JP7137310B2 - 転がり軸受およびその設計方法 - Google Patents

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Description

本発明は、転がり軸受およびその設計方法に関する。
軸受の外輪および軸受の内輪間の環状隙間を覆うシール部材付き転がり軸受(密封型転がり軸受)を開示する従来技術として、例えば、特開2008-14484号公報(特許文献1)に記載されるように、主リップおよびラビリンスリップを有するシール部材を備えた転がり軸受が知られる。主リップは、軸受の軸線方向内側に突出する。これに対しラビリンスリップは、軸受の軸線方向外側に突出する。
シール部材は、締め代を伴って内輪に接触する。具体的には、主リップの先端部がシール溝の溝壁に軸方向の締め代を伴って接触する。
また、ラビリンスリップは、内輪の肩部からシール溝の溝壁に至る範囲でラビリンスシールを形成している。
特開2008-14484号公報
ところで、ラビリンスシールの隙間幅(シール幅ともいう)および軸線方向長(シール長ともいう)は、異物の進入を抑制するとともに、万一進入した異物を排出することを目的とするため、適正であることが好ましい。つまりラビリンスシールの隙間幅が広すぎたり狭すぎることは好ましくないし、ラビリンスシールの軸線方向長が長すぎたり短すぎることは好ましくない。
この点につき本発明者は、従来のシール部材付き転がり軸受にあってはさらに改善すべき点があることを見いだした。つまり軸受の製造は公差を伴うため、軸受部品の形状には公差の範囲内で僅かなばらつきがある。また多数製造される軸受同士を対比すると、シール部材の取付位置および取付姿勢が全く同一にするのが困難で、内輪に対するシール部材の締め代にばらつきが生じる。
このため軸受同士を対比すると、シール部材のシール性能が安定しない。
本発明は、上述の実情に鑑み、軸受が有する公差に関わらず、シール部材と内輪とのラビリンスシールを適正に確保して、シール部材の信頼性を実現することを目的とする。
この目的のため本発明による転がり軸受は、内輪と、外輪と、前記内輪と前記外輪の各軌道面間に介在する複数の転動体と、前記内輪と前記外輪との間の軸受内部空間を密封するシール部材と、を備え、前記内輪の外径面は、軸線方向外側端部に形成される外側外径面と、前記外側外径面よりも軸線方向内側で大径に形成される内側外径面と、前記外側外径面および前記内側外径面を接続する段差壁面と、を含み、前記シール部材は、前記外輪に固定されるシール本体部と、前記シール本体部の内径縁から前記外側外径面に向かって突出し、軸線方向内側へ傾倒する腰部と、前記腰部の内径縁から軸線方向内側へ突出し、先端が締め代を伴って前記段差壁面に接触し、前記外側外径面との間で第1隙間を構成する第1リップと、前記腰部の内径縁から軸線方向外側へ突出し、前記外側外径面との間で第2隙間を構成する第2リップとを有し、前記腰部が、その傾倒角度が前記締め代に応じて変化して、前記締め代の上限値と前記締め代の下限値との差の中央領域で、前記第1隙間の大きさが前記第2隙間の大きさと等しい。
かかる本発明によれば、軸受を組み立てる際、締め代がばらついても、シール部材と内輪との第1隙間および第2隙間(ラビリンスシール)を適正に確保して、シール部材の信頼性を実現する。
本発明の一局面として、前記締め代の上限値と前記締め代の下限値との差の中央領域で、前記第1隙間の大きさが前記第2隙間の大きさと等しい。かかる局面によれば締め代のばらつきによって、締め代が中央領域よりも大きくなっても、あるいは締め代が中央領域よりも小さくなっても、第1隙間および第2隙間(ラビリンスシール)を適正に確保することができる。なお中央領域とは、締め代の中程度の範囲をいい、締め代の上限値および下限値を算術平均した中央値を含む。所定値は中央値と等しくてもよいし、異なっていてもよい。
本発明の好ましい局面として、第1リップの突出長と、第2リップの突出長が等しい。かかる局面によれば、軸受の軸線方向に関し充分なシール長を確保することができる。
内輪の外径面の形状は特に限定されない。本発明の好ましい局面として、内輪の端部外径面は、軸線方向に延びる内側部分と、内側部分よりも小径で軸線方向に延びる外側部分と、内側部分と外側部分とを接続する中央部分とを含み、第1リップは軸線方向内側部分と対面し、第2リップは軸線方向中央部分と対面する。かかる局面によれば、内輪の外径面に周溝が形成されないため、軸受組立時にシール部材の第1リップを内輪の段差壁面に容易に接触させることが可能であり、組立作業が向上する。
本発明の好ましい局面として、軸受の軸線を含む平坦な切断面において、腰部の断面形状に沿って径方向に延びる直線に関し、第1リップの断面形状と第2リップの断面形状が対称である。かかる局面によれば、第1隙間および第2隙間に関し適正なシール幅およびシール長を確保することができる。ここでいう直線は、例えば腰部の断面形状の中心線である。
本発明の設計方法は、内輪と、外輪と、前記内輪と前記外輪の各軌道面間に介在する複数の転動体と、前記内輪と前記外輪との間の軸受内部空間を密封するシール部材と、を備え、前記内輪の外径面は、軸線方向外側端部に形成される外側外径面と、前記外側外径面よりも軸線方向内側で大径に形成される内側外径面と、前記外側外径面および前記内側外径面を接続する段差壁面と、を含み、前記シール部材は、前記外輪に固定されるシール本体部と、前記シール本体部の内径縁から前記外側外径面に向かって突出し、軸線方向内側へ傾倒する腰部と、前記腰部の内径縁から軸線方向内側へ突出し、先端が締め代を伴って前記段差壁面に接触し、前記外側外径面との間で第1隙間を構成する第1リップと、前記腰部の内径縁から軸線方向外側へ突出し、前記外側外径面との間で第2隙間を構成する第2リップとを有し、前記腰部が、その傾倒角度が前記締め代に応じて変化して、前記締め代の上限値と前記締め代の下限値との差の中央領域で、前記第1隙間の大きさが前記第2隙間の大きさと等しい。
このように本発明によれば、締め代にばらつきが生じても、シール部材のシール性能が安定し、信頼性の高い好適な転がり軸受を得ることができる。
本発明の一実施形態になる転がり軸受を具備するプーリを示す断面図である。 図1のプーリ用軸受を示す縦断面図である。 同実施形態の転がり軸受を示す拡大断面図であり、シール部材の締め代が小さい場合を表す。 同実施形態の転がり軸受を示す拡大断面図であり、シール部材の締め代が大きくも小さくもない中央領域に含まれる場合を表す。 同実施形態の転がり軸受を示す拡大断面図であり、シール部材の締め代が大きい場合を表す。 図3の変形例になる転がり軸受を示す拡大断面図であり、シール部材の締め代が小さい場合を表す。 図4の変形例になる転がり軸受を示す拡大断面図であり、シール部材の締め代が大きくも小さくもない中央領域に含まれる場合を表す。 図5の変形例になる転がり軸受を示す拡大断面図であり、シール部材の締め代が大きい場合を表す。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき詳細に説明する。本実施形態の転がり軸受は、自動車補機用軸受である。図1は、本発明の一実施形態になる転がり軸受を具備するプーリを示し、軸受の回転中心になる軸線Oを含む平坦な断面でプーリを切断し、その断面を表す。図2は、図1中のプーリ用軸受を取り出して示す縦断面図である。図1に示すようにプーリ10は、円形のプーリ本体11と、転がり軸受(以下、プーリ用軸受ともいう)21とを具備する。プーリ本体11は、鋼板プレス製である。なお、プーリ本体11は、樹脂製であってもよい。プーリ本体11は、外筒部12と、外筒部12より小径の内筒部13と、外筒部12および内筒部13の軸線方向一方端同士を一体結合する中間壁16と、内筒部13の軸線方向他方端から内径側へ突出する内向きフランジ部17を有する。外筒部12と内筒部13は共通の軸線Oを有することは勿論である。外筒部12と内筒部13と中間壁16の肉厚は略等しい。
外筒部12の軸線O方向寸法は、内筒部13の軸線O方向寸法よりも大きい。また外筒部12の軸線O方向中央と、内筒部13の軸線O方向中央は一致する。このため中間壁16は、外径側に向かうほど軸線O方向外側へ向かうように傾斜している。
外筒部12の外径面14にはエンジンベルト等の図示しないベルトが巻き掛けられる。内筒部13の内径面15にはプーリ用軸受21が嵌合する。プーリ用軸受21の中心孔30には、図示しない固定軸が差し込まれて互いに嵌合する。これによりプーリ用軸受21は、プーリ本体11を固定軸に回転自在に支持する。プーリ10は、自動車用エンジンの表面に設けられるアイドラプーリであり、ベルトの走行速度に応じて回転する。ベルトはエンジンによって駆動される。プーリ用軸受21の回転速度は、例えば、0~20000[rpm]である。
自動車用アイドラプーリは、エンジンの回転を自動車の補機に伝える駆動ベルトのベルトテンショナーとして使用されるものである。自動車用アイドラプーリは、軸間距離が固定されているような場合のベルトにテンショナーとして張力を与えるためのプーリとしての機能と、ベルトを案内するためまたは障害物を避けるために用いてエンジン室内容積の減少を図るアイドラとしての機能とを合わせ持つものである。
図2に示すようにプーリ用軸受21は、内輪22と、外輪23と、複数のボール(転動体)24と、シール部材26とを備えるシール付き転がり軸受であり、単列の深溝玉軸受である。
内輪22は、内輪22の中心孔に通される図示しない固定軸と嵌合するため、回転しない。外輪23は、上述したプーリ本体11とともに回転する。すなわちプーリ用軸受21は、外輪回転用軸受である。以下の説明では、外輪23を回転外輪、内輪22を固定内輪と呼ぶことがある。ボール24は、内輪22の軌道面22cと外輪23の軌道面23cとの間に介在する。また、以下の説明では、プーリ用軸受21の中心軸(軸線O)に沿った方向を「軸線方向」、軸線Oに対して直交する方向を「径方向」と呼ぶ。
内輪22、外輪23、ボール24は、金属材料によって形成されている。金属材料の具体例としては、軸受鋼(高炭素クロム軸受鋼JIS G 4805)、肌焼鋼(JIS G4104等)、高速度鋼(AMS 6490)、ステンレス鋼(JIS G4303)、高周波焼入鋼(JIS G4051等)などが挙げられる。
内輪22は、その外径面の軸線O方向中央領域に、円筒面22bおよび軌道面22cを有する。軌道面22cは、円筒面22bよりも内径側に窪んだ断面円弧形状の溝であり、当該円弧の内径は、ボール24の外径に対応する。また内輪22は、外径面の軸線O方向端部領域に、端部外径面22fおよび段差壁面22dを有する。端部外径面22fの外径は、円筒面22bの外径よりも小さい。このため端部外径面22fと円筒面22bの間には環状の段差壁面22dが形成される。段差壁面22dは、円筒面22bの軸線方向外側端部と連続して径方向に延びている。段差壁面22dは軸線O方向外側へ指向する。なお円筒面22bは端部外径面22fよりも軸線O方向内側に位置することから内側外径面ともいう。
外輪23は、内径面の軸線O方向中央領域に、円筒面23bおよび軌道面23cを有する。軌道面23cは、円筒面23bよりも外径側に窪んだ断面円弧形状の溝であり、当該円弧の内径は、ボール24の外径に対応する。また外輪23は、内径面の軸線O方向端部領域に、嵌合溝23gおよび端部内径面23fを有する。嵌合溝23gは、軸線O方向内側の円筒面23bと軸線O方向外側の端部内径面23fの間に配置される。ただし円筒面23bは端部内径面23fよりも小径である。以下の説明において、円筒面23bとシール嵌合溝23gの接続箇所を溝縁という。
シール部材26は、外輪23のうち軸線O方向両側のシール嵌合溝23gにそれぞれ嵌合しており、内輪22と外輪23との間の軸受内部空間Gを封止する。軸受内部空間Gにはグリースが封入されている。なお、シール部材26は、外輪23の軸線O方向片側のシール嵌合溝23gに取り付けられてもよい。
シール部材26は、シール本体部27と、芯材28と、腰部29と、第1リップ31と、第2リップ32とを有する。シール部材26のうち芯材28を除く部分の材質はゴム、具体的にはニトリルゴムであるが、水素添加ニトリルゴム、アクリルゴム、フッ素ゴム等であってもよい。シール部材26では、芯材28の表面にゴムを加硫成型することで当該芯材28とゴムが一体成形されている。
シール本体部27は、外輪23(のシール嵌合溝23g)に固定される。シール本体部27は単一の芯材28を内部に含む。芯材28は、例えば、金属板、プラスチック板、セラミック板等からなる。芯材28は、リング状の円板であり、軸線O方向に一定厚みを有し、外径縁28a、段差28b、立板部28cおよび内径縁28dを含む。芯材28のうち立板部28cの内側面を除く部分が、ゴムによって覆われている。
芯材28の立板部28cは、軸線Oに略直角な板であり、その外径側に段差28bが設けられ、その内径側に内径縁28dが設けられる。芯材28の内径縁28dは、立板部28cに対して20°~70°の範囲に含まれる所定の角度で向きを変えて軸線O方向内側へ倒れるように傾斜する断面形状である。
段差28bは、立板部28cの外径端部から軸線O方向内側へ延びる。外径縁28aは、段差28bの軸線O方向内側端から外径方向に拡張するフランジ形状である。
シール本体部27は、リング状であり、基部27bおよび板部27tを含む。基部27bは、シール嵌合溝23gに嵌合され、かつ、芯材28の外径端部(外径縁28aおよび段差28b)を覆っている部分である。
板部27tは、基部27bと後述する腰部29との間に位置する部分である。板部27tは、基部27bよりも内径側に位置し、かつ、芯材28のうち内径側領域(立板部28cおよび内径縁28d)を覆っている部分である。板部27tは軸線O方向に厚みを有する。基部27bは、板部27tよりも肉厚であり、板部27tからみて軸線O方向内側に張り出している。
芯材28の外径縁28aおよび段差28bは基部27b内部に埋設される。これにより芯材28は、基部27bに支持され、容易に移動しない。芯材28の外径縁28aは、シール嵌合溝23gの溝縁から溝底までの溝深さの少なくとも半分以上径方向外側に位置している。これにより、シール嵌合溝23gに嵌合する基部27bのゴム量を少なくする。
シール部材26の大部分をなす板部27tは、軸受内部空間Gに面している。プーリ用軸受21が回転すると、軸受内部空間G内のグリースが遠心力を受けて板部27tを軸線O方向外側に押圧する。かかる場合であっても、芯材28は基部27bの弾性変形を少なくして、当該弾性変形によるシール部材26の軸線O方向外側への変位量を、グリース漏れが防止できる範囲に収めている。
基部27bのうち軸線O方向内側の側面27dの内径側には、軸線O方向内側へ突出する突条27sが形成される。突条27sは、グリース漏れ防止リップともいい、シール部材26の全周に亘って延びる。図2に示すように基部27bがシール嵌合溝23gに嵌合すると、突条27sは外輪23の円筒面23bに当接し、外輪23と基部27bの密着性を向上させる。
板部27tは、シール本体部27の内径縁を除く大部分において略一定の軸線O方向厚みを有するが、内径縁では内径側に向かうほど肉厚に形成される。具体的には板部27tは、その内径縁から軸線O方向内側へ庇のように張り出すグリースリップ(第3リップ)27rを含む。
グリースリップ27rは、軸線O方向内側へ向かって先細りの断面形状である。図2に示すように、グリースリップ27rは、内輪22に向かって突出し、僅かな隙間を伴って段差壁面22dと軸線O方向に間隔をあけて対向する。これにより軸受内部空間G内のグリースは、グリースリップ27rと段差壁面22dの間に形成される僅かな隙間を通過し難くされる。このようにしてグリースリップ27rは、グリースを軸受内部空間G内に保持する。グリースリップ27rは芯材28を含まず、弾性変形可能である。
図3~図5は、図2中のシール部材26の内径側部分を拡大して示す断面図であり、図2中に一点鎖線で表される丸囲み部分に対応する。詳しくは後述するがシール部材26の締め代Cを、図3~図5中でCmin、C、Cmaxというように区別して表す。
芯材28の内径縁28dは、円筒状の内径面28eを有する。内径縁28dは軸線O方向外側面と、軸線O方向内側面と、内径面28eで、シール本体部27のゴムに覆われる。
シール部材26の腰部29は、シール本体部27の内径縁の軸線O方向中央部に立設される。腰部29の根元(外径縁)は、芯材28の内径面28eと向き合い、シール本体部27の内径縁と一体結合する。シール本体部27の内径縁から軸線方向内側に傾倒して延びる腰部29の先端には2つのリップ31,32が設けられる。
2つのリップのうち主リップになる第1リップ31は、腰部29の内径縁から軸線O方向内側へ突出する。また第1リップ31は、グリースリップ27rから内径側へ離隔して配置される。このためグリースリップ27rと、腰部29と、第1リップ31は、軸線O方向内側に開いた凹部を区画する。
2つのリップのうちダストリップになる第2リップ32は、腰部29の内径縁から軸線O方向外側へ突出する。また第2リップ32は、シール本体部27の内径縁の軸線O方向外側部分から離隔して配置させる。このため当該軸線O方向外側部分と、腰部29と、第2リップ32は、軸線O方向外側に開いた凹部を区画する。つまりシール部材26の軸線O方向厚みは、腰部29で薄肉とされ、残りの部分で厚肉とされる。
シール部材26は、軸線O方向内側に向かって押し込まれるように外輪23のシール嵌合溝23gに嵌合され、二点鎖線で示す原形から弾性変形する。かかる押し込み距離を締め代Cという。図2に示すようにシール部材26がプーリ用軸受21に装着された状態で、第1リップ31は締め代Cを持った状態で内輪22の段差壁面22dに接触し、当該締め代Cに応じたリップ反力を内輪22に付与する。かかるリップ反力(緊迫力とも呼ぶ)によって第1リップ31を内輪22に密着させて、軸受内部空間Gを密封する。なおリップ反力とは、第1リップ31が内輪22によって締め代Cと同じ距離で軸線O方向外側へ押されて移動するときに、逆に第1リップ31が内輪22を押し返す力をいう。
ここで附言すると、第1リップ31の先端になる軸線O方向内側端部31rは、軸線Oを含む平坦な断面形状において、半径0.05[mm]以上の丸み形状にされる。これにより第1リップ31が内輪22を押圧する反力のばらつきを抑制することができる。なお丸み形状が半径0.05[mm]未満の場合、リップ反力のばらつきが大きくなったり、軸線O方向内側端部31rが不所望な弾性変形をきたす。
また軸線O方向内側端部31rの丸み形状は2.0[mm]以下が好ましい。丸み形状が半径2.0[mm]を超える場合、第1リップ31の先端が大きくなるので、端部外周面22fに干渉する可能性がある。同様の理由により、より好ましくは第1リップの軸線方向内側端部における断面形状が半径0.05[mm]以上1.0[mm]以下の丸み形状にされる。
内輪22の外側外径面22fは、軸線方向内側部分22gと、軸線方向中央部分22jと、軸線方向外側部分22kを含む。軸線方向内側部分22gは軸線方向中央部分22jよりも軸線O方向内側に位置し、軸線O方向内側端で段差壁面22dと接続する。軸線方向外側部分22kは軸線方向内側部分22gよりも小径であり、軸線O方向外側端で内輪22の端面22mと接続する。軸線方向中央部分22jは軸線O方向内側端で軸線方向内側部分22gと接続し、軸線O方向外側端で軸線方向外側部分22kと接続する。即ち、軸線方向中央部分22jは、軸線方向内側部分22gと軸線方向外側部分22kとを接続する部分である。軸線方向中央部分22jは、軸線O方向内側から外側に向かうほど小径になるよう傾斜するテーパ面とされる。
軸線方向内側部分22gは第1リップ31の内径面と第1隙間(以下、隙間D1という)を介して対向する。軸線方向中央部分22jは第2リップ32の内径面と第2隙間(以下、隙間D2という)を介して対向する。第1リップ31および第2リップ32は、内輪22と僅かな隙間D1,D2を介して向き合う。隙間D1,D2はラビリンスシールともいい、適切な径方向隙間幅および軸線方向長に設定される。これにより第1リップ31および第2リップ32は、プーリ用軸受21の外部から第2リップ32を超えて異物が軸線O方向内側へ侵入するのを防止する。
軸線方向内側部分22gおよび軸線方向中央部分22jは、プーリ用軸受21の周方向に延び径方向に突出する突条を構成するといえる。第1リップ31の内径面および第2リップ32の内径面は、プーリ用軸受21の周方向に延び径方向に窪んだ条溝を構成するといえる。かかる突条および条溝は、隙間D1、D2を介して対向する。
隙間D1の長さは、第1リップ31の突出長、または軸線方向内側部分22gの軸線O方向長と等しい。隙間D2の長さは、第1リップ31の突出長、または軸線方向中央部分22jの軸線O方向長と等しい。
2つのリップ31,32は、腰部29と一体結合する。2つのリップ31,32は、弾性変形可能な腰部29でシール本体部27に接続され、腰部29の根元に位置する回動中心X回りに首振り回動することができる。回動中心Xはリップ31,32よりも外径側に位置する。
図3~図5には、腰部29の中心線Lを示す。中心線Lは軸受21の径方向に延びる直線である。また中心線Lは回動中心Xを通過する。2つのリップ31,32は中心線Lに関して対称に形成される。本実施形態の腰部29は、根元から先端に向かうほど、軸線O方向外側から内側に傾斜する姿勢である。あるいは図示しない変形例として、腰部29は根元から先端に向かうほど軸線O方向内側から外側に傾斜する姿勢であってもよい。
本実施形態では2つのリップ31,32が腰部29から分岐するように延びることから、リップ31,32および腰部29はY字状断面をなす。
大量生産される同じ大きさおよび同じ形状のプーリ用軸受21は、全て同じ締め代を有するのが原則である。しかしながら厳密にいうと各プーリ用軸受21の締め代Cは、僅かに異なる。この理由として、シール部材26の寸法、内輪22の寸法公差、外輪23の寸法公差、プーリ用軸受21の組立精度、等によってばらつきが生じるためである。このばらつきによって、締め代Cもばらつきを持つようになり、締め代Cは、ばらつきの上限値と下限値との差である公差を有することになる。
そこで締め代Cの公差の下限値をCminと、上限値をCmaxと規定する。図3に示す締め代Cminと、図4に示す締め代Cと、図5に示す締め代Cmaxは以下の関係を有する。
[式1]Cmin<C<Cmax
締め代Cが小さい場合(締め代Cが下限値Cminのとき)、図3に示すように腰部29が二点鎖線の原位置から実線の位置まで傾倒し、リップ31,32が二点鎖線の原位置から実線の位置まで軸線O方向外側へ移動して、隙間D1が隙間D2よりも大きくなるよう設定される。
締め代Cが大きい場合(締め代Cが上限値Cmaxのとき)、図5に示すように腰部29がさらに傾倒し、リップ31,32が軸線O方向外側へさらに移動して、隙間D2が隙間D1よりも大きくなるよう設定される。
締め代Cが大きくも小さくもない中央領域である場合(締め代Cが上限値Cmaxと下限値Cminとの公差中央のとき)、図4に示すように腰部29が中程度に傾倒して、隙間D1と隙間D2が略等しくされる。締め代Cが公差中央のとき、第1リップ31の内径面は軸線方向内側部分22gと略平行に延び、第2リップ32の内径面は軸線方向内側部分22jと略平行に延びている。
つまり締め代Cが大きくなるほど隙間D1は小さくなり、締め代Cと隙間D1は反比例の関係にある。また締め代Cが大きくなるほど隙間D2は大きくなり、締め代Cと隙間D2は正比例の関係にある。なお締め代Cの大小にかかわらず、公差の下限値Cminから上限値Cmaxまでの全範囲において、2つのリップ31,32は軸線方向内側部分22gおよび軸線方向中央部分22jと接触しない。
以上の構成により、プーリ用軸受21において、締め代Cに変動が生じても、締め代Cが公差中央のとき、隙間D1と隙間D2とが等しくなるように軸受21が設計されているため、締め代Cが上限値のときと下限値のときでも、締め代Cが公差中央のときと同等のラビリンス構造を形成することができ、内輪22とシール部材26との間のシール性を安定させることができる。
言い換えると、図4に示すように締め代公差Cmin~Cmaxの中央領域に含まれる所定値Cで隙間D1が隙間D2と等しいことから、締め代Cが所定値Cよりも大きくなっても、あるいは締め代Cが所定値Cよりも小さくなっても、締め代Cが公差中央のときと同等のシール性を確保することができる。具体的には、締め代Cが下限値Cminのとき、隙間D1が大きくなるが、その分隙間D2は小さくなる。また、締め代Cが上限値Cmaxのとき、隙間D2が大きくなるが、その分隙間D1は小さくなる。これにより、締め代Cの大小に限らず、シール部材26のシールリップ31、32と内輪22との間に適切なラビリンス構造を形成することができる。
また本実施形態では、腰部29から突出する第1リップ31の突出長と、腰部29からする第2リップ32の突出長が等しいことから、軸線O方向に関し適正なシール長を確保することができる。
また本実施形態の外側外径面22fは、軸線方向内側部分22gと、軸線方向内側部分22gよりも小径の軸線方向外側部分22kと、軸線O方向内側から外側に向かうほど小径になるよう傾斜する軸線方向中央部分22jとを含む。軸線方向内側部分22gと軸線方向外側部分22kはそれぞれ、軸線方向に平行に延びている。第1リップ31は軸線方向内側部分22gと径方向に対面し、第2リップ32は軸線方向中央部分22jと径方向に対面する。このように軸線方向内側部分22gが軸線方向中央部分22jよりも大径とされ、軸線方向中央部分22jが軸線方向外側に指向するテーパ面とされることから、プーリ用軸受21の組立作業において、第1リップ31の軸線O方向内側端部31rを段差壁面22dに容易に当接させることができる。
比較のため特許文献1のシール部材につき説明すると、特許文献1ではシール溝が内輪の外径面に形成され、シール溝の軸線O方向外側の側壁は、シール溝の底面よりも大径の肩部をなし、シール部材の主リップが肩部を乗り越えてシール溝に進入する。このため特許文献1の組立作業では、シール部材を径方向内側に押し込んで肩部を乗り越えさせる工程を要し、煩雑になる。
また本実施形態の第1リップ31の断面形状と第2リップ32の断面形状は、腰部29の断面形状に沿って径方向に真っ直ぐ延びる中心線Lに関して対称である。これにより隙間D1,D2のシール長を軸線O方向に充分に確保することができる。
次に本発明の変形例を説明する。図6~図8は、本発明の変形例になる転がり軸受を拡大して示す断面図であり、共通する実施形態を締め代Cの大きさで区別して表す。この変形例につき、前述した実施形態と共通する構成については同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成について以下に説明する。この変形例では、第1リップ31の断面形状と第2リップ32の断面形状は、腰部29の断面形状に沿って径方向に真っ直ぐ延びる中心線Lに関して非対称となるように形成される。具体的には第1リップ31が第2リップ32よりも肉厚に形成される。このため第1リップ31の外径面から内径面までの厚み寸法は、第2リップ32の外径面から内径面までの厚み寸法よりも大きい。
図6~図8に示すように2つのリップ31,32が非対称の断面形状であっても、上述した図3~図5に示す実施形態と同様の作用を奏し、隙間D1,D2に関して適正なシール幅および適正なシール長を確保することができる。
以上、図面を参照して本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、図示した実施の形態のものに限定されない。図示した実施の形態に対して、本発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。例えば、上述の実施形態に係る転がり軸受21は、玉軸受に限らず、円錐ころ軸受など他の転がり軸受であってもよい。また、上述の実施形態に係る転がり軸受21は、自動車補機用軸受に限らず、トランスミッション又はデファレンシャルなどの他の用途に使用される自動車用軸受であってもよいし、産業機械用の転がり軸受であってもよい。更に、転がり軸受21は、外輪回転軸受に限らず、内輪回転軸受であってもよい。
21 プーリ用軸受、 22 内輪、
22b 円筒面(内側外径面)、 22c 軌道面、
22d 段差壁面、 22f 外側外径面、
22g 外側外径面の軸線方向内側部分、
22j 外側外径面の軸線方向中央部分、
22k 外側外径面の軸線方向外側部分、
23 外輪、 26 シール部材、 27 シール本体部、
28 芯材、 29 腰部、 31 第1リップ、
32 第2リップ、 31r 軸線方向内側端部、
D1 第1隙間、 D2 第2隙間、 X 腰部の回動軸、
L 腰部の中心線。

Claims (5)

  1. 内輪と、
    外輪と、
    前記内輪と前記外輪の各軌道面間に介在する複数の転動体と、
    前記内輪と前記外輪との間の軸受内部空間を密封するシール部材と、を備え、
    前記内輪の外径面は、
    軸線方向外側端部に形成される外側外径面と、
    前記外側外径面よりも軸線方向内側で大径に形成される内側外径面と、
    前記外側外径面および前記内側外径面を接続する段差壁面と、を含み、
    前記シール部材は、
    前記外輪に固定されるシール本体部と、
    前記シール本体部の内径縁から前記外側外径面に向かって、軸線方向内側へ傾倒して延びる腰部と、
    前記腰部の内径縁から軸線方向内側へ突出し、先端が締め代を伴って前記段差壁面に接触し、前記外側外径面との間で第1隙間を構成する第1リップと、
    前記腰部の内径縁から軸線方向外側へ突出し、前記外側外径面との間で第2隙間を構成する第2リップとを有し、
    前記腰部が、その傾倒角度が前記締め代に応じて変化して、前記締め代の上限値と前記締め代の下限値との差の中央領域で、前記第1隙間の大きさが前記第2隙間の大きさと等しく、
    前記外側外径面は、軸線方向に延びる内側部分と、前記内側部分よりも小径で軸線方向に延びる外側部分と、前記内側部分と前記外側部分とを接続する中央部分とを含み、
    前記第1リップは前記軸線方向内側部分と対面し、
    前記第2リップは前記軸線方向中央部分と対面する、転がり軸受。
  2. 前記締め代の下限値で前記第1隙間が前記第2隙間よりも大きく、前記締め代の上限値で前記第2隙間が前記第1隙間よりも大きい、請求項1に記載の転がり軸受。
  3. 前記第1リップの突出長と、前記第2リップの突出長が等しい、請求項1または2に記載の転がり軸受。
  4. 前記腰部は、腰部の回動中心を通過し、かつ腰部の厚み方向中心を径方向に延びる中心線を有し、
    前記中心線に関し、前記第1リップの断面形状と前記第2リップの断面形状が対称である、請求項1~のいずれか1項に記載の転がり軸受。
  5. 内輪と、外輪と、前記内輪と前記外輪の各軌道面間に介在する複数の転動体と、前記内輪と前記外輪との間の軸受内部空間を密封するシール部材と、を備え、
    前記内輪の外径面は、軸線方向外側端部に形成される外側外径面と、前記外側外径面よりも軸線方向内側で大径に形成される内側外径面と、前記外側外径面および前記内側外径面を接続する段差壁面と、を含み、
    前記シール部材は、前記外輪に固定されるシール本体部と、前記シール本体部の内径縁から前記外側外径面に向かって軸線方向内側に傾倒して延びる腰部と、前記腰部の内径縁から軸線方向内側へ突出し、先端が締め代を伴って前記段差壁面に接触し、前記外側外径面との間で第1隙間を構成する第1リップと、前記腰部の内径縁から軸線方向外側へ突出し、前記外側外径面との間で第2隙間を構成する第2リップとを有し、
    前記腰部が、その傾倒角度が前記締め代に応じて変化して、前記締め代の上限値と前記締め代の下限値との差の中央領域で、前記第1隙間の大きさが前記第2隙間の大きさに等しくし、
    前記外側外径面は、軸線方向に延びる内側部分と、前記内側部分よりも小径で軸線方向に延びる外側部分と、前記内側部分と前記外側部分とを接続する中央部分とを含み、前記第1リップは前記軸線方向内側部分と対面し、前記第2リップは前記軸線方向中央部分と対面する、転がり軸受の設計方法。
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