 観察物体に対して視差を有する少なくとも2つの光軸を形成し、かつ、対応する少なくとも2つの撮像素子上に観察物体の像を結像する全体で正の屈折力を有する結像光学系を備え、かつ、前記少なくとも2つの撮像素子により撮像された視差画像を記録する記録部を備えた部分と、前記記録部に記録された視差画像から対応点探索することにより物体の形状を3次元再構築する3次元再構築部と、前記3次元再構築部で3次元再構築された物体を任意の視点から見た2次元画像として表示する2次元画像表示装置とを備えた部分とを有することを特徴とする双眼顕微鏡装置。
  4. 前記2次元画像表示装置の表示面に表示される2次元画像を観察物体が載置される水平面上に投影した場合の方位角と観察物体の方位角との間の差Δφが、
    −10°<Δφ<10° ・・・(1)
    を満たすことを特徴とする請求項1から3の何れか1項記載の双眼顕微鏡装置。
  5. 前記2次元画像表示装置の表示面の中心と観察物体の中心を結ぶ方向と垂直線とで決まる見下ろし角θと、前記2次元画像表示装置の表示面に表示される3次元再構築された物体に対する視線の見下ろし角θとの間の差Δθが、
    −30°<Δθ<30° ・・・(2)
    を満たすことを特徴とする請求項1から4の何れか1項記載の双眼顕微鏡装置。
  6. 前記2次元画像表示装置の表示面に表示される3次元再構築された物体に対する視線の垂直線に対する見下ろし角θが、
    0°<θ<60° ・・・(3)
    を満たすことを特徴とする請求項1から5の何れか1項記載の双眼顕微鏡装置。
  7. 前記2次元画像表示装置に表示される3次元再構築された物体を任意の視点から見た2次元画像の視点を変更する手段を備えていることを特徴とする請求項1から6の何れか1項記載の双眼顕微鏡装置。
  8. 前記2次元画像表示装置は観察物体に対して位置が変更に可能に構成されており、前記2次元画像表示装置の観察物体に対する位置に応じて、前記2次元画像表示装置に表示される3次元再構築された物体を任意の視点から見た2次元画像の視点を変更することを特徴とする請求項7記載の双眼顕微鏡装置。
  9. 複数の前記2次元画像表示装置を備えており、各々の前記2次元画像表示装置の観察物体に対する位置に応じて、各々の前記2次元画像表示装置に表示される3次元再構築された物体を任意の視点から見た2次元画像の視点を変更することを特徴とする請求項8記載の双眼顕微鏡装置。
  10. 前記結像光学系の観察物体に対して視差を有する少なくとも2つの光軸間の観察物体位置でなす内向角αが、
    α<12° ・・・(4)
    を満足することを特徴とする請求項1から9の何れか1項記載の双眼顕微鏡装置。
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