JP7149115B2 - 容量センサ回路、送信装置、受信装置及び半導体集積回路 - Google Patents

容量センサ回路、送信装置、受信装置及び半導体集積回路 Download PDF

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Description

本発明は、容量センサ回路、送信装置、受信装置及び半導体集積回路に関する。
近年、冷凍食品やワクチンのように温度等の環境の変化により影響を受ける物品の搬送や保管を行う際、温度等が所定レベルに保たれていたかどうかを判定するためのセンサが用いられている。このようなセンサは、例えばID(Identification)等の情報を埋め込んだIDタグに搭載されている。センサにより取得された情報は、送信側装置としてのIDタグから受信側装置に向けて、近距離の無線通信(RFID(Radio Frequency Identification))により送信される。
このようなセンサとして、蝋の塊によりコンデンサの電極間を満たしておき、蝋の状態変化に基づいて温度変化を検出するセンサ装置が提案されている(例えば、特許文献1)。温度が蝋の融点に達すると、蝋の液体はコンデンサに隣接する位置に設けられた吸収部に吸収される。蝋が吸収部に吸収されると、コンデンサの電極間に挟まれた領域は空気で満たされる。空気の誘電率は蝋の誘電率よりも小さいため、コンデンサの静電容量は減少し、インピーダンスが増加する。
コンデンサのインピーダンスは、送信側装置のIC内のインピーダンス変換部により測定され、データ変調を経て受信側装置に向けて送信される。受信側装置では、受信したインピーダンスの測定値と閾値情報とを比較し、蝋が融解したか否かを判定する。
特開2007-333484号公報
上記の特許文献1のような構成のセンサ装置では、受信側の装置にインピーダンスの閾値情報を格納するメモリや、閾値情報に基づいて蝋が融解したかどうかを判定する融解判定部が必要であり、システムとして複雑であるという問題があった。また、メモリから閾値情報を読み出す際の消費電流や融解判定部の動作電流が必要であり、消費電力が大きいという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、簡易な構成且つ低消費電流で環境変化を検出することが可能な容量センサ回路を提供することを目的とする。
本発明に係る容量センサ回路は、環境の変化に応じて静電容量が第1容量から第2容量に不可逆的に変化する容量変動コンデンサと、前記第1容量と前記第2容量との間の静電容量を有する固定コンデンサと、第1ノードを介して前記容量変動コンデンサに接続されるとともに第2ノードを介して前記固定コンデンサに接続され、クロック信号に応じて前記容量変動コンデンサ及び前記固定コンデンサを充電し、前記第1ノードの電位及び前記第2ノードの電位に基づいて、前記容量変動コンデンサの静電容量が前記第1容量又は前記第2容量のいずれであるかを判定する判定部と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る送信装置は、近距離無線通信によって情報を送信する送信装置であって、当該送信装置に割り当てられた識別情報を記憶する記憶部と、環境の変化に応じて静電容量が第1容量から第2容量に不可逆的に変化する容量変動コンデンサ及び前記第1の容量と前記第2の容量との間の静電容量を有する固定コンデンサを含み、前記容量変動コンデンサ及び前記固定コンデンサを充電することで前記容量変動コンデンサの静電容量が前記第1容量又は前記第2容量のいずれであるかを判定する容量判定回路と、前記識別情報と、前記容量判定回路による判定結果を示す2値のデータと、によって搬送波信号を変調して無線送信する送信部と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る送受信システムは、識別情報を記憶する記憶部と、環境の変化に応じて静電容量が第1容量から第2容量に不可逆的に変化する容量変動コンデンサ及び前記第1容量と前記第2容量との間の静電容量を有する固定コンデンサを含み、前記容量変動コンデンサ及び前記固定コンデンサを充電することで前記容量変動コンデンサの静電容量が前記第1容量又は前記第2容量のいずれであるかを判定する容量判定回路と、を有し、前記識別情報と、判定結果を示す2値のデータと、によって搬送波信号を変調して近距離無線通信により無線送信する送信装置と、前記送信装置から送信された無線送信波を受信し、受信した前記無線送信波を復調して、前記識別情報と、前記容量変動コンデンサの静電容量が前記第1容量又は前記第2容量のいずれであるかを示す2値のデータと、を得る受信部を有する受信装置と、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る半導体集積回路は、環境の変化に応じて静電容量が第1容量から第2容量に変化する容量変動コンデンサと電気的に接続され、前記容量変動コンデンサの静電容量が前記第1容量又は前記第2容量のいずれであるかを判定する半導体集積回路であって、前記第1容量と前記第2容量との間の静電容量を有する固定コンデンサと、第1ノードを介して前記容量変動コンデンサに接続されるとともに第2ノードを介して前記固定コンデンサに接続され、クロック信号に応じて前記容量変動コンデンサ及び前記固定コンデンサを充電し、前記第1ノードの電位及び前記第2ノードの電位に基づいて、前記容量変動コンデンサの静電容量が前記第1容量又は前記第2容量のいずれであるかを判定する判定部と、を有することを特徴とする。
本発明に係る容量センサ回路によれば、簡易な構成且つ低消費電流で環境変化を検出することが可能となる。
本実施例の送信装置及び受信装置の構成を示すブロック図である。 本実施例の容量センサ回路の構成を示すブロック図である。 本実施例の容量センサ回路に含まれるアンプ回路の構成を示す回路図である。 本実施例の容量センサ回路の動作を示すタイムチャートである。
以下に本発明の好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下の実施例における説明及び添付図面においては、実質的に同一または等価な部分には同一の参照符号を付している。
図1は、本実施例の送信装置100及び受信装置200の構成を含むブロック図である。送信装置100は、近距離の無線通信を用いてID(Identification)情報を送信するRFID(Radio Frequency Identification)の送信装置であり、ID情報を含む情報データを受信装置200に向けて送信する。
送信装置100は、半導体通信装置としてのIC(Integrated Circuit)タグから構成されている。送信装置100は、制御部11、記憶部12、クロック生成部13、通信部14及び容量センサ回路15を含む。
制御部11は、例えばマイクロプロセッサから構成される処理制御部である。制御部11は、例えば記憶部12から制御プログラムを読み出して実行することにより、送信装置100の各部の制御を行うことができる。
記憶部12は、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性メモリから構成されている。また記憶部12は、例えば送信装置100の制御プログラムを記憶し、送信装置100を識別するためのID情報を記憶することができる。
クロック生成部13は、発振回路等から構成され、送信装置100の各部の動作に用いるクロック信号を生成する。例えば、クロック生成部13は、クロック信号CLKINを生成して容量センサ回路15に供給する。
通信部14は、アンテナ(図示せず)を含み、例えばRFID(Radio Frequency Identifier)規格に準拠した無線通信によりデータを送信する。通信部14は、記憶部12から読み出した送信装置100のID情報及び容量センサ回路15によるセンサ結果を示す2値のデータによって無線用の搬送波信号を変調し、ID情報及びセンサ結果を表す無線送信波を受信装置200に向けて送信する。
容量センサ回路15は、温度変化に応じて静電容量が変化するコンデンサを含み、当該コンデンサの静電容量の変化を検出して検出結果を出力する回路である。
図2は、容量センサ回路15の構成を示すブロック図である。容量センサ回路15は、半導体ICの内部に設けられた内部回路15Aと、半導体ICの外部の基板上に設けられた外部回路15Bと、から構成されている。内部回路15Aは、アンプ回路30及びコンデンサCAP1から構成されている。外部回路15Bは、コンデンサCAP0及び吸収部ASから構成されている。
コンデンサCAP0は、一端がノードn0(第1のノード)を介してアンプ回路30に接続されるとともに、他端が接地されている。コンデンサCAP0の両電極の間の領域(以下、電極間と称する)には、比誘電率が1.0よりも十分に高い誘電体DE(例えば、比誘電率2.0以上)が設けられている。誘電体DEは、例えば蝋から構成されており、所定の融点に達すると状態変化を起こし、固体から液体に変化する。
吸収部ASは、液体を吸収する紙等の材料から構成されている。誘電体DEは、融解して固体から液体に変化すると、吸収部ASに吸収される。これにより、コンデンサCAP0の電極間は空気で満たされる。空気の比誘電率は約1.0であり、誘電体DEの比誘電率よりも低い。従って、誘電体DEが固体から液体に変化することにより、コンデンサCAP0の静電容量(容量値)が減少する。以下の説明では、コンデンサCAP0の電極間が誘電体DEの固体で満たされている状態の静電容量を第1容量、コンデンサCAP0の電極間が空気で満たされている状態の静電容量を第2容量と称する。
このように、本実施例においてコンデンサCAP0の電極間に設けられる誘電体DEは、いったん固体から液体に変化すると、吸収部ASに吸収されるため、再び固体に変化したとしても、コンデンサCAP0の電極間には戻らない。すなわち、コンデンサCAP0は、電極間が誘電体DEで満たされた状態から空気で満たされた状態へといったん変化すると、元には戻らないように構成されている。従って、コンデンサCAP0の静電容量の変化(すなわち、物質の誘電体DE(固体)の融解による電極間の誘電率の変化)は不可逆的である。
このように、コンデンサCAP0は、環境の変化(例えば、本実施例では温度変化)に応じて静電容量が第1容量(電極間が誘電体DEの固体で満たされている状態の静電容量)から第2容量(電極間が空気で満たされている状態の静電容量)に不可逆的に変化する容量変動コンデンサである。
コンデンサCAP1は、一端がノードn1(第2のノード)を介してアンプ回路30に接続されるとともに、他端がコンデンサCAP0の他端とともに接地されている。コンデンサCAP1は、静電容量が固定値を有する固定コンデンサである。コンデンサCAP1の静電容量は、第1容量と第2容量との間の容量値(例えば、中間の容量値)となるように設定されている。
アンプ回路30は、第1のノードであるノードn0を介してコンデンサCAP0に接続されるとともに、第2のノードであるノードn1を介してコンデンサCAP1に接続されている。アンプ回路30は、ノードn0を介してコンデンサCAP0の一端に接続される接続端子CIN0と、ノードn1を介してコンデンサCAP1の一端に接続される接続端子CIN1と、を有する。また、アンプ回路30は、入力端子INにクロック信号CLKINの入力を受ける入力端子IN、及びセンサ結果を示す検出信号COUTを出力する出力端子QNを有する。
アンプ回路30は、接続端子CIN0及びノードn0を介してコンデンサCAP0を充放電する。また、アンプ回路30は、接続端子CIN1及びノードn1を介してコンデンサCAP1を充放電する。アンプ回路30は、コンデンサCAP0及びCAP1の充放電のタイミングに基づいて、コンデンサCAP0の電極間の誘電体DEが融解しているか否かを示す検出信号COUTを出力する。アンプ回路30は、クロック信号CLKINの供給に応じてコンデンサCAP0及びコンデンサCAP1を充電し、ノードn0の電位及びノードn1の電位に基づいて、コンデンサCAP0の静電容量が第1容量又は第2容量のいずれであるかを判定する判定部である。
図3は、アンプ回路30の構成を示す回路図である。アンプ回路30は、複数の論理ゲート、複数のトランジスタ、及びラッチ回路から構成されている。
NAND0、NAND1及びNAND2は、否定論理積を出力する2入力のNANDゲート回路である。NAND0の入力端の一方は、アンプ回路30の入力端子INに接続されており、クロック信号CLKINの入力を受ける。
NAND1及びNAND2は、フリップフロップ回路を構成している。NAND1の入力端の一方は、アンプ回路30の入力端子INに接続されている。NAND1の出力端は、NAND0の入力端の他方に接続されている。NAND2の入力端の一方は、ノードn9を介して、NAND1の出力端とともにNAND0の入力端の他方に接続されている。NAND2の出力端子は、ノードn10を介してNAND1の入力端の他方に接続されている。
インバータINV0は、入力端がノードn2を介してNAND0の出力端子に接続されている。インバータINV0は、入力端に入力されたNAND0の出力信号を反転して、出力端から出力する。
また、アンプ回路30は、バイアス信号生成部31、第1のコンデンサ制御部32、第2のコンデンサ制御部33、差動アンプ34、排他的論理和回路35、インバータ部36及びラッチ回路37を有する。
バイアス信号生成部31は、インバータINV0の出力信号に基づいて差動アンプ34に供給するバイアス信号を生成する信号生成部である。バイアス信号生成部31は、生成したバイアス信号を差動アンプ34に供給する。かかるバイアス信号の供給により、差動アンプ34の動作電流が制御される。バイアス信号生成部31は、トランジスタPM6、トランジスタNM9及びトランジスタNM10を含む。
トランジスタPM6は、第1導電型のトランジスタであるPチャネル型MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)から構成されている。トランジスタPM6は、ソースが電源に接続され、ゲートが接地され、ドレインがノードn3に接続されている。
トランジスタNM9及びNM10は、第2導電型のトランジスタであるNチャネル型MOSFETから構成されている。トランジスタNM9は、ゲートがインバータINV0の出力端に接続され、ドレインがノードn3に接続されている。トランジスタNM10は、ソースが接地され、ゲートがノードn3に接続されている。トランジスタNM9のソース及びトランジスタNM10のドレインは、互いに接続されている。
第1のコンデンサ制御部32は、コンデンサCAP0の充放電を制御する制御部である。第1のコンデンサ制御部32は、トランジスタPM2及びトランジスタNM2を含む。
トランジスタPM2は、第1導電型のトランジスタであるPチャネル型MOSFETから構成されている。トランジスタPM2は、ソースが電源に接続され、ゲートがノードn2に接続されている。
トランジスタNM2は、第2導電型のトランジスタであるNチャネル型MOSFETから構成されている。トランジスタNM2は、ソースが接地され、ゲートがノードn2に接続されている。トランジスタPM2のドレイン及びトランジスタNM2のドレインは、接続端子CIN0を介して、コンデンサCAP0の一端に接続されている。
第2のコンデンサ制御部33は、コンデンサCAP1の充放電を制御する制御部である。第2のコンデンサ制御部33は、トランジスタPM3及びトランジスタNM3を含む。
トランジスタPM3は、第1導電型のトランジスタであるPチャネル型MOSFETから構成されている。トランジスタPM3は、ソースが電源に接続され、ゲートがノードn2に接続されている。
トランジスタNM3は、第2導電型のトランジスタであるNチャネル型MOSFETから構成されている。トランジスタNM3は、ソースが接地され、ゲートがノードn2に接続されている。トランジスタPM3のドレイン及びトランジスタNM3のドレインは、接続端子CIN1を介して、コンデンサCAP1の一端に接続されている。
差動アンプ34は、コンデンサCAP0及びCAP1の充電電位の電位差を増幅して出力する差動増幅回路である。差動アンプ34は、トランジスタPM0、PM1、NM0、NM1及びNM8を含む。
トランジスタPM0及びPM1は、第1導電型のトランジスタであるPチャネル型MOSFETから構成されている。トランジスタPM0及びPM1は、各々のソースが電源に接続され、ゲート同士が互いに接続されるとともに共通して接地されている。
トランジスタNM0及びNM1は、第2導電型のトランジスタであるNチャネル型MOSFETから構成されている。トランジスタNM0のドレインは、トランジスタPM0のドレインと接続されている。トランジスタNM0のゲートは、トランジスタPM2のドレイン及びトランジスタNM2のドレインに接続されるとともに、接続端子CIN0を介してコンデンサCAP0の一端に接続されている。
トランジスタNM1のドレインは、トランジスタPM1のドレインと接続されている。トランジスタNM1のゲートは、トランジスタPM3のドレイン及びトランジスタNM3のドレインに接続されるとともに、接続端子CIN1を介してコンデンサCAP1の一端に接続されている。
トランジスタNM8は、ソースが接地され、ドレインがトランジスタNM0及びNM1のソースに接続されている。トランジスタNM8のゲートはノードn3に接続され、ノードn3を介してトランジスタNM10のゲート、トランジスタPM6のドレイン及びトランジスタNM9のドレインに接続されている。トランジスタNM8は、定電流源回路としての機能を有し、バイアス信号生成部31からのバイアス信号(すなわち、ノードn3の電位)に応じて定電流(テイル電流)が制御される。
排他的論理和回路35は、ノードn6及びn7上の信号を入力としてその排他的論理和をノードn8に出力する論理回路である。排他的論理和回路35は、NOR0、NOR1、NOR2、インバータINV1及びインバータINV2を含む。
インバータINV1は、入力端がノードn7に接続されている。インバータINV1は、入力端に入力されたノードn7上の信号を反転して、出力端から出力する。インバータINV2は、入力端がノードn6に接続されている。インバータINV2は、入力端に入力されたノードn6上の信号を反転して、出力端から出力する。
NOR0、NOR1及びNOR2は、否定論理和を出力する2入力のNORゲート回路である。NOR0は、入力端の一方がNOR1の出力端に接続され、入力端の他方がNOR2の出力端に接続されている。NOR0の出力端は、ノードn8を介してNAND2の入力端の1つに接続されている。
NOR1は、入力端の一方がノードn6に接続され、入力端の他方がインバータINV1の出力端に接続されている。NOR2は、入力端の一方がインバータINV2の出力端に接続され、入力端の他方がノードn7に接続されている。
インバータ部36は、差動アンプ34からの出力信号を反転して出力する回路部である。インバータ36は、トランジスタPM4、PM5、NM4、NM5、NM6及びNM7を含む。
トランジスタPM4は、第1導電型のトランジスタであるPチャネル型MOSFETから構成されている。トランジスタPM4は、ソースが電源に接続され、ゲートがノードn4に接続されている。
トランジスタNM4は、第2導電型のトランジスタであるNチャネル型MOSFETから構成されている。トランジスタNM4は、ゲートが電源に接続され、ドレインがトランジスタPM4のドレインと共通してノードn6に接続されている。
トランジスタNM5は、第2導電型のトランジスタであるNチャネル型MOSFETから構成されている。トランジスタNM5は、ソースが接地され、ドレインがノードNM4のソースに接続され、ゲートがノードn4に接続されている。
トランジスタPM5は、第1導電型のトランジスタであるPチャネル型MOSFETから構成されている。トランジスタPM5は、ソースが電源に接続され、ゲートがノードn5に接続されている。
トランジスタNM6は、第2導電型のトランジスタであるNチャネル型MOSFETから構成されている。トランジスタNM6は、ゲートが電源に接続され、ドレインがトランジスタPM5のドレインと共通してノードn7に接続されている。
トランジスタNM7は、第2導電型のトランジスタであるNチャネル型MOSFETから構成されている。トランジスタNM7は、ソースが接地され、ドレインがノードNM6のソースに接続され、ゲートがノードn5に接続されている。
トランジスタPM0及びPM1は、同じディメンション(ゲート長、ゲート幅等)で形成されている。同様に、トランジスタPM2とPM3、PM4とPM5、NM0とNM1、NM2とNM3、NM4とNM6、及びNM5とNM7は、それぞれ同じディメンションで形成されている。
ラッチ回路37は、クロック端子CLK、信号入力端子Q、及び出力端子QNを有する。ラッチ回路37は、クロック端子CLKに入力されるクロック信号がLレベル(すなわち、接地電位レベル)のとき、信号入力端子Qに入力されたデータを取り込む。また、ラッチ回路37は、クロック端子CLKに入力されるクロック信号がLレベルからHレベル(すなわち、電源電位レベル)に遷移したとき、クロック信号がLレベルのときに取り込んだデータの反転信号を出力端子QNから出力する。そして、ラッチ回路37は、クロック端子CLKに入力されるクロック信号が再度LレベルからHレベルに遷移するまで、同じ出力データを出力し続ける(すなわち、出力データが保持される)。このように、ラッチ回路37は、差動アンプ34により増幅された電位差に基づいて、コンデンサCAP0の静電容量が第1容量又は第2容量のいずれであるかを示す2値の判定信号を出力及び保持する出力部である。
再び図1を参照すると、受信装置200は、制御部21、通信部22及び記憶部23を含む。
制御部21は、例えばマイクロプロセッサから構成される処理制御部である。制御部21は、例えば記憶部23から制御プログラムを読み出して実行することにより、受信装置200の各部の制御を行うことができる。
通信部22は、アンテナ(図示せず)を含み、例えばRFID規格に準拠した無線通信によりデータを受信する。通信部22は、送信装置100から受信した信号(無線送信波)を復調し、送信装置100のID情報及び送信装置100におけるセンサ結果の情報を得る。
記憶部23は、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性メモリから構成されている。記憶部23は、例えば受信装置200の制御プログラムを記憶し、通信部22が受信した信号から抽出された各種データを記憶することができる。例えば、記憶部23は、送信装置100のID情報及び送信装置100におけるセンサ結果の情報を記憶する。
次に、図2及び図3と、図4のタイムチャートとを参照して、本実施例の容量センサ回路15の動作について説明する。ここでは、図2のコンデンサCAP0の電極間の誘電体DEが融解していない期間(すなわち、周囲の温度が未だ誘電体DEの融点に達していない期間)を期間T1、誘電体DEが融解した後の期間(すなわち、周囲の温度が誘電体DEの融点に達した後の期間)を期間T2として、それぞれの期間について容量センサ回路15の動作の説明を行う。
まず、期間T1(すなわち、誘電体DEが融解していない状態)における容量センサ回路15の動作について説明する。期間T1において、Lレベルのクロック信号CLKINがアンプ回路30の入力端子INに入力されると、ノードn2の電位はHレベルとなる。これにより、ノードn0及びノードn1の電位はLレベル、ノードn3、ノードn4及びノードn5の電位はHレベルとなる。また、ノードn6及びノードn7の電位はLレベルとなり、ノードn8の電位はHレベル、ノードn9の電位はHレベル、ノードn10の電位はLレベルとなる。図4では、この状態を第1の初期状態IS1として示している。
第1の初期状態IS1では、ノードn2の電位がHレベルのため、アンプ回路30の出力端子QNから出力される検出信号COUTの値は、前のデータ値が保持されることになる。すなわち、コンデンサCAP0の電極間の誘電体DEが融解前の状態であるため、Lレベルの検出信号COUTが出力される。
その後、クロック信号CLKINがHレベルになると、ノードn2の電位はLレベルとなる。ノードn2の電位はインバータINV0により反転され、Hレベルの反転信号がトランジスタNM9のゲートに印加される。これにより、バイアス信号生成部31が動作し、ノードn3は中間電位Vxとなる。これにより、定電流源であるトランジスタNM8のゲートには中間電位Vxのレベルのバイアス信号が供給される。
また、ノードn2の電位がLレベルであるため、トランジスタNM2及びトランジスタNM3はいずれもOFF状態となり、トランジスタPM2及びPM3はいずれもON状態となる。これにより、接続端子CIN0及びCIN1を介して、コンデンサCAP0及びCAP1がそれぞれ充電される。
期間T1では誘電体DEが融解していないため、コンデンサCAP0の容量値は第1容量であり、コンデンサCAP1の容量値よりも大きい。従って、コンデンサCAP0よりもコンデンサCAP1の方が早く充電され、ノードn0よりもノードn1の方が先に電位が上昇する。
ノードn1の電位はトランジスタNM1のゲートに印加され、差動アンプ34の動作により、ノードn5の電位が低下する。一方、ノードn0はノードn1よりも電位が遅れて上昇するため、差動アンプ34の機能により、ノードn4の電位はほとんど低下しない。図4では、かかる状態の期間を第1の充電期間CP1として示している。
その後、ノードn5の電位がインバータ部36の閾値レベルVthまで低下すると、ノードn7の電位はHレベルとなり、Hレベルの入力信号が信号入力端子Qからラッチ回路37に取り込まれる。図4では、かかる状態の期間を第1の充電検出期間CDP1として示している。
第1の充電検出期間CDP1では、ノードn8、n10、及びn9の電位が時間差で順次変化する。具体的には、ノードn7の電位がHレベルとなることにより、ノードn8の電位はLレベルとなる。ノードn8の電位の変化に応じて、ノードn10の電位はHレベルとなる。ノードn10の電位の変化に応じて、ノードn9の電位はLレベルとなる。
ノードn9の電位がLレベルとなることにより、ノードn2の電位はHレベルとなる。これにより、ラッチ回路37のクロック端子CLKには、Hレベルの信号がクロック信号として供給される。このとき、ノードn7はHレベルであるため、信号入力端子QにはHレベルの信号が取り込まれている。従って、ラッチ回路37は、Lレベルの反転信号QNを出力信号COUTとして、出力端子QNから出力する。
また、ノードn2の電位がHレベルになることで、ノードn2の電位を反転したLレベルの反転信号が、トランジスタNM9のゲートに印加される。これにより、バイアス信号生成部31はOFF状態(すなわち、動作しない状態)となり、ノードn3の電位はHレベルとなる。これにより、トランジスタNM8のゲートにはHレベルのバイアス信号が供給され、定電流源としてのトランジスタNM8はオン状態となる。また、トランジスタNM2及びNM3がON状態となり、トランジスタPM2及びPM3がOFF状態となるため、接続端子CIN0及びCIN1を介してコンデンサCAP0及びCAP1が放電される。図4では、かかる状態の期間を第1の放電期間DP1として示している。
その後、ノードn5の電位がインバータ部36の閾値レベルVthまで上昇すると、ノードn7の電位はLレベルとなり、ノードn8の電位はHレベルとなる。その後、クロック信号CLKINがLレベルになると、ノードn9の電位はHレベルとなり、ノードn10の電位はLレベルとなる。図4では、かかる状態の期間を第1の放電検出期間DDP1として示している。
次に、期間T2(すなわち、誘電体DEが融解して吸収部ASに吸収された状態)における容量センサ回路15の動作について説明する。期間T2において、Lレベルのクロック信号CLKINがアンプ回路30の入力端子INに入力されると、ノードn2の電位はHレベルとなる。これにより、ノードn0及びノードn1の電位はLレベル、ノードn3、ノードn4及びノードn5の電位はHレベルとなる。また、ノードn6及びノードn7の電位はLレベルとなり、ノードn8の電位はHレベル、ノードn9の電位はHレベル、ノードn10の電位はLレベルとなる。図4では、この状態を第2の初期状態IS2として示している。
第2の初期状態IS2では、ノードn2の電位がHレベルのため、アンプ回路30の出力端子QNから出力される検出信号COUTとして、前のデータ値であるLレベルが保持されることになる。
その後、クロック信号CLKINがHレベルになると、ノードn2の電位はLレベルとなる。ノードn2の電位はインバータINV0により反転され、Hレベルの反転信号がトランジスタNM9のゲートに印加される。これにより、バイアス信号生成部31が動作し、ノードn3は中間電位Vxとなる。これにより、定電流源であるトランジスタNM8のゲートには中間電位Vxレベルのバイアス信号が供給される。
また、ノードn2の電位がLレベルであるため、トランジスタNM2及びトランジスタNM3はいずれもOFF状態となり、トランジスタPM2及びPM3はいずれもON状態となる。これにより、接続端子CIN0及びCIN1を介して、コンデンサCAP0及びCAP1がそれぞれ充電される。
期間T2では誘電体DEが融解しているため、コンデンサCAP0の容量値は第2容量であり、コンデンサCAP1の容量値よりも小さい。従って、コンデンサCAP1よりもコンデンサCAP0の方が早く充電され、ノードn1よりもノードn0の方が先に電位が上昇する。
ノードn0の電位はトランジスタNM0のゲートに印加され、差動アンプ34の動作により、ノードn4の電位が低下する。一方、ノードn1はノードn0よりも電位が遅れて上昇するため、差動アンプ34の機能により、ノードn5の電位はほとんど低下しない。図4では、かかる状態の期間を第2の充電期間CP2として示している。
その後、ノードn4の電位がインバータ部36の閾値レベルVthまで低下すると、ノードn6の電位はHレベルとなる。一方、ノードn5の電位が低下しないため、ノードn7はLレベルに維持され、Lレベルの入力信号が信号入力端子Qからラッチ回路37に取り込まれる。図4では、かかる状態の期間を第2の充電検出期間CDP2として示している。
第2の充電検出期間CDP2では、ノードn8、n10、及びn9の電位が時間差で順次変化する。具体的には、ノードn6の電位がHレベルとなることにより、ノードn8の電位はLレベルとなる。ノードn8の電位の変化に応じて、ノードn10の電位はHレベルとなる。ノードn10の電位の変化に応じて、ノードn9の電位はLレベルとなる。
ノードn9の電位がLレベルとなることにより、ノードn2の電位はHレベルとなる。これにより、ラッチ回路37のクロック端子CLKには、Hレベルの信号がクロック信号として供給される。このとき、ノードn7はLレベルであるため、信号入力端子QにはLレベルの信号が取り込まれている。従って、ラッチ回路37は、Hレベルの反転信号QNを出力信号COUTとして、出力端子QNから出力する。
また、ノードn2の電位がHレベルになることで、ノードn2の電位を反転したLレベルの反転信号が、トランジスタNM9のゲートに印加される。これにより、バイアス信号生成部31はOFF状態(すなわち、動作しない状態)となり、ノードn3の電位はHレベルとなる。これにより、トランジスタNM8のゲートにはHレベルのバイアス信号が供給され、定電流源としてのトランジスタNM8はオン状態となる。また、トランジスタNM2及びNM3がON状態となり、トランジスタPM2及びPM3がOFF状態となるため、接続端子CIN0及びCIN1を介してコンデンサCAP0及びCAP1が放電される。図4では、かかる状態の期間を第2の放電期間DP2として示している。
その後、ノードn4の電位がインバータ部36の閾値レベルVthまで上昇すると、ノードn6の電位はLレベルとなり、ノードn8の電位はHレベルとなる。その後、クロック信号CLKINがLレベルになると、ノードn9の電位はHレベルとなり、ノードn10の電位はLレベルとなる。図4では、かかる状態の期間を第2の放電検出期間DDP2として示している。
以上のように、本実施例の容量センサ回路15は、コンデンサCAP0の電極間の誘電体DEがまだ融解していない場合にはLレベルの検出信号COUTを出力し、コンデンサCAP0の電極間の誘電体DEが既に融解している場合にはHレベルの検出信号COUTを出力する。これにより、容量センサ回路15の周辺の温度が誘電体DEの融点に達したか否かが判定される。
本実施例の容量センサ回路15によれば、送信装置100は誘電体DEが融解しているか否かを示す2値の信号(“H”か“L”か)を受信装置200に送信することができる。これにより、受信側の装置では、例えばコンデンサのインピーダンスに基づいて誘電体が融解したかどうかを判定するための構成(インピーダンスの閾値情報を格納するメモリや測定されたインピーダンスと閾値とを比較して融解の有無を判定する融解判定部等)が不要である。
従って、本実施例の容量センサ回路15によれば、簡易な構成で温度等の環境の変化を検出することが可能となる。また、受信側の装置においてメモリから閾値情報を読み出す際の消費電流や融解判定部の動作電流を削減することが可能となる。
また、本実施例の容量センサ回路15では、第1の充電期間CP1、第1の充電検出期間CDP1、第2の充電期間CP2及び第2の充電検出期間CDP2のみで電流の消費があり、他の期間では電流の消費がない。このため、クロック信号CLKINを低周波数とすることにより、容量センサ回路15を低消費電流とすることが可能である。従って、容量センサ回路15自体の消費電流を削減することが可能となる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、上記実施例では、コンデンサCAP0及びCAP1を充電したときの電位差を差動アンプ34で検出する例について説明した。しかし、電位差を検出する回路はこれに限られず、シングルエンドのインバータやCMOSアンプ等、どのようなアンプを用いてもよい。
また、上記実施例において、容量センサ回路15のコンデンサCAP1として用いるコンデンサの種類は特に限定されない。例えば、MOSキャパシタ、MIM(Metal-Insulator-Metal)キャパシタ、MOM(Metal-Oxide-Metal)キャパシタ等、どのようなコンデンサを用いても良い。
また、上記実施例では、差動アンプ34の出力をインバータ部36で受け、差動アンプ34の出力の反転信号を排他的論理和回路35及びラッチ回路37に供給する例について説明した。しかし、差動アンプ34の出力を排他的論理和回路35及びラッチ回路37に直接供給する構成としても良い。
また、上記実施例では、バイアス信号生成部31で生成したバイアス信号を差動アンプ34のテイル電流の制御に用いる例について説明した。しかし、バイアス信号生成部31を介さず、ノードn2の反転信号により差動アンプ34のテイル電流を制御する構成としてもよい。
また、上記実施例では、差動アンプ34の出力信号を反転した信号をラッチ回路37で保持(すなわち、記憶)する例について説明したが、ラッチ回路37の構成は限定されない。また、ラッチ回路以外の他のデータ保持回路を用いてもよい。
また、上記実施例では、コンデンサCAP0及びCAP1を充電するための素子としてPチャネル型MOSFET(トランジスタPM2及びPM3)を用いる例について説明したが、他の素子を用いてもよい。
また、上記実施例では、コンデンサCAP0及びCAP1の各々を充電するための素子としてそれぞれ1つのPチャネル型MOSFETを用いる例について説明したが、Pチャネル型MOSFETを複数個、直列接続することにより各コンデンサを充電するための電流を制御してもよい。
また、上記実施例では、コンデンサCAP0及びCAP1を放電するための素子としてNチャネル型MOSFET(トランジスタNM2及びNM3)を用いる例について説明したが、他の素子を用いてもよい。
また、上記実施例では、コンデンサCAP0及びCAP1の各々を放電するための素子としてそれぞれ1つのNチャネル型MOSFETを用いる例について説明したが、Nチャネル型MOSFETを複数個、直列接続することにより各コンデンサを放電するための電流を制御してもよい。
また、受信装置200から送信装置100に電力を伝送する構成としてもよい。例えば、送信装置100にアンテナとして設けられたコイルを受電コイル、受信装置200にアンテナとして設けられたコイルを送電コイルとして、交流磁界を用いて電力伝送を行う構成としても良い。
また、上記実施例では、容量センサ回路15の動作によって、コンデンサCAP0の電極間に設けられた誘電体DEが融解したか否かを検出することにより、周辺の温度が誘電体DEの融点に達したか否かを判定する構成について説明した。しかし、コンデンサCAP0の電極間に誘電体DEとは異なる他の誘電体を設けることにより、温度変化以外の他の環境変化を検出する構成とすることが可能である。例えば、所定波長の光に晒されることにより硬化する光硬化樹脂等からなる誘電体を用いることにより、容量センサ回路15が光に晒されたか否かを検出することができる。また、例えば空気に晒されることにより酸化する物質からなる誘電体を用いることにより、容量センサ回路15が空気に晒されたか否かを検出することができる。
すなわち、本発明に係る容量センサ回路は、環境の変化に応じて状態が変化する誘電体を、コンデンサCAP0の電極間の誘電率が不可逆的に変化するような態様でコンデンサCAP0の電極間に挟持するような構成を有していれば良い。
100 送信装置
200 受信装置
11 制御部
12 記憶部
13 クロック生成部
14 通信部
15 容量センサ回路
21 制御部
22 通信部
23 記憶部
15A 内部回路
15B 外部回路
CAP0,CAP1 コンデンサ
AS 吸収部
30 アンプ回路
31 バイアス信号生成部
32 第1のコンデンサ制御部
33 第2のコンデンサ制御部
34 差動アンプ
35 排他的論理和回路
36 インバータ部
37 ラッチ回路

Claims (7)

  1. 環境の変化に応じて静電容量が第1容量から第2容量に不可逆的に変化する容量変動コンデンサと、
    前記第1容量と前記第2容量との間の静電容量を有する固定コンデンサと、
    第1ノードを介して前記容量変動コンデンサに接続されるとともに第2ノードを介して前記固定コンデンサに接続され、クロック信号に応じて前記容量変動コンデンサ及び前記固定コンデンサを充電し、前記第1ノードの電位及び前記第2ノードの電位に基づいて、前記容量変動コンデンサの静電容量が前記第1容量又は前記第2容量のいずれであるかを判定する判定部と、
    を有することを特徴とする容量センサ回路。
  2. 前記判定部は、
    前記第1ノードの電位と前記第2ノードの電位との電位差を増幅する差動増幅部と、
    前記差動増幅部により増幅された電位差に基づいて、前記容量変動コンデンサの静電容量が前記第1容量又は前記第2容量のいずれであるかを示す2値の判定信号を出力する出力部と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の容量センサ回路。
  3. 前記判定部は、
    前記容量変動コンデンサの充電及び放電を制御する第1制御部と、
    前記固定コンデンサの充電及び放電を制御する第2制御部と、
    を有し、
    前記第1制御部及び前記第2制御部が前記容量変動コンデンサ及び前記固定コンデンサを放電させると、前記差動増幅部の動作電流が遮断される
    ことを特徴とする請求項2に記載の容量センサ回路。
  4. 近距離無線通信によって情報を送信する送信装置であって、
    当該送信装置に割り当てられた識別情報を記憶する記憶部と、
    環境の変化に応じて静電容量が第1容量から第2容量に不可逆的に変化する容量変動コンデンサ及び前記第1容量と前記第2容量との間の静電容量を有する固定コンデンサを含み、前記容量変動コンデンサ及び前記固定コンデンサを充電することで前記容量変動コンデンサの静電容量が前記第1容量又は前記第2容量のいずれであるかを判定する容量判定回路と、
    前記識別情報と、前記容量判定回路による判定結果を示す2値のデータと、によって搬送波信号を変調して無線送信する送信部と、
    を有することを特徴とする送信装置。
  5. 前記容量判定回路は、
    第1ノードを介して前記容量変動コンデンサに接続されるとともに第2ノードを介して前記固定コンデンサに接続され、クロック信号に応じて前記容量変動コンデンサ及び前記固定コンデンサを充電し、前記第1ノードの電位及び前記第2ノードの電位に基づいて、前記容量変動コンデンサの静電容量が前記第1容量又は前記第2容量のいずれであるかを判定する判定部と、
    を含むことを特徴とする請求項4に記載の送信装置。
  6. 識別情報を記憶する記憶部と、環境の変化に応じて静電容量が第1容量から第2容量に不可逆的に変化する容量変動コンデンサ及び前記第1容量と前記第2容量との間の静電容量を有する固定コンデンサを含み、前記容量変動コンデンサ及び前記固定コンデンサを充電することで前記容量変動コンデンサの静電容量が前記第1容量又は前記第2容量のいずれであるかを判定する容量判定回路と、を有し、前記識別情報と、判定結果を示す2値のデータと、によって搬送波信号を変調して近距離無線通信により無線送信する送信装置と、
    前記送信装置から送信された無線送信波を受信し、受信した前記無線送信波を復調して、前記識別情報と、前記容量変動コンデンサの静電容量が前記第1容量又は前記第2容量のいずれであるかを示す2値のデータと、を得る受信部を有する受信装置と、
    を含むことを特徴とする送受信システム
  7. 環境の変化に応じて静電容量が第1容量から第2容量に変化する容量変動コンデンサと電気的に接続され、前記容量変動コンデンサの静電容量が前記第1容量又は前記第2容量のいずれであるかを判定する半導体集積回路であって、
    前記第1容量と前記第2容量との間の静電容量を有する固定コンデンサと、
    第1ノードを介して前記容量変動コンデンサに接続されるとともに第2ノードを介して前記固定コンデンサに接続され、クロック信号に応じて前記容量変動コンデンサ及び前記固定コンデンサを充電し、前記第1ノードの電位及び前記第2ノードの電位に基づいて、前記容量変動コンデンサの静電容量が前記第1容量又は前記第2容量のいずれであるかを判定する判定部と、
    を有することを特徴とする半導体集積回路。
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