JP7148964B2 - パネル連結部品 - Google Patents

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本発明は、部材を連結するパネル連結部品に関する。
家具などの組立品は、例えば天板や側板などの部材同士を連結して組み立てられる。特許文献1には、収納キャビネットなどを構成する各パネル(部材)を連結するためのパネル連結具が記載されている。
このパネル連結具は、一方のパネルの端面に埋め込まれるケースと、他方のパネルの平面に形成されただぼ挿入穴に挿入される可動だぼと、ケース内に装着される操作部とを備える。可動だぼは、一端部にだぼ部が設けられ、他端部がだぼ本体となっている。可動だぼのだぼ部は、他方のパネルのだぼ挿入孔に挿入される。
操作部は、可動だぼのだぼ本体と係合して、だぼ部をだぼ挿入穴から引き抜く方向に移動させる。だぼ部の外周面は、だぼ挿入穴の内面に向かう突起を有し、さらにスリットにより分割されている。ケースは、だぼ部のスリットに配置された楔部を有する。楔部は、操作部の操作によって可動だぼが引き抜かれる方向に移動すると、だぼ部のスリットを押し広げて、だぼ部を径方向に拡張する。
つまりパネル連結具では、可動だぼのだぼ部をだぼ挿入穴に挿入しつつ、一方のパネルの端面と他方のパネルの平面とを突き合わせ、さらに操作部を操作すると可動だぼが移動して、だぼ部が径方向に拡張する。これにより、だぼ部の外周面の突起がだぼ挿入穴の内面に食い込んで、他方のパネルに固定される。
特許文献1では、操作部を操作するだけで、一方のパネルと他方のパネルとを突き合わせる方向に可動だぼ部が移動するため、一方のパネルと他方のパネルとを簡単に連結できる、としている。
特開2001-124029号公報
しかし特許文献1に記載の技術は、単に、ケース内に装着された操作部を操作して、他方のパネルのだぼ挿入穴に挿入された可動だぼを引き寄せることで、可動だぼのだぼ部を拡張させるものに過ぎない。
すなわち特許文献1では、可動だぼを他方のパネルに固定できるものの、ケースは一方のパネルの端面に埋め込まれているに過ぎず、ケースと一方のパネルとの固定については改善の余地がある。仮にケース自体が、一方のパネルから脱落してしまうと、部材同士の連結を確実に行うことはできない。また、このようなケースの脱落を回避しようとすれば、ケースが埋め込まれる一方のパネルの端面での加工精度を高める必要がある。
本発明は、このような課題に鑑み、部材の加工が容易であり部材の連結も簡単に確実に行うことができるパネル連結部品を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかるパネル連結部品の代表的な構成は、第一の部材と第二の部材を連結するパネル連結部品であって、第一の部材に設けられた穴に挿入され、穴の外に露出する頭部を有する長尺状のピンと、第二の部材に設けられた切欠きに配置された円筒のケースと、ケースに収納されたカム本体とを備え、ケースは、円筒の側壁に形成され、側壁の円筒の軸方向に沿って延びるスリットによって切り分けられた拡張片を有し、カム本体は、切欠きに通されたピンの頭部を引っ掛けて回転させることにより、頭部を引き寄せるとともに、ケースの拡張片を押し広げて、ケースを半径方向に拡張させることを特徴とする。
上記構成では、カム本体を回転させるだけで、ケースを拡張できる。このため、ケースは、第二の部材(例えば木材)に設けられた切欠きの内面に圧接し、第二の部材に確実に固定される。またピンは、第一の部材の穴に挿入されさらに頭部が第二の部材の切欠きに通された状態であり、カム本体を回転させるだけで頭部が第二の部材に引き寄せられる。このため、第一の部材と第二の部材とが突き合わされて確実に連結される。したがって、部材の連結(組立)を簡単に確実に行うことができる。
上記のカム本体は、ケースの内側の開口を通してケースに収納され、ケースは、外側の開口側に形成され、カム本体に接してカム本体の脱落を防止するフランジを有するとよい。
このように、ケースの内側の開口を通して収納されたカム本体は、ケースの外側の開口側に形成されたフランジに接しているため脱落することがない。このため、第二の部材の小口(端面)のうちピンを通す部分は、穴である必要がなく、切欠きで済む。したがって、部材の加工が容易となり、さらに部材の連結も簡単に確実に行うことができる。
上記の拡張片は、カム本体を境にしてピンの反対側に形成されていて、カム本体のうちピンが挿入される側には、大径部が形成されていて、大径部は、カム本体を回転させると拡張片を押圧して、拡張片をケースの半径方向に押し広げるとよい。
このように、ケースの拡張片をピンの反対側に形成し、カム本体のうちピンが挿入される側に大径部を形成するという構成を採用することで、カム本体の回転により拡張片を押し広げてケースを確実に拡張させることができる。
上記のパネル連結部品は、ピンが挿入されるスリーブをさらに備え、スリーブには、ピンの長手方向に沿って延びるスリットが形成されていて、スリーブは、カム本体がピンの頭部を引き寄せると、スリットの隙間が広がることにより、半径方向に拡張するとよい。
このように、カム本体を回転させてピンの頭部を第二の部材に引き寄せることにより、スリットの隙間が広がるので、スリーブを拡張できる。このため、スリーブは、第一の部材に設けられた穴の内面に圧接し、第一の部材に確実に固定される。すなわち上記構成では、ピンを穴にねじ込む必要がなく、スリーブおよびピンを単なる穴に挿入するだけでよい。したがって、組立作業の労力と時間を軽減することができる。
本発明によれば、部材の加工が容易であり部材の連結も簡単に確実に行うことができるパネル連結部品を提供することができる。
本発明の実施形態におけるパネル連結部品を示す図である。 図1のパネル連結部品のピンおよびスリーブを示す図である。 図1のパネル連結部品のケースおよびカム本体を示す図である。 図2および図3のパネル連結部品の各部品を組み付けた状態を示す図である。 図4の各部品およびパネル連結部品の拡張動作を説明する図である。 図1のパネル連結部品によって側板と天板とを連結した状態を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本発明の実施形態におけるパネル連結部品100を示す図である。図1(a)は、パネル連結部品100の分解図である。図1(b)は、パネル連結部品100の組図である。
パネル連結部品100は、二つの部材(第一の部材と第二の部材)を連結する連結金具である。以下では一例として、木製の第一の部材(側板102)と第二の部材(天板104)とをパネル連結部品100によって突き合わせて連結する場合を説明する。ただし二つの部材は、木材に限らず、中質繊維板など適宜の材質の部材であってもよい。なお図中では、側板102および天板104を透過表示している。
パネル連結部品100は、図1(a)に示すように、長尺状のピン106と、ピン106が挿入されるスリーブ108と、円筒のケース110と、ケース110に収納されるカム本体112とを備える。ピン106は、図1(b)に示すように、スリーブ108に挿入された状態で、側板102に設けられた穴114に挿入される。ピン106の頭部116は、ピン106およびスリーブ108が穴114に挿入された状態で、穴114の外に露出する。
カム本体112は、ケース110のうち内側の開口118を通してケース110に収納される。ケース110の内側の開口118は、図1(a)に示す天板104の小口(端面120)に設けられた切欠き122に対面している。なおケース110の外側の開口124は、図1(a)ではケース110の下側に位置する。
ケース110は、図1(b)に示すように、カム本体112を収納した状態で天板104の切欠き122に配置される。このときピン106は、側板102の穴114に挿入され、さらに穴114の外に露出した頭部116が天板104の切欠き122に通された状態となる。
図2は、図1のパネル連結部品100のピン106およびスリーブ108を示す図である。図2(a)は、ピン106およびスリーブ108の上面図である。長尺状のピン106は、図2(a)に示すように軸部126と、軸部126に設けられた上記頭部116と2つの拡張部128、130とを備える。拡張部128、130は、軸部126から半径方向に拡張した部位であり、軸方向に互いに離間して設けられている。
スリーブ108は、ピン106が挿入される円筒であり、図2(a)に示す上面全体に連続して形成されたスリット132と、下面の一部に形成されたスリット134とを有する。さらにスリーブ108は、ピン106の拡張部130と対面する側に形成された切り込み136を有する。ピン106は、例えば矢印Aに示すようにスリーブ108に接近させて、さらにスリーブ108の切り込み136に軸部126を押し込み、スリット132、134を押し広げながらスリーブ108に挿入される(図2(b)参照)。
図2(b)は、スリーブ108にピン106が挿入された状態を示す図である。図2(c)は、図2(b)のB-B断面図である。スリーブ108の切り込み136は、図2(b)に示すようにピン106を割り込むためにV字状に形成されている。また、スリーブ108内に挿入されたピン106は、図2(c)に示すようにスリーブ108の内面138、140に、拡張部128、130の当接面142、144がそれぞれ当接した状態となっている。
このため、スリーブ108は、図中矢印Cに示す方向にピン106の頭部116が引き寄せられると(詳細は後述)、ピン106の拡張部128、130の当接面142、144によって内面138、140が押し付けられる。その結果、スリーブ108は、スリット132、134(図2(a)参照)の隙間が広がり、矢印D、Eに示すように半径方向に拡張する。
図3は、図1のパネル連結部品100のケース110およびカム本体112を示す図である。なお図3では、図1(a)に示すケース110およびカム本体112に対して上下を反転して示している。
円筒のケース110は、外側の開口124側に形成されたフランジ146を有する。フランジ146は、側壁148の円筒の周方向に沿って形成されていて、側壁148の内面150から内側に向かって張り出している。さらにケース110の側壁148には、側壁148の円筒の軸方向に沿って延びるスリット152と、スリット152によって切り分けられた拡張片154と、滑り止め用リブ156と、ピン106の頭部116が挿入される挿入溝158とが形成されている。なおスリット152および拡張片154は、複数形成されているが(図4参照)、ここでは1つのスリット152および拡張片154にのみ代表的に符号を付している。
カム本体112は、ケース110の内側の開口118を通してケース110に収納された状態で(図4参照)、ケース110の中で回転可能となっている。カム本体112は、ほぼ円形のベース部160と、ベース部160に立設した縦壁162と、縦壁162に連続する頂部164とを有する。頂部164は、縦壁162を介してベース部160に対面する部位であって、ケース110のフランジ146に引っ掛かる肩部166と、カム本体112を回転させるための回転用溝168と、開口170とを有する。開口170は、カム本体112のうちピン106の頭部116が挿入される側に形成されている。
ベース部160は、大径部172と把持部174とを有する。大径部172は、ほぼ円形のベース部160の半径が拡張された部位であって、カム本体112のうちピン106の頭部116が挿入される側に形成されている。把持部174は、頂部164の肩部166とともにピン106の頭部116を把持して引き寄せる部位であって(図6(b)参照)、ピン106の頭部116が挿入される側から遠ざかるにつれて肉厚となる楔形状となっている。
図4は、図2および図3のパネル連結部品100の各部品を組み付けた状態を示す図である。図4(a)は、図3のカム本体112をケース110に収納した状態を示す図である。図4(b)は、図4(a)を斜め下方から見た図である。図4(c)は、図4(a)のケース110およびカム本体112に対して、図2(b)のスリーブ108に挿入されたピン106を組み付けたパネル連結部品100を示す図である。
図4(a)に示すカム本体112の開口170が、ケース110の挿入溝158に一致しているとき、カム本体112の大径部172は、図4(b)に示すようにケース110の挿入溝158側に位置している。
ケース110は、図4(b)に示すように複数(ここでは6つ)のスリット152によって切り分けられた複数(ここでは5つ)の拡張片154a、154b、154c、154d、154eを有する。図4(b)に示す状態でカム本体112の大径部172は、拡張片154a、154eのうち肉薄に形成された一部176a、178aに対面している。また、カム本体112の大径部172は、拡張片154a、154eのうち一部176a、178aよりも肉厚に形成された他の一部176b、178bおよび拡張片154b、154c、154dには対面していない。
図4(c)に示すパネル連結部品100では、スリーブ108に挿入されたピン106の頭部116が、ケース110の挿入溝158に挿入され、さらにカム本体112の開口170にまで通された状態となっている。また、ケース110の外側の開口124側に形成されたフランジ146は、図4(c)に示すようにカム本体112の肩部166を押さえ込んで、カム本体112がケース110から脱落することを防止している。
図5は、図4の各部品およびパネル連結部品100の拡張動作を説明する図である。図6は、図1のパネル連結部品100によって側板102と天板104とを連結した状態を示す図である。図6(a)は、図1(b)のパネル連結部品100に対してカム本体112を軸周り(矢印F)に回転させた状態を示している。なお側板102および天板104は透過表示している。図6(b)は、図6(a)のG-G断面図である。
図5(a)に示すケース110に収納されたカム本体112は、図4(a)のカム本体112を軸周りに回転させた状態であり、カム本体112の開口170がケース110の挿入溝158の反対側に位置している。このとき、カム本体112の大径部172は、図5(b)に示すように、ケース110の挿入溝158とは反対側に位置している。その結果、カム本体112の大径部172は、拡張片154a、154eのうち他の一部176b、178bおよび拡張片154b、154c、154dに対面して、図5(b)の各矢印に示すように拡張片154a~154eを押し広げて、ケース110を半径方向に拡張させる。なおカム本体112は、回転用溝168に工具やコインなどを差し込んで操作することで容易に回転させることができる。
図5(c)に示すパネル連結部品100は、図4(c)のカム本体112を軸周り(矢印F)に回転させた状態となっている。このため、カム本体112の開口170は、図5(a)と同様にケース110の挿入溝158の反対側に位置している。そして、パネル連結部品100では、図5(b)と同様に回転したカム本体112によってケース110が半径方向に拡張している。
またピン106の頭部116は、図6(b)に示すように天板104の切欠き122に通され、さらにケース110の挿入溝158に挿入されている。このため、図5(c)および図6(a)に示すようにカム本体112を軸周り(矢印F)に回転させると、把持部174は、図6(b)に示す肩部166とともにピン106の頭部116を把持して矢印C方向に引き寄せる。なお把持部174は、ピン106の頭部116が挿入される側から遠ざかるにつれて肉厚となる楔形状となっているため、カム本体112の回転をさせることで、ピン106の頭部116を確実に引き寄せることができる。
ピン106の頭部116が矢印C方向に引き寄せられると、スリーブ108は、上述したようにスリット132、134(図2(a)参照)の隙間が広がり、図2(c)、図5(c)および図6(a)の矢印D、Eに示すように半径方向に拡張する。
以上説明したように、本実施形態のパネル連結部品100によれば、カム本体112を回転させるだけで、ケース110を半径方向に拡張できる。このとき、図6(b)に代表的に示す拡張片154は、カム本体112の大径部172によって半径方向に押し広げられ、さらに滑り止め用リブ156が天板104に設けられた切欠き122の内面に圧接する。これにより、ケース110は、天板104に確実に固定される。
またカム本体112は、ケース110のフランジ146に接しているため脱落することがない。つまり、天板104の端面120のうちピン106を通す部分は、穴である必要がなく、切欠き122で済む。したがってパネル連結部品100では、天板104などの部材の加工が容易となり、さらに、二つの部材の連結(組立)も簡単に確実に行うことができる。
またパネル連結部品100では、ピン106が側板102の穴114に挿入され、さらに頭部116が天板104の切欠き122に通されている。そしてピン106の頭部116は、カム本体112を回転させるだけで天板104に引き寄せられる(図6(b)参照)。したがってパネル連結部品100によれば、側板102と天板104とを突き合わせて確実に連結することができる。
またパネル連結部品100では、ケース110の複数の拡張片154a~154eをピン106が挿入される側とは反対側、すなわちカム本体112を境にしてピン106の反対側に形成し、さらにカム本体112のうちピン106が挿入される側に大径部172を形成している。これにより、パネル連結部品100によれば、カム本体112を回転させるだけで拡張片154a~154eを押し広げて(図5(b)参照)、ケース110を半径方向に確実に拡張させることができる。
さらにパネル連結部品100では、カム本体112を回転させるだけで、ピン106が挿入されたスリーブ108を半径方向に拡張させることができる(図6(a)参照)。このため、スリーブ108は、側板102に設けられた穴114の内面に圧接し、側板102に確実に固定される。したがってパネル連結部品100によれば、ピン106を穴114にねじ込む必要がなく、スリーブ108およびピン106を単なる穴114に挿入するだけでよいため、組立作業の労力と時間を軽減することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、部材を連結するパネル連結部品として利用することができる。
100…パネル連結部品、102…側板、104…天板、106…ピン、108…スリーブ、110…ケース、112…カム本体、114…側板の穴、116…頭部、118、124…ケースの開口、120…天板の端面、122…切欠き、126…軸部、128、130…ピンの拡張部、132、134…スリーブのスリット、136…スリーブの切り込み、138、140…スリーブの内面、142、144…当接面、146…フランジ、148…側壁、150…側壁の内面、152…側壁のスリット、154、154a、154b、154c、154d、154e…拡張片、156…滑り止め用リブ、158…挿入溝、160…ベース部、162…縦壁、164…頂部、166…肩部、168…回転用溝、170…カム本体の開口、172…大径部、174…把持部、176a、176b、178a、178b…拡張片の一部

Claims (3)

  1. 第一の部材と第二の部材を連結するパネル連結部品であって、
    第一の部材に設けられた穴に挿入され、該穴の外に露出する頭部を有する長尺状のピンと、
    第二の部材に設けられた切欠きに配置された円筒のケースと、
    前記ケースに収納されたカム本体とを備え、
    前記ケースは、
    円筒の側壁に形成され、該側壁の円筒の軸方向に沿って延びるスリットによって切り分けられた拡張片を有し、
    前記カム本体は、
    前記切欠きに通された前記ピンの頭部を引っ掛けて回転させることにより、該頭部を引き寄せるとともに、前記ケースの拡張片を押し広げて、該ケースを半径方向に拡張させ
    前記拡張片は、前記カム本体を境にして前記ピンの反対側に形成されていて、
    前記カム本体のうち前記ピンが挿入される側には、大径部が形成されていて、
    前記大径部は、前記カム本体を回転させると前記拡張片を押圧して、該拡張片を前記ケースの半径方向に押し広げることを特徴とするパネル連結部品。
  2. 前記カム本体は、前記ケースの内側の開口を通して該ケースに収納され、
    前記ケースは、外側の開口側に形成され、前記カム本体に接して該カム本体の脱落を防止するフランジを有することを特徴とする請求項1に記載のパネル連結部品。
  3. 当該パネル連結部品は、前記ピンが挿入されるスリーブをさらに備え、
    前記スリーブには、前記ピンの長手方向に沿って延びるスリットが形成されていて、
    前記スリーブは、前記カム本体が前記ピンの前記頭部を引き寄せると、前記スリットの隙間が広がることにより、半径方向に拡張することを特徴とする請求項1または2に記載のパネル連結部品。
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