JP7144755B2 - 薬剤、使用および方法 - Google Patents
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Description
本出願は、米国特許法施行規則(37 C.F.R.)第1.821条に従う1つまたは複数の配列表(以下参照)を含み、これは、コンピュータ可読媒体(ファイル名:1074-WO-PCT_ST25.txt、2017年12月11日に作成され、43kBのサイズを有する)で開示され、このファイルは、全体が参照により本明細書に援用される。
定義
本明細書において使用される際、「α-シヌクレイン」という用語は、α-シヌクレインタンパク質と同義であり、α-シヌクレインタンパク質アイソフォーム(例えば、P37840、1-3としてUniProtにおいて同定される)のいずれかを指す。α-シヌクレインのアミノ酸の番号付けは、以下に示されるように配列番号1に対して示され、メチオニン(M)は、アミノ酸残基1である:
配列番号1:
配列番号3または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
配列番号4または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
配列番号5または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む軽鎖可変領域を含む、モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメントに関する。
配列番号6または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
配列番号7または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
配列番号8または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む重鎖可変領域を含み得る。
配列番号9または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
配列番号4または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
配列番号5または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む軽鎖可変領域を含む、モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメントに関する。
配列番号12または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
配列番号7または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
配列番号8または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む重鎖可変領域を含み得る。
配列番号10または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
配列番号4または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
配列番号5または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む軽鎖可変領域を含む、モノクローナル抗体または抗原結合フラグメントに関する。
配列番号6または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
配列番号7または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
配列番号18または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む重鎖可変領域を含み得る。
配列番号3または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
配列番号4または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
配列番号11または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む軽鎖可変領域を含む、モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメントに関する。
配列番号6または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
配列番号7または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
配列番号8または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む重鎖可変領域を含み得る。
配列番号3または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
配列番号4または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
配列番号5または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む軽鎖可変領域を含む、モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメントに関する。
配列番号6または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
配列番号13または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
配列番号16または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む重鎖可変領域を含み得る。
配列番号3または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
配列番号4または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
配列番号5または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む軽鎖可変領域を含む、モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメントに関する。
配列番号6または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
配列番号14または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
配列番号8または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む重鎖可変領域を含み得る。
配列番号3または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
配列番号4または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
配列番号5または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む軽鎖可変領域を含む、モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメントに関する。
配列番号6または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
配列番号15または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
配列番号8または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む重鎖可変領域を含み得る。
配列番号3または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
配列番号4または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
配列番号5または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む軽鎖可変領域を含む、モノクローナル抗体または抗原結合フラグメントに関する。
配列番号6または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
配列番号7または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
配列番号17または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む重鎖可変領域を含み得る。
(i)本明細書に記載される本発明の抗体の可変領域または前記領域の抗原結合部分、および
(ii)免疫グロブリンのCH領域またはCH2およびCH3領域を含むその抗原結合フラグメント
を含む一価抗体であり、ここで、CH領域またはその抗原結合フラグメントは、ヒンジ領域に対応する領域および、免疫グロブリンがIgG4サブタイプでない場合、CH3領域などのCH領域の他の領域が、ポリクローナルヒトIgGの存在下で、同一のCH領域とともにジスルフィド結合を形成するか、または同一のCH領域とともに他の共有結合または安定した非共有重鎖間結合を形成することが可能なアミノ酸残基を含まないように修飾されている。
-本明細書に定義される抗α-シヌクレイン抗体、および
-薬学的に許容できる担体
を含む医薬組成物に関する。
本文および実施例から明らかであろうように、本発明はさらに、以下の実施形態に関する。
1.α-シヌクレインにおけるアミノ酸126~140(配列番号2)内のエピトープに特異的に結合することが可能なモノクローナル抗体、またはその抗原結合フラグメント。
・0.5~10nM、例えば1~5nMまたは1~2nMの、α-シヌクレインに対する結合親和性(KD);
・神経細胞内のα-シヌクレイン原線維の蓄積を阻害する能力;
・細胞から細胞へのα-シヌクレイン原線維の移動を阻害する能力;
・α-シヌクレインの細胞内シーディングを阻害する能力;
・F28-sncaトランスジェニックマウスにおける基底シナプス伝達の障害を改善する能力;
・インビボ微小透析によって測定した際のマウス海馬におけるα-シヌクレインのレベルを減少させる能力;
・慢性的に投与されるときの、パーキンソン病のラットモデルにおける、視床下核(STN)内の病理学的な不規則なおよびバーストの発火パターンを正常化する能力;および/または
・慢性的に投与されるときの、トランスジェニックα-シヌクレインマウスの海馬中のPPFの障害の改善能力。
・配列番号3または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
・配列番号4または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
・配列番号5または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む軽鎖可変領域を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
・配列番号6または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
・配列番号7または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
・配列番号8または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む重鎖可変領域を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
・配列番号9または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
・配列番号4または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
・配列番号5または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む軽鎖可変領域を含む、実施形態1~7のいずれか1つに記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
・配列番号12または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
・配列番号7または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
・配列番号8または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む重鎖可変領域を含む、実施形態30および31のいずれか1つに記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
・配列番号10または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
・配列番号4または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
・配列番号5または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む軽鎖可変領域を含む、実施形態1~7のいずれか1つに記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
・配列番号6または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
・配列番号7または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
・配列番号18または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む重鎖可変領域を含む、先行する実施形態37または38に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
・配列番号3または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
・配列番号4または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
・配列番号11または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む軽鎖可変領域を含む、実施形態1~7のいずれか1つに記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
・配列番号6または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
・配列番号7または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
・配列番号8または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む重鎖可変領域を含む、先行する実施形態47または49に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
・配列番号3または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
・配列番号4または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
・配列番号5または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む軽鎖可変領域を含む、実施形態1~7のいずれか1つに記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
・配列番号6または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
・配列番号13または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
・配列番号16または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む重鎖可変領域を含む、先行する実施形態54または55に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
・配列番号3または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
・配列番号4または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
・配列番号5または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む軽鎖可変領域を含む、実施形態1~7のいずれか1つに記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
・配列番号6または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
・配列番号14または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
・配列番号8または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む重鎖可変領域を含む、先行する実施形態61または62に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
・配列番号3または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
・配列番号4または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
・配列番号5または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む軽鎖可変領域を含む、実施形態1~7のいずれか1つに記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
・配列番号6または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
・配列番号15または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
・配列番号8または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む重鎖可変領域を含む、先行する実施形態68または69に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
・配列番号3または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
・配列番号4または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
・配列番号5または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む軽鎖可変領域を含む、実施形態1~7のいずれか1つに記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
・配列番号6または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
・配列番号7または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
・配列番号17または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む重鎖可変領域を含む、先行する実施形態75または76に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
A.免疫化/ハイブリドーマスクリーニング
α-シヌクレインに対するモノクローナル抗体を、例えば反応性アルデヒドで架橋された様々なシヌクレイン凝集体でマウスを免疫することによって生成した。第1の抗原を、Rpeptide(4241 Mars Hill Road,Bogart,GA 30622,USA)製の組み換え凍結乾燥α-シヌクレインで作製した。タンパク質をPBSに溶解させて、70uMのα-シヌクレインの溶液(1mg/ml)を得ることによって、それを作製した。溶液を、37℃で18時間インキュベートし、100ulのアリコート中で凍結させた。70マイクロMの組み換えα-シヌクレインを、20mMのトリス(pH=7.4)、0.15MのNaClに溶解させることによって、組み換えα-シヌクレイン(Rpeptide)から、第2の抗原を、同様に作製した。反応性アルデヒドONE(4-オキソ-2-ノネナール、Cayman Chemicals(Ann Arbor,MI)製のCat # 10185)を、20:1のモル比で加えて、α-シヌクレインのオリゴマーを共有結合的に架橋した。溶液を、(振とうなしで)37℃で18時間インキュベートした。未反応のONEを、Vivaspin500スピンカラム(10kDaのMWCO)によって除去し、試料を、20mMのトリス、pH7.4、0.15MのNaClに対して透析し、アリコート中で凍結させた。第3の抗原は、凍結乾燥粉末(Rpeptide製の原材料)として送られた組み換えα-シヌクレインフラグメントアミノ酸1~60(Rpeptide)であった。簡潔に述べると、3匹の雌マウス(4~7週齢)を免疫し、最大で3回追加免疫した。尾採血を行い、抗原に対する酵素結合免疫吸着法(ELISA)によって抗シヌクレイン抗体についてスクリーニングした。力価が、ELISAにおいてベースラインの3倍のOD読み取りを達成することが血清希釈によって定義される。対照に対して1:50,000より高い力価を示すマウスを、融合のために選択した。採取された脾細胞を、SP2/0マウス骨髄腫細胞に融合し、希釈し、単細胞融合から平板培養した。上清を、融合の14日後に採取し、抗体産生についてスクリーニングした。シヌクレインELISAを用いて、50の陽性クローンを、約1000ウェルから回収した。Clonotyping System/APキットを、免疫グロブリンアイソタイピング(Southern Biotechnology,Birmingham,AL)に使用した。50の抗α-シヌクレイン上清を、実施例6(図7C)に記載されるように、SKMEL5細胞アッセイにおいてatto標識α-シヌクレイン凝集体の蓄積の減少についてスクリーニングした。市販の抗体LB509が、陽性対照として含まれていた。50の抗血清のうち、4つのみの抗血清が、α-シヌクレインの細胞内蓄積を減少させたことが分かり、これらの抗体を、クローニングのために取った。次に、これらの4つの抗体を、アッセイにおいて用量反応で試験した。最も高い効果を有する抗体、2E6を、PD関連モデルにおいてさらなる特性評価のために選択した。
抗原特異的ELISAアッセイを用いて、抗体陽性融合を結合について分析した。Corning 96ウェル高結合プレートを、100ngの凝集シヌクレインで被覆した。ウェルを、室温(RT)で1時間(hr)にわたってPBS中5%のミルクを用いてブロックした。プレートを、PBS+1%のTween 20を用いて3回洗浄した。100マイクロリットルのハイブリドーマ上清を各ウェルに加え、プレートを室温でインキュベートした。その後、HRP結合ヤギ抗マウスIgG(重鎖および軽鎖特異的またはγ鎖特異的)二次を各ウェルに加えて、結合された抗シヌクレイン抗体の存在を検出した。定量基質のために、1つの成分TMBを加え、プレートをOD620で測定した。
4つの抗αシヌクレイン陽性ハイブリドーマを選択し、mRNAを細胞ペレットから抽出した。各mRNA prepからのcDNAを、オリゴ(dT)プライマーを用いて、逆転写酵素によって生成した。その後、可変領域プライマーを用いて、PCR反応を行って、HCおよびLC遺伝子のVHおよびVL領域の両方を増幅した。増幅されたDNAを、アガロースゲル上に分離させ、VHおよびVL産物の両方を単離し、ゲルから精製し、pCR2.1(Invitrogen)へとクローン化し、TOP10細胞に形質転換した。最小で6つの陽性コロニーを選択し、DNAシーケンシングによって分析して、VHおよびVL領域の配列を決定した。
モノクローナル抗体の発現
ハイブリドーマクローンの培養物を増殖させ、タンパク質Gクロマトグラフィーを用いて、マウスモノクローナル抗体を、培養された上清から精製した。HEK293細胞への重鎖および軽鎖遺伝子の一過性共トランスフェクション、培養物の増殖、上清の採取およびタンパク質クロマトグラフィーによる精製を用いて、組み換えマウス、ヒトおよびキメラ抗体を産生した。グラム量の抗体が繰り返し必要性とされる場合、安定した細胞株をCHO細胞中で生成した。これらの安定した細胞株を、必要に応じて増殖させることができ、抗体精製を前述のとおりに行った。
組み換えモノクローナル抗体を、重鎖および軽鎖遺伝子(Geneart A/G)の遺伝子合成によって生成した。その後、合成された遺伝子を、哺乳動物細胞培養物中での発現のために標準的な発現ベクター(例えばpcDNA3.1)へとクローン化した。
m2E6のヒト化を、構造ベースのCDRグラフトによって行った。2E6 VLおよびVHドメインのアミノ酸配列を、PDBおよびIMGTデータベース中で見られる全てのヒト抗体VLおよびVHフレームワークアミノ酸配列に対する相同性についてスクリーニングした。構造モデリングを、PDBデータベースからの20SL抗体を用いて、m2E6 Fv領域について行った。20SLアミノ酸配列は、2E6 VHおよびVLドメインのそれぞれに対して82.7%および83.2%相同である。重要なことには、20SLの構造を、2.1Åの解像度で決定した。20SLを用いた2E6ヒト化フレームワークの構造アラインメントは、立体障害または立体構造力(steric force)によって折り畳みまたは局所構造に潜在的に影響を与え得る、フレームワーク領域中の重要な残基の決定を可能にした。ヒト化抗体の理論的な抗体構造モデリングを用いて、結合特異性および親和性を維持するために、元のマウスアミノ酸として特異的な残基を2E6のヒト化形態に維持することの潜在的な重要性について示唆した。この構造モデリングを用いて、ヒト化2E6の活性を最適化した。
1.L3-11軽鎖+9C12重鎖
2.L3-11軽鎖+8D9重鎖
3.7A10軽鎖+9C12重鎖
4.L3-11軽鎖+A
5.7A10軽鎖+A
9.B+9C12重鎖
10.C+9C12重鎖
11.D+9C12重鎖
12.B+8D9重鎖
13.C+8D9重鎖
14.D+8D9重鎖
15.B+重鎖
16.C+重鎖
17.D+重鎖
抗体を、培養された上清から精製し、その後、CM5チップ上に固定された抗ヒトIgG Abを用いて捕捉されたIgGを用いて、SPR(Biacore 3000)によって、シヌクレインへの結合について分析した(表7)。
α-シヌクレインに対する抗体のエピトープマッピングを、Pepscan(Pepscan Zuidersluisweg 2 8243 RC Lelystad,the Netherlands)において一連の重複直鎖ペプチドを用いて行った。合成された20量体ペプチドのそれぞれに対する抗体の結合を、Pepscanに基づくELISAにおいて試験した。α-シヌクレインの全コード配列をカバーする直鎖ペプチドアレイ、ならびに酸化メチオニンまたはニトロシル化チロシンを含む全てのペプチドを、(4℃で一晩)一次抗体溶液とともにインキュベートした。洗浄後、ペプチドアレイを、25℃で1時間にわたって1/1000希釈率の抗体ペルオキシダーゼコンジュゲート(SBA,cat.nr.2010-05)とともにインキュベートした。洗浄後、ペルオキシダーゼ基質2,2’-アジノ-ジ-3-エチルベンゾチアゾリンスルホネート(ABTS)および2μl/mlの3パーセントのH2O2を加えた。1時間後、発色を測定した。発色を、電荷結合素子(CCD)-カメラおよび画像処理システムを用いて定量化した。データ処理のために、標準的な96ウェルプレートELISAリーダーと同様に、0~3000mAUのCCDカメラ範囲からの値を得た。結果を定量化し、Peplabデータベースに保存した。時々、ウェルは、偽陽性値をもたらす気泡を含み、カードを手動で調べて、気泡によって生じる値を0として採点する。
レビー小体認知症患者(DLB)および月齢をマッチさせた健常対照(CTR)に由来する脳ホモジネート中のα-シヌクレインおよびリン酸化(Ser129)α-シヌクレインレベル。
α-シヌクレインに結合し、5つ全てのDLB患者からのヒト脳帯状皮質の合わせた画分からの画分S1、P1およびP2からα-シヌクレインをプルダウンする抗体の能力を、免疫沈降によって分析した。免疫沈降のために、2μgの抗体を、磁気Dynabeadsタンパク質G上に固定した後、室温で90分間免疫沈降させた。免疫沈降の収量を、検出抗体、マウスモノクローナル抗ヒトα-シヌクレイン(4B12、Thermo Scientific)を用いて、ウエスタンブロット法によって視覚化した。プルダウンされるα-シヌクレインの量は、マウスm2E6、ヒト化2E6-HLD-1および9E4抗体(配列番号47および48)の間で異なる。また、異なる分子量形態のα-シヌクレインがプルダウンされたことを示すバンドのパターンが、2E6抗体および比較例の抗体9E4の間で異なる(図4)。
インビトロでのα-シヌクレイン凝集の阻害
α-シヌクレインの、線維集合体、レビー小体およびレビー神経突起(LN)への凝集は、パーキンソン病の主な特徴である。原線維形成は、単峰性の成長プロファイルによって特徴付けられる、複雑な重合プロセスである。チオフラビンT(ThT)方法を用いて、インビトロでのα-シヌクレインの凝集を検出した(Giehm & Otzen,2010,Anal Biochem.15;400(2):270-81.;Giehm et al.2011,Methods;53(3):295-305)。このアッセイにおいて、本発明者らは、様々な比率でα-シヌクレインモノマーとともに共インキュベートしたときの、α-シヌクレイン凝集の減少に対するm2E6の効果を試験した。簡潔に述べると、96ウェルプレートに、α-シヌクレインと、ThTと、抗体との混合物を充填し、Crystal Clearシールテープ(Hampton Research,Aliso Viejo,CA,USA)で密封して、蒸発を回避した。プレートを、Infinite 200蛍光プレートリーダー(Tecan,Mannedorf,Switzerland)またはGenios Pro(Tecan)に入れ、37℃でインキュベートした。撹拌試料を、約50分/時の期間にわたってオービタルまたは線形撹拌(300rpm)しながら振とうした。ThT蛍光を、450nmにおける励起光および485nmにおける発光により測定した。撹拌試料について、ThT発光を、96ウェルプレートにおいて10分間隔で測定した。緩衝液シグナルを、全てのデータから差し引いた。結果は、m2E6が、より高いモル比(抗体:α-シヌクレイン)でほぼ完全にα-シヌクレインの原線維化を阻害したことを示した(図5)。
マウス-α-シヌクレインの予め形成された原線維(Mo-PFF)を、Virginia Lee/Kelvin Luk プロトコルを用いて、モノマーマウスα-シヌクレインから生成した(Luk et al,Science,2012,16;338(6109):949-53)。これらのMo-PFFは、それらの理化学的特性(ウエスタンブロットおよび電子顕微鏡法によって)および生物学的特性(細胞中の取り込みおよび毒性によって)について特徴付けられている。予め形成された原線維(PFF)の調製の重要な工程は、細胞によって取り込むことのできないPFFのより大きい凝集体を解離させるための、例えば細胞中での、注入または使用の直前の超音波処理である。最適な超音波処理プロトコル(強度(intensity/strength)および時間)を決定するために、様々な超音波処理パラダイムを試験した。超音波処理された予め形成された原線維を、24時間にわたって室温で、様々なモル比で、抗体(ab)とともにインキュベートした。全ての試料は、逆染色法および透過電子顕微鏡法による分析の前に、ドライアイス上で後に貯蔵した。1:100、1:20および1:10のab:シヌクレインのモル比で、増加する濃度のm2E6とα-シヌクレインPFFとのインキュベーションによって、残りの微小原線維は、小さく、線形で、単一であった。試験される全ての濃度のabは、微小原線維が、原線維のより大きいネットワークへと再結合しないようにすることができ、おそらく、さらにはそれらをさらに解離させることができた。結果は、増加する濃度のm2E6が、原線維を微小原線維として保つのに増加した効果を示すことを示した(図6)。
2E6は、培地においてα-シヌクレイン原線維に結合し、ヒト、神経芽細胞腫および黒色腫、細胞株においてそれらの蓄積を阻害する。
原線維調製の説明
組み換えα-シヌクレインを、rPeptide(カタログ番号S-1001-2)から注文し、製造業者の勧告にしたがって、ダブル蒸留水に溶解させて、20mMのトリス-HCL/100mMのNaCl、pH=7.4中の1mg/mlの溶液を得た。Sigma(#38371)製のAtto488 Protein Labeling Kitを用いることによって、α-シヌクレインをAtto488で蛍光標識した。30%のAtto488で標識されたα-シヌクレインと70%の非標識α-シヌクレインとの混合物を作製し、次に、この混合物を、2日間にわたって撹拌しながら(300rpm)37℃でインキュベートし、次に、3日間停止し、次に、1日撹拌し、次に、1日停止し、次に、4日間撹拌した。その後、原線維を採取し、使用するまで-20℃に保持した。原線維を細胞アッセイに使用する場合、それらを、添加の直前に、ホーンプローブ超音波装置(horn probe sonicator)を用いて、5.50%のサイクルを設定して、5分間で常に超音波処理した。
DMEM培地(細胞アッセイにおいて使用される際)に溶解されたα-シヌクレイン原線維に結合し、それをプルダウンする抗体の能力を、免疫沈降によって分析した。2μgの抗体を、磁気Dynabeadsタンパク質G上に固定した後、室温で、90分間で免疫沈降させた。免疫沈降の収量を、検出ab抗ヒトα-シヌクレイン、Ab1904を用いたウエスタンブロット法によって視覚化した。これは、m2E6が、培地からα-シヌクレイン原線維をプルダウンすることができた一方、B12(非反応性ヒトIgG)および5G4(Roboscreen製の抗α-シヌクレイン)はできなかったことを示した(図7A)。
SH-SY5Y(ATCC(登録商標)CRL-2266(商標))を、ATCCから注文し、ATCCガイドラインにしたがって培養した。細胞を、40,000個の細胞/ウェルの密度で、コラーゲン被覆プレート上で平板培養した。1日の結合の後、細胞を、培地に直接加えられたα-シヌクレイン原線維および抗体(両方とも10μg/ml)で処理した。次に、細胞を、24時間にわたってインキュベートさせ、その後、それらを洗浄し、溶解させた。Abcam製の抗体1904を用いて、細胞質画分にウエスタンブロットを行った。これは、2E6-HLD1が、細胞内に蓄積された原線維の量を減少させた一方、α-シヌクレインB12に対する親和性を有さない抗体は、減少させなかったことを示した(図7B)。
ヒト黒色腫細胞株SK-mel5(ATCC、HTB-70)を、ATCCガイドラインにしたがって増殖させた。細胞を、Falcon BD 96ウェルプレート中で、ウェル当たり3000個の細胞の密度で平板培養し、一晩、付着させた。Atto488で標識されたα-シヌクレイン原線維を、m2E6抗体(0.01mg/ml)およびα-シヌクレインペプチド113~125または126~140(0.01mg/ml)と一緒に、細胞(0.01mg/ml)に加えた。24時間のインキュベーションの後、細胞を、PBS中で2回洗浄し、4%のパラホルムアルデヒドによって固定した。次に、細胞を、Hoechstで染色し、Cellomics ArrayScanにおいて読み取った。核を、1つのチャネル中で検出し、有効なオブジェクトの数を定義した。Atto488で標識された原線維を、核を取り囲む、したがって細胞の細胞質を表す、予め定義された環で形成された領域において別のチャネル中で検出した。α-シヌクレインスポットを含む細胞のパーセントを定量した。結果は、原線維を与えられない細胞において、スポット含有細胞のごく少ないバックグラウンドがあったに過ぎないことを示す(バックグラウンドは、おそらく自己蛍光によるものであった)(図7C)。原線維が与えられた細胞のみにおいて、細胞の75%が、蓄積された細胞内スポットを有していた。原線維およびm2E6抗体とともに共インキュベートされた細胞において、約30%のみのスポット陽性細胞があった。細胞を、原線維、m2E6および126~140ペプチドとともに共インキュベートしたとき、約60%の陽性細胞があり、したがって、このペプチドは、m2E6の効果を有意に阻害した。113~120ペプチドと、原線維および2E6との共インキュベーションは、m2E6の効果を変化させなかった。ペプチド113~120または126~140のいずれかと一緒の原線維のインキュベーションは、細胞内の原線維の蓄積に影響を与えなかった。したがって、m2E6は、溶液中でα-シヌクレイン原線維に結合し、細胞内のそれらの蓄積を阻害する。この効果は、それがペプチド126~140によって阻害され得るが、113~120によって阻害され得なかったため、特異的である(図7C)。増加する用量の2E6-HLD1-7A10による処理は、スポットを有する細胞のパーセンテージの用量依存的な減少を示した。無関係の対照抗体(B12)で処理された細胞は、効果を示さなかった(図7D)。
DMEM培地に溶解されたα-シヌクレインオリゴマーに結合し、それをプルダウンする抗体の能力を、免疫沈降によって分析した。2μgの抗体を、磁気Dynabeadsタンパク質G上に固定した後、室温で90分間免疫沈降させた。免疫沈降の収量を、検出抗体、抗ヒトαシヌクレインモノクローナル抗体(4B12)(MA1-90346、Pierce)を用いて、ウエスタンブロット法によって視覚化した。これは、2E6変異体の全てが、培地からシヌクレインオリゴマーをプルダウンしたことを示した(図8A)。比較例のm9E4およびh9E4も、オリゴマーをプルダウンしたが、h9E4は、効率がより低いようである(14kDaにおけるはるかに弱いバンド)。別の比較例のα-シヌクレイン抗体(Biogen製の12F4)は、対照抗体B12と大きく異ならない弱いバンドを示したに過ぎなかった(図8A)。
本発明者らの抗体が、細胞から細胞へのα-シヌクレイン原線維の移動にも影響を与えるかどうかを調べるために、本発明者らは、以下のようなアッセイを開発した:ヒト黒色腫細胞株SK-mel5(ATCC、HTB-70)を、ATCCガイドラインにしたがって増殖させた。細胞を、Falcon BD 96ウェルプレート中で、ウェル当たり3000個の細胞の密度で平板培養し、一晩、付着させた。1つのプレート(「フィーダープレート」と命名された)上で、細胞に、24時間にわたって0.01mg/mlの最終濃度で、超音波処理されたAtto488で標識されたα-シヌクレイン原線維を与えた。次に、細胞を、新鮮な培地で2回洗浄し、次に、抗体を、培地中で細胞に加えた。24時間のインキュベーションの後、次に、個々のウェルからの培地を、SK-mel5細胞の新たなプレート(「レシピエントプレート」)に直接移した。次に、「フィーダープレート」を、4%のパラホルムアルデヒドを加えることによって直ぐに固定した一方、「レシピエントプレート」は、さらに24時間放置してから、固定した(培地への直接の8%のパラホルムアルデヒドの添加によって)。両方のプレートを暗所に保持し、Hoechstで染色し、次に、Cellomics ArrayScanで読み取った。核を、1つのチャネル中で検出し、有効なオブジェクトの数を定義した。Atto488で標識された原線維を、核を取り囲む、したがって細胞の細胞質を表す、予め定義された環で形成された領域において別のチャネル中で検出した。細胞を画定する環領域におけるα-シヌクレイン凝集体(スポット)を含有する細胞のパーセントを定量した。
細胞内αシヌクレインのシーディングの抗体に仲介される阻害の効果を示すために、HEK293細胞ベースのシーディングアッセイを設定した。このアッセイにおいて、1日目に、HEK293細胞を、対照(pcDNA)またはα-シヌクレイン(WT、HAタグを有する)cDNA発現プラスミドでトランスフェクトし、6つのウェルプレート中に平板培養する。2日目に、α-シヌクレイン原線維(シード)を、様々な濃度の抗体と混合し、lipofectamineを用いて細胞中にトランスフェクトする。3日目に、細胞をトリプシン処理し、分割し、6つのウェル中で再度平板培養する。4日目に、細胞を採取し、triton緩衝液中で溶解させる。細胞溶解物を超遠心機にかけ、上清を、Tritonまたは可溶性画分として保存する。ペレットを、SDS緩衝液中で再懸濁させ、超遠心機にかけ、上清を、SDS可溶性または不溶性画分として分類する。両方の画分、可溶性および不溶性画分を、SDSゲルにおいて電気泳動させ、全α-シヌクレインおよびリン酸化αシヌクレイン(S129P)を、それぞれ4B12/1904抗体(全ヒトシヌクレイン)およびS129P-asyn抗体(abcam 51253)によって検出する。SDS可溶性画分中のリン酸化αシヌクレイン/βアクチンの比率を用いて、2E6-HLD1ありと2E6-HLD1なしでの、シードの添加に反応して形成される不溶性凝集α-シヌクレインのレベルを計算する。
インビボでのα-シヌクレイン抗体の急性の電気生理学的効果
高い発現レベルのヒトα-シヌクレインが、F28-sncaトランスジェニックマウスの海馬中に存在する。4~6月齢の雄F28sncaトランスジェニックマウスおよび月齢をマッチさせた対照マウスにおける海馬のCA1領域におけるシナプス伝達および可塑性のインビボでの電気生理学的評価は、i)基底シナプス伝達が、月齢をマッチさせた対照マウスと比較してF28 sncaトランスジェニックマウスにおいて著しく低下し、ii)二発刺激促通が、月齢をマッチさせた対照マウスと比較して、F28 sncaトランスジェニックにおいて著しく高められることを示した(図11)。
プッシュプル微小透析を用いて、覚醒自由運動F28sncaトランスジェニックマウスからの脳間質液(ISF)ヒトα-シヌクレインを評価した。マウスを、制御された温度(22±1.5℃)および湿度条件(55~65%)において単一の小屋に収容し、12:12時間の明/暗サイクル(06:00hで照明をオンにする)で飼育した。食物および水は自由に摂取可能であった。海馬における微小透析を可能にするために、マウスにイソフルランで麻酔をかけ、大脳内ガイドカニューレを、脳内に定位に埋め込み、PaxinosおよびFranklin 2001の図解にしたがって、微小透析プローブを海馬内で位置決めした(プローブ先端の配置:ブレグマの3.1mm後方および2.8mm側方、および硬膜に対して1.3mm)。固定ねじおよびアクリルセメントをガイドカニューレの固定に使用した。カニューレの埋め込みの後、マウスを、透析前の2~3日間にわたって外科手術から回復させた。プローブを、2つの流路を有する微小透析蠕動ポンプ(MAB20;Microbiotech)に連結し、プッシュプルモードで操作した。微小透析プローブの入口管を、プローブに人工CSFをかん流させる蠕動ポンプに連結した。かん流液を管から引き出すことによる、プローブからのかん流液損失を防ぐために、蠕動ポンプをさらに出口管に連結した。ポンプの実際の流量を、プローブを連結させずに測定した。試料管を、所与の期間にわたってサンプリングする前および後に秤量し、流量を計算した。わずかに異なる方法を用いて、細胞外のヒトα-シヌクレインレベルに対するマウス2E6およびヒト9E4の効果を調べた。
インビボでのα-シヌクレイン抗体の慢性効果
ドーパミン作動性ニューロンを標的にしたヒトα-シヌクレイン過剰発現のラットモデルおよびヒトα-シヌクレイン過剰発現のトランスジェニックマウスモデルにおけるm2E6の効果
F28 sncaトランスジェニックマウスにおける二発刺激促通の同定された障害を、長期治療後の抗体の有効性を試験するための読み取りとしてさらに使用した。
本発明は以下の態様を含み得る。
[1]
α-シヌクレインにおけるアミノ酸126~140(配列番号2)内のエピトープに特異的に結合することが可能なモノクローナル抗体、またはその抗原結合フラグメント。
[2]
前記エピトープへの結合について、抗体m2E6、ch2E6、2E6-HLD1、2E6-HLD2または2E6-HLD3、7A10、5A1、9D7、9G11、7C4、L3、8D9、9C12または6B6のいずれかと競合する、請求項1に記載のモノクローナル抗体、またはその抗原結合フラグメント。
[3]
前記抗体が、無傷の抗体を含むかまたはそれからなる、請求項1または2に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[4]
Fvフラグメント(例えば一本鎖Fvおよびジスルフィド結合Fv)、Fab様フラグメント(例えばFabフラグメント、Fab’フラグメントおよびF(ab) 2 フラグメント)およびドメイン抗体(例えば単一のV H 可変領域またはV L 可変領域)からなる群から選択される抗原結合フラグメントを含むかまたはそれからなる、請求項1または2に記載のモノクローナル抗体、またはその抗原結合フラグメント。
[5]
前記モノクローナル抗体が、サブタイプIgG1、IgG2、IgG3およびIgG4の抗体からなる群から選択される、先行請求項のいずれか一項に記載のモノクローナル抗体、またはその抗原結合フラグメント。
[6]
前記抗体または抗原結合フラグメントが、以下の特性:
・0.5~10nM、例えば1~5nMまたは1~2nMの、α-シヌクレインに対する結合親和性(KD);
・神経細胞内のα-シヌクレイン原線維の蓄積を阻害する能力;
・細胞から細胞へのα-シヌクレイン原線維の移動を阻害する能力;
・α-シヌクレインの細胞内シーディングを阻害する能力;
・F28-sncaトランスジェニックマウスにおける基底シナプス伝達の障害を改善する能力;
・インビボ微小透析によって測定した際のマウス海馬におけるα-シヌクレインのレベルを減少させる能力;
・慢性的に投与されるときの、パーキンソン病のラットモデルにおける、視床下核(STN)内の病理学的な不規則なおよびバーストの発火パターンを正常化する能力;および/または
・慢性的に投与されるときの、トランスジェニックα-シヌクレインマウスの海馬中のPPFの障害を改善する能力
の1つ以上を示す、先行請求項のいずれか一項に記載のモノクローナル抗体、またはその抗原結合フラグメント。
[7]
ヒトまたはヒト化モノクローナル抗体、またはその抗原結合フラグメントである、先行請求項のいずれか一項に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[8]
以下のCDR:
・配列番号3または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
・配列番号4または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
・配列番号5または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む軽鎖可変領域を含む、先行請求項のいずれか一項に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[9]
配列番号3、4および5のCDRを含む軽鎖可変領域を含む、請求項8に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[10]
以下のCDR:
・配列番号6または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
・配列番号7または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
・配列番号8または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む重鎖可変領域を含む、請求項1~9のいずれか一項に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[11]
配列番号6、7および8のCDRを含む重鎖可変領域を含む、請求項10に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[12]
配列番号19のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域を含む、請求項8または9に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[13]
配列番号20のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域を含む、請求項10または11に記載の抗体またはその抗原結合フラグメント。
[14]
配列番号19のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域および配列番号20のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域を含む、請求項12および13のいずれか一項に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[15]
配列番号21のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域を含む、請求項8または9に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[16]
配列番号22のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域を含む、請求項10または11に記載の抗体またはその抗原結合フラグメント。
[17]
配列番号21のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域および配列番号22のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域を含む、請求項15および16のいずれか一項に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[18]
配列番号23のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域を含む、請求項8または9に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[19]
配列番号24のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域を含む、請求項10または11に記載の抗体またはその抗原結合フラグメント。
[20]
配列番号23のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域および配列番号24のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域を含む、請求項18および19のいずれか一項に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[21]
配列番号25のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域を含む、請求項8または9に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[22]
配列番号26のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域を含む、請求項10または11に記載の抗体またはその抗原結合フラグメント。
[23]
配列番号25のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域および配列番号26のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域を含む、請求項21および22のいずれか一項に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[24]
配列番号27のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域を含む、請求項8または9に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[25]
配列番号28のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域を含む、請求項10または11に記載の抗体またはその抗原結合フラグメント。
[26]
配列番号27のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域および配列番号28のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域を含む、請求項24および25のいずれか一項に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[27]
配列番号45のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域を含む、請求項8または9に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[28]
配列番号46のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域を含む、請求項10または11に記載の抗体またはその抗原結合フラグメント。
[29]
配列番号45のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域および配列番号46のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域を含む、請求項27および28のいずれか一項に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[30]
以下のCDR:
・配列番号9または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
・配列番号4または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
・配列番号5または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む軽鎖可変領域を含む、請求項1~7のいずれか一項に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[31]
配列番号9、4および5のCDRを含む軽鎖可変領域を含む、請求項30に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[32]
以下のCDR:
・配列番号12または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
・配列番号7または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
・配列番号8または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む重鎖可変領域を含む、請求項30および31のいずれか一項に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[33]
配列番号12、7および8のCDRを含む重鎖可変領域を含む、請求項32に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[34]
配列番号35のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域を含む、請求項30または31に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[35]
配列番号36のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域を含む、請求項32または33に記載の抗体またはその抗原結合フラグメント。
[36]
配列番号35のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域および配列番号36のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域を含む、請求項34および35のいずれか一項に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[37]
以下のCDR:
・配列番号10または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
・配列番号4または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
・配列番号5または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む軽鎖可変領域を含む、請求項1~7のいずれか一項に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[38]
配列番号10、4および5のCDRを含む軽鎖可変領域を含む、請求項37に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[39]
以下のCDR:
・配列番号6または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
・配列番号7または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
・配列番号18または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む重鎖可変領域を含む、請求項37または38に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[40]
配列番号6、7および18のCDRを含む重鎖可変領域を含む、請求項39に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[41]
配列番号39のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域を含む、請求項37または38に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[42]
配列番号40のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域を含む、請求項39または40に記載の抗体またはその抗原結合フラグメント。
[43]
配列番号39のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域および配列番号40のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域を含む、請求項41および42のいずれか一項に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[44]
配列番号41のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域を含む、請求項37または38に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[45]
配列番号42のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域を含む、請求項39および40のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合フラグメント。
[46]
配列番号41のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域および配列番号42のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域を含む、請求項44および45のいずれか一項に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[47]
以下のCDR:
・配列番号3または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
・配列番号4または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
・配列番号11または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む軽鎖可変領域を含む、請求項1~7のいずれか一項に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[48]
配列番号3、4および11のCDRを含む軽鎖可変領域を含む、請求項47に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[49]
以下のCDR:
・配列番号6または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
・配列番号7または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
・配列番号8または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む重鎖可変領域を含む、請求項47または48に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[50]
配列番号6、7および8のCDRを含む重鎖可変領域を含む、請求項49に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[51]
配列番号37のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域を含む、請求項47または48に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[52]
配列番号38のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域を含む、請求項49または50に記載の抗体またはその抗原結合フラグメント。
[53]
配列番号37のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域および配列番号38のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域を含む、請求項51および52のいずれか一項に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[54]
以下のCDR:
・配列番号3または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
・配列番号4または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
・配列番号5または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む軽鎖可変領域を含む、請求項1~7のいずれか一項に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[55]
配列番号3、4および5のCDRを含む軽鎖可変領域を含む、請求項54に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[56]
以下のCDR:
・配列番号6または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
・配列番号13または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
・配列番号16または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む重鎖可変領域を含む、請求項54または55に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[57]
配列番号6、13および16のCDRを含む重鎖可変領域を含む、請求項56に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[58]
配列番号29のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域を含む、請求項54または55に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[59]
配列番号30のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域を含む、請求項56または57に記載の抗体またはその抗原結合フラグメント。
[60]
配列番号29のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域および配列番号30のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域を含む、請求項58および59のいずれか一項に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[61]
以下のCDR:
・配列番号3または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
・配列番号4または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
・配列番号5または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む軽鎖可変領域を含む、請求項1~7のいずれか一項に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[62]
配列番号3、4および5のCDRを含む軽鎖可変領域を含む、請求項61に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[63]
以下のCDR:
・配列番号6または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
・配列番号14または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
・配列番号8または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む重鎖可変領域を含む、請求項61または62に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[64]
配列番号6、14および8のCDRを含む重鎖可変領域を含む、請求項63に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[65]
配列番号33のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域を含む、請求項61または62に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[66]
配列番号34のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域を含む、請求項63または64に記載の抗体またはその抗原結合フラグメント。
[67]
配列番号33のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域および配列番号34のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域を含む、請求項65および66のいずれか一項に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[68]
以下のCDR:
・配列番号3または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
・配列番号4または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
・配列番号5または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む軽鎖可変領域を含む、請求項1~7のいずれか一項に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[69]
配列番号3、4および5のCDRを含む軽鎖可変領域を含む、請求項68に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[70]
以下のCDR:
・配列番号6または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
・配列番号15または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
・配列番号8または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む重鎖可変領域を含む、請求項68または69に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[71]
配列番号6、15および8のCDRを含む重鎖可変領域を含む、請求項70に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[72]
配列番号43のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域を含む、請求項68または69に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[73]
配列番号44のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域を含む、請求項70または71に記載の抗体またはその抗原結合フラグメント。
[74]
配列番号43のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域および配列番号44のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域を含む、請求項72および73のいずれか一項に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[75]
以下のCDR:
・配列番号3または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
・配列番号4または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
・配列番号5または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む軽鎖可変領域を含む、請求項1~7のいずれか一項に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[76]
配列番号3、4および5のCDRを含む軽鎖可変領域を含む、請求項75に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[77]
以下のCDR:
・配列番号6または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;
・配列番号7または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列;および
・配列番号17または4つ以下のアミノ酸の相違、もしくは3つ以下のアミノ酸の相違、もしくは2つ以下のアミノ酸の相違、もしくは1つ以下のアミノ酸の相違を有するアミノ酸配列
を含む重鎖可変領域を含む、請求項75または76に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[78]
配列番号6、7および17のCDRを含む重鎖可変領域を含む、請求項77に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[79]
配列番号31のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域を含む、請求項75または76に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[80]
配列番号32のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域を含む、請求項77または78に記載の抗体またはその抗原結合フラグメント。
[81]
配列番号31のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域および配列番号32のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域を含む、請求項79または80に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[82]
医薬に使用するための、請求項1~81に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[83]
シヌクレイノパチーを治療、診断またはイメージングするのに使用するための、請求項1~81に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[84]
パーキンソン病(特発性パーキンソン病を含む)、びまん性レビー小体病(DLBD)、レビー小体変異型アルツハイマー病(LBV)、複合されたアルツハイマー病およびパーキンソン病、純粋自律神経不全症および多系統萎縮症を治療するのに使用するための、請求項83に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
[85]
シヌクレイノパチーを治療、診断またはイメージングするための薬剤の製造における、請求項1~81に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメントの使用。
[86]
パーキンソン病(特発性パーキンソン病を含む)、びまん性レビー小体病(DLBD)、レビー小体変異型アルツハイマー病(LBV)、複合されたアルツハイマー病およびパーキンソン病、純粋自律神経不全症、多系統萎縮症、ならびに自身の遺伝子プロファイルおよび/または将来PDを発症させる可能性が高い非PD中核症状に基づいてPDを発症するリスクのある人々を治療するための薬剤の製造における、請求項85に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメントの使用。
[87]
対象におけるシヌクレイノパチーを治療、診断またはイメージングする方法であって、請求項1~81に記載の抗体を、有効量で前記対象に投与する工程を含む方法。
[88]
前記対象が、パーキンソン病(特発性パーキンソン病を含む)、びまん性レビー小体病(DLBD)、レビー小体変異型アルツハイマー病(LBV)、複合されたアルツハイマー病およびパーキンソン病、純粋自律神経不全症、多系統萎縮症に罹患している対象、ならびに自身の遺伝子プロファイルおよび/または将来PDを発症させる可能性が高い非PD中核症状に基づいてPDを発症するリスクのある人々である、請求項87に記載の方法。
Claims (20)
- α-シヌクレインにおけるアミノ酸126~140(配列番号2)内のエピトープに特異的に結合することが可能なモノクローナル抗体、またはその抗原結合フラグメントであり、前記モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメントが、以下のいずれか:
a)
(i)配列番号3のアミノ酸配列を有する軽鎖CDR1;
(ii)配列番号4のアミノ酸配列を有する軽鎖CDR2;
(iii)配列番号5のアミノ酸配列を有する軽鎖CDR3;
のCDRを含む軽鎖可変領域;および
(i)配列番号6のアミノ酸配列を有する重鎖CDR1;
(ii)配列番号7のアミノ酸配列を有する重鎖CDR2;
(iii)配列番号8のアミノ酸配列を有する重鎖CDR3;
のCDRを含む重鎖可変領域;または
b)
(i)配列番号9のアミノ酸配列を有する軽鎖CDR1;
(ii)配列番号4のアミノ酸配列を有する軽鎖CDR2;
(iii)配列番号5のアミノ酸配列を有する軽鎖CDR3;
のCDRを含む軽鎖可変領域;および
(i)配列番号12のアミノ酸配列を有する重鎖CDR1;
(ii)配列番号7のアミノ酸配列を有する重鎖CDR2;
(iii)配列番号8のアミノ酸配列を有する重鎖CDR3;
のCDRを含む重鎖可変領域;または
c)
(i)配列番号10のアミノ酸配列を有する軽鎖CDR1;
(ii)配列番号4のアミノ酸配列を有する軽鎖CDR2;
(iii)配列番号5のアミノ酸配列を有する軽鎖CDR3;
のCDRを含む軽鎖可変領域;および
(i)配列番号6のアミノ酸配列を有する重鎖CDR1;
(ii)配列番号7のアミノ酸配列を有する重鎖CDR2;
(iii)配列番号18のアミノ酸配列を有する重鎖CDR3;
のCDRを含む重鎖可変領域;または
d)
(i)配列番号3のアミノ酸配列を有する軽鎖CDR1;
(ii)配列番号4のアミノ酸配列を有する軽鎖CDR2;
(iii)配列番号11のアミノ酸配列を有する軽鎖CDR3;
のCDRを含む軽鎖可変領域;および
(i)配列番号6のアミノ酸配列を有する重鎖CDR1;
(ii)配列番号7のアミノ酸配列を有する重鎖CDR2;
(iii)配列番号8のアミノ酸配列を有する重鎖CDR3;
のCDRを含む重鎖可変領域;または
e)
(i)配列番号3のアミノ酸配列を有する軽鎖CDR1;
(ii)配列番号4のアミノ酸配列を有する軽鎖CDR2;
(iii)配列番号5のアミノ酸配列を有する軽鎖CDR3;
のCDRを含む軽鎖可変領域;および
(i)配列番号6のアミノ酸配列を有する重鎖CDR1;
(ii)配列番号13のアミノ酸配列を有する重鎖CDR2;
(iii)配列番号16のアミノ酸配列を有する重鎖CDR3;
のCDRを含む重鎖可変領域;または
f)
(i)配列番号3のアミノ酸配列を有する軽鎖CDR1;
(ii)配列番号4のアミノ酸配列を有する軽鎖CDR2;
(iii)配列番号5のアミノ酸配列を有する軽鎖CDR3;
のCDRを含む軽鎖可変領域;および
(i)配列番号6のアミノ酸配列を有する重鎖CDR1;
(ii)配列番号14のアミノ酸配列を有する重鎖CDR2;
(iii)配列番号8のアミノ酸配列を有する重鎖CDR3;
のCDRを含む重鎖可変領域;または
g)
(i)配列番号3のアミノ酸配列を有する軽鎖CDR1;
(ii)配列番号4のアミノ酸配列を有する軽鎖CDR2;
(iii)配列番号5のアミノ酸配列を有する軽鎖CDR3;
のCDRを含む軽鎖可変領域;および
(i)配列番号6のアミノ酸配列を有する重鎖CDR1;
(ii)配列番号15のアミノ酸配列を有する重鎖CDR2;
(iii)配列番号8のアミノ酸配列を有する重鎖CDR3;
のCDRを含む重鎖可変領域;または
h)
(i)配列番号3のアミノ酸配列を有する軽鎖CDR1;
(ii)配列番号4のアミノ酸配列を有する軽鎖CDR2;
(iii)配列番号5のアミノ酸配列を有する軽鎖CDR3;
のCDRを含む軽鎖可変領域;および
(i)配列番号6のアミノ酸配列を有する重鎖CDR1;
(ii)配列番号7のアミノ酸配列を有する重鎖CDR2;
(iii)配列番号17のアミノ酸配列を有する重鎖CDR3;
のCDRを含む重鎖可変領域;
を含む、モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。 - 配列番号19のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域および配列番号20のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域
を含む、請求項1に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。 - 配列番号21のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域および配列番号22のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域
を含む、請求項1に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。 - 配列番号23のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域および配列番号24のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域
を含む、請求項1に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。 - 配列番号25のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域および配列番号26のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域
を含む、請求項1に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。 - 配列番号27のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域および配列番号28のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域
を含む、請求項1に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。 - 配列番号45のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域および配列番号46のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域
を含む、請求項1に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。 - 配列番号35のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域および配列番号36のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域
を含む、請求項1に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。 - 配列番号39のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域および配列番号40のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域
を含む、請求項1に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。 - 配列番号41のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域および配列番号42のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域
を含む、請求項1に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。 - 配列番号37のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域および配列番号38のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域
を含む、請求項1に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。 - 配列番号29のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域および配列番号30のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域
を含む、請求項1に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。 - 配列番号33のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域および配列番号34のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域
を含む、請求項1に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。 - 配列番号43のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域および配列番号44のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域
を含む、請求項1に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。 - 配列番号31のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる軽鎖可変領域および配列番号32のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなる重鎖可変領域
を含む、請求項1に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。 - 請求項1~15のいずれか1項に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメントを含む、医薬組成物。
- 請求項1~15のいずれか1項に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメントを含む、シヌクレイノパチーを治療、診断またはイメージングするための医薬組成物。
- シヌクレイノパチーが、パーキンソン病(特発性パーキンソン病を含む)、びまん性レビー小体病(DLBD)、レビー小体変異型アルツハイマー病(LBV)、複合されたアルツハイマー病およびパーキンソン病、純粋自律神経不全症または多系統萎縮症である、請求項17に記載の医薬組成物。
- シヌクレイノパチーを治療、診断またはイメージングするための薬剤の製造における、請求項1~15のいずれか1項に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメントの使用。
- パーキンソン病(特発性パーキンソン病を含む)、びまん性レビー小体病(DLBD)、レビー小体変異型アルツハイマー病(LBV)、複合されたアルツハイマー病およびパーキンソン病、純粋自律神経不全症、多系統萎縮症、ならびに自身の遺伝子プロファイルおよび/または将来PDを発症させる可能性が高い非PD中核症状に基づいてPDを発症するリスクのある人々を治療するための薬剤の製造における、請求項19に記載のモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメントの使用。
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