JP7147973B2 - 重量推定装置、重量推定方法、及びプログラム - Google Patents

重量推定装置、重量推定方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、重量の推定をするための重量推定装置、重量推定方法に関し、更には、これらを実現するためのプログラムに関する。
過積載をした車両は事故の原因となる。また、過積載をした車両は、通常走行をする場合に、エンジンの回転数を高くしなければならないため、エンジン音が大きくなり、環境に悪影響を及ぼす原因にもなる。更に、過積載をした車両は、タイヤの摩耗を増すばかりでなく、車両が走行する構造物への疲労損傷を増す原因となる。
そこで、上述した構造物への疲労損傷を抑制するための技術として、非特許文献1には、車両の重量を把握する技術が開示されている。その非特許文献1に開示された技術によれば、車両が橋梁上を通過した場合に、橋梁の下フランジにおける加速度を用いて二階積分を行うことで変位応答を算出し、その変位応答から走行している車両の重量を推定している。
関屋英彦、小西拓洋、木ノ本剛、三木千壽著 「MEMS加速度センサを用いた変位計測に基づくPortable-Weigh-In-Motionシステムの提案」 土木学会論文集A1(構造・地震工学), Vol. 72, No. 3, 364-379 2016年10月
しかしながら、非特許文献1によれば、加速度から橋梁のたわみ量(ひずみ量)を推定する場合に、時間方向の二階積分をするので、(i)積分境界条件の不確定性、(ii)積分定数が0でないこと(原点周りの振動が成立しないこと)に起因して、たわみ量の推定精度が低下する。そのため、推定したたわみ量を用いて車両の重量を推定した場合、推定精度の低い重量しか求めることができない。
本発明の目的の一例は、移動体の重量推定の精度を向上させる重量推定装置、重量推定方法、及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一側面における重量推定装置は、
構造物を移動する移動体が、前記構造物に発生させた振動を表す加速度応答に対して短時間フーリエ変換をし、前記短時間フーリエ変換の結果を用いて、撃力を算出する、撃力算出手段と、
前記撃力を用いて前記移動体の重量を推定する、重量推定手段と、
を有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の一側面における重量推定方法は、
(a)構造物を移動する移動体が、前記構造物に発生させた振動を表す加速度応答に対して短時間フーリエ変換をし、前記短時間フーリエ変換の結果を用いて、撃力を算出し、
(b)前記撃力を用いて前記移動体の重量を推定する
ことを特徴とする。
更に、上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるプログラムは
コンピュータに、
(a)構造物を移動する移動体が、前記構造物に発生させた振動を表す加速度応答に対して短時間フーリエ変換をし、前記短時間フーリエ変換の結果を用いて、撃力を算出する、ステップと、
(b)前記撃力を用いて前記移動体の重量を推定する、ステップと、
を実行させることを特徴とする。
以上のように本発明によれば、移動体の重量推定の精度を向上させることができる。
図1は、重量推定装置の一例を示す図である。 図2は、構造物の一例を示す模式図である。 図3は、重量推定装置を有するシステムの一例を示す図である。 図4は、回帰モデル生成装置を有すシステムの一例を示す図である。 図5は、重量推定装置の動作の一例を示すフロー図である。 図6は、回帰モデル生成装置の動作の一例を示すフロー図である。 図7は、重量推定装置又は回帰モデル生成装置を実現するコンピュータの一例を示す図である。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態について、図1から図7を参照しながら説明する。
[装置構成]
最初に、図1を用いて、本実施の形態における重量推定装置1の構成について説明する。図1は、重量推定装置の一例を示す図である。
図1に示す重量推定装置は、移動体の重量推定の精度を向上させる装置である。また、図1に示すように、重量推定装置1は、撃力算出部2と、重量推定部3とを有する。
このうち、撃力算出部2は、構造物を移動する移動体が、構造物に発生させた振動を表す加速度応答に対して短時間フーリエ変換をし、短時間フーリエ変換の結果を用いて、撃力を算出する。重量推定部3は、撃力を用いて移動体の重量を推定する。
ここで、構造物は、例えば、少なくとも砂、水、セメントを用いて凝固させた硬化物(コンクリート、又はモルタルなど)、又は金属、又はそれらを用いて構築された構造物である。また、構造物は、建築物全体、又はその一部である。更に、構造物は、機械類の全体、又はその一部である。また、移動体は、例えば、構造物を移動する車両などである。
加速度応答は、構造物に設けられた加速度計測部により計測された加速度を用いて生成される。撃力は、数1の上段に示すように運動量の変化で表される。また、加速度応答に短時間フーリエ変換(STFT)を適用した場合、スペクトル振幅の二乗和は、短時間に与えられた運動エネルギーと考えられる。そのため、撃力が重力方向にかかると仮定した場合、エネルギーの二乗根は運動量に比例する。したがって、撃力は、数1の下段のように表すことができる。なお、運動エネルギーは、p/2mで表すことができる。
Figure 0007147973000001
移動体の推定重量は、算出した撃力を、数2に適用して算出する。すなわち、重量推定部は、撃力と、重力加速度と、短時間フーリエ変換で用いたウィンドウサイズを表す単位時間とを用いて、移動体の重量を推定する。
Figure 0007147973000002
なお、数2では、上述した数1に示した移動体ごとに生じる固有の加速度と単位時間との乗算した値は0と見做している。理由は、加速度は、ダウンフォースなどにより、移動体の見かけ上の重量が増加して見えるような加速度を想定しているので、0と仮定することができるからである。さらに、センサの重量が小さい場合、数1の2mを考慮しなくても撃力は近似できる。
また、他の方法として、移動体の推定重量は、算出した撃力を回帰モデルに適用して算出する。なお、回帰モデルを用いた重量推定の詳細については後述する。
このように、本実施の形態においては、加速度応答から得られる撃力を用いて移動体の重量を推定できるので、時間方向の二階積分が不要となる。すなわち、(i)積分境界条件の不確定性、(ii)積分定数が0でないこと(原点周りの振動が成立しないこと)に起因する、移動体の重量推定の精度の低下が発生しなくなる。したがって、移動体の重量推定の精度を向上させることができる。
さらに、本実施の形態においては、時間方向の二階積分が不要となるので、従来と比べて計算量を削減できる。
[システム構成]
続いて、図2、図3を用いて、本実施の形態における重量推定装置について説明をする。図2は、構造物の一例を示す模式図である。図3は、重量推定装置を有するシステムの一例を示す図である。
構造物について説明する。
図2に示す構造物は、例えば、橋梁などである。図2に示す構造物は、上部構造21、下部構造22、伸縮部23、支承部24などを有する。また、図2に示す構造物には、加速度計測部25、速度計測部26が設けられている。さらに、図2に示した車両27(移動体)は、上部構造21の進入側から伸縮部23を通過し、上部構造21の退出側へと移動する。
上部構造21は、床構造と主構造と有する。床構造は、床版、床組などにより形成される。主構造は、主桁などを有し、床構造を支えて荷重を下部構造22へ伝達する。
下部構造22は、上部構造21を支え荷重を地盤に伝達する、橋梁の両端に設けられる橋台、橋梁の中間に設けられる橋脚、それらを支える基礎を有する。
伸縮部23は、橋梁の端部において、橋梁の伸縮を可能にする装置である。図2の例では、上部構造21間の継ぎ目に設けられている。
支承部24は、上部構造21と下部構造22との間に設置される部材である。支承部24は、上部構造21にかかる荷重を下部構造22に伝達する。
加速度計測部25は、上部構造21に取り付けられ、構造物の振動の大きさを計測するセンサで、計測した振動の大きさを示す情報を重量推定装置1へ送信する。加速度計測部25は、例えば、三軸加速度センサ、ファイバセンサなどを用いて、上部構造21の振動を表す加速度を計測することが考えられる。
具体的には、加速度計測部25は、図2に示すように、上部構造21に取り付けられ、加速度計測部25が取り付けられた位置において加速度を計測する。続いて、加速度計測部25は、計測した加速度を有する信号を、重量推定装置1へ送信する。なお、加速度計測部25と重量推定装置1とのやり取りには、有線通信又は無線通信などを用いる。
なお、加速度計測部25は、構造物の固有振動の影響を受け難い位置に設置することが望ましい。図2の例では、加速度計測部25は、上部構造21の端側に近い位置に設置されている。理由は、上部構造21の端側に近いほど固有振動の影響が小さいためである。
速度計測部26は、車両27の速度を計測するセンサなどである。具体的には、速度計測部26は、伸縮部23上を移動する車両27の速度を計測する。続いて、速度計測部26は、計測した速度を表す情報を有する信号を、重量推定装置1へ送信する。なお、速度計測部26と重量推定装置1とのやり取りには、有線通信又は無線通信などを用いる。
なお、速度計測では、車両27の速度を検出できればよいので、速度計測部26は、例えば、撮像装置を用いて伸縮部23を通過する車両27を時系列に撮像し、撮像した複数の画像を用いて、車両27の速度を求めてもよい。
車両27は、上部構造21上を、進入側から退出側へ走行して、上部構造21に対して衝撃を与える。図2の例では、車両27が伸縮部23上(継ぎ目)を通過することで、継ぎ目を支点として、上部構造21に衝撃が加わり、上部構造21を振動させる。なお、上部構造21に衝撃を与えるものは、図2では伸縮部23としたが、構造物に衝撃を与えるものであればよい。
重量推定について説明する。
図3に示すように、本実施の形態におけるシステムは、重量推定装置1、加速度計測部25、速度計測部26に加えて、出力装置31を有する。また、図3に示すシステムは、車両27の重量を推定する場合に用いるシステムである。
重量推定装置1は、加速度と速度とを収集する。続いて、重量推定装置1は、加速度を用いて、車両27の重量推定に用いる加速度応答を生成する。
続いて、重量推定装置1は、生成した加速度応答を用いて撃力を算出する。具体的には、重量推定装置1は、数1を用いて、撃力を算出する。
続いて、重量推定装置1は、算出した撃力を用いて車両27の重量を推定する。具体的には、重量推定装置1は、数2を用いて、車両27の重量を推定する。又は、重量推定装置1は、回帰モデルを用いて、車両27の重量を推定する。
出力装置31は、出力情報生成部33により、出力可能な形式に変換された、出力情報を取得し、その出力情報に基づいて、生成した画像及び音声などを出力する。出力装置31は、例えば、液晶、有機EL(Electro Luminescence)、CRT(Cathode Ray Tube)を用いた画像表示装置などである。更に、画像表示装置は、スピーカなどの音声出力装置などを備えていてもよい。なお、出力装置31は、プリンタなどの印刷装置でもよい。出力情報生成部33については後述する。
重量推定装置について説明をする。
重量推定装置1は、撃力算出部2、重量推定部3に加えて、収集部32と、出力情報生成部33とを有する。ただし、車両27の重量を、数2を用いて推定する場合には、回帰モデル34は必要ない。
収集部32は、加速度と速度とを取得する。具体的には、収集部32は、まず、上部構造21に取り付けられた、加速度計測部25が計測した加速度と、速度計測部26が計測した速度とを受信する。続いて、収集部32は、加速度と速度とを撃力算出部2へ転送する。また、収集部32は、速度を重量推定部3へ転送する。
撃力算出部2は、加速度応答を用いて撃力を算出する。具体的には、撃力算出部2は、まず、車両27が伸縮部23を通過した期間を検出する。
続いて、撃力算出部2は、検出した期間における、車両27が伸縮部23を通過したことにより発生した振動を表す加速度応答に対して、短時間フーリエ変換(STFT)を実行する。なお、撃力算出部2は、STFTで用いるウィンドウサイズ(単位時間Δt)を速度に応じて決定することが望ましい。
続いて、撃力算出部2は、短時間フーリエ変換の結果を数1の下段の式に適用して撃力を算出する。例えば、撃力算出部2は、短時間フーリエ変換の結果(STFT(t,f):スペクトル振幅)を二乗し、二乗した結果を積分して運動エネルギーを算出する。
その後、撃力算出部2は、運動エネルギーはp/2mで表すことができるので、算出した運動エネルギーに2mを乗算し、乗算した結果の平方根を算出し、算出した結果を撃力する。続いて、撃力算出部2は、算出した撃力を重量推定部3に転送する。
重量推定部3は、撃力算出部2が算出した撃力を用いて車両27の重量を推定する。具体的には、重量推定部3は、以下に示す(1)(2)(3)の方法のいずれかを用いて、車両27の重量を推定する。
(1)回帰モデルを用いない方法について
(1)回帰モデルを用いない方法では、図3に示す回帰モデル34を用いずに、車両27の重量を推定する。具体的には、重量推定部3は、まず、撃力算出部2から撃力を取得する。続いて、重量推定部3は、取得した撃力を数2に適用して、車両27の重量を推定する。
すなわち、重量推定部3は、撃力を、重力加速度と単位時間とで除算し、車両27の重量を推定する。
(2)回帰モデルAを用いる方法について
(2)回帰モデルAを用いる方法では、図3に示す回帰モデル34を回帰モデルAとする。その場合、重量推定部3は、回帰モデル34(回帰モデルA)に撃力を適用して、車両27の重量を推定する。
回帰モデルAは、図3に示すように重量推定部3が有する記憶部に記憶してもよいし、重量推定部3以外に設けられた記憶部に記憶していてもよい。
具体的には、重量推定部3は、まず、撃力算出部2から撃力を取得する。続いて、重量推定部3は、撃力を、回帰モデル34(回帰モデルA)に入力して、車両27の重量を推定する。
例えば、回帰モデルAを用いる方法では、数3に示すような回帰モデルAを用いて、車両27の重量を推定する。回帰モデルAの生成については後述する。
Figure 0007147973000003
(3)回帰モデルBに更に速度を用いる方法について
(3)回帰モデルBを用いる方法では、図3に示す回帰モデル34を回帰モデルBとする。その場合、重量推定部3は、回帰モデル34(回帰モデルB)に撃力と車両27の速度とを入力して、車両27の重量を推定する。
回帰モデルBは、図3に示すように重量推定部3が有する記憶部に記憶してもよいし、重量推定部3以外に設けられた記憶部に記憶していてもよい。
具体的には、重量推定部3は、まず、撃力算出部2から撃力を取得する。続いて、重量推定部3は、撃力と速度とを回帰モデル34(回帰モデルB)に入力して、車両27の重量を推定する。
例えば、回帰モデルBを用いる方法では、数4に示すような回帰モデルBを用いて、車両27の重量を推定する。回帰モデルBの生成については後述する。
Figure 0007147973000004
出力情報生成部33は、重量推定部3から、車両27の推定重量を取得し、推定重量を用いて、推定重量を出力装置31に出力するために用いる出力情報を生成する。続いて、出力情報生成部33は、生成した出力情報を出力装置31に出力する。
回帰モデルついて説明をする。
続いて、図4を用いて、本実施の形態における回帰モデル生成装置について説明する。図4は、回帰モデル生成装置を有すシステムの一例を示す図である。
図4に示すシステムは、回帰モデル生成装置40、記憶装置41を有する。また、図4に示す回帰モデル生成装置40は、収集部42、撃力算出部43、生成部44などを有する。
回帰モデル生成装置40は、(2)回帰モデルAを用いる場合、複数の車両ごとに生成された、あらかじめ計測された車両(移動体)の実重量と、その車両が発生させた振動に対応する加速度応答とが関連付けられたデータセットを用いて、回帰分析をして、回帰モデルAを生成する。その後、回帰モデル生成装置40は、生成した回帰モデルAを記憶装置41に記憶する。
回帰モデルAの生成で用いるデータセットは、複数の車両ごとに生成する。利用者は、例えば、異なる種類の車両、異なる重量の車両ごとに、データセットを、あらかじめ生成して、記憶装置41に記憶する。
又は、回帰モデル生成装置40は、(3)回帰モデルBを用いる場合、複数の車両ごとに生成された、あらかじめ計測された車両(移動体)の実重量と、その車両が発生させた振動に対応する加速度応答と、その車両の速度とが関連付けられたデータセットを用いて、回帰分析をして、回帰モデルBを生成する。その後、回帰モデル生成装置40は、生成した回帰モデルBを記憶装置41に記憶する。
回帰モデルBの生成で用いるデータセットは、複数の車両ごとに生成する。利用者は、例えば、異なる種類の車両、異なる重量の車両ごとに、データセットを、あらかじめ生成して、記憶装置41に記憶する。
なお、回帰モデル生成装置40は、例えば、サーバコンピュータなどの情報処理装置である。
記憶装置41は、あらかじめ計測された車両(移動体)の実重量と、その車両が発生させた振動に対応する加速度応答とが関連付けられたデータセットを記憶する装置である。また、記憶装置41は、回帰モデル生成装置40が生成した回帰モデルA又はBを記憶する。なお、記憶装置41は、例えば、回帰モデル生成装置40の内部に設けてもよいし、外部に設けてもよい。
回帰モデル生成装置について説明する。
収集部42は、回帰モデルAを生成する場合、記憶装置41に記憶されている、複数の車両ごとの実重量と加速度応答と速度とが関連付けられているデータセットを取得し、加速度応答を撃力算出部2へ転送する。また、収集部42は、実重量を生成部44へ転送する。
又は、収集部42は、回帰モデルBを生成する場合、記憶装置41に記憶されている、複数の車両ごとの実重量と加速度応答と速度とが関連付けられているデータセットを取得し、加速度応答を撃力算出部2へ転送する。また、収集部42は、実重量と速度とを生成部44へ転送する。
撃力算出部43は、加速度応答を用いて撃力を算出する。具体的には、撃力算出部43は、まず、収集部42から加速度応答を取得する。続いて、撃力算出部2は、加速度応答それぞれに対して、短時間フーリエ変換(STFT)を実行する。なお、撃力算出部43は、STFTで用いるウィンドウサイズ(単位時間Δt)を速度に応じて決定することが望ましい。
続いて、撃力算出部43は、短時間フーリエ変換の結果を、数1の下段の式に適用して、複数の車両ごとに撃力を算出する。
例えば、撃力算出部43は、短時間フーリエ変換の結果(STFT(t,f):スペクトル振幅)を二乗し、二乗した結果を積分して運動エネルギーを算出する。その後、撃力算出部2は、運動エネルギーはp/2mで表すことができるので、算出した運動エネルギーに2mを乗算し、乗算した結果の平方根を算出し、算出した結果を撃力する。
続いて、撃力算出部2は、算出した複数の車両ごとの撃力を生成部44に転送する。
生成部44は、複数の車両のデータセットを用いて回帰モデルを生成し、生成した回帰モデルを、記憶装置41に記憶する。
具体的には、生成部44は、回帰モデルAを生成する場合、複数の車両ごとの撃力と実重量とを用いて、回帰分析をして、数3に示す回帰モデルAを生成する。
その場合に、生成部44は、例えば、数5に示すような誤差関数を用いて、誤差関数の出力値L1が所定値以下になるようなパラメータb、bを求める。所定値は、例えば、最小値でもよいし、実験、シミュレーションにより求めた値でもよい。
Figure 0007147973000005
又は、生成部44は、回帰モデルBを生成する場合、複数の車両ごとの撃力と実重量と速度とを用いて、回帰分析をして、数4に示す回帰モデルBを生成する。
その場合に、生成部44は、例えば、数6に示すような誤差関数を用いて、誤差関数の出力値L2が所定値以下になるようなパラメータb、b、bを求める。所定値は、例えば、最小値でもよいし、実験、シミュレーションにより求めた値でもよい。
Figure 0007147973000006
続いて、生成部44は、生成した回帰モデルA又は回帰モデルBを記憶装置41に記憶する。なお、生成部44は、生成した回帰モデルA又は回帰モデルBを、直接、重量推定部3に記憶してもよい。
[装置動作]
次に、本発明の実施の形態における重量推定装置の動作について図5を用いて説明する。図5は、重量推定装置の動作の一例を示すフロー図である。以下の説明においては、適宜図2から図3を参照する。また、本実施の形態では、重量推定装置を動作させることによって、重量推定方法が実施される。よって、本実施の形態における重量推定方法の説明は、以下の重量推定装置の動作説明に代える。
また、本発明の実施の形態における回帰モデル生成装置の動作について図6を用いて説明する。図6は、回帰モデル生成装置の動作の一例を示すフロー図である。以下の説明においては、適宜図4を参照する。また、本実施の形態では、回帰モデル生成装置を動作させることによって、回帰モデル生成方法が実施される。よって、本実施の形態における回帰モデル生成方法の説明は、以下の回帰モデル生成装置の動作説明に代える。
重量推定装置の動作について説明する。
図5に示すように、最初に、収集部32は、加速度と速度とを取得する(ステップA1)。具体的には、ステップA1において、収集部32は、まず、上部構造21に取り付けられた、加速度計測部25が計測した加速度と、速度計測部26が計測した速度とを受信する。
続いて、ステップA1において、収集部32は、加速度と速度とを撃力算出部2へ転送する。また、収集部32は、速度を重量推定部3へ転送する。
続いて、撃力算出部2は、車両27が構造物に発生させた振動を表す加速度応答を用いて撃力を算出する(ステップA2)。具体的には、ステップA2において、撃力算出部2は、まず、車両27が伸縮部23を通過した期間を検出する。
続いて、ステップA2において、撃力算出部2は、車両27が伸縮部23を通過したことにより発生した振動を表す加速度応答に対して、短時間フーリエ変換(STFT)をする。続いて、ステップA2において、撃力算出部2は、短時間フーリエ変換の結果を数1の下段の式に適用して撃力を算出する。続いて、ステップA2において、撃力算出部2は、算出した撃力を重量推定部3に転送する。
重量推定部3は、撃力算出部2が算出した撃力を用いて車両27の重量を推定する(ステップA3)。具体的には、重量推定部3は、以下に示す(1)(2)(3)の方法のうちいずれかを用いて、車両27の重量を推定する。
(1)回帰モデルを用いない方法について
(1)回帰モデルを用いない方法では、回帰モデルを用いずに、車両27の重量を推定する。具体的には、ステップA3において、重量推定部3は、まず、撃力算出部2から撃力を取得する。
続いて、ステップA3において、重量推定部3は、取得した撃力を数2に適用して、車両27の重量を推定する。例えば、ステップA3において、重量推定部3は、撃力を、重力加速度と単位時間とで除算し、車両27の重量を推定する。
(2)回帰モデルAを用いる方法について
(2)回帰モデルAを用いる方法では、回帰モデル34を回帰モデルAとする。その場合、ステップA3において、重量推定部3は、回帰モデル34(回帰モデルA)に撃力を適用して、車両27の重量を推定する。
具体的には、ステップA3において、重量推定部3は、まず、撃力算出部2から撃力を取得する。続いて、重量推定部3は、撃力を、回帰モデル34(回帰モデルA)に入力して、車両27の重量を推定する。
例えば、回帰モデルAを用いる方法では、数3に示すような回帰モデルAを用いて、車両27の重量を推定する。
(3)回帰モデルBに更に速度を用いる方法について
(3)回帰モデルBを用いる方法では、図3に示す回帰モデル34を回帰モデルBとする。その場合、ステップA3において、重量推定部3は、回帰モデル34(回帰モデルB)に撃力と車両27の速度とを入力して、車両27の重量を推定する。
具体的には、ステップA3において、重量推定部3は、まず、撃力算出部2から撃力を取得する。続いて、重量推定部3は、撃力と速度とを回帰モデル34(回帰モデルB)に入力して、車両27の重量を推定する。
例えば、回帰モデルBを用いる方法では、数4に示すような回帰モデルBを用いて、車両27の重量を推定する。
続いて、出力情報生成部33は、重量推定部3から車両27の推定重量を取得し、推定重量を用いて、推定重量を出力装置31に出力するために用いる出力情報を生成する(ステップA4)。続いて、ステップA4において、出力情報生成部33は、生成した出力情報を出力装置31に出力する。
出力装置31は、出力情報を用いて、車両27の推定重量を出力する(ステップA5)。
回帰モデル生成装置の動作について説明する。
図6に示すように、最初に、収集部42は、複数の車両ごとのデータセットを取得する(ステップB1)。
具体的には、ステップB1において、収集部42は、回帰モデルAを生成する場合、記憶装置41に記憶されている、複数の車両ごとに実重量と加速度応答と速度とが関連付けられているデータセットを取得し、加速度応答を撃力算出部2へ転送する。また、ステップB1において、収集部42は、実重量を生成部44へ転送する。
又は、ステップB1において、収集部42は、回帰モデルBを生成する場合、記憶装置41に記憶されている、複数の車両ごとに、実重量と加速度応答と速度とが関連付けられているデータセットを取得し、加速度応答を撃力算出部2へ転送する。また、ステップB1において、収集部42は、実重量と速度とを生成部44へ転送する。
撃力算出部43は、加速度応答を用いて撃力を算出する(ステップB2)。具体的には、ステップB2において、撃力算出部43は、まず、収集部42から加速度応答を取得する。続いて、ステップB2において、撃力算出部2は、加速度応答それぞれに対して、短時間フーリエ変換(STFT)を実行する。
続いて、ステップB2において、撃力算出部43は、短時間フーリエ変換の結果を数1の下段の式に適用して、複数の車両ごとに撃力を算出する。続いて、ステップB2において、撃力算出部2は、算出した複数の車両ごとの撃力を生成部44に転送する。
生成部44は、複数の車両のデータセットを用いて回帰モデルを生成し、生成した回帰モデルを記憶する(ステップB3)。
具体的には、ステップB3において、生成部44は、回帰モデルAを生成する場合、複数の車両ごとの撃力と実重量とを用いて回帰分析をして、数3に示す回帰モデルAを生成する。その場合に、生成部44は、数5に示すような誤差関数を用いて、誤差関数の出力値L1が所定値以下になるようなパラメータb、bを求める。
又は、ステップB3において、生成部44は、回帰モデルBを生成する場合、複数の車両ごとの撃力と実重量と速度を用いて回帰分析をして、数4に示す回帰モデルBを生成する。その場合に、生成部44は、数6に示すような誤差関数を用いて、誤差関数の出力値L2が所定値以下になるようなパラメータb、b、bを求める。
続いて、生成部44は、生成した回帰モデルA又は回帰モデルBを記憶装置41に記憶する(ステップB4)。なお、ステップB4において、生成部44は、生成した回帰モデルA又は回帰モデルBを、直接、重量推定部3に記憶してもよい。
[本実施の形態の効果]
以上のように本実施の形態によれば、加速度応答から得られる撃力を用いて移動体の重量を推定できるので、時間方向の二階積分が不要となる。すなわち、(i)積分境界条件の不確定性、(ii)積分定数が0でないこと(原点周りの振動が成立しないこと)に起因する、移動体の重量推定の精度の低下が発生しなくなる。したがって、移動体の重量推定の精度を向上させることができる。
さらに、本実施の形態においては、時間方向の二階積分が不要となるので、従来と比べて計算量を削減できる。
[プログラム]
本発明の実施の形態における重量推定のプログラムは、コンピュータに、図5に示すステップA1からA5を実行させるプログラムであればよい。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態における重量推定装置と重量推定方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのプロセッサは、収集部32、撃力算出部2、重量推定部3、出力情報生成部33として機能し、処理を行なう。
また、本実施の形態におけるプログラムは、複数のコンピュータによって構築されたコンピュータシステムによって実行されてもよい。この場合は、例えば、各コンピュータが、それぞれ、収集部32、撃力算出部2、重量推定部3、出力情報生成部33のいずれかとして機能してもよい。
本発明の実施の形態における回帰モデル生成のプログラムは、コンピュータに、図6に示すステップB1からB4を実行させるプログラムであればよい。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態における回帰モデル生成装置と回帰モデル生成方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのプロセッサは、収集部42、撃力算出部43、生成部44として機能し、処理を行なう。
また、本実施の形態におけるプログラムは、複数のコンピュータによって構築されたコンピュータシステムによって実行されてもよい。この場合は、例えば、各コンピュータが、それぞれ、収集部42、撃力算出部43、生成部44のいずれかとして機能してもよい。
[物理構成]
ここで、実施の形態におけるプログラムを実行することによって、重量推定装置、又は回帰モデル生成装置を実現するコンピュータについて図7を用いて説明する。図7は、本発明の実施の形態における重量推定装置、又は回帰モデル生成装置を実現するコンピュータの一例を示す図である。
図7に示すように、コンピュータ110は、CPU(Central Processing Unit)111と、メインメモリ112と、記憶装置113と、入力インターフェイス114と、表示コントローラ115と、データリーダ/ライタ116と、通信インターフェイス117とを備える。これらの各部は、バス121を介して、互いにデータ通信可能に接続される。なお、コンピュータ110は、CPU111に加えて、又はCPU111に代えて、GPU(Graphics Processing Unit)、又はFPGA(Field-Programmable Gate Array)を備えていてもよい。
CPU111は、記憶装置113に格納された、本実施の形態におけるプログラム(コード)をメインメモリ112に展開し、これらを所定順序で実行することにより、各種の演算を実施する。メインメモリ112は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの揮発性の記憶装置である。また、本実施の形態におけるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体120に格納された状態で提供される。なお、本実施の形態におけるプログラムは、通信インターフェイス117を介して接続されたインターネット上で流通するものであってもよい。
また、記憶装置113の具体例としては、ハードディスクドライブの他、フラッシュメモリなどの半導体記憶装置があげられる。入力インターフェイス114は、CPU111と、キーボード及びマウスといった入力機器118との間のデータ伝送を仲介する。表示コントローラ115は、ディスプレイ装置119と接続され、ディスプレイ装置119での表示を制御する。
データリーダ/ライタ116は、CPU111と記録媒体120との間のデータ伝送を仲介し、記録媒体120からのプログラムの読み出し、及びコンピュータ110における処理結果の記録媒体120への書き込みを実行する。通信インターフェイス117は、CPU111と、他のコンピュータとの間のデータ伝送を仲介する。
また、記録媒体120の具体例としては、CF(Compact Flash(登録商標))及びSD(Secure Digital)などの汎用的な半導体記憶デバイス、フレキシブルディスク(Flexible Disk)などの磁気記録媒体、又はCD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)などの光学記録媒体があげられる。
なお、本実施の形態における重量推定装置1、回帰モデル生成装置40は、プログラムがインストールされたコンピュータではなく、各部に対応したハードウェアを用いることによっても実現可能である。更に、重量推定装置1、回帰モデル生成装置40は、一部がプログラムで実現され、残りの部分がハードウェアで実現されていてもよい。
[付記]
以上の実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。上述した実施の形態の一部又は全部は、以下に記載する(付記1)から(付記21)により表現することができるが、以下の記載に限定されるものではない。
(付記1)
構造物を移動する移動体が、前記構造物に発生させた振動を表す加速度応答に対して短時間フーリエ変換をし、前記短時間フーリエ変換の結果を用いて、撃力を算出する、撃力算出部と、
前記撃力を用いて前記移動体の重量を推定する、重量推定部と、
を有することを特徴とする重量推定装置。
(付記2)
付記1に記載の重量推定装置であって、
前記重量推定部は、前記撃力と、重力加速度と、前記短時間フーリエ変換で用いたウィンドウサイズを表す単位時間とを用いて、前記移動体の重量を推定する
ことを特徴とする重量推定装置。
(付記3)
付記1に記載の重量推定装置であって、
前記重量推定部は、前記移動体の重量を推定するために用いる回帰モデルに、算出した前記撃力を入力して、前記移動体の重量を推定する
ことを特徴とする重量推定装置。
(付記4)
付記3に記載の重量推定装置であって、
前記回帰モデルは、あらかじめ用意した、前記移動体ごとの加速度応答と実重量とが関連付けられたデータセットを用いて生成される
ことを特徴とする重量推定装置。
(付記5)
付記1に記載の重量推定装置であって、
前記重量推定部は、前記移動体の重量を推定するために用いる回帰モデルに、前記撃力と、前記移動体の速度とを入力して、前記移動体の重量を推定する
ことを特徴とする重量推定装置。
(付記6)
付記5に記載の重量推定装置であって、
前記回帰モデルは、あらかじめ用意した、前記移動体ごとの加速度応答と実重量と速度とが関連付けられたデータセットを用いて生成される
ことを特徴とする重量推定装置。
(付記7)
付記1から6のいずれか一つに記載の重量推定装置であって、
前記加速度応答は、前記構造物の固有振動の影響を受け難い位置において計測する
ことを特徴とする重量推定装置。
(付記8)
(a)構造物を移動する移動体が、前記構造物に発生させた加速度応答に対して短時間フーリエ変換をし、前記短時間フーリエ変換の結果を用いて、撃力を算出する、ステップと、
(b)前記撃力を用いて前記移動体の重量を推定する、ステップと、
を有することを特徴とする重量推定方法。
(付記9)
付記8に記載の重量推定方法であって、
前記(b)のステップにおいて、前記撃力と、重力加速度と、前記短時間フーリエ変換で用いたウィンドウサイズを表す単位時間とを用いて、前記移動体の重量を推定する
ことを特徴とする重量推定方法。
(付記10)
付記8に記載の重量推定方法であって、
前記(b)のステップにおいて、前記移動体の重量を推定するために用いる回帰モデルに、算出した前記撃力を入力して、前記移動体の重量を推定する
ことを特徴とする重量推定方法。
(付記11)
付記10に記載の重量推定方法であって、
前記回帰モデルは、あらかじめ用意した、前記移動体ごとの加速度応答と実重量とが関連付けられたデータセットを用いて生成される
ことを特徴とする重量推定方法。
(付記12)
付記8に記載の重量推定方法であって、
前記(b)のステップにおいて、前記移動体の重量を推定するために用いる回帰モデルに、前記撃力と、前記移動体の速度とを入力して、前記移動体の重量を推定する
ことを特徴とする重量推定方法。
(付記13)
付記12に記載の重量推定方法であって、
前記回帰モデルは、あらかじめ用意した、前記移動体ごとの加速度応答と実重量と速度とが関連付けられたデータセットを用いて生成される
ことを特徴とする重量推定方法。
(付記14)
付記8から13のいずれか一つに記載の重量推定方法であって、
前記加速度応答は、前記構造物の固有振動の影響を受け難い位置において計測する
ことを特徴とする重量推定方法。
(付記15)
コンピュータに、
(a)構造物を移動する移動体が、前記構造物に発生させた加速度応答に対して短時間フーリエ変換をし、前記短時間フーリエ変換の結果を用いて、撃力を算出する、ステップと、
(b)前記撃力を用いて前記移動体の重量を推定する、ステップと、
を実行させるプログラム。
(付記16)
付記15に記載のプログラムであって、
前記(b)のステップにおいて、前記撃力と、重力加速度と、前記短時間フーリエ変換で用いたウィンドウサイズを表す単位時間とを用いて、前記移動体の重量を推定する
ことを特徴とするプログラム
(付記17)
付記15に記載のプログラムであって、
前記(b)のステップにおいて、前記移動体の重量を推定するために用いる回帰モデルに、算出した前記撃力を入力して、前記移動体の重量を推定する
ことを特徴とするプログラム
(付記18)
付記17に記載のプログラムであって、
前記回帰モデルは、あらかじめ用意した、前記移動体ごとの加速度応答と実重量とが関連付けられたデータセットを用いて生成される
ことを特徴とするプログラム
(付記19)
付記15に記載のプログラムであって、
前記(b)のステップにおいて、前記移動体の重量を推定するために用いる回帰モデルに、前記撃力と、前記移動体の速度とを入力して、前記移動体の重量を推定する
ことを特徴とするプログラム
(付記20)
付記19に記載のプログラムであって、
前記回帰モデルは、あらかじめ用意した、前記移動体ごとの撃力と実重量と速度とが関連付けられたデータセットを用いて生成される
ことを特徴とするプログラム
(付記21)
付記15から20のいずれか一つに記載のプログラムであって、
前記加速度応答は、前記構造物の固有振動の影響を受け難い位置において計測する
ことを特徴とするプログラム
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施の形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
以上のように本発明によれば、移動体の重量推定の精度を向上させることができる。本発明は、構造物を移動する移動体の重量の推定が必要な分野において有用である。
1 重量推定装置
2 撃力算出部
3 重量推定部
21 上部構造
22 下部構造
23 伸縮部
24 支承部
25 加速度計測部
26 速度計測部
27 車両
31 出力装置
32 収集部
33 出力情報生成部
34 回帰モデル
40 回帰モデル生成装置
41 記憶装置
42 収集部
43 撃力算出部
44 生成部
110 コンピュータ
111 CPU
112 メインメモリ
113 記憶装置
114 入力インターフェイス
115 表示コントローラ
116 データリーダ/ライタ
117 通信インターフェイス
118 入力機器
119 ディスプレイ装置
120 記録媒体
121 バス

Claims (9)

  1. 構造物を移動する移動体が、前記構造物に発生させた振動を表す加速度応答に対して短時間フーリエ変換をし、前記短時間フーリエ変換の結果を用いて、撃力を算出する、撃力算出手段と、
    前記撃力と、重力加速度と、前記短時間フーリエ変換で用いたウィンドウサイズを表す単位時間とを用いて前記移動体の重量を推定する、重量推定手段と、
    を有することを特徴とする重量推定装置。
  2. 請求項1に記載の重量推定装置であって、
    前記重量推定手段は、前記移動体の重量を推定するために用いる回帰モデルに、算出した前記撃力を入力して、前記移動体の重量を推定する
    ことを特徴とする重量推定装置。
  3. 請求項に記載の重量推定装置であって、
    前記回帰モデルは、あらかじめ用意した、前記移動体ごとの加速度応答と実重量とが関連付けられたデータセットを用いて生成される
    ことを特徴とする重量推定装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一つに記載の重量推定装置であって、
    前記加速度応答は、前記構造物の固有振動の影響を受け難い位置において計測する
    ことを特徴とする重量推定装置。
  5. 構造物を移動する移動体が、前記構造物に発生させた振動を表す加速度応答に対して短時間フーリエ変換をし、前記短時間フーリエ変換の結果を用いて、撃力を算出する、撃力算出手段と、
    前記移動体の重量を推定するために用いる回帰モデルに、前記撃力と、前記移動体の速度とを入力して、前記移動体の重量を推定する、重量推定手段と、を有する
    ことを特徴とする重量推定装置。
  6. 請求項5に記載の重量推定装置であって、
    前記回帰モデルは、あらかじめ用意した、前記移動体ごとの加速度応答と実重量と速度とが関連付けられたデータセットを用いて生成される
    ことを特徴とする重量推定装置。
  7. 請求項5又は6に記載の重量推定装置であって、
    前記加速度応答は、前記構造物の固有振動の影響を受け難い位置において計測する
    ことを特徴とする重量推定装置。
  8. (a)構造物を移動する移動体が、前記構造物に発生させた加速度応答に対して短時間フーリエ変換をし、前記短時間フーリエ変換の結果を用いて、撃力を算出し、
    (b)前記撃力と、重力加速度と、前記短時間フーリエ変換で用いたウィンドウサイズを表す単位時間とを用いて前記移動体の重量を推定する
    ことを特徴とする重量推定方法。
  9. コンピュータに、
    (a)構造物を移動する移動体が、前記構造物に発生させた加速度応答に対して短時間フーリエ変換をし、前記短時間フーリエ変換の結果を用いて、撃力を算出する、ステップと、
    (b)前記撃力と、重力加速度と、前記短時間フーリエ変換で用いたウィンドウサイズを表す単位時間とを用いて前記移動体の重量を推定する、ステップと、
    を実行させるプログラム。
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