JP7148040B2 - 階段の固定方法及び階段構造 - Google Patents
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Description
以下、図1~図3を用いて、第1実施形態に係る階段構造が適用された階段10と、階段10の固定方法について説明する。
図1に示されるように、階段10は、一対の力桁18と、一対の力桁18に建物下方側から支持された複数の階段部材20と、を備えた力桁方式の鉄骨階段とされている。力桁18は、階段部材20の階段幅方向の両側において略平行に配置され、側面視で建物上方側へ傾斜して延在している。各力桁18は、所謂溝形鋼で形成されており、縦断面視で建物上下方向に延在する縦側面部(ウエブ部)18Aと、縦側面部18Aの上端から直角に屈曲して階段幅方向内側へ延在された上フランジ部18Bと、縦側面部18Aの下端から直角に屈曲して階段幅方向内側へ延在された下フランジ部18Cと、を含んでいる。
図1及び図2に示されるように、階段部材20は、階段の昇降方向に沿って力桁18の上に複数配置されている。階段部材20は、一例として、矩形状の鋼板を略L字状に折り曲げて形成されており、階段部材20の上面を構成し略水平方向に延在する踏板部30と、踏板部30の先端(踏板部30の段鼻部分)から略鉛直下方側へ垂下された蹴込部32とを含んでいる。また、この踏板部30と蹴込部32の端部を内側へ折り曲げて、踏板側フランジ30A及び蹴込側フランジ32Aがそれぞれ形成されている。
図2に示されるように、力桁18の階段昇降方向下降側の端部22は、固定部材34を介して下階14の床部26に固定されている。固定部材34は、L字状のアングルとされ、建物上下方向に延在する垂直部34Aと、垂直部34Aの下端から直角に屈曲して階段幅方向外側に延在する水平部34Bと、を含んで構成されている。
回動部36は、上述した固定部材34の貫通孔38と、貫通孔38と同軸的に配置され、力桁18の縦側面部18Aを板厚方向に貫通する貫通孔40と、を含んで構成されている。この回動部36は、貫通孔38、40に階段幅方向を軸方向とする円柱状に形成された支承部材42を挿入することで、支承部材42を、縦側面部18Aと垂直部34Aに対して階段幅方向に貫通して配置可能とされている。そして、縦側面部18Aが固定部材34に固定されない状態では、固定部材34が、力桁18に対して支承部材42の軸回りに回動可能に支持される構成となっている。
更に、固定部材34の貫通孔38の両側には、垂直部34Aを板厚方向に貫通する桁締結孔46がそれぞれ形成されている。この桁締結孔46は、縦側面部18Aを板厚方向に貫通する2つの締結孔48にそれぞれ対応している。力桁18と固定部材34は、桁締結孔46と締結孔48にボルト50が挿通され、ボルト50にナット52が螺合されることにより締結されている。以下、力桁18と固定部材34との締結点を、桁固定部44とする。
一方、固定部材34の下部を構成する水平部34Bには、床固定部54が設けられている。床固定部54は、水平部34Bの板厚方向(建物上下方向)に貫通する2つの床貫通孔56で構成されている。床貫通孔56には、図示しないアンカーボルト等の固定部材が挿通され、床部26に固定されている。これにより、力桁18が、固定部材34を介して床部26に固定されている。なお、床貫通孔56の数は適宜設定可能であり、1つでも、3つ以上でもよい。
上記構成による階段10は、以下の方法によって建物12に固定されている。
図3(A)に示されるように、階段10は、予め、製造工場等で、力桁18と階段部材20の組み付けが行われる。更に、製造工場では、支承部材42が回動部36に挿通され、縦側面部18Aと固定部材34に対して階段幅方向に貫通して配置される。これにより、取付工程が完了する。
次いで、階段10を建築現場に搬入し、階段10の昇降方向下降側の端部22が下になるように階段10をクレーン100で吊り上げて、固定位置へ移動させる。この状態では、階段10は、建物上下方向に沿って垂直に吊り上げられている。次いで、図3(B)に示されるように、固定場所の上方側で階段10を降下させ、床部26に当接した固定部材34の床固定部54に図示しないアンカーボルトを打ち込む。これにより、固定部材34が床固定部54を介して床部26に固定され、接地工程が完了する。
次いで、図3(C)に示されるように、階段10の昇降方向上昇側の端部24をクレーン100で降下させる。これに伴って、階段10が、支承部材42を回転軸として所定の位置まで回動され、床部26に対して傾斜して配置される。これにより、回転工程が完了する。
次いで、図3(D)に示されるように、固定部材34の桁固定部44にボルト50を挿通し、ナット52(図2参照)を用いて力桁18と固定部材34を締結する。これにより、階段10、固定部材34によって傾斜支持され、固定工程が完了する。
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
以下、図4を用いて、第2実施形態に係る階段70及びその固定方法について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
上記構成の階段70及びその固定方法は、基本的には第1実施形態に係る階段10及びその固定方法を踏襲しているため、同様の作用及び効果を得ることができる。
以下、図5及び図6を用いて、第3実施形態に係る階段80及びその固定方法について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
本実施形態に係る階段80及びその固定方法は、基本的には第1実施形態に係る階段10及びその固定方法を踏襲しているため、同様の作用及び効果を得ることができる。
上述した各実施形態の構成は、適宜組み合わせることができる。
18 力桁(桁部材)
18A縦側面部
20 階段部材
22 階段昇降方向下降側の端部
22A水平面部(下面)
26 床部
30 踏板部
32 蹴込部
34 固定部材
36 回動部
42 支承部材
54 床固定部
44 桁固定部
70 階段
72 支承部材
74 ボルト
76 ナット
80 階段
82 桁固定部
84 載置面部
Claims (3)
- 踏板部を備える階段部材を支持すると共に、縦断面視で建物上下方向に延在する縦側面部を含む桁部材を備える階段において、
前記桁部材の階段昇降方向下降側の端部に固定部材を隣接して配置し、階段幅方向を軸方向とする支承部材が回動部を介して前記桁部材の前記縦側面部と前記固定部材に対して階段幅方向に貫通して配置される取付工程と、
前記取付工程後に、吊り上げられた前記桁部材を降下させて、前記固定部材の建物上下方向の下部に設けられた床固定部を介して前記桁部材を床部に固定する接地工程と、
前記接地工程後に、前記支承部材の軸回りに前記桁部材を回動させて、所定の位置に傾斜させる回転工程と、
前記回転工程後に、前記桁部材を前記固定部材に設けられた桁固定部を介して前記固定部材に固定する固定工程と、を含み、
前記桁固定部は、
前記回動部を介して前記桁部材の前記縦側面部と前記固定部材に対して階段幅方向に貫通配置された前記支承部材と、
前記固定部材の建物上下方向の上部から前記桁部材側へ延在されると共に、前記桁部材を所定の位置に傾斜させた状態において、前記桁部材の階段昇降方向下降側の端部の下面を載置可能な載置面部と、を含んで構成されており、
前記回転工程後に、前記支承部材によって、前記桁部材と前記固定部材を連結させ、かつ、前記桁部材の下面を前記固定部材の上部に設けられた前記載置面部に下方側から支持させることにより前記固定工程を完了させる、
階段の固定方法。 - 前記支承部材は、前記回動部を介して前記桁部材の前記縦側面部と前記固定部材に対して階段幅方向に貫通配置可能なボルトと、該ボルトに螺合されるナットによって構成されており、
前記取付工程後であって前記接地工程前に、前記ボルトに前記ナットを螺合させて前記固定部材が前記桁部材に対して回転可能な状態に仮留めする工程を含む、
請求項1に記載の階段の固定方法。 - 踏板部を備える階段部材を支持すると共に、縦断面視で建物上下方向に延在する縦側面部を含む桁部材と、
前記桁部材の階段昇降方向下降側の端部に隣接して配置され、前記桁部材を床部に対して所定の位置に傾斜させて固定する桁固定部が設けられ、建物上下方向の下部に前記桁部材を床部に固定する床固定部が設けられた固定部材と、
階段幅方向を軸方向とする支承部材を前記縦側面部と前記固定部材に対して階段幅方向に貫通して配置可能とし、前記縦側面部が前記固定部材に固定されない状態において、該支承部材によって前記固定部材を前記桁部材に対して回動可能に連結可能とする回動部と、を有し、
前記桁固定部は、
前記回動部を介して前記桁部材の前記縦側面部と前記固定部材に対して階段幅方向に貫通配置された前記支承部材と、
前記固定部材の建物上下方向の上部から前記桁部材側へ延在されると共に、前記桁部材を所定の位置に傾斜させた状態において、前記桁部材の階段昇降方向下降側の端部の下面を載置可能な載置面部と、を含んで構成されており、
前記支承部材によって、前記桁部材と前記固定部材を連結させ、かつ、前記桁部材の下面を前記固定部材の上部に設けられた前記載置面部に下方側から支持させる、
階段構造。
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