JP6908888B2 - 同期電動機の制御装置 - Google Patents

同期電動機の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6908888B2
JP6908888B2 JP2017185611A JP2017185611A JP6908888B2 JP 6908888 B2 JP6908888 B2 JP 6908888B2 JP 2017185611 A JP2017185611 A JP 2017185611A JP 2017185611 A JP2017185611 A JP 2017185611A JP 6908888 B2 JP6908888 B2 JP 6908888B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coordinate system
synchronous motor
magnetic flux
static coordinate
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017185611A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019062661A (ja
Inventor
修 彦根
修 彦根
野村 尚史
尚史 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2017185611A priority Critical patent/JP6908888B2/ja
Publication of JP2019062661A publication Critical patent/JP2019062661A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6908888B2 publication Critical patent/JP6908888B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

この発明は、位置センサや速度センサを用いずに同期電動機の磁極位置及び速度を推定して同期電動機を制御する制御装置に関し、いわゆる位置・速度センサレス制御に関するものである。
同期電動機の位置・速度センサレス制御方法として、例えば、静止座標系の誘起電圧を積分して固定子磁束を演算し、同期電動機の磁束ベクトル位相及び速度を推定する方法がある。この制御方法は、永久磁石型同期電動機やシンクロナスリラクタンスモータにも同様に適用することができる。
この種の制御方法と同等な従来技術が、例えば特許文献1に記載されている。
特許文献1では、インバータ等の電力変換部の出力電圧と電動機の巻線抵抗による電圧降下との差分(電動機の誘起電圧に相当)をローパスフィルタ処理し、その出力位相を位相調整器により遅らせて得た磁束ベクトルから位相及び速度を推定している。これにより、積分器を用いる方法に比べて磁束推定値のオフセットを低減し、磁束推定精度の向上を目指している。
また、非特許文献1における「2.制御システム」には、電力変換器の電圧指令値と前記電圧降下との差分を積分すると共に鎖交磁束初期値を加算して静止座標上の磁束ベクトルを演算し、その位相等を推定することが記載されている。
特開2016―32364号公報(段落[0006],[0082]〜[0093]、図1,図2,図5等)
井上 征則ほか,「直接トルク制御による埋込磁石同期モータ駆動時のトルク応答特性に関する検討と応答改善法」,電気学会論文誌D,Vol.129,No.3,p.243−p.251(2009年)
ここで、同期電動機の始動方法としては、電流の振幅を一定とし、角速度を速度指令値に制御することで回転子を電流に引き込んで運転する、いわゆる電流引き込み制御が知られている。この電流引き込み制御により同期電動機を始動し、その後、一定の速度まで加速したのちに従来の位置・速度センサレス制御に切り替えた場合、磁束演算を行う積分器の初期値が適切に設定されていないと、積分初期値の誤差による直流オフセットが推定磁束に含まれることになる。
この直流オフセットを低減するため、積分器の代わりに不完全積分器を使用したとしても、不完全積分器の初期値が適切に設定されていない場合には、不完全積分を開始してから積分遮断時定数によって決まる整定時間までの間、積分器を用いる場合と同様に、推定磁束に直流オフセットが含まれるという問題がある。
そこで、本発明の解決課題は、上述した直流オフセットを発生させずに静止座標系の磁束を正確に演算し、この磁束に基づいて磁極位置及び速度を推定可能とした同期電動機の制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、回転座標系で演算した同期電動機の磁束ベクトルを静止座標系に座標変換することで、磁束演算用の積分器または不完全積分器の初期値を演算するものである。
すなわち、請求項1に係る発明は、同期電動機の磁極位置及び速度を推定して電力変換器により前記同期電動機を駆動するための制御装置において、
前記同期電動機の電流及び端子電圧の静止座標系演算値を生成する手段と、
前記同期電動機の電流及び端子電圧の回転座標系演算値を生成する手段と、
前記静止座標系演算値と前記同期電動機の巻線抵抗値とから、前記同期電動機の静止座標系誘起電圧を演算する手段と、
前記回転座標系演算値と前記巻線抵抗値とから、前記同期電動機の回転座標系磁束を演算する手段と、
前記回転座標系磁束を初期値として、前記静止座標系誘起電圧を積分して静止座標系磁束を演算する手段と、
前記静止座標系磁束と、前記同期電動機の電流の静止座標系演算値と、前記同期電動機の回転子磁極に対して直交方向のインダクタンスであるq軸インダクタンスとから、前記回転子磁極に対して平行方向に発生する静止座標系拡張磁束を演算する手段と、
前記静止座標系拡張磁束から、前記同期電動機の磁極位置及び速度を推定する手段と、
を備えたものである。
請求項2に係る発明は、同期電動機の磁極位置及び速度を推定して電力変換器により前記同期電動機を駆動するための制御装置において、
前記同期電動機の電流及び端子電圧の静止座標系演算値を生成する手段と、
前記同期電動機の電流及び端子電圧の回転座標系演算値を生成する手段と、
前記静止座標系演算値と前記同期電動機の巻線抵抗値とから、前記同期電動機の静止座標系誘起電圧を演算する手段と、
前記回転座標系演算値と前記巻線抵抗値とから、前記同期電動機の回転座標系磁束を演算する手段と、
前記回転座標系磁束を初期値として、前記静止座標系誘起電圧を不完全積分して静止座標系磁束を演算する手段と、
前記静止座標系磁束と、前記同期電動機の電流の静止座標系演算値と、前記同期電動機の回転子磁極に対して直交方向のインダクタンスであるq軸インダクタンスとから、前記回転子磁極に対して平行方向に発生する静止座標系拡張磁束を演算する手段と、
前記静止座標系拡張磁束から、前記同期電動機の磁極位置及び速度を推定する手段と、
を備えたものである。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載した同期電動機の制御装置において、前記静止座標系拡張磁束を演算する手段は、前記静止座標系誘起電圧の不完全積分による位相誤差を補償した静止座標系磁束を演算に用いるものである。
本発明によれば、同期電動機の静止座標系磁束を演算する積分器または不完全積分器の初期値を適切に与えることで、前述した直流オフセットを発生させずに静止座標系磁束を演算することができる。このようにして演算した磁束と静止座標系電流とq軸インダクタンスとを用いることで、同期電動機の磁極と平行方向に発生する拡張磁束を容易に推定し、この拡張磁束に基づいて磁極位置及び速度を高精度に推定することができる。
本発明の実施形態の全体構成を示すブロック図である。 座標系の定義を示す説明図である。 制御モードの切り替えを示す説明図である。 制御モードに応じた速度選択機能の説明図である。 制御モードに応じた電流指令選択機能の説明図である。 図1における磁束初期値推定器及び拡張磁束推定器の実施例1を示すブロック図である。 図1における磁束初期値推定器及び拡張磁束推定器の実施例2を示すブロック図である。
以下、図面を参照しながら本発明に係る制御装置の実施形態を説明する。
なお、各図において、同一の構成要素については同一の符号を付して重複する説明を省略する。また、本発明は、以下に述べる実施形態に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変形して実施することができる。
1.座標系の定義
まず、図2は本明細書において使用する座標系の説明図である。以下、この図2に基づいて各座標系を説明する。
d−q座標系は、同期電動機の実際の磁極位置と同期して回転する回転座標系であり、同期電動機の実際の速度ωで回転する。本実施形態における位置・速度センサレス制御は、このd−q座標系を推定して表現することができる。ここでは、d軸を同期電動機の磁極位置方向と定める。
γ―δ座標系は任意の回転座標系であり、その回転速度はωγである。後述するセンサレスベクトルモードでは、このγ―δ座標系をd−q軸座標系に追従させることで位置・速度センサレス制御を実現する。
α−β座標系は上述したd−q座標系,γ―δ座標系とは異なり、一定の位置を示す静止座標系である。ここでは、α軸を同期電動機の固定子巻線のu相方向と定める。
以下では、α−β座標とd−q座標との位相差をθ、α−β座標とγ−δ座標との位相差をθγ、d−q座標とγ―δ座標との位相差をθerrと呼称する。
2.制御モード
図3〜図5は、本実施形態で使用する二つの制御モード(引込みモード,センサレスベクトルモード)についての説明図である。以下、各制御モードについて説明する。
図3は、制御モードの切り替え方法の一例を示している。図示するようにモード切替え速度ωcngを設定し、速度指令値ω がωcng以下であれば引込みモード、ωcngを超える場合はセンサレスベクトルモードを選択する。
また、図4は、引込みモード及びセンサレスベクトルモードに応じたωγの選択機能の説明図である。
引込みモードでは、ωγにはω がセットされ、実際のモータ速度ωによらずγ―δ座標はω で回転する。一方、センサレスベクトルモードでは、ωγにはωの推定値であるωrestがセットされ、γ―δ座標はd−q座標に追従して回転する。
以上の速度選択機能は、後述する図1の速度選択器14に実装される。
次に、図5は、引込みモード及びセンサレスベクトルモードに応じたγ―δ座標電流指令iγδ の選択機能の説明図である。なお、iγδ はγ軸電流指令iγ とδ軸電流指令iδ とをまとめて表した電流ベクトルであり、iγδ =[iγ ,iδ ]によって表される。iγδpull ,iγδvect も同様に電流ベクトルであり、γ,δ軸の各要素は任意に設定可能である。
引込みモードでは、iγδ には引込み電流指令であるiγδpull がセットされるが、電流値は同期電動機の始動トルクを満たす電流値以上の値に設定する必要がある。また、iγδpull は一定値としてもよく、同期電動機やω の状態に応じて可変としてもよい。
一方、ベクトルモードでは、iγδ にはトルク指令を出力するためのiγδvect がセットされるが、iγδvect は、同期電動機の出力トルクがトルク指令となる範囲であれば自由に設定してよい。以上の電流指令選択機能は、図1の電流指令選択器8に実装される。
3.制御装置の全体構成及び動作
(1)引込みモード
始めに、図1に基づいて、引込みモードにおける動作を制御装置の構成と共に説明する。
引込みモードでは、速度選択器14によりωγには速度指令値ω がセットされる。このため、速度制御器7の入力は0となり、出力のトルク指令τも0となる。このとき、電流指令選択器8では、トルク指令τによらずに所定のiγδvect がiγδ にセットされる。
3相/2相変換器17bは、u相電流検出器5u及びW相電流検出器5wにより検出したu,w相電流検出値i,i、及び演算により求めたv相電流iを、α−β座標系の電流値iα,iβに変換する。
座標回転器16bは、ωγから積分器15により演算したθγに基づいて、iα,iβをγ−δ座標系の電流値iγ,iδに変換する。
γ軸電流指令値iγ とγ軸電流値iγとの偏差を減算器6bにて演算し、この偏差がなくなるようにγ軸電流制御器9aがγ軸電圧指令値vγ を演算する。同様に、δ軸電流指令値iδ とδ軸電流値iδとの偏差を減算器6cにて演算し、この偏差がなくなるようにδ軸電流制御器9bがδ軸電圧指令値vδ を演算する。
これらのγ−δ座標系電圧指令値vγ ,vδ は、座標回転器16aにより、θγに基づいてα−β座標系の電圧指令値vα ,vβ に変換される。
2相/3相変換器17aは、電圧指令値vα ,vβ を相電圧指令値v ,v ,v に変換する。PWM回路18はパルス幅変調制御を行い、相電圧指令値v ,v ,v から、インバータ等の電力変換器2の出力電圧を相電圧指令値v ,v ,v に制御するためのゲート信号を生成する。
整流回路3は、三相交流電源4の三相交流電圧を整流して直流電圧に変換し、この直流電圧を電力変換器2に供給する。電力変換器2は、ゲート信号に基づいて内部の半導体スイッチング素子を制御することにより、同期電動機1の端子電圧を相電圧指令値v ,v ,v に制御する。
(2)センサレスベクトルモード
次に、センサレスベクトルモードの動作を説明する。
センサレスベクトルモードでは、速度選択器14により、ωγに速度推定器13からの推定速度ωrestがセットされる。減算器6aはω とωγとの偏差を演算し、この偏差をなくすように速度制御器7がトルク指令値τを演算する。
電流指令選択器8は、トルク指令値τから、同期電動機1が所望のトルクを出力するためのγ,δ軸電流指令値iγ ,iδ を選択する。これ以降の同期電動機1の端子電圧制御までの動作は、前述した引込みモードと同様である。
次に、センサレスベクトルモードにおける位置・速度推定動作について説明する。図1の拡張磁束推定器11にはvα ,vβ ,iα,iβが入力され、α−β座標系の拡張磁束Ψexα,Ψexβが出力される。
位相演算器12は、Ψexα,Ψexβから同期電動機1の磁極位置θの推定値であるθrestを演算し、減算器6dはθrestとθγとの偏差θerrを演算する。
速度推定器13は、θerrを零にするための推定速度ωrestを演算し、速度選択器14に入力する。速度選択器14は、ωγにωrestをセットし、積分器15はωγを積分してθγを演算する。このθγは、減算器6d及び座標回転器16bと、後述する磁束初期値推定器10に入力される。
4.拡張磁束推定動作
次いで、図1,図6,図7を用いて、引込みモードからセンサレスベクトルモードへの切替え時におけるα−β座標系の拡張磁束推定動作を説明する。なお、図6は図1における磁束初期値推定器10及び拡張磁束推定器11の実施例1を示し、図7は同じく実施例2を示している。
引込みモードでは、図1の磁束初期値推定器10が動作する。
この磁束初期値推定器10は、vγ ,vδ ,iγ,iδ,ω ,θγより、α−β座標系磁束の初期値であるΨα0,Ψβ0を演算し、これらのΨα0,Ψβ0は拡張磁束推定器11に入力される。ただし、引込みモードでは拡張磁束推定器11の内部の積分器は動作せず、積分器の初期値のみがプリセットされる。
制御モードがセンサレスベクトルモードに切り替わると、磁束初期値推定器10の動作は停止し、上述したように積分器の初期値がプリセットされた拡張磁束推定器11が動作してα−β座標系の拡張磁束Ψexα,Ψexβの演算が開始される。
次に、磁束初期値推定器10及び拡張磁束推定器11に関する実施例を説明する。
<実施例1>
図6は、請求項1に記載された制御装置の主要部に相当する磁束初期値推定器10a及び拡張磁束推定器11aのブロック図である。
始めに、磁束初期値推定器10aについて説明する。γδ座標磁束演算器19aは、iγ,iδ,vγ ,vδ ,ω を用いて、数式1によりγ−δ座標系の磁束Ψγ,Ψδを演算する。
Figure 0006908888
座標回転器16cは、符号反転器20aによりθγの符号を反転した位相に基づいてΨγ,Ψδのベクトルを回転し、Ψα0,Ψβ0を演算する。Ψα0,Ψβ0は拡張磁束推定器11aの初期値付積分器22に出力され、積分初期値をプリセットする。以上の動作は、前述したように引込みモードの時に実行される。
次に、拡張磁束推定器11aについて説明する。
αβ座標誘起電圧演算器21aは、iα,iβ,vα ,vβ を用いて、数式2によりα−β座標系の誘起電圧Eα,Eβを演算する。
[数2]
α=vα −iα
β=vβ −iβ
初期値付積分器22は、前述の座標回転器16cから入力されたΨα0,Ψβ0を初期値としてEα,Eβを積分演算し、α−β座標系の磁束Ψα,Ψβを出力する。
拡張磁束演算器23aは、Ψα,Ψβ,iα,iβを用いて、数式3によりα−β座標系の拡張磁束Ψexα,Ψexβを演算する。以上の動作は、前述したようにセンサレスベクトルモードのときに実行される。
[数3]
Ψexα=Ψα−iα
Ψexβ=Ψβ−iβ
:電動機磁極に対して直交する方向のq軸インダクタンス
以上により、拡張磁束推定器11aは、積分初期値の誤差による直流オフセットを発生させることなく、α−β座標系の拡張磁束Ψexα,Ψexβを演算して速度及び磁極位置の推定に用いることができる。
<実施例2>
図7は、磁束推定に不完全積分器を用いた場合の磁束初期値推定器10b及び拡張磁束推定器11bのブロック図であり、請求項2に記載された制御装置の主要部に相当する。なお、図中のθcmpは、不完全積分器による位相誤差を補償するための位相補償量であり、任意の値である。
図7の磁束初期値推定器10bにおいて、19bはγδ座標磁束演算器、16dは座標回転器、20bは符号反転器、24は加算器である。
磁束初期値推定器10bでは、座標回転器16dに入力される位相を、加算器24によって演算された(θγ+θcmp)の反転値としており、この点が図6の磁束初期値推定器10aと異なっている。それ以外の構成は、図6と同様である。
拡張磁束推定器11bでは、図6の拡張磁束推定器11aにおける初期値付積分器22を初期値付不完全積分器25に変更し、位相誤差補償前のα−β座標系の磁束Ψα1,Ψβ1を演算するようになっている。また、座標回転器16eは、位相補償量θcmpを用いてΨα1,Ψβ1のベクトルを回転してΨα,Ψβに変換し、これらのΨα,Ψβが拡張磁束演算器23bに入力される。以降の動作は、実施例1と同様である。
以上の動作により、磁束推定に不完全積分器を使用した場合でも、不完全積分初期値の誤差による直流オフセットを発生させることなく、α−β座標系の拡張磁束Ψexα,Ψexβを演算して速度及び磁極位置の推定に用いることができる。
1 同期電動機
2 電力変換器
3 整流回路
4 三相交流電源
5u u相電流検出器
5w w相電流検出器
6a〜6d 減算器
7 速度制御器
8 電流指令選択器
9a γ軸電流制御器
9b δ軸電流制御器
10,10a,10b 磁束初期値推定器
11,11a,11b 拡張磁束推定器
12 位相演算器
13 速度推定器
14 速度選択器
15 積分器
16a,16b,16c,16d,16e 座標回転器
17a 2相/3相変換器
17b 3相/2相変換器
18 PWM回路
19a,19b γδ座標磁束演算器
20a,20b 符号反転器
21a,21b αβ座標誘起電圧演算器
22 初期値付積分器
23a,23b 拡張磁束演算器
24 加算器
25 初期値付不完全積分器

Claims (3)

  1. 同期電動機の磁極位置及び速度を推定して電力変換器により前記同期電動機を駆動するための制御装置において、
    前記同期電動機の電流及び端子電圧の静止座標系演算値を生成する手段と、
    前記同期電動機の電流及び端子電圧の回転座標系演算値を生成する手段と、
    前記静止座標系演算値と前記同期電動機の巻線抵抗値とから、前記同期電動機の静止座標系誘起電圧を演算する手段と、
    前記回転座標系演算値と前記巻線抵抗値とから、前記同期電動機の回転座標系磁束を演算する手段と、
    前記回転座標系磁束を初期値として、前記静止座標系誘起電圧を積分して静止座標系磁束を演算する手段と、
    前記静止座標系磁束と、前記同期電動機の電流の静止座標系演算値と、前記同期電動機の回転子磁極に対して直交方向のインダクタンスであるq軸インダクタンスとから、前記回転子磁極に対して平行方向に発生する静止座標系拡張磁束を演算する手段と、
    前記静止座標系拡張磁束から、前記同期電動機の磁極位置及び速度を推定する手段と、
    を備えたことを特徴とする同期電動機の制御装置。
  2. 同期電動機の磁極位置及び速度を推定して電力変換器により前記同期電動機を駆動するための制御装置において、
    前記同期電動機の電流及び端子電圧の静止座標系演算値を生成する手段と、
    前記同期電動機の電流及び端子電圧の回転座標系演算値を生成する手段と、
    前記静止座標系演算値と前記同期電動機の巻線抵抗値とから、前記同期電動機の静止座標系誘起電圧を演算する手段と、
    前記回転座標系変換値と前記巻線抵抗値とから、前記同期電動機の回転座標系磁束を演算する手段と、
    前記回転座標系磁束を初期値として、前記静止座標系誘起電圧を不完全積分して静止座標系磁束を演算する手段と、
    前記静止座標系磁束と、前記同期電動機の電流の静止座標系演算値と、前記同期電動機の回転子磁極に対して直交方向のインダクタンスであるq軸インダクタンスとから、前記回転子磁極に対して平行方向に発生する静止座標系拡張磁束を演算する手段と、
    前記静止座標系拡張磁束から、前記同期電動機の磁極位置及び速度を推定する手段と、
    を備えたことを特徴とする同期電動機の制御装置。
  3. 請求項2に記載した同期電動機の制御装置において、
    前記静止座標系拡張磁束を演算する手段は、前記静止座標系誘起電圧の不完全積分による位相誤差を補償した静止座標系磁束を演算に用いることを特徴とする同期電動機の制御装置。
JP2017185611A 2017-09-27 2017-09-27 同期電動機の制御装置 Active JP6908888B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017185611A JP6908888B2 (ja) 2017-09-27 2017-09-27 同期電動機の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017185611A JP6908888B2 (ja) 2017-09-27 2017-09-27 同期電動機の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019062661A JP2019062661A (ja) 2019-04-18
JP6908888B2 true JP6908888B2 (ja) 2021-07-28

Family

ID=66177807

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017185611A Active JP6908888B2 (ja) 2017-09-27 2017-09-27 同期電動機の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6908888B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7358277B2 (ja) 2020-03-03 2023-10-10 株式会社東芝 駆動装置、駆動システム、及び、電動機の駆動方法
JP7095760B1 (ja) * 2021-01-14 2022-07-05 株式会社安川電機 制御装置、磁束推定装置及び磁束推定方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019062661A (ja) 2019-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4674525B2 (ja) 磁極位置推定方法及びモータ制御装置
JP6367332B2 (ja) インバータ制御装置及びモータ駆動システム
WO2011145334A1 (ja) 回転センサレス制御装置
JP6400209B2 (ja) 同期電動機制御装置、圧縮機駆動装置、空気調和機及び同期電動機の制御方法
JP6015486B2 (ja) 同期電動機の可変速制御装置
JP2007189766A (ja) 電動機駆動制御装置及び電動機駆動システム
KR20080071055A (ko) 교류 회전기의 제어 장치 및 이 제어 장치를 사용한 교류회전기의 전기적 정수 측정 방법
JPWO2016121237A1 (ja) インバータ制御装置及びモータ駆動システム
JP5428202B2 (ja) 永久磁石形同期電動機の制御装置
CN109804545B (zh) 逆变器控制装置以及驱动器系统
JP5499965B2 (ja) 交流回転機の制御装置
JP6908888B2 (ja) 同期電動機の制御装置
JP4781933B2 (ja) 電動機の制御装置
JP7318727B2 (ja) 電力変換装置、電力変換方法及びシステム
US20150188461A1 (en) Motor driving control apparatus and method, and motor driving system using the same
US20200119666A1 (en) Drive apparatus for oil-pump motor and drive control method for oil-pump motor
JP7251424B2 (ja) インバータ装置及びインバータ装置の制御方法
JP6675579B2 (ja) 永久磁石形同期電動機の制御装置
JP5332305B2 (ja) 永久磁石形同期電動機の制御装置
EP3605830B1 (en) Synchronous motor control apparatus
JP6573213B2 (ja) 永久磁石形同期電動機の制御装置
JP2007082380A (ja) 同期モータ制御装置
JP7226211B2 (ja) インバータ装置及びインバータ装置の制御方法
JP2015142464A (ja) モータ制御装置
JP7095760B1 (ja) 制御装置、磁束推定装置及び磁束推定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200813

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210531

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210602

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210615

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6908888

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02