JP7139668B2 - 情報処理装置、情報処理システム及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム及びプログラムに関する。
近年、機器の置き換えを支援するものとして、機器管理システムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載された機器管理システムは、企業、部門又は部署等のユーザ環境ごとに、置き換え前の機器の利用状況を示す情報(利用枚数、印刷枚数、スキャン枚数等)及び機器を示す情報(機器の属性情報、機器の状態を示す情報、設定情報等)と置き換え後の機器を示す情報とを対応付けて記憶する置換情報記憶部と、置換え条件(現状の機器の利便性を確保すること、又は機器の維持コストをN以上削減)に対応した置き換え後の機器を示す情報を置換情報記憶部から選択して出力する出力部とを備える。
特許第6171682号公報
本発明の課題は、機器が置き換えられた場合に、前任機について集計されたデータと後任機について集計されたデータとを結合して報告書を作成する際のユーザの手間を軽減する情報処理装置、情報処理システム及びプログラムを提供することにある。
[1]ネットワークに接続された複数の機器の利用状況をそれぞれ集計データとして集計する集計手段と、
前記複数の機器に関連する関連情報が予め定められた条件を満たす場合に、前記複数の機器のうち少なくとも2台を、置換え前の機器である前任機、及び置換え後の機器である後任機として対応付ける対応付け手段と、
対応付けられた前記前任機及び前記後任機についてそれぞれ集計された前記集計データを結合して機器の利用状況を出力する出力手段と、を備え
前記条件は、前記複数の機器のうち少なくとも1台が第1のステータスになった日と、前記複数の機器のうち少なくとも1台が第2のステータスになった日とが予め定められた期間内であるという条件を含む、情報処理装置。
[2]前記機器に関連する関連情報は、当該機器に設定された設定情報を含み、
前記対応付け手段は、前記少なくとも2台の機器の前記設定情報が共通する場合に、当該少なくとも2台の機器を前記前任機及び前記後任機として対応付ける、前記[1]に記載の情報処理装置。
[3]記対応付け手段は、第1の機器に設定された設定情報が、データ移行サービスによって第2の機器から移行されたものであることを前記条件として、前記第2の機器を前記前任機、前記第1の機器を前記後任機として対応付ける、前記[2]に記載の情報処理装置。
[4]前記機器に関連する関連情報は、当該機器の属性を示す機器属性情報を含み、
前記対応付け手段は、前記少なくとも2台の機器の前記機器属性情報が共通する場合に、当該少なくとも2台の機器を前記前任機及び前記後任機として対応付ける、前記[1]に記載の情報処理装置。
[5]前記機器属性情報は、当該機器の機種であり、
前記対応付け手段は、前記少なくとも2台の機器の機種が同一の場合、前記前任機の性能と前記後任機の性能が同程度の場合、又は後任機の機種が前任機の後継機として予め定められている場合に、当該少なくとも2台の機器を前記前任機及び前記後任機として対応付ける、前記[4]に記載の情報処理装置。
[6]前記機器属性情報は、当該機器が有する機能であり、
前記対応付け手段は、前記少なくとも2台の機器の前記機能が共通する場合に、当該少なくとも2台の機器を前記前任機及び前記後任機として対応付ける、前記[4]に記載の情報処理装置。
[7]前記機器に関連する関連情報は、当該機器の利用に関連する利用情報を含み、
前記対応付け手段は、前記少なくとも2台の機器の前記利用情報が共通する場合に、当該少なくとも2台の機器を前記前任機及び前記後任機として対応付ける、前記[1]に記載の情報処理装置。
[8]前記利用情報は、当該機器の利用者を示す利用者情報であり、
前記対応付け手段は、前記少なくとも2台の前記利用者情報が共通する場合に、当該少なくとも2台の機器を前記前任機及び前記後任機として対応付ける、前記[7]に記載の情報処理装置。
[9]前記利用情報は、当該機器の機能の利用傾向を示す情報であり、
前記対応付け手段は、前記少なくとも2台の前記利用傾向を示す情報が共通する場合に、当該少なくとも2台の機器を前記前任機及び前記後任機として対応付ける、前記[7]に記載の情報処理装置。
10]前記出力手段は、前記前任機と前記後任機で前記集計データ出力時期が重なる場合は、それぞれ集計された前記集計データを合算した前記集計データを作成する、前記[1]から[]のいずれかに記載の情報処理装置。
11]ネットワークに接続された複数の機器と、
前記複数の機器の利用状況をそれぞれ集計データとして集計する集計手段と、
前記複数の機器に関連する関連情報が予め定められた条件を満たす場合に、前記複数の機器のうち少なくとも2台を、置換え前の機器である前任機、置換え後の機器である後任機として対応付ける対応付け手段と、
対応付けられた前記前任機及び前記後任機についてそれぞれ集計された前記集計データを結合して機器の利用状況を出力する出力手段と、を備え
前記条件は、前記複数の機器のうち少なくとも1台が第1のステータスになった日と、前記複数の機器のうち少なくとも1台が第2のステータスになった日とが予め定められた期間内であるという条件を含む、情報処理システム。
12]前記複数の機器は、画像形成装置を含む、前記[11]に記載の情報処理システム。
13]コンピュータを、ネットワークに接続された複数の機器の利用状況をそれぞれ集計データとして集計する集計手段と、
前記複数の機器に関連する関連情報が予め定められた条件を満たす場合に、前記複数の機器のうち少なくとも2台を、置換え前の機器である前任機、置換え後の機器である後任機として対応付ける対応付け手段と、
対応付けられた前記前任機及び前記後任機についてそれぞれ集計された前記集計データを結合して機器の利用状況を出力する出力手段、として機能させるためのプログラムであって、
前記条件は、前記複数の機器のうち少なくとも1台が第1のステータスになった日と、前記複数の機器のうち少なくとも1台が第2のステータスになった日とが予め定められた期間内であるという条件を含む、プログラム。
請求項1、1113に係る発明によれば、機器が置き換えられた場合に、前任機について集計されたデータと後任機について集計されたデータとを結合して報告書を作成する際のユーザの手間を軽減することができるとともに、機器が置き換えられた時期で前任機と後任機とを対応付けることができる
請求項2に係る発明によれば、設定情報が共通する場合には、前任機と後任機とを対応付けることができる。
請求項3に係る発明によれば、データ移行サービスを利用して前任機と後任機とを対応付けることができる。
請求項4、5に係る発明によれば、機器属性情報が共通する場合には、前任機と後任機とを対応付けることができる。
請求項6に係る発明によれば、機器が有する機能が共通する場合には、両機器を前任機及び後任機として対応付けることができる。
請求項7-9に係る発明によれば、利用情報が共通する場合には、前任機と後任機とを対応付けることができる
求項10に係る発明によれば、データを合算しない場合と比較して置換えによる効果が分かり易くなる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る情報処理システムの一例を示す図である。 図2は、機器の制御系の一例を示すブロック図である。 図3は、サーバ装置の制御系の一例を示すブロック図である。 図4は、機器管理テーブルの一例を示す図である。 図5は、集計データの一例を示す図である。 図6は、機器紐付けテーブルの一例を示す図である。 図7は、事例1に係る報告書の一例を示し、(a)は、前任機の報告書、(b)は、後任機の報告書、(c)は、(a)に示す報告書と(b)に示す報告書とを結合した報告書の一例を示す図である。 図8は、サーバ装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図9は、事例2に係る機器管理テーブルの一例を示す図である。 図10は、事例2に係る報告書の一例を示し、(a)、(b)は、前任機の報告書、(c)は、後任機の報告書、(d)は、(a)、(b)に示す報告書と(c)に示す報告書とを結合した報告書の一例を示す図である。 図11は、事例3に係る機器管理テーブルの一例を示す図である。 図12(a)は、本発明の第2の実施の形態に係る機器管理テーブルの一例を示す図、図12(b)は、機種コードと後継機種コードとを紐付けた機種コード紐付けテーブルの一例を示す図である。 図13は、本発明の第3の実施の形態に係るサーバ装置の制御系の一例を示すブロック図である。 図14は、データ移行テーブルの一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、各図中、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付してその重複した説明を省略する。
[実施の形態の要約]
本発明の実施の形態に係る情報処理装置は、ネットワークに接続された複数の機器の利用状況をそれぞれ集計する集計手段と、複数の機器に関連する関連情報が予め定められた条件を満たす場合に、複数の機器のうち少なくとも2台を、置換え前の機器である前任機、及び置換え後の機器である後任機として対応付ける対応付け手段と、対応付けられた前任機及び後任機についてそれぞれ集計されたデータを結合して機器の利用状況を出力する出力手段とを備える。
「複数の機器に関連する関連情報」には、例えば、次の情報が含まれる。
(1)当該機器の属性を示す機器属性情報(例えば、機種、機能、性能等)
(2)当該機器に設定された設定情報(例えば、印刷条件等)
(3)当該機器の利用に関連する利用情報(例えば、利用者情報、利用傾向を示す情報等)
(4)当該機器のネットワークへの接続が有効か否かを示すステータス情報(例えば、接続が有効であることを示す「有効」、接続が無効であることや別の管理者の管理下に移管されたことを示す「削除」等)
「予め定められた条件」には、例えば、次の条件が含まれる。
(1)機器属性情報(機種、機能、性能等)、設定情報(印刷条件等)、又は利用情報(利用者情報、利用傾向を示す情報等)が共通すること
なお、共通には、一定以上の割合で共通する場合を含む。
(2)機器が予め定められた期間内に置き換えられたこと
例えば、予め定められた期間内にステータス情報が「有効」と「削除」が存在する場合や、予め定められた期間内に管理対象に加えられた機器(後任機)と管理対象から外れた機器(前任機)が存在する場合が該当する。
「対応付ける」とは、例えば、対応関係を記憶部に記憶させることをいい、紐付けるともいう。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る情報処理システムの一例を示す図である。この情報処理システム1は、複数の機器2と、各機器2の利用状況等を管理し、利用状況を報告書として作成するサーバ装置3と、管理者(ユーザを除く)が使用する管理者端末装置4とを備える。複数の機器2、サーバ装置3及び管理者端末装置4は、互いにネットワーク5によって接続されている。なお、機器2にユーザが使用するユーザ端末装置を含めてもよい。以下、管理者及びユーザは、操作者ともいう。サーバ装置3は、機能に応じて複数のサーバ装置から構成してもよい。サーバ装置3は、情報処理装置の一例である。
複数の機器2は、例えば、企業の予め定められた区域に設置される。なお、機器2は、企業以外の学校等の施設に設置されてもよい。複数の機器2は、例えば、区域ごとに定められた一人又は複数の管理者によって管理されてもよい。また、複数の区域に設定された機器2を一人の管理者が管理してもよく、1台の機器2を複数の管理者が管理してもよい。また、管理者は、機器2を利用するユーザでもよい。複数の機器2の一部又は全部が、コスト削減や運用改善等のために区域ごとに定期的又は不定期に置き換えられる。以下、複数の機器2のうち、置換え前の機器として特定された機器2を「前任機2a」、置換え後の新規の機器として特定された機器2を「後任機2b」ともいう。
管理者端末装置4は、管理者端末装置4の各部を制御する制御部と、情報を記憶する記憶部と、情報を入力するキーボード、マウス等の入力部と、情報を表示する液晶ディスプレイ等の表示部と、ネットワーク5に接続された通信部とを備える。管理者端末装置4は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレット端末、多機能携帯電話機(スマートフォン)等でもよい。
ネットワーク5は、例えば、有線通信及び無線通信等によりデータの送受信を行うLAN(ローカルネットワーク)、WAN(ワイドエリアネットワーク)、インターネット等の通信網である。
(機器の構成)
図2は、機器2の制御系の一例を示すブロック図である。機器2は、本実施の形態では、スキャン、プリント、コピー、電子メール、ファックス等の複数の機能を有する画像形成装置である。機器2は、制御部20と、記憶部21と、操作表示部22と、画像読取部23と、画像形成部24と、通信部25とを備える。
なお、機器2は、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置でもよい。また、機器2は、画像形成装置に限られず、多機能携帯電話機(スマートフォン)、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレット端末等の情報処理装置でもよい。また、複数の機器2は、全てが画像形成装置でも一部が画像形成装置でもよい。
制御部20は、CPU(Central Processing Unit)、インターフェース等から構成されている。CPUは、記憶部21に記憶されたプログラムに従って動作することにより、定期的(例えば、毎日、1週間ごと、又は1ヶ月ごと)に本機器2の利用状況を示す情報(以下「利用状況情報」ともいう。)を通信部25及びネットワーク5を介してサーバ装置3に送信する送信手段、本機器2の各部を制御して機能に基づく処理を実行する実行手段等として機能する。
記憶部21は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク等から構成され、プログラムや利用状況情報等の各種の情報を記憶する。利用状況情報には、例えば、印刷枚数、印刷ジョブの実行数、消費電力、CO2排出量等がある。利用状況情報は、例えば、機能ごと、ユーザごと、グループごと、期間(日、週等)ごと等に集計したものでもよい。機能ごとの例としては、白黒画像及びカラー画像ごとの印刷枚数、片面印刷及び両面印刷ごとの印刷枚数等がある。ユーザごとの例としては、ユーザごとの印刷枚数、印刷ジョブの実行数等がある。期間ごとの例としては、日ごとの印刷枚数等がある。
操作表示部22は、液晶ディスプレイ等の表示部にタッチパネルが重合配置されたタッチパネルディスプレイを有し、メニュー画面等の画面を表示部に表示するとともに、操作者からタッチパネルへの操作を受け付ける。
画像読取部23は、原稿台上に設けられた自動原稿送り装置と、原稿台に配置された原稿、又は自動原稿送り装置により送られた原稿から画像データを読み取るスキャナとを備える。
画像形成部24は、例えば、電子写真方式、インクジェット方式等により用紙等の記録媒体に白黒画像又はカラー画像を形成する。
通信部25は、ネットワーク5を介してサーバ装置3、管理者端末装置4、ユーザ端末装置等の外部装置との間で情報を送受信する。
(サーバ装置の構成)
図3は、サーバ装置3の制御系の一例を示すブロック図である。サーバ装置3は、制御部30と、記憶部31と、通信部32とを備える。
制御部30は、CPU(Central Processing Unit)、インターフェース等から構成されている。CPUは、記憶部31に記憶されたプログラム310に従って動作することにより、集計手段300、対応付け手段301、作成手段302等として機能する。作成手段302は、出力手段の一例である。各手段300~302の詳細については後述する。
記憶部31は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク等から構成され、プログラム310と、機器管理テーブル311(図4参照)と、集計データ312(図5参照)と、機器紐付けテーブル313(図6参照)と、報告書314(図7参照)とを含む各種の情報を記憶する。なお、本明細書において、テーブルに情報を書き込む場合に記録又は登録を用い、記憶部に情報を書き込む場合に記憶を用いる。機器管理テーブル311は、複数の機器に関連する関連情報の一例である。
通信部32は、ネットワーク5を介して各機器2、管理者端末装置4、ユーザ端末装置等との間で情報を送受信する。
図4は、機器管理テーブル311の一例を示す図である。機器管理テーブル311は、「企業番号」、「管理者ID」、「機器番号」、「ステータス」、「ステータス変更日」等の各項目を有する。
「企業番号」の項目には、企業を識別する企業番号が記録される。「管理者ID」の項目には、管理者を識別する管理者IDが記録される。同図では、1つの管理者IDが記録されているが、複数の管理者に分担して機器2を管理してもよい。同図では、区分ごとに機器2が管理されていないが、管理者が1つ又は複数の区域に設置されている機器2を管理してもよい。「機器番号」の項目には、機器2を識別する機器番号が記録される。「ステータス」の項目には、当該機器2のネットワーク5への接続が有効か無効かを示す情報(有効/削除)が記録される。「ステータス変更日」の項目には、「ステータス」の項目への記録内容を変更した日が記録される。これらの各項目は、例えば、管理者によって記録される。なお、機器管理テーブル311に機種コードを機器属性情報として付加してもよい。また、機器管理テーブル311に区分を識別する区分IDを付加してもよい。有効/削除の情報は、ステータス情報の一例である。機器番号は、機器2の属性を示す機器属性情報の一例である。
図5は、集計データ312の一例を示す図である。集計データ312は、例えば、利用者を識別するユーザIDに対応して白黒/カラ―の種別ごとの月別の印刷枚数が記録されている。集計データ312としては、印刷枚数に限られず、消費電力、CO2排出量等でもよい。印刷枚数、消費電力、CO2排出量等は、集計手段300により集計されたデータの一例である。
図6は、機器紐付けテーブル313の一例を示す図である。機器紐付けテーブル313は、「前任機の機器番号」、「後任機の機器番号」、「置換え時期」等の各項目を有する。「前任機の機器番号」の項目には、対応付け手段301により特定された前任機2aの機器番号が記録される。「後任機の機器番号」の項目には、対応付け手段301により特定された後任機2bの機器番号が記録される。「置換え時期」の項目には、「ステ-タス」が有効とされた日と、削除とされた日が記録される。
次に、制御部30の各手段300~302について説明する。
集計手段300は、各機器2から定期的に送信されてくる利用状況情報を予め定められた期間(例えば、1ヶ月間)における機器2の利用状況を集計する。集計手段300は、集計した結果を集計データ312として記憶部31に記憶する。集計データ312は、例えば、期間ごとに加えて、機能ごと、ユーザごと、グループごと、期間(日、週等)ごと等に集計したものでもよい。機能ごとの例としては、白黒画像及びカラー画像ごとの印刷枚数、片面印刷及び両面印刷ごとの印刷枚数等がある。ユーザごとの例としては、ユーザごとの印刷枚数、印刷ジョブの実行数等がある。
対応付け手段301は、複数の機器2に関連する関連情報が予め定められた条件を満たす場合に、複数の機器2のうち少なくとも2台を、置換え前の機器2である前任機2a、及び置換え後の機器2である後任機2bとして対応付ける。
対応付け手段301は、機器2が予め定められた期間内(例えば、1ヶ月内)に置き換えられた場合、置換え前の機器2を前任機2a、置換え後の機器2を後任機2bとして特定する。すなわち予め定められた期間内に、管理対象から外れた機器2を置換え前の前任機2aとして特定し、管理対象に加えられた機器2を置換え後の後任機2bとして特定する。
具体的には、対応付け手段301は、機器管理テーブル311を参照し、「ステータス」が削除とされた機器2が存在する場合、それを前任機2aとして特定し、その前任機2aと同じ区域に設置されている機器2の中に、削除とされた日から予め定められた期間(例えば、1ヶ月前までの一定期間)に「ステータス」が有効とされた機器2が存在する場合、それを後任機2bとして特定する。
対応付け手段301は、特定した前任機2aと後任機2bとを対応付ける。具体的には、対応付け手段301は、機器管理テーブル311に基づいて前任機2aの機器番号と後任機2bの機器番号を機器紐付けテーブル313に記録して紐付ける。前任機2aと後任機2bとの紐付けを自動で行うことにより、管理者の手間が軽減される。紐付けは、対応付けの一例である。
作成手段302は、機器2ごとの利用状況の報告書を定期的に作成する。機器2が予め定められた期間内に置き換えられた場合、作成手段302は、前任機2aの報告書と後任機2bの報告書とを結合して新たな報告書を作成する。作成手段302は、作成した報告書を報告書314として記憶部31に記憶する。なお、作成手段302は、前任機2aと後任機2bで報告書の報告時期が重なる場合は、それぞれ集計されたデータを合算した報告書を作成してもよい。
使用枚数や消費電力、CO2の排出量等のデータを定期的に報告書として作成して顧客に報告することにより、画像形成装置の利用状況を顧客が把握でき、顧客がコスト削減や運用改善に役立てることが可能になる。そういった情報を基に顧客に機器2の置換えを提案し機器2を置き換えた後、置換えの前後では機器2がまったく異なることから、置換え前の機器2の報告書と置換え後の機器2の報告書との間に連続性がなくなり、置換えの効果が見えにくくなる場合がある。特に複数台の機器2を置き換えた場合、台数の変化もあることから、全体としての効果が分かりにくくなる。それを手動で設定すると、手間がかかる。前任機2aの報告書と後任機2bの報告書とを結合した報告書を作成することにより、別個の報告書と比較して置換えの効果が分かり易くなる。
(第1の実施の形態の動作)
次に、サーバ装置3の動作を図8のフローチャートに従って説明する。図8は、サーバ装置3の動作の一例を示すフローチャートである。
(1)1台の前任機が1台の後任機に置き換えられた場合(事例1)
対応付け手段301は、機器管理テーブル311を参照し、「ステータス」が削除の機器2が存在するか否かを判断する(S1)。
「ステータス」が削除の機器2が存在する場合(S1:Yes)、対応付け手段301は、当該機器2を前任機2aとして特定する(S2)。図4に示す場合は、機器番号fxx-009876の機器2を前任機2aとして特定する。
次に、対応付け手段301は、機器管理テーブル311を参照し、「ステータス」が削除とされた日から予め定められた期間(例えば、削除とされた日から1ヶ月前まで)に「ステータス」が有効とされた機器2が存在するか否かを判断する(S3)。なお、削除された後に有効とされる場合もあることから、削除とされた日の前後の一定期間内に有効とされた機器2が存在するか否かで判断してもよい。
「ステータス」が有効とされた機器2が存在する場合は(S3:Yes)、対応付け手段301は、当該機器2を後任機2bとして特定する(S4)。図4に示す場合は、削除とされた日が2018年1月10日であり、2018年1月10日から1ヶ月前の2017年12月10日までの間に機器番号xyz-008765の機器2の「ステータス」が有効とされているため、当該機器2を後任機2bとして特定する。
対応付け手段301は、機器管理テーブル311に基づいて、上記ステップS2及びS4で特定した前任機2a及び後任機2bを互いに紐付けて機器紐付けテーブル313に記録する(S5)。
作成手段302は、機器紐付けテーブル313を参照し、互いに紐付けられた前任機2aについて作成した報告書314a(図7(a)参照)と後任機2bについて作成した報告書314b(図7(b)参照)とを結合した報告書314c(図7(c)参照)を作成する(S6)。
図7は、事例1に係る報告書の一例を示す図である。図7は、8月に機器2の置換えが行われた場合を示す。また、図7は、使用枚数として印刷枚数を示す。作成手段302は、図7(a)に示す前任機2aの報告書314a、及び図7(b)に示す後任機2bの報告書314bを記憶部31から読み出し、両者を結合して図7(c)に示す報告書314cを作成する。作成手段302は、置換え月の8月については、図7(c)に示すように、前任機2aの使用枚数と後任機2bの使用枚数とを合算して集計する。
作成手段302は、4月から7月までの数ヶ月の月平均の使用枚数Naを置換え前の使用実績として算出し、置換え月の8月から11月までの数ヶ月の月平均の使用枚数Nbを置換え後の使用実績として算出し、両者の使用実績の差Nc(=Na-Nb)を改善効果として報告書314cに付加する。
作成手段302は、改善効果(Nc)を付加した報告書314cを記憶部31に記憶する。
制御部30は、管理者端末装置4から改善効果(Nc)を付加した報告書314cの表示要求があった場合に、記憶部31から読み出し、管理者端末装置4に表示する。改善効果の例としては、両面印刷やNアップ(Nページ分の画像を1枚の用紙に印刷すること)の機能を有していない前任機2aを両面印刷やNアップの機能を有する後任機2bに置き換えることにより、使用枚数が減少した場合が考えられる。
(2)2台の前任機が1台の後任機に置き換えられた場合(事例2)
図9は、事例2に係る機器管理テーブル311の一例を示す図である。事例2は、2台の前任機2aが1台の後任機2bに置き換えられた場合に、2台の前任機2aと1台の後任機2bとを特定し、紐付けたものである。以下、事例1と異なる点を中心に説明する。
対応付け手段301は、事例1と同様に、機器管理テーブル311を参照し、「ステータス」が削除の機器2が存在する場合は(S1:Yes)、当該機器2を前任機2aとして特定する(S2)。図9に示す場合は、機器番号fxx-009876及びwyz-008765の2台の機器2を前任機2aとして特定する。
次に、対応付け手段301は、事例1と同様に、機器管理テーブル311を参照し、「ステータス」が削除とされた日から予め定められた期間(例えば、削除とされた日から1ヶ月前まで)に「ステータス」が有効とされた機器2が存在する場合は(S3:Yes)、当該機器2を後任機2bとして特定する(S4)。図9に示す場合は、削除とされた日が2018年1月10日であり、2018年1月10日から1ヶ月前の2017年12月10日までの間に機器番号xyz-008765の機器2の「ステータス」が有効とされているため、その機器2を後任機2bとして特定する。複数の削除とされた日が異なる場合は、最初の方の日を基準に予め定められた期間を定めてもよい。
対応付け手段301は、機器管理テーブル311に基づいて、上記ステップS2及びS4で特定した2台の前任機2a及び1台の後任機2bを互いに紐付けて機器紐付けテーブル313に記録する(S5)。
作成手段302は、機器紐付けテーブル313を参照し、2台の前任機2aについて作成した報告書314a1、314a2(図10(a)、(b)参照)と1台の後任機2bについて作成した報告書314b(図10(c)参照)とを結合した報告書314c(図10(d)参照)を作成する(S6)。
図10は、事例2の報告書の一例を示す図である。図10は、8月に機器2の置換えが行われた場合を示す。また、図10は、使用枚数として印刷枚数を示す。図10(a)は、機器番号fxx-009876の前任機2aの報告書314a1、図10(b)は、機器番号 wyz-008765の前任機2aの報告書314a2、図10(c)は、後任機2bの報告書314b、図10(d)は、図10(a)~図10(c)に示す報告書314a1、314a2、314bを結合した報告書314cの一例を示す図である。
作成手段302は、図10(a)に示す前任機2aの報告書314a1、図10(b)に示す前任機2aの報告書314a2、及び図10(c)に示す後任機2bの報告書314bを記憶部31から読み出し、これらを結合して図10(d)に示す報告書314cを作成する。作成手段302は、置換え月の8月については、図10(d)に示すように、2台の前任機2aの使用枚数と1台の後任機2bの使用枚数とを合算して集計する。
作成手段302は、2第の前任機2aについて4月から7月までの数ヶ月の月平均の使用枚数Naを置換え前の使用実績として算出し、1台の後任機2bについて置換え月の8月から11月までの数ヶ月の月平均の使用枚数Nbを置換え後の使用実績として算出し、両者の使用実績の差Nc(=Na-Nb)を改善効果として報告書314cに付加し、記憶部31に記憶する。改善効果の例としては、生産能力の低い2台の前任機2aを生産能力の高い1台の後任機2bに置き換えることにより、印刷時間=枚数×印刷速度(時間/枚)が短縮し、CO2排出量が減少した場合が考えられる。
(3)1台の前任機が2台の後任機に置き換えられた場合(事例3)
図11は、事例3に係る機器管理テーブル311の一例を示す図である。事例3は、1台の前任機2aが2台の後任機2bに置き換えられた場合に、1台の前任機2aと2台の後任機2bとを特定し、紐付けたものである。以下、事例1と異なる点を中心に説明する。
対応付け手段301は、事例1と同様に、機器管理テーブル311を参照し、「ステータス」が削除の機器2が存在する場合は(S1:Yes)、当該機器2を前任機2aとして特定する(S2)。図11に示す場合は、機器番号fxx-009876の機器2を前任機2aとして特定する。
次に、対応付け手段301は、事例1と同様に、機器管理テーブル311を参照し、「ステータス」が削除とされた日から予め定められた期間(例えば、削除とされた日から1ヶ月前まで)に「ステータス」が有効とされた機器2が存在する場合は(S3:Yes)、当該機器2を後任機2bとして特定する(S4)。図11に示す場合は、削除とされた日が2018年1月10日であり、2018年1月10日から1ヶ月前の2017年12月10日までに機器番号xyz-008765及びwyz-008765の機器2の「ステータス」が有効とされているため、2台の機器2を後任機2bとして特定する。
対応付け手段301は、機器管理テーブル311に基づいて、上記ステップS2及びS4で特定した1台の前任機2a及び2台の後任機2bを互いに紐付けて機器紐付けテーブル313に記録する(S5)。
作成手段302は、機器紐付けテーブル313を参照し、1台の前任機2aについて作成した報告書と2台の後任機2bについて作成した報告書とを結合した報告書314cを作成する(S6)。改善効果の例としては、1台の多機能の前任機2aを専用機としての2台の後任機2bに置き換えることにより、生産効率等の改善効果が考えられる。
[第2の実施の形態]
図12(a)は、本発明の第2の実施の形態に係る機器管理テーブルの一例を示す図である。図12(b)は、機種コードと後継機種コードとを紐付けた機器コード紐付けテーブルの一例を示す図である。
機器管理テーブル311は、図12(a)に示すように、事例1と同様に、「企業番号」、「管理者ID」、「機器番号」、「ステータス」、「ステータス変更日」等の各項目を有し、さらに機種コードが記録される「機種コード」の項目を有する。機種コードは、機種の一例を示す。第2の実施の形態は、2台の前任機2aが2台の後任機2bに置き換えられた場合に、前任機2aと後任機2bとを紐付けるものである。以下、第1の実施の形態の事例1と異なる点を中心に説明する。
本実施の形態の対応付け手段301は、図12(b)に示すように、後任機2bの機種コードが前任機2aの後継機として予め定められている場合は、前任機2aと後任機2bとを紐付ける。図12(b)に示す場合は、後任機2bの機種コードのmodelD、modelE、及びmodelFは、それぞれ前任機2aの機種コードのmodelA、modelB、及びmodelCの後継機として予め定められている。
対応付け手段301は、事例1と同様に、機器管理テーブル311を参照し、「ステータス」が削除とされた機器2が存在する場合は(S1:Yes)、当該機器2を前任機2aとして特定する(S2)。図12(a)に示す場合は、機器番号fxx-009876及びfxy-008762の2台の機器2を前任機2aとして特定する。
次に、対応付け手段301は、事例1と同様に、機器管理テーブル311を参照し、「ステータス」が削除とされた日から予め定められた期間(例えば、削除とされた日から1ヶ月前まで)に「ステータス」が有効とされた機器2が存在する場合は(S3:Yes)、当該機器2を後任機2bとして特定する(S4)。図12(a)に示す場合は、削除とされた日が2018年1月10日と、2018年1月11日であるから、最初の方の2018年1月10日から1ヶ月前の2017年12月10日までに機器番号xyz-008765及びwyz-008765の2台の機器2の「ステータス」が有効とされているため、2台の機器2を後任機2bとして特定する。
次に、対応付け手段301は、図12(b)の機種コード紐付けテーブル311bを参照し、modelAの後継機はmodelDであるから、modelAの機器番号fxx-009876の前任機2aとmodelDの機器番号xyz-008765の後任機2bとを紐付ける。同様に、対応付け手段301は、図12(b)の機種コード紐付けテーブル311bを参照し、modelBの後継機はmodelEであるから、modelBの機器番号fxy-008762の前任機2aとmodelEの機器番号wyz-008765の後任機2bとを紐付ける。
なお、上記実施の形態では、後任機2bの機種が前任機2aの後継機として予め定められている場合は、機器属性情報が共通する場合として前任機2aと後任機2bとを対応付ける場合について説明したが、前任機2aの機種コードと後任機2bの機種コードとが同一の場合に、機器属性情報が共通する場合として前任機2aと後任機2bとを対応付けてもよい。
[第3の実施の形態]
図13は、本発明の第3の実施の形態に係るサーバ装置の制御系の一例を示すブロック図である。本実施の形態は、第1の実施の形態と同様に、予め定められた期間内に「ステータス」が削除とされた機器2及び有効とされた機器2をそれぞれ前任機2a及び後任機2bとして特定し、データ移行サービスの移行結果を利用して前任機2aと後任機2bとの紐付けを行うものである。以下、第1の実施の形態と異なる点を中心に説明する。
本実施の形態に係るサーバ装置3は、第1の実施の形態と同様に、制御部30と、記憶部31と、通信部32とを備える。
制御部30は、第1の実施の形態と同様に、集計手段300、対応付け手段301、作成手段302を備え、さらに移行手段303を備える。
記憶部31は、第1の実施の形態と同様に、プログラム310、機器管理テーブル311、集計データ312、機器紐付けテーブル313、報告書314が記憶され、さらにデータ移行プログラム315、及びデータ移行テーブル316が記憶される。データ移行プログラム315は、例えば、データ移行サービスを行う事業者が管理するサーバ装置からダウンロードして取得したものである。
図14は、データ移行テーブル316の一例を示す図である。データ移行テーブル316は、「移行元機器番号」、「移行先機器番号」、「移行データ」、「移行日」等の各項目を有する。データ移行テーブル316のデータは、データ移行サービスを行った事業者から取得してもよく、データ移行サービスを行う事業者からデータ移行プログラム315をダウンロードし、データ移行プログラム315を起動して自ら取得してもよい。データ移行を行うためには、管理者が移行元機器番号及び移行先機器番号を管理者端末装置4から入力し、移行データを指定する。なお、データ移行プログラム315をダウンロードして実行する他に、別のサービスを利用した後の紐付け情報だけと連携してデータを取り込んで利用してもよい。
制御部30のCPUは、データ移行プログラム315に従って動作することにより移行手段303としても機能する。
移行手段303は、データ移行テーブル316を参照し、移行元機器番号の機器2から移行データを取得し、取得した移行データを移行先機器番号の機器2に移行する。移行データとしては、例えば、アドレス帳、設定情報等がある。例えば、移行するデータは、1種類に限られずに、アドレス帳及び設定情報等の複数種類を一括して移行してもよい。
対応付け手段301は、アドレス帳、設定情報等がデータ移行サービスによって移行元の機器2から移行先の機器2に移行された場合に、移行元の機器2を前任機2a、移行先の機器2を後任機2bとして特定し、前任機2aと後任機2bとを紐付ける。
なお、設定内容(例えば、印刷条件の設定項目、設定値等)が一定の割合で共通する場合は、設定情報が共通するものとして、前任機2aと後任機2bとを紐付けてもよい。
[第4の実施の形態]
本実施の形態の対応付け手段301は、第1の実施の形態と同様に、予め定められた期間内に「ステータス」が削除とされた機器2及び有効とされた機器2をそれぞれ前任機2a及び後任機2bとして特定し、さらに前任機2aと後任機2bとの間で利用者情報が共通する場合に、利用者情報が共通する前任機2aと後任機2bとを紐付けるものである。利用者情報とは、利用者、すなわちユーザを示す情報である。本実施の形態における利用者情報が共通するとは、例えば、前任機2a及び後任機2bの利用実績の最も多かった利用者が共通することをいう。
集計手段300は、各機器2について利用者ごとの印刷枚数等の利用実績を集計し、集計データ312として記憶部31に記憶する。
対応付け手段301は、機器管理テーブル311を参照し、「ステータス」の項目が削除とされた機器2があると、その機器2を前任機2aとして特定し、前任機2aの利用実績の最も多かった利用者を特定する。次に、対応付け手段301は、機器管理テーブル311を参照し、削除とされた日から予め定められた期間に「ステータス」が有効とされた機器2を抽出し、抽出した機器2のうち、機器2の利用実績が最も多かった利用者が前任機2aの利用者と共通する機器2を後任機2bとして特定する。
なお、前任機2aについて利用実績の多い上位数名の利用者を特定し、利用者が一定の割合で一致する機器2を後任機2bとして特定してもよい。例えば、前任機2aの利用実績の上位5名の利用者を特定し、後任機2bの複数の候補の利用実績の上位5名の利用者をそれぞれ特定し、後任機2bの複数の候補のうち3名以上が前任機2aと一致した場合に、利用者情報が共通するものとして、当該機器2を後任機2bとして特定してもよい。
また、後任機2bが複数台存在する場合、親展ボックスの番号や利用者名が前任機2aと同一のものが存在する場合、これらを利用者情報が共通するものとして、当該機器2を後任機2bとして決定してもよい。ここで、親展ボックスとは、画像形成装置の記憶部21に利用者ごとに設けられ、画像読取部23で読み取られた画像データや外部装置から送信された文書データを一時的に格納しておく領域をいう。
[第5の実施の形態]
本実施の形態の対応付け手段301は、第1の実施の形態と同様に、予め定められた期間内に「ステータス」が削除とされた機器2及び有効とされた機器2をそれぞれ前任機2a及び後任機2bとして特定し、さらに前任機2aと後任機2bとの間で、機器2の利用傾向を示す情報が共通する場合に、それらの機器2同士を紐付けるものである。
集計手段300は、各機器2について、一定期間(例えば、月間)の使用量(例えば、印刷枚数)、カラー印刷と白黒印刷の割合、利用時間帯等の利用実績を利用傾向を示す情報として集計し、集計結果を記憶部31に記憶する。
機器2の利用傾向を示す情報が共通する場合には、例えば、前任機2aと後任機2bとの間で、一定期間の使用量、又はカラー印刷と白黒印刷の割合の差が予め定められた閾値(例えば2割)以下の場合が該当する。
[第6の実施の形態]
本実施の形態の対応付け手段301は、第1の実施の形態と同様に、予め定められた期間内に「ステータス」が削除とされた機器2及び有効とされた機器2をそれぞれ前任機2a及び後任機2bとして特定し、さらに前任機2aと後任機2bとの間で機器属性情報が共通する場合、例えば同じ程度の性能を有する場合に、それらの機器2同士を紐付けるものである。性能は機能の一例である。
性能が同程度には、性能が同一の場合や、性能の差が予め定められた閾値(例えば、2割)以下の場合等が含まれる。性能には、例えば、印刷処理性能が毎分N枚等がある。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の実施の形態は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲内で種々の変形、実施が可能である。
制御部20、30の各手段は、それぞれ一部又は全部を再構成可能回路(FPGA:Field Programmable Gate Array)、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)等のハードウエア回路によって構成してもよい。
また、本発明の要旨を変更しない範囲内で、上記実施の形態の構成要素の一部を省くことや変更することが可能である。また、本発明の要旨を変更しない範囲内で、上記実施の形態のフローにおいて、ステップの追加、削除、変更、入替え等が可能である。また、上記実施の形態で用いたプログラムをCD-ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して提供することができる。また、上記実施の形態で用いたプログラムをクラウドサーバ等の外部サーバに格納しておき、ネットワークを介して利用することができる。
1…情報処理システム、2…機器、2a…前任機、2b…後任機、3…サーバ装置、4…管理者端末装置、5…ネットワーク、20…制御部、21…記憶部、22…操作表示部、23…画像読取部、24…画像形成部、25…通信部、30…制御部、31…記憶部、32…通信部、300…集計手段、301…対応付け手段、302…作成手段、303…移行手段、310…プログラム、311、311a…機器管理テーブル、311b…機種コード紐付けテーブル、312…集計データ、313…機器紐付けテーブル、314、314a、314a1、314a2、314b、314c…報告書、315…データ移行プログラム、316…データ移行テーブル

Claims (13)

  1. ネットワークに接続された複数の機器の利用状況をそれぞれ集計データとして集計する集計手段と、
    前記複数の機器に関連する関連情報が予め定められた条件を満たす場合に、前記複数の機器のうち少なくとも2台を、置換え前の機器である前任機、及び置換え後の機器である後任機として対応付ける対応付け手段と、
    対応付けられた前記前任機及び前記後任機についてそれぞれ集計された前記集計データを結合して機器の利用状況を出力する出力手段と、を備え
    前記条件は、前記複数の機器のうち少なくとも1台が第1のステータスになった日と、前記複数の機器のうち少なくとも1台が第2のステータスになった日とが予め定められた期間内であるという条件を含む、情報処理装置。
  2. 前記機器に関連する関連情報は、当該機器に設定された設定情報を含み、
    前記対応付け手段は、前記少なくとも2台の機器の前記設定情報が共通する場合に、当該少なくとも2台の機器を前記前任機及び前記後任機として対応付ける、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 記対応付け手段は、第1の機器に設定された設定情報が、データ移行サービスによって第2の機器から移行されたものであることを前記条件として、前記第2の機器を前記前任機、前記第1の機器を前記後任機として対応付ける、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記機器に関連する関連情報は、当該機器の属性を示す機器属性情報を含み、
    前記対応付け手段は、前記少なくとも2台の機器の前記機器属性情報が共通する場合に、当該少なくとも2台の機器を前記前任機及び前記後任機として対応付ける、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記機器属性情報は、当該機器の機種であり、
    前記対応付け手段は、前記少なくとも2台の機器の機種が同一の場合、前記前任機の性能と前記後任機の性能が同程度の場合、又は後任機の機種が前任機の後継機として予め定められている場合に、当該少なくとも2台の機器を前記前任機及び前記後任機として対応付ける、
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記機器属性情報は、当該機器が有する機能であり、
    前記対応付け手段は、前記少なくとも2台の機器の前記機能が共通する場合に、当該少なくとも2台の機器を前記前任機及び前記後任機として対応付ける、
    請求項4に記載の情報処理装置。
  7. 前記機器に関連する関連情報は、当該機器の利用に関連する利用情報を含み、
    前記対応付け手段は、前記少なくとも2台の機器の前記利用情報が共通する場合に、当該少なくとも2台の機器を前記前任機及び前記後任機として対応付ける、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記利用情報は、当該機器の利用者を示す利用者情報であり、
    前記対応付け手段は、前記少なくとも2台の前記利用者情報が共通する場合に、当該少なくとも2台の機器を前記前任機及び前記後任機として対応付ける、
    請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記利用情報は、当該機器の機能の利用傾向を示す情報であり、
    前記対応付け手段は、前記少なくとも2台の前記利用傾向を示す情報が共通する場合に、当該少なくとも2台の機器を前記前任機及び前記後任機として対応付ける、
    請求項7に記載の情報処理装置。
  10. 前記出力手段は、前記前任機と前記後任機で前記集計データ出力時期が重なる場合は、それぞれ集計された前記集計データを合算した前記集計データを作成する、
    請求項1からのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. ネットワークに接続された複数の機器と、
    前記複数の機器の利用状況をそれぞれ集計データとして集計する集計手段と、
    前記複数の機器に関連する関連情報が予め定められた条件を満たす場合に、前記複数の機器のうち少なくとも2台を、置換え前の機器である前任機、置換え後の機器である後任機として対応付ける対応付け手段と、
    対応付けられた前記前任機及び前記後任機についてそれぞれ集計された前記集計データを結合して機器の利用状況を出力する出力手段と、を備え
    前記条件は、前記複数の機器のうち少なくとも1台が第1のステータスになった日と、前記複数の機器のうち少なくとも1台が第2のステータスになった日とが予め定められた期間内であるという条件を含む、情報処理システム。
  12. 前記複数の機器は、画像形成装置を含む、
    請求項11に記載の情報処理システム。
  13. コンピュータを、
    ネットワークに接続された複数の機器の利用状況をそれぞれ集計データとして集計する集計手段と、
    前記複数の機器に関連する関連情報が予め定められた条件を満たす場合に、前記複数の機器のうち少なくとも2台を、置換え前の機器である前任機、置換え後の機器である後任機として対応付ける対応付け手段と、
    対応付けられた前記前任機及び前記後任機についてそれぞれ集計された前記集計データを結合して機器の利用状況を出力する出力手段、として機能させるためのプログラムであって、
    前記条件は、前記複数の機器のうち少なくとも1台が第1のステータスになった日と、前記複数の機器のうち少なくとも1台が第2のステータスになった日とが予め定められた期間内であるという条件を含む、プログラム。
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