JP7150323B2 - 透明フレキシブルシート - Google Patents
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Description
(1)視認性(視界の良し悪し)
製造1ケ月内の試験体シート(高さ60cm×幅100cm)を社屋ビル3階の透明窓ガラス(室内側)の目線の高さに当て、透明テープで試験体シートの四隅を窓ガラスに固定し、窓ガラスから1mの立ち位置で屋外風景を観察した時の視界の良し悪しを10名のパネラーが3段階評価し最も多い評価を採用した。観察評価は9月の晴天日の午後1時から30分間実施し、観察は順光となる景色のある窓面を選択した。
評価「A」:粗目格子状構造体の存在が目立たず視認性が良い(視界が広い)
評価「B」:粗目格子状構造体の存在がやや目立ち視認性がやや悪い(視界がやや狭い)
評価「C」:粗目格子状構造体の存在が目立ち視認性が悪い(視界が狭い)
(2)使用6ケ月経過後のシートの視認性(視界の良し悪し)
上記試験体シートを4月―9月の6ケ月間静置した後(1)と同様の評価を実施した。
(3)加温促進後のシートの視認性(視界の良し悪し)
65℃のエアー循環型オーブン中に480時間静置した試験体シート(高さ60cm×幅100cm)を(1)と同様に固定し(1)と同様の評価を実施した。
(4)促進耐光試験による変色性
キセノンアークランプによる促進耐光試験(JIS-K5600)を1000時間行い、促進前の試験体シートを基準とし、試験後の表面の変退色度合いを、色差ΔE(JIS-Z8729)として数値化し変色性を評価した。
(1)粗目格子状構造体中間体1(ネット)
単糸径9μmのガラス(Eガラス:JIS K7142屈折率1.56)フィラメント×フィラメント数400本×撚数0.7回/25mmの68.7tex番手のマルチフィラメント糸条(断面形状が略長方形で断面形状における高さと幅の比が2:7)を経糸条群及び緯糸条群に用い、経糸条群を2cm間隔で配置し、緯糸条群の配置順での奇数糸条は4cm間隔で経糸条群に乗せて配置し、かつ緯糸条群の配置順での偶数糸条は4cm間隔で緯糸条に敷いて緯糸条群同士の間隔が2cmとなるように配置した、経糸条及び緯糸条の打ち込み密度が1.27本/インチ、空隙率80%の非織物による二軸ネットを用いた。
(2)粗目格子状構造体中間体2(樹脂含浸被覆ネット)
下記〔配合1〕の塩化ビニル樹脂ペーストゾル組成物を適度な粘度に調製し、この〔配合1〕のペーストゾル組成物を充填した液浴中に、二軸ネットを浸漬し、マルチフィラメント糸条に完全に〔配合1〕のペーストゾル組成物を含浸し、二軸ネットを引き上げると同時にゴムロールで圧搾して180℃の熱風炉で3分間、〔配合1〕のペーストゾル組成物のゲル化を完結させ、〔配合1〕の塩化ビニル樹脂組成物が含浸し、かつ被覆してなる二軸ネットによる粗目格子状構造体中間体2を得た。このゲル化した塩化ビニル樹脂組成物のJIS K7142の屈折率1.548であった。
〔配合1〕軟質塩化ビニル樹脂ペーストゾル組成物
乳化重合ポリ塩化ビニル樹脂(重合度1700) 100質量部
リン酸トリクレジル(屈折率1.557) 140質量部
エポキシ化大豆油(安定剤) 10質量部
ステアリン酸亜鉛(安定剤) 2質量部
ステアリン酸バリウム(安定剤) 2質量部
ベンゾトリアゾール系化合物(紫外線吸収剤) 0.2質量部
(3)粗目格子状構造体
下記〔配合2〕のエポキシ系樹脂透明組成物をMEK希釈剤で適度な粘度に調製し、この〔配合2〕の液状組成物を60メッシュのグラビアロールにより粗目格子状構造体中間体2の両面にグラビア塗工し、粗目格子状構造体中間体2の最外層全面に〔配合2〕の液状組成物を付着させ、150℃の熱風炉で3分間加熱乾燥し、〔配合2〕のエポキシ系樹脂透明組成物が硬化した透明被覆層を付帯する粗目格子状構造体(1)を得た。ビスフェノールA骨格含有3官能エポキシ樹脂(65質量部)とシクロヘキサン-1,2,4-トリカルボン酸-1,2-無水物(35質量部)との反応により形成された透明被覆層のJIS K7142の屈折率は1.568であった。
〔配合2〕エポキシ系樹脂透明組成物
エポキシ樹脂(ビスフェノールA骨格含有3官能エポキシ樹脂) 65質量部
※エポキシ当量260g/eq
シクロヘキサン-1,2,4-トリカルボン酸-1,2-無水物 35質量部
※カルボキシル当量100g/eq
パーオキサイド系硬化促進剤 0.25質量部
メチルエチルケトン(MEK希釈剤) 200質量部
(4)透明フレキシブルシート
粗目格子状構造体(1)の両面に下記〔配合3〕の軟質塩化ビニル系樹脂透明組成物から165℃~180℃の熱条件でカレンダー成型した厚さ0.18mmの透明樹脂シートを表面透明樹脂シート、及び裏面透明樹脂シートとし、この表裏シートで粗目格子状構造体(1)を基材として挟む構成で、170℃の熱ロール条件のラミネーターを通過させて透明樹脂シートを熱軟化させた状態で積層圧着、冷却し、厚さが0.36mm、質量457g/m2の透明フレキシブルシート(1)を得た。得られた透明フレキシブルシート(1)において、マルチフィラメントと塩化ビニル樹脂組成物との屈折率(JIS K7142)差は0.012(0.05以内)であり、透明被覆層と塩化ビニル樹脂組成物との屈折率(JIS K7142)差は0.02(0.05以内)であり、得られたシートは粗目格子状構造体が半透明化して、積層した透明樹脂シートと透明性が同化することで視認性はすこぶる良好で、この効果は使用6ケ月経過後、及び65℃×480時間促進後においても依然良好であった。これは透明被覆層(エポキシ系樹脂)の存在によって、塩化ビニル樹脂組成物に含む芳香族リン酸エステル化合物を樹脂加工マルチフィラメント糸条内に留め、芳香族リン酸エステル化合物を透明樹脂シート側に移行、拡散させないためのバリヤー層として作用させた発明によるものである。
〔配合3〕軟質塩化ビニル系樹脂透明組成物
懸濁重合ポリ塩化ビニル樹脂(重合度1300) 100質量部
フタル酸ジイソノニル(DINP) 65質量部
エポキシ化大豆油(可塑剤) 5質量部
ステアリン酸亜鉛(安定剤) 2質量部
ステアリン酸バリウム(安定剤) 2質量部
ベンゾトリアゾール系化合物(紫外線吸収剤) 0.2質量部
(5)フッ素系樹脂層
上記(4)の透明フレキシブルシート(1)の両面に下記〔配合4〕のアクリル系樹脂塗料を100メッシユのグラビアロールによりグラビア塗工し、120℃の熱風炉で2分間加熱乾燥し、アクリル系樹脂塗膜層を表裏に付帯する厚さが0.36mm、質量462g/m2の透明フレキシブルシート(2)を得た。
〔配合4〕アクリル系樹脂塗料
メタアクリル酸アルキルエステル・アクリル酸アルキルエステル共重合体
100質量部
メチルエチルケトン(MEK希釈剤) 250質量部
トルエン(希釈剤) 250質量部
次にこの透明フレキシブルシート(2)の片表面に下記〔配合5〕のアミノエチル化アクリル樹脂エポキシ組成物の溶液を100メッシユのグラビアロールによりグラビア塗工し、120℃の熱風炉で2分間加熱乾燥し、アクリル系樹脂塗膜層を表面側に半硬化の状態で付帯する厚さが0.36mm、質量465g/m2の透明フレキシブルシート(3)を得た。
〔配合5〕アミノエチル化アクリル樹脂エポキシ組成物
メタクリル酸アルキルエステル・アクリル酸アルキルエステル・メタクリル酸共重合物
のカルボキシル基にポリエチレンイミンをグラフトし、側鎖が-COO(CH2CH2
NH)nHの化学式で示されるアミン価(固形分1gに含むアミンmmol数)0.7~
1.3mmol/g の一級アミノ基含有アクリル系樹脂 100質量部
エポキシ樹脂(エポキシ当量260g/eqのビスフェノールA骨格含有3官能エポキ
シ樹脂) 20質量部
メチルエチルケトン(MEK希釈剤) 150質量部
トルエン(希釈剤) 150質量部
次に、この透明フレキシブルシート(3)のアミノエチル化アクリル樹脂エポキシ半硬化物層面側に厚さ25μmのポリビニリデンフルオライド(PVdF)フィルムのコロナ処理面側を対向させた状態で150℃の熱ロール条件のラミネーターを通過させ、熱圧着して、フッ素系樹脂/アミノエチル化アクリル樹脂エポキシ硬化物複層体からなるフッ素系樹脂層を最外層に含む複層体(1)を形成し、厚さが0.36mm、質量510g/m2の透明フレキシブルシート(4)を得た。このフッ素系樹脂層の形成プロセスは、ポリビニリデンフルオライド(PVdF)フィルムのコロナ処理面側に〔配合5〕のアミノエチル化アクリル樹脂エポキシ組成物の溶液を100メッシユのグラビアロールによりグラビア塗工し、これを乾燥させた半硬化物層を有するフィルムを、透明フレキシブルシート(2)に対して熱ラミネートすることによっても透明フレキシブルシート(4)の製造が可能である。このフッ素系樹脂層を最外層に含む複層体(1)を付帯する前後での2種の透明フレキシブルシートの防汚性を、市販の油性ペン(赤)文字描き、室温60秒乾燥後のDRYティッシュペーパー拭取除去性(擦り取り往復10回)で評価した結果、明らかにフッ素系樹脂層(シート表面への可塑剤移行を防止する作用も兼備する)を付帯するシートの赤インク文字の除去性に優れていたのに対し、フッ素系樹脂層を最外層に含む複層体を付帯しないシートでは赤インク文字がシートに浸透し、しかも擦った部分にインク汚れが延びて見苦しい状態であった。またこの2種の透明フレキシブルシートを8-10月の3ケ月間屋外曝露し、WETティッシュペーパー拭取除去性(擦り取り往復10回)で評価した結果、明らかにフッ素系樹脂層(シート表面への可塑剤移行を防止する作用も兼備する)を付帯するシートでは付着煤塵の除去性に優れ、初期の外観を回復したのに対し、フッ素系樹脂層を最外層に含む複層体を付帯しないシートでは、シート表面に可塑剤が移行することで付着煤塵が頑固にこびり付き、初期の外観が回復できないものであった。このフッ素系樹脂層を最外層に含む複層体(1)の有無に拘わらず、マルチフィラメントと塩化ビニル樹脂組成物との屈折率差、及び透明被覆層と塩化ビニル樹脂組成物との屈折率差は変わらないものである。
実施例1の〔配合2〕のエポキシ系樹脂透明組成物を、下記〔配合6〕のスチレン系樹脂透明組成物に変更した以外は実施例1と同様として、フッ素系樹脂層を最外層に含む複層体(1)を付帯する厚さが0.36mm、質量510g/m2の透明フレキシブルシート(5)を得た。フッ素系樹脂層を最外層に含む複層体(1)の有無に関係なく、得られた透明フレキシブルシート(5)において、マルチフィラメントと塩化ビニル樹脂組成物との屈折率(JIS K7142)差は0.012(0.05以内)であり、透明被覆層(JIS K7142屈折率1.563)と塩化ビニル樹脂組成物との屈折率(JIS K7142)差は0.015(0.05以内)であり、得られた透明フレキシブルシート(5)は粗目格子状構造体が半透明化して、積層した透明樹脂シートと透明性が同化することで視認性はすこぶる良好で、この効果は使用6ケ月経過後、及び65℃×240時間促進後においても依然良好であった。これは透明被覆層(スチレン系樹脂)の存在によって、塩化ビニル樹脂組成物に含む芳香族リン酸エステル化合物を樹脂加工マルチフィラメント糸条内に留め、芳香族リン酸エステル化合物を透明樹脂シート側に移行、拡散させないためのバリヤー層として作用させた発明によるものである。
〔配合6〕スチレン系樹脂透明組成物
スチレン-1,3-ジメチルスチレン共重合体 50質量部
スチレン-ブタジエン-スチレンブロック共重合体 50質量部
メチルエチルケトン(MEK希釈剤) 150質量部
トルエン(希釈剤) 150質量部
実施例1の〔配合2〕のエポキシ系樹脂透明組成物を、下記〔配合7〕のアクリル系樹脂透明組成物に変更した以外は実施例1と同様として、フッ素系樹脂層を最外層に含む複層体(1)を付帯する厚さが0.36mm、質量510g/m2の透明フレキシブルシート(6)を得た。フッ素系樹脂層を最外層に含む複層体(1)の有無に関係なく、得られた透明フレキシブルシート(6)において、マルチフィラメントと塩化ビニル樹脂組成物との屈折率(JIS K7142)差は0.012(0.05以内)であり、透明被覆層(JIS K7142屈折率1.566)と塩化ビニル樹脂組成物との屈折率(JIS K7142)差は0.018(0.05以内)であり、得られた透明フレキシブルシート(6)は粗目格子状構造体が半透明化して、積層した透明樹脂シートと透明性が同化することで視認性はすこぶる良好で、この効果は使用6ケ月経過後、及び65℃×240時間促進後においても依然良好であった。これは透明被覆層(アクリル系樹脂)の存在によって、塩化ビニル樹脂組成物に含む芳香族リン酸エステル化合物を樹脂加工マルチフィラメント糸条内に留め、芳香族リン酸エステル化合物を透明樹脂シート側に移行、拡散させないためのバリヤー層として作用させた発明によるものである。
〔配合7〕アクリル系樹脂透明組成物
メタアクリル酸アルキルエステル・アクリル酸アルキルエステル共重合体 50質量部
スチレン-メタクリル酸メチル-(メタ)アクリル酸エステル共重合体 50質量部
メチルエチルケトン(MEK希釈剤) 150質量部
トルエン(希釈剤) 150質量部
実施例1で用いた二軸ネットを下記三軸ネットに変更した以外は実施例1と同様として、フッ素系樹脂層(1)を付帯する厚さが0.36mm、質量540g/m2の透明フレキシブルシート(7)を得た。フッ素系樹脂層を最外層に含む複層体(1)の有無に関係なく、得られた透明フレキシブルシート(7)において、マルチフィラメントと塩化ビニル樹脂組成物との屈折率(JIS K7142)差は0.012(0.05以内)であり、透明被覆層(JIS K7142屈折率1.566)と塩化ビニル樹脂組成物との屈折率(JIS K7142)差は0.02(0.05以内)であった。
三軸ネット
単糸径9μmのガラス(Eガラス:JIS K7142屈折率1.56)フィラメント×フィラメント数400本×撚数0.7回/25mmの68.7tex番手のマルチフィラメント糸条(断面形状が略長方形で断面形状における高さと幅の比が2:7)を経糸条群、60°右上がりバイアスマルチフィラメント糸条群、及び60°左上がりバイアスマルチフィラメント糸条群に用い、経糸条群を2cm間隔で配置したこれら全ての経糸条群の上に、60°右上がりバイアスマルチフィラメント糸条群の一部を4cm間隔で乗せて配置し、残りの糸条群を4cm間隔で全ての経糸条群に敷かれるように配置し、さらに経糸条群の上に、60°左上がりバイアスマルチフィラメント糸条群の一部を4cm間隔で乗せて配置し、残りの糸条群を4cm間隔で全ての経糸条群に敷かれるように配置し、右上がりバイアス糸条群同士の糸条が2cm間隔、及び左上がりバイアス糸条群同士の糸条が2cm間隔とし、経糸条及びバイアス糸条の打ち込み密度が1.27本/インチ、空隙率70%の非織物による三軸ネットを用いた。
実施例1で用いた二軸ネットを下記四軸ネットに変更した以外は実施例1と同様として、フッ素系樹脂層を最外層に含む複層体(1)を付帯する厚さが0.36mm、質量570g/m2の透明フレキシブルシート(8)を得た。フッ素系樹脂層を最外層に含む複層体(1)の有無に関係なく、得られた透明フレキシブルシート(8)において、マルチフィラメントと塩化ビニル樹脂組成物との屈折率(JIS K7142)差は0.012(0.05以内)であり、透明被覆層(JIS K7142屈折率1.566)と塩化ビニル樹脂組成物との屈折率(JIS K7142)差は0.02(0.05以内)であった。
四軸ネット
単糸径9μmのガラス(Eガラス:JIS K7142屈折率1.56)フィラメント×フィラメント数400本×撚数0.7回/25mmの68.7tex番手のマルチフィラメント糸条(断面形状が略長方形で断面形状における高さと幅の比が2:7)を経糸条群、緯糸条群、45°右上がりバイアスマルチフィラメント糸条群、及び45°左上がりバイアスマルチフィラメント糸条群に用い、経糸条群を2cm間隔で配置し、緯糸条群の配置順での奇数糸条は4cm間隔で経糸条群に乗せて配置し、かつ緯糸条群の配置順での偶数糸条は4cm間隔で緯糸条に敷いて緯糸条群同士の間隔が2cmとなるように配置した。次にこれら全ての経緯糸条群の上に、45°右上がりバイアスマルチフィラメント糸条群の一部を4cm間隔で乗せて配置し、残りの糸条群を4cm間隔で全ての経緯糸条群に敷かれるように配置し、さらに経糸条群の上に、45°左上がりバイアスマルチフィラメント糸条群の一部を4cm間隔で乗せて配置し、残りの糸条群を4cm間隔で全ての経緯糸条群に敷かれるように配置し、右上がりバイアス糸条群同士の糸条が2cm間隔、及び左上がりバイアス糸条群同士の糸条が2cm間隔とし、経緯糸条及びバイアス糸条の打ち込み密度が1.27本/インチ、空隙率60%の非織物による四軸ネットを用いた。
実施例1のフッ素系樹脂層を最外層に含む複層体(1)の上に、下記〔配合8〕の帯電防止性防汚塗料を120メッシュのグラビアロールで塗工し、120℃の熱風炉で2分間加熱乾燥し、〔配合8〕の帯電防止性防汚塗料をゾルゲル硬化させた帯電防止性防汚層を追加形成し、厚さが0.36mm、質量511g/m2の透明フレキシブルシート(9)を得た。この帯電防止性防汚層には無機コロイド物質(光触媒性酸化チタンゾル及びシリカゾル)が、シランカップリング剤の加水分解縮合物によるバインダー成分に担持されたゾルゲル薄膜である。帯電防止性防汚層の付帯前後での透明フレキシブルシート(9)の表面抵抗値(測定方法:JIS K6911:1995年:測定条件:湿度30%RH-温度23℃)は、明らかに帯電防止性防汚層を付帯するシートで1.0E+11Ω程度の帯電防止性を発現できたが、帯電防止性防汚層を付帯しないシートでは1.0E+14Ω程度に留まった。従って帯電防止性防汚層を付帯することで静電気による煤塵付着を大幅に減らすことを可能とする。フッ素系樹脂層を最外層に含む複層体(1)及び帯電防止性防汚層の有無に関係なく、得られた透明フレキシブルシートにおいて、マルチフィラメントと塩化ビニル樹脂組成物との屈折率(JIS K7142)差は0.012(0.05以内)であり、透明被覆層(JIS K7142屈折率1.566)と塩化ビニル樹脂組成物との屈折率(JIS K7142)差は0.018(0.05以内)であった。
〔配合8〕帯電防止性防汚塗料(帯電防止性防汚層形成用)
光触媒性酸化チタンゾル(粒子径10nm×固形分8質量%) 50質量部
シリカゾル(粒子径12nm×固形分20質量%) 50質量部
γ-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(シランカップリング剤)2質量部
水/エタノール(質量比1:1からなる希釈剤) 50質量部
※水/エタノールはシランカップリング剤の加水分解縮合反応を促進させ、無機コロ
イド物質(光触媒性酸化チタンゾル及びシリカゾル)とのゾルゲル中間体を形成する。
実施例1のフッ素系樹脂層を最外層に含む複層体(1)「25μmのPVdF層/アミノエチル化アクリル樹脂エポキシ硬化物層からなる複層体」を、「5μmのPVdFフィルム層/35μmのアクリル樹脂層からなる複層体」であるフッ素系樹脂層を最外層に含む複層体(2)に変更した以外は実施例1と同様として、厚さが0.37mm、質量510g/m2の透明フレキシブルシート(10)を得た。フッ素系樹脂層を最外層に含む複層体(2)の有無に関係なく、得られた透明フレキシブルシート(10)において、マルチフィラメントと塩化ビニル樹脂組成物との屈折率(JIS K7142)差は0.012(0.05以内)であり、透明被覆層(JIS K7142屈折率1.566)と塩化ビニル樹脂組成物との屈折率(JIS K7142)差は0.02(0.05以内)であった。
実施例1のフッ素系樹脂層を最外層に含む複層体(1)「25μmのPVdF層/アミノエチル化アクリル樹脂エポキシ硬化物層からなる複層体」を、「5μmのPVdFフィルム層/35μmのアクリル樹脂層/アミノエチル化アクリル樹脂エポキシ硬化物層からなる複層体」であるフッ素系樹脂層を最外層に含む複層体(3)に変更した以外は実施例1と同様として、厚さが0.38mm、質量514g/m2の透明フレキシブルシート(11)を得た。フッ素系樹脂層を最外層に含む複層体(3)の有無に関係なく、得られた透明フレキシブルシート(11)において、マルチフィラメントと塩化ビニル樹脂組成物との屈折率(JIS K7142)差は0.012(0.05以内)であり、透明被覆層(JIS K7142屈折率1.566)と塩化ビニル樹脂組成物との屈折率(JIS K7142)差は0.02(0.05以内)であった。
実施例1のフッ素系樹脂層を最外層に含む複層体(1)「25μmのPVdF層/アミノエチル化アクリル樹脂エポキシ硬化物層からなる複層体」を、「5μmのPVdFフィルム層/10μmのアクリル樹脂層/25μmの軟質塩化ビニル樹脂層からなる複層体」であるフッ素系樹脂層を最外層に含む複層体(4)に変更した以外は実施例1と同様として、厚さが0.38mm、質量520g/m2の透明フレキシブルシート(12)を得た。フッ素系樹脂層(4)の有無に関係なく、得られた透明フレキシブルシート(12)において、マルチフィラメントと塩化ビニル樹脂組成物との屈折率(JIS K7142)差は0.012(0.05以内)であり、透明被覆層(JIS K7142屈折率1.566)と塩化ビニル樹脂組成物との屈折率(JIS K7142)差は0.02(0.05以内)であった。
実施例1の透明フレキシブルシートの粗目格子状構造体を構成する樹脂加工マルチフィラメント糸条において、最外層の透明被覆層(エポキシ系樹脂)の形成を省略した以外は実施例1と同様として、厚さが0.36mm、質量510g/m2の透明フレキシブルシート(13)を得た。得られたシートは粗目格子状構造体が半透明化して、積層した透明樹脂シートと透明性が同化することで視認性は実施例1の透明フレキシブルシート(4)と同等であった。しかし、この効果は使用6ケ月経過後、及び65℃×240時間促進後には失われ、粗目格子状構造体が白濁して存在露わとなり、その結果粗目格子状構造体の存在は視界の邪魔となった。これはバリヤー層である透明被覆層(エポキシ系樹脂)を省略したことによって、塩化ビニル樹脂組成物に含むリン酸トリクレジル(芳香族リン酸エステル化合物)が樹脂加工マルチフィラメント糸条内から透明樹脂シート側に移行、拡散することで、塩化ビニル樹脂組成物の屈折率が徐々に下がり、マルチフィラメントと塩化ビニル樹脂組成物との屈折率(JIS K7142)差が0.05を超えたことを原因とする不具合である。
実施例1の透明フレキシブルシートの粗目格子状構造体を構成する樹脂加工マルチフィラメント糸条において、最外層の透明被覆層(エポキシ系樹脂)の形成を省略し、この粗目格子状構造体の表面及び裏面の各々全面に積層する透明樹脂シートの配合〔配合3〕を下記〔配合9〕の軟質塩化ビニル系樹脂透明組成物に変更した以外は実施例1と同様として、厚さが0.36mm、質量510g/m2の透明フレキシブルシート(14)を得た。
〔配合9〕軟質塩化ビニル系樹脂透明組成物
懸濁重合ポリ塩化ビニル樹脂(重合度1300) 100質量部
リン酸トリクレジル(屈折率1.557) 65質量部
エポキシ化大豆油(可塑剤) 5質量部
ステアリン酸亜鉛(安定剤) 2質量部
ステアリン酸バリウム(安定剤) 2質量部
ベンゾトリアゾール系化合物(紫外線吸収剤) 0.2質量部
得られたシートは粗目格子状構造体が半透明化して、積層した透明樹脂シートと透明性が同化することで視認性は実施例1の透明フレキシブルシート(4)と同等であった。比較例1同様バリヤー層である透明被覆層(エポキシ系樹脂)を省略したことで樹脂加工マルチフィラメント糸条からリン酸トリクレジル(芳香族リン酸エステル化合物)が透明樹脂シート側に容易に移行したにも拘わらず、透明樹脂シートの可塑剤にもリン酸トリクレジルを用いたことで6ケ月経過後にも粗目格子状構造体が白濁露呈することなく視認性は実施例1の透明フレキシブルシート(4)の6ケ月後と同等であった。しかし、キセノンアークランプによる促進耐光試験(JIS-K5600)を1000時間行った結果、透明樹脂シートに含む多量のリン酸トリクレジルの存在が着色黄変(JIS-Z8729色差ΔE6.5)の原因となり、太陽光に晒されて使用するシート材料として不適切であることが明らかとなった。
実施例1の透明フレキシブルシートの粗目格子状構造体を構成する樹脂加工マルチフィラメント糸条において、〔配合2〕による最外層の透明被覆層(エポキシ系樹脂)の形成を、下記配合〔配合10〕のウレタン系樹脂透明組成物(屈折率1.495)に変更した以外は実施例1と同様として、厚さが0.36mm、質量510g/m2の透明フレキシブルシート(15)を得た。得られたシートにおいて、ウレタン系樹脂による透明被覆層は確かにリン酸トリクレジル(芳香族リン酸エステル化合物)移行防止のバリヤー層としての作用を発現するものではあるが、透明被覆層と塩化ビニル樹脂組成物との屈折率(JIS K7142)差が0.053(0.05超過)と大きくしたことで、粗目格子状構造体が白濁して存在露わとなり、その結果粗目格子状構造体の存在は視界の阻害物質となった。
(1-1)フィラメント
(1-2)マルチフィラメント糸条
(1-3)塩化ビニル樹脂組成物
(1-4)透明被覆層
(2)粗目格子状構造体
(3)透明樹脂シート
(4)フッ素系樹脂層
(5)透明フレキシブルシート
Claims (6)
- 樹脂加工マルチフィラメント糸条で構成された粗目格子状構造体を基体として、この粗目格子状構造体の表面及び裏面の各々全面に透明樹脂シートを積層して複合体とし、さらに前記複合体の片面、または両面に、フッ素系樹脂層を最外層に含む複層体を積層してなる積層体であって、
前記樹脂加工マルチフィラメント糸条は、ガラス繊維(JIS K7142:屈折率1.55~1.56)によるマルチフィラメント糸条を被覆し、かつ前記マルチフィラメント糸条を構成するフィラメント間の空隙全体を充填する塩化ビニル樹脂組成物と、前記樹脂加工マルチフィラメント糸条の最外層となる透明被覆層とで構成され、
前記塩化ビニル樹脂組成物は、塩化ビニル樹脂(屈折率1.54)、及び芳香族リン酸エステル化合物を含有するものであり、前記芳香族リン酸エステル化合物は、リン酸トリクレジル、リン酸トリフェニル、リン酸トリキシレニル、リン酸クレジルジフェニル、及びリン酸2-エチルヘキシルジフェニルから選ばれた1種以上の芳香族リン酸エステル化合物(JIS K7142:屈折率1.508~1.563)であり、
前記芳香族リン酸エステル化合物は、前記塩化ビニル樹脂の質量を100質量%としたとき、50~200質量%の割合で配合したものであり、前記塩化ビニル樹脂組成物は、JIS K7142に基づいて測定される屈折率が1.52~1.56であり、かつ、前記マルチフィラメント糸条と、前記塩化ビニル樹脂組成物との屈折率(JIS K7142)差が0.05以内であり、
さらに前記透明被覆層は、エポキシ系樹脂、スチレン系樹脂、及びアクリル系樹脂から選ばれた何れか1種による透明被覆層(JIS K7142:屈折率1.50~1.60)であり、前記透明被覆層と前記塩化ビニル樹脂組成物との屈折率(JIS K7142)差が0.05以内であり、
前記透明樹脂シートは、塩化ビニル系樹脂及び可塑剤を含有する軟質塩化ビニル系樹脂組成物を含むものであり、前記可塑剤は、フタル酸ジアルキルエステル、イソフタル酸ジアルキルエステル、テレフタル酸ジアルキルエステル、シクロヘキサンジカルボン酸ジアルキルエステル、及びシクロヘキセンジカルボン酸ジアルキルエステルから選ばれた1種以上であり、前記塩化ビニル系樹脂の質量を100質量%としたとき、35~100質量%の割合で前記可塑剤が配合量されるものであり、
前記フッ素系樹脂層を最外層に含む複層体が、フッ素系樹脂層/アミノエチル化アクリル樹脂エポキシ硬化物層からなる複層体、フッ素系樹脂層/アクリル系樹脂層からなる複層体、フッ素系樹脂層/アクリル系樹脂層/アミノエチル化アクリル樹脂エポキシ硬化物層からなる複層体、及びフッ素系樹脂層/アクリル系樹脂層/塩化ビニル系樹脂層からなる複層体から選ばれた何れか1種である、ことを特徴とする透明フレキシブルシート。 - 前記樹脂加工マルチフィラメント糸条の断面形状が楕円または両端部が円弧状の略長方形であり、前記楕円の短軸と長軸の長さの比は2:3~1:5であり、前記略長方形の短辺と長辺の長さの比は2:3~1:5である、請求項1に記載の透明フレキシブルシート。
- 前記粗目格子状構造体が、1)経/樹脂加工マルチフィラメント糸条群、及び緯/樹脂加工マルチフィラメント糸条群で構成された織物、または2)経/樹脂加工マルチフィラメント糸条群、及び40°~65°バイアス/樹脂加工マルチフィラメント糸条群で構成された三軸織物、または3)経/樹脂加工マルチフィラメント糸条群、緯/樹脂加工マルチフィラメント糸条群、及び40°~65°バイアス/樹脂加工マルチフィラメント糸条群で構成された四軸織物、から選ばれた何れか1種であり、前記粗目格子状構造体の粗目格子1個当たりの面積が25mm2~111mm2の範囲内である請求項1または2に記載の透明フレキシブルシート。
- 前記粗目格子状構造体が、4)経/樹脂加工マルチフィラメント糸条群、及び緯/樹脂加工マルチフィラメント糸条群が、経/緯交点で固着された二軸ネット、または5)経/樹脂加工マルチフィラメント糸条群、及び40°~65°バイアス/樹脂加工マルチフィラメント糸条群が、経/バイアス交点で固着された三軸ネット、または6)経/樹脂加工マルチフィラメント糸条群、緯/樹脂加工マルチフィラメント糸条群、及び40°~65°バイアス/樹脂加工マルチフィラメント糸条群が、経/緯/バイアス交点で固着された四軸ネット、から選ばれた何れか1種であり、前記粗目格子状構造体における粗目格子1個当たりの面積が100mm2~2600mm2の範囲内である請求項1~3の何れか1項に記載の透明フレキシブルシート。
- 前記塩化ビニル樹脂組成物が、さらにエポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、エポキシ化脂肪酸ブチル、エポキシ化脂肪酸2-エチルヘキシル、エポキシヘキサヒドロフタル酸2-エチルヘキシル、及びエポキシヘキサヒドロフタル酸ジエポキシステアリルから選ばれた1種以上のエポキシ系化合物を、前記芳香族リン酸エステル化合物の配合量を100質量%としたとき、1~25質量%の割合で含んでいる請求項1~4の何れか1項に記載の透明フレキシブルシート。
- 前記フッ素系樹脂層を最外層に含む複層体の表面に、1次粒子径3nm~150nmの無機コロイド物質を原料とするナノ粒子が、シランカップリング剤の加水分解縮合物を含むバインダー成分に担持されてなる帯電防止性防汚層が設けられていて、前記無機コロイド物質は、酸化チタンゾル、酸化亜鉛ゾル、酸化錫ゾル、シリカゾル、酸化アルミニウムゾル、酸化ジルコニウムゾル、酸化セリウムゾル、及び酸化亜鉛-五酸化アンチモン複合酸化物ゾル、酸化スズ-五酸化アンチモン複合酸化物ゾル、から選ばれた1種以上の金属酸化物である、請求項1~5の何れか1項に記載の透明フレキシブルシート。
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