JP7138727B2 - 品質管理装置、品質管理システム、品質管理方法、及び品質管理プログラム - Google Patents

品質管理装置、品質管理システム、品質管理方法、及び品質管理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、品質管理装置、品質管理システム、品質管理方法、及び品質管理プログラムに関する。
特許文献1に開示されているように、ユーザから製品の修理の依頼及びその製品の不具合の症状を表す不具合情報の入力を受け付け、入力された不具合情報を、製品を識別する識別情報と対応付けて管理するシステムが知られている。特許文献1は、このシステムに蓄積された不具合情報を、同じ製品の品質の改善に役立てることができる旨述べている。
特開2001-338089号公報
特許文献1の技術では、製品の品質を改善すべきか否かを判断するために、上記システムに蓄積された個々の不具合情報の内容を確認し、報告された不具合の症状が本質的に製品の品質に起因するものであるか否かを検討する必要がある。
そして、その確認及び検討には手間がかかるため、製品の品質を改善すべき場合に、改善の着手が遅くなりがちである。そこで、製品の品質に異常が生じている可能性があることを、もっと早期に把握し得ることにより、製品の品質の改善にいち早く着手することができる技術が望まれる。
また、製品が、交換可能な交換可能部材を備える場合、その交換可能部材の品質に異常が生じていることもあり得る。そこで、交換可能部材の品質に異常が生じている可能性があることを早期に把握することができる技術も望まれる。
本発明の目的は、製品又はその製品が備える交換可能部材の品質に異常が生じている可能性があることを、従来よりも早期に把握することができる品質管理装置、品質管理システム、品質管理方法、及び品質管理プログラムを提供することである。
本発明に係る品質管理装置において、実績供給データ取得手段は、製品が交換可能に備える交換可能部材の、既に販売されて使用に供された製品における交換可能部材との交換のための出荷、販売、又は受注の実績を表す実績供給データを取得する。
判定手段は、実績供給データ取得手段によって取得された実績供給データを用いて、交換可能部材の需要が、予め定められた予想需要を上回る過剰需要事態が生じたか否か、又は過剰需要事態に至る兆候が生じたか否かを判定する。
報知制御手段は、判定手段によって、過剰需要事態又は過剰需要事態に至る兆候が生じたと判定された場合に、製品又は交換可能部材の品質に異常が生じている可能性がある旨を報知させる報知制御を行う。
製品の品質に異常が生じている場合には、その製品において交換可能部材が本来の耐久性を発揮できず、交換可能部材の寿命が短縮されることが多い。このため、市場における交換可能部材の需要が増大する傾向がある。また、交換可能部材そのものの品質に異常が生じている場合にも、交換可能部材の寿命が短いため、市場における交換可能部材の需要が増大する傾向がある。
そこで、本発明に係る品質管理装置によれば、交換可能部材の過剰需要事態又はその兆候が生じていると判定手段が判定したことをもって、製品又は交換可能部材の品質に異常が生じている可能性があることを検知できる。従来必要であった、報告された不具合の症状を確認する作業が不要であるため、報知制御手段による報知制御を通じて、製品又は交換可能部材の品質に異常が生じている可能性があることを、従来よりも早期に把握することができる。
実施の形態1に係る品質管理システムの構成を示す概念図 実施の形態1に係る品質管理装置の構成を示す概念図 実施の形態1に係る管理データベースの構成を示す概念図 実施の形態1に係る品質管理装置の機能を示す概念図 実施の形態1に係る品質管理システムの動作を示すフローチャート 実施の形態2に係る閾値データの構成を示す概念図 実施の形態2に係る品質管理装置の動作の一部を示すフローチャート 実施の形態3に係る管理データベースの構成を示す概念図 実施の形態3に係る工場用端末装置における表示の内容を示す概念図 実施の形態4に係る管理データベースの構成を示す概念図
以下、図面を参照し、実施の形態1-5に係る品質管理システムについて説明する。図中、同一又は対応する部分に同一の符号を付す。
[実施の形態1]
図1に示すように、本実施の形態に係る品質管理システム400は、企業の製造部門に配置された工場用端末装置群100を備える。工場用端末装置群100は、製造部門を構成する複数の工場の各々に配置された工場用端末装置110を有する。各々の工場では、製品と、その製品が交換可能に備える交換可能部材とが製造される。
また、品質管理システム400は、製品を出荷する出荷部門に配置された出荷管理装置200と、製品の品質を管理する管理部門に配置された品質管理装置300とを備える。工場用端末装置群100、出荷管理装置200、及び品質管理装置300は、通信回線NEによって通信可能に接続されている。
出荷管理装置200は、製品の出荷の実績を管理している。また、既に販売されて使用に供された製品における交換可能部材との交換のために、単品としての交換可能部材が市場に供給される。このため、出荷管理装置200は、単品としての交換可能部材の出荷の実績も管理している。
出荷管理装置200では、複数種の製品の各々を製品ID(Identification Data)によって識別しており、かつ複数種の交換可能部材の各々を交換可能部材IDによって識別している。
本実施の形態では、製品IDと、交換可能部材IDとが、1対1に対応しているものとする。つまり、交換可能部材IDによって、その交換可能部材IDが表す交換可能部材を備える製品の機種が一意に特定される。
出荷管理装置200は、複数種の交換可能部材の各々の、単品としての出荷の実績を表す実績供給データDAを品質管理装置300に送信する実績供給データ提供装置の一例である。実績供給データDAは、交換可能部材IDと、その交換可能部材IDが表す交換可能部材の、実績を集計する単位期間として予め定められた第1期間分、具体的には1日分の出荷の数量である実績数量とを対応付けたデータである。
品質管理装置300は、出荷管理装置200から実績供給データDAを取得し、取得した実績供給データDAを用いて、交換可能部材IDが異なる複数種の交換可能部材の各々の需要が、予め定められた予想需要を上回る過剰需要事態が生じたか否かを判定する。
交換可能部材に過剰需要事態が生じているということは、同じ交換可能部材を備える製品の品質に異常が生じている可能性があることを表す。これは、製品の品質に異常が生じている場合には、その製品において交換可能部材が本来の耐久性を発揮できず、交換可能部材の寿命が短縮される結果、市場における交換可能部材の需要が増大するためである。
そこで、品質管理装置300は、交換可能部材に過剰需要事態が生じたと判定した場合には、その交換可能部材を備える製品(以下、異常疑義製品という。)を製造している工場の工場用端末装置110に対して、その異常疑義製品の品質に異常が生じている可能性がある旨を報知させる報知制御を行う。
工場用端末装置110は、品質管理装置300による報知制御を受けることにより異常疑義製品の品質に異常が生じている可能性がある旨を報知する報知装置の一例である。これにより、その工場では、異常疑義製品の品質に異常が生じている可能性があることが把握される。このため、異常疑義製品の品質の改善に着手できる。
本実施の形態に係る品質管理システム400は、交換可能部材に過剰需要事態が生じていることを検知する品質管理装置300の機能に最大の特徴を有する。そこで、以下、品質管理装置300について詳細に説明する。
図2に示すように、品質管理装置300は、通信回線NEに接続された通信部310を備える。通信部310は、図1に示す出荷管理装置200及び工場用端末装置群100との間の通信を担う。即ち、上述した実績供給データDAは、通信部310を介して、品質管理装置300に取り込まれる。また、品質管理装置300は、通信部310を介して、上述した報知制御を行う。
また、品質管理装置300は、各々の交換可能部材の予想需要を表す閾値データ321を記憶する記憶手段の一例である補助記憶部320を備える。閾値データ321は、交換可能部材に過剰需要事態が生じているか否かの判定の基準として用いられる。
閾値データ321は、交換可能部材ID毎に、その交換可能部材IDが表す交換可能部材の予想される供給量を表す基準供給指数を定めたものである。基準供給指数とは、具体的には、交換可能部材に過剰需要事態が生じているか否かの判断の繰り返し周期として上述した第1期間よりも長く定められた第2期間分、具体的には1か月分の交換可能部材の出荷数量の予想値を表す。
また、補助記憶部320は、実績供給データDAに含まれる、交換可能部材の出荷の実績を表す上述した実績数量が蓄積される管理データベース322を記憶する蓄積手段の一例でもある。以下、図3を参照し、管理データベース322について説明する。
図3に示すように、管理データベース322は、複数種の交換可能部材の各々を識別する交換可能部材IDが格納される項目322aと、その交換可能部材を出荷した出荷日が格納される項目322bと、その交換可能部材についての上述した実績数量が格納される項目322cとを有する。項目322b及び322cは、実績供給データDAを取得する度に追記される。
また、管理データベース322は、項目322aに格納された交換可能部材IDが表す交換可能部材を備える製品の製品IDが格納される項目322dと、その製品及び交換可能部材を製造する工場を識別する工場IDが格納される項目322eとを有する。本実施の形態では、工場IDと、図1に示す工場用端末装置群100を構成する工場用端末装置110とが1対1に対応しているものとする。
図2に戻り、説明を続ける。補助記憶部320は、各々の交換可能部材の需要が、閾値データ321が表す予想需要を上回る過剰需要事態が生じたか否かを判定する手順を規定した品質管理プログラム323も記憶している。
そして、品質管理装置300は、補助記憶部320から品質管理プログラム323を読み出して実行するCPU(Central Processing Unit)330と、CPU330が品質管理プログラム323及び各種データを一時的に蓄えるための主記憶部340とを備える。
以下、図4を参照し、CPU330が品質管理プログラム323を実行することにより実現される品質管理装置300の機能について説明する。
図4に示すように、CPU330は、実績供給データDAを取得する実績供給データ取得手段の一例である実績供給データ取得部331の機能を有する。実績供給データ取得部331は、上述した第1期間毎、具体的には日毎に、図1に示す出荷管理装置200から実績供給データDAを取得し、取得した実績供給データDAを用いて、管理データベース322の図3に示す項目322b及び322cを日毎に追記する。
また、CPU330は、市場への交換可能部材の供給の程度を表す実績供給指数を算出する算出手段の一例である算出部332の機能を有する。具体的には、算出部332は、管理データベース322に蓄積された過去の、上述した第2期間分、具体的には1か月分の実績数量を足し合わせる集計を行う。なお、実績数量は、管理データベース322の、図3に示す項目322cに蓄積される。1か月分の実績数量を足し合わせた値が、上述した実績供給指数である。
また、CPU330は、複数種の交換可能部材の各々の需要が、予め定められた予想需要を上回る過剰需要事態が生じたか否かを判定する判定手段の一例である判定部333の機能を有する。具体的には、判定部333は、算出部332によって算出された実績供給指数と、閾値データ321が表す1か月分の出荷数量の予想値である基準供給指数とを比較する。そして、判定部333は、実績供給指数が基準供給指数を超える場合に、過剰需要事態が生じたと判定する。
また、CPU330は、判定部333によって過剰需要事態が生じたと判定された場合に、製品の品質に異常が生じている可能性がある旨を報知させる報知制御を行う報知制御手段の一例である報知制御部334の機能を有する。
既述のように、複数種の製品のうち、判定部333によって過剰需要事態が生じたと判定された交換可能部材を備える製品を異常疑義製品と呼ぶことにする。報知制御部334は、図1に示す工場用端末装置群100のうち、異常疑義製品を製造している工場の工場用端末装置110に対してなされる。
以下、図5を参照し、品質管理システム400の動作について説明する。
図5に示すように、まず、出荷管理装置200が、出荷部門のユーザから、複数種の交換可能部材の各々の、1日分の出荷の数量である実績数量の入力を受け付ける(ステップS11)。出荷管理装置200への実績数量の入力がなされると、出荷管理装置200は、交換可能部材IDと、その交換可能部材IDが表す交換可能部材についての、ステップS11で入力された実績数量とが対応付けられている実績供給データDAを、品質管理装置300に送信する(ステップS12)。
次に、品質管理装置300において、図4に示す実績供給データ取得部331が、出荷管理装置200から実績供給データDAを取得し(ステップS13)、取得した実績供給データDAに基づいて、管理データベース322の追記を行う(ステップS14)。
具体的には、実績供給データ取得部331は、実績供給データDAを取得する都度、即ち日次に、図3に示す管理データベース322の、項目322bに新しい日付を追記し、かつ項目322cに、実績供給データDAにおいて交換可能部材IDに対応付けられている実績数量を追記する。
次に、品質管理装置300において、交換可能部材に過剰需要事態が生じているか否かの判断の繰り返し周期として予め定められた第2期間、具体的には1か月が経過したか否かを、図4に示す算出部332が判定する(ステップS15)。まだ1か月が経過していない場合は(ステップS15;NO)、ステップS13に戻る。
一方、算出部332は、1か月が経過した場合は(ステップS15;YES)、交換可能部材ID別に、図3に示す管理データベース322に蓄積された1か月分の実績数量を集計することにより、実績供給指数を算出する(ステップS16)。
次に、品質管理装置300において、図4に示す判定部333が、複数種の交換可能部材の各々について、算出部332によって算出された実績供給指数が、閾値データ321が表す1か月分の出荷数量の予想値である基準供給指数を超えるか否かを判定する(ステップS17)。ステップS17は、交換可能部材の過剰需要事態が生じたか否かを判定する判定工程の一例である。実績供給指数が基準供給指数以下である場合は(ステップS17;NO)、過剰需要事態は生じていないので、ステップS13に戻る。
一方、実績供給指数が基準供給指数を超える場合は(ステップS17;YES)、過剰需要事態が生じたと言えるので、図4に示す報知制御部334は、まず、図3に示す管理データベース322を参照し、判定部333によって過剰需要事態が生じたと判定された交換可能部材の交換可能部材IDに対応する工場IDを特定する。
次に、報知制御部334は、図1に示す工場用端末装置群100のうち、その工場IDによって特定される工場用端末装置110に対して、製品の品質に異常が生じている可能性がある旨を報知させる報知制御を行う(ステップS18)。
次に、その工場用端末装置110が、品質管理装置300による報知制御を受けて、異常疑義製品の品質に異常が生じている可能性がある旨を報知する(ステップS19)。これにより、その工場用端末装置110が設置されている工場では、異常疑義製品の品質に異常が生じている可能性があることが把握される。そこで、その工場では、異常疑義製品の品質を検査する品質検査工程を遂行し、品質の検査の結果、異常疑義製品の品質に問題がある場合は、異常疑義製品の品質の改善に着手する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、交換可能部材の過剰需要事態が生じていると判定部333が判定したことをもって、製品の品質に異常が生じている可能性があることを検知できる。従来必要であった、ユーザから報告された不具合の症状を確認する作業が不要であるため、報知制御部334による報知制御及び工場用端末装置110による報知を通じて、異常疑義製品の品質に異常が生じている可能性があることを、従来よりも早期に把握できる。
[実施の形態2]
上記実施の形態1では、図2に示す閾値データ321が表す基準供給指数が、製品の出荷又は販売された数量とは独立して定められていたが、基準供給指数は、製品の出荷又は販売された数量の累積値に応じて定められていてもよい。また、上記実施の形態1では、図4に示す算出部332が、基準供給指数を集計する演算を行ったが、算出部332は、足し算以外の演算を行うこともできる。以下、その具体例について述べる。
図6に示すように、本実施の形態では、閾値データ321において、複数種の交換可能部材の各々の基準供給指数が、その交換可能部材を備える製品の出荷数量の累積値に応じて定められている。また、基準供給指数の、物理量としての単位が、製品の出荷数量の累積値に応じて異なる。
具体的には、製品の出荷数量の累積値が、境界値である1000に満たない場合における基準供給指数の単位は、実施の形態1の場合と同じく[個]である。
一方、製品の出荷数量の累積値が1000以上の場合における基準供給指数の単位は、「%」である。この単位が「%」の基準供給指数は、交換可能部材の出荷数量を、その交換可能部材を備える製品の出荷数量の累積値で割った出荷率を表す。
なお、基準供給指数の定義を変える基準となる上記境界値は、複数種の製品の平均的な故障率の変化を表すバスタブ曲線の、初期故障期間と偶発故障期間との境界を表す。本実施の形態では、境界値を1000としたが、境界値は特に1000に限られない。
以下、図7を参照し、本実施の形態に係る品質管理装置300の動作について述べる。本実施の形態では、図5に示したステップS16とステップS17との間に、図7に示すステップS21からステップS25が追加される。
図7に示すように、ステップS16を経た後、図4に示す実績供給データ取得部331が、複数種の製品の各々の出荷数量の累積値を表す製品累積値データの送信を、図1に示す出荷管理装置200に要求し、出荷管理装置200から製品累積値データを取得する(ステップS21)。
製品累積値データは、具体的には、製品IDと、その製品IDが表す製品の出荷数量のこれまでの累積値とを対応付けたものである。このように、本実施の形態では、図4に示す実績供給データ取得部331が、製品累積値データを取得する製品累積値データ取得手段としての役割を兼ねる。
次に、図4に示す算出部332が、製品の出荷数量の累積値に応じた、実績供給指数の算出方法を特定するために、複数種の製品の各々について、ステップS21で取得された製品累積値データが表す出荷数量の累積値が、1000未満であるか否かを判定する(ステップS22)。
製品の出荷数量の累積値が1000未満の場合は(ステップS22;YES)、基準供給指数の単位が[個]である。そこで、その基準供給指数と同じ物理量の実績供給指数を得るために、算出部332は、図5のステップS16で実績数量を集計することにより得た値である集計値を、実績供給指数とする(ステップS23)。
一方、製品の出荷数量の累積値が1000以上の場合は(ステップS22;NO)、基準供給指数の単位が[%]である。そこで、その基準供給指数と同じ物理量の実績供給指数を得るために、算出部332は、図5のステップS16で得た集計値を、ステップS21で取得された製品累積値データが表す出荷数量の累積値で割り算し、得られた出荷率を実績供給指数とする(ステップS24)。
次に、ステップS23又はS24の後、図4に示す判定部333が、実績供給データ取得部331から上述した製品累積値データを取得し、かつ図6に示す閾値データ321を参照することにより、その製品累積値データが表す累積値に対応する基準供給指数を特定する(ステップS25)。
次に、図5に示したステップS17に移行する。ステップS17において判定部333は、ステップS25で特定した基準供給指数を、ステップS23又はS24で算出部332によって得られた実績供給指数と比較する。実績供給指数が基準供給指数を超える場合に、過剰需要事態が生じたと判定する点は、実施の形態1と同じである。
以上説明したように、本実施の形態では、製品に異常が生じている可能性があるか否かの判定の基準となる基準供給指数が、製品の出荷数量の累積値に応じて定められている。つまり、製品に異常が生じている可能性があるか否かの判定の厳しさを、製品の出荷数量の累積値に応じて変化させることができる。このため、製品に異常が生じている可能性があることを、実施の形態1の場合よりも正確に検出できる。
[実施の形態3]
上記実施の形態1では、交換可能部材IDと製品IDとが1対1に対応する場合を例示したが、1種類の交換可能部材が、製品IDの異なる複数種の製品に共通して備えられてもよい。以下では、共通の交換可能部材を備える複数種の製品の各々を、関連製品と呼ぶことにする。つまり、交換可能部材が備えられる製品の概念には、製品IDの異なる複数種の関連製品が含まれてもよい。以下、その具体例について述べる。
本実施の形態では、図1に示す出荷管理装置200において、各々の交換可能部材が、その交換可能部材を共通して備える関連製品群のうちのいずれにおける交換可能部材との交換のために出荷されたかが追跡できているものとする。
これにより、出荷管理装置200が出力する実績供給データDAは、各々の交換可能部材の出荷の数量を表す既述の実績数量を、関連製品別に表しているものとする。図1に示す品質管理装置300は、その実績供給データDAを管理データベース322に蓄積し、交換可能部材の実績数量の履歴を関連製品別に管理する。以下、本実施の形態に係る管理データベース322の構成を具体的に説明する。
図8に示すように、本実施の形態に係る管理データベース322は、交換可能部材ID別に、その交換可能部材IDが表す交換可能部材を共通して備える複数の関連製品の各々の製品IDを格納する項目322fを有する。
また、管理データベース322は、交換可能部材ID別に、その交換可能部材IDが表す交換可能部材と、その交換可能部材を共通して備える関連製品とを製造する工場を特定する工場IDを格納する項目322eを有する。
図8に示す具体例は、製品IDが「xxxx」の製品、製品IDが「yyyy」の製品、及び製品IDが「zzzz」の製品が、交換可能部材IDが「abc」の交換可能部材を共通して備える関連製品であることを示す。また、これらの関連製品及び交換可能部材が、工場ID「jp01」で特定される共通の工場で製造されることを示す。
また、管理データベース322は、関連製品の製品ID別に、交換可能部材の出荷日を格納する項目322bと、交換可能部材の実績数量を格納する項目322cとを有する。
そして、実績供給データ取得部331は、図5のステップS14で出荷管理装置200から実績供給データDAを取得する度に、その実績供給データDAに基づいて、関連製品の製品ID別に、交換可能部材の出荷日を格納する項目322bと、交換可能部材の実績数量を格納する項目322cとを追記する。
また、図5のステップS16では、算出部332が、関連製品の製品ID別に、1か月分の実績数量を集計することにより、関連製品の製品ID別に実績供給指数を算出する。そして、図5のステップS17では、判定部333が、関連製品の製品ID別に算出された実績供給指数を基準供給指数と比較することにより、過剰需要事態が生じたか否かを関連製品別に判定する。
また、図5のステップS18では、報知制御部334は、複数の関連製品のうち、過剰需要事態が生じたとの判定部333の判定をもたらした関連製品(以下、異常疑義関連製品という。)について報知制御を行う。つまり、報知制御部334は、異常疑義関連製品の品質に異常が生じている可能性がある旨を工場用端末装置110に報知させる。
また、報知制御部334は、図5のステップS18では、異常疑義製品だけでなく、複数の関連製品のうち、過剰需要事態が生じたとの判定部333の判定をもたらさなかった関連製品(以下、非疑義関連製品という。)も含むすべての関連製品について、交換可能部材の出荷の実績を表示させる表示制御を行う。
具体的には、報知制御部334は、表示制御において、すべての関連製品についての、算出部332によって算出されたこれまでの実績供給指数の履歴を表す関連製品実績データを管理データベース322から抽出して工場用端末装置110に送信し、工場用端末装置110に関連製品実績データをグラフ化して表示させる。
図9に、報知制御部334による報知制御及び表示制御を受けて工場用端末装置110の表示画面に表示される内容を示す。欄SEには、異常疑義関連製品である、製品IDが「xxxx」の製品の品質に異常が生じている可能性がある旨が表示されている。欄SEは、上述した報知制御によって表示されたものである。
また、上述した表示制御によって、折れ線グラフGA、GB、及びGCが表示される。折れ線グラフGAは、製品IDが「xxxx」の関連製品に対する実績供給指数を月別に表している。折れ線グラフGBは、製品IDが「yyyy」の関連製品に対する実績供給指数を月別に表している。折れ線グラフGCは、製品IDが「zzzz」の関連製品に対する実績供給指数を月別に表している。
このように本実施の形態によれば、異常疑義製品についての報知制御と併せて、非疑義関連製品に対する実績供給指数がグラフ化して表示される。このため、異常疑義製品の品質に異常が生じている可能性があることを把握できるのみならず、非疑義関連製品に異常の傾向があるか否かをユーザが視覚的に把握できる。
具体的には、図9に示す折れ線グラフGBは、基準供給指数を超えてはいないものの、折れ線GAと同様の変動を示しているので、製品IDが「yyyy」の非疑義関連製品に異常の傾向があり、製品IDが「xxxx」の異常疑義関連製品と同様に、いずれ報知制御がなされる可能性が高いと分かる。このため、製品IDが「yyyy」の非疑義関連製品の品質の改善に着手できる。
[実施の形態4]
上記実施の形態3では、交換可能部材がいずれの関連製品向けに出荷されか、即ちいずれの関連製品における交換可能部材との交換のために出荷されたかが、図1に示す出荷管理装置200にて追跡できていた。しかし、必ずしもその追跡ができていなくてもよい。以下、その具体例について説明する。
図10に示すように、本実施の形態に係る管理データベース322においても、交換可能部材と、その交換可能部材を共通して備える関連製品群との対応関係は得られている。しかし、項目322fに格納されている複数の関連製品の各々の製品IDと、交換可能部材の出荷日及び実績数量との対応関係は得られていない。
このため、図5のステップS17では、判定部333が、各々の交換可能部材について過剰需要事態が生じたか否かを判定することはできるが、過剰需要事態が生じたか否かを関連製品別に判定することはできない。
そこで、図5のステップS18において報知制御部334は、報知制御として、いずれかの関連製品の品質に異常が生じている可能性がある旨を工場用端末装置110に表示させる。一具体例として、報知制御部334は、“製品xxxx、製品yyyy、製品zzzzのいずれかの品質が低下している可能性があります”という旨を工場用端末装置110に表示させる。
これにより、工場用端末装置110が設置されている工場では、製品IDが「xxxx」、「yyyy」、「zzzz」の各関連製品について、品質を検査する品質検査工程を遂行し、品質に異常がみられた関連製品について、品質の改善に着手できる。
[実施の形態5]
上記実施の形態1では、交換可能部材に過剰需要事態が生じているか否かを判定するための実績供給指数として、交換可能部材の出荷の数量を用いたが、その出荷の数量の変化率を実績供給指数として用いてもよい。同様に、基準供給指数として、交換可能部材の予想される出荷の数量の変化率を採用してもよい。以下、その具体例について説明する。
本実施の形態では、図5のステップS16において、算出部332が、交換可能部材の実績数量を集計することで集計値を得た後、その集計値の、前回の集計値からの差分を算出する。そして、その差分の値を、図5のステップS17の判定で用いる実績供給指数とする。ここで“前回の集計値”とは、具体的には、或る月の実績供給指数を求める場合において、その或る月の前の月における実績数量の集計値を指す。
また、本実施の形態では、図2に示す閾値データ321が、上述した実績供給指数に対する予想値として、交換可能部材の予想される出荷の数量の変化率である基準供給指数を表している。その基準供給指数が、図5のステップS17の判定の基準に用いられる。
本実施の形態では、図5のステップS17において判定部333が、実績数量の集計値の変化率が、基準供給指数を超えているか否かを判定する。実績数量の集計値の変化率は、交換可能部材に対する需要の変化の傾向を表すので、判定部333は、交換可能部材に過剰需要事態に至る兆候が生じたか否かを判定することができる。このため、製品の品質に異常が生じている可能性があることを、実施の形態1の場合よりも早期に把握し得る。
以上、本発明の実施の形態1-5について説明した。本発明はこれに限られず、以下に述べる変形も可能である。
上記実施の形態1-5では、実績供給指数が、交換可能部材の出荷の数量又はその数量の変化率を表したが、実績供給指数は、交換可能部材の出荷の数量又はその数量の変化率と相関を有する実績値であってもよい。具体例として、実績供給指数は、販売の数量又はその変化率を表してもよいし、受注の数量又はその変化率を表してもよいし、在庫の数量又はその変化率を表してもよい。販売の数量及び受注の数量は、出荷の数量と正の相関を有し、在庫の数量は、交換可能部材の出荷の数量と負の相関を有する。
上記実施の形態1では、交換可能部材の過剰需要事態が生じた場合に、報知制御部334が、製品の品質に異常が生じている可能性がある旨を工場用端末装置110に報知させる報知制御を行った。交換可能部材の過剰需要事態が生じた場合には、交換可能部材そのものの品質に異常が生じている可能性もある。交換可能部材そのものの品質に異常がある場合には、交換可能部材の寿命が短いからである。そこで、報知制御部334は、報知制御として、交換可能部材の品質に異常が生じている可能性がある旨を工場用端末装置110に報知させてもよい。
上記実施の形態1では、交換可能部材を製造する工場と、その交換可能部材を備える製品を製造する工場とが同じである場合を例示したが、交換可能部材を製造する工場と、その交換可能部材を備える製品を製造する工場とが異なっていてもよい。その場合、報知制御部334は、製品を製造する工場の工場用端末装置110に対して報知制御を行ってもよいし、交換可能部材を製造する工場の工場用端末装置110に対して報知制御を行ってもよいし、それら双方の工場用端末装置110に対して報知制御を行ってもよい。
上記実施の形態1では、製品及び交換可能部材の製造が行われる工場の工場用端末装置110が、報知制御を受ける報知装置としての役割を果たしたが、報知装置の設置場所は特に工場に限られない。製品又は交換可能部材の設計、開発、又は検査を行う部門に設置される端末装置が、報知制御を受ける報知装置としての役割を果たしてもよい。
上記実施の形態1-5において、製品と、その製品に交換可能に備えられる交換可能部材との組み合わせは、特に限定されない。製品と交換可能部材の組み合わせは、電気機器とセンサ、電気機器とモータ、電気機器とそれを制御する制御回路、電気機器とそれに対する給電を制御する電源回路、冷蔵庫又は空気調和機と冷凍サイクルを構成する部材、掃除機又は空気清浄機とフィルター、プリンタとインクカートリッジ、光学ドライブとレーザ発振機、又は照明機器と発光装置であってもよい。
図1に示した品質管理プログラム323をコンピュータにインストールすることで、そのコンピュータを品質管理装置300として機能させることができる。品質管理プログラム323は、通信回線を介して配布してもよいし、光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリといったコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布してもよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされる。また、上述した実施の形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
本出願は、2018年12月28日に出願された日本国特許出願である特願2018-247384号に基づく。本明細書中に、その特願2018-247384号の明細書、特許請求の範囲、及び図面全体を参照として取り込むものとする。
本発明に係る品質管理装置、品質管理システム、品質管理方法、及び品質管理プログラムは、製品又はその製品が備える交換可能部材の品質の管理に利用することができる。
100…工場用端末装置群、110…工場用端末装置(報知装置)、200…出荷管理装置(実績供給データ提供装置)、300…品質管理装置、310…通信部、320…補助記憶部(記憶手段、蓄積手段)、321…閾値データ、322…管理データベース、322a~322f…項目、323…品質管理プログラム、330…CPU、331…実績供給データ取得部(実績供給データ取得手段、製品累積データ取得手段)、332…算出部(算出手段)、333…判定部(判定手段)、334…報知制御部(報知制御手段)、340…主記憶部、400…品質管理システム、NE…通信回線、DA…実績供給データ、SE…欄、GA~GC…折れ線グラフ。

Claims (8)

  1. 製品が交換可能に備える交換可能部材の、既に販売されて使用に供された前記製品における前記交換可能部材との交換のための出荷、販売、又は受注の実績を表す実績供給データを取得する実績供給データ取得手段と、
    前記実績供給データ取得手段によって取得された前記実績供給データを用いて、前記交換可能部材の需要が、予め定められた予想需要を上回る過剰需要事態が生じたか否か、又は前記過剰需要事態に至る兆候が生じたか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって、前記過剰需要事態又は該過剰需要事態に至る兆候が生じたと判定された場合に、前記製品又は前記交換可能部材の品質に異常が生じている可能性がある旨を報知させる報知制御を行う報知制御手段と、
    を備える、品質管理装置。
  2. 前記交換可能部材の予想される出荷の数量若しくは該数量の変化率、又は該数量若しくは該変化率と相関を有する予想値である基準供給指数を記憶する記憶手段、
    をさらに備え、
    前記判定手段が、前記記憶手段に記憶されている前記基準供給指数と、前記実績供給データに基づいて特定される、前記交換可能部材の出荷の数量若しくは該数量の変化率、又は該数量若しくは該変化率と相関を有する実績値である実績供給指数とを比較し、前記実績供給指数が前記基準供給指数を超える場合に、前記過剰需要事態が生じたと判定する、
    請求項1に記載の品質管理装置。
  3. 前記記憶手段において、前記製品が出荷された数量の累積値に応じて、前記基準供給指数が定められており、
    前記判定手段が、前記累積値の実績を表す製品累積値データを外部から取得し、かつ前記記憶手段を参照することにより、前記製品累積値データが表す前記累積値に対応する前記基準供給指数を特定し、特定した前記基準供給指数を、前記実績供給指数と比較する、
    請求項2に記載の品質管理装置。
  4. 前記実績供給データが、予め定められた第1期間にわたる前記交換可能部材の出荷、販売、又は受注の数量である実績数量を含み、
    前記実績供給データ取得手段によって前記実績供給データが取得される度に、該実績供給データに含まれる前記実績数量が蓄積される蓄積手段と、
    前記蓄積手段に蓄積された過去の、前記第1期間よりも長い第2期間分の前記実績数量を用いて、前記実績供給指数を算出する算出手段と、
    をさらに備える、請求項2又は3に記載の品質管理装置。
  5. 前記製品には、機種の異なる複数の関連製品が含まれており、
    前記実績供給データが、前記交換のための前記交換可能部材の出荷、販売、又は受注の実績を、前記関連製品別に表しており、
    前記判定手段が、前記実績供給データを用いて、前記過剰需要事態又は該過剰需要事態に至る兆候が生じたか否かを、前記関連製品別に判定し、
    前記報知制御手段が、前記過剰需要事態又は該過剰需要事態に至る兆候が生じたとの前記判定手段の判定をもたらした前記関連製品について前記報知制御を行い、かつ該判定をもたらさなかった前記関連製品における前記交換のための、前記交換可能部材の出荷、販売、又は受注の実績を表示させる表示制御を行う、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の品質管理装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の品質管理装置と、
    前記実績供給データ取得手段に前記実績供給データを与える実績供給データ提供装置と、
    前記報知制御手段による前記報知制御を受けることにより、前記製品又は前記交換可能部材の品質に異常が生じている可能性がある旨を報知する報知装置と、
    を備える、品質管理システム。
  7. コンピュータが、製品が交換可能に備える交換可能部材の、既に販売されて使用に供された前記製品における前記交換可能部材との交換のための出荷、販売、又は受注の実績に基づいて、前記交換可能部材の需要が、予め定められた予想需要を上回る過剰需要事態が生じたか否か、又は前記過剰需要事態に至る兆候が生じたか否かを判定する判定工程と、
    前記コンピュータが、前記判定工程で、前記過剰需要事態又は該過剰需要事態に至る兆候が生じたと判定した場合に、前記製品又は前記交換可能部材の品質に異常が生じている可能性がある旨を報知させる報知制御を行う報知制御工程と、
    を有する、品質管理方法。
  8. コンピュータに、
    製品が交換可能に備える交換可能部材の、既に販売されて使用に供された前記製品における前記交換可能部材との交換のための出荷、販売、又は受注の実績を表す実績供給データを取得する実績供給データ取得機能と、
    前記実績供給データ取得機能によって取得された前記実績供給データを用いて、前記交換可能部材の需要が、予め定められた予想需要を上回る過剰需要事態が生じたか否か、又は前記過剰需要事態に至る兆候が生じたか否かを判定する判定機能と、
    前記判定機能によって、前記過剰需要事態又は該過剰需要事態に至る兆候が生じたと判定された場合に、前記製品又は前記交換可能部材の品質に異常が生じている可能性がある旨を報知させる報知制御を行う報知制御機能と、
    を実現させる、品質管理プログラム。
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