JP3000866U - 受渡し機能付収納ボックス - Google Patents
受渡し機能付収納ボックスInfo
- Publication number
- JP3000866U JP3000866U JP1994001708U JP170894U JP3000866U JP 3000866 U JP3000866 U JP 3000866U JP 1994001708 U JP1994001708 U JP 1994001708U JP 170894 U JP170894 U JP 170894U JP 3000866 U JP3000866 U JP 3000866U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- storage box
- delivery function
- box
- door
- entrance
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Supports Or Holders For Household Use (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 安価で、取扱いが容易で、各住戸専用の荷物
受渡し機能付収納ボックスの提供。 【構成】 玄関ドア30のドア脇袖部分及びパイプシャ
フトスペース50などに設置され、1回の開閉により鍵
がかかる扉12,13を前面に備える受渡し機能付収納
ボックス10であり、各種のユニット15や他のボック
ス10とも連結可能である。
受渡し機能付収納ボックスの提供。 【構成】 玄関ドア30のドア脇袖部分及びパイプシャ
フトスペース50などに設置され、1回の開閉により鍵
がかかる扉12,13を前面に備える受渡し機能付収納
ボックス10であり、各種のユニット15や他のボック
ス10とも連結可能である。
Description
【0001】
この考案は、宅配便などにおける荷物の受渡しにおいて、配達先が不在の場合 でも荷物の受渡しができる受渡し機能付収納ボックスに関するものである。
【0002】
生活の豊かさ、便利さから宅配便の利用が増える一方で、女性の社会進出、単 身赴任者の増加などにより、日中不在の住宅が30〜40%に達しており、宅配 物の受渡しが困難な場合が少なくない。 そこで、配達先が不在の場合でも荷物の受渡しができる受渡し機能付収納ボッ クスが利用され始めている。 従来の受渡し機能付収納ボックスは、主にマンションなどの集合住宅のエント ランスホールに設置されて、入居者が共用で使用するものである。また、従来の ボックスは、扉の開閉を磁気カードを使ってモニター画面を見ながら操作を行う 電気式のものである。
【0003】
このようなことから、従来の受渡し機能付収納ボックスには、次のような欠点 があった。 (1)入居者が共用で使用しなければならなかった。 (2)エントランスホールなどのボックス設置場所から自室まで、入居者が自 分で荷物を持ち運ばなければならなかった。 (3)電気式であったので、メンテナンス費用や維持管理費用がかかり、それ を入居者が負担しなければならなかった。 (4)磁気カードを使ってモニター画面を見ながら操作を行う電気式では、高 齢者にとって取扱いが難しかった。 (5)モニター画面の付いた操作盤部分が高価であるので、1棟あたりの住戸 数が少ない場合には、1住戸あたりの費用の負担が割高となってしまった。 (6)複数個の収納ボックスが物理的にも電気的にも連結されていたので、各 ボックスを分離して使用することができず、設置場所がエントランスホールに限 られていた。 この考案は、これらの課題を解決するためになされたものである。
【0004】
この考案は、玄関ドア30のドア脇袖部分及びパイプシャフトスペース50な どに設置され、1回の開閉により鍵がかかる扉12,13を前面に備えることを 特徴とする受渡し機能付収納ボックス10である。 前記受渡し機能付収納ボックス10は、室名札15aやインターホン15cな どを有する表札ユニット15を上部に設けることもでき、また、上部に屋根18 を設けて、且つ下部に脚19を設けて独立の単体で使用してもよい。 さらに、前記受渡し機能付収納ボックス10は、連結手段により、上下左右に 複数個連結して使用してもよい。
【0005】
本考案の受渡し機能付収納ボックス10は、玄関ドア30のドア脇袖部分やパ イプシャフトスペース50などに設置されて使用される。この設置には、扉12 ,13を備えるボックス10の前面を玄関などの外壁面とほぼ一致させて設置す るのが望ましい。 また、この収納ボックス10の上部には室名札5aやインターホン15cなど を有する表札ユニット15を設置することもできる。 この収納ボックス10は、独立して単体で使用することも可能であり、戸建住 宅用として玄関や門扉脇などに設置して利用できる。この場合、ボックス10の 上部に屋根18を設け、且つ下部に脚19を設ければ、雨、風、湿気、直射日光 などからボックスと荷物とを保護する。 さらに、上下左右に連結して使用することも可能であり、従来どおりマンショ ンのエントランスホールなどで使用できるほか、各住戸専用として玄関や門扉脇 に設置する際にも各家庭の使用態様に合わせて任意の個数を連結して使用するこ ともできる。 このようにして設置された収納ボックス10は、宅配業者などが荷物の配達の 際、前面の扉12,13を開いてボックス内に荷物を収納し、扉12,13を閉 めると、その扉12,13は自動的に鍵がかかるので、第三者が開くことができ ない。 そして、そのボックス10の使用者は、鍵により解錠することができ、内部の 荷物を取り出すことができる。
【0006】
以下、この考案の受渡し機能付収納ボックス10について、さらに詳細に説明 する。 図1は本考案の受渡し機能付収納ボックス10の一実施例を示す斜視図である 。 この実施例は、受渡し機能付収納ボックス10を玄関ドア30のドア脇袖部分 に設置した場合である。 このボックス10は、縦長で内部中空の直方体形状であり、中棚11により上 下二段12,13に分割されてなり、各段12,13は前面に扉12a,13a を備えており、この扉から荷物を出し入れする。 この実施例のボックス10は、上下の各段12,13に通常の宅配便の荷物が 収まる大きさとなっている。 各扉12a,13aには、ダイヤル錠やシリンダー錠12b,13bなどが設 けられており、各段12,13ごとに鍵をかけたり、はずしたりすることができ る。扉12a,13aは、一度開けて、閉めると自動的に鍵がかかる仕組みにな っている。 なお、ダイヤル錠はダイヤルを廻して鍵をかける必要があるが、鍵を必要とし ないので便利であり、また、ボックスの鍵と玄関ドアの鍵とを共通に形成しても よく、この場合も鍵が一種類で済むので便利である。 中棚11を上側ボックス12の内側壁12cに押し上げることにより、上下二 段12,13を同時に使用することができ、ゴルフのキャディバッグなどの上下 に大きい荷物も収納することができる。この場合、上下2つの扉12a,13a とも、自動的に鍵がかかる。 そして、ダイヤル錠の番号を合わせたり、所定の鍵により解錠することにより 、荷物を取り出すことができる。
【0007】 図2は、この考案の受渡し機能付収納ボックス10の他の実施例を示す斜視図 である。 この実施例では、前記の実施例のボックス10の上部に室名札15aやインタ ーホン15cなどを有する表札ユニット15が設けられて、玄関ドア脇袖部分に 設置されて使用される。 この表札ユニット15は、室名札15aと、郵便受け15bと、インターホン 15cとを備え、ボックス10の扉側の面とほぼ一致させて設けられる。 室名札15aは、部屋番号や居住者の氏名などの表示部を有する。 郵便受け15bは、ボックスの扉側の外面に郵便物投入口が設けられ、その投 入口から投入された郵便物を、室内側から受け取ることができる。 インターホン15cは、外面側にスイッチとマイクとスピーカーとを有してお り、スイッチを押すことにより、室内を呼び出して、室内と通信可能である。
【0008】 図3は、この考案のボックス10を、マンションや団地などの集合住宅の開放 廊下に面して設けられるパイプシャフトスペース50に設けた例である。 ボックス自体10の構成は、前記のものと全く同一であるが、前記ボックス1 0の上下に、パネル16,17を連結することにより、パイプシャフトスペース 50に左右に分けて二住戸分を一か所にまとめて設けたものである。 この場合も、前記の表札ユニット15などを上部や下部のパネル16,17の 代わりに、設置してもよいことはもちろんである。
【0009】 図4は、この考案のボックス10を一戸建て住宅用に適用した例である。 この実施例でも、ボックス自体10の構成は、前記のものと全く同一であるが 、ボックス自体及びその内に収納される荷物を、雨、風、湿気、直射日光などか ら保護するために、ボックス10の上部に屋根18を設け、ボックス10の下部 に脚19を設けるのが好ましい。 このように、屋根18と脚19とを設けられた収納ボックス10は、独立して 、玄関脇や門扉脇に設置して使用される。
【0010】 図5は、この考案のボックス10をマンションやアパートなどの集合郵便受け 部分に設けた例である。 この実施例でも、ボックス自体10の構成は、前記のものと全く同一であるが 、複数個のボックス10を上下左右に連結して使用する。 収納ボックス10を郵便受けとして使用してもよいし、郵便投入口を設けたユ ニットを各ボックスに連結してもよい。 このようにして、従来どおりマンションのエントランスホールなどで使用でき るほか、各住戸専用として玄関や門扉脇に設置する際にも各家庭の使用態様に合 わせて任意の個数を連結して使用することもできるのである。
【0011】 なお、この考案の受渡し機能付収納ボックスは、以上の構成に限らず各種変更 可能である。 例えば、荷物の配達の際に必要な伝票への捺印を可能なように、ボックス10 の扉12,13の内側などに、荷物受取り用の印鑑を装着してもよいし、ボック ス10の扉12,13を設けた面と対向した面にも扉を設けることにより、ボッ クス10を玄関ドア脇袖部分に設けた場合などに室内側などから荷物を受け取れ る構成としてもよい。 また、ボックス内に荷物が入っているか否かを確認し易いように、ボックス1 0の一部に、透明で内部が見える荷物確認用窓を設けたり、ボックス10の鍵が かかっている状態では鍵部分の色を変化させる構成としてもよい。
【0012】
この考案によれば、収納ボックスを各住戸専用で使用することができるので、 各家庭において、自由な使い方が可能である。例えば、宅配業者の他、クリーニ ング店、酒店、米穀店などと入居者との間での使用が考えられる。 ボックスを各住戸の玄関脇などに設けることができるので、荷物を玄関脇まで 運んでもらえ、荷物の受け取りが容易となる。 機械式であるので、メンテナンス及び維持管理が不要であり、入居者の費用負 担が著しく軽減される。 磁気カード及びモニター画面での操作が不要であり、高齢者にとっても取扱い が容易である。 高価なモニター画面の付いた操作盤部分を必要としないので、1住戸あたりの 費用負担が割安となる。 基本となる収納ボックスを共通とし、表札ユニットなどの部品と連結でき、任 意の個数を連結して使用でき、任意の場所に設置でき、独立で単体としても使用 できるなど、システムとして幅広い用途に使用できる。
【図1】この考案の受渡し機能付収納ボックスの一実施
例を示す斜視図であり、玄関ドア脇袖部分に設置した例
である。
例を示す斜視図であり、玄関ドア脇袖部分に設置した例
である。
【図2】この考案の受渡し機能付収納ボックスの一実施
例を示す斜視図であり、上部に表札ユニットを連結し、
玄関ドア脇袖部分に設置した例である。
例を示す斜視図であり、上部に表札ユニットを連結し、
玄関ドア脇袖部分に設置した例である。
【図3】この考案の受渡し機能付収納ボックスの一実施
例を示す斜視図であり、パイプシャフトスペースに設置
した例である。
例を示す斜視図であり、パイプシャフトスペースに設置
した例である。
【図4】この考案の受渡し機能付収納ボックスの一実施
例を示す斜視図であり、戸建住宅用として独立して設置
した例である。
例を示す斜視図であり、戸建住宅用として独立して設置
した例である。
【図5】この考案の受渡し機能付収納ボックスの一実施
例を示す斜視図であり、アパートなどのエントランス部
分に設置した例である。
例を示す斜視図であり、アパートなどのエントランス部
分に設置した例である。
10 受渡し機能付収納ボックス 11 中棚 12 上段 13 下段 30 玄関ドア 50 パイプシャフトスペース 12,13 扉 15 表札ユニット 18 屋根 19 脚
Claims (4)
- 【請求項1】 玄関ドア脇袖部分及びパイプシャフトス
ペースなどに設置され、1回の開閉により鍵がかかる扉
を前面に備えることを特徴とする受渡し機能付収納ボッ
クス。 - 【請求項2】 前記受渡し機能付収納ボックスが、室名
札やインターホンなどを有する表札ユニットを上部に設
けられることを特徴とする請求項1に記載の受渡し機能
付収納ボックス。 - 【請求項3】 前記受渡し機能付収納ボックスが、上部
に屋根を設けられ、且つ下部に脚を設けられることを特
徴とする請求項1に記載の受渡し機能付収納ボックス。 - 【請求項4】 前記受渡し機能付収納ボックスが、連結
手段により、上下左右に複数個連結されることを特徴と
する請求項1に記載の受渡し機能付収納ボックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994001708U JP3000866U (ja) | 1994-02-08 | 1994-02-08 | 受渡し機能付収納ボックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994001708U JP3000866U (ja) | 1994-02-08 | 1994-02-08 | 受渡し機能付収納ボックス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3000866U true JP3000866U (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=43136865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994001708U Expired - Lifetime JP3000866U (ja) | 1994-02-08 | 1994-02-08 | 受渡し機能付収納ボックス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3000866U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019127741A (ja) * | 2018-01-24 | 2019-08-01 | 株式会社Lixil | 建具 |
JP2019135361A (ja) * | 2018-02-05 | 2019-08-15 | 株式会社Lixil | 建具 |
JP2019137999A (ja) * | 2018-02-07 | 2019-08-22 | 株式会社Lixil | 建具 |
-
1994
- 1994-02-08 JP JP1994001708U patent/JP3000866U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019127741A (ja) * | 2018-01-24 | 2019-08-01 | 株式会社Lixil | 建具 |
JP2019135361A (ja) * | 2018-02-05 | 2019-08-15 | 株式会社Lixil | 建具 |
JP7134631B2 (ja) | 2018-02-05 | 2022-09-12 | 株式会社Lixil | 建具 |
JP2019137999A (ja) * | 2018-02-07 | 2019-08-22 | 株式会社Lixil | 建具 |
JP7020948B2 (ja) | 2018-02-07 | 2022-02-16 | 株式会社Lixil | 建具 |
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