JP7142042B2 - 鉄道車両の磁界遮蔽構造 - Google Patents

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本発明は鉄道車両の磁界遮蔽構造に関するもので、重量軽減が可能であって、さらに効果的な磁界遮蔽が可能な構造を提供するものであり、特に交流電流に対する磁界遮蔽構造を提供するものである。
鉄道車両には対火災、対衝撃といった数々の項目で、一定水準の安全性が求められている。鉄道車両はそもそも走行に大電流を使用するので、その電流に起因する電磁波についても安全性が求められている。しかしながら、磁力線に対する人体の影響は不明な点が多く、放射線のように人の生命に重大な影響を及ぼす水準は明確になっていない。
1つの目安として1998年に国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)が定めた一般の人々への暴露ガイドラインの制限値を基準値とする考え方がある。具体的な数値として、商用周波数(50Hz若しくは60Hz)において、200μT(マイクロテスラ)というものである。この値は、静磁界に換算すると0.5mTほどになる。なお、本業界においては、静磁界を磁束密度として示す場合が多いので、本明細書においても、「磁界」と説明しながら、「磁束密度」を単位として表す場合もある。
一方、体内に埋め込む機器の代表としてペースメーカがある。この機器は、外部から2mT以上の静磁界を加えると検査用の固定レートで動作する。そこで、鉄道車両内では、静磁界で1mT以下の磁界にすることが求められている。
鉄道車両においては、約1000A程度の電流が架線からパンタグラフを介して鉄道車両の床下に配設された電力線を通り、モーターを駆動するインバーターへ供給されている。1000Aの電流は1m離れた地点で、約200μTの磁界を発生する強さである。このような電流が流れる電力線は、車両床上面から下方10cm程度の地点に配設される。そこで、電力線から10cm離れた地点(鉄道車両の床上面)において、漏れ磁界(磁束密度換算)を1mT以下とすることが業界としての目標値となっている。
鉄道車両の床面上の漏れ磁界を遮蔽する技術としては、特許文献1が挙げられる。図8を参照して、特許文献1では、床構造110では、客室床面107aより下側に枕木方向の中央部でレール方向に延びる動力線120が配置され、床板102と客室床面107aとの間に、客室床面107aで生じる磁界を抑制するシールド板130が配置されている。このシールド板130は、薄板状に構成された第1シールド板131と第2シールド板132と第3シールド板133とを有する。第1シールド板131は、床板2の上面102aのうち動力線120より上側を覆っている。
鉄道車両の床面上の漏れ磁界を遮蔽する技術としては、特許文献1が挙げられる。図7を参照して、特許文献1では、床構造110では、客室床面107aより下側に枕木方向の中央部でレール方向に延びる動力線120が配置され、床板102と客室床面107aとの間に、客室床面107aで生じる磁界を抑制するシールド板130が配置されている。このシールド板130は、薄板状に構成された第1シールド板131と第2シールド板132と第3シールド板133とを有する。第1シールド板131は、床板102の上面102aのうち動力線120より上側を覆っている。
第2シールド板132は、第1シールド板131の枕木方向の一方側の上面及び端面と床板102の上面102aのうち枕木方向の一方側とを覆っている。第3シールド板133は、第1シールド板131の枕木方向の他方側の上面及び端面と床板102の上面102aのうち枕木方向の他方側とを覆う構造が開示されている。
この構造を有するので、重量の増加を抑えつつ、客室床上面に局所的に強い磁界を生じ難くできる鉄道車両床構造を提供することができるとされている。
特開2015-150969号公報
特許文献1は、具体的には、厚さ6mmの熱間圧延鋼材(SPHC)の板を床下に敷き詰めるというものである。確かに床上面での漏れ磁界を小さくすることはできるが、重量が軽くなるというものではない。また、交流磁界に対する知見はなんの記載もない。
本発明は上記の課題に鑑みて想到されたものであり、交流大電流が流れる電力線の近辺に磁界遮蔽構造を設け、床上面での漏れ磁界を小さくする磁界遮蔽構造を提供するものである。
より具体的に本発明に係る磁界遮蔽構造は、
鉄道車両の床下に配置される電力線からの磁界を遮蔽する磁界遮蔽構造であって、
前記電力線を覆う電力線ダクトと、前記電力線ダクトに接し、前記床と前記電力線の間に配置される磁界遮蔽板を有し、
前記磁界遮蔽板は前記電力線の長手方向に直角方向で断面視した時、両端が前記床と反対方向に傾斜し、
前記両端の先端が複数に分岐していることを特徴とする。
本発明に係る磁界遮蔽構造は、電力線を覆う電力線ダクトと断面視した際に両端に傾斜を持たせ、その先端が複数に分岐していることで、電力線を流れる電流が発生させる磁界分布を偏らせ、床上面での漏れ磁界を低減させることができる。特に、分岐の先端をY字状にすることで、効果的に交流磁界を遮蔽することができる。また、このような構造は磁界遮蔽板厚を2.3mmにしても効果を有し、非常に大きな軽量効果を生ずることができる。
磁界遮蔽構造1-1の構成を示す図である。 磁界遮蔽構造1-2の構成を示す図である。 磁界遮蔽構造1-3の構成を示す図である。 磁界遮蔽構造1-4の構成を示す図である。 比較例とする磁界遮蔽構造2の構成を示す図である。 磁界遮蔽板および電力線ダクトを構成する磁性材料の磁気特性を示すグラフである。 シミュレーション結果を示す図である。 従来の磁界遮蔽構造を例示する図である。
以下に本発明に係る磁界遮蔽構造について図面を示し説明を行う。なお、以下の説明は、本発明の一実施形態を例示するものであり、本発明が以下の説明に限定されるものではない。以下の説明は本発明の趣旨を逸脱しない範囲で改変することができる。
図1(a)を用いて交流電流による磁界の発生について説明する。図1(a)は、鉄道車両を長さ方向に直角に切断した断面における床下部分の一部である。
パンタグラフからの電流は、屋根部から妻部を通り、鉄道車両の床面下に配設された電力線7を通って、IGBT構造の半導体素子を用いたインバータ電源装置を用いて、連続的に電圧と周波数を変化させながらモーターを駆動する。この時、床面60部分で観測される漏れ磁界が2mT以下である必要があるとされている。しかし、業界基準では1mT以下であることを目標としている。なお、以下の説明において、床面60とは、鉄道車両において、乗客が接する床面をいう。
本発明に係る磁界遮蔽構造1では、床下に配置された電力線7を電力線ダクトで覆い、さらに電力線7と床面との間に磁界遮蔽板を配置する。その磁界遮蔽板は、線路と直角方向で断面視した際に、開口を線路側に向けた逆U字形状に成型される。さらに、断面視した際に磁界遮蔽板の両端が複数に分岐している。なお、逆U字型に配置した遮蔽板本体の縦壁が対向している領域側を磁界遮蔽板の内側といい、縦壁を境にして内側の反対側を外側とする。
本発明に係る磁界遮蔽構造1における磁界遮蔽板は厚さ2乃至6mmが好適である。厚みを厚くすると、磁界遮蔽能は高まるが、重量が重くなる。また、材質としては、鉄、ニッケル、コバルトといった強磁性元素を含む材料が望ましい。また、本発明に係る磁界遮蔽構造では、交流磁界の遮蔽を目的としているので、保磁力が小さく(40A/m:0.5Oe以下)、比透磁率が高い(1000以上)であるのがよい。
図1から図4にシミュレーションで用いた磁界遮蔽板の断面形状を示す。なお、図5は、比較例として、先端に分岐のない磁界遮蔽板を示す。各図において(a)図は、床面60との位置関係を示し、(b)図は、各磁界遮蔽板の断面形状を示す。図1から図5のいずれの図面においても、床面60をx方向とした。x=0の地点65でx軸に垂直な軸をy軸とした。y軸の正方向は重力上向き方向である。したがって、地点65は、x=0、y=0の点となる。電力線7は、x=0、y=-10cmの位置に中心を配置した。
また、電力線7は外径を23.6mmとした。電流はこの断面を均等に流れる。電力線7は電力線ダクト9で覆われている。電力線ダクト9は、幅110mm、高さ50mmの略角丸長方形断面をしているとした。電力線ダクト9の厚みtdは2.3mmである。また、電力線ダクト9は、各磁界遮蔽板の内側に接触して配置した。
<磁界遮蔽構造1-1>
図1に磁界遮蔽構造1-1を示す。磁界遮蔽構造1-1は、磁界遮蔽板10と電力線ダクト9で構成される。磁界遮蔽板10は、床面60に平行な遮蔽板本体10aと、遮蔽板本体10aの両端に設けられた縦壁10bで構成される。縦壁10bは、遮蔽板本体10aに近い根本部11と先端部12で構成される。
先端部12は、外側分岐12aと内側分岐12bで構成される。そして、内側分岐12bおよび外側分岐12aとも、根本部11の延長線10bxから内側および外側に30°ずつ傾斜したY字状を呈している。言い換えると、外側分岐12aと内側分岐12bとのなす角度は60°である。
遮蔽板本体10aは長さ135mm、根本部11は19mmとした。遮蔽板本体10aと縦壁10bとの角度θは90°とした。また、外側分岐12aと内側分岐12bの長さは24mmとした。また、根本部11と先端部12を加えた縦壁10b全体の長さは41mmとなる。遮蔽板本体10aと縦壁10bの厚みtsは2.3mmである。
<磁界遮蔽構造1-2>
図2に磁界遮蔽康応1-2を示す。磁界遮蔽構造1-2は、磁界遮蔽板20と電力線ダクト9で構成される。磁界遮蔽板20は、床面60に平行な遮蔽板本体20aと、遮蔽板本体20aの両端に設けられた縦壁20bで構成される。縦壁20bは、遮蔽板本体20aに近い根本部21と先端部22で構成される。
先端部22は、外側分岐22aと内側分岐22bで構成される。内側分岐22bは、縦壁20bの延長線20bxに沿って形成され、外側分岐22aは、延長線20bxから磁界遮蔽板20の外側に30°傾いて形成されている。
遮蔽板本体20aは長さ117mm、縦壁20bは19mmとした。遮蔽板本体20aと縦壁20bとの角度θは90°とした。また、外側分岐22aの長さは25mmとした。また、根本部21と先端部22を加えた縦壁20b全体の長さは43mmとした。遮蔽板本体20aと縦壁20bの厚みtsは2.3mmである。
<磁界遮蔽構造1-3>
図3に磁界遮蔽康応1-3を示す。磁界遮蔽構造1-3は、磁界遮蔽板30と電力線ダクト9で構成される。磁界遮蔽板30は、床面60に平行な遮蔽板本体30aと、遮蔽板本体30aの両端に設けられた縦壁30bで構成される。縦壁30bは、遮蔽板本体30aに近い根本部31と先端部32で構成される。
先端部32は、外側分岐32aと内側分岐32bで構成される。内側分岐32bは、縦壁30bの延長線30bxに沿って形成され、外側分岐32aは、延長線30bxから磁界遮蔽板30の内側に30°傾いて形成されている。
遮蔽板本体30aは長さ135mm、縦壁20bは18mmとした。遮蔽板本体30aと縦壁30bとの角度θは90°とした。また、内側分岐32bの長さは24mmとした。また、根本部31と先端部32を加えた縦壁30b全体の長さは43mmとした。遮蔽板本体30aと縦壁30bの厚みtsは2.3mmである。
<磁界遮断構造1-4>
図4に磁界遮蔽康応1-4を示す。磁界遮蔽構造1-4は、磁界遮蔽板40と電力線ダクト9で構成される。磁界遮蔽板40は、床面60に平行な遮蔽板本体40aと、遮蔽板本体40aの両端に設けられた縦壁40bで構成される。縦壁40bは、遮蔽板本体40aに近い根本部41と先端部42で構成される。
先端部42は、外側分岐42aと内側分岐42bで構成される。外側分岐42aは、縦壁40bの延長線40bxに沿って形成され、内側分岐42bは、外側分岐42aに直角な接続部43を介して、外側分岐42aと平行に形成されている。
遮蔽板本体40aは長さ135mm、縦壁40bは18mmとした。遮蔽板本体0aと縦壁40bとの角度θは90°とした。また、外側分岐42aおよび内側分岐42bの長さはともに25mmとした。また、根本部41と分岐部42を加えた縦壁40b全体の長さは43mmとした。遮蔽板本体40aと縦壁40bの厚みtsは2.3mmである。
<磁界遮断構造2>
図5には、先端の分岐部を有さない磁界遮蔽板50を示す。具体的に図5に示す磁界遮蔽板50は、床板60に平行な遮蔽板本体50aと、遮蔽板本体50aの両端に設けられた縦壁50bで構成される。縦壁50bの先端50pには、分岐部はない。
遮蔽板本体50aの長さは135mmであり、縦壁50bの長さは50mmとした。遮蔽板本体50aと縦壁50bの厚みtsは2.3mmである。
図1(a)を再度参照し、全体のメッシュ数は31880個で、磁性体部分(磁界遮蔽板10および電力線ダクト12)およびその周囲はメッシュ数が多くなるようにした。シミュレーターは「Finite Element Method Magnetics」を用いた以後の結果は、原点65からx方向に向かう点での磁束密度を表示する。起磁力は電力線7に1000A、60Hzの電流が流れるものとした。また、磁性体部分(磁界遮断板および電力線ダクト)は熱間圧延鋼材とし、静磁気特性として図6のものとした。
図6を参照して、横軸は外部からの印加磁界(A/m)であり、縦軸は磁束密度(T)である。外部からの印加磁界5000A/m(62.7Oe)の時に約1.7T(17kGauss)の磁束密度を有する。消磁状態から1T(10kGauss)までの立ち上がりは500(A/m)(6.27Oe)で、ほぼ直線である。
図7に、シミュレーション結果を示す。横軸は水平方向の位置(mm)であり、縦軸は磁束密度(mT)である。この磁束密度は、床面60での漏れ磁界を表す。横軸は図1~図5の(a)図におけるx方向である。図7の横軸のゼロ点は、図1~図5の(a)図における原点65に相当する。また、磁界遮蔽構造1-1は符号「S-1-1」と表し、以後磁界遮蔽構造1-2、1-3、1-4はそれぞれ符号「S-1-2」、「S-1-3」、「S-1-4」と表す。また、磁界遮蔽構造2は符号「S-2」で表した。また、それぞれ遮蔽構造の概念図を符号の上若しくは下に示した。なお、図7の結果は、磁界遮蔽板10および電力線ダクト9の厚みが、0.8mmから6mmまでは同様の傾向を示す結果であった。
図7を参照して、遮蔽板の先端に分岐を有していない磁界遮蔽構造2(S-2)は、床面60において、1.18mTであり、1.2mTより小さかった。また、ゼロ点から離れるほど、漏れ磁界は、単調減少した。
一方、遮蔽板の先端に分岐を有する本発明に係る磁界遮蔽構造1-1乃至1-4は、いずれも遮蔽板の先端に分岐を有さない磁界遮蔽構造2よりも漏れ磁界は小さくなった。
ゼロ点付近の漏れ磁界では、磁界遮蔽構造1-4が最も高く、磁界丙遮蔽構造1-2および1-3がほぼ同程度の漏れ磁界であった。磁界遮蔽構造1-1は最も低かった。
ゼロ点から離れた地点(ここでは、150mmより遠い領域とする。)においては、磁界遮蔽構造1-1および磁界遮蔽構造1-3はほぼ同じ程度漏れ磁界となり、磁界遮蔽構造1-2と磁界遮蔽構造1-4はほぼ同じ程度の漏れ磁界となった。
以上のことより、磁界遮蔽板の先端に分岐を設けることで交流磁界の漏れ磁界を著しく低減させることができることがわかった。さらに、分岐は、遮蔽板本体に対して直角に設けられた縦壁に対して傾斜角を有する場合が遮蔽能力に優れ、さらに、磁界遮蔽板の内側に向かって傾斜した分岐を有する場合がさらに優れていた。
最も磁界遮蔽能力に優れていたのは、先端を磁界遮蔽板の内側および外側にも傾斜を持たせた磁界遮蔽構造1-1の場合であった。磁界遮蔽構造1-1は、分岐を持たない磁界遮蔽構造2に対して、ゼロ点でおよそ60%、ゼロ点から遠い位置でもおよそ50%程度、漏れ磁界が少なかった。なお、本発明に係る磁界遮蔽構造1-1乃至1-4では、何れの場合でも、床面60での漏れ磁界を1mT以下にすることができる。
本発明に係る磁界遮蔽構造は、鉄道車両の床面下に配する大電流電力線からの磁界を遮蔽する際に好適に利用できる。
1 磁界遮蔽構造
1-1、1-2、1-3、1-4 磁界遮蔽構造
7 電力線
9 電力線ダクト
10、20、30、40、50 磁界遮蔽板
10a、20a、30a、40a、50a 遮蔽板本体
10bx、20bx、30bx、40bx 延長線
10b、20b、30b、40b、50b 縦壁
11、21、31、41 根本部
12、22、32、42 先端部
12a、22a、32a、42a 外側分岐
12b、22b、32b、42b 内側分岐
43 接続部
50p 先端
60 床面
td 電力線ダクト9の厚み
θ 遮蔽板本体と縦壁のなす角
ts 磁界遮蔽板の厚み

Claims (3)

  1. 鉄道車両の床下に配置される電力線からの磁界を遮蔽する磁界遮蔽構造であって、
    前記電力線を覆う電力線ダクトと、
    前記電力線ダクトに接し、前記床と前記電力線の間に配置される磁界遮蔽板を有し、
    前記磁界遮蔽板は前記電力線の長手方向に直角方向で断面視した時、両端が前記床と反対方向に傾斜し、
    前記両端の先端が複数に分岐していることを特徴とする磁界遮蔽構造。
  2. 前記先端がY字に分岐していることを特徴とする請求項1に記載された磁界遮蔽構造。
  3. 前記磁界遮蔽板は熱間圧延鋼材であり、厚みは0.8mm乃至6mmであることを特徴とする請求項1または2の何れかの請求項に記載された磁界遮蔽構造。
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