JP7134631B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、建具に関する。
従来、不在時に宅配物を受け取るための宅配ボックスにおいて、玄関ドアの袖部に配置される建具と一体型のものが知られている。この種の建具を記載するものとして例えば特許文献1がある。特許文献1には、玄関ドア枠内における袖部に配達物投入扉を設けて、宅配物を収容する本体部が建物の屋内側に配置された建具について記載されている。
実開昭61-94174号公報
宅配ボックスの本体部が玄関ドアの屋内側に配置される場合、宅配ボックスを介して外気温を建物の室内側に伝えやすくなる場合があった。また、宅配物自体に温度変化の影響を与えにくくするため、宅配ボックスの内部の温度を安定した状態に保ちたいという課題があった。
本発明は、外気温の影響を受けにくく、屋内に温度を伝えにくい宅配ボックスを備える建具を提供することを目的とする。
本発明は、縦枠(例えば、後述の縦枠31,32)、横枠(例えば、後述の横枠33,34)及び方立(例えば、後述の方立35)を有する枠体(例えば、後述の枠体30)と、前記枠体の内側で前記方立の左右一側に配置される戸体(例えば、後述の戸体20)と、前記枠体の内側で前記方立の左右他側に配置され、開口部(例えば、後述の開口部101)を有する袖部(例えば、後述の袖部10)と、前記開口部に配置され、前記枠体に固定される宅配ボックス(例えば、後述の宅配ボックス60)と、を備え、前記宅配ボックスは、内部に収納空間を有する本体部(例えば、後述の本体部61)と、前記本体部の取出口を開閉する扉(例えば、後述の扉62)を有し、前記本体部には、断熱材(例えば、後述の断熱材600)が配置される建具(例えば、後述の建具1)に関する。
前記本体部は、略直方体に形成され、底面部(例えば、後述の底面部613)と、前記底面部に対向して上部に配置される天面部(例えば、後述の天面部612)と、前記本体部の側部に配置される一対の側面部(例えば、後述の一対の側面部614)と、前記取出口に対向する背面部(例えば、後述の背面部615)と、を有し、前記側面部のそれぞれは、外側面部(例えば、後述の一対の外側面部614a)と、前記外側面部の内側に間を空けて配置される内側面部(例えば、後述の一対の内側面部614b)とを有する二重構造を有し、前記断熱材は、前記外側面部と前記内側面部の間に配置されることが好ましい。
前記本体部は、略直方体に形成され、底面部と、前記底面部に対向して上部に配置される天面部と、前記本体部の側部に配置される一対の側面部と、前記取出口に対向する背面部と、を有し、前記断熱材は、少なくとも前記一対の側面部の内周面に設けられることが好ましい。
本発明によれば、外気温の影響を受けにくく、屋内に温度を伝えにくい宅配ボックスを備える建具を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る建具を室外側から見た図である。 本実施形態の建具における袖部の縦断面図である。 本実施形態の建具における上部の横断面図である。 本実施形態の建具における下部の横断面図である。 本実施形態の宅配ボックスの扉が開いた状態を示す斜視図である。 本実施形態の建具の宅配ボックスが取り付けられる前の状態を室内側から示す斜視図である。 本実施形態の宅配ボックスに固定される上面取付プレート及び側面取付プレートを示す斜視図である。 本実施形態の建具に取り付けられた宅配ボックスを室内側から見た斜視図である。 本実施形態の袖部の部分拡大断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る建具1の正面図である。図2は、建具1における袖部10の縦断面図である。図3は、建具1における上部の横断面図であり、図4は、建具の下部の横断面図である。なお、以下の説明で左右方向は、図1を正面としたときの左右方向である。
図1~図4に示す建具1は、枠体30と、戸体20と、袖部10と、を備える玄関ドアである。
枠体30は、建具1の四周を構成するともに、戸体20と袖部10の間を仕切るものである。枠体30は、一対の縦枠31、32と、一対の横枠33、34と、方立35と、無目36と、を備える。
一対の縦枠31、32は、建具の左右方向における一方と他方の端部に配置される。一方の縦枠31は、袖部10の側方に、他方の縦枠32は、戸体20の側方に配置される。一対の横枠33、34は、建具の上下に配置される。一対の縦枠31、32及び一対の横枠33、34が建具1の四周を形成する。
方立35は、枠体30の内側を左右一側と左右他側に区画する。方立35によって区画された左右一側に戸体20が配置され、左右他側に袖部10が配置される。無目36は、縦枠31と方立35の間に配置される。無目36によって袖部10が上下に区画される。方立35における戸体20側の見込面には保持片368が形成され、この保持片368が閉鎖位置の戸体20に見込方向で当接する室外側気密材369を支持する(図3参照)。
戸体20は、枠体30に対して開閉可能に取り付けられており、建具1の出入口を構成する。本実施形態の戸体20は、縦枠32に複数のヒンジ320を介して回転可能に支持される。縦枠32におけるヒンジ320が固定される見込面には、保持片322が形成される。保持片322は、閉鎖位置の戸体20に見込方向で当接するクッション材321を支持する。
袖部10は、その上部に採光パネル12が配置され、下部に宅配ボックス60が配置される開口部101を有する。
採光パネル12は、光を透過する部材によって構成される。本実施形態の採光パネル12は、室外側パネル12aと室内側パネル12bがスペーサー12cを介して離間するように配置される複層ガラス(ガラス面材)である。
採光パネル12を保持する構成について説明する。図2に示すように、採光パネル12の上部は、横枠33の下側に配置される上部保持部材331によって保持される。上部保持部材331の下部は採光パネル12の上部が差し込まれるガラス溝となっている。上部保持部材331には、室外側気密材332及び室内側気密材333が配置されており、採光パネル12は、その上部が見込方向で室外側気密材332と室内側気密材333に挟み込まれた状態で保持される。
採光パネル12の下部は、無目36の上部に形成される下部保持部361よって保持される。下部保持部361は、その上部がガラス溝となっており、上部保持部材331と同様に、室外側気密材362と室内側気密材363が配置される。採光パネル12は、その下部が見込方向で室外側気密材362と室内側気密材363に挟み込まれた状態で保持される。また、下部保持部361の内側には採光パネル12を下から支持するセッティングブロック364が配置される。
図3に示すように、採光パネル12は、左右方向一側の側部が方立35によって保持されるとともに、左右方向他側の側部が縦枠31によって保持される。
方立35の袖部10側の見込面には室外側保持片351及び室内側延出片352が形成される。また、方立35の見込面における室外側保持片351と室内側延出片352の間には、室内側係合部材353を係合するための係合片357が形成される。室内側係合部材353は、その室内側の部位が室内側延出片352に係合されるとともに室外側端部が係合片357に係合される。室外側保持片351と室内側係合部材353によってガラス溝が形成され、該ガラス溝の内側にはセッティングブロック356が配置される。また、室外側保持片351は、方立35の本体部分から見付方向の縦枠31側に延びた後、見込方向室内側に屈曲するように形成される。室外側保持片351の先端には室外側気密材354が配置される。室内側係合部材353は、見付方向の縦枠31側に延びた後、見込方向室外側に屈曲するように形成され、その先端には室内側気密材355が配置される。採光パネル12は、その方立35側の側部が見込方向で室外側気密材354と室内側気密材355に挟み込まれた状態で保持される。方立35の室外側保持片351及び室内側延出片352は、方立35の本体部分の室内側面35a及び室外側面35bよりも見込方向内側で袖部10側に突出する。このため、方立35の室外側面35bには、袖部10側で室内側に窪むような段差が形成される。
縦枠31の袖部10側の見込面には室外側保持片311及び室内側延出片312が形成される。また、縦枠31の見込面における室外側保持片311と室内側延出片312の間には、室内側係合部材313を係合するための係合片317が形成される。室内側係合部材313は、その室内側の部位が室内側延出片312に係合されるとともに室外側端部が係合片317に係合される。室外側保持片311と室内側係合部材313によってガラス溝が形成され、該ガラス溝の内側にはセッティングブロック316が配置される。また、室外側保持片311は、縦枠31の本体部分から見付方向の方立35側に延びた後、見込方向室内側に屈曲するように形成される。室外側保持片311の先端には室外側気密材314が配置される。室内側係合部材313は、見付方向の縦枠31側に延びた後、見込方向室外側に屈曲するように形成され、その先端には室内側気密材315が配置される。採光パネル12は、その縦枠31側の側部が見込方向で室外側気密材314と室内側気密材315に挟み込まれた状態で保持される。縦枠31の室外側保持片311及び室内側延出片312は、方立35の室外側保持片351及び室内側延出片352とそれぞれ向かい合う位置に配置される。室外側保持片311及び室内側延出片312は、縦枠31の本体部分の室内側面31a及び室外側面31bよりも見込方向内側で袖部10側に突出する。このため、縦枠31の室外側面31bには、袖部10側で室内側に窪むような段差が形成される。この段差は、方立35側で形成される段差と対称な位置で形成される。
室外側気密材332、362、354、314は、何れも先付ビードであり、ゴム等の弾性変形可能な部材によって構成される。室内側気密材333、363、355、315も、弾性変形可能な部材によって構成される。
宅配ボックス60は、無目36を挟んで採光パネル12の下方に位置する。宅配ボックス60は、宅配物等を収容可能な空間を有する本体部61と、本体部61に対して開閉可能に取り付けられる扉62と、を主要な構成として備える。
図5は、本実施形態の宅配ボックス60の扉が開いた状態を示す斜視図である。図5に示すように、本体部61は、枠体30に固定された状態で室外側に投入口を兼ねる取出口601が形成される。本体部61の取出口601が扉62によって閉鎖されることにより、宅配ボックス60の内部が外部から隔てられる。扉62は、本体部61における縦枠31側に開閉可能に支持されている。扉62の方立35側に位置する戸先側が手掛け部621となっている。また、扉62には、暗証番号を入力する操作部622やロック機構623等の機能部品が配置される。
次に、宅配ボックス60の取付構造について説明する。図6は、本実施形態の建具1の宅配ボックス60が取り付けられる前の状態を室内側から示す斜視図である。図7は、本実施形態の宅配ボックス60に固定される上面取付プレート70及び側面取付プレート71、72を示す分解斜視図である。図8は、本実施形態の建具1に取り付けられた宅配ボックス60を室内側から見た斜視図である。
図7及び図8に示すように、本実施形態の宅配ボックス60には、本体部61の上面に配置される上面取付プレート70と、本体部61の左右両側の側面にそれぞれ配置される側面取付プレート71、72と、が配置される。
図2に示すように、上面取付プレート70は、本体部61の上面に固定される固定面700と、固定面700の室外側端部から上方に屈曲する室外側見付面部701と、固定面700の室内側端部から上方に屈曲した後、見込方向室外側に延びて下方に折り返す当接部702と、を備える。図7に示すように、ネジ等の締結部材705が固定面700を貫通して本体部61に固定されることで上面取付プレート70が本体部61に固定される。
無目36の下面には室外側保持片365及び室内側延出片366が形成されている。室外側保持片365は、無目36の本体部分から下方に延出した後、見込方向室内側に屈曲する。室外側保持片365の先端には、室外側気密材367が固定される。宅配ボックス60が袖部10に固定された状態では、上面取付プレート70の室外側見付面部701が、室外側気密材367に見込方向で接触するとともに当接部702の室外側の見付面703が室内側延出片366に対向する状態となる。無目36は、縦枠31及び方立35よりも室内側に奥まっており、段差状になっている。当接部702は、宅配ボックス60が固定された状態で、その室内側の面が縦枠31及び方立35の室内側の面と面一になる形状に構成される。
図4に示すように、側面取付プレート71は、本体部61の側面に固定される固定面710と、固定面710の室外側端部から縦枠31側に屈曲する室外側見付面部711と、固定面710の室内側端部から縦枠31側に延出した後、見込方向室外側に延び、更に本体部61側に折り返す当接部712と、を備える。図7に示すように、ネジ等の締結部材705が固定面710を貫通して本体部61に固定されることで側面取付プレート71が本体部61に固定される。
宅配ボックス60が袖部10に固定された状態では、側面取付プレート71の室外側見付面部711が、縦枠31の室外側保持片311の室外側気密材314に見込方向で接触するとともに当接部712の室外側の見付面713が室内側延出片352に対向する状態となる。図8に示すように、当接部712の室内側面には貫通孔725が上下方向に間隔をあけて複数形成される。この貫通孔725を通じてリベット等の締結部材716が当接部712の室外側の見付面を貫通して縦枠31の室外側保持片311に締結される。貫通孔725にはカバー部材730が配置され、締結部材716が室内側からも見えない位置となっている。
側面取付プレート72は、本体部61の側面に固定される固定面720と、固定面720の室外側端部から方立35側に屈曲する室外側見付面部721と、固定面720の室内側端部から方立35側に延出した後、見込方向室外側に延び、更に本体部61側に折り返す当接部722と、を備える。図7に示すように、ネジ等の締結部材705が固定面720を貫通して本体部61に固定されることで側面取付プレート72が本体部61に固定される。
宅配ボックス60が袖部10に固定された状態では、側面取付プレート72の室外側見付面部721が、方立35の室外側保持片351の室外側気密材354に見込方向で接触するとともに当接部722の室外側の見付面723が室内側延出片352に対向する状態となる。当接部722の室内側面には貫通孔725が上下方向に間隔をあけて複数形成される。この貫通孔725を通じてネジ等の締結部材726が当接部722の室外側の見付面を貫通して方立35の室外側保持片351に締結される。貫通孔725にはカバー部材730が配置され、締結部材716が室内側からも見えない位置となっている。
宅配ボックス60の下面は、横枠34の上側に配置される下部保持部材341によって保持される。下部保持部材341の上部は溝状になっている。下部保持部材341の室外側上部には室外側気密材345が配置される。本体部61の室外側は、この室外側気密材345を介して下から支持される。
次に、宅配ボックス60における宅配物の取出方法について説明する。図4に示すように、本実施形態の宅配ボックス60は、建具1の本体部61の室内側には取出口が形成されておらず、扉62を開いたときのみ取出口601を通じて宅配ボックスの内部にアクセスできるようになっている。
次に、宅配ボックス60の構成についてより詳細に説明する。
図9は、袖部10の部分拡大断面図である。図9及び図2に示すように、本体部61は、略直方体であり、取出口601と、天面部612と、底面部613と、一対の側面部614と、背面部615と、を有する。また、本体部61には、断熱材600が配置される。
取出口601は、本体部61の屋外側に開放された開口である。取出口601の上方及び下方には、幅方向の一方から他方へ延びる取出口横枠602が取り付けられる(図2及び図5参照)。取出口横枠602は、後述する扉62と噛み合うとともに、ロック機構623の部品が挿通する。
底面部613は、図2に示すように、玄関の室内側の床面に沿って水平方向に配置される平坦な板体である。底面部613の上には、取出口横枠602との高低差を小さくする補助板616が配置されている。
天面部612は、底面部613に対向して、上部に配置される。天面部612は、外側天面部612aと、内側天面部612bの二枚の板体により形成され、外側天面部612aの内側に内側天面部612bが間を空けて配置され、内部が中空になっている。
背面部615は、取出口601に対向して上下方向に延び、建物の室内側に面する平坦な板体である。
一対の側面部614は、図9に示すように、本体部61の側部に配置され、取出口601の幅方向における一方側と他方側で板体が向き合うように底面部613から起立する。一対の側面部614は、外側面部614aと、内側面部614bの二枚の板体により形成され、外側面部614aの内側に内側面部614bが間を空けて配置され、内部が中空の二重構造を有して形成されている。
図9に示すように、側面部614の内側面部614bは、一方では、取出口601の幅方向の縦枠31側の端部と略面一に重なり、他方では、取出口601方立35側の端部と近接して配置されている。このため、取出口601の幅が、そのまま各側面部614の内側面部614b同士の距離とほぼ同じに形成されるので、取出口601から内側面部614bへ連続的な奥行が形成され、宅配物を取出口601から内部へ入れやすくなっている。
断熱材600は、本実施形態では、天面部612の外側天面部612a及び内側天面部612bの間と、一対の側面部614の外側面部614a及び内側面部614bの間にそれぞれ配置されている。断熱材600は、天面部612及び一対の側面部614内に形成される中空の空間において、枠体30の室内側の端部と見込み方向において重なる位置から背面部615に届くまで配置される。断熱材600は、向かい合う外側天面部612a及び内側天面部612bの間、外側面部614a及び内側面部614bの間それぞれに、厚さ方向に隙間ができるだけ小さくなるように配置される。
扉62は、表板62a及び裏板62bを有し、外縁で接合されて形成される。図9に示す通り、扉62の幅は、本体部61の取出口601と一対の側面部614の厚みを合せた幅より広く形成されている。扉62の吊元側は、本体部61の縦枠31側の側面部614に蝶番64を介して取り付けられる。扉62の戸先側で上下方向に延びる戸先側縁は、方立35側の側面部614を越えて方立35側に突出する。扉62の戸先側縁は、方立35の袖部10側における室外側面の端部に対向して、方立35の室外側保持片351と見込方向に重なるように配置される。
図9に示すように、手掛け部621は、平面視で扉62の表板62a側が平坦に形成され、裏板62bが戸先で表板62a側に向かって傾斜することで形成される。手掛け部621の裏板62bの傾斜の裏には、略三角形の隙間Sが形成される。
方立35の袖部10側は、採光パネル12を挟持する室外側保持片351及び室内側延出片352によって採光パネル12側に窪む段差が形成されているので、扉62の戸先側に形成される略三角形の隙間と段差との間に指をかける空間が形成される。この空間に手掛け部621が配置されることで、室外側から指を空間に挿入しつつ、手掛け部621の室内側を室外側に向かって指で押すことで扉62が開く。
扉62は、本実施形態では、本体部61に接続可能に本体部61と別体に形成されている。本体部61よりも扉62の方が幅広になっているため、扉62が一体となっていると、宅配ボックス60の取り付け時には、ネジ止め等で内部が視認できなくなる等、施工しにくくなるからである。扉62は、本体部61を袖部10の開口部101に取り付けた後、本体部61の吊元側の側面部614に扉62を取り付ける。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態では建具1を、縦枠31、32、横枠33、34及び方立35を有する枠体30と、枠体30の内側で方立35の左右一側に配置される戸体20と、枠体30の内側で方立35の左右他側に配置され、開口部101を有する袖部10と、開口部101に配置される宅配ボックス60と、を含んで構成した。また、宅配ボックス60を、配達物を収容する本体部61及び本体部61の取出口601を開閉する扉62を含んで構成した。また、本体部61を、断熱材600を含んで構成した。これにより、宅配物を収容する本体部61内の温度変化を安定させやすく、外気温の影響を受けにくくなるとともに、外気温を室内に伝達しにくくなるため、建物内の温度も調節しやすくなる。また、結露の発生を効果的に防止することができ、宅配ボックス60及び周囲の構造物の耐久性を高めることができる。
また、本実施形態では、本体部61を、略直方体に形成し、底面部613と、底面部613に対向して上部に配置される天面部612と、本体部61の側部に配置される一対の側面部614と、取出口601に対向する背面部615と、を含んで構成した。また、側面部14のそれぞれを、外側面部614aと、外側面部614aの内側に間を空けて配置される内側面部614bとを有する二重構造を含んで構成し、断熱材600を、外側面部614aと内側面部614bの間に配置させた。これにより、本体部61の最も面積の広い一対の側面部614に断熱材600が配置されることで、効率よく断熱効果を得ることができる。また、一対の側面部614の一方は、戸体20側に位置に、屋外側の空間に面している。このため、側面部614の内部に断熱材600が配置されることで、玄関の室内側の気温と、宅配ボックスに伝わる外気温とが影響し合うことを効率的に防止することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、上述の実施形態では、一対の側面部614と天面部612を二重構造として、断熱材600が、一対の側面部614と天面部612の内部にのみ配置された構成を例に説明したが、これに限られない。側面部614及び天面部612に限らず、底面部613、背面部615にも、それぞれ外側底面部、内側底面部、外側背面部、内側背面部を設けて二重構造とし、断熱材600を五つの面の二重構造の内部に設けてもよいし、又はいずれかに設けてもよい。
断熱材600が天面部612に配置されていることで、採光パネル12から太陽光等が入射する場合に、外気温による変化を効率的に防止することができる。
断熱材600が底面部613に配置されていることで、建物の床面側から伝わる温度変化に対して影響を受けにくくすることができる。
断熱材が背面部615に配置されていることで、室内外での温度の伝達をより一層防止しやすくなる。
また、上記実施形態では、断熱材600は、一対の側面部614と天面部612の内部で、枠体30の室内側の端部と見込み方向において重なる位置から背面部615に届くまでほぼ全面に亘って配置されているが、これに限られない。断熱材600は、例えば下方側、又は上方側、あるいは屋外側等、各面内の一部にのみ配置されてもよい。
また、他の実施形態として、本体部61を構成するそれぞれの面を二重構造にせずに、一枚の板体で構成し、その内周面に断熱材を貼りつけるように構成してもよい。断熱材を少なくとも一対の側面部の内周面に設けることで、上記と同様の効果を得ることができる。また、内周面に貼りつけるだけでよいので、施工が容易となる。断熱材600は、側面部614に限らず、底面部613、天面部612、背面部615の全ての内周面に設けてもよいし、そのいずれかに設けてもよい。また、断熱材600は、内周面に対して脱着可能に構成してもよい。脱着可能に構成することで、夏季や冬季等の温度変化の急激な季節にのみ使用したり、届く荷物の大きさに応じて本体部61内の容積を確保したりすることができる。
また、上記実施形態では、宅配ボックスの材質について特に限定していないが、断熱効果を向上させるため、一部を樹脂により構成してもよい。例えば、本体部61を構成するそれぞれの面部を二重構造とし、内側面部のみ樹脂製にしてもよい。また例えば、本体部61の取出口側の取出口横枠602を樹脂製にしてもよい。
また上記実施形態では、底面部613の上に補助板616を配置しているが、補助板616を二重構造とし、内部に断熱材600を配置してもよい。又は補助板616を樹脂や板紙、木製等、熱伝導率の低い素材により構成してもよい。
1 建具
10 袖部
20 戸体
30 枠体
31、32 縦枠
33、34 横枠
35 方立
60 宅配ボックス
61 本体部
62 扉
101 開口部
600 断熱材
612 天面部
613 底面部
614 一対の側面部
615 背面部

Claims (3)

  1. 縦枠、横枠及び方立を有する枠体と、
    前記枠体の内側で前記方立の左右一側に配置される戸体と、
    前記枠体の内側で前記方立の左右他側に配置され、下部に開口部を有する袖部と、
    前記開口部に配置される宅配ボックスと、を備え、
    前記宅配ボックスは、内部に収納空間を有する本体部と、前記本体部の取出口を開閉する扉を有し、
    前記本体部は、
    底面部と、
    前記取出口の下方で前記横枠に沿って配置される取出口横枠と、
    前記取出口横枠の上端よりも下側に上面が位置するように前記底面部の上に載せて脱着可能に配置される補助板と、を有し、
    前記補助板は、断熱材を有する、建具。
  2. 前記本体部は、略直方体に形成され、前記底面部に対向して上部に配置される天面部と、前記本体部の側部に配置される一対の側面部と、前記取出口に対向する背面部と、を有し、
    前記側面部のそれぞれは、外側面部と、前記外側面部の内側に間を空けて配置される内側面部とを有する二重構造を有し、
    前記外側面部と前記内側面部の間に、さらに側面部断熱材が配置される、請求項1に記載の建具。
  3. 前記本体部は、略直方体に形成され、前記底面部に対向して上部に配置される天面部と、前記本体部の側部に配置される一対の側面部と、前記取出口に対向する背面部と、を有し、
    少なくとも前記一対の側面部の内周面に、さらに側面部断熱材が設けられる、請求項1に記載の建具。
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