JP7144848B2 - ゴルフクラブヘッド及びゴルフクラブヘッドの製造方法 - Google Patents
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Description
前記緩衝材の反発係数は、前記凹部の領域における前記フェース部の反発係数よりも小さくてもよい。
前記カバー部材に、2個以上の前記開口が形成されていてもよい。
前記カバー部材の中央位置に第1開口が形成されており、前記第1開口の両側に第2開口及び第3開口が形成されていてもよい。
図1は、ゴルフクラブヘッドSの概要を説明するための図である。ゴルフにおける打球の飛距離は、ゴルフボールの初速(ゴルフクラブヘッドのスピード)、ゴルフクラブの打ち出し角度及び打球のバックスピンの量(以下、スピン量という)の3つの要素と関係を有する。この3つの要素のうちの1つであるスピン量は、ゴルフクラブヘッドの反発性能と関係を有し、ゴルフクラブヘッドの反発性能が高くなるほど、打球のスピン量が多くなり得る。
図2は、ゴルフクラブヘッドSの構成を示す図である。図3は、図2で示すゴルフクラブヘッドSの断面図である。ゴルフクラブヘッドSは、ゴルフクラブの下端に設けられており、ゴルフクラブにおけるゴルフボールを当てる部分である。
ソール部11は、本体部1における底面を形成する。
続いて、裏面22の詳細について説明する。図4は、フェース部2の裏面図である。図4(a)に示すように、カバー部材4には、緩衝材3を視認可能な開口41が形成されている。開口41は、例えば円形状である。カバー部材4には、2個以上の開口41が形成されていてもよい。図4(a)に示す例において、カバー部材4には、2個以上の開口41として、カバー部材4の中央位置に第1開口41aが形成されており、第1開口41aの両側に第2開口41b及び第3開口41cが形成されている。
続いて、ゴルフクラブヘッドSの製造方法について説明する。まず、本体部1及びフェース部2を準備する。
上記において、緩衝材3を、カバー部材4とフェース部2との間に形成された空間の全体に充填する例を説明したが、これに限らない。図6は、緩衝材3の第1変形例を示す図である。図6(a)は、カバー部材4の側から第1変形例に係る緩衝材3を透視した状態を示す図である。図6(b)は、図6(a)に示すフェース部2のA-A断面図である。図6に示す例においては、カバー部材4とフェース部2との間に形成された空間の一部に複数の緩衝材3が設けられている。複数の緩衝材3のそれぞれは円柱形状である。図6(b)に示すように、緩衝材3a、3b、3cは、それぞれカバー部材4に形成された第1開口41a、第2開口41b、第3開口41cよりも大きい。このようにすることで、ゴルフクラブヘッドSは、緩衝材3を少なくしつつ、スイートスポットを含む一部の領域内における反発性能を低減させることができる。
(比較試験1)
本願の発明者は、CT値がそれぞれ同じである、従来のゴルフクラブヘッドと、本実施の形態に係るゴルフクラブヘッドSとを用いて、同じ条件下で打球の飛距離の測定テストを行った。従来のゴルフクラブヘッドは、緩衝材3及びカバー部材4が設けられていないゴルフクラブヘッドである。本実施の形態に係るゴルフクラブヘッドSは、従来のゴルフクラブヘッドのフェース部2の裏面22に凹部が形成され、当該凹部に接する緩衝材3と当該緩衝材3を覆うように裏面22に固定されたカバー部材4とを有するゴルフクラブヘッドSである。測定テストの結果、本実施の形態に係るゴルフクラブヘッドSの打球の飛距離が、従来のゴルフクラブヘッドの打球の飛距離よりも長くなることを確認できた。
本願の発明者は、緩衝材3及びカバー部材4が設けられていない従来のゴルフクラブヘッドと、本実施の形態に係るゴルフクラブヘッドSとを用いて、同じ条件下でそれぞれのゴルフクラブヘッドの耐久性テストを行った。耐久性テストに用いたゴルフクラブヘッドSは、従来のゴルフクラブヘッドのフェース部2の裏面22に凹部が形成され、当該凹部に接する緩衝材3と当該緩衝材3を覆うように裏面22に固定されたカバー部材4とを有するゴルフクラブヘッドSである。耐久性テストの条件は、打撃時のゴルフクラブヘッドSの速度が55m/秒、打撃時にフェース部2に加わる力が1.5kg/cm2であった。
以上説明したとおり、ゴルフクラブヘッドSは、緩衝材3が、裏面22における、スイートスポットを含む一部の領域に接しており、カバー部材4が、緩衝材3を覆うように、裏面22におけるフェース部2と本体部1との境界位置の内側の位置でフェース部2に固定されている。ゴルフクラブヘッドSは、このような構成を有することで、裏面22に接した緩衝材3が、ゴルフボールを打撃したときにフェース部2が受ける衝撃を緩和させ、フェース部2の反発性能を低減させることができる。これにより、ゴルフクラブヘッドSは、打球のスピン量が低減し、打球の吹け上がりを抑えることができる。その結果、ゴルフクラブヘッドSは、打球の飛距離を向上させることができる。また、ゴルフクラブヘッドSは、裏面22に接する緩衝材3を設けることにより、フェース部2の耐久性を向上させることができる。
11 ソール部
12 接続部
13 ネック部
14 クラウン部
2 フェース部
21 フェース面
22 裏面
3 緩衝材
4 カバー部材
41 開口
S ゴルフクラブヘッド
Claims (6)
- フェース部と本体部とを有する中空のゴルフクラブヘッドであって、
前記フェース部におけるボールを打撃するフェース面と反対側の裏面における、スイートスポットを含む一部の領域に接する緩衝材と、
前記緩衝材を覆うように、前記裏面における前記フェース部と前記本体部との境界位置の内側の位置で前記フェース部に固定されたカバー部材であって、前記緩衝材を視認可能な開口が形成されている前記カバー部材と、
を有するゴルフクラブヘッド。 - 前記フェース部の前記裏面に、前記緩衝材が設けられた凹部が形成されている、
請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。 - 前記緩衝材の反発係数は、前記凹部の領域における前記フェース部の反発係数よりも小さい、
請求項2に記載のゴルフクラブヘッド。 - 前記カバー部材に、2個以上の前記開口が形成されている、
請求項1から3のいずれか一項に記載のゴルフクラブヘッド。 - 前記カバー部材の中央位置に第1開口が形成されており、前記第1開口の両側に第2開口及び第3開口が形成されている、
請求項1から4のいずれか一項に記載のゴルフクラブヘッド。 - 本体部及びフェース部を準備する工程と、
第1開口及び第2開口が形成されたカバー部材を前記フェース部におけるボールを打撃するフェース面と反対側の裏面に固定する工程と、
前記カバー部材を前記フェース部に固定した後に、前記第2開口に緩衝材が到達するまで前記第1開口から前記緩衝材を注入する工程と、
前記緩衝材を注入する工程の後に、前記フェース部を前記本体部に固定する工程と、
を有するゴルフクラブヘッドの製造方法。
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- 2018-12-27 JP JP2018244641A patent/JP7144848B2/ja active Active
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