JP7147296B2 - モータ制御装置 - Google Patents

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本発明は、モータ制御装置に関する。
特許文献1には、磁極センサがない同期機の永久磁石の温度推定を高精度に行なう同期機の制御装置が開示されている。この制御装置では、磁石温度推定部によって、電機子鎖交磁束量を演算し、基準電機子鎖交磁束量との比から磁石温度を推定する。そして、不可逆減磁判定部によって、磁石温度と同期機に流れる電流との相間から不可逆減磁が生じる恐れがある場合に、キャリア周波数と変調方式を上昇させ、永久磁石の磁石温度を低減する。
特開2006-254521号公報
上記した永久磁石の磁石温度の低減は、同期機に流れる電流の振幅値(「ピーク値」とも呼ばれる)が不可逆減磁を生じる電流値を超えないように、永久磁石の磁石温度に応じて、キャリア周波数を上昇させて、同期機を流れる電流の振幅値を抑制することで行なわれている。これは、永久磁石の磁石温度の低減は、不可逆減磁の発生を抑制するために、同期機を流れる電流の振幅値が不可逆減磁を生じる電流値(以下、「不可逆減磁閾値」とも呼ぶ)以上とならないようにするものである。このことから、不可逆減磁を発生させないためには、同期機を流れる電流が瞬間的にでも不可逆減磁閾値以上とならないことが求められる。
しかしながら、同期機を流れる電流には、キャリア周波数の高調波成分の電流(以下、「高調波電流」とも呼ぶ)が重畳されている。同期機を流れる電流を検出するタイミングとは異なるタイミングで、高調波電流が重畳された電流の振幅値が不可逆減磁閾値以上となった場合、不可逆減磁の発生を招く可能性がある。そこで、高調波電流も考慮して同期機を流れる電流を抑制して、不可逆減磁の発生を抑制することが望まれている。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
本発明の一形態によれば、モータ(100)を制御するモータ制御装置(400)が提供される。このモータ制御装置は;前記モータへの要求トルクに応じた電流指令(Id*,Iq*)を生成する電流指令生成部(220)と;前記電流指令と、電流センサ(110)により検出された前記モータに流れる検出電流(Id,Iq)との偏差に応じた電圧指令(Vd*,Vq*)を生成する電流制御部(230)と;前記電圧指令に応じた交流電圧(Vu,Vv,Vw)をPWMによって生成し、生成した交流電圧を前記モータに印加して前記モータを駆動するPWMインバータ(300)と;前記電流センサによる電流検出が行なわれてから次の電流検出が行なわれるまでの間において、前記モータに印加される電圧と、前記モータに印加される電圧に応じて前記モータに流れる電流と、から、前記電流センサでは検出できない高調波電流を推定する高調波電流推定部(280)と;推定された高調波電流に応じて前記モータに流れる電流を抑制する減磁制御部(290)と;を備える。
前記減磁制御部は、推定された前記高調波電流が、前記モータの永久磁石に不可逆減磁が発生する可能性が高い第1電流閾値よりも大きくなる場合に、前記電流指令生成部が生成する前記電流指令を制限して、前記モータに流れる電流の最大値を抑制することにより、前記永久磁石の不可逆減磁の発生を抑制し、前記モータに流れる電流の最大値の前記抑制が行われている状態において、推定された前記高調波電流が、前記第1電流閾値よりも大きく、前記第1電流閾値よりも前記永久磁石に不可逆減磁が発生する可能性が高い第2電流閾値よりも大きくなる場合に、前記PWMインバータのスイッチング動作を停止する。
この形態によれば、高調波電流推定部で推定した高調波電流に応じて永久磁石に不可逆減磁が発生することを抑制しつつ、モータの動作を制御することができる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、モータ制御装置の他、モータ制御方法の形態で実現することができる。
一実施形態のモータ制御装置の構成を模式的に示す説明図。 磁石温度推定処理を示すフローチャート。 磁束の低下率に依存した磁石温度特性の一例を示す説明図。 高調波電流推定処理を示すフローチャート。 インバータのスイッチの状態に対応する電圧ベクトルを示す説明図。 各電圧ベクトルにおけるSW状態および固定座標での電圧値を示す説明図。 高調電流の発生の様子を示す説明図。 不可逆減磁抑制処理を示すフローチャート。 不可逆減磁と電流制限閾値と不可逆電流閾値の一例を示す説明図である。 モータに流れる電流とトルク残存率の関係の一例を示す説明図。 磁石温度とキャリア周波数との関係の一例を示す説明図。
A.実施形態:
A1.モータ制御装置の構成:
本実施形態において使用する主なパラメータは以下の通りである。これらは3相の永久磁石同期モータのベクトル制御において使用されるパラメータである。
Id*,Iq*:d,q軸の電流指令
Id,Iq,:d,q軸の検出電流
Iu,Iv,Iw:u,v,w相の検出電流
Ld,Lq:d,q軸のインダクタンス
R:モータの電機子巻線抵抗
Vd*,Vq*:d,q軸の電圧指令
Vu*,Vv*,Vw*:u,v,w相の電圧指令
Vu,Vv,Vw:u,v,w相の印加電圧
θ:検出電気角
ω:検出電気角速度
φd,φq:永久磁石のd,q軸の磁束
φ:永久磁石の磁束
図1に示すように、実施形態のモータ制御装置400は、制御部200と、PWMインバータ300と、を有している。モータ制御装置400は、3相の永久磁石同期モータ100の制御を実行する。以下の説明では、永久磁石同期モータ100を単に「モータ100」とも呼ぶ。
永久磁石同期モータ100としては、埋込磁石同期モータや表面磁石同期モータを利用可能である。なお、永久磁石を有する同期モータにおいて、1つの永久磁石のN極方向をd軸とし、これに直交する方向をq軸とするのが一般的である。
モータ100には、電流センサ110が設けられている。電流センサ110は、uvw相のコイルに流れる検出電流Iu,Iv,Iwを測定する。但し、uvw相の全てを測定する必要はなく、いずれか2相の検出電流を測定すれば、Iw+Iv+Iw=0の関係に基づいて残りの一相の検出電流を求めることができる。そこで、図1では、uv相の検出電流Iu,Ivを測定する構成としている。なお、モータ100に流れる電流は、後述するPWMインバータ300からモータ100のuvw相のコイルに印加される交流の電圧に従って流れる交流の電流であり、電流センサ110は、交流の電流の振幅値、すなわち、ピーク値を測定する。以下の説明において、「電流」は、特に説明がない限り交流の電流のピーク値を意味する。
制御部200は、検出電気角速度ωを用いた速度フィードバックおよびd軸とq軸の検出電流Id,Iqを用いた電流フィードバックを行なうことによって、d軸とq軸の電圧指令Vd*,Vq*を決定し、電圧2相3相変換を実行して3相の電圧指令Vu*,Vv*,Vw*をPWMインバータ300に供給することにより、モータ100の動作を制御する。制御部200は、モータ100の動作を制御するために、速度減算器205と、速度制御部210と、電流指令生成部220と、電流減算器225と、電流制御部230と、電圧2相/3相変換部240と、電流3相/2相変換部250と、オブザーバ260と、を有している。なお、以下の説明では、d軸とq軸を単に「2軸」とも呼ぶ。
オブザーバ260は、2軸の検出電流Id,Iqおよび2軸の電圧指令Vd*,Vq*から検出電気角θを求め、検出電気角θから検出電気角速度ωを求める。検出電気角θは電圧2相/3相変換部240および電流3相/2相変換部250の変換に利用される。検出角速度ωは、速度制御部210の速度制御、磁石温度推定部270の磁石温度推定、および高調波電流推定部280の高調波電流推定に利用される。
電流3相/2相変換部250は、モータ100の3相の検出電流Iu,Iv,Iwを2軸の検出電流Id,Iqに変換する。この変換は、よく知られているように、検出電気角θに基づいて実行される。検出電気角θは、典型的には、d軸とu相コイル軸との成す角である。
速度制御部210は、速度減算器205によって算出される電気角速度指令ω*と検出電気角速度ωの差分である角速度偏差Δωに対してモータ100に要求すべきトルク指令Trq*を求める。これは、例えば、角速度偏差と要求トルクとの関係を示す演算式やマップを用いて実行される。
電流指令生成部220は、トルク指令Trq*に応じた2軸の電流指令Id*,Iq*を生成する。なお、後述するように、2軸の電流Id,Iqとして設定可能な最大値は、後述するように、減磁制御部290によって設定されるので、電流指令生成部220は、この設定された最大値までの範囲内で、トルク指令Trq*に応じた2軸の電流指令Id*,Iq*を生成する。
電流減算器225は、2軸の電流指令Id*、Iq*から2軸の検出電流Id,Iqを減算して2軸の電流偏差ΔId,ΔIqを算出する。電流制御部230は、2軸の電流偏差ΔId,ΔIqがゼロとなるようにモータ100を動作させるための2軸の電圧指令電圧Vd*,Vq*を生成する。電圧2相/3相変換部240は、2軸の電圧指令Vd*,Vq*を3相の電圧指令Vu*,Vv*,Vw*に変換する。この変換も、検出電気角θに基づいて実行される。こうして得られた3相の電圧指令Vu*,Vv*,Vw*は、PWMインバータ300に供給される。
PWMインバータ300は、3相の電圧指令Vu*,Vv*,Vw*に応じて3相インバータ回路(図示省略)のスイッチングを実行することによって、3相の交流の印加電圧Vu,Vv,Vwを発生させる。これらの印加電圧Vu,Vv,Vwは、モータ100の3相コイルに供給される。
以上のように、制御部200は、電気角速度指令ω*に対して検出電気角速度ωを用いた速度フィードバック制御を行なって2軸の電流指令Id*,Iq*を決定する。また、制御部200は、2軸の電流指令Id*,Iq*に対して2軸の検出電流Id,Iqを用いた電流フィードバック制御を行なって2軸の電圧指令Vd*,Vq*を決定し、モータ100に供給する3相の電圧指令Vu*,Vv*,Vw*を決定する。そして、3相の電圧指令Vu*,Vv*,Vw*に応じた3相の印加電圧Vu,Vv,Vwが、PWMインバータ300からモータ100の3相コイルに供給される。これにより、制御部200は、モータ100の動作を制御することができる。
また、制御部200は、上記のモータ100の動作を制御する機能に加えて、モータ100の永久磁石で発生する不可逆減磁を抑制する機能を実現するために、磁石温度推定部270と、高調波電流推定部280と、減磁制御部290と、を有している。
磁石温度推定部270は、検出電気角速度ωと2軸の検出電流Id,Iqと2軸の電圧指令Vd*,Vq*とから永久磁石の磁石温度Tmeを推定する。高調波電流推定部280は、検出電気角速度ωと2軸の検出電流Id,Iqと2軸の印加電圧Vd,Vqとから、PWMインバータ300におけるスイッチング動作に応じて発生する高調波電流を推定し、その最大値Ia_peakを求める。減磁制御部290は、永久磁石の不可逆減磁の発生を回避するために、磁石温度Tmeに応じて、PWMインバータ300で利用されるキャリアのキャリア周波数を変更し、高調波電流の最大値Ia_peakに応じて、電流指令生成部220における電流指令の最大値を制限する。磁石温度推定部270と、高調波電流推定部280と、減磁制御部290とは、具体的には、それぞれ、以下で説明するように動作することにより、モータ100の永久磁石で発生する不可逆減磁の発生を抑制する。
A2.磁石温度推定部による磁石温度推定:
磁石温度推定部270では、電流センサ110で電流が検出される制御周期で、図2に示すように、モータ100の永久磁石の磁石磁束の算出(ステップS110)と、算出した磁石磁束の低下率に対応する永久磁石の磁石温度Tmeの推定(ステップS120)と、が実行される。なお、電流センサ110で電流が検出される制御周期は、PWMインバータ300において実行されるPWMに用いられるキャリアのキャリア周期Tcの半周期(Tc/2)に相当する。キャリア周期Tcはキャリア周波数fcのキャリアの周期である。
ステップS110における磁石磁束の算出は、例えば、以下で説明するように、モータ100の制御に関する電圧方程式を利用して、実行される。
モータ100の制御に関する電圧方程式は(1)式で表される。
Figure 0007147296000001
ここで、左辺の「ωφd」,「ωφq」は永久磁石の磁束により発生するd軸,q軸の誘起電圧を表している。また、右辺の「vd」,「vq」はモータ100に印加されるd軸とq軸の電圧を表し、「id」,「iq」はモータ100に流れるd軸とq軸の電流を表している。なお、d軸のインダクタンスLdはd軸の電流idに応じて決定されるパラメータであり、q軸のインダクタンスLqはq軸の電流idに応じて決定されるパラメータである。pは時間微分(d/dt)を表す演算子である。
電流過度時における電流検出は行なわれないと仮定すれば、(1)式の微分項を削除することができ、電圧方程式は(2)式で表される。
Figure 0007147296000002
なお、電流が0Aの時に電流検出が行なわれるとすれば、インダクタンス、電流センサのゲイン誤差の影響を排除することができ、(3)式に示すように、d軸とq軸の印加電圧Vd,Vqからd軸とq軸の誘起電圧ωφd,ωφqを求めることができる。
Figure 0007147296000003
ここで、永久磁石の磁石温度Tmeがt[℃]での磁石磁束φ(t)は、d軸とq軸の誘起電圧ωφd,ωφqを用いて(4)式で表される。
Figure 0007147296000004
従って、(2)式を解くことで算出されたd軸とq軸の誘起電圧ωφd,ωφqを(4)式に代入することで、現在の永久磁石の磁石温度Tmeがt[℃]での永久磁石の磁石磁束φ(t)を算出することができる。但し、磁石磁束算出時点での磁石温度t[℃]の値は不明である。
そして、ステップS120における、磁石磁束の低下率に対応する永久磁石の磁石温度Tmeの推定は、例えば、以下で説明するように実行される。磁石磁束の低下率Rφ[%]は、(5)式に示すように、基準温度tr[℃]での基準磁石磁束φ(tr)に対する磁石磁束φ(t)の比で表される。例えば、永久磁石に減磁が発生しない典型的な温度、例えば、20℃~30℃の範囲内の温度tを基準温度trとし、その温度tでの磁石磁束φ(t)が基準磁石磁束φ(tr)として用いられる。本例では、tr=30℃とする。
Figure 0007147296000005
ここで、磁石磁束の低下は、磁石温度の上昇に応じて低下する。そこで、あらかじめ、図3のような磁石磁束の低下率Rφと磁石温度Tmeとの関係を求めておけば、(5)式により求めた磁石磁束の低下率Rφ[%]における永久磁石の磁石温度Tme[℃]を、磁石磁束の低下率Rφと磁石温度Tmeとの関係から推定することができる。なお、この関係は、あらかじめ、磁石温度をパラメータとして、磁束の低下率を測定することで求めて、磁石磁束の低下率Rφと磁石温度Tmeとの関係を示すマップや多項式として用意しておけばよい。磁束の低下率は「磁束の低減量」に相当する。
A3.高調波電流推定部による高調波電流推定:
高調波電流推定部280では、電流センサ110で電流が検出される制御周期で、図4に示すように、PWMインバータ300におけるスイッチングの状態に対応する電圧ベクトルの変化に応じて変化する予測電流値の算出(ステップS210)と、算出した予想電流値に基づく高調波電流の最大値Ia_peakの推定(ステップS220)と、が実行される。
図5に示すように、PWMインバータ300で実行されるPWMによって設定されるインバータのスイッチ(以下、「SW」とも呼ぶ)の状態に対応する電圧ベクトルはV0~V7の8通りある。(u,v,w)は、各電圧ベクトルV0~V7における上側のスイッチの状態を示しており、「1」はON、「0」はOFFである。なお、各相の下側のスイッチの状態は、上側のスイッチと逆の状態となる。
V1~V6の6つの電圧ベクトルは、電圧ベクトルV1を基準(0°)として60°間隔の方向を有する電圧ベクトルであり、V0,V7の2つの電圧ベクトルは、大きさおよび方向を有さない零ベクトルである。
各電圧ベクトルV0~V7におけるd軸,q軸の電圧vd,vqは、固定座標軸a,bでの電圧va,vbをパラメータとして(6)式から求められる。
Figure 0007147296000006
そして、各電圧ベクトルV0~V7における固定座標軸a,bでの電圧va,vbは、電源電圧Vdcを基準として、それぞれ、図6に示す値をとる。従って、各電圧ベクトルV0~V7における固定座標軸a,bでの電圧va,vbを、(6)式に代入することにより、各電圧ベクトルV0~V7におけるd軸,q軸の電圧vd,vqが求められる。
図7に示すように、キャリア周期Tcの1/2周期の間隔(Tc/2)の時刻td1,td2,td3・・・で電流センサ110による電流検出が実行される。そして、各電流検出のタイミングで、PWMインバータ300におけるインバータのスイッチ動作が決定され、これに従ったタイミングで順に電圧ベクトルが設定される。図7の例では、電圧ベクトルは、時刻td1からの離散時間ΔT=T1経過時においてV0からV1とされ、次の離散時間ΔT=T2経過時においてV1からV2とされ、さらに次の離散時間ΔT=T3経過時においてV2からV7とされている。そして、各離散時間の経過時においては、各離散時間の経過の間の電圧ベクトルに応じて変化するd軸,q軸の電圧vd,vqに従ったd軸,q軸の電流id,iqが発生する。
電圧ベクトルに応じて変化するd軸,q軸の電圧vd,vqに従って発生するd軸の電流idおよびq軸の電流iqは、(7a)式および(7b)式で表される。
Figure 0007147296000007
ここで、「id(n+1)」,「iq(n+1)」は、ある時点(n)におけるd軸,q軸の電圧vd(n),vq(n)及び電流id(n),iq(n)に対して、離散時間ΔTが経過時して電圧ベクトルが変化する時点(n+1)において予測されるd軸,q軸の電流値である。なお、「id(n)」,「iq(n)」は、時点(n)が電流センサ110による電流検出時である場合には、電流センサ110による検出電流値であり、それ以外の電圧ベクトルが変化する時点の場合には、一つ前の離散時間ΔT経過時点において予測される電流値である。また、離散時間ΔTは、図7に示したように、変化する電圧ベクトルに応じて定められる値である。また、「pLd」はd軸の過渡インダクタンス、「pLq」はq軸の過渡インダクタンスである。また、「φ」は永久磁石の磁束であり、「ω・φ」は、永久磁石による誘起電圧を表している。永久磁石の磁束φは、(4)式に従って求められる値であり、磁石温度推定部270から供給される。
そこで、ステップS210(図4)における予測電流値の算出は、電流センサ110による電流検出のタイミングの間で、電圧ベクトルの変化に応じて変化するd軸,q軸の予測電流値を、(7a)式および(7b)式を用いて算出することによって実行される。
そして、ステップS220における高調波電流の最大値Ia_peakの推定は、算出した予測電流値のうちの最大値を、電流センサ110による電流検出のタイミングの間で発生する高調波電流の最大値Ia_peakとすることによって実行される。
A4.減磁制御部による不可逆減磁抑制:
減磁制御部290では、磁石温度推定部270および高調波電流推定部280と同様の制御周期で、図8に示すように、磁石温度推定部270で推定された永久磁石の磁石温度Tmeおよび高調波電流推定部280で推定された高調波電流の最大値Ia_peakに基づいて、不可逆減磁の発生を抑制する動作が実行される。
磁石温度推定部270により永久磁石の磁石温度Tmeが推定されて、磁石温度Tmeが減磁制御部290に供給された場合には(ステップS310:YES)、ステップS320において、供給された磁石温度Tmeに応じた電流制限閾値Ilthおよび遮断閾値Isthが設定される。
ここで、減磁制御部290には、あらかじめ、例えば、図9に示すような、磁石温度Tme[℃]と電流制限閾値[Apeak]との関係、および、磁石温度Tme[℃]と遮断閾値[Apeak]との関係、を示すマップが用意されている。そして、減磁制御部290では、磁石温度推定部270から供給された磁石温度Tmeに対応する電流制限閾値Ilth[Apeak]および遮断閾値Isth[Apeak]がマップから選択されて、設定される。
電流制限閾値Ilthは、後述する処理において、PWMによりモータ100に流れる電流の最大値[Apeak]を制限するために用いられる閾値であり、図9に示すように、モータ100の永久磁石で不可逆減磁を発生する電流を示す不可逆減磁閾値Iirth[Apeak]よりも低い値に設定される。また、遮断閾値Isthは、後述する処理において、PWMインバータ300によるモータ100への印加電圧の供給を停止するために用いられる閾値である。これは、モータ100に流れる電流がこの閾値よりも大きくなった場合に、モータ100の永久磁石で不可逆減磁を発生する可能性が非常に高くなるので、これを回避するためのものである。
なお、図9に示す電流制御閾値のマップおよび遮断閾値のマップは、例えば、図10に示すような磁石温度に依存して変化するモータに流れる電流[Apeak]とモータのトルク残存率[%]との関係に基づいて、それぞれ、許容するトルク残存率を満足するように作成される。
次に、図8のステップS330では、磁石温度Tmeが上昇閾値Tuthよりも高いか否か判断される。そして、磁石温度Tmeが上昇閾値Tuth以下である場合(ステップS330:NO)には、ステップS340aにおいて、キャリア周波数fcの設定が初期設定に維持される。これに対して、磁石温度Tmeが上昇閾値Tuthよりも高い場合(ステップS330:YES)には、ステップS340bにおいて、磁石温度Tmeに対応するキャリア周波数fcが上昇設定され、キャリア変更指令Sc*がPWMインバータ300に供給される。これにより、PWMインバータ300では変更されたキャリア周波数fcにてPWMが実行される。なお、キャリア周波数fcの上昇設定は、例えば、以下で示すマップから磁石温度Tmeに対応するキャリア周波数fcの値が求められて実行される。
減磁制御部290には、あらかじめ、例えば、図11に示すような、磁石温度Tme[℃]とキャリア周波数fc[kHz]との関係を示すマップが用意されている。図11の例では、磁石温度Tmeが100℃以下において、キャリア周波数fcは初期設定の5kHzの設定となっており、100℃よりも高温において、キャリア周波数fcが磁石温度Tmeの上昇に応じて20kHzまで上昇する設定となっている。この例の場合、磁石温度Tme=100℃が上昇閾値Tuthに設定される。
図11に示すような、磁石温度Tmeとキャリア周波数fcとの関係は、例えば、以下のようにして求めることができる。まず、図10に示すような磁石温度に依存して変化するモータに流れる電流[Apeak]とモータのトルク残存率[%]との関係から、設定されている電流の最大値(例えば、図10の縦方向の破線で示す値)の場合に、許容するトルク残存率を満足させるために磁石温度を低下させる必要のある温度を求めることにより、上昇閾値Tuthを求めることができる。また、上昇閾値Tuthよりも高い磁石温度において、それぞれ、図10に示すようなモータに流れる電流とモータのトルク残存率との関係から、許容するトルク残存率を満足させる電流を求め、求めた電流まで低下させることができるキャリア周波数fcを求めることにより、磁石温度Tmeとキャリア周波数fcとの関係を求めることができる。なお、用意されるマップは、上昇閾値以上に限定して、磁石温度Tmeとキャリア周波数fcとの関係を示すデータが含まれるものとしてもよい。
次に、高調波電流推定部280により高調波電流が推定されて、その最大値Ia_peakが減磁制御部290に供給された場合には(ステップS350:YES)、ステップS360において、高調波電流の最大値Ia_peakが、ステップS320で設定された電流制限閾値Ilthと比較される。Ia_peak>Ilthの場合(ステップS360:YES)には、電流指令の最大値が電流制限閾値Ilth以下となるように制限するための制限指令CL*が電流指令生成部220に供給され、電流指令の最大値が制限される(ステップS370)。そして、ステップS380において、高調波電流の最大値Ia_peakが、ステップS320で設定された遮断閾値Isthと比較される。Ia_peak>Isthの場合(ステップS380:YES)には、ステップS390において、停止指令Sstp*がPWMインバータ300に供給されて、PWMインバータ300のスイッチ(SW)の動作が停止され、この制御周期における不可逆減磁の発生を抑制する動作が終了される。
一方、Ia_peak≦Ilthの場合(ステップS360:NO)やIa_peak≦Isthの場合(ステップS380:NO)には、そのまま、この制御周期における不可逆減磁の発生を抑制する動作が終了される。
なお、ステップS360,S380から、そのまま、何も処理されることなく不可逆減磁の発生を抑制する動作が終了された場合には、次の制御周期において再び不可逆減磁の発生を抑制する動作が実行される。これに対して、ステップS390においてPWMインバータ300のスイッチの動作が停止されて、不可逆減磁の発生を抑制する動作が終了された場合には、不可逆減磁の発生を抑制する動作の実行は行なわれない。この場合には、例えば、モータ制御装置400の上位の装置から動作の指示があった場合、リセットされた場合等によって、モータ制御装置400は、モータ100の制御動作を再開させることができる。
A5.効果:
以上説明したように、本実施形態のモータ制御装置400では、電流センサ110による検出電流からモータ100の永久磁石の磁石温度Tmeを推定できる。そして、磁石温度Tmeが上昇閾値Tuthよりも高くなった場合に、PWMインバータ300で利用されるキャリアのキャリア周波数fcを、磁石温度Tmeに応じて上昇させることにより、モータ100に流れる電流のピーク値の最大値を抑制することができる。これにより、磁石温度の上昇によって、永久磁石に不可逆減磁が発生することを抑制することができる。
また、電流センサ110による電流検出の間隔の間において、PWMによる電圧ベクトルの変化に応じたPWMインバータ300のスイッチ動作に伴って変化する高調波電流を算出し、高調波電流の最大値Ia_peakを推定することができる。そして、推定した高調波電流の最大値Ia_peakが、不可逆減磁を発生する電流を示す不可逆減磁閾値Iirthよりも小さな値に設定された電流制限閾値Ilthよりも大きくなった場合に、モータ100に流れる電流Id,Iqの最大値が電流制限閾値Ilthよりも小さくなるように制限することで、高調波電流の最大値Ia_peakが不可逆減磁閾値Iirthを越えないように抑制することができる。これにより、永久磁石の磁石温度に応じた電流の抑制による永久磁石の不可逆減磁の発生の抑制とともに、高調波電流の最大値に応じた電流の抑制による永久磁石の不可逆減磁の発生を抑制することができる。
また、推定した高調波電流の最大値Ia_peakが、不可逆減磁閾値Iirthよりも小さく、電流制限閾値Ilthよりも大きな値、に設定された遮断閾値Isthよりも大きくなった場合に、PWMインバータ300のスイッチ動作を停止することができる。これにより、モータ100の動作を停止することで永久磁石の不可逆減磁の発生を回避することができる。
なお、本実施形態において、電流制限閾値Ilthが「第1電流閾値」に相当し、遮断閾値Isthが「第2電流閾値」に相当する。
B.他の実施形態:
(1)上記実施形態では、図8に示すように、磁石温度Tmeが上昇閾値Tuthより高いか否か判定(ステップS330)し、磁石温度Tmeが上昇閾値Tuthよりも高い場合に、キャリア周波数fcを上昇させる(ステップS340b)として説明した。しかしながら、ステップS330の判定を行なうことなく、磁石温度Tmeに応じたキャリア周波数fcをマップ(図11参照)から求めて設定するようにしてもよい。実施形態やこの他の実施形態のようにすれば、推定された永久磁石の磁石温度Tmeの上昇に応じてキャリア周波数fcを上昇させて、モータ100に流れる電流を抑制することができ、永久磁石の不可逆減磁の発生を抑制することができる。
(2)上記実施形態では、永久磁石の磁石温度に応じた電流の抑制による永久磁石の不可逆減磁の発生の抑制とともに、高調波電流の最大値に応じた電流の抑制による永久磁石の不可逆減磁の発生を抑制する場合を例に説明したが、高調波電流の最大値に応じた電流の抑制による永久磁石の不可逆減磁の発生を抑制するのみとしてもよい。
(3)上記実施形態のように、推定した高調波電流の最大値Ia_peakが電流制限閾値Ilthよりも大きくなった場合に、モータ100に流れるd軸,q軸の電流Id,Iqの最大値が電流制限閾値Ilthよりも小さくなるように制限しているが、これに加えてアラーム信号を出力するようにしてもよい。
(4)上記実施形態では3相モータを制御対象としていたが、3相モータに限らず、6相モータなどの他の多層モータを制御対象とすることも可能である。一般に、N相(Nは3以上の整数)のモータを制御対象とすることが可能である。3相以外の多相モータを制御対象とする場合には、電圧2相/3相変換部240および電流3相/2相変換部250の変換処理の内容が、そのモータの相数に応じて適宜変更される。
(5)上記実施形態では、永久磁石の磁束の低減量を示す磁束の低下率から磁石温度を推定しているが、これに限定されるものではない。サーミスタや熱電対等の温度計測センサを用いて磁石温度を求めるようにしてもよい。
(6)モータ制御装置400の制御部200は、マイクロプロセッサや、マイクロプロセッサ以外のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(ASIC))で実現することが可能である。制御部200をマイクロプロセッサで実現する場合には、制御部200の各構成要素の機能は、プログラム命令によって実現される。
本発明は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
100…モータ、110…電流センサ、220…電流指令生成部、230…電流制御部、280…高調波電流推定部、290…減磁制御部、300…PWMインバータ、400…モータ制御装置、Id,Iq…検出電流、Vd*,Vq*…電圧指令、Vu,Vv,Vw…印加電圧

Claims (5)

  1. モータ(100)を制御するモータ制御装置(400)であって、
    前記モータへの要求トルクに応じた電流指令(Id*,Iq*)を生成する電流指令生成部(220)と、
    前記電流指令と、電流センサ(110)により検出された前記モータに流れる検出電流(Id,Iq)との偏差に応じた電圧指令(Vd*,Vq*)を生成する電流制御部(230)と、
    前記電圧指令に応じた交流電圧(Vu,Vv,Vw)をPWMによって生成し、生成した交流電圧を前記モータに印加して前記モータを駆動するPWMインバータ(300)と、
    前記電流センサによる電流検出が行なわれてから次の電流検出が行なわれるまでの間において、前記モータに印加される電圧と、前記モータに印加される電圧に応じて前記モータに流れる電流と、から、前記電流センサでは検出できない高調波電流を推定する高調波電流推定部(280)と、
    推定された高調波電流に応じて前記モータに流れる電流を抑制する減磁制御部(290)と、
    を備え、
    前記減磁制御部は、
    推定された前記高調波電流が、前記モータの永久磁石に不可逆減磁が発生する可能性が高い第1電流閾値よりも大きくなる場合に、前記電流指令生成部が生成する前記電流指令を制限して、前記モータに流れる電流の最大値を抑制することにより、前記永久磁石の不可逆減磁の発生を抑制し、
    前記モータに流れる電流の最大値の前記抑制が行われている状態において、推定された前記高調波電流が、前記第1電流閾値よりも大きく、前記第1電流閾値よりも前記永久磁石に不可逆減磁が発生する可能性が高い第2電流閾値よりも大きくなる場合に、前記PWMインバータのスイッチング動作を停止する、モータ制御装置。
  2. 請求項1に記載のモータ制御装置であって、
    前記減磁制御部は、前記モータの永久磁石の磁石温度の上昇に応じて、前記PWMインバータにおける前記PWMのキャリア周波数を上昇させて、前記永久磁石の磁石温度の上昇を抑制することにより、前記永久磁石に不可逆減磁の発生を抑制する、モータ制御装置。
  3. 請求項2に記載のモータ制御装置であって、
    前記電圧指令と前記検出電流とから前記永久磁石の磁束を求め、求めた磁束の低減量から前記永久磁石の磁石温度を推定する磁石温度推定部(270)を備える、モータ制御装置。
  4. 請求項3に記載のモータ制御装置であって、
    前記減磁制御部は、前記永久磁石の磁石温度と前記キャリア周波数との関係を示すマップから、推定された前記永久磁石の磁石温度に応じたキャリア周波数を求め、前記永久磁石の磁石温度の上昇に応じて、前記PWMのキャリア周波数を上昇させる、モータ制御装置。
  5. 請求項2に従属する請求項3または請求項4に記載のモータ制御装置であって、
    前記減磁制御部は、前記PWMインバータにおける前記PWMのキャリア周波数を上昇させた状態において、推定された前記高調波電流が、前記モータの永久磁石に不可逆減磁が発生する可能性が高い第1電流閾値よりも大きくなる場合に、前記電流指令生成部が生成する前記電流指令を制限して、前記モータに流れる電流の最大値を抑制することにより、前記永久磁石の不可逆減磁の発生を抑制する、モータ制御装置。
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