JP7052547B2 - 接合構造 - Google Patents
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木質部材と、
前記木質部材に挿入されたプレートと、が、
前記木質部材に嵌合された嵌合ピンにより接合されている接合構造であって、
前記嵌合ピンは、ボルトと、前記ボルトが螺合されて貫通する第1螺合部材と、前記第1螺合部材に螺合された前記ボルトが螺合される第2螺合部材と、を有し、
前記木質部材は、前記プレートが挿入される溝部と、前記溝部に挿入された前記プレートの厚み方向に設けられ、前記溝部を挟んで一方側に設けられ前記第1螺合部材が嵌合される第1嵌合孔と、前記溝部を挟んで他方側に設けられ前記第2螺合部材が嵌合される第2嵌合孔と、を有し、
前記プレートは、前記第1螺合部材及び前記第2螺合部材の外径より小さく、前記ボルトが挿通可能なプレート貫通孔を有しており、
前記第1嵌合孔に嵌合された前記第1螺合部材に螺合され、前記プレート貫通孔を挿通して前記第2嵌合孔に嵌合された前記第2螺合部材に螺合されている前記ボルトの軸力により、前記第1螺合部材と前記第2螺合部材とにより前記プレートが挟持されているである。
前記プレートは、前記プレート貫通孔の周りに、当該プレート貫通孔の縁部に向かって当該プレートの厚みが漸次薄くなるテーパー部が両面に設けられており、
前記第1螺合部材及び前記第2螺合部材には、前記木質部材に嵌合された状態で互いに対向する部位に、先端に向かって各々漸次直径が細くなるテーパー部が設けられていることを特徴とする。
前記木質部材に挿入されたプレートと、が、
前記木質部材に嵌合された嵌合ピンにより接合されている接合構造であって、
前記嵌合ピンは、ボルトと、前記ボルトが螺合される螺合孔及び前記螺合孔と連通し当該嵌合ピンの直径方向に貫通する直径方向貫通孔を有する本体部材と、前記直径方向貫通孔に収容され前記螺合孔に螺合された前記ボルトにより押圧されて前記本体部材外に張り出す張出部材と、を有し、
前記木質部材は、前記プレートが挿入される溝部と、前記溝部の両側に亘り前記溝部に挿入された前記プレートの厚み方向に設けられ前記嵌合ピンが嵌合される嵌合孔と、を有し、
前記プレートは、前記嵌合ピンが挿通可能なプレート貫通孔を有しており、
前記嵌合孔に嵌合された前記嵌合ピンの前記ボルトにより押圧された状態で張り出した前記張出部材が、前記プレート貫通孔を内側から外方向に押圧していることを特徴とする接合構造である。
前記木質部材に挿入されたプレートと、が、
前記木質部材に嵌合された嵌合ピンにより接合されている接合構造であって、
前記木質部材は、前記プレートが挿入される溝部と、前記溝部の両側に亘り前記溝部に挿入された前記プレートの厚み方向に設けられ前記嵌合ピンが嵌合される嵌合孔と、を有し、
前記プレートは、前記嵌合ピンが挿通可能なプレート貫通孔を有しており、
前記嵌合ピンは、ボルト部材と、前記ボルト部材が長手方向における両端部に螺合される本体部材と、を有し、
前記ボルト部材は、前記本体部材に螺合されるねじ部と、前記ねじ部よりも先端側に設けられ可撓性を有する軟鋼材製のロッド部と、を有し、
前記本体部材は、長手方向に沿って前記両端部から中央側に向かって形成され前記ボルト部材が螺合される螺合孔部、及び、外周面に設けられた開口と前記螺合孔部とを連通する連通部を有する2つの連通孔を有し、
前記2つの前記連通孔の前記開口は、前記本体部材の直径方向において互いに反対側に設けられており、
前記嵌合孔に嵌合された前記嵌合ピンに螺合された2つの前記ボルト部材において、前記連通部にて屈曲して前記開口から突出しているロッド部が前記プレート貫通孔を内側から外方向に押圧していることを特徴とする接合構造である。
本実施形態の接合構造により接合される接合部は、例えば、図1に示すような、製材、集成材、LVL等の木質部材製の柱1と梁2とが接合される接合部である。本接合構造においては、柱1の一側面にボルト1aにより固定されたガセットプレート3を介して梁2が接合されている。
第1実施形態の接合構造に用いる嵌合ピン4は、図2に示すように、ドリフトピン40と、ドリフトピン40に螺合されるボルト5と、により構成されている。ガセットプレート3の接合板部3bに設けられているプレート貫通孔3cの内径は、ドリフトピン40の直径よりも小さく、ボルト5のねじ部の直径よりも大きく形成されている。
第2実施形態の接合構造は、ガセットプレート3の接合板部3bが配置され、接合板部3bのプレート貫通孔3cの形状と、第1螺合部材41と第2螺合部材42の互いに対向する部位の形状と、が第1実施形態の接合構造と相違する。
第3実施形態の接合構造は、嵌合ピンが第1実施形態と相違している。
第3実施形態の接合構造に用いる嵌合ピン6は、図4、図5に示すように、ボルト5と、本体部材としてのドリフトピン60と、ドリフトピン60内に収容される張出部材7と、を有している。
ドリフトピン60は、ボルト5が螺合される雌ねじ形成された螺合孔60aと、螺合孔60aと繋がって直径方向に貫通する直径方向貫通孔60bと、を有している。張出部材7は、ドリフトピン60の直径方向貫通孔60b内に収容される。ドリフトピン60の直径は、接合板部3bに設けられているプレート貫通孔3cの内径よりも小さく形成されている。
第4実施形態の接合構造は、第3実施形態と嵌合ピンが相違している。
第4実施形態の嵌合ピン8は、図6に示すように、2本のボルト部材9と、2つの連通孔10aを有する本体部材としてのドリフトピン10と、を有している。
3 ガセットプレート、3b 接合板部、3c プレート貫通孔、3d テーパー部、
4 嵌合ピン、5 ボルト、6 嵌合ピン、7 張出部材、7b 連結部、
8 嵌合ピン、9 ボルト部材、9a ねじ部、9b ロッド部、
10 ドリフトピン(本体部材)、10a 連通孔、10b 端面、
10c 外周面、10d 螺合孔部、10e 連通部、10f 開口、
40 ドリフトピン(本体部材)、41 第1螺合部材、41b テーパー部、
42 第2螺合部材、42b テーパー部、60 ドリフトピン(本体部材)、
60a 螺合孔、60b 直径方向貫通孔
Claims (4)
- 木質部材と、
前記木質部材に挿入されたプレートと、が、
前記木質部材に嵌合された嵌合ピンにより接合されている接合構造であって、
前記嵌合ピンは、ボルトと、前記ボルトが螺合されて貫通する第1螺合部材と、前記第1螺合部材に螺合された前記ボルトが螺合される第2螺合部材と、を有し、
前記木質部材は、前記プレートが挿入される溝部と、前記溝部に挿入された前記プレートの厚み方向に設けられ、前記溝部を挟んで一方側に設けられ前記第1螺合部材が嵌合される第1嵌合孔と、前記溝部を挟んで他方側に設けられ前記第2螺合部材が嵌合される第2嵌合孔と、を有し、
前記プレートは、前記第1螺合部材及び前記第2螺合部材の外径より小さく、前記ボルトが挿通可能なプレート貫通孔を有しており、
前記第1嵌合孔に嵌合された前記第1螺合部材に螺合され、前記プレート貫通孔を挿通して前記第2嵌合孔に嵌合された前記第2螺合部材に螺合されている前記ボルトの軸力により、前記第1螺合部材と前記第2螺合部材とにより前記プレートが挟持されていることを特徴とする接合構造。 - 請求項1に記載の接合構造であって、
前記プレートは、前記プレート貫通孔の周りに、当該プレート貫通孔の縁部に向かって当該プレートの厚みが漸次薄くなるテーパー部が両面に設けられており、
前記第1螺合部材及び前記第2螺合部材には、前記木質部材に嵌合された状態で互いに対向する部位に、先端に向かって各々漸次直径が細くなるテーパー部が設けられていることを特徴とする接合構造。 - 木質部材と、
前記木質部材に挿入されたプレートと、が、
前記木質部材に嵌合された嵌合ピンにより接合されている接合構造であって、
前記嵌合ピンは、ボルトと、前記ボルトが螺合される螺合孔及び前記螺合孔と連通し当該嵌合ピンの直径方向に貫通する直径方向貫通孔を有する本体部材と、前記直径方向貫通孔に収容され前記螺合孔に螺合された前記ボルトにより押圧されて前記本体部材外に張り出す張出部材と、を有し、
前記木質部材は、前記プレートが挿入される溝部と、前記溝部の両側に亘り前記溝部に挿入された前記プレートの厚み方向に設けられ前記嵌合ピンが嵌合される嵌合孔と、を有し、
前記プレートは、前記嵌合ピンが挿通可能なプレート貫通孔を有しており、
前記嵌合孔に嵌合された前記嵌合ピンの前記ボルトにより押圧された状態で張り出した前記張出部材が、前記プレート貫通孔を内側から外方向に押圧していることを特徴とする接合構造。 - 木質部材と、
前記木質部材に挿入されたプレートと、が、
前記木質部材に嵌合された嵌合ピンにより接合されている接合構造であって、
前記木質部材は、前記プレートが挿入される溝部と、前記溝部の両側に亘り前記溝部に挿入された前記プレートの厚み方向に設けられ前記嵌合ピンが嵌合される嵌合孔と、を有し、
前記プレートは、前記嵌合ピンが挿通可能なプレート貫通孔を有しており、
前記嵌合ピンは、ボルト部材と、前記ボルト部材が長手方向における両端部に螺合される本体部材と、を有し、
前記ボルト部材は、前記本体部材に螺合されるねじ部と、前記ねじ部よりも先端側に設けられ可撓性を有する軟鋼材製のロッド部と、を有し、
前記本体部材は、長手方向に沿って前記両端部から中央側に向かって形成され前記ボルト部材が螺合される螺合孔部、及び、外周面に設けられた開口と前記螺合孔部とを連通する連通部を有する2つの連通孔を有し、
前記2つの前記連通孔の前記開口は、前記本体部材の直径方向において互いに反対側に設けられており、
前記嵌合孔に嵌合された前記嵌合ピンに螺合された2つの前記ボルト部材において、前記連通部にて屈曲して前記開口から突出しているロッド部が前記プレート貫通孔を内側から外方向に押圧していることを特徴とする接合構造。
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JP2018092188A JP7052547B2 (ja) | 2018-05-11 | 2018-05-11 | 接合構造 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018092188A JP7052547B2 (ja) | 2018-05-11 | 2018-05-11 | 接合構造 |
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JP2019196670A JP2019196670A (ja) | 2019-11-14 |
JP7052547B2 true JP7052547B2 (ja) | 2022-04-12 |
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ID=68537303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018092188A Active JP7052547B2 (ja) | 2018-05-11 | 2018-05-11 | 接合構造 |
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