JP7148371B2 - 台車枠塗装装置 - Google Patents

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Description

本発明は、鉄道車両の台車枠を塗装する台車枠塗装装置に関するものである。
鉄道車両の台車は、定期的に全般検査が行われており、検査時に部品レベルまで分解・検査され、再度組み立てられる。その際、台車枠が再塗装される。台車枠の塗装は、例えば、特許文献1に開示されている装置のように、自走式搬送車上に台車枠を搭載して、台車枠を搬送車とともに塗装室に搬入し、塗装室内に設置された塗装ロボットにより、台車枠の塗装が行われる。その後、塗装が終了すると、搬送車が自走して、塗装された台車枠が塗装室から搬出され、塗布された塗料の乾燥が行われる。
特開2000-141226号公報
しかしながら、従来の塗装装置では、自走式搬送車上に台車枠を搭載した状態で塗装が行われるため、自走式搬送車の駆動部や給電用ケーブルリールなどの可動部が塗料ミストのかかる雰囲気に暴露されている。そのため、塗料ミストが駆動部や可動部に付着して蓄積することにより、駆動部及び可動部に動作不良などの不具合が生じてしまうという問題があった。
そこで、本発明は上記した問題点を解決するためになされたものであり、塗料ミストに暴露する駆動部及び可動部を最小限にして台車枠を塗装することができる台車枠塗装装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の一形態は、
塗装前の台車枠を塗装室へ搬入して前記台車枠に塗料を塗布し、塗装後の前記台車枠を前記塗装室から搬出する台車枠塗装装置において、
塗装前の前記台車枠を前記塗装室へ搬入する搬入台車と、搬入側牽引ドグを備え、前記搬入台車に設けられたピンを前記搬入側牽引ドグに係合させて前記搬入台車を搬送する搬入側コンベヤチェーンと、前記搬入側コンベヤチェーンの両側に配置され、前記搬入台車が走行する左右一対のレールとを備える搬入側コンベヤと、
塗装後の前記台車枠を前記塗装室から搬出する搬出台車と、搬出側牽引ドグを備え、前記搬出台車に設けられたピンを前記搬出側牽引ドグに係合させて前記搬出台車を搬送する搬出側コンベヤチェーンと、前記搬出側コンベヤチェーンの両側に配置され、前記搬出台車が走行する左右一対のレールとを備える搬出側コンベヤと、
前記塗装室内で前記搬入側コンベヤと前記搬出側コンベヤとの間に設置され、前記台車枠に塗料を塗布する際、前記台車枠を前記搬入台車とともに回転させるターンテーブルと
前記台車枠を前記搬入台車から前記搬出台車へ載せ換える昇降装置とを有し、
前記搬入側コンベヤチェーン、前記搬出側コンベヤチェーン、及び前記ターンテーブルを駆動するターンテーブル駆動部は、床下のピット内に配置されて、前記ピットのピットカバーにより床上と仕切られていることを特徴とする。
この台車枠塗装装置では、塗装室内において搬入側コンベヤと搬出側コンベヤの間にターンテーブルが設置されている。そのため、搬入側コンベヤにより、塗装前の台車枠を搭載した搬入台車が塗装室に搬入されると、搬入台車がターンテーブル上に配置される。そして、ターンテーブルにより、台車枠を搬入台車とともに回転させ(例えば90°ずつ回転させ)、台車枠の各面(合計4面)に対して、順次、塗料が塗布される。その後、台車枠の各面への塗装がすべて終了すると、塗装後の台車枠が搬出台車に載せ換えられて、搬出側コンベヤにより、塗装後の台車枠が搭載された搬出台車が塗装室から搬出され、塗布された塗料の乾燥が行われる。このように搬入側コンベヤと搬出側コンベヤの間にターンテーブルが設置されているため、台車枠の塗装室への搬入・搬出をコンベヤチェーンを用いて行っても、塗装室において台車枠を回転させながら塗装することができる。
そして、搬入側コンベヤチェーン、搬出側コンベヤチェーン、及びターンテーブルが、床下のピット内に配置されて、ピットのピットカバーにより床上と仕切られている。また、搬入側コンベヤと搬出側コンベヤとの間にターンテーブルが配置されているため、搬入側コンベヤチェーンと搬出側コンベヤチェーンは、それぞれ一部分しか塗装室内に配置されない。従って、塗装室内で塗料ミストに暴露する駆動部及び可動部を最小限にして台車枠を塗装することができる。
ここで、搬入側コンベヤチェーン及び搬出側コンベヤチェーンは、ピットカバーにより床上と仕切られているが、床上に突出する搬入側牽引ドグ及び搬出側牽引ドグが移動する範囲には、ピットカバーを設けることができない。この搬入側牽引ドグ及び搬出側牽引ドグの移動範囲にピットカバーを設けると、搬入側牽引ドグ及び搬出側牽引ドグが移動できなくなるからである。そのため、搬入側コンベヤチェーンの塗装室内に設置される部分、及び搬出側コンベヤチェーンの塗装室内に設置される部分であって、ピットカバーを設けることができない範囲において、塗料ミストがコンベヤチェーンに付着するおそれがある。
そこで、上記の台車枠塗装装置において、
前記搬入側コンベヤチェーンの前記塗装室内に設置される部分、及び前記搬出側コンベヤチェーンのうち前記塗装室内に設置される部分であって、前記搬入側牽引ドグ及び前記搬出側牽引ドグが移動する範囲には、前記塗装室と前記ピットを隔離する隔離部材が設けられており、
前記隔離部材は、コンベヤチェーン設置位置の両側から中央へ張り出して互いが突き当たるように配置された一対の弾性部材であることが望ましい。
塗装室とピットを隔離する隔離部材は、コンベヤチェーン設置位置の両側から中央へ張り出して互いが突き当たるように配置された一対の弾性部材であるため、床上に突出する搬入側牽引ドグ及び搬出側牽引ドグが、隔離部材が設けられた箇所を移動する際、隔離部材が弾性変形する。そのため、隔離部材が、搬入側牽引ドグ及び搬出側牽引ドグの移動を妨げることはない。そして、このような隔離部材が、ピットカバーを設けることができない搬入側牽引ドグ及び搬出側牽引ドグが移動する範囲に設けられている。そのため、塗装室内で搬入側牽引ドグ及び搬出側牽引ドグが移動する範囲は、隔離部材によって塗装室とピットが隔離される。従って、搬入側コンベヤチェーン及び搬出側コンベヤチェーンのうち塗装室内に位置する各コンベヤチェーンに対して、塗料ミストが付着することを確実に防止することができる。
また、上記の台車枠塗装装置において、
前記ターンテーブルの回転部と固定部との隙間の下方に配置され、前記隙間から前記ピット内への塗料ミストの侵入を防止する侵入防止部材を有することが好ましい。
このような侵入防止部材により、ピット内への塗料ミストの侵入を防止することができるので、ピット内に配置されているターンテーブルの駆動部及び可動部への塗料ミストの付着を確実に防ぐことができる。
さらに、上記の台車枠塗装装置において、
前記ターンテーブルは、前記搬入台車のピンが前記搬入側牽引ドグから離間するように前記搬入台車の位置決めを行う位置決め装置を有し、
前記搬入側牽引ドグには、前記ターンテーブルにより前記搬入台車が回転させられる際に、前記搬入台車のピンが移動する空間部が前記搬入台車の回転方向に形成されているとよい。
こうすることにより、搬入側コンベヤチェーンにより、塗装前の台車枠を搭載した搬入台車を塗装室に搬入して、位置決め装置により、その搬入台車を所定位置に位置決めした後、ターンテーブルを駆動することにより、搬入台車のピンを搬入側牽引ドグから確実かつ簡単に離脱させて、塗装室内に搬入された塗装前の台車枠を搭載した搬入台車を回転させることができる。これにより、塗装室内において、搬入台車に搭載された台車枠を回転させながら、台車枠に塗料を塗布することができる。
本発明に係る台車枠塗装装置によれば、塗料ミストに暴露する駆動部及び可動部を最小限にして台車枠を塗装することができる。
台車枠塗装装置の概略構成を示す全体図である。 搬入側コンベヤの平面図である。 図2におけるA-A方向から見た搬入側コンベヤの構成を示す図である。 図2におけるB-B方向から見た搬入側コンベヤの構成を示す図である。 搬入側(搬出側)牽引ドグの概略構成を示す図である。 搬入側牽引ドグにおける係合部材の概略構成を示す図である。 搬入側(搬出側)コンベヤチェーンとピットカバーの配置位置を示す図である。 隔離部材の概略構成を示す図である。 塗装室の概略構成を示す図である。 ターンテーブルの平面図である。 塗料ミスト侵入防止部材の配置位置を示す図である。 搬入台車に塗装前の台車枠を搭載した状態を示す図である。 台車枠を塗装室に搬入した状態を示す図である。 台車枠の一面(1/4面)に塗料を塗布している状態を示す図である。 ターンテーブルを回転させた後に台車枠の一面(2/4面)に塗料を塗布している状態を示す図である。 ターンテーブルを回転させた後に台車枠の一面(3/4面)に塗料を塗布している状態を示す図である。 ターンテーブルを回転させた後に台車枠の一面(4/4面)に塗料を塗布している状態を示す図である。 ターンテーブルを逆回転させて搬入台車を塗装室への搬入時の状態に戻した状態を示す図である。 搬入台車を塗装室から退避させた状態を示す図である。 塗装後の台車枠を搬出台車に載せ換えた状態を示す図である。 塗装後の台車枠を乾燥室に搬送した状態を示す図である。 搬出台車を乾燥室から退避させて乾燥前の作業者による作業を実施している状態を示す図である。 乾燥後の台車枠を乾燥室から搬出した状態を示す図である。
以下、本発明に係る台車枠塗装装置の実施形態について、図面に基づき詳細に説明する。台車枠塗装装置1は、図1に示すように、台車枠2に塗料を塗布する塗装室3と、塗装室3に隣接して配置され、台車枠2に塗布された塗料を乾燥させる乾燥室4とを備え、塗装室3内にターンテーブル10が設置され、このターンテーブル10を挟むようにして搬入側コンベヤ20と搬出側コンベヤ40とが、直線的に設置されている。つまり、直線的に配置された搬入側コンベヤ20と搬出側コンベヤ40との間に、ターンテーブル10が配置されている。そして、この台車枠塗装装置1では、塗装前の台車枠2を搭載した搬入台車21を、搬入側コンベヤ20により塗装室3へ搬入し、塗装室3内でターンテーブル10により搬入台車21に搭載された台車枠2を回転させながら塗装して、塗装後の台車枠2を搬出台車41に載せ換えて、搬出側コンベヤ40により搬出台車41を塗装室3から搬出して乾燥室4へ搬送するようになっている。
搬入側コンベヤ20は、塗装前の台車枠2を塗装室3へ搬入するために、搬入台車21を往復動させる装置である。この搬入側コンベヤ20は、その一部が塗装室3内に配置され、図2~図4に示すように、搬入台車21と、搬入台車21が案内されて走行する左右一対の走行レール22と、走行レール22の中央位置下方に配置されて循環駆動される搬入側コンベヤチェーン23とを備えている。走行レール22は、そのレール上面が床面F上に位置するように配置され、可動部である搬入側コンベヤチェーン23は、床下のピットP内に配置されている。なお、走行レール22の一部は、後述するターンテーブル10の外枠部10bに配置されている。
搬入側コンベヤチェーン23は、塗装室3側に位置する従動スプロケット24と、その逆側に配置された駆動スプロケット25との間に掛架され、無端循環状の軌道を形成している。駆動スプロケット25の回転軸には、駆動モータ26が連結されている。そのため、駆動部である駆動モータ26は、塗装室3から離れた位置(塗装室外)に配置されることになる。これにより、駆動モータ26に塗料ミストが付着することはない。そして、搬入側コンベヤチェーン23は、駆動モータ26によって循環駆動されるようになっている。
この搬入側コンベヤチェーン23には、図1に示すように、搬入台車21に設けられたピン21aと係合して、搬入台車21を係合牽引するための搬入側牽引ドグ30が立設されている。この搬入側牽引ドグ30は、床面Fより上方に突出している。なお、搬入台車21のピン21aは、塗装室3への搬入方向の後端部に下方へ向けて設けられている。搬入側牽引ドグ30は、図5に示すように、搬送方向と直交する方向(図5の紙面前後方向)から見て略U形状をなしており、対向配置された板状の第1係合部30aと第2係合部30bを備えている。これにより、図6に示すように、第1係合部30aと第2係合部30bの間には、搬入台車21が塗装室3内に搬入された後に回転する際、ピン21aが搬入側牽引ドグ30から離脱できるように、ピン21aが円軌道を描きながら移動可能な空間部30cが形成されている。なお、ピン21aには、搬送中に搬入側牽引ドグ30からの逸脱を防止する逸脱防止ブラケット21bが設けられている。
そして、搬入側コンベヤ20では、図5に示すように、搬入台車21のピン21aが、搬入側牽引ドグ30内(第1係合部30aと第2係合部30bとの間)に位置している。これにより、搬入側コンベヤ20では、搬入側コンベヤチェーン23を駆動させることにより、搬入側牽引ドグ30(第1係合部30a又は第2係合部30b)とピン21aが係合するため、搬入側コンベヤチェーン23により搬入台車21を牽引搬送することができるようになっている。
また、搬入側コンベヤ20は、図3及び図4に示すように、搬入台車21を所定の台車枠受渡位置に位置決めして固定する位置決め装置28とを備えている。位置決め装置28は、上下動する係合部材28aを床上へ突出させ、搬入台車21に設けられた位置決め用受け部21cに係合部材28aを係合させることにより、搬入台車21の位置決め固定を行うようになっている。
ここで、搬入側コンベヤ20の搬入側コンベヤチェーン23は、図4及び図7に示すように、搬入側牽引ドグ30の移動範囲を除いて、ピットカバーPCにより床上と仕切られている。また、搬入側コンベヤ20のうち塗装室3内に配置されている部分20aにおける搬入側牽引ドグ30の移動範囲には、図8に示すように、塗装室3とピットPを隔離する隔離部材32が設けられている。
この隔離部材32は、搬入側コンベヤチェーン23が設置されている位置の両側から中央へ張り出して互いが突き当たるように配置された一対の弾性シート32aである。各弾性シート32aは、ピットカバーPCの下面に対して、上方へ湾曲する支持部材33に挟持されて固定されている。これにより、弾性シート32aは、上方へ曲げられた状態で配置されている。そのため、一対の弾性シート32aは、図8に実線で示すように、逆V字状をなして互いが突き当たっている。弾性シート32aとして、塗料ミストが付着しても腐食しにくい樹脂シート(例えば、トパールシート(ポバール興業製))を用いるとよい。このような弾性シート32aを設けることにより、搬入側牽引ドグ30がこの部分20aを移動する際には弾性シート32aが、図8に破線で示すように、部分的に弾性変形していくため、搬入側牽引ドグ30の走行を妨げることなく、搬入側牽引ドグ30の移動範囲を一対の弾性シート32aで覆うことができるため、塗装室3とピットPを確実に隔離することができる。このようにして、搬入側コンベヤチェーン23が塗料ミストに暴露する部分が最小限に抑えられている。
塗装室3の内部には、図9に示すように、台車枠2に塗料を塗布する塗装ロボット11が設置されており、これにより塗装室3内に搬送された台車枠2の表面を塗装するようになっている。そして、ターンテーブル10上の搬入台車21に搭載された台車枠2を、ターンテーブル10によって回転させることにより一台の塗装ロボット11で台車枠2の全面を塗装可能となっている。
また、塗装室3の内部には、台車枠2を昇降させる昇降装置15が設置されている。この昇降装置15により、塗装完了後の台車枠2を、搬入台車21から搬出台車41へ載せ換え可能となっている。また、塗装室3の上部には、図示は省略するが、排気ダクトが設けられている。
ターンテーブル10は、図10に示すように、ピットP内に配置されおり、台車枠2を搭載した搬入台車21を載せて回転する回転部(可動部)10aと、回転部10aの外周を囲う外枠部(固定部)10bと、回転部10aを駆動させるギヤモータ(駆動部)10cとを備えている。回転部10aには、搬入台車21又は後述する搬出台車41が案内されて走行する左右一対の走行レール12と、搬入台車21又は搬出台車41をターンテーブル10の所定位置に固定する位置決め装置13とを備えている。位置決め装置13は、上下動する係合部材13aを回転部10aより上方へ突出させ、搬入台車21に設けられた位置決め用受け部21c又は搬出台車41に設けられた位置決め用受け部41cに係合部材13aを係合させることにより、搬入台車21又は搬出台車41の位置決めを行うようになっている。
このような位置決め装置13による搬入台車21が位置決め固定されることにより、搬入台車21のピン21aが、搬入側牽引ドグ30の第1係合部30aと第2係合部30bとの中間位置に配置される。これにより、ターンテーブル10で搬入台車21を回転させると、ピン21aが搬入側牽引ドグ30の空間部30cを移動して搬入側牽引ドグ30から離間する。このようにして、搬入側コンベヤ20によって塗装室3に搬入した搬入台車21は、ターンテーブル10上で回転可能となる。
そして、外枠部10bに対して、ギヤモータ10cが取り付けられている。つまり、ギヤモータ10cは、回転部10aの外側において、床下のピットP内に配置されている。外枠部10bの上面には、ピットカバーPCが設けられている。ピットカバーPCは、所定の形状に加工した鋼板である。そのため、ギヤモータ10cは、ピットカバーPCによって塗装室3と仕切られている。なお、回転部10aの上面もピットカバーPCが設けられている。すなわち、ターンテーブル10は、ピットカバーPCにより床上と仕切られている。
また、外枠部10bには、図11に示すように、回転部10aと外枠部10bとの隙間Cの下方に、その隙間CからピットP内への塗料ミストの侵入を防止するリング状の塗料ミスト侵入防止部材14が取り付けられている。このような構造により、回転部10a及びギヤモータ10cが塗料ミストに暴露する範囲が最小限に抑えられている。
乾燥室4には、例えば図示は省略するが、熱風供給ダクト及び熱風排出ダクトが配設されている。そして、この熱風供給ダクトから乾燥室4の内部に所定の温度に調整された熱風を送り込むことにより、乾燥室4に搬送された台車枠2に塗布されている塗料を加熱乾燥するようになっている。なお、加熱乾燥するための手段は、熱風に限られることなく、例えば赤外線ヒーター等の各種ヒーター等を使用してもよい。
また、乾燥室4の内部には、図1に示すように、台車枠2を昇降させる昇降装置16が設置されている。この昇降装置16により、搬出台車41を乾燥室4から退避させた状態で塗装完了後の台車枠2を乾燥可能となっている。
搬出側コンベヤ40は、塗装後の台車枠2を塗装室3から搬出して乾燥室4へ搬入するために、搬出台車41を往復動させる装置である。この搬出側コンベヤ40は、基本的に搬入側コンベヤ20と同様の構造である。すなわち、搬出側コンベヤ40は、図1に示すように、その一部が塗装室3内に配置され、搬出台車41と、搬出台車41が案内されて走行する左右一対の走行レール42と、走行レール42の中央位置下方に配置されて循環駆動される搬出側コンベヤチェーン43とを備えている。走行レール42は、そのレール上面が床面F上に位置するように配置され、可動部である搬出側コンベヤチェーン43は、床下のピットP内に配置されている。なお、走行レール42の一部は、ターンテーブル10の外枠部10bに配置されている。
搬出側コンベヤチェーン43は、塗装室3側に位置する従動スプロケット44と、その逆側に配置された駆動スプロケット45との間に掛架され、無端循環状の軌道を形成している。駆動スプロケット45の回転軸には、駆動モータ46が連結されている。そのため、駆動部である駆動モータ46は、塗装室3から離れた位置(塗装室外)に配置されることになる。これにより、駆動モータ46に塗料ミストが付着することはない。そして、搬出側コンベヤチェーン43は、駆動モータ46によって循環駆動されるようになっている。
この搬出側コンベヤチェーン43には、搬出台車41に設けられたピン41aと係合して、搬出台車41を係合牽引するための搬出側牽引ドグ50が立設されている。この搬出側牽引ドグ50は、床面Fより上方に突出している。なお、搬出台車41のピン41aは、塗装室3からの搬出方向の前端部に下方へ向けて設けられている。搬出側牽引ドグ50は、搬入側牽引ドグ30と同様の構造であり、図5に示すように、搬送方向と直交する方向(紙面前後方向)から見て略U形状をなしており、対向配置された板状の第1係合部50aと第2係合部50bを備えている。
そして、搬出側コンベヤ40では、搬出台車41のピン41aが、搬出側牽引ドグ50内(第1係合部50aと第2係合部50bとの間)に位置している。これにより、搬出側コンベヤ40では、搬出側コンベヤチェーン43を駆動させることにより、搬出側牽引ドグ50(第1係合部50a又は第2係合部50b)とピン41aが係合するため、搬出側コンベヤチェーン43により搬出台車41を牽引搬送することができるようになっている。なお、ピン41aには、搬送中に搬出側牽引ドグ50からの逸脱を防止する逸脱防止ブラケット41bが設けられている。
また、搬出側コンベヤ40は、図1に示すように、搬出台車41を所定の位置に固定する位置決め装置48,49を備えている。位置決め装置48は、上下動する係合部材48aを床上へ突出させ、搬出台車41に設けられた位置決め用受け部41cに係合部材48aを係合させることにより、搬出台車41を所定の搬出位置に位置決め固定するようになっている。また、位置決め装置49は、上下動する係合部材49aを床上へ突出させ、搬出台車41に設けられた位置決め用受け部41cに係合部材49aを係合させることにより、搬出台車41を乾燥室4内の所定位置に位置決め固定するようになっている。
ここで、搬出側コンベヤ40の搬出側コンベヤチェーン43も、搬入側コンベヤチェーン23と同様に、搬出側牽引ドグ50の移動範囲を除いて、ピットカバーPCにより床上と仕切られている(図7参照)。また、搬出側コンベヤ40のうち塗装室3内に配置されている部分40aにおける搬出側牽引ドグ50の移動範囲には、塗装室3とピットPを隔離する隔離部材32(弾性シート32a)が設けられている(図8参照)。これらにより、搬出側コンベヤチェーン43が塗料ミストに暴露する部分が最小限に抑えられている。
次に、上記の塗装装置1を用いて台車枠2の塗装・乾燥を行う手順について、図12~図23を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、1つの台車枠2に対して塗装及び乾燥を行う手順について述べるが、実際には、複数の台車枠2に対して塗装及び乾燥が連続的に行われる。
まず、図12に示すように、搬入台車21が所定の台車枠受渡位置に位置決め固定される。この台車枠受渡位置への搬入台車21の位置決め固定は、搬入側コンベヤ20の位置決め装置28(図3参照)によって行われる。すなわち、位置決め装置28(図3参照)が、係合部材28aを上昇させ床上へ突出させて、搬入台車21の位置決め用受け部21cに対して係合部材28aを係合させることにより、搬入台車21が所定の台車枠受渡位置に位置決め固定される。このようにして所定の台車枠受渡位置に搬入台車21が固定された状態で、不図示の搬送ローダにより、塗装前の台車枠2が搬入台車21に搭載される。
搬入台車21に台車枠2が搭載されると、位置決め装置28の係合部材28aが床下へ収納され、搬入台車21の位置決め用受け部21c(図3参照)と係合部材28aとの係合が解除される。これにより、搬入台車21が移動可能となる。そして、駆動モータ26が駆動されて搬入側コンベヤチェーン23が循環駆動される。これにより、搬入側牽引ドグ30の第1係合部30aとピン21aが係合するため、搬入台車21が走行レール12に沿って移動して、図13に示すように、塗装室3内へ搬送される。
このとき、塗装室3内において、搬入側牽引ドグ30は、図8に示すように、一対の弾性シート32aの設置部分を移動する。その際、弾性シート32aは部分的に弾性変形していくため、搬入側牽引ドグ30の移動を妨げることなく、搬入側牽引ドグ30の移動範囲が一対の弾性シート32aにより覆われる。そのため、塗装室3内にてピットカバーPCを設置することができない搬入側牽引ドグ30の移動範囲では、一対の弾性シート32aによって塗装室3内とピットPとが確実に隔離される。
搬入台車21が塗装室3内に搬入されると、ターンテーブル10に設けられた位置決め装置13によりターンテーブル10上の所定位置に位置決め固定される。つまり、位置決め装置13が、係合部材13aを上昇させターンテーブル10上へ突出させて、搬入台車21の位置決め用受け部21cに対して係合部材13aを係合させ、搬入台車21が所定位置に位置決めされる。これにより、搬入台車21のピン21aが、図6に示すように、搬入側牽引ドグ30に対して第1係合部30aと第2係合部30bとの中央に位置する。このようにして、塗装前の台車枠2を搭載した搬入台車21の塗装室3内への搬入が完了する。
そうすると、図14に示すように、塗装ロボット11によって、搬入台車21に搭載された台車枠2に対して、塗料が塗布されて塗装が開始される。この塗装は、台車枠2を順次回転させて台車枠2の一面ずつ行われる。具体的には、まず、図14に示すように、塗装室3内に搬入された状態、つまり台車枠2を回転させる前の状態で台車枠2の一面(1/4面)に対して、塗装ロボット11によって塗料が塗布される。この台車枠2の1/4面の塗装が終了すると、図15に示すように、ターンテーブル10を図中の矢印方向に90°回転させる。このとき、搬入台車21のピン21aが円軌道を描きながら、搬入側牽引ドグ30の空間部30cを移動して、搬入側牽引ドグ30から離脱する。そして、塗装ロボット11によって、台車枠2の別の一面(2/4面)に対して、塗料が塗布される。
このようにして、搬入側コンベヤ20により、塗装前の台車枠2を搭載した搬入台車21を塗装室3に搬入して、位置決め装置13により、その搬入台車21を所定位置に位置決めした後、ターンテーブル10を駆動することにより、搬入台車21のピン21aを搬入側牽引ドグ30から確実に離脱させて、塗装室3内に搬入された塗装前の台車枠2を搭載した搬入台車21を回転させることができる。これにより、チェーン式の搬入側コンベヤ20を用いて台車枠2を塗装室3に搬入しても、塗装室3において台車枠2を回転させながら塗装することができる。
そして、台車枠2の2/4面の塗装が終了すると、図16に示すように、ターンテーブル10を図中の矢印方向にさらに90°回転させる。これにより、台車枠2は、塗装室3に搬入された状態の位置から180°回転している。そして、塗装ロボット11によって、台車枠2の別の一面(3/4面)に対して、塗料が塗布される。この台車枠2の3/4面の塗装が終了すると、図17に示すように、ターンテーブル10を図中の矢印方向にさらに90°回転させる。これにより、台車枠2は、塗装室3に搬入された状態の位置から270°回転している。そして、塗装ロボット11によって、台車枠2の別の一面(4/4面)に対して、塗料が塗布される。これで台車枠2の4面すべてに塗料が塗布されて塗装が終了する。このように、台車枠2を回転させながら塗装することにより、一台の塗装ロボット11によって台車枠2の塗装を行うことができる。なお、台車枠2の塗装は十数分で完了する。
ここで、塗装室3には、搬入側コンベヤ20の一部分20a、ターンテーブル10、及び搬出側コンベヤ40の一部分40aが配置されている。そのため、これらの可動部及び駆動部に塗料ミストが付着するおそれがある。
そこで、本実施形態の塗装装置1では、搬入側コンベヤチェーン23、搬出側コンベヤチェーン43、及びターンテーブル10のギヤモータ10cを、床下のピットP内に配置してピットカバーPCによって塗装室3の床上と仕切っている(図4、図7参照)。そして、搬入側コンベヤ20の一部分20a及び搬出側コンベヤ40の一部分40aにおいて、ピットカバーPCを設置することができない搬入側牽引ドグ30及び搬出側牽引ドグ50の各移動範囲では、それぞれ一対の弾性シート32aによって塗装室3内とピットPとが隔離されている(図8参照)。また、ターンテーブル10の外枠部10bには、回転部10aと外枠部10bとの隙間Cの下方に、その隙間CからピットP内への塗料ミストの侵入を防止するリング状の塗料ミスト侵入防止部材14が取り付けられている(図11参照)。このような構造により、塗装室3において、搬入側コンベヤチェーン23、搬出側コンベヤチェーン43、及びターンテーブル10のそれぞれが、塗料ミストに暴露する範囲が最小限に抑えられているため、これらに塗料ミストが付着することを確実に防止することができる。
そして、台車枠2の塗装が終了すると、図18に示すように、ターンテーブル10を図中の矢印方向(塗装時とは逆方向)に270°回転させる。そうすると、搬入台車21は塗装室3に搬入されたときの状態に戻り、搬入台車21のピン21aが、搬入側牽引ドグ30に対して第1係合部30aと第2係合部30bとの間に位置する(図5参照)。そして、昇降装置15により、塗装後の台車枠2が持ち上げられ、台車枠2が搬入台車21から引き離される。
その後、図19に示すように、昇降装置15で塗装後の台車枠2を持ち上げた状態で、位置決め装置13による搬出台車41の位置決め固定を解除する。これにより、搬出台車41が移動可能となって、搬入台車21が塗装室3から退避させられ、元の位置(塗装前の台車枠2の受渡位置)まで搬送される。そうすると、搬入側コンベヤ20の位置決め装置28によって、台車枠2は所定の受渡位置に固定される。そして、次に塗装する台車枠2があれば、不図示の搬送ローダにより、搬入台車21に搭載される。
また、図20に示すように、搬出台車41が塗装室3内に搬送される。具体的には、まず、位置決め装置48の係合部材48aが下降して、搬出台車41の位置決め用受け部41cと係合部材48aとの係合が解除される。これにより、搬出台車41が移動可能となる。そして、駆動モータ46が駆動されて搬出側コンベヤチェーン43が循環駆動される。これにより、搬出側牽引ドグ50の第1係合部50aとピン41aが係合するため、搬出台車41が走行レール42に沿って移動して、塗装室3内へ搬送される。
このとき、塗装室3内において、搬出側牽引ドグ50は、図8に示すように、一対の弾性シート32aの設置部分を移動する。その際、弾性シート32aは部分的に弾性変形していくため、搬出側牽引ドグ50の移動を妨げることなく、搬出側牽引ドグ50の移動範囲が一対の弾性シート32aにより覆われる。そのため、塗装室3内にてピットカバーPCを設置することができない搬出側牽引ドグ50の移動範囲では、一対の弾性シート32aによって塗装室3内とピットPとが確実に隔離される。
搬出台車41が塗装室3内に搬入されると、ターンテーブル10に設けられた位置決め装置13によりターンテーブル10上の所定位置に固定される。つまり、位置決め装置13が、係合部材13aをターンテーブル10上へ突出させて、搬出台車41の位置決め用受け部41cに対して係合部材13aを係合させ、搬出台車41が所定位置に位置決めされる。そうすると、図20に示すように、昇降装置15により持ち上げられていた塗装済みの台車枠2が、降下させられて搬出台車41に搭載される。
塗装済みの台車枠2が搬出台車41に搭載されると、位置決め装置13による搬出台車41の位置決め固定が解除される。これにより、塗装済みの台車枠2が搭載された搬出台車41が移動可能となって、図21に示すように、搬出台車41が塗装室3から退避させられて乾燥室4へ搬送される。そうすると、位置決め装置49が、係合部材49aを上昇させ床上へ突出させて、搬出台車41の位置決め用受け部41cに対して係合部材49aを係合させる。これにより、搬出台車41は、乾燥室4内の所定位置に位置決め固定される。
そして、昇降装置16により、搬出台車41に搭載された塗装済みの台車枠2が持ち上げられ、台車枠2が搬出台車41から引き離される。そうすると、位置決め装置49の係合部材49aを下降させて、搬出台車41の位置決め用受け部41cと係合部材49aとの係合を解除する。これにより、搬出台車41が移動可能となって、図22に示すように、搬出台車41が乾燥室4から退避させられ、元の搬出位置まで搬送される。そうすると、位置決め装置48によって、搬出台車41は所定の搬出位置に位置決め固定される。
一方、乾燥室4内では、昇降装置16に持ち上げられた塗装済みの台車枠2に対して、作業者によって、養生した箇所を剥がすとともに、塗り残し箇所への有機塗料の塗布(タッチアップ)が実施される。これらの作業が終了すると、乾燥室4での乾燥が開始される。この乾燥は、20分程度で終了する。なお、複数の台車枠2を連続的に塗装する場合には、乾燥室4内で上記の乾燥作業が実施されている間に、次の台車枠2が塗装室3内に搬送されて塗装作業が実施される。
その後、乾燥室4における乾燥が終了すると、位置決め装置48による搬出台車41の位置決め固定が解除されて、図23に示すように、再度、搬出側コンベヤ40により搬出台車41が乾燥室4内に搬送される。そして、搬出台車41が乾燥室4内で、位置決め装置49により所定位置に位置決め固定されると、昇降装置16により持ち上げられていた乾燥済みの台車枠2が、降下させられて搬出台車41に搭載される。そうすると、位置決め装置49による固定が解除されて、搬出台車41が乾燥室4から退避させられ、搬出位置まで搬送される。このようにして、1つの台車枠2に対する塗装及び乾燥が完了する。
以上、詳細に説明したように本実施形態に係る塗装装置1によれば、塗装室3内において搬入側コンベヤ20と搬出側コンベヤ40の間にターンテーブル10が設置され、搬入側コンベヤチェーン23、搬出側コンベヤチェーン43、及びターンテーブル10が、床下のピットP内に配置されて、ピットPのピットカバーPCにより床上と仕切られている。従って、塗装室3内で塗料ミストに暴露する駆動部及び可動部を最小限にして台車枠2を塗装することができる。
また、塗装室3内でピットカバーPCを設けることができない搬入側牽引ドグ30及び搬出側牽引ドグ50が移動する範囲には、隔離部材32が設けられている。そのため、塗装室3内で搬入側牽引ドグ30及び搬出側牽引ドグ50が移動する範囲は、隔離部材32によって塗装室3とピットPが隔離されるため、搬入側コンベヤチェーン23及び搬出側コンベヤチェーン43のうち塗装室3内に位置する各コンベヤチェーンに対して、塗料ミストが付着することを確実に防止することができる。
さらに、ターンテーブル10の回転部10aと外枠部10bとの隙間Cの下方に14塗料ミスト侵入防止部材が設けられている。そのため、ピットP内への塗料ミストの侵入を防止することができるので、ピットP内に配置されている回転部10a及びギヤモータ10cへの塗料ミストの付着を確実に防ぐことができる。
なお、上記した実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんである。
1 塗装装置
2 台車枠
3 塗装室
4 乾燥室
10 ターンテーブル
10a 回転部
10b 外枠部
10c ギヤモータ
12 走行レール
13 位置決め装置
14 塗料ミスト侵入防止部材
20 搬入側コンベヤ
21 搬入台車
21a ピン
22 走行レール
23 搬入側コンベヤチェーン
26 駆動モータ
30 搬入側牽引ドグ
30c 空間部
32 隔離部材
32a 弾性シート
40 搬出側コンベヤ
41 搬出台車
41a ピン
42 走行レール
43 搬出側コンベヤチェーン
46 駆動モータ
50 搬出側牽引ドグ
C 隙間
F 床面
P ピット
PC ピットカバー

Claims (4)

  1. 塗装前の台車枠を塗装室へ搬入して前記台車枠に塗料を塗布し、塗装後の前記台車枠を前記塗装室から搬出する台車枠塗装装置において、
    塗装前の前記台車枠を前記塗装室へ搬入する搬入台車と、搬入側牽引ドグを備え、前記搬入台車に設けられたピンを前記搬入側牽引ドグに係合させて前記搬入台車を搬送する搬入側コンベヤチェーンと、前記搬入側コンベヤチェーンの両側に配置され、前記搬入台車が走行する左右一対のレールとを備える搬入側コンベヤと、
    塗装後の前記台車枠を前記塗装室から搬出する搬出台車と、搬出側牽引ドグを備え、前記搬出台車に設けられたピンを前記搬出側牽引ドグに係合させて前記搬出台車を搬送する搬出側コンベヤチェーンと、前記搬出側コンベヤチェーンの両側に配置され、前記搬出台車が走行する左右一対のレールとを備える搬出側コンベヤと、
    前記塗装室内で前記搬入側コンベヤと前記搬出側コンベヤとの間に設置され、前記台車枠に塗料を塗布する際、前記台車枠を前記搬入台車とともに回転させるターンテーブルと
    前記台車枠を前記搬入台車から前記搬出台車へ載せ換える昇降装置とを有し、
    前記搬入側コンベヤチェーン、前記搬出側コンベヤチェーン、及び前記ターンテーブルを駆動するターンテーブル駆動部は、床下のピット内に配置されて、前記ピットのピットカバーにより床上と仕切られている
    ことを特徴とする台車枠塗装装置。
  2. 請求項1に記載する台車枠塗装装置において、
    前記搬入側コンベヤチェーンの前記塗装室内に設置される部分、及び前記搬出側コンベヤチェーンのうち前記塗装室内に設置される部分であって、前記搬入側牽引ドグ及び前記搬出側牽引ドグが移動する範囲には、前記塗装室と前記ピットを隔離する隔離部材が設けられており、
    前記隔離部材は、コンベヤチェーン設置位置の両側から中央へ張り出して互いが突き当たるように配置された一対の弾性部材である
    ことを特徴とする台車枠塗装装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載する台車枠塗装装置において、
    前記ターンテーブルの回転部と固定部との隙間の下方に配置され、前記隙間から前記ピット内への塗料ミストの侵入を防止する侵入防止部材を有する
    ことを特徴とする台車枠塗装装置。
  4. 請求項1から請求項3に記載するいずれか1つの台車枠塗装装置において、
    前記ターンテーブルは、前記搬入台車のピンが前記搬入側牽引ドグから離間するように前記搬入台車の位置決めを行う位置決め装置を有し、
    前記搬入側牽引ドグには、前記ターンテーブルにより前記搬入台車が回転させられる際に、前記搬入台車のピンが移動する空間部が前記搬入台車の回転方向に形成されている
    ことを特徴とする台車枠塗装装置。
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