JP7131196B2 - タイヤ用モールド及びタイヤの製造方法 - Google Patents
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Description
前記タイヤのトレッドを成形するトレッドリングと、
前記トレッドリングの端に連なり、当該タイヤのサイドウォールを成形するサイドプレートと、
を備える。前記トレッドリングは、周方向に並ぶ複数のセグメントから構成される。前記セグメントの端面と前記サイドプレートの端面とが合わせられることにより構成される境界は、前記キャビティ面の法線に沿って当該キャビティ面から外向きに延びるテーパー部と、前記テーパー部の端から軸方向外向きに延びる同径部とを有する。前記テーパー部に、前記キャビティ面から外向きに延びる溝が設けられる。
(1)モールドを開いて当該モールドに前記生タイヤを投入する工程、及び
(2)前記モールドを閉じて当該モールド内で前記生タイヤを加圧及び加熱する工程
を含む。
(1)モールド2を開いて当該モールド2に前記生タイヤRTを投入する工程、及び
(2)前記モールド2を閉じて当該モールド2内で前記生タイヤRTを加圧及び加熱する工程
を含む。
図1-3に示されたモールドを用いてタイヤ(サイズ=195/80R15)を製造した。このモールドでは、セグメントの端面とサイドプレートの端面とが合わせられることにより構成される境界は、キャビティ面の法線に沿ってこのキャビティ面から外向きに延びるテーパー部と、このテーパー部の端から軸方向外向きに延びる同径部とを有するように構成された。このテーパー部に、キャビティ面から外向きに延びる溝が設けられた。このことが、表1の[溝の向き]の欄に「図3」で表されている。なお、この実施例1では、溝の幅WGは0.3mmに設定された。溝の深さDGは、5.0mmに設定された。同径部の軸方向長さLCは、50mmに設定された。
従来のモールドを用いてタイヤ(サイズ=195/80R15)を製造した。この比較例1では、セグメントの端面とサイドプレートの端面とが合わせられることにより構成される境界は軸方向に延びる。この境界には、溝は設けられていない。このことが、表1の[溝の向き]の欄に「-」で表されている。
従来のモールドを用いてタイヤ(サイズ=195/80R15)を製造した。この比較例2では、セグメントの端面とサイドプレートの端面とが合わせられることにより構成される境界は軸方向に延びる。この比較例2では、この境界に溝が設けられた。境界が軸方向に延びるので、この溝も軸方向に延びる。このことが、表1の[溝の向き]の欄に「軸方向」で表されている。なお、溝の形状、すなわち、溝の幅WGは、及び溝の深さDGは、実施例1と同じように設定された。
各例において、タイヤを1000本製造した。タイヤの外観を目視で確認し、刈り残しの発生率、そして、異物混入の発生率を得た。その結果が、下記の表1に示されている。数値が小さいほど好ましい。
4・・・トレッドリング
6・・・サイドプレート
8・・・ビードリング
10・・・セグメント
12・・・セグメント10の端面
14・・・サイドプレート6の一方の端面
20・・・セグメント10とサイドプレート6との境界
24・・・モールド2の内面(キャビティ面)
26・・・テーパー部
28・・・同径部
30・・・溝
38・・・トレッド成形面
40・・・ショルダー成形面
42・・・サイド成形面
Claims (7)
- 生タイヤの外面にタイヤの外面を形づける、キャビティ面を有するモールドであって、
前記タイヤのトレッドを成形するトレッドリングと、
前記トレッドリングの端に連なり、当該タイヤのサイドウォールを成形するサイドプレートと、
を備え、
前記トレッドリングが周方向に並ぶ複数のセグメントから構成され、
前記セグメントの端面と前記サイドプレートの端面とが合わせられることにより構成される境界が、前記キャビティ面の法線に沿って当該キャビティ面から外向きに延びるテーパー部と、前記テーパー部の端から軸方向外向きに延びる同径部とを有し、
前記テーパー部に、前記キャビティ面から外向きに延びる溝が設けられ、
前記サイドプレートの端面に凹みが設けられ、当該凹みが前記セグメントの端面と組み合わされることにより、前記溝が構成される、タイヤ用モールド。 - 前記溝の幅が0.1mm以上0.5mm以下である、請求項1に記載のタイヤ用モールド。
- 前記溝の深さが3.0mm以上10.0mm以下である、請求項1又は2に記載のタイヤ用モールド。
- 前記同径部が、少なくとも10.0mmの軸方向長さを有する、請求項1から3のいずれかに記載のタイヤ用モールド。
- 前記キャビティ面が、トレッド成形面と、前記トレッド成形面の端に連なる一対のショルダー成形面と、前記ショルダー成形面の端に連なる一対のサイド成形面とを含み、
前記テーパー部の端が前記ショルダー成形面に位置する、請求項1から4のいずれかに記載のタイヤ用モールド。 - 前記モールドの中心軸を含む平面に沿った、当該モールドの断面において、
前記ショルダー成形面の中心に、前記テーパー部の端が位置する、請求項5に記載のタイヤ用モールド。 - 請求項1から6のいずれかに記載のモールドを用いて、生タイヤからタイヤを成形する、タイヤの製造方法であって、
前記モールドを開いて当該モールドに前記生タイヤを投入する工程と、
前記モールドを閉じて当該モールド内で前記生タイヤを加圧及び加熱する工程と
を含む、タイヤの製造方法。
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JP2018153904A JP7131196B2 (ja) | 2018-08-20 | 2018-08-20 | タイヤ用モールド及びタイヤの製造方法 |
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JP2020028978A JP2020028978A (ja) | 2020-02-27 |
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Citations (5)
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JP2000108130A (ja) | 1998-10-09 | 2000-04-18 | Bridgestone Corp | タイヤ加硫成形金型、タイヤの製造方法及びタイヤ |
JP2006321107A (ja) | 2005-05-18 | 2006-11-30 | Bridgestone Corp | タイヤ加硫用金型 |
JP2015193201A (ja) | 2014-03-31 | 2015-11-05 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤ加硫用金型 |
JP2016203593A (ja) | 2015-04-28 | 2016-12-08 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ加硫金型用のシール部材及びタイヤ加硫金型 |
CN108367521A (zh) | 2015-12-22 | 2018-08-03 | 米其林企业总公司 | 具有增强密封的硫化模具 |
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2018
- 2018-08-20 JP JP2018153904A patent/JP7131196B2/ja active Active
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CN108367521A (zh) | 2015-12-22 | 2018-08-03 | 米其林企业总公司 | 具有增强密封的硫化模具 |
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