JP7138544B2 - 真空脱ガス装置およびその補修方法 - Google Patents
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Description
具体的には、転炉等からの溶鋼を満たした取鍋を、真空脱ガス装置の真空槽の直下(脱ガス位置)に導入し、2本の浸漬管を取鍋内の溶鋼に浸漬する。そして、取鍋内の溶鋼を、一方の浸漬管から真空槽内へ吸い上げ、真空槽内で脱ガス処理したのち、もう一方の浸漬管から取鍋内に戻す。このように、真空脱ガス装置においては、取鍋と真空槽との間で溶鋼を循環させることで、取鍋内の溶鋼から水素や酸素等の脱ガスおよび脱炭を行うことができる(特許文献1参照)。
これらの補修(部品交換を含む)は、真空脱ガス装置に附設された補修装置により行っている(特許文献2および特許文献3参照)。
取鍋は、取鍋入替位置で取鍋ターンテーブルに載置され、取鍋ターンテーブルを回転させることで脱ガス位置へと導入される。脱ガス位置の上方には、槽ターンテーブルにより真空槽が支持されており、脱ガス位置の下方には昇降装置が設置されている。昇降装置で取鍋を持ち上げることで、真空槽の2本の浸漬管が取鍋内の溶鋼に浸漬される。この状態で溶鋼を真空槽内に循環させることで、脱ガス処理が行われる。脱ガス処理を行う間に、並行して、取鍋入替位置では処理済の取鍋の搬出ないし次の取鍋の搬入が行われる。
真空槽の補修を行う際には、槽ターンテーブルを回転させることで、脱ガス位置には別の真空槽が入れ替えられ、脱ガス位置にあった真空槽は外部補修位置へと搬送される。外部補修位置には、地上に補修台車が設置され、この補修台車により下部槽および浸漬管の交換を含む真空槽の補修作業が行われる。真空槽の補修作業の間、脱ガス位置に配置された別の真空槽により、取鍋に対する脱ガス処理が継続して行われる。
しかし、前述のように槽ターンテーブルを用いた構成では、補修位置に支持された真空槽が補修作業中であると、槽ターンテーブルを回転させて脱ガス位置の真空槽を入れ替えることができない。
そこで、特許文献2および特許文献3の真空脱ガス装置では、補修台車を取鍋ターンテーブル上に配置し、この補修台車で脱ガス位置にある真空槽を補修する構成が採用されている。
しかし、特許文献2の真空脱ガス装置では、外部から取鍋ターンテーブルに補修装置を導入させるために、取鍋ターンテーブルの周囲にレールなどを追加する必要があり、真空脱ガス装置の設置スペースが拡大してしまう。また、取鍋ターンテーブル上の補修装置には、真空槽に向けて補修装置を持ち上げる昇降装置が必要であり、その電源も新たに確保する必要がある。従って、装置構成の大型化、複雑化、設備コストの上昇が避けられないという問題がある。
従って、補修装置には専用の昇降装置が不要であり、移動テーブル上の電源装置も不要であるため、装置構成を簡素化することができる。
なお、複数の取鍋保持部は、幾何学的な正確さで仮想円上に整列される必要はなく、取鍋脱ガス位置において昇降装置により昇降可能かつ真空槽で脱ガス処理が可能な範囲で水平位置の変動等があってもよい。
なお、補修装置保持部は、幾何学的な正確さで仮想円上に整列される必要はなく、取鍋脱ガス位置において昇降装置により昇降可能かつ真空槽に近接して補修作業が可能な範囲で水平位置の変動等があってもよい。
また、2つの補修装置保持部に補修装置を保持し、一方で次の補修や新規交換部品の準備を行いつつ、他方で補修後の片付けや取り外した交換部品の搬送が可能である。
従って、簡素な構成でありながら、真空脱ガス装置として必要十分な機能を得ることができる。
図1および図2には、本発明に基づく真空脱ガス装置1が示されている。
真空脱ガス装置1は、真空槽3を用いて取鍋2内の溶鋼の真空脱ガス処理を行うものであり、取鍋2を保持する取鍋ターンテーブル10と、真空槽3を支持する槽ターンテーブル20とを備えている。さらに、取鍋ターンテーブル10には、真空槽3の補修を行う補修装置4が設置されている。
4つの開口のうち、仮想円Cの直径方向に対向する2つは取鍋2を保持する取鍋保持部13とされ、他の2つは補修装置4を保持する補修装置保持部14とされている。従って、仮想円C上には取鍋保持部13と補修装置保持部14とが交互に配列されている。
補修装置保持部14は、上方から補修装置4を挿入可能な開口であり、補修装置4の側面に固定された補修装置受座4Sを開口縁で係止することで、補修装置4を取鍋ターンテーブル10に支持可能である。取鍋ターンテーブル10に支持された補修装置4は、その下部が取鍋ターンテーブル10から下方へ所定寸法突出した状態で保持される。
昇降装置6は、取鍋2を持ち上げ可能な十分な揚重性能を有する油圧ジャッキなどで構成され、取鍋ターンテーブル10の取鍋保持部13または補修装置保持部14が直上に配置可能な位置(仮想円Cの直下)に設置されている。
従って、昇降装置6は、取鍋保持部13が直上にあるとき、そこに保持された取鍋2を持ち上げ可能であり、補修装置保持部14が直上にあるとき、そこに保持された補修装置4を持ち上げ可能である。
クレーン7は、外部から取鍋2を搬入して取鍋ターンテーブル10の取鍋保持部13に吊り込み、あるいは取鍋ターンテーブル10の取鍋保持部13から取鍋2を吊り上げて搬出可能である。
取鍋脱ガス位置P1は、取鍋ターンテーブル10に保持された取鍋2が、昇降装置6の直上となる位置である。
取鍋入替位置P2は、クレーン7により取鍋2の搬入搬出が行われる位置であり、中心軸線A1を挟んで取鍋脱ガス位置P1の反対側に設定される。
待機位置P3,P4は、取鍋保持部13が取鍋脱ガス位置P1および取鍋入替位置P2にあるとき補修装置保持部14がくる位置であり、これらの取鍋脱ガス位置P1および取鍋入替位置P2および待機位置P3,P4は仮想円C上に90度間隔で設定される。
取鍋入替位置P2にクレーン7で取鍋2が搬入されていれば、この取鍋2は、取鍋ターンテーブル10の180度回転により、取鍋脱ガス位置P1まで搬送される。同時に、取鍋脱ガス位置P1にあった取鍋2は、取鍋入替位置P2へと搬送され、クレーン7で搬出が可能である。
2つの取鍋保持部13が取鍋脱ガス位置P1および取鍋入替位置P2にある状態では、2つの補修装置保持部14および補修装置4は、待機位置P3,P4のいずれかに交互に配置される。
補修作業状態(図3および図4)で、再び取鍋ターンテーブル10を90度だけ回転させることで、取鍋ターンテーブル10は脱ガス稼働状態(図1および図2)に戻る。
つまり、取鍋ターンテーブル10は、90度ずつ回転させることで、脱ガス稼働状態(図1および図2、取鍋2が取鍋脱ガス位置P1)と、補修作業状態(図3および図4、補修装置4が取鍋脱ガス位置P1)とのいずれかに交互に設定することができる。
槽ターンテーブル20は、円盤状の構造体であり、基礎5に支持された円環状のレール21で外周部を支持され、レール21の中心軸線A2まわりに回転自在に支持され、図示省略した駆動装置で駆動されて回転可能かつ任意の角度位置で停止可能である。
槽ターンテーブル20には、中心軸線A2を挟んで対向する2箇所に真空槽3が支持されている。
真空槽3は、上部槽3Uおよび下部槽3Lに分割可能であり、下部槽3Lの底面に2本の浸漬管3Pが接続されている。真空槽3は、上部槽3Uで槽ターンテーブル20に接続されており、下部槽3Lおよび浸漬管3Pは槽ターンテーブル20の下面側から取り外し可能である。
槽ターンテーブル20は、取鍋ターンテーブル10の取鍋脱ガス位置P1と重なる位置が真空槽脱ガス位置Pwとされている。また、中心軸線A2を挟んで真空槽脱ガス位置Pwの反対側が、外部補修位置Pmとされている。
槽ターンテーブル20に支持された2つの真空槽3は、槽ターンテーブル20を180度ずつ回転させることで、真空槽脱ガス位置Pwおよび外部補修位置Pmに交互に配置される。
補修台車8は、上部に昇降装置を有し、槽ターンテーブル20の外部補修位置Pmに支持された真空槽3に下方から近接可能である。
外部補修位置Pmに支持された真空槽3は、補修台車8を用いて、浸漬管3Pおよび下部槽3Lの交換を含む真空槽3の補修が可能である。
すなわち、取鍋脱ガス位置P1に取鍋2が配置された脱ガス稼働状態(図1および図2)では、昇降装置6を上昇させることで、取鍋2が持ち上げられて真空槽3に達し、持ち上げられた取鍋2内の溶鋼に浸漬管3Pが浸漬され、脱ガス処理を行うことができる。
一方、取鍋脱ガス位置P1に補修装置4が配置された補修作業状態(図3および図4)では、昇降装置6を上昇させることで、補修装置4が持ち上げられて真空槽3に達し、補修装置4により浸漬管3Pおよび下部槽3Lの交換を含む真空槽3の補修作業を行うことができる。
図5には、取鍋2に対する脱ガス処理および真空槽3の補修作業の概略流れが示されている。
図6には、図5の各工程S1、S2,S5~S8で行われる作業T11~T81が、各位置P1~P4、Pw,Pmと関連づけて示されている。
図6において、取鍋入替工程S1では、取鍋ターンテーブル10を180度回転させ、取鍋脱ガス位置P1および取鍋入替位置P2にある取鍋2を入れ替える(作業T11)。補修装置4は待機位置P3,P4で入れ替わる。
この間、待機位置P3,P4の補修装置4では、補修作業の準備(補修作業前の準備および補修作業後の片付け)が行われる(作業T23)。なお、交換部品(真空槽3の浸漬管3Pおよび下部槽3Lなど)の搬入・搬出など、クレーン7が必要な作業については、後述する脱ガス位置補修工程S6の間に、補修装置4が取鍋入替位置P2に配置された状態で行うことが望ましい。
これらの取鍋入替工程S1および脱ガス処理工程S2の間、外部補修位置Pmにある真空槽3に対して、補修台車8による補修作業を並行して行うことができる(作業T12)。
図6において、補修装置配置工程S5では、取鍋ターンテーブル10を90度回転させ、脱ガス稼働状態(図1および図2)から補修作業状態(図3および図4)に変更する(作業T51)。これにより、待機位置P3,P4にあった補修装置4が、取鍋脱ガス位置P1および取鍋入替位置P2へと搬送される。同時に、取鍋脱ガス位置P1および取鍋入替位置P2にあった取鍋2(および取鍋保持部13)は、待機位置P3,P4へと搬送される。
取鍋脱ガス位置P1での補修作業の間、取鍋入替位置P2に配置された補修装置4では、補修作業に用いる交換部品の搬出・搬入を行うことができる(作業T62)。具体的には、取鍋入替位置P2に設置されたクレーン7により、真空槽3から取り外した浸漬管3Pおよび下部槽3Lが、補修装置4から外部へと搬出される。なお、補修装置4には、再び取鍋脱ガス位置P1へと移動される前に、次の補修作業で用いる新たな浸漬管3Pおよび下部槽3Lがクレーン7で搬入される。
こうして脱ガス稼働状態に戻ることで、前述した取鍋入替工程S1および脱ガス処理工程S2の繰り返しを再開することができる。
これらの補修装置配置工程S5、脱ガス位置補修工程S6、補修装置解除工程S7の間、外部補修位置Pmにある真空槽3に対して、補修台車8による補修作業を並行して行うことができる(作業T52)。
図6において、真空槽入替工程S8では、槽ターンテーブル20を180度回転させ、真空槽脱ガス位置Pwおよび外部補修位置Pmにある真空槽3を入れ替える(作業T81)。
それまで真空槽脱ガス位置Pwに配置されていた真空槽3は、取鍋2の脱ガス処理に繰り返し用いられて劣化するが、補修装置4により適宜補修されることで性能を回復することができる。しかし、補修装置4による補修では十分に回復できない補修項目については、真空槽3を外部補修位置Pmに搬送し、補修台車8による補修を行う。
このため、外部補修位置Pmにおける補修台車8による外部補修では、真空槽3の補修項目のうち、補修装置4による補修では十分に回復できない補修項目についても確実に補修することができる。
本実施形態では、取鍋ターンテーブル10に補修装置4を設置し、取鍋脱ガス位置P1まで移動可能としたため、取鍋脱ガス位置P1に配置された補修装置4により上方の真空槽3を補修することができる。補修の際、補修装置4を上方の真空槽に近づける操作には、脱ガス処理の際に取鍋2を持ち上げる昇降装置6を兼用することができる。
従って、補修装置4には専用の昇降装置が不要であり、取鍋ターンテーブル10上の電源装置も不要であるため、装置構成を簡素化することができる。
また、2つの補修装置保持部14に補修装置4を保持し、一方で次の補修や新規交換部品の準備を行いつつ、他方で補修後の片付けや取り外した交換部品の搬送が可能である。
従って、簡素な構成でありながら、真空脱ガス装置1として必要十分な機能を得ることができる。
前記実施形態では、取鍋ターンテーブル10を円形としたが、取鍋ターンテーブル10は異なる形状であってもよい。
図7において、取鍋ターンテーブル10Aは「+」字状に形成され、各々の枝部に取鍋保持部13および補修装置保持部14が形成されている。各枝部の先端は円弧状とされ、円環状のレール11で支持されている。
このような取鍋ターンテーブル10Aを用いても、前述した実施形態と同様な効果を得ることができる。
また、取鍋ターンテーブル10を回転自在に支持する構造としては、取鍋ターンテーブル10の外周部を支持する円環状のレール11に限らず、より内側の部分を支持するレールなどでもよく、高剛性の軸で中心部を支持するものであってもよい。
これらの取鍋保持部13は、幾何学的な正確さで仮想円C上に整列される必要はなく、取鍋脱ガス位置P1において昇降装置6により昇降可能かつ真空槽3で脱ガス処理が可能な範囲で水平位置の変動等があってもよい。
同様に、補修装置保持部14も、幾何学的な正確さで仮想円上に整列される必要はなく、取鍋脱ガス位置P1において昇降装置6により昇降可能かつ真空槽3に近接して補修作業が可能な範囲で水平位置の変動等があってもよい。
取鍋ターンテーブル10に配列される取鍋保持部13および補修装置保持部14の数は、それぞれ2つに限らず、例えば2つの取鍋保持部13と1つの補修装置保持部14であってもよく、120度間隔で3つの取鍋保持部13を形成し各々の間に3つの補修装置保持部14を配置してもよい。
本発明では、補修装置4の昇降に取鍋2の昇降装置6を流用するのであり、取鍋2に用いていた昇降装置6に応じて補修装置4を昇降できるように適宜構成することが望ましい。また、取鍋保持部13および補修装置保持部14で取鍋2および補修装置4を保持する構造も、昇降装置6に応じて適宜選択することが望ましい。
Claims (7)
- 取鍋が搬入搬出される取鍋入替位置および前記取鍋の脱ガスを行う取鍋脱ガス位置を有する真空脱ガス装置であって、
前記取鍋を保持可能な取鍋保持部を有しかつ保持した前記取鍋を前記取鍋入替位置から前記取鍋脱ガス位置まで移動可能な移動テーブルと、
前記取鍋脱ガス位置にある前記取鍋の上方に支持された真空槽と、
前記取鍋脱ガス位置にある前記取鍋を持ち上げ可能な昇降装置と、
前記移動テーブルに形成された2つ以上の補修装置保持部と、
前記補修装置保持部に保持されて前記取鍋脱ガス位置へ移動可能かつ前記昇降装置で持ち上げ可能な補修装置と、を有することを特徴とする真空脱ガス装置。 - 請求項1に記載の真空脱ガス装置において、
前記取鍋保持部は、前記移動テーブルに形成されかつ前記取鍋の凸部を係止して保持可能な開口であり、
前記補修装置保持部は、前記移動テーブルに形成されかつ前記補修装置の凸部を係止して保持可能な開口であり、
前記昇降装置は、前記取鍋脱ガス位置にある前記取鍋保持部に保持された前記取鍋の底部または前記補修装置保持部に保持された前記補修装置の底部に下方から当接して持ち上げ可能であることを特徴とする真空脱ガス装置。 - 請求項1または請求項2に記載の真空脱ガス装置において、
前記移動テーブルは、前記取鍋入替位置および前記取鍋脱ガス位置を通る仮想円の中心回りに回転可能な取鍋ターンテーブルであり、
前記取鍋ターンテーブルには、複数の前記取鍋保持部が前記仮想円上に配置されていることを特徴とする真空脱ガス装置。 - 請求項3に記載の真空脱ガス装置において、
前記取鍋ターンテーブルには、前記補修装置保持部が前記仮想円上に配置されていることを特徴とする真空脱ガス装置。 - 請求項4に記載の真空脱ガス装置において、
前記取鍋ターンテーブルには、2つの前記取鍋保持部と2つの前記補修装置保持部とが、前記仮想円上に交互に配置されていることを特徴とする真空脱ガス装置。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の真空脱ガス装置において、
複数の前記真空槽を支持し、かつ前記真空槽の各々を前記取鍋脱ガス位置の上方の真空槽脱ガス位置から前記真空槽脱ガス位置から離れた外部補修位置まで移動可能な槽ターンテーブルと、
前記外部補修位置の下方に設置された補修台車と、を有することを特徴とする真空脱ガス装置。 - 取鍋が搬入搬出される取鍋入替位置および前記取鍋の脱ガスを行う取鍋脱ガス位置を有する真空脱ガス装置の補修方法であって、
複数の前記取鍋を保持可能かつ前記取鍋の各々を前記取鍋入替位置から前記取鍋脱ガス位置まで移動可能な移動テーブルと、
前記取鍋脱ガス位置にある前記取鍋の上方に支持された真空槽と、
前記取鍋脱ガス位置にある前記取鍋を持ち上げ可能な昇降装置と、
前記移動テーブルに形成された2つ以上の補修装置保持部と、
前記補修装置保持部に保持されて前記取鍋脱ガス位置へ移動可能かつ前記昇降装置で持ち上げ可能な補修装置と、を用い、
脱ガス運転時には、前記取鍋を前記取鍋入替位置および前記取鍋脱ガス位置に配置するとともに、
補修作業時には、前記移動テーブルにより前記補修装置を前記取鍋脱ガス位置へ移動させ、前記昇降装置により前記補修装置を持ち上げて前記真空槽に近接させることを特徴とする真空脱ガス装置の補修方法。
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