JP7146378B2 - スクイズフォーマー容器 - Google Patents

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Description

本発明は、弾性変形可能な容器本体の口頚部に発泡部材が装着され、容器本体が圧搾(スクイズ)されると、容器本体に収容された空気と内容液とがその発泡部材を一緒に通過することで泡状になって吐出されるスクイズフォーマー容器に関するものである。
従来のスクイズフォーマー容器としては例えば、本願出願人が先に特許文献1にて開示したものが知られている。このスクイズフォーマー容器は、弾性変形可能な胴部を有する容器本体の口頚部に、吐出口を持つキャップ部材を装着し、そのキャップ部材内に吐出口側から順に、網状の発泡部材と、先端部が容器本体の底部付近で開口する筒状の空気流路の基端部とを設け、それら発泡部材と空気流路の基端部との間に、容器本体内に連通する内容液流路を開口させてなる。
この従来のスクイズフォーマー容器では、容器本体を傾けて吐出口を下向きにした状態で容器本体を圧搾(スクイズ)すると、容器本体内で容器本体の上向きになった底部付近に移動した空気が加圧されて空気流路を通り、その空気流路の基端部から発泡部材に向かって流れるとともに、容器本体に収容された内容液も同じく加圧されて内容液供給路を通り、その内容液供給路の開口部から空気の流れで吸引されて空気と混合しながら発泡部材に向かって流れ、それらが一緒に網状の発泡部材を通過することで内容液が発泡し、その泡状の内容液が吐出口から吐出される。
特開2016-069030号公報
しかしながら上記従来のスクイズフォーマー容器では、吐出口が常時開口しているため、容器本体の圧搾(スクイズ)前でも、容器本体を傾けて吐出口を下向きにすると内容液が吐出口から垂れ落ちる場合があり、また容器本体の圧搾後の吐出終了時に、内容液の液切れが良好でなく、改善の余地が残されていた。
それゆえ本発明の目的は、スクイズフォーマー容器における上述の如き課題を解決することにある。
上記課題を解決する本発明のスクイズフォーマー容器は、
内容液の収容に適した弾性変形可能な胴部を有する容器本体と、
前記容器本体に形成された口頚部と、
前記容器本体の前記口頚部に着脱可能に装着されたキャップ部材と、
前記キャップ部材に形成された吐出口と、
前記容器本体内に配置されるとともに先端部が前記容器本体の底部付近で開口している空気流路と、
前記キャップ部材に配置されて前記吐出口と前記空気流路の基端部とを連通させる混合部材と、
前記混合部材に配置されて前記吐出口と前記空気流路の前記基端部との間に位置する発泡部材と、
前記混合部材の、前記発泡部材と前記空気流路の前記基端部との間の位置で開口する、前記容器本体内に連通する内容液流路と、
を具えるスクイズフォーマー容器において
前記吐出口に、前記容器本体の圧搾による前記内容液の圧力と前記圧搾後の解放による前記容器本体内の負圧とのそれぞれにより弾性的に変形してスリットを開くスリットバルブを設け、
前記スリットバルブは、円環状の筒体と、該円環状の筒体の上端に連結され、前記発泡部材側に膨らんだ逆ドーム状の殻部とを有し、
前記スリットは、前記殻部に形成されており、
前記円環状の筒体は、径方向内方に突出し、その上端が前記殻部に結合されて該殻部を補強する縦リブを有することを特徴としている。
本発明のスクイズフォーマー容器にあっては、容器本体を傾けて吐出口を下向きにした状態で容器本体の胴部を圧搾(スクイズ)すると、容器本体内で容器本体の上向きになった底部付近に移動した空気が加圧されて空気流路の先端部から空気流路を通り、その空気流路の基端部から混合部材内で発泡部材に向かって流れるとともに、容器本体内に収容された内容液も加圧されて内容液流路を通り、混合部材内で内容液流路の開口から空気の流れで吸引されて空気と混合しながら発泡部材に向かって流れ、それら内容液と空気とが一緒に網(メッシュ)状の発泡部材を通過することで内容液が発泡し、その泡状の内容液が、吐出口に設けられたスリットバルブをその内容液の圧力で弾性的に変形させてスリットを開き、そのスリットを通って吐出口から吐出される。
その後、容器本体の胴部を圧搾(スクイズ)状態から解放すると、容器本体の胴部が弾性力で膨らんで元の形状に復元されながら容器本体内に負圧を生じさせ、その負圧がスリットバルブを弾性的に変形させてスリットを開き、外気を容器本体内に取り込む。そして容器本体の胴部の圧搾前は、吐出口に設けられたスリットバルブが、容器本体内から内容液の圧力も負圧も加わらないのでスリットを閉じている。
従って、本発明のスクイズフォーマー容器によれば、容器本体の胴部の圧搾前に容器本体を傾けて吐出口を下向きにしてもスリットバルブがスリットを閉じているので、内容液が吐出口から垂れ落ちるのを防止することができる。また、容器本体の胴部の圧搾後に容器本体の胴部を圧搾状態から解放するとスリットバルブが一旦スリットを閉じるので、内容液の吐出終了時の液切れを良好にすることができる。
なお、本発明のスクイズフォーマー容器においては、前記混合部材は、前記内容液流路を有するように1部材で形成されていてもよい。このようにすれば、混合部材を金型で成形する際に上型と下型とのパーティングラインに内容液流路の開口を配置して金型喰い切りにより内容液流路の開口を形成できるので混合部材の製造を低コストで行うことができる。
また、本発明のスクイズフォーマー容器においては、前記混合部材は、前記発泡部材を収容する基部材に前記空気流路の基端部を形成する筒状部材が周方向に部分的に隙間を空けて嵌着されて形成され、前記隙間で前記内容液流路を画成するものでもよい。このようにすれば、内容液流路を発泡のための適切な形状に容易に形成することができる。
さらに、本発明のスクイズフォーマー容器においては、前記スリットバルブは、前記発泡部材側に膨らんだ逆ドーム状の殻部を有し、前記スリットは前記殻部に、例えばI字形、X字形、V字形あるいは波形等の形状で形成されていてもよい。このように逆ドーム状の殻部にスリットを形成すれば、内容液の圧力に比べて容器本体内の負圧が低くても、内容液の高圧力でその殻部を外向きに膨らむように変形させてスリットを開くとともに、容器本体内の低負圧でその殻部を内向きに膨らむように変形させてもスリットを開くことができるので好ましい。
さらに、本発明のスクイズフォーマー容器においては、前記キャップ部材は、前記吐出口を開閉可能な蓋部を有し、前記蓋部は、前記吐出口を閉じた状態で前記逆ドーム状の殻部に沿う形状の内向きの突部を形成されていてもよい。このようにすれば、内容液の圧力でスリットバルブが殻部を外向きに膨らむように変形させてスリットを開いた後に、その殻部が元の形状に戻りにくくなっていても、蓋部で吐出口を閉じることでその蓋部の、殻部に沿う形状の内向きの突部がその殻部を押し戻すので、殻部の元の形状への戻りを補助してスリットを確実に閉じることができる。
(a)は、本発明のスクイズフォーマー容器の一実施例を、容器本体を省略するとともにキャップ部材の蓋部を開いた状態で示す平面図であり、(b)は、上記実施例のスクイズフォーマー容器の、(a)中のA-A線に沿う位置での断面図である。 上記実施例のスクイズフォーマー容器の要部を拡大して示す分解斜視図である。 上記実施例のスクイズフォーマー容器を、容器本体を傾けて吐出口を下向きにした使用状態で示す断面図である。 本発明のスクイズフォーマー容器の他の一実施例の要部の構成を、蓋部を閉じた状態で示す、図1(b)と同様の位置での断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づく実施例により詳細に説明する。ここに図1(a)は、本発明のスクイズフォーマー容器の一実施例を、容器本体を省略するとともに蓋部を開いた状態で示す平面図であり、(b)は、図1(a)中のA-A線に沿う位置での断面図であり、図2は、上記実施例のスクイズフォーマー容器の要部を拡大して示す分解斜視図である。この実施例のスクイズフォーマー容器1は、内容液Lを泡状にして吐出するもので、容器本体2と、キャップ部材3と、チューブ4と、発泡部材5と、スリットバルブ6と、混合部材7と、をそれぞれ具えている。
容器本体2はその頂部に、容器本体2内の内容液Lの収容空間Sに連通する通路を形成する口頚部2aを有するとともに、口頚部2aの下端に肩部2bを有し、この肩部2bの外周端から下方に胴部2cが形成され、この胴部2cの下端に底部2dが形成されて有底の筒状をなしており、その口頚部2aの外周面には、おねじ部2eが形成されている。なお、胴部2cは可撓性を有し、外部からの押圧力により圧搾(スクイズ)すると弾性的に圧縮変形されて内容液Lの収容空間Sが縮小し、その押圧力による圧搾状態から解放すると弾性力で膨らんで元の形状に復元される。また、泡状にする内容液Lとしては、例えば、各種の食品調味料、化粧料、液状石鹸、薬剤等があるが、特にこれらに限定されるものではない。
キャップ部材3は、容器本体2の口頚部2aに着脱可能に装着されるキャップベース3aと、キャップベース3aにヒンジ部3bを介して開閉可能に連結されるとともに閉状態(図4の他の実施例参照)でキャップベース3aに掛止される蓋部3cとを一体に有し、キャップベース3aは、中央部に略円筒状の吐出口3dが突出形成された天面部3eと、この天面部3eの外周端より垂下されて容器本体2の口頚部2aを囲繞する筒体3fと、筒体3fの内周面に形成され、容器本体2の口頚部2aの外周面のおねじ部2eに螺合されるめねじ部3gと、筒体3fの内側に隙間を開けて天面部3eより垂下されて口頚部2aの上端開口内に密に嵌合する環状壁3hと、を一体に有している。
チューブ4は、容器本体2内に配置されて空気通路を形成するものであり、その先端部4aが容器本体2内の底部2d付近で開口している。
発泡部材5は、円筒状の支持部5aと、その支持部5aの一端部、図1では上端部を覆うようにその支持部5aに張設された例えば目の細かい織布あるいは不織布からなる網(メッシュ)部5bとを有している。なお、発泡部材5の網部5bは、織布や不織布の代わりに例えば多数の貫通孔が形成された板材や樹脂製の網材等で形成されていてもよい。支持部5aと網部5bとは射出成形で一体成形やインサート成形することもできる。
スリットバルブ6は、円環状の筒体6bと筒体6bの上端から内周側に形成されて発泡部材5側に膨らんだ逆ドーム状の殻部6cとを一体に有し、筒体6bの下端部には径方向外方に突出する円環状の基部6aが一体に設けられている。筒体6bの上端は、吐出口3dの上端以下の位置にあり、好ましくは、吐出口3dの上端より内方に位置する。筒体6bは、径方向内方に突出する縦リブを持ち、殻部6cは、筒体6bの上端に結合されて支持されるとともにその縦リブの上端にも結合されて補強されている。この殻部6cの中央部には、例えばI字形のスリット(切れ目)6dが形成されている。
混合部材7は、中央部に上下方向の貫通孔を持つ略円盤状の天面部7aと、天面部7aの中央部から垂下されるとともに天面部7aの貫通孔に連なる貫通孔を持つ筒状のチューブ支持部7bと、チューブ支持部7bを半径方向に貫通して容器本体2内に連通するとともに、天面部7aの貫通孔の略下半部の内周面に軸線方向に延在する複数の縦リブの間でその貫通孔内に開口する内容液流路7cと、を有し、天面部7aの貫通孔の略上半部内にはその貫通孔の下半部の縦リブの上端に当接するように発泡部材5の支持部5aが圧入や嵌合等の手段により固定されている。
キャップ部材3のキャップベース3aには、吐出口3dから天面部3eにかけて中央部の内部に各々円環状をなす二段の段部3i、3jが形成され、下側かつ外側の段部3iには混合部材7の天面部7aが嵌着されており、上側かつ内側の段部3jにはスリットバルブ6の円環状の基部6aが配置され、その基部6aは、段部3jと混合部材7の天面部7aとの間に挟持されて固定されている。
混合部材7のチューブ支持部7b内には、チューブ4の基端部4bが圧入されて固定されており、これによりチューブ4は、チューブ支持部7bの貫通孔を介して、容器本体2内の底部2d付近と混合部材7の天面部7aの貫通孔内とを連通させ、空気流路を形成している。
キャップ部材3の蓋部3cの内面の中央部には、蓋部3cを閉状態(図4の他の実施例参照)にした時にキャップベース3aの吐出口3dの外周面と嵌合して吐出口3dを液密に封止する筒状部3kが突設されるとともに、その筒状部3kの半径方向内方に、蓋部3cを閉状態にした時にスリットバルブ6の殻部6cに沿うドーム状の形状(図4の他の実施例参照)の内向きの突部3lが突設されている。
この実施例のスクイズフォーマー容器1の容器本体2内の内溶液Lを発泡させて吐出させる際には、図3に示すように、先ず、キャップ部材3の蓋部3cを開状態にし、次いで、容器本体2を傾けて吐出口3dを下向きにした状態で容器本体2の胴部2cを、手指等の押圧力により圧搾(スクイズ)する。この圧搾により、容器本体2内で容器本体2の上向きになった底部2d付近に移動した空気ARが加圧されて、チューブ4の先端部4aからチューブ4内の空気流路を通り、チューブ4の基端部4bから混合部材7の天面部7aの貫通孔内に入って発泡部材5に向かって流れるとともに、容器本体2内に収容された内容液Lも加圧されて混合部材7の内容液流路7cを通り、天面部7aの貫通孔内の空気ARの流れで内容液流路7cの開口から吸引されて空気ARと混合しながら発泡部材5に向かって流れる。
そしてそれら内容液Lと空気ARとが一緒に発泡部材5の網部5bを通過することで各々微細に裁断されて内容液Lが発泡し、その泡状の内容液Fが、吐出口3dに設けられたスリットバルブ6の殻部6cをその泡状の内容液Fの圧力で外向きに弾性的に変形させてスリット6dを開き、そのスリット6dを通って吐出口3dから吐出される。
その後、容器本体2の胴部2cを圧搾状態から解放すると、スリットバルブ6の殻部6cが、泡状の内容液Fの圧力を受けなくなるため弾性力で元の逆ドーム状に戻って、一旦スリット6dを閉じる。次いで、容器本体2の胴部2cが弾性力で膨らんで元の形状に復元されながら容器本体2内に負圧を生じさせ、その負圧がスリットバルブ6の殻部6cを内向きに弾性的に変形させてスリット6dを開き、外気を容器本体2内に取り込む。また、容器本体2の胴部2cの圧搾前は、吐出口3dに設けられたスリットバルブ6の殻部6cが、容器本体2内から泡状の内容液Fの圧力も負圧も加わらないのでスリット6dを閉じている。
従って、この実施例のスクイズフォーマー容器1によれば、容器本体2の圧搾前に容器本体2を傾けて吐出口3dを下向きにしてもスリットバルブ6がスリット6dを閉じているので、内容液Lが吐出口3dから垂れ落ちるのを防止することができる。また、容器本体2の圧搾後に容器本体2を圧搾状態から解放するとスリットバルブ6が一旦スリット6dを閉じるので、泡状の内容液Fの吐出終了時の液切れを良好にすることができる。
さらに、この実施例のスクイズフォーマー容器1によれば、混合部材7が、内容液流路7cを有するように1部材で形成されていることから、混合部材7を金型で成形する際に上型と下型とのパーティングラインに内容液流路7cの開口を配置して金型喰い切りにより内容液流路7cの開口を形成できるので混合部材7の製造を低コストで行うことができる。
さらに、この実施例のスクイズフォーマー容器1によれば、スリットバルブ6が、発泡部材5側に膨らんだ逆ドーム状の殻部6cを有し、スリット6dがその殻部6cに形成されているので、泡状の内容液Fの圧力に比べて容器本体2内の負圧が低くても、泡状の内容液Fの高圧力でその殻部6cを外向きに膨らむように変形させてスリット6dを開くとともに、容器本体2内の低負圧でその殻部6cを内向きに膨らむように変形させてスリット6dを開くことができる。
さらに、この実施例のスクイズフォーマー容器1によれば、キャップ部材3は、吐出口3dを開閉可能な蓋部3cを有し、蓋部3cは、吐出口3dを閉じた状態で殻部6cに沿う形状の内向きの突部3lを形成されていることから、泡状の内容液Fの圧力でスリットバルブ6が殻部6cを外向きに膨らむように変形させてスリット6dを開いた後に、その殻部6cが元の形状に戻りにくくなっていても、蓋部3cで吐出口3dを閉じることでその蓋部3cの、殻部6cに沿う形状の内向きの突部3lがその殻部6cを押し戻すので、殻部6cの元の形状への戻りを補助してスリット6dを確実に閉じることができる。
図4は、本発明のスクイズフォーマー容器の他の一実施例の要部の構成を、蓋部を閉じた状態で示す、図1(b)と同様の位置での断面図であり、この実施例のスクイズフォーマー容器1は、混合部材7の構成のみが先の実施例と異なっているので、以下には、混合部材7の構成について主に説明する。なお、図中、先の実施例におけると同様の部分はそれと同一の符号にて示す。
すなわち、この実施例のスクイズフォーマー容器1は、先の実施例と同様、内容液Lを泡状にして吐出するもので、容器本体2と、キャップ部材3と、チューブ4と、発泡部材5と、スリットバルブ6と、混合部材7とをそれぞれ具えている。
この実施例における混合部材7は基部材として、中央部に上下方向の貫通孔を持つ略円盤状の天面部7aと、天面部7aの中央部から垂下されるとともに天面部7aの貫通孔に連なる貫通孔を持つ筒状のチューブ支持部7bとを有しているものの、チューブ支持部7bの貫通孔内には、上下方向略中央の仕切り部の上側に複数の短い縦リブが形成されるとともに、発泡部材5が二段にかつ下側の発泡部材5を上下逆向きにされてその縦リブの上端に当接するように圧入固定されている。
一方、チューブ支持部7bの貫通孔内の上記仕切り部の下側の内周面にはチューブ支持部7bの下端から上記仕切り部の内周端に至る浅い溝7dが周方向に間隔をあけて複数本形成されており、また、チューブ支持部7bの貫通孔内の上記仕切り部の下側には筒状部材として、チューブ装着部材8が嵌着固定されている。
チューブ装着部材8は先端部が裁頭円錐状に窄まった筒状の本体8aと、その本体8aの下端から半径方向外方へ延在するフランジ部8bとを有し、チューブ支持部7bの貫通孔の上記仕切り部の下側の内周面と本体8aの外周面および先端面との間および、チューブ支持部7bの下端面とフランジ部8bの上端面との間に上記溝7dによる隙間によって、容器本体2内に連通するとともに仕切り部の下側でチューブ支持部7bの貫通孔内に開口する内容液流路7eが画成されている。
この実施例のスクイズフォーマー容器1によっても先の実施例と同様の作用効果を奏することができ、しかもこの実施例のスクイズフォーマー容器1によれば、混合部材7は、発泡部材5を収容する基部材として有する天面部7aおよびチューブ支持部7bのうちのチューブ支持部7bの貫通孔内に、チューブ4の基端部4bを支持して空気流路の基端部を形成するチューブ装着部材8が周方向に部分的に溝7dによる隙間を空けて嵌着されて形成され、その隙間で内容液Lの流路を画成するので、内容液流路を内溶液Lの発泡のための適切な形状に容易に形成することができる。
以上、図示例に基づき説明したが、本発明のスクイズフォーマー容器は上述した実施例の構成のものに限定されず、特許請求の範囲の記載範囲内で適宜変更することができ、例えば、キャップベース3aは、容器本体2の口頚部2aに螺合の代わりに嵌着されるものでもよい。また、スリット6dはI字形の代わりに、X字形、V字形あるいは波形等の形状で形成されていてもよく、その形状は限定されない。
かくして本発明のスクイズフォーマー容器によれば、容器本体の圧搾前に容器本体を傾けて吐出口を下向きにしてもスリットバルブがスリットを閉じているので、内容液が吐出口から垂れ落ちるのを防止することができる。また、容器本体の圧搾後に容器本体を圧搾状態から解放するとスリットバルブが一旦スリットを閉じるので、内容液の吐出終了時の液切れを良好にすることができる。
1 スクイズフォーマー容器
2 容器本体
2a 口頚部
2b 肩部
2c 胴部
2d 底部
2e おねじ部
3 キャップ部材
3a キャップベース
3b ヒンジ部
3c 蓋部
3d 吐出口
3e 天面部
3f 筒体
3g めねじ部
3h 環状壁
3i,3j 段部
3k 筒状部
3l 突部
4 チューブ
4a 先端部
4b 基端部
5 発泡部材
5a 支持部
5b 網部
6 スリットバルブ
6a 基部
6b 筒体
6c 殻部
6d スリット
7 混合部材
7a 天面部
7b チューブ支持部
7c,7e 内容液流路
7d 溝
8 チューブ装着部材
8a 本体
8b フランジ部
AR 空気
L 内容液
F 泡状の内容液

Claims (4)

  1. 内容液の収容に適した弾性変形可能な胴部を有する容器本体と、
    前記容器本体に形成された口頚部と、
    前記容器本体の前記口頚部に着脱可能に装着されたキャップ部材と、
    前記キャップ部材に形成された吐出口と、
    前記容器本体内に配置されるとともに先端部が前記容器本体の底部付近で開口している空気流路と、
    前記キャップ部材に配置されて前記吐出口と前記空気流路の基端部とを連通させる混合部材と、
    前記混合部材に配置されて前記吐出口と前記空気流路の前記基端部との間に位置する発泡部材と、
    前記混合部材の、前記発泡部材と前記空気流路の前記基端部との間の位置で開口する、前記容器本体内に連通する内容液流路と、
    を具えるスクイズフォーマー容器において、
    前記吐出口に、前記容器本体の圧搾による前記内容液の圧力と前記圧搾後の解放による前記容器本体内の負圧とのそれぞれにより弾性的に変形してスリットを開くスリットバルブを設け、
    前記スリットバルブは、円環状の筒体と、該円環状の筒体の上端に連結され、前記発泡部材側に膨らんだ逆ドーム状の殻部とを有し、
    前記スリットは、前記殻部に形成されており、
    前記円環状の筒体は、径方向内方に突出し、その上端が前記殻部に結合されて該殻部を補強する縦リブを有することを特徴とするスクイズフォーマー容器。
  2. 前記混合部材は、前記内容液流路を有するように1部材で形成されていることを特徴とする、請求項1記載のスクイズフォーマー容器。
  3. 前記混合部材は、前記発泡部材を収容する基部材に前記空気流路の基端部を形成する筒状部材が周方向に部分的に隙間を空けて嵌着されて形成され、前記隙間で前記内容液流路を画成するものであることを特徴とする、請求項1記載のスクイズフォーマー容器。
  4. 前記キャップ部材は、前記吐出口を開閉可能な蓋部を有し、
    前記蓋部は、前記吐出口を閉じた状態で前記逆ドーム状の殻部に沿う形状の内向きの突部が形成されていることを特徴とする、請求項1~3のいずれか1項記載のスクイズフォーマー容器。
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