JP2009168363A - Uv乾燥装置及びuv乾燥方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない本数のUVランプを有効に活用して、ワーク表面のUV塗料を効果的にムラなく乾燥、硬化することができるUV乾燥装置及びUV乾燥方法を提供する。
【解決手段】本発明のUV乾燥装置1は、入口と出口にシャッター板57、59を備え、シャッター板57、59を閉塞することで外部と遮蔽されるUV乾燥室31と、UV乾燥室31内に搬入されたワークWに対して上方から紫外線を照射する上部UVランプ33と、UV乾燥室31内に搬入されたワークWに対して側方から紫外線を照射する側部UVランプ35と、ワークWを保持した状態でUV乾燥室31に搬入及び搬出される治具ワゴン17と、治具ワゴン17の一部に係合することによって治具ワゴン17と治具ワゴン17によって保持されたワークWを所定の回転数、回転させる回転駆動装置39と、を具備することによって構成されている。
【選択図】 図9

Description

本発明は、例えばプラスチック成形品の表面に塗装されたUV塗料に対して紫外線を照射して乾燥、硬化させるUV乾燥装置及びUV乾燥方法に関する。
自動車のヘッドライトの反射鏡等を製造する場合には、所定の形状に成形されたプラスチック成形品のワークの表面に下地材としてUV塗料が塗装され、該UV塗料に紫外線を照射させて乾燥、硬化させた後、その表面に真空蒸着によってアルミニウム等の金属を付着させることが行われている。
この場合、従来は図31〜図33に示すようにワークWを治具ワゴン17’にセットし、搬送コンベヤ41’によってワークWを搬送方向Aに連続搬送させた状態で紫外線の照射を行っていた。従って、ワークW表面のUV塗料を乾燥、硬化させるために多数基のUVランプ33’、35’が必要になり、図示のUV乾燥装置1’の場合には上部に3基、側部に4基、計7基の固定式のUVランプ33’、35’が使用されていた。
また、最近では上記ヘッドライトの形状が複雑化していることに伴って、反射鏡の形状も多岐に及んでいる。そして、反射鏡の大きさや反射面までの深さも車種によってまちまちになってきている。
しかし、ワークを搬送させた状態で紫外線の照射を行うと、ワークに直接、照射されない紫外線の量(照射ロス)が多くなり、UV塗料の乾燥、硬化を効果的に行うことができなくなって、乾燥ムラや乾燥、硬化が不十分になる乾燥不良を生じさせる。
また、上記照射ロスを補うために従来のように多数本のUVランプを使用すると、設備コストや消費電力の増大を招き、UVランプから出る環境汚染物質であるCOの量が増大する。
また、UV塗料の乾燥、硬化は、ワークの形状や大きさあるいは反射面までの深さ等によっても大きく影響されるため、UVランプの取付位置や照射角度を上記ワークの形状や大きさ等によって可変できるUV乾燥装置の開発が望まれている。
本発明は、このような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、少ない本数のUVランプを有効に活用して、ワーク表面のUV塗料を効果的にムラなく乾燥、硬化することができるUV乾燥装置及びUV乾燥方法を提供することにある。
上記目的を達成するべく本発明の請求項1によるUV乾燥装置は、入口と出口にシャッター板を備え、該シャッター板を閉塞することで外部と遮蔽されるUV乾燥室と、上記UV乾燥室の上方に配置され、UV乾燥室内に搬入されたワークに対して上方から紫外線を照射する上部UVランプと、上記UV乾燥室の側方に配置され、UV乾燥室内に搬入されたワークに対して側方から紫外線を照射する側部UVランプと、ワークを保持した状態で上記UV乾燥室に搬入及び搬出される治具ワゴンと、上記UV乾燥室内に搬入された治具ワゴンの一部に係合することによって上記治具ワゴンと該治具ワゴンによって保持されたワークを所定の回転数、回転させる回転駆動装置と、を具備していることを特徴とするものである。
また、請求項2によるUV乾燥装置は、請求項1記載のUV乾燥装置において、上記治具ワゴンは、ワークを直接保持する着脱可能な治具フレームと、上記治具フレームを保持するワゴン台と、上記ワゴン台の中心から鉛直方向下方に向けて延びており、下端部に上記回転駆動装置の一部に係合する係合部を備えた回転自在のワゴン台軸と、上記ワゴン台軸を回転自在に支承する軸受と、上記ワゴン台軸と嵌合する嵌合穴と、ガイドレールに転接するガイドローラと、床面上を転がる走行ローラとを備える走行フレームと、を具備していることを特徴とするものである。
また、請求項3によるUV乾燥装置は、請求項2記載のUV乾燥装置において、上記回転駆動装置は、上記係合部と係合する係合受け部を備えた回転ブロックと、上記回転ブロックの中心から鉛直方向下方に向けて延びている回転軸と、上記回転ブロックを上記係合部に上記係合受け部が係合する係合位置と、上記係合を解除する係合解除位置とに昇降移動させる昇降シフタと、上記回転軸を回転駆動する駆動モータと、上記駆動モータの出力軸の回転数を減速して上記回転軸に伝える減速機と、を具備していることを特徴とするものである。
また、請求項4によるUV乾燥装置は、請求項1〜3のいずれかに記載のUV乾燥装置において、上記治具ワゴンは複数台設けられており、上記UV乾燥室を通る搬送軌道上を循環走行している搬送チェーンに対して上記複数台の治具ワゴンが等間隔に連結されていることを特徴とするものである。
また、請求項5によるUV乾燥装置は、請求項4記載のUV乾燥装置において、上記搬送チェーンには、上記治具ワゴンが上記UV乾燥室内の所定の回転位置に来た時に搬送チェーンのコマの一部を押圧して搬送チェーンの弛みを取る押圧ストッパが設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項6によるUV乾燥装置は、請求項1〜5のいずれかに記載のUV乾燥装置において、上記上部UVランプは、昇降自在で高さ方向の取付位置と取付角度が調節自在に設けられており、上記側部UVランプは、前後方向及び高さ方向の取付位置と取付角度が調節自在に設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項7によるUV乾燥方法は、UV塗装が施されたワークを治具ワゴンと共にUV乾燥室内に搬入して所定の回転位置で停止させる治具ワゴン搬入工程と、回転駆動装置の係合受け部を上昇させて、治具ワゴンの係合部に係合させる治具ワゴン係合工程と、回転駆動装置を駆動させて治具ワゴンと該治具ワゴンによって保持されているワークを所定の回転数で回転させながら上方と側方から紫外線を照射させて、ワーク表面のUV塗料を乾燥、硬化させるワーク乾燥工程と、回転駆動装置の係合受け部を下降させて治具ワゴンの係合部との係合を解除する治具ワゴン係合解除工程と、乾燥されたワークを治具ワゴンと共にUV乾燥室内から搬出させる治具ワゴン搬出工程と、を具備していることを特徴とするものである。
そして、上記手段によって以下のような作用が得られる。まず、シャッター板を備えたUV乾燥室を設けたことにより、ワークのUV乾燥室への搬入、搬出と、遮蔽された状態でのワークのUV乾燥が可能になる。また、上部UVランプと側部UVランプの照射方向を異にする2種類のUVランプの採用により、複雑な形状のワークに対してもムラのない良好なUV乾燥が可能になる。
また、治具ワゴンの採用によってワークを保持した状態でのUV乾燥室への搬入、搬出が容易に行え、治具ワゴンの一部に係合することによってワークを回転させる回転駆動装置を設けたことにより、ワークを回転させながらのUV乾燥が可能になるため一層のムラのない良好なUV乾燥が可能になる。
また、上記治具ワゴンを着脱可能な治具フレームと、該治具フレームを保持するワゴン台と、係合部を備えたワゴン台軸と、該ワゴン台軸を回転自在に支承する軸受と、上記ワゴン台軸と嵌合する嵌合穴と、ガイドローラと、走行ローラとを備える走行フレームとを具備することによって構成した場合には、ワークを回転自在に支承した状態でのワークのUV乾燥室への搬入、搬出を比較的簡単な構成によって実現することが可能になる。
また、上記回転駆動装置を上記係合部と係合する係合受け部を備えた回転ブロックと、該回転ブロックの下方に延びる回転軸と、上記回転ブロックを昇降移動させる昇降シフタと、上記回転軸を駆動する駆動モータと、該駆動モータに接続される減速機とを具備することによって構成した場合には、係合受け部が係合部に係合していない係合解除位置では治具ワゴンは何ら規制を受けることなく自由に搬入方向あるいは搬出方向に移動することができる。一方、係合受け部が係合部に係合する係合位置では上記治具ワゴンの移動が規制され、治具ワゴンは当該位置で所定の回転数で回転し得るようになる。
また、上記治具ワゴンがUV乾燥室を通る搬送軌道上を循環走行している搬送チェーンに対して等間隔に複数台、連結されている場合には、治具ワゴンのUV乾燥室への搬入、搬出と、ワークに対するUV乾燥を設定したタクト時間に基づいて規則的に順次実行することが可能になる。
また、上記治具ワゴンが回転位置に来た時に搬送チェーンのコマの一部を押圧して搬送チェーンの弛みを取る押圧ストッパを設けた場合には、治具ワゴンが回転位置に来た時の治具ワゴンの揺れや位置ずれが防止されているため係合部と係合受け部との係合が円滑且つ確実に実行されるようになる。
また、上部UVランプを昇降自在とし、高さ方向の取付位置と取付角度を調節自在にし、側部UVランプの前後方向及び高さ方向の取付位置と取付角度を調節自在にした場合には、形状、大きさあるいは反射面までの深さを異にする種々のワークに応じて当該ワークに最適な位置ないし角度にUVランプを配置でき、ワークに対するより効果的なUV乾燥が可能になる。
また、上記治具ワゴン搬入工程と、治具ワゴン係合工程と、ワーク乾燥工程と、治具ワゴン係合解除工程と、治具ワゴン搬出工程を備えた本発明のUV乾燥方法によって、多数のワークのUV乾燥を設定したタクト時間に基づいて規則的に順次実行できるようになる。そしてワーク表面のUV塗料がムラなく十分に乾燥、硬化されるようになり、すべてのワークに対して均一に良好なUV乾燥状態が得られるようになる。
本発明のUV乾燥装置及びUV乾燥方法によると、少ない本数のUVランプを有効に活用して、ワーク表面のUV塗料を効果的にムラなく乾燥、硬化できるようになる。従って設備コストと消費電力の削減を図ることができ、CO等の環境汚染物質の発生を少なくすることが可能になる。
以下、図示の実施の形態を例にとって、本発明を実施するための最良の形態を説明する。図1は本発明のUV乾燥装置をUV塗装・乾燥・蒸着ラインに適用した状態を示す平面図、図2は本発明のUV乾燥装置をワーク乾燥エリアに適用した状態を示す平面図、図3は同上、左側面図、図4は同上、背面図、図5は同上、右側面図、図6はUV乾燥装置の内部構造の詳細を示す正面図、図7は同上、平面図、図8は同上、右側面図、図9は回転駆動装置周辺を拡大して示す正面図、図10は同上、平面図、図11は同上、右側面図、図12は同上、係合受け部周辺を拡大して示す右側面図である。
また、図13はチェーンレールと押圧ストッパの構造を示す正面図、図14は同上、平面図、図15は同上、右側面図、図16は側部UVランプと床パネルの支持構造を示す正面図、図17は同上、平面図、図18は同上、右側面図、図19は上部UVランプの昇降機構を示す正面図、図20は同上、平面図、図21は同上、右側面図、図22は上部UVランプの支持構造を示す正面図、図23は同上、平面図、図24は同上、右側面図、図25は治具ワゴンを示す正面図、図26は同上、平面図、図27は同上、右側面図、図28は治具フレームとワークを示す正面図、図29は同上、平面図、図30は同上、右側面図である。
本発明のUV乾燥装置1は、自動車のヘッドライトの反射鏡を製造する場合において、ワークWの表面に下地としてUV塗料を施し、該塗装面を乾燥、硬化させた後、その表面に真空蒸着によってアルミニウム等の金属を付着させる図1に示すようなUV塗装・乾燥・蒸着ライン3で一例として使用される。
UV塗装・乾燥・蒸着ライン3は、ワーク搬入エリア5、ワーク塗装エリア7、ワーク乾燥エリア9、ワーク蒸着エリア11及びワーク搬出エリア13の5つのエリアによって構成されている。
ワーク搬入エリア5は所定の形状に成形されたプラスチック成形品によって構成されているワークWを図28〜図30に示すような治具フレーム15にセットし、エアを吹きかけて除塵した後、次のワーク塗装エリア7に向けてワークWを搬入するエリアである。
ワーク塗装エリア7はワークWの表面に下地材としてのUV塗料を塗装するエリアであり、自動塗装ロボット19と飛散した余剰の塗料を回収するための排気ブロワ21等が設けられている。
ワーク乾燥エリア9は、ワークWの表面に塗装されたUV塗料を乾燥、硬化するエリアであり、図1及び図2に示すような逆L字状の搬送軌道を有するチェーンレール23上に後述する本発明のUV乾燥装置1とIR乾燥装置25とが配置されている。
ワーク蒸着エリア11は塗装面がUV乾燥されたワークWの表面にアルミニウム等の金属を真空蒸着によって付着させることによって銀鏡面を形成するエリアであり、真空蒸着機27が設けられている。
また、ワーク搬出エリア13は銀鏡面が形成されたワークWをUV塗装・乾燥・蒸着ライン3の外部に搬出するエリアであり、ワーク搬出ベルトコンベヤ29が設けられている。
本発明のUV乾燥装置1は、UV乾燥室31と、上部UVランプ33と、側部UVランプ35と、治具ワゴン37と、回転駆動装置39とを具備することによって基本的に構成されており、更に図示の実施の形態にあっては上記チェーンレール23の構成要素である搬送チェーン41と、該搬送チェーン41のコマ43の一部を押圧して搬送チェーン41の弛みを取る押圧ストッパ45が設けられている。
また、上述したようにチェーンレール23によって形成されている搬送軌道上には本発明のUV乾燥装置1によるUV乾燥が先立って行われる予備乾燥装置としてIR乾燥装置25が配設されている。
上記IR乾燥装置25は、チェーンレール23上を搬送されるワークWの塗装面に遠赤外線を照射して予備乾燥させるIRヒーター47と、該IRヒーター47を支持する矩形枠状の支持架台49と、該支持架台49によってその骨格が形成されたIR乾燥室51内に熱風を循環させて乾燥を促進させる熱風循環装置53とを備えている。
また、図2〜図5に示すように本実施の形態ではIRヒーター47は6基設けられており、ワークWはチェーンレール23上を搬送されながら上方からIRヒーター47からの遠赤外線の照射を受けて予備乾燥されるようになっている。
UV乾燥室31は、図6〜図8に示すように矩形枠状の支持フレーム55によってその骨格が形成された上下方向に長い角箱状の部材である。そして、UV乾燥室31の入口と出口には図6に示すようにシャッター板57、59が設けられており、一例としてエアシリンダ61によって構成されているシャッター昇降装置を作動させて該シャッター板57、59を閉塞することによってUV乾燥室31は外部と遮蔽されるようになっている。
また、このようなUV乾燥室31内には図6〜図8に示すように上方に3基の上部UVランプ33、側方に2基の側部UVランプ35が設けられている。そしてこれら計5基のUVランプ33、35が治具ワゴン17の回転位置Rに設けられている。
上部UVランプ33は、UV乾燥室31内に搬入されたワークWに対して上方から紫外線を照射するランプである。上部UVランプ33としては発光長800mm、出力9.6kwのUV照射器が一例として使用でき、該上部UVランプ33は吊下げベース63を介して取り付けられている。
具体的には、図22〜図24に示すように吊下げベース63の下面にはL字状に折り曲げられた取付けブラケット163が設けられており、上部UVランプ33の上面には同じくL字状に折り曲げられた取付けブラケット165が設けられている。
また、上記取付けブラケット163と上記取付けブラケット165との間には平板状の中間ブラケット167が設けられている。
そして、上記取付けブラケット163には上下方向に延びる長穴164が設けられており、該長穴164の範囲で中間ブラケット167の取付位置が上下方向に調節できるようになっている。
また、中間ブラケット167の上下方向の取付位置が決まったら、上記長穴164と、中間ブラケット167に対して形成されている図示しない取付穴とを利用してボルト・ナットBによって中間ブラケット167の上下方向の取付位置を固定する。
また、上記取付けブラケット165と中間ブラケット167は回動支点169によって回動自在に接続され、取付けブラケット165に対して形成されている円弧状の長穴171の範囲で上部UVランプ33の取付角度が調節できるようになっている。
また、上部UVランプ33の取付角度が決まったら上記長穴171と、中間ブラケット167に対して形成されている図示しない取付穴とを利用してボルト・ナットBによって上部UVランプ33の取付角度を固定する。
一方、吊下げベース63は、図19〜図21に示すように中心上方に設けられているエアシリンダ65と、コーナ部上方に4本設けられているガイドロッド67とを備えるベース昇降装置69によって昇降動自在に設けられており、該吊下げベース63の昇降動によって上部UVランプ33はワークWの大きさ等に応じて高さ方向の位置を大きく調節し、上記長穴164によって高さ方向の取付位置を微調整できるようになっている。
側部UVランプ35は、UV乾燥室31内に搬入されたワークWに対して側方から紫外線を照射するランプである。側部UVランプ35としては上述した上部UVランプ33と同様、発光長800mm、出力9.6kwのUV照射器が一例として使用でき、該側部UVランプ35は、支持ブラケット71を介して取り付けられている。
具体的には、図16〜図18に示すようにUV乾燥室31の支持フレーム55には、長穴173の範囲で前後方向に取付位置を調節できる側面視L字状の支持ブラケット71が設けられており、側部UVランプ35の後面には取付けフレーム175が設けられている。
また、上記取付けフレーム175と上記支持ブラケット71との間には平板状の中間ブラケット177が設けられている。
そして、上記中間ブラケット177は支持ブラケット71に対して形成されている長穴179の範囲で上下方向に取付位置を調節できるように構成されており、上記取付けフレーム175と中間ブラケット177は回動支点181によって回動自在に接続され、取付けフレーム175に対して形成されている円弧状の長穴183の範囲で側部UVランプ35の取付角度が調節できるようになっている。
また、側部UVランプ35の前後方向及び高さ方向の取付位置と取付角度が決まったらボルト・ナットBを利用して側部UVランプ35の取付位置と取付角度を固定する。
そして、側部UVランプ35は、図6に示すように回転位置Rにおいて前後に1個ずつ設けられており、そのうち一方の側部UVランプ35が傾き、他方の側部UVランプ35が水平に保持された状態で一例として設けられている。
また、上記UV乾燥室31には図示は省略するが、UV乾燥室31内に冷却風を供給する給気ファンと、UVランプ33、35から発生したCO等を外部に排出して回収するための排気ファンが接続されている。
治具ワゴン17は、ワークWを保持した状態でUV乾燥室31内にワークWを搬入、搬出させるための台車である。治具ワゴン17は、ワークWを直接保持する着脱可能な治具フレーム15と、該治具フレーム15を保持するワゴン台75と、該ワゴン台75の中心から鉛直方向下方に向けて延びている回転自在のワゴン台軸77と、該ワゴン台軸77を回転自在に支承する軸受79と、上記ワゴン台軸77と嵌合する嵌合穴97、ガイドローラ99及び走行ローラ101を備える走行フレーム103とを具備することによって構成されている。
治具フレーム15は、図26に示すように径の細い丸棒材を矩形状に折り曲げることによって枠材81を形成し、更に枠材81の中間に前後方向に架け渡される3本の棧83を設けると共に、図25及び図26に示すようにそれぞれの棧83から4本ずつ、支持棒85を立ち上げることによって形成されている。
尚、このような治具フレーム15には図25〜図26に示すような形状のワークWが2個、前後方向に並べた状態で支持される。
ワゴン台75は、図22〜図24に示すようにアングル材や角パイプ等を使用した矩形枠状の部材であり、その上部の4つのコーナ部には上記治具フレーム15の枠材81を下方から支持するための受け金具87が1個ずつ計4個設けられている。またワゴン台75の下面の中央には座板89が設けられていて、該座板89を介して下方に延びるワゴン台軸77が一体に取り付けられている。
ワゴン台軸77は管径ないし軸径が異なる二部材を組み合わせることによって構成されている段差軸状の部材である。ワゴン台軸77の下部は細径部91になっていて、細径部91の下端部には細径部91と直交する方向に張り出すように小径の丸棒によって形成されている係合部93が設けられている。尚、上記係合部93は後述する回転駆動装置39の係合受け部95と係合し、上記細径部91の外周面は軸受79や嵌合穴97と嵌合して円周方向ないし軸方向に摺接する摺接面になっている。
走行フレーム103は、図24に示すように側面視門型をしたフレーム部材であり、その上面板はガイドローラ台105になっており、ガイドローラ台105の下方にスペーサ107を介して4個のガイドローラ99が自由回転可能な状態で水平に設けられている。
尚、このガイドローラ99は、図13〜図15に示すチェーンレール23の搬送チェーン41の前後に敷設されているガイドレール109の内側端面に摺接し案内されるようになっている。
また、走行フレーム103の側面板は、中央が大きくえぐられており、4枚の脚部フレーム111を形成している。そして、これらの脚部フレーム111の下端部に床面FL上を転がる走行ローラ101が1個ずつ計4個、自由回転可能な状態で設けられている。
回転駆動装置39は、上記UV乾燥室31内に搬入された治具ワゴン17の係合部93に係合受け部95を係合させることによって上記治具ワゴン17と該治具ワゴン17によって保持されたワークWを所定の回転数(例えば20〜40秒の間に1〜3回転)、回転させる装置である。
具体的には、上記係合部93と係合する係合受け部95を備えた回転ブロック113と、該回転ブロック113の中心から鉛直方向下方に向けて延びている回転軸115と、上記回転ブロック113を係合部93に係合受け部95が係合する係合位置と、上記係合を解除する係合解除位置とに昇降移動させる昇降シフタ117と、上記回転軸115を回転駆動する駆動モータ119と、上記駆動モータ119の出力軸の回転数を減速して上記回転軸115に伝える減速機121とを具備することによって回転駆動装置39は構成されている。
回転ブロック113は、上部に上記係合部93と係合するV字溝状の係合受け部95が形成されたブロック状の部材であり、スプリング123、123を介してカップリング金具124に対して前後方向(レール幅方向)に幾分移動可能な状態で設けられている。
回転軸115は、上部に大径部125、下部に小径部127を備えた段差軸状の部材であり、小径部127には小径部127の上下方向の移動を可能にするためのキー溝129が設けられている。
また、上記回転軸115は、ドグ131によって上部ベース133と一体になって昇降移動できるようになっている。上部ベース133は中央に開口部135が形成された矩形平板状の部材である。上部ベース133には、上記回転ブロック113の上面に作用して係合部93に係合している状態の係合受け部95を下方に押し下げてその係合を解除させるエアシリンダ137が設けられている。
そして、上記エアシリンダ137は上記開口部135を貫通して上方に延びており、エアシリンダ137のシリンダロッドの先端に上記回転ブロック113の上面に直接作用する押下げアタッチメント139が設けられている。
上部ベース133の下方には、モータベース141が設けられており、最下端に下部ベース142が設けられている。モータベース141には上述した駆動モータ119と減速機121とが設けられており、減速機121の出力軸が上記回転軸115に接続されている。
また、上部ベース133とモータベース141との間には、コーナ部に4本のスライド軸143が設けられており、これらの中間部位にエアシリンダによって構成される上述の昇降シフタ117が2基設けられている。
チェーンレール23は床面FLの上方の搬送軌道上を通る搬送チェーン41と、該搬送チェーン41を挟んでその前後方向に配置される2本のガイドレール109とを備えている。また、上記ガイドレール109の上方には、幅狭の床パネル157と幅広の床パネル159が支持フレーム161によって水平に支持されている。そして上記搬送チェーン41には一例として27台の上述した治具ワゴン17が等間隔に連結されており、搬送駆動モータ145の動力が駆動スプロケット147に伝わり、更に駆動スプロケット147から搬送チェーン41に伝達され、ワゴン1ピッチを一例として30〜45秒のタクト時間でタクト運転されるようになっている。
また、上記搬送チェーン41には、治具ワゴン17がUV乾燥室31内の所定の回転位置Rに来た時に回転軸115を挟んで搬送方向Aの上流位置と下流位置の2つのコマ43に作用して搬送チェーン41の弛みを取る2基の押圧ストッパ45が設けられている。
該押圧ストッパ45は図13及び図14に示すように2基のエアシリンダ149、149とこれらのエアシリンダ149、149のスライドロッドの先端部に設けられる押圧部材151と、搬送チェーン41を挟んで押圧部材151と対向配置されている支持部材153とを備えることによって構成されている。
次に、このようにして構成される本発明のUV乾燥装置1を使用することによって実行される本発明のUV乾燥方法を説明する。
本発明のUV乾燥方法は、(1)治具ワゴン搬入工程と、(2)治具ワゴン係合工程と、(3)ワーク乾燥工程と、(4)治具ワゴン係合解除工程と、(5)治具ワゴン搬出工程とを具備することによって構成されている。以下、これらの工程を順番に説明して行く。
(1)治具ワゴン搬入工程
治具ワゴン搬入工程は、UV塗装が施されたワークWを治具ワゴン17と共にUV乾燥室31内に搬入して所定の回転位置Rで停止させる工程である。
作業者Hは、UV塗装が施されたワークWを治具フレーム15に載せたまま、チェーンレール23上の治具ワゴン17にセットする。治具ワゴン17は上述したタクト時間でタクト運転され、IR乾燥室51で予備乾燥された後、UV乾燥室31に至る。
ワークWが、載置された治具ワゴン17がUV乾燥室31に至ると、エアシリンダ61が作動して入口側のシャッター板57が拡開し、搬送チェーン41がワゴン1ピッチ分、移動して回転位置Rに至り、停止する。そして、上記エアシリンダ61が逆に作動して入口側のシャッター板57を閉塞してUV乾燥室31を遮蔽する。
(2)治具ワゴン係合工程
治具ワゴン係合工程は、回転駆動装置39の係合受け部95を上昇させて、治具ワゴン17の係合部93に係合させる工程である。
最初に、押圧ストッパ45を作動させて回転位置Rの上流位置と下流位置の搬送チェーン41における2つのコマ43を押圧部材151と支持部材153とによって挟持して搬送チェーン41の弛みを取る。
次に、昇降シフタ117を作動させて回転ブロック113を上昇させて回転ブロック113の係合受け部95を治具ワゴン17の係合部93に係合させた係合状態にする。
(3)ワーク乾燥工程
ワーク乾燥工程は、回転駆動装置39を駆動させて治具ワゴン17と該治具ワゴン17によって保持されているワークWを所定の回転数で回転させながら上方と側方から紫外線を照射させて、ワークW表面のUV塗料を乾燥、硬化させる工程である。
即ち、上記係合部93に係合受け部95が係合すると同時に駆動モータ119が作動するようになり、駆動モータ119の回転が減速機121を介して回転軸115に伝達される。また、回転ブロック113を介して回転軸115の回転は、治具ワゴン17に伝達され、治具ワゴン17にセットされている治具フレーム15とワークWを最初は40秒間に3〜5回転、前の治具ワゴン17にワークWが載置されるようになったら20〜40秒間に1〜3回転の回転数で回転させる。
尚、ワークWを回転させる回転数は、ワークWの大きさや形状等によって可変し、小さなワークWほど早く回転させるようにする。また、上記回転数の調整は、駆動モータ119のインバータ制御によって行われる。
また、UV乾燥室31内には、ワークWの搬入前から3基の上部UVランプ33と、2基の側部UVランプ35が点灯しており、当該回転位置Rでは、このうち3基の上部UVランプ33と、2基の側部UVランプ35から紫外線がワークWの隅々に向けて照射され、UV塗料の乾燥、硬化がムラなく、確実に実行される。
尚、ワークWの小さな面や立上り部155では紫外線が当たりにくくなるが、本発明では上部と側部の2方向からの紫外線の照射と、ワークWの回転と、上部UVランプ33と側部UVランプ35の取付位置と取付角度の調整とによって均一でムラのない紫外線の照射が可能になっている。
(4)治具ワゴン係合解除工程
治具ワゴン係合解除工程は、回転駆動装置39の係合受け部95を下降させて治具ワゴン17の係合部93との係合を解除する工程である。
最初に、駆動モータ119を作動させて治具ワゴン17を半回転させて搬入時と逆向きにする(これは次工程のワーク蒸着工程を実行するワーク蒸着エリア11への受け渡しの関係であり、ワーク蒸着エリア11のレイアウトによっては不要となる)。
次に、エアシリンダ137を作動させて押下げアタッチメント139によって回転ブロック113の上面を押圧して押下げ、係合部93と係合受け部95の係合を解除させる。更に、昇降シフタ117を作動させて上部ベース133を下降させ、搬送時の位置に戻す。
(5)治具ワゴン搬出工程
治具ワゴン搬出工程は、乾燥されたワークWを治具ワゴン37と共にUV乾燥室31内から搬出させる工程である。
上部ベース133が搬送時の位置に戻ったら押圧ストッパ45を作動させて押圧部材151と支持部材153とによる挟持状態を解除し、搬送チェーン41を搬送可能な状態にする。
次に、エアシリンダ61を作動させて出口側のシャッター板59を拡開状態にし、搬送駆動モータ145を作動させてワゴン1ピッチ分、搬送チェーン41を移動させる。
回転位置Rの治具ワゴン17がUV乾燥室31から搬出されると同時に、再びエアシリンダ61が作動して出口側のシャッター板59を閉塞状態にする。
回転位置Rからワゴン1ピッチ分、下流に移動したワークWは下流に搬送されて途中、図示しない蒸着前加熱ヒータ等によって加熱された後、次工程のワーク蒸着工程に治具フレーム15といっしょに引き渡される。
そして、以下同様の動作を繰り返して順次、ワークW表面のUV乾燥が実行されて行く。
以上、本実施の形態によると次のような効果を奏することができる。即ち、少ないUVランプ33、35を有効に活用して、ワークW表面のUV塗料を効果的にムラなく乾燥、硬化させることができる。従って、設備コストとUVランプ33、35の消費電力を低く抑えることができる。同時にUVランプ33、35から発生するCO等の量も少なくすることができる。また、UV塗料の未硬化が原因で発生する蒸着金属の剥がれ等の問題も生じない。
尚、本発明のUV乾燥装置1及び該UV乾燥装置1を使用することによって実行される本発明のUV乾燥方法は上記の実施の形態のものに限定されず、その発明の要旨内での設計変更が可能である。例えば、UV乾燥室31に対する治具ワゴン17の搬入、搬出は搬送チェーン41を使用したチェーンレール23に限らず、吸着移送式あるいはクランプ移送式の自動搬入搬出装置等であってもよい。また、昇降シフタ117等で使用しているエアシリンダに代えて油圧シリンダや油圧ジャッキあるいは電動モータ等を採用することも可能である。また、本発明のUV乾燥装置1は、自動車のヘッドライドにおける反射鏡の製造ラインに限らず、UV塗装が施された種々のワークWのUV乾燥ラインに適用でき、更に、UVインクを使用して印刷を行っているUV印刷ラインに適用することも可能である。
本発明は、ワーク表面に塗装されたUV塗料を乾燥、硬化させるUV乾燥装置の製造、使用分野等で利用でき、特に少ない本数のUVランプを有効に活用してムラなく確実にUV乾燥を実行したい場合に利用可能性を有する。
本発明の実施の形態を示す図で、本発明のUV乾燥装置をUV塗装・乾燥・蒸着ラインに適用した状態を示す平面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、本発明のUV乾燥装置をワーク乾燥エリアに適用した状態を示す平面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、本発明のUV乾燥装置をワーク乾燥エリアに適用した状態を示す左側面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、本発明のUV乾燥装置をワーク乾燥エリアに適用した状態を示す背面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、本発明のUV乾燥装置をワーク乾燥エリアに適用した状態を示す右側面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、UV乾燥装置の内部構造の詳細を示す正面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、UV乾燥装置の内部構造の詳細を示す平面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、UV乾燥装置の内部構造の詳細を示す右側面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、回転駆動装置周辺を拡大して示す正面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、回転駆動装置周辺を拡大して示す平面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、回転駆動装置周辺を拡大して示す右側面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、係合受け部周辺を拡大して示す右側面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、チェーンレールと押圧ストッパの構造を示す正面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、チェーンレールと押圧ストッパの構造を示す平面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、チェーンレールと押圧ストッパの構造を示す右側面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、側部UVランプと床パネルの支持構造を示す正面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、側部UVランプと床パネルの支持構造を示す平面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、側部UVランプと床パネルの支持構造を示す右側面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、上部UVランプの昇降機構を示す正面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、上部UVランプの昇降機構を示す平面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、上部UVランプの昇降機構を示す右側面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、上部UVランプの支持構造を示す正面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、上部UVランプの支持構造を示す平面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、上部UVランプの支持構造を示す右側面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、治具ワゴンを示す正面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、治具ワゴンを示す平面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、治具ワゴンを示す右側面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、治具フレームとワークを示す正面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、治具フレームとワークを示す平面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、治具フレームとワークを示す右側面図である。 従来例を示す図で、従来のUV乾燥装置におけるUVランプの配置態様を示す正面図である。 従来例を示す図で、従来のUV乾燥装置におけるUVランプの配置態様を示す平面図である。 従来例を示す図で、従来のUV乾燥装置におけるUVランプの配置態様を示す右側面図である。
符号の説明
1 UV乾燥装置
3 UV塗装・乾燥・蒸着ライン
5 ワーク搬入エリア
7 ワーク塗装エリア
9 ワーク乾燥エリア
11 ワーク蒸着エリア
13 ワーク搬出エリア
15 治具フレーム
17 治具ワゴン
19 自動塗装ロボット
21 排気ブロワ
23 チェーンレール
25 IR乾燥装置
27 真空蒸着機
29 ワーク搬出ベルトコンベヤ
31 UV乾燥室
33 上部UVランプ
35 側部UVランプ
39 回転駆動装置
41 搬送チェーン
43 コマ
45 押圧ストッパ
47 IRヒーター
49 支持架台
51 IR乾燥室
53 熱風循環装置
55 支持フレーム
57 シャッター板
59 シャッター板
61 エアシリンダ
63 吊下げベース
65 エアシリンダ
67 ガイドロッド
69 ベース昇降装置
71 支持ブラケット
75 ワゴン台
77 ワゴン台軸
79 軸受
81 枠材
83 棧
85 支持棒
87 受け金具
89 座板
91 細径部
93 係合部
95 係合受け部
97 嵌合穴
99 ガイドローラ
101 走行ローラ
103 走行フレーム
105 ガイドローラ台
107 スペーサ
109 ガイドレール
111 脚部フレーム
113 回転ブロック
115 回転軸
117 昇降シフタ
119 駆動モータ
121 減速機
123 スプリング
124 カップリング金具
125 大径部
127 小径部
129 キー溝
131 ドグ
133 上部ベース
135 開口部
137 エアシリンダ
139 押下げアタッチメント
141 モータベース
142 下部ベース
143 スライド軸
145 搬送駆動モータ
147 駆動スプロケット
149 エアシリンダ
151 押圧部材
153 支持部材
155 立上り部
157 床パネル
159 床パネル
161 支持フレーム
163 取付けブラケット
164 長穴
165 取付けブラケット
167 中間ブラケット
169 回動支点
171 長穴
173 長穴
175 取付けフレーム
177 中間ブラケット
179 長穴
181 回動支点
183 長穴
W ワーク
A 搬送方向
R 回転位置
B ボルト・ナット
FL 床面
H 作業者

Claims (7)

  1. 入口と出口にシャッター板を備え、該シャッター板を閉塞することで外部と遮蔽されるUV乾燥室と、
    上記UV乾燥室の上方に配置され、UV乾燥室内に搬入されたワークに対して上方から紫外線を照射する上部UVランプと、
    上記UV乾燥室の側方に配置され、UV乾燥室内に搬入されたワークに対して側方から紫外線を照射する側部UVランプと、
    ワークを保持した状態で上記UV乾燥室に搬入及び搬出される治具ワゴンと、
    上記UV乾燥室内に搬入された治具ワゴンの一部に係合することによって上記治具ワゴンと該治具ワゴンによって保持されたワークを所定の回転数、回転させる回転駆動装置と、を具備していることを特徴とするUV乾燥装置。
  2. 上記治具ワゴンは、ワークを直接保持する着脱可能な治具フレームと、
    上記治具フレームを保持するワゴン台と、
    上記ワゴン台軸を回転自在に支承する軸受と、
    上記ワゴン台の中心から鉛直方向下方に向けて延びており、下端部に上記回転駆動装置の一部に係合する係合部を備えた回転自在のワゴン台軸と、
    上記ワゴン台軸と嵌合する嵌合穴と、ガイドレールに転接するガイドローラと、床面上を転がる走行ローラとを備える走行フレームと、を具備していることを特徴とする請求項1記載のUV乾燥装置。
  3. 上記回転駆動装置は、上記係合部と係合する係合受け部を備えた回転ブロックと、
    上記回転ブロックの中心から鉛直方向下方に向けて延びている回転軸と、
    上記回転ブロックを上記係合部に上記係合受け部が係合する係合位置と、上記係合を解除する係合解除位置とに昇降移動させる昇降シフタと、
    上記回転軸を回転駆動する駆動モータと、
    上記駆動モータの出力軸の回転数を減速して上記回転軸に伝える減速機と、を具備していることを特徴とする請求項2記載のUV乾燥装置。
  4. 上記治具ワゴンは複数台設けられており、上記UV乾燥室を通る搬送軌道上を循環走行している搬送チェーンに対して上記複数台の治具ワゴンが等間隔に連結されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のUV乾燥装置。
  5. 上記搬送チェーンには、上記治具ワゴンが上記UV乾燥室内の所定の回転位置に来た時に搬送チェーンのコマの一部を押圧して搬送チェーンの弛みを取る押圧ストッパが設けられていることを特徴とする請求項4記載のUV乾燥装置。
  6. 上記上部UVランプは、昇降自在で高さ方向の取付位置と取付角度が調節自在に設けられており、上記側部UVランプは、前後方向及び高さ方向の取付位置と取付角度が調節自在に設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のUV乾燥装置。
  7. UV塗装が施されたワークを治具ワゴンと共にUV乾燥室内に搬入して所定の回転位置で停止させる治具ワゴン搬入工程と、
    回転駆動装置の係合受け部を上昇させて、治具ワゴンの係合部に係合させる治具ワゴン係合工程と、
    回転駆動装置を駆動させて治具ワゴンと該治具ワゴンによって保持されているワークを所定の回転数で回転させながら上方と側方から紫外線を照射させて、ワーク表面のUV塗料を乾燥、硬化させるワーク乾燥工程と、
    回転駆動装置の係合受け部を下降させて治具ワゴンの係合部との係合を解除する治具ワゴン係合解除工程と、
    乾燥されたワークを治具ワゴンと共にUV乾燥室内から搬出させる治具ワゴン搬出工程と、を具備していることを特徴とするUV乾燥方法。
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